JP2018096228A - 希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化システム及び希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】尿素噴射は行わず、希薄燃焼内燃機関から排出されるNOxを選択還元型触媒装置で浄化して、NOxの大気中への流出量を低減できる、希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化システム及び希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化方法を提供する。【解決手段】希薄燃焼内燃機関の気筒を、第1群気筒20Aと第2群気筒20Bに分けると共に、第1群気筒に接続する第1排気通路24Aと第2群気筒に接続する第2排気通路24Bとを設けて排気通路25に合流させると共に、第2群気筒をリーン運転しながら、第1群気筒をストイキ運転若しくはリッチ運転して排気ガスGを第1排気通路に設けた三元触媒装置31を通過させて、排気通路に設けた選択還元型触媒装置32にアンモニアを供給して、第2排気通路からのNOxを選択還元型触媒装置で還元浄化する。【選択図】図1

Description

本発明は、希薄燃焼内燃機関から排出されるNOxを低減する希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化システム及び希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化方法に関する。
ディーゼルエンジンや希薄燃焼ガソリンエンジン等の希薄燃焼内燃機関(リーンバーンエンジン)は、ストイキ運転の内燃機関と比較すると、熱効率も高く燃料消費率も優れている。しかしながら、リーン燃焼のため、NOx浄化に三元触媒を使用できず、現在の厳しい排ガス規制に適合させるためには、高価な尿素噴射つき選択還元触媒装置(SCR)を搭載する必要があるが、この選択還元触媒装置では尿素水を気化させる必要があり、低NOx化するためには、ある程度の温度の排気ガスが必要になるため、燃費が悪化するという問題がある。一方、尿素噴射つきSCRを搭載していない場合は、低NOx化するために、燃料を極限までリーン化したり、点火タイミングを極限までリタードしたりすることで対応している。その結果、燃費とドラィバビリティが犠牲になってしまうという問題ある。
これに関連して、内燃機関の排気通路を第1気筒の第1排気通路と第2〜第4気筒の第2排気通路とに区分けして形成し、第1排気通路に三元触媒を配置し、第2排気通路にリーン時にNOxを吸収し、リッチ時に吸収したNOxを放出、還元浄化するNOx吸収剤を配置し、さらに、第1排気通路と第2排気通路が合流した排気通路に脱硝触媒を配置して、このNOx吸収剤の再生操作(リッチ空燃比制御)時において、この再生操作初期のみにおいて第1気筒をリッチ空燃比で運転してアンモニアを発生させて、一時的にNOx吸収剤から吐き出されてくるNOxを脱硝触媒により浄化する排気浄化方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−2213号公報
ところで、この排気浄化方法では、NOx浄化はNOx吸収剤で行っているが、このNOx吸収剤に加えて三元触媒と脱硝触媒とが必要であり、しかも、三元触媒と脱硝触媒の役割は、NOx吸収剤の再生操作初期のNOx吐き出し時におけるNOx吸収剤からのNOxの浄化のみとなっており、三元触媒と脱硝触媒は十分に活用されていないという問題がある。
本発明は、上記のことを鑑みてなされたものであり、その目的は、尿素噴射は行わず、希薄燃焼内燃機関から排出されるNOxを選択還元型触媒装置で浄化して、NOxの大気中への流出量を低減できる、希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化システム及び希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化方法を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明の希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化システムは、希薄燃焼内燃機関の気筒を、第1群気筒と第2群気筒に分けると共に、前記第1群気筒に接続する第1排気通路と前記第2群気筒に接続する第2排気通路とを設けて排気通路に合流させると共に制御装置を備えている希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化システムにおいて、前記第1排気通路に三元触媒装置を、前記排気通路に選択還元型触媒装置をそれぞれ備えて構成すると共に、前記制御装置が、前記第2群気筒をリーン運転しながら、前記第1群気筒をストイキ運転若しくはリッチ運転して排気ガスを前記三元触媒装置を通過させて前記第1排気通路から前記選択還元型触媒装置にアンモニアを供給して、前記第2排気通路からのNOxを、前記選択還元型触媒装置で還元浄化する運転制御を行うように構成される。
また、上記の目的を達成するための本発明の希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化方法は、希薄燃焼内燃機関の気筒を、第1群気筒と第2群気筒に分けると共に、前記第1群気筒に接続する第1排気通路と前記第2群気筒に接続する第2排気通路とを設けて排気通路に合流させると共に制御装置を備えている希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化方法において、前記第2群気筒をリーン運転しながら、前記第1群気筒をストイキ運転若しくはリッチ運転して排気ガスを前記第1排気通路に設けた三元触媒装置を通過させて、前記排気通路に設けた前記選択還元型触媒装置にアンモニアを供給して、前記第2排気通路からのNOxを前記選択還元型触媒装置で還元浄化する方法である。
本発明の希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化システム及び希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化方法によれば、尿素噴射は行わず、特定の気筒のストイキ運転若しくはリッチ運転とこの特定の気筒の排気ガスを三元触媒装置を通過させることによりアンモニアを発生させて、このアンモニアを還元剤にして各気筒から排出されるNOxを選択還元型触媒装置で浄化して、NOxの大気中への流出量を低減できる。
本発明に係る実施の形態の希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化システムの構成を模式的に示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態の希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化システム及び希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化方法について、図面を参照しながら説明する。ここでは、希薄燃焼内燃機関としては、ディーゼルエンジンや希薄燃焼ガソリンエンジン等のエンジンが対象となるが、圧縮天然ガス(CNG)エンジンを例にして説明する。
この圧縮天然ガスエンジンに本発明を適用する場合には、この圧縮天然ガスエンジンは黒煙をほとんど排出せず、主燃料がアンモニアを発生し易いメタンとなるので、本発明の効果がより大きくなる。
図1に示すように、本発明の実施の形態の希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化システム1は、エンジン本体11に、吸気Aが通過する吸気通路12に上流側からターボ式過給機13のコンプレッサ13a、インタークーラ14、主吸気スロットル15、吸気マニホールド16が設けられる。
本発明においては、希薄燃焼内燃機関の気筒を、第1群気筒20Aと第2群気筒20Bに分ける。それと共に、第1群気筒20Aに接続する第1吸気通路17Aと第2群気筒20Bに接続する第2吸気通路17Bとを設けて、吸気マニホールド16の吸気Aをそれぞれ第1群気筒20Aと第2群気筒20Bに供給する通路とする。
また、第1群気筒20Aに接続する第1排気通路24Aと第2群気筒20Bに接続する第2排気通路24Bとを設けて排気通路25に合流させる。第1排気通路24Aには、三元触媒装置31が設けられている。また、第2群気筒20Bと第2排気通路24Bとの間には、第2排気分岐通路21Bと、排気マニホールド22Bが設けられ、排気マニホールド22Bの下流側には、ターボ式過給機13のタービン13bが設けられている。さらに、排気通路25に選択還元型触媒装置(SCR)32と酸化触媒装置33が設けられている。そして、第2排気通路24Bから第1群気筒20AにEGRガスを供給するEGR通路41を設けている。
三元触媒装置31は、セラミック等で成形されたモノリス担体などの担持体に、白金、パラジウム、ロジウム等の貴金属触媒の三元触媒を担持して構成され、この三元触媒の理論空燃比(ストイキ)状態で高くなる酸化還元機能により、排気ガスG中のNOx(窒素酸化物)、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)などを酸化・還元して浄化するものである。ここでは、第1群気筒20Aからのストイキ(若しくはリッチ)燃焼による排気ガスG中の成分からアンモニアを生成する役割を有している。
選択還元型触媒装置32は、アンモニアを還元剤として、排気ガスG中のNOxと反応させて窒素と水にする選択還元型触媒を担持して構成される。この選択還元型触媒としては、鉄イオン交換アルミノシリケートや銅イオン交換アルミノシリケートなどのゼオライト触媒などがあり、アンモニアを吸着して、この吸着したアンモニアでNOxを還元浄化する機能を有している。この選択還元型触媒装置32を使用することで、アンモニアとNOxを反応させることでNOxを無害化する。
酸化触媒装置33は、セラミック等で成形されたモノリス担体などの担持体に、白金、パラジウム、ロジウム等の貴金属触媒の酸化触媒を担持して構成され、排気ガスG中の一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)などを酸化して浄化するものである。ここでは、選択還元型触媒装置32から流出してくる未反応のアンモニアを酸化して、アンモニアが大気中へ放出されることを防止する役割を有している。
なお、ディーゼルエンジンなどでは、排気ガスG中の排気微粒子(PM)を捕集するフィルタが設けられるが、圧縮天然ガスエンジンの場合には、燃料の天然ガスの燃焼では殆んど煤煙が発生しないので、ここでは省略している。なお、このフィルタを設ける場合では、本発明に関してはこのフィルタの位置は特に限定されない。
また、第1群気筒20Aと第2群気筒20Bに流入する吸気Aの温度Ta1を検出するための第1温度センサ51が吸気マニホールド16の上流側に、吸気マニホールド16に流入する吸気量Watを検出するための主MAPセンサ52が吸気マニホールド16の上流側に設けられる。さらに、第1群気筒20Aに流入する吸気量Wa1を検出するための副MAPセンサ53が第1吸気通路12Aに設けられる。また、第1排気通路24Aに第1空気過剰率センサ(第1λセンサ)54が設けられ、第2排気通路24Bに第2空気過剰率センサ(第2λセンサ)55が設けられる。
その上、第1排気通路24Aと第2排気通路24Bの排気通路25への合流部位をターボ式過給機13のタービン13bの下流側に設けていると、第1群気筒20Aから排出される排気ガスGはターボ式過給機13のタービン13bを通過していないため温度が高いので、圧縮天然ガスエンジンにおけるリーン燃焼では浄化が難しいといわれている、触媒によるメタン浄化も比較的容易にできるようになる。
また、制御装置50が設けられ、各種センサ51〜55の検出値を入力して、コモンレール61の圧力を調整したり、第1群気筒20Aと第2群気筒20Bにおける燃料噴射量と燃料噴射時期を制御する制御指令を燃料噴射弁62に出力したり、点火コイル63の点火時期を制御したりする。この制御装置50は、通常は、内燃機関の運転全般を制御するECU(エンジンコントロールユニット)と呼ばれるエンジン制御装置で構成されるが、このエンジン制御装置とは別体で形成して、このエンジン制御との間で連携を取りながら制御する構成にしてもよい。
これらの構成により、希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化システム1は、希薄燃焼内燃機関の気筒を、第1群気筒20Aと第2群気筒20Bに分けると共に、第1群気筒20Aに接続する第1排気通路24Aと第2群気筒20Bに接続する第2排気通路24Bとを設けて排気通路25に合流させると共に制御装置50を備えた構成となる。
そして、制御装置50は、第2群気筒20Bをリーン運転しながら、第1群気筒20Aをストイキ運転若しくはリッチ運転して排気ガスGを三元触媒装置31を通過させて第1排気通路24Aから選択還元型触媒装置32にアンモニアを供給して、第2排気通路24BからのNOxを、選択還元型触媒装置32で還元浄化する運転制御を行うように構成される。
つまり、特定の気筒となる第1群気筒20Aだけをストイキ運転若しくはリッチ運転をして、三元触媒装置31でアンモニアを発生させて、この発生したアンモニアを用いて、他の気筒である第2群気筒20Bをリーン運転して、これらの第1群気筒20Aと第2群気筒20Bから排出されるNOxを選択還元型触媒装置32で還元浄化する。この第1群気筒20Aと第2群気筒20Bの運転で生じるエンジン出力は、通常運転において、エンジンに要求されるエンジン出力となるように第2群気筒20Bをリーン運転し、また、第1群気筒20Aをストイキ運転(若しくはリッチ運転)する。ここでは、第2群気筒20Bでエンジン出力を出し、第1群気筒20Aはリッチ状態でも第2群気筒20Bと同じ出力を出しつつ、第2群気筒20Bで発生するNOxの量を還元するためのアンモニアの量が発生するようにストイキ運転(若しくはリッチ運転)の空燃比を調整する。
この構成及び制御では、尿素噴射をしてアンモニアを発生させる代わりに、第1群気筒20Aだけをストイキ運転(若しくはリッチ運転)をさせて、NOxを発生させる。このNOxを三元触媒装置31で、空燃比ストイキ状態(若しくは空燃比リッチ状態)の還元雰囲気の中でアンモニアを発生させる。
そして、エンジン全体の出力コントロールは主吸気スロットル15の絞りの程度により行う。この制御は、主MAPセンサ52での検出値から吸気Aの全体量を計算し、エンジンに要求される負荷にあった燃料を第2群気筒20Bの燃料噴射装置(インジェクター)62で噴射し、点火コイル63で最適なタイミングで点火を行う。このとき、 エンジン負荷及びエンジン回転数に対応し設定される目標空気過剰率λtになるように、第2空気過剰率センサ55の検出値を用いて第2群気筒20Bの燃料噴射装置62における燃料の噴射量の調整制御を行う。
この第2群気筒20Bにおける燃料噴射制御に対して、一方の第1群気筒20Aでは、ストイキ燃焼(若しくはリッチ燃焼)により、三元触媒装置31におけるアンモニア生成のための制御を行う。そのため、第1群気筒20Aのストイキ(若しくはリッチ)の制御は副MAPセンサ53の検出値から空気量を計算し、この空気量にあった適正な噴射量の燃料を第1群気筒20Aの燃料噴射装置62より噴射しつつ、点火コイル63を最適なタイミングで点火する。このとき、空気量が適正な量になるように、第1空気過剰率センサ54の検出値で排気ガスGの空燃比をモニターしながら、アンモニアの発生量のコントロールを行う。
この第1群気筒20Aの燃料噴射では、第2群気筒20Bのリーン燃焼と同じ空気量では出力が出過ぎになるため、第1群気筒20Aと第2群気筒20Bとの間の各気筒の出力が同じになるように、副吸気スロットル15Aで空気量を調整して、第1空気過剰率センサ54で適正なストイキ(若しくはリッチ)燃焼となる空気量を供給するように制御する。
なお、エンジンの高負荷運転ではストイキ燃焼はノッキングが発生し易いため、リーン燃焼の第2群気筒20B側の第2排気通路24BからEGRガスを導入して、EGR通路41のEGRクーラー43とEGRバルブ22経由で第1群気筒20Aに入れる制御をおこなう。つまり、制御装置50が、エンジンの高負荷運転で、EGRガスをEGR通路41経由で第2排気通路24Bから第1群気筒20Aに供給するEGR制御を行うように構成されている。
次に、本発明に係る実施の形態の希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化方法について説明する。この方法は、希薄燃焼内燃機関の気筒を、第1群気筒20Aと第2群気筒20Bに分けると共に、第1群気筒20Aに接続する第1排気通路24Aと第2群気筒20Bに接続する第2排気通路24Bとを設けて排気通路25に合流させると共に制御装置50を備えている希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化方法である。
この方法において、第2群気筒20Bをリーン運転しながら、第1群気筒20Aをストイキ運転若しくはリッチ運転して排気ガスGを第1排気通路24Aに設けた三元触媒装置31を通過させて、排気通路25に設けた選択還元型触媒装置32にアンモニアを供給して、第2排気通路24BからのNOxを選択還元型触媒装置32で還元浄化する方法である。
上記の構成の希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化システム1及び希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化方法によれば、尿素噴射は行わず、特定の気筒である第1群気筒20Aのストイキ運転若しくはリッチ運転と、この特定の気筒の排気ガスGを三元触媒装置31を通過させることによりアンモニアを発生させて、このアンモニアを還元剤にして各気筒20A、20Bから排出されるNOxを選択還元型触媒装置32で浄化して、NOxの大気中への流出量を低減できる。
特に、圧縮天然ガス(CNG)エンジンでは、主燃料がメタンであり、このメタンは炭素に対する水素の量が原子量で1:4と水素の割合が多く、水素分が多いため、三元触媒を使用するとアンモニアが発生し易い上に、三元触媒装置31におけるアンモニア発生では、第1群気筒20Aの空燃比のリッチの度合で、アンモニア濃度が変えられるという利点がある。
また、三元触媒装置31から排出されるアンモニアは、尿素から発生させる場合のように気化させる必要がなく、触媒温度も高いままに維持でき、また、尿素噴射装置(インジェクター)等の尿素水供給システムが不要になるので尿素噴射装置のつまり等の不具合も発生しない。また、尿素噴射はエンジン出力には関係なく排ガス性能を保つのみ行われるが、本発明では三元触媒装置31からのアンモニア発生に使用される第1群気筒20Aで発生するトルクは、エンジンの出力の一部として利用できる。
1 希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化システム
11 エンジン本体
12 吸気通路
13 ターボ式過給機
13a コンプレッサ
13b タービン
15 主吸気スロットル
15A 副吸気スロットル
17A 第1吸気通路
17B 第2吸気通路
20A 第1群気筒
20B 第2群気筒
24A 第1排気通路
24B 第2排気通路
25 排気通路
31 三元触媒装置
32 選択還元型触媒装置(SCR)
33 酸化触媒装置
50 制御装置(ECU)
51 第1温度センサ
52 主MAPセンサ
53 副MAPセンサ
54 第1空気過剰率センサ(第1λセンサ)
55 第2空気過剰率センサ(第2λセンサ)
61 コモンレール
62 燃料噴射弁
63 点火コイル

Claims (6)

  1. 希薄燃焼内燃機関の気筒を、第1群気筒と第2群気筒に分けると共に、前記第1群気筒に接続する第1排気通路と前記第2群気筒に接続する第2排気通路とを設けて排気通路に合流させると共に制御装置を備えている希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化システムにおいて、
    前記第1排気通路に三元触媒装置を、前記排気通路に選択還元型触媒装置をそれぞれ備えて構成すると共に、
    前記制御装置が、前記第2群気筒をリーン運転しながら、前記第1群気筒をストイキ運転若しくはリッチ運転して排気ガスを前記三元触媒装置を通過させて前記第1排気通路から前記選択還元型触媒装置にアンモニアを供給して、前記第2排気通路からのNOxを、前記選択還元型触媒装置で還元浄化する運転制御を行うことを特徴とする希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化システム。
  2. 当該希薄燃料内燃機関が圧縮天然ガスエンジンであることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気ガス浄化システム。
  3. 前記第2排気通路から前記第1群気筒にEGRガスを供給するEGR通路を設けていることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の排気ガス浄化システム。
  4. 前記制御装置が、当該希薄燃焼内燃機関の高負荷運転で、EGRガスを前記EGR通路経由で前記第2排気通路から前記第1群気筒に供給するEGR制御を行うように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の排気ガス浄化システム。
  5. 前記第1排気通路と前記第2排気通路の前記排気通路への合流部位をターボ式過給機のタービンの下流側に設けていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の内燃機関の排気ガス浄化システム。
  6. 希薄燃焼内燃機関の気筒を、第1群気筒と第2群気筒に分けると共に、前記第1群気筒に接続する第1排気通路と前記第2群気筒に接続する第2排気通路とを設けて排気通路に合流させると共に制御装置を備えている希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化方法において、
    前記第2群気筒をリーン運転しながら、前記第1群気筒をストイキ運転若しくはリッチ運転して排気ガスを前記第1排気通路に設けた三元触媒装置を通過させて、前記排気通路に設けた前記選択還元型触媒装置にアンモニアを供給して、前記第2排気通路からのNOxを前記選択還元型触媒装置で還元浄化することを特徴とする希薄燃焼内燃機関の排気ガス浄化方法。
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