JP2018098713A - 帯域割当装置及び帯域割当方法 - Google Patents

帯域割当装置及び帯域割当方法 Download PDF

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Abstract

【課題】帯域割当量を削減すること。【解決手段】終端装置と接続された下位装置ごとに、下位装置が終端装置を介して行う通信の時系列のトラヒック量を示すトラヒック情報を取得するトラヒック情報取得部と、下位装置ごとに、トラヒック情報からトラヒックの変動周期を抽出するトラヒック情報抽出部と、トラヒック情報に基づいて、トラヒックの推定誤りを検出する推定誤り検出部と、抽出された変動周期を1以上の時間スロットに分割し、時間スロットごとに、トラヒック情報が示す時間スロットにおけるトラヒック量に基づいて帯域割当量を算出するトラヒック情報計算部と、推定誤り検出部により推定誤りが検出された場合に、帯域割当量の算出に用いる危険率から得られる定数を修正する定数修正部と、帯域割当量に基づいて、終端装置に帯域割当を行う帯域割当機能部と、を備える帯域割当装置。【選択図】図2

Description

本発明は、帯域割当装置及び帯域割当方法に関する。
無線基地局のアンテナ部(RRH:Remote Radio Head)と信号処理部(BBU:Baseband Unit)を分離した無線通信システムがある。この無線通信システムでは、RRHとBBUとは光装置及び光ファイバを介して結ばれており、この光区間はモバイルフロントホール(MFH)と呼ばれている。図6は、モバイルフロントホールの構成例を示す図である。
RRHをTDM−PON(Time Division Multiplexing- Passive Optical Network)システム(例えば、非特許文献1参照)を用いて収容する検討がなされている(例えば、非特許文献2参照)。TDM−PONシステムでは、光終端装置(ONU:Optical Network Unit)から光端局装置(OLT:Optical Line Terminal)への信号送信にTDMA(時分割多元接続)方式が用いられる。そこで、TDM−PONを用いてRRHを収容した際に、RRHと無線端末間のトラヒック情報を基に、MFHに転送されるトラヒックを推定し、光端局装置から光終端装置へ割当てる帯域を動的に変化させる手法が提案されている(例えば、非特許文献2参照)。
図7は、従来の端局装置の機能構成を表す概略ブロック図である。OLTなどの従来の端局装置では、ONUなどの終端装置との間の通信における上り信号もしくは下り信号をトラヒック情報取得部で取得する。トラヒック情報取得部によって取得されたトラヒック情報は、記憶回路に保存される。トラヒック情報抽出部は、数時間ないし数日分のトラヒック情報を基にトラヒックパターンを推定する。深夜や早朝では、無線端末の使用頻度が低いため、トラヒック量は日中よりは少ない。日中では、無線端末の使用頻度が高いため、トラヒック量も増加する。このようなトラヒック量の増減を表すパターンをトラヒックパターンと定義する。
図8は、従来技術の帯域割当機能部による帯域割当の方法を示す図である。端局装置は、DBA(Dynamic Bandwidth Allocation:動的帯域割当)周期で終端装置へ帯域割当量と上り信号の送信許可時間を送信する。時刻tから時刻tまではトラヒックパターンの推定を行うためのトラヒック収集期間であり、この期間をモニタ期間Tmonitorと定義する。帯域割当機能部は、各DBA周期で固定の帯域割当量R[bps(ビット毎秒)]を終端装置に割当てる。端局装置は、モニタ期間Tmonitorが終了する時刻t以降に可変の帯域割当てを開始する。帯域割当機能部は、モニタ期間Tmonitorにおいて取得したトラヒック量の平均値である平均トラヒック量を基に帯域割当量を決定する。例えば、期間Talloc[1]における帯域割当量はR[bps]である。帯域割当機能部は、この期間Talloc[1]の各DBA周期では、固定的に帯域割当量Rを終端装置に割当てる。例えば、期間Talloc[1]=6.0時間、DBA周期を250μs(マイクロ秒)、帯域割当量R=1.0Gbpsとした場合、端局装置は終端装置に250μs毎に1.0Gbpsの帯域を6.0時間割り当て続ける。非特許文献2では、下記の式1に基づいて、端局装置が終端装置に割り当てる帯域割当量を算出する。
Figure 2018098713
ここで、Ballocは帯域割当量、μは平均トラヒック量、σはトラヒック量の推定結果の分散を表す。nは、危険率より算出される定数であり、nが大きい程、帯域割当量が大きくなり推定誤差を緩和することが可能になる。下位装置(RRH)より終端装置に転送されたトラヒックが、端局装置から終端装置に割り当てられる帯域割当量Ballocを上回る場合、終端装置内のバッファ回路でキューイングが起こり遅延の原因となる。従来手法では、端局装置でトラヒックをモニタし、設定した閾値を上回るトラヒックを推定誤り検出部において検出した場合、帯域割当機能部において可変の帯域割当から固定帯域割当に切り替えることが考えられてきた。ここで、設定した閾値を上回るトラヒックを検出することを推定誤り検出と呼ぶ。帯域割当の切り替え後、トラヒック情報抽出部は再度トラヒックパターンの推定を行う。そして、上記の帯域割当量の推定が行われた後に、この情報が記憶回路に格納され、帯域割当機能部において帯域割当が開始される。
"技術基礎講座[GE-PON技術]、第1回 PONとは", [online], 2005年,NTT技術ジャーナル,[平成28年12月7日検索],インターネット <URL http://www.ntt.co.jp/journal/0508/files/jn200508071.pdf> T. Kobayashi, H. Ou, D. Hisano, T. Shimada, J. Terada and A. Otaka, "Bandwidth Allocation scheme based on Simple Statistical Traffic Analysis for TDM-PON based Mobile Fronthaul", OFC 2016, W3C.7pdf.
しかしながら、従来手法のように推定誤りが検出された場合に、固定帯域割当に切り替え、トラヒックパターンの再推定を行う手法を用いると、帯域割当の切替えが頻発し、固定帯域割当の状態で運用し続ける可能性がある。この場合、帯域割当量を削減することができないという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、帯域割当量を削減することができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、終端装置と接続された下位装置ごとに、前記下位装置が前記終端装置を介して行う通信の時系列のトラヒック量を示すトラヒック情報を取得するトラヒック情報取得部と、前記下位装置ごとに、前記トラヒック情報からトラヒックの変動周期を抽出するトラヒック情報抽出部と、前記トラヒック情報取得部によって取得された前記トラヒック情報に基づいて、トラヒックの推定誤りを検出する推定誤り検出部と、抽出された変動周期を1以上の時間スロットに分割し、前記時間スロットごとに、前記トラヒック情報が示す前記時間スロットにおけるトラヒック量に基づいて帯域割当量を算出するトラヒック情報計算部と、前記推定誤り検出部により推定誤りが検出された場合に、前記帯域割当量の算出に用いる危険率から得られる定数を修正する定数修正部と、前記トラヒック情報計算部によって算出された前記帯域割当量に基づいて、前記終端装置に帯域割当を行う帯域割当機能部と、を備える帯域割当装置である。
本発明の一態様は、上記の帯域割当装置であって、前記推定誤り検出部は、前記トラヒック情報から得られるトラヒック量が、第1の閾値以上、又は、前記第1の閾値よりも小さい値である第2の閾値未満である場合に前記トラヒックの推定誤りを検出する。
本発明の一態様は、上記の帯域割当装置であって、前記定数修正部は、前記定数の修正を段階的に行い、前記トラヒック情報計算部は、前記定数が所定の回数更新される度に、前記帯域割当量が増加もしくは減少するように前記帯域割当量を算出する。
本発明の一態様は、上記の帯域割当装置であって、前記帯域割当機能部は、前記推定誤り検出部により推定誤りが検出された場合に、前記定数修正部による前記定数の修正の前に前記終端装置に対する帯域割当を固定の帯域割当量による帯域割当に切り替える。
本発明の一態様は、終端装置と接続された下位装置ごとに、前記下位装置が前記終端装置を介して行う通信の時系列のトラヒック量を示すトラヒック情報を取得するトラヒック情報取得ステップと、前記下位装置ごとに、前記トラヒック情報からトラヒックの変動周期を抽出するトラヒック情報抽出ステップと、前記トラヒック情報取得ステップにおいて取得された前記トラヒック情報に基づいて、トラヒックの推定誤りを検出する推定誤り検出ステップと、抽出された変動周期を1以上の時間スロットに分割し、前記時間スロットごとに、前記トラヒック情報が示す前記時間スロットにおけるトラヒック量に基づいて帯域割当量を算出するトラヒック情報計算ステップと、前記推定誤り検出部により推定誤りが検出された場合に、前記帯域割当量の算出に用いる危険率から得られる定数を修正する定数修正ステップと、前記トラヒック情報計算ステップにおいて算出された前記帯域割当量に基づいて、前記終端装置に帯域割当を行う帯域割当機能ステップと、を有する帯域割当方法である。
本発明により、帯域割当量を削減することが可能となる。
本実施形態のアクセスネットワークシステム8の構成を示す図である。 第1の実施形態における端局装置1の機能構成を表す概略ブロック図である。 第1の実施形態における端局装置1の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態における端局装置1aの機能構成を表す概略ブロック図である。 第2の実施形態における端局装置1aの処理の流れを示すフローチャートである。 モバイルフロントホールの構成例を示す図である。 従来の端局装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 従来技術の帯域割当機能部による帯域割当の方法を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態のアクセスネットワークシステム8の構成を示す図である。アクセスネットワークシステム8は、端局装置1、終端装置2及び光スプリッタ3を有する中継伝送システムが、上位装置5及び下位装置6を有する通信システムを収容する構成である。通信システムを収容するとは、通信システムにおける通信を中継することである。
中継伝送システムは、例えば、PON(Passive Optical Network;受動光ネットワーク)システムなどの光中継伝送システムである。中継伝送システムがPONシステムある場合、端局装置1は光端局装置(OLT:Optical Line Terminal)であり、終端装置2は光終端装置(ONU:Optical Network Unit)である。端局装置1から終端装置2の方向は下りであり、終端装置2から端局装置1の方向は上りである。光スプリッタ3は、端局装置1から1本の光ファイバ41により伝送されるTDM(時分割多重)の光信号を、複数の終端装置2それぞれと接続される光ファイバ42に分配する。また、光スプリッタ3は、複数の終端装置2それぞれと接続される光ファイバ42から伝送されるTDMA(時分割多元接続)方式の光信号を合波して、光ファイバ41に出力する。端局装置1は、各終端装置2に帯域を割当てる帯域割当装置としての機能を有する。
通信システムは、例えば、モバイルネットワークである。通信システムがモバイルネットワークの場合、上位装置5はBBUであり、下位装置6は、RRHである。RRHは、移動無線端末と無線通信する。なお、中継伝送システムは、複数の通信システムを収容し得る。
以下、上記アクセスネットワークシステム8が備える端局装置1の複数の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図2は、第1の実施形態における端局装置1の機能構成を表す概略ブロック図である。端局装置1は、上位送受信機能部11と、下位送受信機能部12と、トラヒック情報取得部13と、記憶回路14と、トラヒック情報抽出部15と、トラヒック情報計算部16と、推定誤り検出部17と、定数修正部18と、帯域割当機能部19とを備える。
上位送受信機能部11は、上位装置5との間の通信を行うインターフェースである。上位送受信機能部11は、上位装置5から受信した下位装置6宛ての下り信号を下位送受信機能部12に出力する。また、上位送受信機能部11は、下位送受信機能部12から受信した、下位装置6から上位装置5宛ての上り信号を上位装置5に送信する。
下位送受信機能部12は、終端装置2との間の通信を行うインターフェースである。下位送受信機能部12は、上位送受信機能部11から出力された下り信号や、帯域割当機能部19から出力された制御信号を、電気信号から光信号に変換して終端装置2に出力する。また、下位送受信機能部12は、終端装置2から受信した上り信号を光信号から電気信号に変換し、下位装置6から上位装置5宛ての上り信号を上位送受信機能部11に出力する。さらに、下位送受信機能部12は、上り信号をトラヒック情報取得部13に転送する。下位送受信機能部12は、上りの主信号のみをトラヒック情報取得部13に出力してもよい。
トラヒック情報取得部13は、上り信号のトラヒックをモニタ(監視)する。トラヒック情報取得部13は、トラヒックのモニタ結果を示すトラヒック情報を記憶回路14及び推定誤り検出部17に出力する。以下では、トラヒックのモニタ結果は、例えば、時刻と、各下位装置6から送信された上り信号のトラヒック量とを対応付けた時系列のトラヒックデータである。
記憶回路14は、トラヒック情報取得部13が取得したトラヒック情報を記憶する。
トラヒック情報抽出部15は、記憶回路14に記憶されている数時間ないし数日分のトラヒック情報に基づいて、終端装置2ごとにトラヒックの変動周期であるトラヒックパターンを抽出する。トラヒック情報抽出部15は、抽出した終端装置2ごとのトラヒックパターンをトラヒック情報計算部16に出力する。
トラヒック情報計算部16は、トラヒック情報抽出部15から出力されたトラヒックパターンに基づいて、1つのトラヒックパターンの開始から終了までの期間(図8では、トラヒック周期Tperiodに相当)を1以上の時間スロットに分割する。次に、トラヒック情報計算部16は、終端装置2ごとに、トラヒック情報に基づいて、各時間スロットにおけるトラヒック量の統計量を算出する。トラヒック量の統計量とは、各時間スロットにおける平均トラヒック量(平均値)と、トラヒック量の分散値である。その後、トラヒック情報計算部16は、算出した統計量と、予め設定した危険率又は定数修正部18において算出された危険率とに基づいて、上記式1を用いて時間スロット毎の帯域割当量を算出する。トラヒック情報計算部16は、各時間スロットの終了及び開始のタイミングと、時間スロット毎の帯域割当量を帯域割当機能部19に転送する。
推定誤り検出部17は、トラヒック情報取得部13から出力されたトラヒック情報に基づいて、トラヒックの推定誤りを検出する。具体的には、まず推定誤り検出部17は、トラヒック情報に含まれるトラヒック量と、予め設定された第1の閾値とを比較する。次に、推定誤り検出部17は、トラヒック量が、予め設定された第1の閾値を上回った場合にトラヒックの推定誤りと判断する。この場合、推定誤り検出部17は、定数修正部18に対して定数nの修正を指示する。
定数修正部18は、推定誤り検出部17によってトラヒックの推定誤りが検出された場合に、上記式1における定数nを更新する。具体的には、定数修正部18は、定数nを、推定誤りが発生した際に設定されていた定数nよりも大きな値に更新する。例えば、定数修正部18は、n=n+1として定数nの値を更新する。定数nは値が大きい程、帯域割当量が増加することは上記式1から自明である。このため、定数修正部18は、終端装置2が送信可能なトラヒック量を増加させることができる。
帯域割当機能部19は、トラヒック情報計算部16による帯域割当量の算出結果に基づいて、終端装置2の帯域割当量を動的に切り替える。
図3は、第1の実施形態における端局装置1の処理の流れを示すフローチャートである。なお、図3の説明では、端局装置1におけるトラヒックの推定誤りの検出処理について説明する。
トラヒック情報取得部13は、推定誤り検出用に用いる閾値Ethを推定誤り検出部17に設定する(ステップS101)。例えば、閾値Ethは、予め設定されている値が用いられてもよいし、入力装置を用いて入力された値が用いられてもよい。なお、閾値Ethは、帯域割当量Ballocよりも小さい値である。トラヒック情報取得部13は、下位送受信機能部12を介して受信トラヒックTr(t)を取得する(ステップS102)。トラヒック情報取得部13は、取得した受信トラヒックTr(t)を記憶回路14及び推定誤り検出部17に出力する。
推定誤り検出部17は、出力された受信トラヒックTr(t)が、第1の閾値Eth以上であるか否か判定する(ステップS103)。取得した受信トラヒックTr(t)が、第1の閾値Eth以上ではない場合(ステップS103−NO)、端局装置1はステップS102以降の処理を繰り返し実行する。なお、取得した受信トラヒックTr(t)が、設定された閾値Eth以上ではない場合、端局装置1は従来の帯域割当の処理を行ってもよい。
具体的には、まずトラヒック情報抽出部15において、トラヒック情報取得部13で取得されたトラヒック情報からトラヒックパターンを抽出する。次に、トラヒック情報計算部16において、1つのトラヒックパターンの開始から終了までの期間を1以上の時間スロットに分割し、上記式1を用いて時間スロット毎の帯域割当量を算出する。そして、帯域割当機能部19において、トラヒック情報計算部16による帯域割当量の算出結果に基づいて、終端装置2の帯域割当量を動的に切り替える。
一方、取得した受信トラヒックTr(t)が、第1の閾値Eth以上である場合(ステップS103−YES)、推定誤り検出部17はトラヒックの推定誤りが発生したと判断する。この場合、推定誤り検出部17は、定数修正部18に定数nの修正を指示する(ステップS104)。定数修正部18は、推定誤り検出部17からの指示に従って、定数nを更新する(ステップS105)。具体的には、まず定数修正部18は、トラヒック情報計算部16から、既に設定されている定数nを取得する。次に、定数修正部18は、取得した定数nの値に所定の値(例えば、1)を加算することによって、定数nの値を更新する。なお、定数修正部18は、記憶回路14から、既に設定されている定数nを取得してもよい。
定数修正部18は、更新後の定数nの値をトラヒック情報計算部16に転送する(ステップS106)。トラヒック情報計算部16は、転送された定数nの値と、記憶回路14に記憶されているトラヒックパターンから得られる統計量とに基づいて、上記式1を用いて帯域割当量Ballocを計算し、帯域割当量Ballocの値を更新する(ステップS107)。ここで、帯域割当量Ballocの計算に用いられるトラヒックパターンは、記憶回路14に記憶されている最新のトラヒックパターンである。その後、トラヒック情報取得部13は、閾値Ethの値を計算し、閾値Ethの値を更新する(ステップS108)。具体的には、トラヒック情報取得部13は、新たに算出された帯域割当量Ballocの所定の割合(例えば、80%)に応じた値を新たな閾値Ethの値として更新する。そして、トラヒック情報取得部13は、更新後の閾値Ethを推定誤り検出部17に設定する。
その後、推定誤り検出部17は、受信トラヒックTr(t)が、更新後の第1の閾値Eth以上であるか否か判定する(ステップS109)。受信トラヒックTr(t)が、更新後の第1の閾値Eth以上である場合(ステップS109−YES)、端局装置1はステップS104以降の処理を繰り返し実行する。
一方、受信トラヒックTr(t)が、更新後の第1の閾値Eth以上ではない場合(ステップS109−NO)、帯域割当機能部19はステップS107の処理で算出された帯域割当量Ballocに基づいて帯域割当を開始する(ステップS110)。
以上のように構成された端局装置1によれば、推定誤りを検出した場合に、終端装置2に対して固定帯域割当を行うことなく、危険率に基づいて定数を修正して、当該定数を用いた帯域割当を行う。これにより、固定帯域割当の状態での運用が続くことを抑止することができる。そのため、端局装置1と終端装置2との間の帯域の有効利用を図ることができ、帯域割当量を削減することが可能になる。
<変形例>
本実施形態では、最終的な帯域割当量Ballocが、Tr(t)<=Ethとなるまでループ処理を繰り返す構成を示しているが、ループ処理は行わずに定数nの加算は一度のみ行うように構成されてもよい。このように構成される場合、推定誤り検出部17は定数nの加算後、運用中に再度推定誤りを検出した場合、定数修正部18にて定数nを修正し、運用を継続しながら定数nを逐次的に更新する。
本実施形態における等号の有無に関しては、適宜変更されてもよい。
本実施形態では、定数nに加算する値を1としたが、これに限定される必要はない。例えば、定数nに加算する値は2以上の任意の定数でもよい。
本実施形態では、閾値Ethを1度でも上回った場合に定数nの更新が行われるが、予め設定された回数を上回った場合に定数nの更新が行われるように構成されてもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、推定誤り検出部が推定誤りを検出した場合、帯域割当機能部が従来手法と同様に可変の帯域割当から固定帯域割当に切り替える。そして、固定帯域割当に切替え後、定数修正部が定数nを修正する。
図4は、第2の実施形態における端局装置1aの機能構成を表す概略ブロック図である。端局装置1aは、上位送受信機能部11と、下位送受信機能部12と、トラヒック情報取得部13と、記憶回路14と、トラヒック情報抽出部15と、トラヒック情報計算部16と、推定誤り検出部17と、定数修正部18と、帯域割当機能部19aとを備える。
端局装置1aは、帯域割当機能部19に代えて帯域割当機能部19aを備える点で端局装置1と構成が異なる。端局装置1aは、他の構成については端局装置1と同様である。そのため、端局装置1a全体の説明は省略し、帯域割当機能部19aについて説明する。
帯域割当機能部19aは、推定誤り検出部17によって推定誤りが検出された場合、終端装置2に対する帯域割当を可変の帯域割当から固定帯域割当に切り替える。
図5は、第2の実施形態における端局装置1aの処理の流れを示すフローチャートである。図5において、図3と同様の処理については図3と同様の符号を付して説明を省略する。
ステップS103の処理において、取得した受信トラヒックTr(t)が、第1の閾値Eth以上である場合(ステップS103−YES)、推定誤り検出部17はトラヒックの推定誤りが発生したと判断する。推定誤り検出部17は、トラヒックの推定誤りが発生したことを帯域割当機能部19に通知する(ステップS201)。その後、帯域割当機能部19aは、推定誤り検出部17からの通知に基づいて、終端装置2に対する帯域割当を可変の帯域割当から固定帯域割当に切り替える(ステップS202)。その後、ステップS105以降の処理が実行される。
以上のように構成された端局装置1aによれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、端局装置1aは、推定誤りが検出された場合には、一度帯域割当の方法を固定帯域割当に切り替えてから危険率に基づいて定数を修正する。これにより、固定帯域割当から徐々に帯域割当量を削減することが可能になる。
<変形例>
第2の実施形態は、第1の実施形態と同様に変形されてもよい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、終端装置より転送されるトラヒックが帯域割当量よりも大幅に少ない場合を想定する。具体的には、端局装置は、図8に示すモニタ期間Tmonitor中に、取得した受信トラヒックにおいて式1に基づいて算出された帯域割当量で帯域割当を行うが、帯域割当量を可変させるときにトラヒックが大幅に少ない場合がある。例えば、モバイルキャリアは、各ユーザの通信トラヒック量を一か月単位で制限している。このため、月末に近づくとユーザのトラヒックは減少傾向にあることが推測される。
そこで、第3の実施形態では、推定誤り検出部に新たに下限の閾値Ethlowを設ける。この場合、推定誤り検出部は、第1の実施形態における第1の閾値Ethとは別に第1の閾値Ethよりも小さい任意の第2の閾値Ethlowを設定する。帯域割当を固定帯域割当から可変に切り替えてから、任意に指定した期間のうち一定の期間の間、取得した受信トラヒックTr(t)が、第2の閾値Ethlowを下回る場合、定数修正部が定数nの値をデクリメント(例えば、n=n−1)する。また、帯域割当を固定帯域割当から可変に切り替えてから、任意に指定した期間で常時第2の閾値Ethlowを下回る場合、端局装置は帯域割当を可変させた状態で再度モニタを行い帯域割当量の更新処理を行う。
以上のように構成された第3の実施形態における端局装置によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第3の実施形態における端局装置は、第2の閾値Ethlowを下回る場合に定数修正部が定数nの値をデクリメントする。定数nは値が小さい程、帯域割当量が減少することは上記式1から自明である。そのため、帯域割当量を削減することが可能になる。
上述した実施形態における端局装置1、1aの一部の機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1、1a…端局装置, 2…終端装置, 3…光スプリッタ, 5…上位装置, 6…下位装置, 11…上位送受信機能部, 12…下位送受信機能部, 13…トラヒック情報取得部, 14…記憶回路, 15…トラヒック情報抽出部, 16…トラヒック情報計算部, 17…推定誤り検出部, 18…定数修正部, 19、19a…帯域割当機能部

Claims (5)

  1. 終端装置と接続された下位装置ごとに、前記下位装置が前記終端装置を介して行う通信の時系列のトラヒック量を示すトラヒック情報を取得するトラヒック情報取得部と、
    前記下位装置ごとに、前記トラヒック情報からトラヒックの変動周期を抽出するトラヒック情報抽出部と、
    前記トラヒック情報取得部によって取得された前記トラヒック情報に基づいて、トラヒックの推定誤りを検出する推定誤り検出部と、
    抽出された変動周期を1以上の時間スロットに分割し、前記時間スロットごとに、前記トラヒック情報が示す前記時間スロットにおけるトラヒック量に基づいて帯域割当量を算出するトラヒック情報計算部と、
    前記推定誤り検出部により推定誤りが検出された場合に、前記帯域割当量の算出に用いる危険率から得られる定数を修正する定数修正部と、
    前記トラヒック情報計算部によって算出された前記帯域割当量に基づいて、前記終端装置に帯域割当を行う帯域割当機能部と、
    を備える帯域割当装置。
  2. 前記推定誤り検出部は、前記トラヒック情報から得られるトラヒック量が、第1の閾値以上、又は、前記第1の閾値よりも小さい値である第2の閾値未満である場合に前記トラヒックの推定誤りを検出する、請求項1に記載の帯域割当装置。
  3. 前記定数修正部は、前記定数の修正を段階的に行い、
    前記トラヒック情報計算部は、前記定数が所定の回数更新される度に、前記帯域割当量が増加もしくは減少するように前記帯域割当量を算出する、請求項1又は2に記載の帯域割当装置。
  4. 前記帯域割当機能部は、前記推定誤り検出部により推定誤りが検出された場合に、前記定数修正部による前記定数の修正の前に前記終端装置に対する帯域割当を固定の帯域割当量による帯域割当に切り替える、請求項1から3のいずれか一項に記載の帯域割当装置。
  5. 終端装置と接続された下位装置ごとに、前記下位装置が前記終端装置を介して行う通信の時系列のトラヒック量を示すトラヒック情報を取得するトラヒック情報取得ステップと、
    前記下位装置ごとに、前記トラヒック情報からトラヒックの変動周期を抽出するトラヒック情報抽出ステップと、
    前記トラヒック情報取得ステップにおいて取得された前記トラヒック情報に基づいて、トラヒックの推定誤りを検出する推定誤り検出ステップと、
    抽出された変動周期を1以上の時間スロットに分割し、前記時間スロットごとに、前記トラヒック情報が示す前記時間スロットにおけるトラヒック量に基づいて帯域割当量を算出するトラヒック情報計算ステップと、
    前記推定誤り検出部により推定誤りが検出された場合に、前記帯域割当量の算出に用いる危険率から得られる定数を修正する定数修正ステップと、
    前記トラヒック情報計算ステップにおいて算出された前記帯域割当量に基づいて、前記終端装置に帯域割当を行う帯域割当機能ステップと、
    を有する帯域割当方法。
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