JP2018098132A - 面状照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の光学シートを確実に固定すること。【解決手段】実施形態の面状照明装置は、光を出射する出射面を有する導光板と、前記出射面側に配置される複数の光学シートと、前記出射面の有効領域を規定し、前記複数の光学シートのうち前記出射面から最も離れた光学シートにおいて前記出射面とは反対側の面に貼着される遮光シートとを備え、前記複数の光学シートのうち少なくとも前記出射面から最も離れた光学シートに切欠き部が形成され、前記遮光シートは、前記切欠き部から露出する前記光学シートと前記切欠き部が形成された前記光学シートとを覆うようにして貼り付けられる。【選択図】図2
Description
本発明は、面状照明装置に関する。
従来、LED(Light Emitting Diode)が導光板の入光側面に配置され、導光板の出射面に複数の光学シートが配置された面状照明装置が知られている。また、かかる面状照明装置にあっては、光学シートが、導光板の出射面の有効領域を規定する遮光シートによって固定されている。
しかしながら、上記した従来技術に係る面状照明装置では、フレームの狭額縁化に伴い、複数の光学シートを遮光シートによって確実に固定することができない問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の光学シートを確実に固定することができる面状照明装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る面状照明装置は、光を出射する出射面を有する導光板と、前記出射面側に配置される複数の光学シートと、前記出射面の有効領域を規定し、前記複数の光学シートのうち前記出射面から最も離れた光学シートにおいて前記出射面とは反対側の面に貼着される遮光シートとを備え、前記複数の光学シートのうち少なくとも前記出射面から最も離れた光学シートに切欠き部が形成され、前記遮光シートは、前記切欠き部から露出する前記光学シートと前記切欠き部が形成された前記光学シートとを覆うようにして貼り付けられる。
本発明の一態様によれば、複数の光学シートを確実に固定することができる。
以下、実施形態に係る面状照明装置について図面を参照して説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面における各要素の寸法の関係、各要素の比率等は、現実と異なる場合がある。また、図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
まず、図1および図2を用いて、実施形態に係る面状照明装置1の構成例について説明する。図1は、実施形態に係る面状照明装置1の外観の一例を示す平面図である。図2は、図1のA−A線断面模式図である。
なお、図1および図2には、説明を分かりやすくするために、光が出射する側の面を正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、以下の説明で用いる他の図面においても示す場合がある。
図1に示すように、実施形態に係る面状照明装置1は、導光板40の出射面40a(図2参照)において、遮光シート20a,21で覆われていない領域である有効領域30から光を出射する。すなわち、かかる面状照明装置1は、遮光シート20a,21によって導光板40の出射面40aの有効領域30を規定する。
本実施形態に係る面状照明装置1は、例えば、液晶表示装置のバックライトとして用いられる。また、かかる液晶表示装置は、例えば、スマートフォンやタブレット等の情報携帯端末において用いられる。
図2に示すように、面状照明装置1は、収納容器(フレーム)10と、LED(Light Emitting Diode)11と、FPC(Flexible Printed Circuit)12と、固定部材13と、反射シート14と、両面テープ15と、連結部材16と、光学シート17と、両面テープ18と、遮光シート20aと、遮光シート20bと、導光板40とを備える。
収納容器10は、LED11と、FPC12と、固定部材13と、反射シート14と、両面テープ15と、連結部材16と、光学シート17と、導光板40とを収納する。かかる収納容器10は、底部10aと側壁10bとを備える。
底部10aは、導光板40の裏面40bに沿って広がる部位であり、底面10cを備える。かかる底面10cは、第1平面10c−1と、第1平面10c−1からZ軸負方向側に一段下がった第2平面10c−2とを備える。
側壁10bは、導光板40の入光側面40cの長辺に沿って、底部10aからZ軸正方向(光が出射する方向)側に立ち上がる部位である。
LED11は、点状の光源であり、例えば、青色LEDと黄色蛍光体とを含む疑似白色LEDである。かかるLED11は、全体として略直方体状に形成され、X軸方向において対向する一対の主面11a,11bを有し、一方の主面(発光面)11aがX軸正方向側にある導光板40の入光側面40cに当接される。
本実施形態では、LED11が導光板40の入光側面40cに沿ってY軸方向に均等な間隔で複数配置されるものとする。なお、複数のLED11は、必ずしも均一な間隔で配置される必要はなく、不均一な間隔で配置されてもよい。かかる複数のLED11は、X軸正方向側にある発光面11aから導光板40の入光側面40cへ向けて光を発する。なお、LED11は、光源の一例である。
FPC12は、X軸方向において対向する一対の主面を有し、一方の主面がLED11の発光面11aとは反対側の他方の主面11bに当接される。かかるFPC12には、LED11への給電等を行うための回路が設けられる。
固定部材13は、収納容器10における側壁10bの内側面10b−1にFPC12を固定する。かかる固定部材13は、例えば、両面テープであり、一方の面がFPC12の他方の主面に貼り付けられ、他方の面が内側面10b−1に貼り付けられる。
導光板40は、LED11からの光を導いて面状に発光させるものであり、例えば、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂等の透光性材料を含む。かかる導光板40は、Z軸方向において対向する一対の主面40a,40bと、LED11を配置する側の側面である入光側面(入光面)40cと、入光側面40cとは反対側の側面(図示せず)とを備える。入光側面40cには、LED11が発した光が入射される。
また、2つの主面40a,40bのうちZ軸正方向側にある一方の主面40aは、入光側面40cから入射された光(LED11が発した光)が出射される出射面(発光面)である。また、Z軸負方向側にある他方の主面40bは、導光板40内に入射された光が反射される反射面(裏面)である。
つまり、他方の主面40bには、例えば、複数のドットからなる光路変更パターンが形成されており、かかる光路変更パターンによって導光板40内を進む光の進行方向が変更されて、一方の主面40aから光が出射される。なお、以下の説明では、「一方の主面40a」を「出射面40a」と記載し、「他方の主面40b」を「反射面40b」と記載する。
反射シート14は、導光板40の反射面40bに配置され、導光板40の反射面40bから漏れた光を反射して、再度、導光板40に戻す。両面テープ15は、反射シート14の一部に貼り付けられ、他方の面が収納容器10の第1平面10c−1に貼り付けられる。これにより、反射シート14は、収納容器10の底面10c上に固定される。
連結部材16は、導光板40の入光側面40c側の反射面40bおよびLED11と収納容器10の第2平面10c−2との間に配置され、導光板40とLED11とを光学的かつ構造的に連結させる。具体的には、連結部材16は、導光板40の入光側面40cとLED11の発光面11aとを連結させる。また、連結部材16は、導光板40の入光側面40c側の反射面40bとLED11のZ軸負方向側の面とを連続的に覆うように配置される。
かかる連結部材16は、例えば、片面に粘着面を有する短冊状の片面テープであり、接着層(粘着剤)16aおよび基材16bを含む。基材16bは、例えば、PET(Polyethylene Terephthalate)であり、接着層16aは、例えば、シリコンやアクリルである。これにより、連結部材16に、導光板40の反射面40bとLED11の下面(Z軸負方向側の面)と面一に取り付けられることとなる。
次に、実施形態に係る面状照明装置1が備える、拡散シート17a、下プリズムシート17bおよび上プリズムシート17cについて説明する。なお、拡散シート17a、下プリズムシート17bおよび上プリズムシート17cは、光学シートの一例である。また、以下では、上記した拡散シート17a、下プリズムシート17bおよび上プリズムシート17cをまとめて「光学シート17」と記載する場合がある。
拡散シート17aは、導光板40の出射面40aを覆うように配置され、出射面40aから出射される光を拡散する。具体的には、かかる拡散シート17aは、入光側面30c側の端部がX軸負方向側へ出射面40aに沿って伸びており、伸びた部分がLED11の上面の一部を覆う。
下プリズムシート17bは、拡散シート17aにおける出射面40aとは反対側の面を覆う。具体的には、下プリズムシート17bは、拡散シート17aにおける出射面40aを覆う領域の出射面40aとは反対側の面を覆う。かかる下プリズムシート17bは、例えば、X軸方向に向かう光をZ軸方向に集める働きを有する。なお、下プリズムシート17bは、第2プリズムシートの一例である。
上プリズムシート17cは、下プリズムシート17bにおける出射面40aとは反対側の面を覆う。具体的には、上プリズムシート17cは、下プリズムシート17bにおける拡散シート17aを覆う領域の出射面40aとは反対側の面を覆う。かかる上プリズムシート17cは、例えば、Y軸方向に向かう光をZ軸方向に集める働きを有する。なお、上プリズムシート17cは、第1プリズムシートの一例である。
ここで、従来の面状照明装置について説明する。従来の面状照明装置では、導光板の出射面側から拡散シートと下プリズムシートと上プリズムシートとをこの順に導光板の出射面に配置されていた。かかる場合、フレームの狭額縁化に伴い、上プリズムシートに遮光シートを貼着させて光学シートを固定していた。
しかし、かかる従来の面状照明装置では、拡散シートと上プリズムシートとの間に挟まれた下プリズムシートに遮光シートを貼り付けることができないため、装置の使用環境の変化によっては、下プリズムシートがずれるおそれがあった。
また、下プリズムシートと上プリズムシートとを階段状に積層することで、下プリズムシートと上プリズムシートとを遮光シートで固定することが可能であるが、フレームの狭額縁化により、上プリズムシートにおける遮光シートの固定面積が小さくなるおそれがあった。
そこで、図2に示すように、実施形態に係る面状照明装置1では、光学シート17のうち上プリズムシート17cの導光板40の入光側面40c側の端部に切欠き部50を形成し、切欠き部50から露出する下プリズムシート17bに遮光シート20aが貼り付けられるようにした。
これにより、実施形態に係る面状照明装置1は、上プリズムシート17cと下プリズムシート17bとを遮光シート20aで一体的に固定することができ、光学シート17を確実に固定することができる。
上記した上プリズムシート17cの具体的な構成について説明する。上プリズムシート17cは、切欠き部50が、上プリズムシート17の導光板40の入光側面40c側の端部に所定の間隔を空けて複数形成されている。具体的に、図3を用いて説明する。図3は、実施形態に係る上プリズムシート17cおよび下プリズムシート17bを示す平面図である。
図3に示すように、上プリズムシート17cは、出射面40a側の面が、平面視において略方形状の下プリズムシート17bにおける出射面40aとは反対側の面に重なるように配置される。そして、上プリズムシート17cは、切欠き部50が、上プリズムシート17cの導光板40の入光側面40c側の端部に、入光側面40cに沿ってY軸方向に均等な間隔で複数形成される。なお、複数の切欠き部50は、必ずしも均等な間隔で形成される必要はなく、不均一な間隔で形成されてもよい。
本実施形態では、平面視において矩形状の切欠き部50が、上プリズムシート17の導光板40の入光側面40c側の端部に、入光側面40cに沿ってY軸方向に均等な間隔で3つ形成されているが、この形態に限られない。
例えば、切欠き部50の形状は、平面視において弧状、円状、楕円状、台形状などであってもよい。また、切欠き部50は、1つ以上形成される。なお、切欠き部50の数を増やすことで、各切欠き部50のY軸方向の幅d1は狭く設定される。つまり、切欠き部50の数が少ないほど、各切欠き部50のY軸方向の幅d1は広く設定される。
また、各切欠き部50のX軸方向の幅d2は、切欠き部50の数に関係なく一定に設定される。具体的には、切欠き部50のX軸方向の幅d2は、遮光シート20aが押圧により切欠き部50に落ち込んで切欠き部50から露出する下プリズムシート17bに達することができる幅に設定される。
図2に戻り、光学シート17を導光板40に固定する両面テープ18について説明する。両面テープ18は、一方の面の一部が導光板40の出射面40aの一部に貼り付けられ、他方の面が拡散シート17aの一部に貼り付けられる。
かかる両面テープ18は、導光板40と拡散シート17aとの間に配置されることで、入光側面40c側の拡散シート17aと下プリズムシート17bと上プリズムシート17cとをZ軸正方向側に盛り上げている。
つまり、両面テープ18は、拡散シート17aと下プリズムシート17bと上プリズムシート17cとを盛り上げることによって、下プリズムシート17bおよび上プリズムシート17cが遮光シート20aに貼り付けられる高さ位置を調整している。
次に、入光側面40c側の光学シート17を固定する遮光シート20aと収納容器10の側壁10bおよびFPC12の上面を覆う遮光シート20bとについて説明する。遮光シート20aは、LED11のY軸方向に沿う面に対向する側壁10bの上端面10b−2からLED11の上面の一部にわたってLED11のY軸方向の幅方向を覆う。
かかる遮光シート20aは、例えば、両面に粘着面を有する両面テープであり、Z軸負方向側の一方の粘着面が遮光シート20b、下プリズムシート17bおよび上プリズムシート17cに貼り付けられ、Z軸正方向側の他方の粘着面が液晶表示装置に貼り付けられる。
具体的には、遮光シート20aにおけるZ軸負方向側の一方の粘着面は、切欠き部50から露出する下プリズムシート17bと上プリズムシート17cにおける切欠き部50の周辺領域とに貼り付けられる。これにより、上プリズムシート17cと下プリズムシート17bとは、遮光シート20aによって一体的に固定される。
遮光シート20bは、LED11のY軸方向に沿う面に対向する側壁10bの外側面からFPC12の上面にわたって側壁10bの外側面およびFPC12をY軸方向の幅方向に覆う。
かかる遮光シート20bは、例えば、一方の面に粘着面を有する片面テープであり、粘着面が側壁10bの外側面および上端面10b−2に貼り付けられる。これにより、側壁10bの外側面には、粘着面が外部に露出しないようにすることができ、面状照明装置1のハンドリングを良くすることができる。
図2は、面状照明装置1において、上プリズムシート17cに切欠き部50が形成されている部分の断面模式図であるが、上プリズムシート17cに切欠き部50が形成されていない部分の断面模式図を図4に示しておく。
図4は、上プリズムシート17cに切欠き部50が形成されていない部分を通りA−A線に平行な線の断面模式図である。なお、図2に示す構成要素と同様の機能を有する構成要素については、図2に示す符号と同一の符号を示すことにより、その説明を省略する。また、図4は、説明に必要な部分以外の部分を省略している。
図4に示すように、遮光シート20aにおけるZ軸負方向側の一方の粘着面は、両面テープ18によって盛り上がっている上プリズムシート17cの上面に貼り付けられる。
すなわち、遮光シート20aは、切欠き部50が形成されている箇所が窪み、切欠き部50が形成されていない箇所が平らになる。
上述したように、実施形態に係る面状照明装置1では、光学シート17の上プリズムシート17cにおいて、上プリズムシート17cの導光板40の入光側面40c側の端部に切り欠き部50が形成される。かかる切欠き部50によって上プリズムシート17cと遮光シート20aとの接着面積を確保しつつ、遮光シート20aと下プリズムシート17bとの固定を行う。
そして、実施形態に係る面状照明装置1では、遮光シート20aが、切欠き部50から露出する下プリズムシート17bと切欠き部50が形成された上プリズムシート17cとを覆うようにして貼り付けられる。
これにより、実施形態に係る面状照明装置1では、遮光シート20aによって上プリズムシート17cと下プリズムシート17bとを一体的に固定することができるため、装置の使用環境の変化によって下プリズムシート17bがずれるおそれがない。
つまり、実施形態に係る面状照明装置1では、上プリズムシート17cと下プリズムシート17bとが遮光シート20aによって固定され、拡散シート17aが両面テープ18によって固定されるため、光学シート17を確実に固定することができる。
次に、図5を用いて、実施形態に係る面状照明装置1の変形例について説明する。図5は、実施形態に係る面状照明装置1の第1変形例を示す断面模式図である。なお、図2に示す構成要素と同様の機能を有する構成要素については、図2に示す符号と同一の符号を示すことにより、その説明を省略する。
図5に示すように、第1変形例に係る面状照明装置1aにあっては、導光板40において、LED11が配置される入光側面40cと出射面40aとの間に、有効領域30に向かって反射面40b側へ傾斜する傾斜面40dを有する入光楔部41を備えるようにした。
この第1変形例では、拡散シート17aにおける入光側面40c側の端部が、出射面40aから傾斜面40dに沿って入光側面40cを越えて伸び、遮光シート20aに貼り付けられる。
また、下プリズムシート17bは、拡散シート17aにおける出射面40aを覆う領域の出射面40aとは反対側の面を覆い、上プリズムシート17cは、下プリズムシート17bにおける拡散シート17aを覆う領域の出射面40aとは反対側の面を覆う。
つまり、下プリズムシート17bと上プリズムシート17cとは、導光板40の入光楔部41によって窪んだ面に対応する位置に配置される。
これにより、切欠き部50が形成された上プリズムシート17cは、両面テープ18によってZ軸正方向側へ盛り上げられた部分の拡散シート17aと高さ位置が略同じになる。
そして、遮光シート20aは、Z軸負方向側の一方の粘着面が側壁10bの上端面10b−2、拡散シート17a,下プリズムシート17bおよび上プリズムシート17cに貼り付けられる。
具体的には、遮光シート20aにおけるZ軸負方向側の一方の粘着面は、両面テープ18によってZ軸正方向側へ盛り上げられた部分の拡散シート17aと切欠き部50から露出する下プリズムシート17bと上プリズムシート17cにおける切欠き部50の周辺領域とに貼り付けられる。これにより、拡散シート17aと上プリズムシート17cと下プリズムシート17bとは、遮光シート20aによって一体的に固定される。
図5は、面状照明装置1aにおいて、上プリズムシート17cに切欠き部50が形成されている部分の断面模式図であるが、上プリズムシート17cに切欠き部50が形成されていない部分の断面模式図を図6に示しておく。
図6は、第1変形例に係る面状照明装置1aにおいて上プリズムシート17cに切欠き部50が形成されていない部分の断面模式図である。なお、図5に示す構成要素と同様の機能を有する構成要素については、図5に示す符号と同一の符号を示すことにより、その説明を省略する。また、図6は、説明に必要な部分以外の部分を省略している。
図6に示すように、遮光シート20aにおけるZ軸負方向側の一方の粘着面は、両面テープ18によって盛り上がっている拡散シート17aの上面と上プリズムシート17cの上面に面一で貼り付けられる。
すなわち、遮光シート20aは、切欠き部50が形成されている箇所が窪み、切欠き部50が形成されていない箇所が平らになる。
上述したように、第1変形例に係る面状照明装置1aでは、下プリズムシート17bと上プリズムシート17cとが、導光板40の入光楔部41によって窪んだ面に対応する位置に配置される。
そして、第1変形例に係る面状照明装置1aでは、遮光シート20aが、両面テープ18によってZ軸正方向側へ盛り上げられた部分の拡散シート17aと切欠き部50から露出する下プリズムシート17bと切欠き部50が形成された上プリズムシート17cとを覆うようにして貼り付けられる。
これにより、第1変形例に係る面状照明装置1aでは、遮光シート20aによって拡散シート17aと上プリズムシート17cと下プリズムシート17bとを一体的に固定することができるため、装置の使用環境の変化によって下プリズムシート17bがずれるおそれがない。
したがって、第1変形例に係る面状照明装置1aでは、上プリズムシート17cと下プリズムシート17bとが遮光シート20aによって固定され、拡散シート17aが両面テープ18と遮光シート20aによって固定されるため、光学シート17を確実に固定することができる。
また、第1変形例に係る面状照明装置1aでは、下プリズムシート17bと上プリズムシート17cとが、導光板40の入光楔部41によって窪んだ面に対応する位置に配置されるため、装置の薄型化を図ることができる。
次に、図7を用いて、上プリズムシート17cおよび下プリズムシート17bの変形例について説明する。図7は、実施形態に係る上プリズムシート17cおよび下プリズムシート17bの変形例を示す平面図である。なお、図3に示す構成要素と同様の機能を有する構成要素については、図3に示す符号と同一の符号を示すことにより、その説明を省略する。また、図7において、入光側面40c側の遮光シート20aの配置位置を破線で示している。
図7に示すように、かかる変形例では、下プリズムシート17bにおいても、切欠き部51が、下プリズムシート17bの導光板40の入光側面40c側の端部に、入光側面40cに沿ってY軸方向に均等な間隔で複数形成される。
そして、上プリズムシート17cに形成された切欠き部50は、下プリズムシート17bに形成された互いに隣接する切欠き部51で挟まれた舌部60が位置する。つまり、上プリズムシート17cに形成された切欠き部50で挟まれた舌部61と下プリズムシート17bに形成された舌部60とが互い違いとなる。
より具体的には、上プリズムシート17cの切欠き部50の位置と、下プリズムシート17bの切欠き部51の位置とが互い違いになるように、言い換えると、切欠きによって各シート17b,17cに形成される凸部が互いに相補的な関係になるように、下プリズムシート17bに切欠き部51が形成される。
上プリズムシート17cは、下プリズムシート17bに形成された切欠き部51に重なる部分が、下プリズムシート17bに形成された切欠き部51から露出した拡散シート17aに接触することとなる。
また、上プリズムシート17cにおける下プリズムシート17bに形成された切欠き部51に重なる部分が、切欠き部51に落ち込んで、下プリズムシート17の舌部60と面一となる。
これにより、入光側面40c側の端部の上プリズムシート17cおよび下プリズムシート17bにおいて、遮光シート20aが接合される面を、入光側面40cに沿って平坦にすることができ、遮光シート20aとの固定強度が向上する。
次に、図7に示す上プリズムシート17cおよび下プリズムシート17bを適用した面状照明装置1の変形例について説明する。第2変形例に係る面状照明装置1bでは、入光楔部41を備えない導光板40の出射面40aに配置される光学シート17のうち上プリズムシート17cおよび下プリズムシート17bが、図7に示す上プリズムシート17cおよび下プリズムシート17bである。
かかる面状照明装置1bについて図8および図9を用いて説明する。図8は、図7のB−B線断面部分における第2変形例に係る面状照明装置1bの断面模式図である。図9は、図7のC−C線断面部分における第2変形例に係る面状照明装置1bの断面模式図である。なお、図2および図7に示す構成要素と同様の機能を有する構成要素については、図2および図7に示す符号と同一の符号を示すことにより、その説明を省略する。
図8に示すように、図7のB−B線断面部分における遮光シート20aは、Z軸負方向側の一方の粘着面が切欠き部51に落ち込んだ部分の上プリズムシート17cと上プリズムシート17cにおける切欠き部50の周辺領域とに貼り付けられる。
また、図9に示すように、図7のC−C線断面部分における遮光シート20aは、切欠き部50から露出する下プリズムシート17b(舌部60)と、上プリズムシート17cにおける切欠き部50の周辺領域とに貼り付けられる。
つまり、第2変形例に係る面状照明装置1bでは、遮光シート20aが、面一となった切欠き部50から露出する下プリズムシート17b(舌部60)と切欠き部51に落ち込んだ部分の上プリズムシート17cとに貼り付けられる。
これにより、第2変形例に係る面状照明装置1bでは、遮光シート20aによって入光側面40c側の端部の上プリズムシート17cおよび下プリズムシート17bを一体的に強固に固定することができる。
つまり、第2変形例に係る面状照明装置1bにおいても、上述同様に、上プリズムシート17cと下プリズムシート17bとが遮光シート20aによって固定されるため、光学シート17を確実に固定することができる。
次に、第3変形例に係る面状照明装置1cについて説明する。第3変形例に係る面状照明装置1bでは、入光楔部41を備える導光板40の出射面40aに配置される光学シート17のうち上プリズムシート17cおよび下プリズムシート17bが、図7に示す上プリズムシート17cおよび下プリズムシート17bである。
かかる面状照明装置1cについて図10および図11を用いて説明する。図10は、図7のB−B線断面部分における第3変形例に係る面状照明装置1cの断面模式図である。図11は、図7のC−C線断面部分における第3変形例に係る面状照明装置1cの断面模式図である。なお、図5および図7に示す構成要素と同様の機能を有する構成要素については、図5および図7に示す符号と同一の符号を示すことにより、その説明を省略する。
図10に示すように、図7のB−B線断面部分における遮光シート20aは、Z軸負方向側の一方の粘着面が、両面テープ18によってZ軸正方向側へ盛り上げられた部分の拡散シート17aと切欠き部51に落ち込んだ部分の上プリズムシート17cと上プリズムシート17cにおける切欠き部50の周辺領域とに貼り付けられる。
また、図11に示すように、図7のC−C線断面部分における遮光シート20aは、Z軸負方向側の一方の粘着面が、両面テープ18によってZ軸正方向側へ盛り上げられた部分の拡散シート17aと切欠き部50から露出する下プリズムシート17b(舌部60)と上プリズムシート17cにおける切欠き部50の周辺領域とに貼り付けられる。
つまり、第3変形例に係る面状照明装置1cにおいても、遮光シート20aが、面一となった切欠き部50から露出する下プリズムシート17b(舌部60)と切欠き部51に落ち込んだ部分の上プリズムシート17cとに貼り付けられる。
これにより、第3変形例に係る面状照明装置1cにおいても、遮光シート20aによって入光側面40c側の端部の上プリズムシート17cおよび下プリズムシート17bを一体的に強固に固定することができる。
つまり、第3変形例に係る面状照明装置1bにおいても、上述同様に、上プリズムシート17cと下プリズムシート17bとが遮光シート20aによって固定され、拡散シート17aが両面テープ18と遮光シート20aによって固定されるため、光学シート17を確実に固定することができる。
なお、上述の実施形態では、3つの光学シート17a,17b,17cを用いたが、光学シートの数はこれに限られず、光学シートを、例えば、4つ用いてもよい。
かかる4つの光学シートとしては、例えば、反射偏向シート、拡散シート、下プリズムシート、上プリズムシートを挙げることができる。これら4つの光学シートは、導光板の出射面側からこの順に積層される。
かかる場合、切欠き部が拡散シートと下プリズムシートと上プリズムシートとに各々形成されることになる。具体的には、切欠き部は、各シートおいて同じ位置に形成されるのではなく、各シートにおいて互い違いになるように形成される。
かかる場合であっても、遮光シートによって拡散シート、下プリズムシートおよび上プリズムシートを一体的に固定することができ、各光学シートを確実に固定することができる。
また、上述の実施形態では、上プリズムシート17cと下プリズムシート17bとを2枚重ね合わせて光の偏向を変えているが、上プリズムシート17cの機能と下プリズムシート17bの機能とを合わせ持った1つの光学シートを用いてもよい。かかる光学シートとしては、下プリズムシート17bの機能を持った層と接着層と上プリズムシート17cの機能を持った層とがこの順に積層された光学シートが挙げられる。
そして、かかる光学シートに切欠き部50が形成されて、遮光シート20aが、切欠き部50から露出する拡散シート17aと切欠き部50が形成された上記の光学シートとを覆うようにして貼り付けられる。
また、上述の実施形態では、遮光シート20aで、切欠き部50から露出する下プリズムシート17bと切欠き部50が形成された上プリズムシート17cとを覆っているが、この形態に限られない。
他の形態としては、FPC12の上面を覆う遮光シート20bを遮光シート20aの有効領域30側の端部まで伸ばし、遮光シート20aと遮光シート20bとの2層からなるシートで、切欠き部50から露出する下プリズムシート17bと切欠き部50が形成された上プリズムシート17cとを覆うようにしてもよい。かかる形態であっても、上述と同様の作用効果を得ることができる。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
1、1a、1b、1c 面状照明装置
11 LED
12 FPC
17 光学シート
17a 拡散シート
17b 下プリズムシート
17c 上プリズムシート
20a、20b、21 遮光シート
30 有効領域
40 導光板
40a 出射面
40b 反射面
40c 入光側面
50、51 切欠き部
60、61 舌部
11 LED
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17 光学シート
17a 拡散シート
17b 下プリズムシート
17c 上プリズムシート
20a、20b、21 遮光シート
30 有効領域
40 導光板
40a 出射面
40b 反射面
40c 入光側面
50、51 切欠き部
60、61 舌部
Claims (6)
- 光を出射する出射面を有する導光板と、
前記出射面側に配置される複数の光学シートと、
前記出射面の有効領域を規定し、前記複数の光学シートのうち前記出射面から最も離れた光学シートにおいて前記出射面とは反対側の面に貼着される遮光シートと
を備え、
前記複数の光学シートのうち少なくとも前記出射面から最も離れた光学シートに切欠き部が形成され、
前記遮光シートは、
前記切欠き部から露出する前記光学シートと前記切欠き部が形成された前記光学シートとを覆うようにして貼り付けられる、
面状照明装置。 - 前記複数の光学シートは、
第1プリズムシートと、前記第1プリズムシートの前記出射面側に配置される第2プリズムシートと
を備え、
前記切欠き部は、
前記第1プリズムシートの前記導光板の光が入射する側面側の端部に所定の間隔を空けて複数形成され、
前記遮光シートは、
前記切欠き部から露出した前記第2プリズムシートと前記切欠き部が形成された第1プリズムシートとを覆うようにして貼り付けられる、
請求項1に記載の面状照明装置。 - 前記第2プリズムシートにおける前記導光板の光が入射する側面側の端部に所定の間隔を空けて切欠き部が複数形成され、
前記第1プリズムシートに形成された前記切欠き部には、
前記第2プリズムシートに形成された互いに隣接する前記切欠き部で挟まれた舌部が位置する、
請求項2に記載の面状照明装置。 - 前記第1プリズムシートに形成された前記切欠き部と前記第2プリズムシートに形成された前記切欠き部とが互い違いとなるように配置される、
請求項3に記載の面状照明装置。 - 前記第2プリズムシートと前記出射面との間に配置される拡散シートを備え、
前記第1プリズムシートは、
前記第2プリズムシートに形成された前記切欠き部に重なる部分が、前記第2プリズムシートに形成された前記切欠き部から露出した前記拡散シートに接触する、
請求項3または4に記載の面状照明装置。 - 前記導光板は、
前記光が入射する側面と前記出射面との間に、前記有効領域に向かって前記出射面の反対側の面であって光を反射する反射面側へ傾斜する傾斜面を有する入光楔部を備え、
前記第1プリズムシートおよび前記第2プリズムシートは、
前記導光板における前記入光楔部によって窪んだ面に対応する位置に配置される、
請求項2〜5のいずれか1つに記載の面状照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016244529A JP2018098132A (ja) | 2016-12-16 | 2016-12-16 | 面状照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016244529A JP2018098132A (ja) | 2016-12-16 | 2016-12-16 | 面状照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018098132A true JP2018098132A (ja) | 2018-06-21 |
Family
ID=62632380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016244529A Pending JP2018098132A (ja) | 2016-12-16 | 2016-12-16 | 面状照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018098132A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110568664A (zh) * | 2019-09-06 | 2019-12-13 | 深圳市德仓科技有限公司 | 一种背光模组、显示屏、终端、光学膜材及其制备方法 |
-
2016
- 2016-12-16 JP JP2016244529A patent/JP2018098132A/ja active Pending
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CN110568664A (zh) * | 2019-09-06 | 2019-12-13 | 深圳市德仓科技有限公司 | 一种背光模组、显示屏、终端、光学膜材及其制备方法 |
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