JP2018096338A - 蒸気弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】ばね受けが回動した場合でも開度検出が可能な蒸気弁を提供すること。
【解決手段】
本発明の実施形態によれば、蒸気タービンへ導入される蒸気量を調整するためにロッドの上下方向の動きにより可動する弁体と、前記ロッドの軸周りを螺旋状に覆うように配置され、前記弁体を閉じる方向へ可動させるばねと、前記ばねの端部が固定され、前記ロッドと連結して前記ロッドの軸方向に可動自在なばね受けと、前記ばね受けに連結されて前記弁体の移動量を検出する開度検出装置と、を備える蒸気弁において、前記開度検出装置は、前記ばね受けに接続部を介して接続され、前記ばね受けは、前記接続部に対して水平方向に可動する機構を備える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、蒸気弁に関する。
蒸気タービンのタービン入口に搭載される蒸気弁は、異常発生時に蒸気の流入を防ぐ蒸気止め弁と、タービンに流入する蒸気流量および流入速度を調整する蒸気加減弁が存在する。いずれの蒸気弁においても、開度を調整する機構を有する。その機構は、弁体、弁棒、弁棒に連結されて弁体と共に可動するばね受け、弁体の開度を大きくする方向へ弁体を可動させるための駆動装置、弁体の開度を小さくする方向へ弁体を可動させるための回転ばねなどから構成される。ばね受けに一端を取り付けられた回転ばねは、ばね受けおよび回転ばねを覆うばね箱に一端を固定される。弁体の開度を大きくする場合には、駆動装置によって弁体が押し上げられ、弁体は、連結されたばね受けと共に同一方向に可動する。この際、回転ばねは、ばね受けの可動に伴って収縮する。一方、弁体の開度を小さくする場合には、回転ばねの弾性力によってばね受けが開度を小さくする方向へ押し下げられ、弁体は、ばね受けと共に可動する。
また、ばね受けの回転ばねが設置される面と対向する面には、弁体の開度を検出する開度検出装置が設けられる。開度検出装置は、ばね受けに固定され、弁体の開度を小さくする方向に延びた接続片、接続片に接続され、接続片と同一の方向に延びる鉄心、鉄心の外周面を覆う検出部から構成される。検出部内部にはコイルが備わっており、弁体と共にばね受けが可動すると、ばね受けの可動に追従して鉄心が可動し、検出部を貫く磁束が変化する。磁束変化によって、検出部内部のコイルに誘導起電力が生じる。検出部は、誘導起電力を変位量に変換し、弁体の開度を検出する。
しかしながら、回転ばねの回転方向のねじれによってばね受けが回動すると、ばね受けに固定された接続片には無理な力がかかり、接続片が折れてしまう場合がある。接続片が折れると、その後の弁体の開度を検出できなくなる。
上記の懸念に対して、従来の開度検出装置では、ばね受けの側端部にガイドローラを設ける。また、回転ばねを収容するばね箱の側端部に溝部を設け、ガイドローラが溝部に内挿されるように配置する。上記の構造とすることによって、回転ばねの回転力がガイドローラの回転にのみ寄与し、ばね受けは回転しない。しかしながら、ガイドローラの損傷によってガイドローラが回転しなくなった場合には、回転ばねの回転力がばね受けにかかり、接続片に再び無理な力がかかってしまう。従って、ばね受けが回動した場合でも開度検出が可能な蒸気弁が求められている。
実開昭62−173505号公報 特開2012−97592号公報 特開平3−81504号公報
本発明が解決しようとする課題は、ばね受けが回動した場合でも開度検出が可能な蒸気弁を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の実施形態によれば、蒸気タービンへ導入される蒸気量を調整するためにロッドの上下方向の動きにより可動する弁体と、前記ロッドの軸周りを螺旋状に覆うように配置され、前記弁体を閉じる方向へ可動させるばねと、前記ばねの端部が固定され、前記ロッドと連結して前記ロッドの軸方向に可動自在なばね受けと、前記ばね受けに連結されて前記弁体の移動量を検出する開度検出装置と、を備える蒸気弁において、前記開度検出装置は、前記ばね受けに接続部を介して接続され、前記ばね受けは、前記接続部に対して水平方向に可動する機構を備える。
第一の実施形態に係る蒸気弁の全体概要図である。 第一の実施形態に係る主要蒸気弁の開度検出装置の図であって、(a)に検出部近傍の拡大図を、(b)に図2(a)のA−A方向から見た検出部近傍の断面拡大図を示す。 第二の実施形態に係る主要蒸気弁の開度検出装置の検出部近傍の拡大図である。 第三の実施形態に係る主要蒸気弁の開度検出装置の検出部近傍の拡大図である。 第四の実施形態に係る主要蒸気弁の開度検出装置の図であって、(a)に検出部近傍の拡大図を、(b)に図5(a)のA−A方向から見た検出部近傍の断面拡大図を、(c)に図5(b)のB−B方向から見たばね箱の側面図を示す。 検出部をセンサとした場合の開度検出装置の図であって、(a)に検出部近傍の拡大図を、(b)に図6(a)のB−B方向から見た検出部近傍の断面拡大図を示す。
以下、実施形態に係る蒸気弁について説明する。
(第一の実施形態)
第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態に係る蒸気弁の全体概要図である。第一の実施形態に係る蒸気弁1は、弁体20と、弁棒21と、ロッド22と、回転ばね30と、ばね箱40と、駆動装置50と、ばね受け100と、開度検出装置110から構成される。
蒸気入口10に流入した蒸気はストレーナ11を通過し、特定の粒径以上の不純物が除去される。不純物が除去された蒸気は、弁体20により蒸気流量が制御され、蒸気出口12から図示していない蒸気タービンへ導入される。蒸気流量は、弁体20を弁棒21の軸方向に可動させ、弁座13と弁体20との間隔(開度)を調整することで制御される。また、弁体20は、異常発生時に全閉することで、図示していない蒸気タービンへの蒸気の流入を遮断する。
弁体20の一端には、弁棒21が結合されている。弁棒21のもう一端は、ロッド22が連結される。この際に弁棒21とロッド22は、軸方向が一致するように連結され、弁棒21の軸方向に可動する。
回転ばね30は、開度を小さくする(閉弁する)際に、ばね受け100に閉弁方向の力を与える。回転ばね30は、ロッド22の軸方向を中心とした螺旋構造を有する。その一端は、ばね受け100に接続される。回転ばね30は、ばね箱40に収容され、回転ばね30のもう一端は、ばね箱40の上端面41に接続される。
駆動装置50は、油圧式ピストン、油を溜める湯筒からなり、油圧により回転ばね30が縮もうとする力に抗って、開度を大きくする(開弁する)方向に弁体20を可動させる。駆動装置50は、ロッド22の端部に設置され、ロッド22を介して弁体20、弁棒21、およびばね受け100を開弁方向に可動させる。
ばね受け100は、弁棒21および回転ばね30に接続され、回転ばね30から受ける力を弁体20、弁棒21、およびロッド22へ伝播させる。ばね受け100は、弁棒21が貫通する突起部101および回転ばね30を設置する接続部102を有する。つまり、弁体20、弁棒21、ロッド22、回転ばね30、およびばね受け100は連結される。ばね受け100の突起部101は、ロッド22の軸方向を長手方向として、ばね箱40の上端面41から突出する。一方、ばね受け100の接続部102は、ロッド22の軸方向を中心とした扇状の構造であり、その半径方向は、回転ばね30の半径方向と一致する。
開度検出装置110は、ばね受け100に嵌合され、一端がばね箱40の下端面から突出する。開度検出装置110は、ばね受け100と一体となった弁体20の移動量を検出する。詳細は後ほど説明する。
次に、図1を用いて弁体20の開閉動作について説明する。弁体20を開弁させる場合には、駆動装置50によって、ロッド22を介して弁体20を可動させる。この際に、弁棒21およびばね受け100の接続部102も共に可動し、上端面41とばね受け100の接続部との距離が縮まる。弁体20が開弁することで、蒸気タービンへ流入する蒸気流量が増加する。
弁体20を閉弁させる場合には、駆動装置50の油を排出し、駆動装置50からロッド22に与えられる駆動力を小さくする。すると、回転ばね30からばね受け100の接続部102に与えられる弾性力によって、ばね受け100が閉弁方向に可動する。この際に、ばね受け100、弁棒21、およびロッド22を介して弁体20も可動する。弁体20が閉弁することで、蒸気タービンへ流入する蒸気が遮断される。
次に、図2を用いて開度検出装置110の構成および第一の実施形態に係る開度検出装置の動作を説明する。図2は、第一の実施形態に係る蒸気弁の開度検出装置の図であって、(a)に検出部近傍の拡大図を、(b)に図2(a)のA−A方向から見た検出部近傍の断面拡大図を示す。開度検出装置110は、接続片111と、鉄心112と、検出部113から構成される。
ばね受け100および鉄心112は、接続片111を介して接続される。接続片111は、閉弁方向を長手方向とする形状である。接続片111の上端部111aは、接続片111の他の箇所と比較してA−A断面から見た断面積が大きくなるように設計されている。ばね受け100は、水平方向に開削された溝部103を有し、接続片111の上端面111aは、水平方向から溝部103に嵌合される。接続片111の端部のうち、上端部111aと対向する側には、結合部材を用いて鉄心112が接続される。鉄心112は、接続片111の端部から閉弁方向に長手状に延びている。
検出部113は、鉄心112の軸方向の変位量、すなわち鉄心112が接続されたばね受け100および弁体20の軸方向の変位量を検出する。検出部113は、内部が中空の構造であって、この中空の領域に鉄心112を貫通させる。検出部113内部にはコイルが搭載され、弁体20およびばね受け100に追従して鉄心112が可動した場合には、検出部113内部のコイルに誘導起電力が発生する。検出部113は、誘導起電力を変位量に変換して、弁体20およびばね受け100の変位量を検出する。検出部113は、駆動装置50の油筒に固定されることが好ましい。
ここで、弁体20が開弁する場合において、ばね受け100が回転ばね30から受ける弾性力は、弁棒21の軸方向だけでなく、回転ばねの回転方向の成分を有する。そこで、図1(a)に示すように、回転方向に力がかかった場合でも開度の検出を可能とするために、ばね箱40の下端面は、回転方向にかかる力を緩和する程度に空間部42を備える。また、図2(b)に示すように、ばね受け100の溝部103は水平方向に開削構造を有する。溝部103は、接続片111の上端部111aを嵌合した場合でも、接続片111にかかる回転方向の力を緩和する程度の間隙を有する。これらの構造を設けることによって、ばね受け100が回動した場合でも、接続片111にかかる力を緩和できる。
上述した第一の実施形態によれば、ばね受け100やばね箱40の周方向に空間を設けることによって、ばね受け100が回動しても開度検出装置110にかかる回転方向の力を緩和する。開度検出装置110にかかる力を緩和することで、開度検出装置110の損傷を抑制し、継続して弁体20の開度を検出できる。また、力を緩和する構造とすることで、回転ばね30やばね受け100にかかる負荷も抑制できる。
なお、開度検出装置110にかかる力をさらに緩和するために、ばね受け100の溝部103にベアリングやローラを設置してもよい。また、ばね受け100に溝部103が搭載された場合には、ばね箱40は空間部42を設けなくてもよい。
(第二の実施形態)
次に、第二の実施形態について図3を用いて説明する。図3は、第二の実施形態に係る蒸気弁の開度検出装置の検出部近傍の拡大図である。なお、第一の実施形態と類似する箇所については、説明を省略する。第二の実施形態に係る蒸気弁の開度検出装置は、弁体20と、回転ばね30と、ばね箱40と、駆動装置50と、ばね受け200と、開度検出装置210から構成される。第二の実施形態では、第一の実施形態とばね受けの構造が異なる。
開度検出装置210は、接続片211と、鉄心212と、検出部213から構成される。接続片211は、ばね受け下端部202およびばね箱40の下端部に固定される。接続片211の上端部はネジ山を有し、ばね受け下端部202に設けられたネジ穴に固定されるが、固定方法は限定されない。鉄心211および検出部213は、第一の実施形態と同じである。
ばね受け200は、ばね受け上端部201と、ばね受け下端部202と、ローラ204から構成される。ばね受け上端部201およびばね受け下端部202は、ローラ204を介してばね受け下端部202に設けられた凹部203で当接しており、ばね受け上端部201は、ばね受け下端部202の凹部203の周上を回動できる。弁体20およびばね受け100が閉弁方向に可動する場合において、回転ばね30から回転方向に力を受けた場合には、ばね受け上端部201が回動し、回転方向の力を緩和する。また、接続片211は、ばね受け下端部202の凹部203と対向する面に接続される。
上述した第二の実施形態によれば、ばね受け200を分割し、ばね受け下端部および開度検出装置210に対して、ばね受け上端部201を回動できる構造としたことによって、第一の実施形態と同様の効果を有する。また、ばね受け下端部202に開度検出装置210を固定させることによって、開度検出装置210をばね受け下端部202に溶接して固定できる。従って、検出部を第一の実施形態よりも安定させて設置できる。
(第三の実施形態)
次に、第三の実施形態について図4を用いて説明する。図4は、第三の実施形態に係る蒸気弁の開度検出装置の検出部近傍の拡大図である。なお、第一および第二の実施形態と類似する箇所については、説明を省略する。第三の実施形態に係る蒸気弁の開度検出装置は、弁体20と、回転ばね30と、ばね箱40と、駆動装置50と、ばね受け300と、開度検出装置310から構成される。第三の実施形態では、ばね受け300は溝部を具備せず、検出部とばね受け310との接続部分に、回転ばね314と上端部315をさらに備える。
開度検出装置310は、検出部(図示を省略)と、接続片311と、鉄心312と、回転ばね314と、上端部315から構成される。
鉄心312は、接続片311を貫通し、ロッド22の軸方向に長手状に延びる。また鉄心312は、ロッド22の軸方向に可動できる。開鉄心312の周囲には、螺旋状に回転ばね314が設けられ、回転ばね314の一端が接続片311に接続される。回転ばね314の他端および鉄心312は、上端部315に接続される。この際、回転ばね314は、ロッド22の軸方向に対して収縮した状態で接続される。上端部315は、上端面315aを介してばね受け300と当接する。上端面315aの形状は限定されず、図4に示すような平面でも良いし、例えば半球面でもよい。
次に、第三の実施形態に係る蒸気弁の開度検出装置の動作を説明する。駆動装置によって、弁棒21、ロッド22およびばね受け300を介して弁体20が開弁方向に可動する。ばね受け300が可動すると、上端部315は、回転ばね314から受ける弾性力によってばね受け300に追従する。上端部315が可動すると、上端部315に接続された鉄心312も追従して可動する。一方、回転ばね30によってばね受け300が閉弁方向に可動すると、上端部315は、ばね受け300から閉弁方向の力を受けて弁体20およびばね受け300に追従して可動する。
また、弁体20とばね受け300が閉弁方向に可動する場合において、開度検出装置310およびばね受け300は、上端面315aを介して当接する。従って、ばね受け300が回転ばね30から回転方向に力を受けた場合でも、上端面315aに力が吸収され、接続片311および鉄心312に伝播する回転方向の力が緩和される。
上述した第三の実施形態によれば、ばね受け300と開度検出装置310とを上端面315aを介して当接させることによって、回転方向にかかる力の伝播を抑制し、第一の実施形態と同様の効果を有する。また、ばね受け300および開度検出装置310は固定されていないため、検出部の交換や取り付けが第一の実施形態と比べて容易になる。
なお、第三の実施形態において、接続片311は、図4に示すように弁体20の側端部に接続することが好ましい。
(第四の実施形態)
次に、第四の実施形態について図5を用いて説明する。図5は、第四の実施形態に係る蒸気弁の開度検出装置の図であって、(a)検出部近傍の拡大図を、(b)図5(a)のA−A方向から見た検出部近傍の断面拡大図を、(c)図5(b)のB−B方向から見たばね箱の側面図を示す。なお、第一から第三の実施形態と類似する箇所については、説明を省略する。第四の実施形態に係る蒸気弁の開度検出装置は、弁体20と、回転ばね30と、ばね箱40と、ばね受け400と、開度検出装置410から構成される。第四の実施形態では、接続片を複数具備しており、ばね箱40のスリット43から接続片411bが突出した構造を有する。
開度検出装置410は、接続片411aと、接続片411bと、鉄心412と、検出部413から構成される。接続片411aは、弁体20の軸方向を長手方向とする構造である。一方、接続片411bは、回転中心から水平方向を長手方向とする構造であって、接続片411bの一端は、ばね受け400の溝部401に嵌合される。溝部401は、水平方向に形成される。接続片411bの他端は、ばね箱40のスリット43から突出し、接続片411aの端部に結合される。ばね箱40のスリット43は、弁体20の軸方向に延びており、弁体20およびばね受け400が軸方向に可動した場合には、接続片411bがばね受け400に追従してロッド22の軸方向に沿って可動する。接続片411bがロッド22の軸方向に可動すると、接続片411bに接続された接続片411aおよび鉄心412も追従する。一方、弁体20およびばね受け400が閉弁方向に可動する場合において、回転ばね30から回転方向に力を受けた場合には、ばね受け400が回動し、接続片411bにかかる回転方向の力を緩和する。
上述した第四の実施形態によれば、接続片411bをばね箱のスリット43から突出させ、検出部413をばね箱の外側に配置したことによって、第四の実施形態と同様の効果を有する。また、ばね箱40に備わるスリットを利用することで、ばね箱40を加工をせずに既設の蒸気弁に取り付けができる。
なお、開度検出装置410にかかる力をさらに緩和するために、ばね受け400の溝部401にベアリングやローラを設置してもよい。溝部401にローラを設置した場合には、ローラの先端部から、回転の半径方向外側に向かって接続片411bを設置することが好ましい。その場合には、ばね受け400が回動してもローラ自体は弁体20の軸周りに回動しないため、接続片411bにかかる回転方向の力をより緩和できる。
さらに、上述した第四の実施形態において、溝部401にローラを設置した場合には、例えば検出部をセンサなどの非接触型の検出部としてもよい。その場合について、図6を用いて説明する。図6は、検出部をセンサとした場合の開度検出装置の図であって、(a)検出部近傍の拡大図を、(b)図6(a)のB−B方向から見た検出部近傍の断面拡大図を示す。センサを用いた場合には、開度検出装置410の代わりに、ガイドローラ420と、センサ430と、歯状プレート431を備える。歯状プレート431は、ばね箱のスリット43の長手方向に沿って凹凸部を有しており、ばね箱40に固定される。ガイドローラ420と、センサ430と、歯状プレート431の凹凸部は、水平方向に一直線上に配置される。
センサ430は、歯状プレート431に対して光を照射し、例えば反射光との干渉条件や歯状プレート431からの反射光を検出するまでの時間を計測する。センサ430から歯状プレート431の凹凸部までの半径方向の距離は、弁体20の軸方向の位置によって変化するため、干渉条件や反射光の検出時間の違いが変位に対応する。従って、それらの値を変位の情報に変換して変位量を検出する。センサ430は、ガイドローラ420の先端に搭載されることが好ましい。
上述のセンサ430を用いた構造とすることで、ばね受け400が回動してもガイドローラ420は弁体20の軸周りに回動しないため、ばね受け400が回動しても継続して開度を検出できる。さらに、これまでの検出部よりも簡易で小型の構造であるため、設置や取り外しも容易となる。
さらに、上述した第一から第四の実施形態に係る蒸気弁は、蒸気止め弁を例として説明したが、蒸気加減弁に開度検出装置を搭載してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1.蒸気弁、10.蒸気入口、11.ストレーナ、12.蒸気出口、13.弁座、20.弁体、21.弁棒、22.ロッド、30.回転ばね、40.ばね箱、41.上端面、42.空間部、43.スリット、50.駆動装置、100.ばね受け、101.突起部、102.接続部、103.溝部、110.開度検出装置、111.接続片、111a.上端面、112.鉄心、113.検出部、200.ばね受け、201.ばね受け上端部、202.ばね受け下端部、203.凹部、204.ローラ、210.開度検出装置、211.接続片、212.鉄心、213.検出部、300.ばね受け、310.開度検出装置、312.鉄心、314.回転ばね、315.上端部、315a.上端面、400.ばね受け、401.溝部、410.開度検出装置、411a.接続片、411b.接続片、412.鉄心、413.検出部、420.ガイドローラ、430.センサ、431.歯状プレート

Claims (5)

  1. 蒸気タービンへ導入される蒸気量を調整するためにロッドの上下方向の動きにより可動する弁体と、
    前記ロッドの軸周りを螺旋状に覆うように配置され、前記弁体を閉じる方向へ可動させるばねと、
    前記ばねの端部が固定され、前記ロッドと連結して前記ロッドの軸方向に可動自在なばね受けと、
    前記ばね受けに連結されて前記弁体の移動量を検出する開度検出装置と、
    を備える蒸気弁において、
    前記開度検出装置は、前記ばね受けに接続部を介して接続され、
    前記ばね受けは、前記接続部に対して水平方向に可動する機構を備える蒸気弁。
  2. 前記ばね受けは水平方向に溝部を設け、前記接続部は前記ばね受けが水平方向に可動自在に前記溝部に嵌合される請求項1に記載の蒸気弁。
  3. 前記ばね受けは、前記ばねの端部が固定されたばね受け部と、
    前記ばね受け部を水平方向に可動自在とするよう嵌合し、前記ロッドと連結して前記ロッドの軸方向に可動する凹部と、
    を更に具備し、
    前記接続部は、前記凹部の前記ばね受け部と対向する面に固定される請求項1に記載の蒸気弁。
  4. 前記蒸気弁は前記ばねおよび前記ばね受けの外周を覆い、外周面に前記ロッドの軸方向に伸びるスリットを有するばね箱をさらに備え、
    前記ばね受けは水平方向に溝部を設け、
    前記接続部は前記スリットを貫通して水平方向に延び、前記接続部は前記溝部に嵌合される請求項1に記載の蒸気弁。
  5. 前記接続部は、
    前記ばね受けの前記ばねと対向する面に当接し、前記ばね受けが前記ロッドの軸方向に可動した場合に前記ばね受けに追従して可動する当接部と、
    前記当接部に接続され、前記開度検出装置を貫通して前記ロッドの軸方向に長手状に延び、前記ロッドの軸方向に可動する鉄心と、
    前記鉄心の周囲を覆い、前記当接部および前記開度検出装置に連結された回転ばねと、
    を更に具備する蒸気弁。
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