JP2018098897A - モータ制御装置およびモータ制御方法、撮像装置 - Google Patents

モータ制御装置およびモータ制御方法、撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】モータの駆動トルクの変動を低減可能なモータ制御装置およびモータ制御方法を提供すること。
【解決手段】モータ制御装置は、駆動対象700であるステッピングモータの駆動制御において、ロータマグネットの回転角の位相を検出するホール素子101,102の検出信号によってコイルの通電を切り替える制御を行う。ロータマグネットの回転角を検出する回転角度検出部701は、ホール素子101,102から検出信号を取得し、正規化した信号値を位相象限判別部702に出力する。位相象限判別部702は複数の検出信号の信号値に係る位相の象限を判別し、位相の象限に基づき、モータの駆動トルク特性を補正するための補正値を算出する関数を決定する。駆動電圧補正値出力部703は、決定された関数を用いてモータ駆動電圧の補正値を算出して駆動電圧信号を出力することにより、モータの駆動トルクを一定化させる制御を行う。
【選択図】 図6

Description

本発明は、モータの駆動トルクを制御する技術に関する。
一眼レフカメラ等の撮像装置では、レンズやミラー等の駆動源にモータが使用される。例えば、ミラーユニットはステッピングモータにより駆動される。この場合、駆動トルクの変動を考慮することなく駆動電圧に係るデューティー比の制御によりミラーユニットの駆動が行われる。駆動電圧の駆動デューティー比は、あらかじめ決められた駆動電流となるように電源電圧から算出される。一方で、特許文献1には駆動トルクの変動を補正する制御が開示されている。
特開2001−178193号公報
特許文献1の制御方法では、一般的なステッピングモータのトルク特性に基づいて駆動トルクの補正を行っている。しかし、ホール素子による検出信号に応じてコイルの通電を切り替えるモータ駆動において駆動トルク特性が非線形となり、トルク変動が増加した場合には、モータによる駆動対象の動作や速度が安定しなくなる可能性がある。
本発明の目的は、モータの駆動トルクの変動を低減可能なモータ制御装置およびモータ制御方法を提供することである。
本発明の一実施形態の装置は、モータの駆動トルクを制御する制御手段を備えるモータ制御装置であって、前記モータのロータの回転を検出する複数の検出手段と、前記複数の検出手段により検出される複数の検出信号の位相関係から、前記モータに供給する駆動信号を補正する補正値を算出する算出手段と、前記補正値によって補正された前記モータの駆動信号を出力する出力手段と、を備える。前記算出手段は、前記位相関係を表す座標平面における位相の象限に対応する、前記補正値を算出する関数を用いて、前記補正値を算出する。
本発明によれば、モータの駆動トルクの変動を低減することができる。
本発明の実施形態のステッピングモータの構成例を表す模式図である。 図1に示すモータの回転時の駆動トルク特性を説明する図である。 図1に示すモータの回転検出信号、駆動電圧、トルクを説明する図である。 A相およびB相のホール素子の各信号値の位相象限を定義した図である。 本実施形態のモータの駆動制御を説明するフローチャートである。 本実施形態の駆動制御を実現する装置の構成例を示すブロック図である。 本実施形態の駆動制御を適用した場合のトルク特性を説明する図である。
以下に本発明の実施形態について、添付図面を用いて詳細に説明する。本発明は、例えばレンズやミラー等の光学部材の駆動源であるモータおよびモータ制御装置に適用可能である。
図1は、本実施形態のステッピングモータの構成例を表す模式図である。図1(A)は、駆動対象であるステッピングモータ100を、その出力軸であるシャフト110に沿う方向から見た場合の図である。図1(B)はステッピングモータ100において、ロータマグネットおよびステータコイルと、ロータの回転位置検出素子であるホール素子の配置例を示す。ステッピングモータ100はロータに同期して回転するシャフト110を備える。ロータと一体化されたロータマグネット100MGは、S極マグネット105とN極マグネット106から成る。
ホール素子101,102は、ロータマグネット100MGの外周側に配置され、ロータマグネット100MGの回転角の位相を磁気的に検出する。ホール素子101はA相検出素子であり、ホール素子102はB相検出素子である。
ロータマグネット100MGの外周側には複数のコイル103および104が、円周方向に沿って配置される。ステータを磁化するコイル103はA相コイルであり、コイル104はB相コイルである。
ホール素子101,102とコイル103,104は、A相およびB相の組で構成される。ホール素子101,102は、ロータマグネット100MGの回転中心を基準として、A相とB相で定められた角度(以下、進角という)に対応する位置となるように配置される。さらにA相コイル103とB相コイル104は、ロータマグネット100MGの回転中心を基準として、円周方向にて90°の位相をずらした4箇所の各位置に配置されている。本実施形態では、2種類の進角を設定することでモータの動特性の使い分けが可能な構成である。モータの動特性については後述する。
ステッピングモータ100において、コイル103,104に電流を供給することでステータを磁化させ、ロータに回転方向の電磁気力を与えることによりロータが回転する。ステッピングモータ100の駆動トルクはシャフトへと伝達されて、外部への出力となる。このとき、ホール素子101,102は、検出信号として、ロータマグネット100MGの磁極に応じた信号電圧を出力する。つまり、A相およびB相の各ホール素子の信号電圧からロータマグネット100MGの磁極を判別することができる。各ホール素子の出力する信号電圧は、電源電圧に依存する。
本実施形態では、ロータマグネット100MGのN極に対してホール素子101,102が+電圧(正電圧)を出力し、S極に対してホール素子101,102が−電圧(負電圧)を出力する信号出力系を想定して説明する。A相ホール素子101がS極を検出したとき、A相コイル103にはN極となる向きの電流が供給される。一方で、B相ホール素子102がS極を検出したとき、B相コイル104にはS極となる向きの電流が供給される。また、A相ホール素子101がN極を検出したとき、A相コイル103にはS極となる向きの電流が供給される。さらにB相ホール素子102がN極を検出したとき、B相コイル104にはN極となる向きの電流が供給される。このように連続的にA相コイルとB相コイルの通電を切り替えることで、ロータの回転を継続させる制御が行われる。
図2は、図1に示すステッピングモータ100の回転時の駆動トルク特性を表わしている。駆動トルク特性は設定された進角によって一意に決定される。図2(A)のグラフは進角が0°に設定された場合の駆動トルク特性を示し、図2(B)のグラフは進角が45°に設定された場合の駆動トルク特性を示す。各図の横軸はロータの回転角(位相角であり、単位は度)を表し、縦軸はモータのトルクを表す。以下では、進角を45°とした場合のトルク特性を例にとって説明する。
ロータの回転角の位相が0°である場合、モータから取り出せるトルクを、トルク曲線L1に示す。この状態からロータの回転位相を45°まで進めた場合、A相ホール素子101がロータマグネット100MGの磁極を検知することで、A相コイル103の通電がロータマグネット100MGの磁極に応じて切り替えられる。このことにより、モータから取り出せるトルクはトルク曲線L2に示すようになる。ロータの回転位相を135°まで進めた場合には、B相ホール素子102がロータマグネット100MGの磁極を検知することで、B相コイル104の通電がロータマグネット100MGの磁極に応じて切り替えられる。これはA相とB相とに90°の位相差があるために、このようなタイミングで切り替わることになる。このことにより、モータから取り出せる合力がトルク曲線L3に示すようになる。
さらに、ロータの回転位相を進めると、225°の位相でA相ホール素子101がロータマグネット100MGの磁極を検知することで、A相コイル103の通電がロータマグネット100MGの磁極に応じて切り替えられる。このことにより、モータから取り出せるトルクは、トルク曲線L4に示すようになる。ロータの回転角が315°の位相となった場合には、B相ホール素子102がロータマグネット100MGの磁極を検知することで、B相コイル104の通電がロータマグネット100MGの磁極に応じて切り替えられる。このことにより、A相コイルとB相コイルの磁極は初期位相の状態に戻るので、モータから取り出せるトルクはトルク曲線L1に示すようになる。
図3は、図1に示すステッピングモータ100の構成におけるロータの回転角の位相と、各ホール素子の信号値と、モータの駆動電圧およびトルクとの相関関係を示している。図3には、ロータマグネット100MGの磁極と、A相およびB相のホール素子の各出力の時間変化と、モータの駆動電圧の時間変化と、モータのトルクの時間変化をそれぞれ示す。
ロータの回転角の位相が0°のとき、A相ホール素子101の信号値は正の最大値であり、B相ホール素子102の信号値は0である。ロータの回転角の位相が90°のとき、A相ホール素子101の信号値は0であり、B相ホール素子102の信号値は正の最大値である。さらにロータの回転角の位相が180°のとき、A相ホール素子101の信号値は最小値(負の最大値)であり、B相ホール素子102の信号値は0である。ロータの回転角の位相が270°のとき、A相ホール素子101の信号値は0であり、B相ホール素子102の信号値は最小値(負の最大値)である。
モータの駆動電圧は時間経過に依らず一定であり、モータのトルクは時間的に変動している。
以上、ロータの回転角の位相とホール素子の信号値とトルク特性の相関について説明した。本実施形態では、この相関を応用して駆動トルクのばらつきを低減する制御を説明する。
図4は、図3で示したA相およびB相のホール素子の信号値を、2次元の座標平面に表した図である。図4は横軸にA相ホール素子101の信号値をとり、縦軸にB相ホール素子102の信号値をとって、座標平面上での位相象限(第一乃至第四象限)を定義した図である。ロータが正転方向に回転したときに、円形のグラフ上で位相象限は左回り(反時計回り)方向に位相が進むものとする。ここで、座標平面の各象限を以下のように定義し、各象限における補正計算式を一次関数で示す。”Tc”は、ステッピングモータ100に入力される駆動電圧の変調に用いる補正値を示す。この補正値は、ステッピングモータに供給する駆動信号を補正するための補正値である。本実施形態では、補正値Tcは0から1の値域をとるように正規化されている。”Sa”はA相ホール素子101の信号値を正規化した値を示し、”Sb”はB相ホール素子102の信号値を正規化した値を示す。
(1)第一象限:0°から90°までの位相角の範囲(図4ではIと表記する)、つまり、0≦Sa≦1、かつ0≦Sb≦1
Tc=1−Sa
(2)第二象限:90°から180°までの位相角の範囲(図4ではIIと表記する)、つまり、−1≦Sa≦0、かつ0≦Sb≦1
Tc=1+Sa
(3)第三象限:180°から270°までの位相角の範囲(図4ではIIIと表記する)、つまり、−1≦Sa≦0、かつ−1≦Sb≦0
Tc=1+Sa
(4)第四象限:270°から360°までの位相角の範囲(図4ではIVと表記する)、つまり、0≦Sa≦1、かつ−1≦Sb≦0
Tc=1−Sa
(1)第一象限と(4)第四象限にて、駆動トルクの特性はA相ホール素子101の信号に対して同相関係を示している。このため、A相ホール素子101の信号電圧とは逆相となるように駆動電圧を補正することで、トルクの落ち込み(一時的な低下)を低減できる。つまり補正計算式としてステッピングモータ100の駆動トルクを増加させる関数を用いて駆動電圧の補正処理が行われる。座標平面の第一象限と第四象限における補正計算式(関数式)は、「Tc=1−Sa=1+(−1)×Sa」と定義される。つまり、Saの係数「−1」は逆相関係を意味する。
(2)第二象限と(3)第三象限にて、駆動トルクの特性はA相ホール素子101の信号に対して逆相関係を示している。このため、A相ホール素子101の信号電圧と同相となるように駆動電圧を補正することで、トルクの落ち込みを低減できる。つまり補正計算式としてステッピングモータ100の駆動トルクを増加させる関数を用いて駆動電圧の補正処理が行われる。座標平面の第二象限と第三象限における補正計算式は「Tc=1+Sa=1+(+1)×Sa」と定義される。つまり、Saの係数「+1」は同相関係を意味する。
図5および図6を参照して、本実施形態におけるモータ制御を詳細に説明する。図5は、モータ制御装置が行う駆動制御を説明するフローチャートである。図6は駆動制御を実現するためのモータ制御装置600の構成例を示すブロック図である。駆動対象700はステッピングモータであり、A相ホール素子101とB相ホール素子102は、ロータの回転状態(回転位相)を検出する。
回転角度検出部701は、A相ホール素子101とB相ホール素子102からそれぞれ出力される信号を正規化し、位相象限判別部702に出力する。位相象限判別部702は、A相ホール素子101とB相ホール素子102の各信号電圧に基づいて、該当する位相象限を判別し、判別結果を駆動電圧補正値出力部(以下、単に補正値出力部という)703に出力する。補正値出力部703は、前記補正計算式を用いて補正値を算出して加算部705に出力する。駆動電圧制御部704は、所望の駆動トルクを得るために必要な駆動電圧を出力する制御部である。駆動電圧制御部704は駆動対象700への駆動信号として駆動電圧を加算部705に出力する。駆動電圧制御部704は一定の電圧が出力されるように制御を行う。これに対し、補正値出力部703はモータの回転位相に応じて駆動トルクの変動を低減するように電圧を変調する処理を行う。加算部705は駆動電圧制御部704の出力と、補正値出力部703の出力とを加算し、加算後の出力を駆動対象700に供給する。図5を参照して処理例を説明する。
図5のS700では、回転角度検出部701がロータの回転角度を検出する。次のS701で回転角度が取得された後、S702内の処理に移行する。S702内の各ステップは位相象限判別部702が実行する処理を示す。S7021では、現時点でのA相およびB相の各ホール素子101,102の信号値について、位相関係が第一象限内であるか否かが判定される。現時点の位相象限が第一象限であると判定された場合、S7024の処理に進み、第一象限でないと判定された場合には、S7022の処理に進む。
S7022では、現時点でのA相およびB相の各ホール素子101,102の信号値について、位相関係が第二象限内であるか否かが判定される。現時点の位相象限が第二象限であると判定された場合、S7025の処理に進み、第二象限でないと判定された場合には、S7023の処理に進む。S7023では、現時点でのA相およびB相の各ホール素子101,102の信号値について、位相関係が第三象限内であるか否かが判定される。現時点の位相象限が第三象限であると判定された場合、S7026の処理に進み、第三象限でない(つまり、第四象限である)と判定された場合には、S7027の処理に進む。
S7024からS7027では、判別された位相象限に対応する補正計算式(関数式)が決定される。つまり、S7024とS7027では関数式「Tc=1−Sa」を用い、S7025とS7026では関数式「Tc=1+Sa」を用いることが決定される。次にS703で補正値出力部703は、決定された補正計算式を用いて補正値を算出し、加算部705に出力する。モータの駆動制御中にはS700からS703の処理が繰り返し実行される。
図7は、本実施形態のモータ制御におけるロータの回転角の位相と、各ホール素子の信号値と、補正計算式を適用した場合のモータの駆動電圧およびトルクとの相関関係を示している。図7には、ロータマグネット100MGの磁極と、A相およびB相のホール素子の各出力の時間変化と、モータの駆動電圧の時間変化と、モータのトルクの時間変化をそれぞれ示す。モータの駆動電圧は加算部705の出力に相当し、図7には実線で示す。比較のため、図3に示す一定の駆動電圧を点線で示す。またモータのトルクを実線の一定直線で示しており、比較のため、図3に示すトルクを点線で示す。T1からT4は位相座標平面の第一乃至第四象限にそれぞれ対応する期間を示す。
図7に示すとおり、モータの駆動電圧は、補正計算式を適用することにより、モータの駆動トルクが一定となるように補正される。第一象限に対応する期間T1では時間の経過に従って駆動電圧を増加させる補正処理が行われ、第二象限に対応する期間T2では時間の経過に従って駆動電圧を減少させる補正処理が行われる。第三象限に対応する期間T3では時間の経過に従って駆動電圧を増加させる補正処理が行われ、第四象限に対応する期間T4では時間の経過に従って駆動電圧を減少させる補正処理が行われる。これらの補正処理によって、ステッピングモータ100の駆動トルクの変動を低減し、駆動トルクが一定となるモータ制御を実現できる。なお、本実施形態では、モータ制御部が位相象限判別部702と補正値出力部703を備える構成例を説明したが、位相象限の判別ならびにモータ駆動信号の補正値の算出および出力を1つの算出処理部が行う構成でもよい。
本実施形態のモータ制御は、モータにより駆動される可動光学部材の駆動制御に適用することができる。可動光学部材とは、光学系を構成する可動レンズや可動ミラー等である。例えば、1眼レフカメラ等の撮像装置が備えるミラーユニットのモータ制御装置へ適用する場合、ステッピングモータの駆動トルクの変動を低減させることで、ミラーユニットの速度ムラを減少させることができる。なおミラーユニットは、撮像光学系を通過した光を所定位置へ導く位置と、撮像光学系の光軸上から退避した位置との間で移動される可動の反射部材を備えるユニットである。
本実施形態によれば、ロータの回転位置検出信号に応じてコイルの通電を切り替えるモータの駆動制御において、駆動トルクの変動を抑制することにより、駆動対象の動作を安定化させることができる。
100 ステッピングモータ
101,102 ホール素子
103,104 コイル
105,106 マグネット
701 回転角度検出部
702 位相象限判別部
703 駆動電圧補正値出力部
704 駆動電圧制御部


Claims (10)

  1. モータの駆動トルクを制御する制御手段を備えるモータ制御装置であって、
    前記モータのロータの回転を検出する複数の検出手段と、
    前記複数の検出手段により検出される複数の検出信号の位相関係から、前記モータに供給する駆動信号を補正する補正値を算出する算出手段と、
    前記補正値によって補正された前記モータの駆動信号を出力する出力手段と、を備え、
    前記算出手段は、前記位相関係を表す座標平面における位相の象限に対応する、前記補正値を算出する関数を用いて、前記補正値を算出する
    ことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記位相の象限を判別し、前記モータの駆動トルクを増加させる前記関数を決定する判別手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記複数の検出手段として、前記ロータの回転を検出する第1および第2の検出手段を備え、
    前記判別手段は、前記モータの駆動トルクの特性が前記第1の検出手段による検出信号に対して同相関係である第一象限と第四象限にて第1の関数を決定し、前記モータの駆動トルクの特性が前記第1の検出手段による検出信号に対して逆相関係である第二象限と第三象限にて第2の関数を決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記算出手段は、前記第1の関数を用いて前記第1の検出手段による検出信号とは逆相関係である前記補正値を算出し、前記第2の関数を用いて前記第1の検出手段による検出信号と同相関係である前記補正値を算出する
    ことを特徴とする請求項3に記載のモータ制御装置。
  5. 前記第1の検出手段は、第1の相の検出信号を出力し、
    前記第2の検出手段は、第2の相の検出信号を出力し、
    前記制御手段は、前記第1および第2の相で定められる複数の進角を設定することで前記モータの動特性を制御する
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のモータ制御装置。
  6. 前記判別手段は判別した前記位相の象限から、前記モータの駆動トルクが最大となる前記関数を決定する
    ことを特徴とする請求項5に記載のモータ制御装置。
  7. 前記モータはロータマグネットおよびステータコイルを備え、
    前記複数の検出手段は、前記ロータマグネットの回転を磁気的に検出する検出素子を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  8. 前記モータはステッピングモータであり、
    前記制御手段は、前記検出素子による検出信号にしたがって前記ステータコイルの通電を切り替える制御を行う
    ことを特徴とする請求項7に記載のモータ制御装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のモータ制御装置と、
    前記モータおよび該モータにより駆動される可動光学部材と、を備える
    ことを特徴とする撮像装置。
  10. モータの駆動トルクを制御する制御手段を備えるモータ制御装置にて実行されるモータ制御方法であって、
    前記モータのロータの回転を複数の検出手段によって検出する検出工程と、
    前記複数の検出手段により検出される複数の検出信号の位相関係から、前記モータに供給する駆動信号を補正する補正値を算出する算出工程と、
    前記補正値によって補正された前記モータの駆動信号を出力する出力工程と、を有し、
    前記算出工程では、前記位相関係を表す座標平面における位相の象限に対応する、前記補正値を算出する関数を用いて、前記補正値を算出する処理が行われる
    ことを特徴とするモータ制御方法。



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