JP2018096386A - 電動パーキングブレーキ用駆動装置 - Google Patents

電動パーキングブレーキ用駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018096386A
JP2018096386A JP2016238191A JP2016238191A JP2018096386A JP 2018096386 A JP2018096386 A JP 2018096386A JP 2016238191 A JP2016238191 A JP 2016238191A JP 2016238191 A JP2016238191 A JP 2016238191A JP 2018096386 A JP2018096386 A JP 2018096386A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eccentric shaft
housing
parking brake
electric parking
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016238191A
Other languages
English (en)
Inventor
正明 大石
Masaaki Oishi
正明 大石
勝弘 辻本
Katsuhiro Tsujimoto
勝弘 辻本
正和 大橋
Masakazu Ohashi
正和 大橋
正佳 竹内
Masayoshi Takeuchi
正佳 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2016238191A priority Critical patent/JP2018096386A/ja
Publication of JP2018096386A publication Critical patent/JP2018096386A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】少ない部品点数で所望の減速性能を確保し得ると共に、騒音を低く抑え得る小型の電動パーキングブレーキ用駆動装置を提供する。【解決手段】ハウジング10内に、電動モータ20と、ベルト伝動機構30及び歯車伝動機構40から成る減速機構が収容され、第1のケース11と第2のケース12との間に保持部材50の一端部が挟持されている。減速機構は、内歯車42、外歯車43、偏心軸部材41及びオルダム継手部材44を有し、従動プーリ32と一体となって回転する偏心軸部材の回転に応じて、従動プーリの回転出力が外歯車、オルダム継手部材及び内歯車を介して更に減速され、電動パーキングブレーキにトルク伝達される。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の駐車時に電動モータにより駆動して、車輪に制動力を付与する電動パーキングブレーキ用駆動装置に関する。
電動パーキングブレーキ用駆動装置に関し、例えば下記の特許文献1には、その背景技術として下記の特許文献2が引用され、「電動ブレーキ装置は、電動モータの出力シャフトに固着された小径プーリと、ボデーに対して回転可能に設けられ、小径プーリとの間にベルトが架けられた大径プーリとを含んでいる。また、大径プーリには同一の回転軸上に2段の遊星歯車が連結され、大径プーリとともにギヤ機構が形成されている。」旨説明する共に、「これによって、電動モータの駆動力は、ベルトを含んだ伝達機構と複数段の遊星歯車にて減速された後、直進運動に変換され、車輪ブレーキに伝達されて車輪に制動力を付与している。」旨説明している(特許文献1の段落〔0002〕及び〔0003〕に記載)。
そして、上記の従来装置においては「剛性を有するスペーサをギヤ機構の回転軸と電動モータとの間に延在させ、ギヤ機構の回転軸を電動モータに対し取り付けている。これにより、回転軸はボデーに対して直接に固定されることがなく、電動モータの出力シャフトに対する位置決めの精度を向上させている。」(特許文献1の段落〔0007〕に記載)ことから、「ギヤ機構の回転軸を支持するために上述したスペーサを必要とし、電動ブレーキ装置が大型化して、その重量が増大する」(同段落〔0008〕に記載)という課題を解決すべく、「ギヤボデーに設けられた第1軸受部によって第1回転シャフトが支持されたことにより、第1回転シャフトを電動モータに支持させるスペーサ等を必要とせず、減速機構の大型化を防ぎ、低コストの電動パーキングブレーキ用駆動装置」(同段落〔0016〕に記載)が提案されている。
特許第5743680号公報 国際公開WO2007−096098号公報
上記特許文献1に記載の装置においては、モータ出力に対する減速機構が、2段の減速歯車機構と1段の遊星歯車機構が連結された3段の減速機構で構成されており、特許文献2に記載の装置においては、1段のベルト伝動機構と2段の遊星歯車機構が連結された3段の減速機構で構成されている。このため、更なる小型化は困難であり、また、遊星歯車機構が必須とされているので、部品点数の低減や騒音対策が困難であった。
そこで、本発明は、少ない部品点数で所望の減速性能を確保し得ると共に、騒音を低く抑え得る小型の電動パーキングブレーキ用駆動装置を提供することを課題とする。
上記の課題を達成するため、本発明は、車両の電動パーキングブレーキを駆動する電動パーキングブレーキ用駆動装置であって、ハウジング内に収容される電動モータと、該電動モータの出力軸に連結され当該電動モータの出力を減速して前記電動パーキングブレーキに伝達する減速機構とを備え、該減速機構は、前記ハウジング内に収容され、前記電動モータの出力軸に連結される駆動プーリと、前記ハウジング内で回転可能に支持される従動プーリと、該従動プーリ及び前記駆動プーリに張設されるベルトと、前記ハウジング内に収容され、前記ハウジングに対し所定の回転軸を中心に回転可能に支持される内歯車と、該内歯車に外歯の一部が噛合するように配置され、前記回転軸を含む面上で平行に所定距離オフセットした偏心軸を中心に回転可能に支持される外歯車と、前記回転軸を軸芯とする入力軸部及び前記偏心軸を軸芯とする偏心軸部を本体軸部の両側に有し、前記偏心軸部が前記外歯車に回転可能に支持されると共に、前記入力軸部が前記ハウジングに回転可能に支持され、前記従動プーリと一体となって回転する偏心軸部材と、該偏心軸部材の前記本体軸部が収容される案内孔を有し、該案内孔内に前記本体軸部が回転可能に支持されるオルダム継手部材であって、前記ハウジングに対し摺動可能に支持されると共に、前記ハウジングに対する摺動方向に対して直交する方向で前記外歯車に対し摺動可能に支持されるオルダム継手部材とを備えることとしたものである。
上記の電動パーキングブレーキ用駆動装置において、前記オルダム継手部材は、前記案内孔を中央に有する本体部と、該本体部から、前記偏心軸を中心とした径方向両側に延出する第1の腕部と、該第1の腕部に対して直交する径方向両側に延出する第2の腕部を有し、該第2の腕部が前記ハウジングに対し摺動可能に支持され、前記第1の腕部が前記外歯車に対し摺動可能に支持される構成とするとよい。
特に、前記第1の腕部は、前記偏心軸を中心とした径方向両側に延在する案内凹部を有し、前記外歯車は、前記偏心軸を中心とした径方向両側で軸方向に延出する案内部材を有し、該案内部材が前記案内凹部に嵌合するように配設されている構成とするとよい。
また、前記ハウジングは、前記電動モータ、前記内歯車、前記外歯車、前記偏心軸部材及び前記オルダム継手部材が収容される第1のケースと、前記駆動プーリ、前記ベルト及び前記従動プーリが収容される第2のケースを具備し、該第2のケースと前記第1のケースとの間に一端部が挟持される保持部材であって、前記駆動プーリ及び前記従動プーリが回転可能に支持されると共に、前記偏心軸部材の前記入力軸部が回転可能に支持される保持部材を備えたものとするとよい。
更に、前記第1のケースは、前記オルダム継手部材の前記第2の腕部が嵌合する嵌合溝を有し、該嵌合溝に前記第2の腕部が嵌合して前記オルダム継手部材が前記第1のケースに対し摺動可能に支持されている構成としてもよい。
本発明は上述のように構成されているので以下の効果を奏する。即ち、本発明の電動パーキングブレーキ用駆動装置は、ハウジング内に収容される電動モータと、電動モータの出力軸に連結され当該電動モータの出力を減速して電動パーキングブレーキに伝達する減速機構とを備え、その減速機構は、ハウジング内に収容され、電動モータの出力軸に連結される駆動プーリと、ハウジング内で回転可能に支持される従動プーリと、従動プーリ及び駆動プーリに張設されるベルトと、ハウジング内に収容され、ハウジングに対し所定の回転軸を中心に回転可能に支持される内歯車と、この内歯車に外歯の一部が噛合するように配置され、回転軸を含む面上で平行に所定距離オフセットした偏心軸を中心に回転可能に支持される外歯車と、回転軸を軸芯とする入力軸部及び偏心軸を軸芯とする偏心軸部を本体軸部の両側に有し、偏心軸部が外歯車に回転可能に支持されると共に、入力軸部がハウジングに回転可能に支持され、従動プーリと一体となって回転する偏心軸部材と、この偏心軸部材の本体軸部が収容される案内孔を有し、この案内孔内に本体軸部が回転可能に支持されるオルダム継手部材であって、ハウジングに対し摺動可能に支持されると共に、ハウジングに対する摺動方向に対して直交する方向で外歯車に対し摺動可能に支持されるオルダム継手部材とを備えることとしたものであり、減速機構としては1段のベルト伝動機構と1段の歯車伝動機構が連結された構成であるので、従前に比し、少ない部品点数によって所望の減速性能を確保し得ると共に、装置全体として騒音を低く抑えることができる。
上記の電動パーキングブレーキ用駆動装置において、オルダム継手部材は、案内孔を中央に有する本体部と、本体部から、偏心軸を中心とした径方向両側に延出する第1の腕部と、第1の腕部に対して直交する径方向両側に延出する第2の腕部を有し、第2の腕部がハウジングに対し摺動可能に支持され、第1の腕部が外歯車に対し摺動可能に支持されるように構成すれば、減速機構の一層の小型化が可能となる。更に、第1の腕部は、偏心軸を中心とした径方向両側に延在する案内凹部を有するものとし、外歯車は、偏心軸を中心とした径方向両側で軸方向に延出する案内部材を有するものとし、案内部材が案内凹部に嵌合するように配設されている構成とすれば、組み付けが容易で小型且つ安価な減速機構とすることができる。
また、ハウジングは、電動モータ、内歯車、外歯車、偏心軸部材及びオルダム継手部材が収容される第1のケースと、駆動プーリ、ベルト及び従動プーリが収容される第2のケースを具備するものとし、第2のケースと第1のケースとの間に一端部が挟持される保持部材であって、駆動プーリ及び従動プーリが回転可能に支持されると共に、偏心軸部材の入力軸部が回転可能に支持される保持部材を備えたものとすれば、必要な強度を維持しつつ各構成部材を安定した状態で保持することができる。
更に、第1のケースは、オルダム継手部材の第2の腕部が嵌合する嵌合溝を有するものとし、この嵌合溝に第2の腕部が嵌合してオルダム継手部材が第1のケースに対し摺動可能に支持されている構成とすれば、組み付けが容易で一層の小型化が可能となる。
本発明の一実施形態に係る電動パーキングブレーキ用駆動装置の分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電動パーキングブレーキ用駆動装置の一部断面斜視図である。 本発明の一実施形態におけるプーリ伝達機構を示す斜視図である。 本発明の一実施形態における電動モータ及び歯車伝動機構部分を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に供されるオルダム継手部材の他の態様を示す斜視図である。 本発明の一実施形態において外歯車に装着される摺動部材及び軸部材の他の態様を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に供されるオルダム継手部材の支持構造の別の態様を示す斜視図である。
以下、本発明の望ましい実施形態について図面を参照して説明する。本発明の一実施形態に係る電動パーキングブレーキ用駆動装置は、図1に示すように、ハウジング10内に、電動モータ20と、ベルト伝動機構30及び歯車伝動機構40から成る減速機構が収容されている。本実施形態のハウジング10は、筐体の第1のケース11と、その開口部を閉塞する第2のケース12で構成され、両者間にプレート状の保持部材50の一端部が挟持されている。上記のベルト伝動機構30は、電動モータ20の出力軸21に連結される駆動プーリ31と、ハウジング10内で回転可能に支持される従動プーリ32と、両者間に張設されるベルト33を有し、ベルト33を介して駆動プーリ31の回転出力を減速して従動プーリ32に伝達するように構成されている。本実施形態の駆動プーリ31及び従動プーリ32は、ハウジング10内で保持部材50に回転可能に支持されている。また、歯車伝動機構40は、従動プーリ32と一体となって回転する偏心軸部材41を有し、この偏心軸部材41の回転に応じて従動プーリ32の回転出力が更に減速され、電動パーキングブレーキ(図示せず)にトルク伝達されるように構成されている。
本実施形態の歯車伝動機構40は、図1に示すように、ハウジング1内に、内歯車42、外歯車43、偏心軸部材41及びオルダム継手部材44が収容されている。内歯車42は、第1のケース11(ハウジング10)に対し所定の回転軸Axを中心に回転可能に支持されている。外歯車43は、その外歯の一部が内歯車42に噛合するように配置され、回転軸Axを含む面上で平行に所定距離オフセットした偏心軸Ay(図示省略)を中心に回転可能に支持されている。即ち、外歯車43の外周には、内歯車42の内周に形成される複数の歯部42aの歯数より少ない歯数からなる複数の歯部43aが形成されている。具体的には、外歯車43の歯部43aの歯数は、内歯車42の歯部42aの歯数よりも1つ少ない数に設定されている(例えば、内歯車42の歯数が100の場合、外歯車43の歯数は99に設定)。そして、回転軸Axを中心に回転する内歯車42の歯部42aの一部と、偏心軸Ayを中心に回転する外歯車43の歯部43aの一部が噛合するように配置されている。
図1に示すように、偏心軸部材41は、回転軸Axを軸芯とする入力軸部41x及び偏心軸Ayを軸芯とする偏心軸部41yを本体軸部41bの両側に有し、入力軸部41xが外歯車43に回転可能に支持されると共に、偏心軸部41yが保持部材50(ひいてはハウジング10)に回転可能に支持されている。オルダム継手部材44は、偏心軸部材41の本体軸部41bが収容される案内孔45を有し、この案内孔45内に本体軸部41bが回転可能に支持されている。また、オルダム継手部材44は、ハウジング1に対し摺動可能に支持されると共に、ハウジング1に対する摺動方向に対して直交する方向で外歯車43に対し摺動可能に支持されている。更に、図1に示すように、オルダム継手部材44の両側に軸受部材(ベアリング)46、46が配設され、これらの軸受部材46、46を介して偏心軸部材41が外歯車43及び保持部材50(ひいてはハウジング10)に支持されている。
本実施形態のオルダム継手部材44は、案内孔45を中央に有する環状の本体部44aと、本体部44aから、偏心軸Ayを中心とした径方向両側に延出する第1の腕部44b、44bと、第1の腕部44bに対し直交する径方向両側に延出する第2の腕部44c、44cを有する。図1に示すように、第1の腕部44b、44bには、径方向に延在する案内凹部として嵌合凹部44r、44rが形成されている。本実施形態の嵌合凹部44r、44rは、内側面が案内孔45に開口する連通孔で構成されている。一方、外歯車43には、案内部材として、その中心から径方向両側で軸方向に延出する延出部43p、43pが一体的に形成されており、延出部43p、43pが案内凹部44r、44rに嵌合するように配設される。而して、第1の腕部44b、44bが外歯車43に対し摺動可能に支持されている。
また、第1のケース11には、径方向に延在する嵌合溝11g、11gが形成されている(図1には一方のみが表れている)。而して、図1及び図4に示すように、オルダム継手部材44の第2の腕部44c、44cが嵌合溝11g、11gに嵌合し、オルダム継手部材44が第1のケース11に対し摺動可能に支持されている。
本実施形態においては、図1に示すように、偏心軸部材41の軸方向端部に係合凹部41r、41rが形成されると共に、図3に示すように、従動プーリ32の軸部32aの周囲に係合凸部32p、32pが形成されており、係合凸部32p、32pが係合凹部41r、41rに嵌合するように組み付けられると、偏心軸部材41は従動プーリ32と一体となって回転し得る構造となる。保持部材50は、図1に示すようにプレート形状で、その上面に駆動プーリ31及び従動プーリ32が回転可能に支持されると共に、その下面に偏心軸部材41の入力軸部41xが軸受部材60を介して回転可能に支持される。更に、内歯車42の軸方向のガタを防止するため、保持部材50の下面から複数の立壁部50pが延出形成されており、保持部材50が第1のケース11に装着されると、各立壁部50pの先端面が内歯車42の軸方向端面に当接するように配設される。尚、第1のケース11と第2のケース12を合成樹脂で構成した場合には、両者の接合手段として振動溶着や熱溶着を適用すれば容易に防水性を確保し得るが、接着剤を用いることとしてもよい。
而して、本実施形態の歯車伝動機構においては、偏心軸部材41が従動プーリ32と一体となって入力軸Axを中心に回転駆動されると、オルダム継手部材45が偏心軸Ayを中心に回転駆動され、その嵌合凹部44r、44rに嵌合された延出部43p、43pが摺動しつつ回転駆動力が外歯車43に伝達され、外歯車43は、歯部43aの一部が内歯車42の歯部42aの一部と噛合しながら内歯車42内を回転し、これにより内歯車42がその出力軸部42bを中心に回転駆動される。この間、オルダム継手部材45は、オフセット量(前述のd)に応じて嵌合凹部44r、44rの径方向の変位と嵌合溝11g、11gの径方向の変位が合成された方向に移動しながら回転し、回転駆動力が外歯車43に伝達され、更に、上記のように内歯車42に伝達される。このときの噛合箇所は外歯車43と内歯車42との間の一箇所のみであるので、全体として騒音を低く抑えることができる。
上記のオルダム継手部材44については、案内凹部として、図1に示す嵌合凹部44r、44rに代えて、図5に示すように、第1の腕部44b、44bに形成され、径方向に延在する嵌合溝44g、44gを用いることとし、また、案内部材として、図1に示す延出部43p、43pに代えて、図6に示すように、外歯車43の中心から径方向両側で軸方向に突出するピン46、46を設けることとしてもよい。更に、これらに摺動部材47、47を装着することとし、摺動部材47、47が嵌合溝44g、44gに嵌合するように配設することとしてもよい。
あるいは、図7に示すように、延出部43p、43pに代えて、オルダム継手部材44の本体部44aを挟持して摺動可能に保持する保持部43h、43hを外歯車43に設けることとし、第2の腕部44c、44cを囲繞して摺動可能に保持するブロック49、49を第1のケース11に装着することとしてもよい。
而して、本実施形態の電動パーキングブレーキ用駆動装置においては、電動モータ20が回転駆動されると、その回転出力がベルト伝動機構30及び歯車伝動機構40によって減速されて電動パーキングブレーキ(図示せず)にトルク伝達される。尚、ベルト伝動機構30の減速比は、駆動プーリ31と従動プーリ32の歯数の比となり、歯車伝動機構40の減速比は、内歯車42と外歯車43の歯数の差で決まり、前述の歯数例であれば、1−(99/100)=1/100となる。このように、上記のベルト伝動機構30及び歯車伝動機構40によれば、従前に比し少ない部品点数で、大きな減速比を確保することができる。しかもベルト伝動機構30はベルト駆動のため打音を発することがなく、また、歯車伝動機構40における噛合箇所は一箇所のみであるので、装置全体として騒音を低く抑えることができる。
10 ハウジング
11 第1のケース
12 第2のケース
20 電動モータ
21 出力軸
30 ベルト伝動機構
31 駆動プーリ
32 従動プーリ
33 ベルト
40 歯車伝動機構
41 偏心軸部材
42 内歯車
43 外歯車
44 オルダム継手部材
45 案内孔
46 軸受部材
50 保持部材

Claims (5)

  1. 車両の電動パーキングブレーキを駆動する電動パーキングブレーキ用駆動装置であって、
    ハウジング内に収容される電動モータと、
    該電動モータの出力軸に連結され当該電動モータの出力を減速して前記電動パーキングブレーキに伝達する減速機構とを備え、
    該減速機構は、
    前記ハウジング内に収容され、前記電動モータの出力軸に連結される駆動プーリと、
    前記ハウジング内で回転可能に支持される従動プーリと、
    該従動プーリ及び前記駆動プーリに張設されるベルトと、
    前記ハウジング内に収容され、前記ハウジングに対し所定の回転軸を中心に回転可能に支持される内歯車と、
    該内歯車に外歯の一部が噛合するように配置され、前記回転軸を含む面上で平行に所定距離オフセットした偏心軸を中心に回転可能に支持される外歯車と、
    前記回転軸を軸芯とする入力軸部及び前記偏心軸を軸芯とする偏心軸部を本体軸部の両側に有し、前記偏心軸部が前記外歯車に回転可能に支持されると共に、前記入力軸部が前記ハウジングに回転可能に支持され、前記従動プーリと一体となって回転する偏心軸部材と、
    該偏心軸部材の前記本体軸部が収容される案内孔を有し、該案内孔内に前記本体軸部が回転可能に支持されるオルダム継手部材であって、前記ハウジングに対し摺動可能に支持されると共に、前記ハウジングに対する摺動方向に対して直交する方向で前記外歯車に対し摺動可能に支持されるオルダム継手部材とを備えたことを特徴とする電動パーキングブレーキ用駆動装置。
  2. 前記オルダム継手部材は、
    前記案内孔を中央に有する本体部と、
    該本体部から、前記偏心軸を中心とした径方向両側に延出する第1の腕部と、
    該第1の腕部に対して直交する径方向両側に延出する第2の腕部を有し、
    該第2の腕部が前記ハウジングに対し摺動可能に支持され、前記第1の腕部が前記外歯車に対し摺動可能に支持されることを特徴とする請求項1記載の電動パーキングブレーキ用駆動装置。
  3. 前記第1の腕部は、前記偏心軸を中心とした径方向両側に延在する案内凹部を有し、
    前記外歯車は、前記偏心軸を中心とした径方向両側で軸方向に延出する案内部材を有し、
    該案内部材が前記案内凹部に嵌合するように配設されていることを特徴とする請求項2記載の電動パーキングブレーキ用駆動装置。
  4. 前記ハウジングは、
    前記電動モータ、前記内歯車、前記外歯車、前記偏心軸部材及び前記オルダム継手部材が収容される第1のケースと、
    前記駆動プーリ、前記ベルト及び前記従動プーリが収容される第2のケースを具備し、
    該第2のケースと前記第1のケースとの間に一端部が挟持される保持部材であって、前記駆動プーリ及び前記従動プーリが回転可能に支持されると共に、前記偏心軸部材の前記入力軸部が回転可能に支持される保持部材を備えたことを特徴とする請求項2又は3記載の電動パーキングブレーキ用駆動装置。
  5. 前記第1のケースは、前記オルダム継手部材の前記第2の腕部が嵌合する嵌合溝を有し、該嵌合溝に前記第2の腕部が嵌合して前記オルダム継手部材が前記第1のケースに対し摺動可能に支持されていることを特徴とする請求項4記載の電動パーキングブレーキ用駆動装置。
JP2016238191A 2016-12-08 2016-12-08 電動パーキングブレーキ用駆動装置 Pending JP2018096386A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016238191A JP2018096386A (ja) 2016-12-08 2016-12-08 電動パーキングブレーキ用駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016238191A JP2018096386A (ja) 2016-12-08 2016-12-08 電動パーキングブレーキ用駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018096386A true JP2018096386A (ja) 2018-06-21

Family

ID=62632244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016238191A Pending JP2018096386A (ja) 2016-12-08 2016-12-08 電動パーキングブレーキ用駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018096386A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108716534A (zh) * 2018-07-27 2018-10-30 郑州圻心智能设备有限公司 一种哈夫式铝质带轮座
CN109586502A (zh) * 2018-12-26 2019-04-05 贵阳万江航空机电有限公司 一种轻量化的后雨刮电机
CN109667858A (zh) * 2018-12-27 2019-04-23 精诚工科汽车系统有限公司 驻车执行器和具有其的车辆
WO2022173235A1 (ko) * 2021-02-10 2022-08-18 주식회사 민트로봇 싸이클로이드 감속기

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108716534A (zh) * 2018-07-27 2018-10-30 郑州圻心智能设备有限公司 一种哈夫式铝质带轮座
CN109586502A (zh) * 2018-12-26 2019-04-05 贵阳万江航空机电有限公司 一种轻量化的后雨刮电机
CN109667858A (zh) * 2018-12-27 2019-04-23 精诚工科汽车系统有限公司 驻车执行器和具有其的车辆
WO2022173235A1 (ko) * 2021-02-10 2022-08-18 주식회사 민트로봇 싸이클로이드 감속기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6703929B2 (ja) 減速装置
JP2018096386A (ja) 電動パーキングブレーキ用駆動装置
JP7188849B2 (ja) 減速機およびアクチュエータ
CN103043171B (zh) 自行车的驱动单元
JP6802681B2 (ja) 駆動機構
KR101449392B1 (ko) 감속기
KR20150002592A (ko) 전기 자동차의 동력 전달 장치
JP2009190440A (ja) 車両用インホイールモータ
JP2009061836A (ja) 舵角可変式ステアリング装置
WO2018099392A1 (zh) 少齿差行星减速器、车载显示屏装置及车辆
KR20190111968A (ko) 샤프트 커플링
JP6596897B2 (ja) モータ駆動装置
JP2007155076A (ja) 車輪駆動装置
KR101445725B1 (ko) 감속기
KR20160114989A (ko) 차량용 풀리의 신뢰성 시험장치
KR101242268B1 (ko) 전동 휠체어의 구동장치
JP5502720B2 (ja) 動力伝達装置
KR200393467Y1 (ko) 실축형 유성기어 감속기
JP2009159791A (ja) 二輪車、及び二輪車の駆動装置
WO2018123895A1 (ja) 減速装置、関節装置及びロボットアーム構造
JP2019007603A (ja) 遊星歯車機構を用いた変速装置、伝動装置、電動作業車両
JP4293545B2 (ja) 減速駆動装置
CN110654495B (zh) 驱动用电动机及电动车辆
CN110661374A (zh) 驱动用电动机及电动车辆
KR102657742B1 (ko) 모터 일체형 감속기 및 조립방법