JP2018095402A - エレベータの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のエレベータでは、多言語による情報発信を実現することが困難であった。【解決手段】実施形態によれば、エレベータの制御装置は、記憶部と、出力制御部と、端末処理部と、を備える。記憶部は、第1言語を用いて表現された第1情報と、第1情報の内容を他の言語で表現された第2情報と、第2情報を提供するサイトの位置情報を含む他言語提供情報と、選択画面情報と、を記憶する。出力制御部は、エレベータのかごの動きに応じて、第1情報をかご内の表示部またはスピーカに出力させるとともに、第1情報に対応する他言語提供情報を表示部に出力させる。端末処理部は、他言語提供情報を撮像した携帯情報端末からネットワークを介して第2情報の提供の要求を受けると、言語選択画面情報を携帯情報端末に送信し、他の言語中から選択された第2言語で表現された第2情報を、かごの動きに応じて携帯情報端末に送信する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータの制御装置に関する。
従来、商業施設に設けられるエレベータのかご内で、各フロアのフロア情報などを出力する技術が知られている。
特開2002−92487号公報 特開2004−182464号公報
しかしながら、従来技術では、エレベータのかご内で出力される情報は、エレベータが設置される国の言語を用いて表現される。そのため、他の言語を使用する乗客がエレベータに乗車した場合には、その乗客は、出力される情報を理解することができない。つまり、従来のエレベータでは、多言語による情報発信を実現することが困難であった。
本発明の一つの実施形態によれば、記憶部と、出力制御部と、端末処理部と、を備えるエレベータの制御装置が提供される。前記記憶部は、第1情報と、第2情報と、他言語提供情報と、言語選択画面情報と、を記憶する。前記第1情報は、第1言語を用いて表現された音声情報または表示情報を含む。前記第2情報は、前記第1情報の内容を前記第1言語以外の他の言語で表現された音声情報または表示情報を含む。前記他言語提供情報は、前記第1情報に対応付けられ、前記第2情報を提供するサイトの位置情報を含む。前記言語選択画面は、前記他の言語を選択させる情報である。前記出力制御部は、エレベータのかごの動きに応じて、前記第1情報を前記かご内の表示部またはスピーカに出力させるとともに、前記第1情報に対応する前記他言語提供情報を前記表示部に出力させる。前記端末処理部は、前記他言語提供情報を撮像した乗客が所持する携帯情報端末からネットワークを介して前記第2情報の提供の要求を受けると、前記言語選択画面情報を前記携帯情報端末に送信し、前記他の言語中から選択された第2言語で表現された前記第2情報を、前記かごの動きに応じて前記携帯情報端末に送信する。
図1は、第1の実施形態におけるエレベータシステムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、かご内の表示部に表示される表示情報の一例を示す図である。 図3は、携帯情報端末に表示される昇降時表示情報の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態による操作盤の記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態によるエレベータの制御方法の手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、言語選択画面の一例を示す図である。 図7は、第2の実施形態によるかご内の表示部に表示される表示情報の一例を示す図である。 図8は、第2の実施形態によるエレベータのかご内の構成の他の例を模式的に示す図である。 図9は、第2の実施形態によるエレベータのかご内の構成の他の例を模式的に示す図である。 図10は、第3の実施形態におけるエレベータシステムの構成の一例を示すブロック図である。 図11は、第3の実施形態による乗場操作盤の記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 図12は、第3の実施形態によるエレベータの制御方法の手順の一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかるエレベータの制御装置を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。また、以下では第1の実施形態〜第3の実施形態について説明するが、第2の実施形態以降においては、それまでに説明した実施形態と同様の構成、作用、効果等については説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態におけるエレベータシステムの構成の一例を示すブロック図である。エレベータシステムSは、乗客Mが乗るかご10と、かご10の操作盤20(制御装置)と、乗客Mが所持する携帯情報端末30と、を備える。
かご10は、床部111と、天井部112と、側壁部113と、を有しており、これらの床部111、天井部112、および側壁部113が、かご室11を構成する。側壁部113の一部に、ドア部114が設けられる。また、天井部112にはスピーカ12が設けられる。
操作盤20は、かご10の側壁部113に設けられ、かご10に関する制御を行う装置である。操作盤20は、表示部21、釦部22、スピーカ23、無線通信部24、処理部(制御部)25および記憶部26を備える。
表示部21は、視覚情報を表示する出力手段であり、たとえば、液晶、有機EL(Electro-Luminescence)等から構成されるディスプレイである。
釦部22は、かご10内の乗客Mによって押される複数のボタンを含む。釦部22は、たとえば、かご10内に閉じ込められた乗客Mによって押される非常呼釦221、行先階を指定する階数表示釦、かご10のドア部114を開ける開釦、かご10のドア部114を閉める閉釦などを含む。
スピーカ12は、音声情報を出力する出力手段である。
無線通信部24は、携帯情報端末30との間で情報の送受信を行うための送受信インタフェースである。携帯情報端末30との間では、たとえばIEEE802.11、Bluetooth(登録商標)などの無線通信規格によって通信が行われる。携帯情報端末30との間では、無線通信部24は、アクセスポイントの役割を有する。ここでは、無線通信部24は、かご10に設けられるものとする。また、無線通信部24は、かご10内に存在する携帯情報端末30との間で無線通信が可能であるものとする。
処理部25は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)とメモリとによって構成され、記憶部26に記憶されたプログラムを読み出し、そのプログラムを実行することで各種モジュールを実現する。処理部25は、本実施形態におけるモジュールとして、たとえば、接続処理部251、釦操作受付部252、動作検出部253、出力制御部254および端末処理部255を備える。
接続処理部251は、かご10内に乗車してきた乗客Mが所持する携帯情報端末30との間で、使用する無線通信規格に従った無線通信の接続処理を行う。
釦操作受付部252は、釦部22が操作されたことを認識する。
動作検出部253は、かご10が動作中であるか否かを検出する。この検出は、たとえばかご10に設けられた加速度センサなどから出力される信号を用いてもよいし、かご10の動作を制御する装置からの信号を用いてもよい。動作検出部253は、かご10が動き始めたことを検出した場合に、あるいはかご10が停止したことを検出した場合に、その旨を示す信号を出力制御部254と端末処理部255とに出力する。
出力制御部254は、表示情報の表示部21への出力、および音声情報のスピーカ12,23への出力を制御する。出力制御部254は、動作検出部253からかご10が停止したことを示す信号を受けると、エレベータシステムSが設置されている国の公用語の停止時表示情報と他言語提供情報とを表示部21に出力する。また、出力制御部254は、動作検出部253からかご10が動き始めたことを示す信号を受けると、昇降時表示情報と他言語提供情報とを表示部21に出力する。
図2は、かご内の表示部に表示される表示情報の一例を示す図であり、(a)は停止時表示情報の一例であり、(b)は昇降時表示情報の一例である。図2(a)に示されるように、ドア部114の開閉時には、かご10が停止しているため、表示部21に停止時表示情報211と、後述する他言語提供情報212と、が表示される。停止時表示情報211は、停止しているフロアを示す情報211aと、ドアが開閉されることを示す情報211bと、を含む。
一方、図2(b)に示されるように、かご10の昇降時には、表示部21に昇降時表示情報213と、他言語提供情報212と、が表示される。昇降時表示情報213は、たとえばつぎに停止するフロアに存在する店舗またはオフィスの情報などを含むフロア情報、あるいはエレベータシステムSが設けられる施設に応じた施設情報などを含む。昇降時表示情報213は、たとえば動画データである。動画データの場合、音声を消して、表示部21に出力されるため、字幕データ214が、たとえば表示部21の下端付近に表示される場合もある。なお、これらの停止時表示情報211および昇降時表示情報213は、エレベータが設置されている国の公用語で表現されているものとする。
図2に示されるように、本実施形態では、停止時表示情報211または昇降時表示情報213に重ねて、他言語提供情報212が表示部21に表示される。他言語提供情報212は、表示部21に表示されている内容の一部あるいは全部を他言語で提供するサイトの位置情報(URL:Uniform Resource Locator)をコード化した情報である。サイトには、かご10内で出力される表示情報または音声情報を、公用語以外の言語で提供する情報を含む。
また、他言語提供情報212は、表示部21に表示されている昇降時表示情報213と1対1で対応付けられている。たとえば、昇降時表示情報213が施設に入居している店舗またはオフィスを紹介する内容であり、店舗またはオフィスの入れ替えなどが生じた場合には、昇降時表示情報213の内容が変更される。このような場合には、変更された昇降時表示情報213に対して新たな他言語提供情報212が付されることになる。つまり、昇降時表示情報213を変更する場合には、他言語提供情報212も変更される。なお、他言語提供情報212は、光学的にコード化した情報を認識できる形態のものであればよく、たとえば2次元コード、1次元のバーコードなどを例示することができる。この実施形態では、他言語提供情報212として、2次元コードを用いる場合を例に挙げている。
端末処理部255は、他言語提供情報212を読み込んだ携帯情報端末30からのアクセスに対する処理を行う。具体的には、他言語提供情報212を読み込んだ携帯情報端末30からアクセスがあると、端末処理部255は、アクセスのあった位置情報を参照して記憶部26から取得した言語選択画面を携帯情報端末30に提供し、動作検出部253からかご10が動き始めたことを示す信号を受けた後に、携帯情報端末30で選択された言語の昇降時表示情報を携帯情報端末30に提供する。また、動作検出部253からかご10が停止したことを示す信号を受けた後に、端末処理部255は、選択された言語の停止時表示情報を携帯情報端末30に提供する。
図3は、携帯情報端末に表示される昇降時表示情報の一例を示す図である。たとえば、かご10の表示部21に図2(b)に示される昇降時表示情報213が表示されている場合、端末処理部255は、表示部21に表示されている字幕データ214を、他言語の文字列で表現した他言語の昇降時表示情報321として携帯情報端末30に送信する。この結果、図3(a)に示されるように、携帯情報端末30の表示部32には、他言語による字幕データが表示される。これによって、公用語を理解することができない乗客Mは、携帯情報端末30の表示部32に表示される内容を確認することで、かご10内の表示部21に表示される内容を理解することができる。
また、かご10の表示部21に図2(b)に示される昇降時表示情報213が表示されている場合、端末処理部255は、表示部21に表示されている昇降時表示情報213のうち公用語で表現されている部分を他言語で表現した他言語の昇降時表示情報322を携帯情報端末30に送信してもよい。この結果、図3(b)に示されるように、携帯情報端末30の表示部32には、かご10内の表示部21に表示されているものと同じで、選択された言語で表現された内容が表示される。これによって、公用語を理解することができない乗客Mは、かご10内の表示部21ではなく、自身が所持する携帯情報端末30で昇降時表示情報322の内容を確認することができる。また、図3(a)の場合では、乗客Mは、かご10内の表示部21と携帯情報端末30とを見比べなければならないが、図3(b)の場合では、乗客Mは、携帯情報端末30のみを閲覧するだけでよい。
記憶部26は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等から構成される記憶手段であり、処理部25の動作プログラムおよび出力情報等を記憶する。
図4は、第1の実施形態による操作盤の記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。記憶部26には、複数の出力情報が格納される。それぞれの出力情報は、他言語提供情報、言語選択画面情報、音声情報および表示情報を含む。
他言語提供情報は、対応付けられた公用語の昇降時出力情報(出力情報)の言語選択画面情報の格納位置(サイトの位置)を示す情報である。言語選択画面情報は、乗客Mの携帯情報端末30に言語選択画面を表示させるための情報である。
音声情報は、公用語の音声情報および他言語の音声情報を含む。公用語の音声情報は、かご10の動作に伴ってスピーカ12,23から出力される情報である。たとえばドア部114の開閉時に出力されるアナウンス情報、かご10の停止前に出力される停止フロアを伝えるアナウンス情報などである。他言語の音声情報は、公用語の音声情報を他言語で表現したものである。
表示情報は、施設に関する情報、あるいは施設に入居している店舗、オフィス等に関する情報などである。表示情報は、公用語の停止時表示情報、公用語の昇降時表示情報、他言語の停止時表示情報および他言語の昇降時表示情報を含む。公用語の停止時表示情報は、かご10が停止している際にかご10内の表示部21に表示される公用語で表現された表示情報である。たとえば、図2(a)に示されるような情報である。公用語の昇降時表示情報は、かご10が昇降時にかご10内の表示部21に表示される公用語で表現された表示情報である。たとえば、図2(b)に示されるような情報である。
他言語の停止時表示情報は、かご10が停止している際に携帯情報端末30の表示部32に表示される他言語で表現された表示情報である。たとえば、図2(a)に示されるような情報、あるいは停止中にかご10のスピーカ12,23から出力される公用語の音声情報を他言語の文字列にした情報などである。他言語の昇降時表示情報は、かご10が昇降時に携帯情報端末30の表示部32に表示される他言語で表現された表示情報である。たとえば、図3に示されるような情報である。
なお、他言語の音声情報、停止時表示情報および昇降時表示情報は、たとえば用意される言語の数の分だけ存在する。たとえば、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語を選択することが可能な場合には、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語およびロシア語のぞれぞれの音声情報、停止時表示情報および昇降時表示情報が用意されることになる。
図3(a)に示されるように、かご10の表示部21に表示されている文字列データの他言語表記を、携帯情報端末30の表示部32に表示させる場合には、他言語の停止時表示情報および昇降時表示情報は、文字列の情報となる。一方、図3(b)に示されるように、かご10の表示部21に表示されているものと同じで言語表示が異なる表示情報を携帯情報端末30の表示部32に表示させる場合には、他言語の停止時表示情報および昇降時表示情報は、他言語で表現された画像または動画などを含む情報となる。
表示情報は、店舗またはオフィスごとに設けられてもよいし、フロアごとに設けられてもよい。また、上記した出力情報は、一例である。たとえば、音声情報のうち、他言語の音声情報については設けられなくてもよい。なお、複数ある出力情報のうちどの出力情報を使用するかについては、予め管理者によって設定されており、設定に基づいて、出力制御部254および端末処理部255は、記憶部26から出力情報を取得する。そのため、かご10の表示部21に表示される内容を変える時には、上記設定が変更される。
携帯情報端末30は、たとえば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)などの乗客Mが持ち運び可能で無線通信が可能なコンピュータ装置である。携帯情報端末30は、撮像部31、表示部32、入力部33、スピーカ34、記憶部35、無線通信部36および処理部37を備える。
撮像部31は、操作盤20の表示部21に表示された他言語提供情報212を撮像する。撮像部31として、CMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)センサまたはCCD(Charge-Coupled Device)センサなどが例示される。
表示部32は、各種の情報を表示する表示デバイスである。一実施形態として、表示部32は、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイなどによって実現される。
入力部33は、各種の情報を入力する入力デバイスである。一実施形態として、入力部33は、キーボードなどによって実現される。
他の実施形態として、表示部32と入力部33とは、一体的に構成されたタッチパネルによって実現される。
スピーカ34は、音声情報を出力する出力手段である。
記憶部35は、ROM、RAM、HDDまたはSSD等から構成される記憶手段であり、処理部37の動作プログラム等の各種情報を記憶する。
無線通信部36は、操作盤20などの外部装置との間で情報の送受信を行うための送受信インタフェースである。操作盤20との間では、たとえばIEEE802.11、Bluetoothなどの無線通信規格によって通信が行われる。
処理部37は、たとえば、CPUとメモリによって構成され、記憶部35に記憶されたプログラムを読み出し、そのプログラムを実行することで各種処理を実行する。ここでは、処理部37は、かご10の操作盤20の無線通信部24との間で無線接続が可能な状態となると、無線接続を行う。また、処理部37は、撮像部31によって撮像された他言語提供情報を読み込み、他言語提供情報の内容を変換してアクセス先へのアクセスを行う。このとき、操作盤20から送られる表示情報を表示部32に表示し、入力部33から乗客Mによって入力された内容を操作盤20へと送信する。また、場合によっては、処理部37は、操作盤20から送られる音声情報をスピーカ34から出力する。
つぎに、携帯情報端末30と操作盤20での処理について説明する。図5は、第1の実施形態によるエレベータの制御方法の手順の一例を示すフローチャートである。
エレベータシステムSのかご10が施設内のあるフロアに停止し、ドア部114が開き、乗客Mがかご10内に乗り込むと、乗客Mの携帯情報端末30はかご10の無線通信部24との間で無線接続処理を行う(ステップS11)。ここでは、携帯情報端末30と操作盤20との間は、IEEE802.11の無線LANによって接続されるものとする。
ついで、公用語以外の言語すなわち他言語を使用する乗客Mによって、携帯情報端末30の撮像部31で操作盤20の表示部21に表示されている他言語提供情報212が撮像されると(ステップS12)、携帯情報端末30の処理部37は撮像された他言語提供情報212からアクセス先を取得し、アクセス先に無線通信部36を介してアクセス要求を送信する(ステップS13)。
操作盤20の端末処理部255は、携帯情報端末30からアクセス要求を受信すると(ステップS14)、アクセス先に対応する出力情報中の言語選択画面情報を記憶部26から取得し、携帯情報端末30に送信する(ステップS15)。
携帯情報端末30の処理部37は、言語選択画面情報を受信すると(ステップS16)、言語選択画面情報にしたがって言語選択画面を表示部32に表示する(ステップS17)。図6は、言語選択画面の一例を示す図である。言語選択画面323には、言語選択ボタン324が表示され、各言語選択ボタン324には利用可能な他言語、たとえば英語(English)、フランス語(French)、スペイン語(Spanish)などがラベル表示される。そして、この中から1つの言語選択ボタン324を押すことで、言語選択ボタン324にラベル表示された言語を選択したことを示す選択情報が操作盤20へと送信される(ステップS18)。
操作盤20の端末処理部255は、選択情報を受信すると(ステップS19)、選択情報で選択された他言語の停止時表示情報を記憶部26から取得し(ステップS20)、携帯情報端末30に送信する(ステップS21)。携帯情報端末30の処理部37は、他言語の停止時表示情報を受信すると(ステップS22)、表示部32に他言語の停止時表示情報を表示する(ステップS23)。かご10の表示部21と携帯情報端末30とに表示される停止時表示情報は、かご10が昇降を開始するまでの間表示されることになる。
その後、操作盤20の動作検出部253は、かご10が昇降動作を始めたことを検知すると(ステップS24)、かご10の昇降動作開始の信号を出力制御部254と端末処理部255とに出力する。出力制御部254は、信号を受信したことをトリガとして、記憶部26から公用語の昇降時表示情報と他言語提供情報212とを取得し、表示部21に表示する(ステップS25)。他言語提供情報212は、公用語の昇降時表示情報上に重ねて表示される。
また、端末処理部255は、信号を受信したことをトリガとして、ステップS19で受信した選択情報で選択された他言語の昇降時表示情報を記憶部26から取得し、携帯情報端末30に送信する(ステップS26)。このように、動作検出部253からの信号の受信をトリガとして他言語の昇降時表示情報を送信することによって、かご10内の表示部21に表示される内容と、携帯情報端末30に表示される内容とが同期されることになる。
携帯情報端末30の処理部37は、他言語の昇降時表示情報を受信すると(ステップS27)、表示部32に他言語の昇降時表示情報を表示する(ステップS28)。
その後、かご10がいずれかのフロアに停止するが、操作盤20の動作検出部253はかご10の停止を検出すると(ステップS29)、停止したことを示す信号を出力制御部254と端末処理部255とに出力する。出力制御部254は、信号を受信したことをトリガとして、記憶部26から公用語の停止時表示情報と他言語提供情報212とを取得し、表示部21に表示する(ステップS30)。他言語提供情報212は、公用語の停止時表示情報上に重ねて表示される。
また、端末処理部255は、信号を受信したことをトリガとして、ステップS19で受信した選択情報で選択された他言語の停止時表示情報を記憶部26から取得し、携帯情報端末30に送信する(ステップS31)。このように、動作検出部253からの信号の受信をトリガとして他言語の停止時表示情報を送信することによって、かご10内の表示部21に表示される内容と、携帯情報端末30に表示される内容とが同期されることになる。
携帯情報端末30の処理部37は、他言語の停止時表示情報を受信すると(ステップS32)、表示部32に他言語の停止時表示情報を表示する(ステップS33)。かご10の表示部21と携帯情報端末30とに表示される停止時表示情報は、かご10が昇降を開始するまでの間表示されることになる。その後、乗客Mがかご10から降りない場合(ステップS34でNoの場合)には、処理はステップS24へと戻る。また、乗客Mがかご10から降りた場合(ステップS34でYesの場合)には、携帯情報端末30と操作盤20との間の無線接続の切断処理がなされ(ステップS35)、処理が終了する。
なお、上記した説明では、操作盤20の無線通信部24がかご10に設置される場合を示したが、かご10が配置される昇降路上に設けられていてもよい。
また、上記した説明では、かご10内の表示部21に表示される表示情報に対応する情報を乗客Mの携帯情報端末30の表示部32に表示させる場合を示した。しかし、たとえばステップS20〜S22のように、かご10が停止している場合には、他言語の停止時表示情報として、かご10のスピーカ12,23から出力される音声情報を他言語で文字列化したものを、携帯情報端末30に表示させるようにしてもよい。あるいは、公用語の音声情報と同期させて、他言語の音声情報を携帯情報端末30のスピーカ34から出力させるようにしてもよい。あるいは、かご10が停止している場合には、停止時表示情報を携帯情報端末30に送信しないようにしてもよい。
また、上記した説明では、図2(a)のように、かご10が停止している場合の表示部21に、停止時表示情報211に加えて他言語提供情報212を表示していた。しかし、かご10が停止している場合には、表示部21に停止時表示情報211のみを表示させ、他言語提供情報212を表示させないようにしてもよい。
さらに、記憶部26のそれぞれの出力情報に、公用語の非常時表示情報と他言語の非常時表示情報とを含ませることができる。非常呼釦221が押された時に、出力制御部254は、公用語の非常時表示情報を表示部21に表示し、端末処理部255は非常呼釦221が押されたことをトリガとして、他言語の非常時表示情報を携帯情報端末30に送信することができる。これによって、かご10内で非常事態が発生した場合でも、他言語を使用する乗客Mに適切な情報を提供することが可能になる。
以上のように、第1の実施形態では、エレベータシステムSのかご10内の表示部21に、停止時表示情報または昇降時表示情報とともに、昇降時表示情報に対応付けられた他言語提供情報を表示させる。乗客Mが携帯情報端末30で他言語提供情報を撮像することによって、携帯情報端末30が出力情報を提供するサイトにアクセスし、操作盤20の処理部25は、携帯情報端末30に言語選択画面を表示させる。言語選択画面で言語が選択されると、操作盤20の処理部25は、かご10内の表示部21に表示される内容に対応付けられ、選択された言語で表示された内容を、携帯情報端末30に送信する。その結果、エレベータシステムSのかご10に乗車してきた公用語以外の言語を使用する乗客Mでも、かご10内の表示部21に表示される情報を理解することができるという効果を有する。また、複数の言語に対応した表示情報を用意しておくことで、より多くの地域の乗客Mに対して情報発信を行うことができる。
さらに、他言語提供情報を撮像した乗客Mの携帯情報端末30にのみ他言語の表示情報または音声情報が提供される。そのため、情報提供を望む乗客Mにのみ他言語による表示情報を提供し、情報提供を望まない乗客Mの携帯情報端末30には他言語の表示情報または音声情報を表示させないようにすることができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、かご内の表示部に表示される表示情報またはスピーカから出力される音声情報を他言語で乗客の携帯情報端末から出力する場合を説明した。第2の実施形態では、表示部に表示される他言語提供情報の表示方法のバリエーションについて説明する。
第1の実施形態では、図2に示されるように、表示部21の左側下端部付近に他言語提供情報212を表示している。これは、図1に示されるように、かご10内でドア部114に向かってドア部114の右側に操作盤20が設けられている場合である。操作盤20が右側に設けられている場合に、表示部21の右端側に他言語提供情報212が配置されると、右側の側壁部113に近くなり、かご10内の他の乗客Mが携帯情報端末30で他言語提供情報212を撮り難くなるためである。また、表示部21の上端側に他言語提供情報212が配置される場合も、かご10内の乗客Mが携帯情報端末30を用いて他言語提供情報212を撮り難くなる。そのため、表示部21の左側下端部付近に他言語提供情報212が表示されるのが望ましい。
なお、これは、図2のように、かご10内でドア部114に向かってドア部114の右側に操作盤20が設けられる場合の話である。かご10内でドア部114に向かってドア部114の左側に操作盤20が設けられる場合は、逆に、表示部21の右側下端部付近に他言語提供情報212が表示されるのが望ましい。
図7は、第2の実施形態によるかご内の表示部に表示される表示情報の一例を示す図である。図7では、他言語提供情報212を表示部21内にサイズを大きくして表示させている。これは、かご10内に大人数の乗客Mが乗ることが想定される場合、かご10の大きさ(床部111の面積)は大きめに設定されることがある。このような場合、他言語提供情報212が小さい場合には、かご10内の乗客Mは他言語提供情報212を確認することができなかったり、確認できても小さすぎて撮像部31で撮像できなかったりする。そのため、たとえばかご10内でドア部114に向かって操作盤20がドア部114の右側に設けられている場合に、かご10内の左後方の隅に存在する乗客Mでも携帯情報端末30で撮像することができる大きさの他言語提供情報212を表示部21に表示すればよい。
このとき、「かご内アナウンス情報多言語変換中」のような通知情報215を表示部21に表示してもよい。これによって、他言語提供情報212が何を示しているのかを乗客Mに周知させることができる。なお、図7では、通知情報215が公用語(日本語)で表示されているが、多くの乗客Mが認識することができる英語などの言語で表示してもよい。
図8は、第2の実施形態によるエレベータのかご内の構成の他の例を模式的に示す図である。図8では、かご10内でドア部114の両側に操作盤20,20aが設けられる場合が示されている。右側に、上記で説明した操作盤20が設けられ、左側に操作盤20aが設けられる。左側の操作盤20aの構成は、操作盤20の構成と同じであり、表示部21aを有している。また、操作盤20aは、操作盤20が有する無線通信部24、処理部25および記憶部26と接続されている。ドア部114の両側に表示部21,21aが設けられる場合には、一方の側の表示部(たとえば、表示部21a)にかご10の存在するフロアを示すフロア表示を行い、他方の側の表示部(たとえば、表示部21)に施設またはフロアについての表示情報の表示を行うことができる。
ドア部114の両側に表示部21,21aが設けられる場合には、他言語提供情報212を両方の表示部21,21aに表示させてもよいし、いずれか一方の表示部21,21aに表示させてもよい。ドア部114の両側の表示部21,21aに他言語提供情報212が表示されている場合、他言語提供情報212に対応付けられているのは施設またはフロアについての昇降時表示情報とすることができる。また、いずれか一方の表示部21,21aに他言語提供情報212が表示される場合には、他言語提供情報212を常に表示させておくことが可能となる。
図9は、第2の実施形態によるエレベータのかご内の構成の他の例を模式的に示す図であり、(a)はかご内の全体構成の一例を示す図であり、(b)は車いす用操作盤の構成の一例を示す図である。かご10内には、第1の実施形態で説明した構成に加えて、車いす用操作盤40と、手すり45と、を有する。
車いす用操作盤40は、表示部41と、釦部42と、を備え、操作盤20が有する無線通信部24、処理部25および記憶部26と接続されている。表示部41には、かご10が現在存在するフロア、およびかご10の昇降状態などが表示される。また、表示部41には、他言語提供情報411が表示される。他言語提供情報411は、他言語提供情報212と同じものである。
釦部42は、操作盤20と同様に、かご10内の主に車いすの乗客Mによって押される複数のボタンを含む。釦部42には、たとえば、行先階を指定する階数表示釦、かご10のドア部114を開ける開釦、かご10のドア部114を閉める閉釦などが配置される。
このように、車いす用操作盤40の表示部41にも他言語提供情報を表示することで、車いすの他言語を使用する乗客Mにも、操作盤20の表示部21に表示される情報の内容を、選択された言語で提供することができる。
また、以上の各場合において、他言語提供情報212,411を表示部21,21a,41に表示する際に、他言語提供情報212,411を点滅させたり、他言語提供情報212,411の表示色を変えたり、表示部21,21a,41内での表示位置を移動させたりしてもよい。これによって、かご10内の乗客Mに対して視覚的にアピールすることができる。
(第3の実施形態)
第1の実施形態では、かご内の表示部に他言語提供情報を表示させる場合を説明した。第3の実施形態では、エレベータに乗り込む前の乗客に、かご内の表示部に表示される情報を、乗客が選択した言語で携帯情報端末に表示させる場合を説明する。
図10は、第3の実施形態におけるエレベータシステムの構成の一例を示すブロック図である。エレベータシステムSは、乗客Mが乗るかごへの出入口に設けられる乗場ドア部51と、乗場操作盤60(制御装置)と、乗客Mが所持する携帯情報端末30と、を備える。
乗場ドア部51は、フロアに到着したかごのドア部と同期して開閉が行われる。
乗場操作盤60は、乗場ドア部51が設けられた壁部52に設けられ、かごの乗場への停止に関する制御を行う装置である。乗場操作盤60は、表示部61、釦部62、無線通信部64、処理部65、および記憶部66を備える。
表示部61は、かごの現在位置または昇降状態などの運行情報と、他言語提供情報612と、を表示する出力手段であり、たとえば、液晶、有機EL等から構成されるディスプレイである。他言語提供情報612は、上記した実施形態で説明したものと同様であり、かご内の表示部に表示される内容を他言語で提供するサイトの位置情報をコード化した情報である。
釦部62は、かご10に乗り込む乗客Mによって押される複数のボタンを含む。釦部62は、たとえば、上方向の乗場呼びを登録する上登録ボタン、下方向の乗場呼びを登録する下登録ボタン、車いすの乗客Mによる上方向の乗場呼びを登録する上登録ボタン、および車いすの乗客Mによる下方向の乗場呼びを登録する下登録ボタン等を有する。
無線通信部64は、携帯情報端末30との間で情報の送受信を行うための送受信インタフェースである。携帯情報端末30との間では、たとえばIEEE802.11、Bluetoothなどの無線通信規格によって通信が行われる。携帯情報端末30との間では、無線通信部64は、アクセスポイントの役割を有する。ここでは、無線通信部64は、乗場操作盤60に設けられるものとする。また、無線通信部64は、乗場を含む所定の範囲に存在する携帯情報端末30との間で無線通信が可能であるものとする。
処理部65は、たとえば、CPUとメモリとによって構成され、記憶部66に記憶されたプログラムを読み出し、そのプログラムを実行することで各種モジュールを実現する。処理部65は、たとえば、接続処理部651、釦操作受付部652、出力制御部654、および端末処理部655を備える。それぞれの機能処理部は、第1の実施形態の操作盤20の処理部25中の同名の機能処理部と同様の機能を有する。ただし、出力制御部654は、運行情報の表示部61への出力を制御する。
また、端末処理部655は、他言語提供情報612を読み込んだ携帯情報端末30からのアクセスに対する処理を行う。具体的には、他言語提供情報612を読み込んだ携帯情報端末30からアクセスがあると、端末処理部655は、アクセスのあった位置情報を参照して記憶部66から取得した言語選択画面を携帯情報端末30に提供し、運行中のエレベータのかご内の表示部で表示されている昇降時表示情報(画像または映像)を、携帯情報端末30で選択された言語で携帯情報端末30に提供する。
記憶部66は、ROM、RAM、HDD、SSD等から構成される記憶手段であり、処理部65の動作プログラムと、表示情報等を記憶する。
図11は、第3の実施形態による乗場操作盤の記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。乗場操作盤60の記憶部66には、複数の出力情報が記憶される。複数の出力情報は、操作盤20の記憶部26に記憶されている出力情報とは異なり、他言語提供情報、言語選択画面情報および他言語の昇降時表示情報を含む。
乗場で待ち状態にある乗客Mは、かご内の表示部に表示されている情報を見ることができない。そのため、図3(a)のような他言語の文字列によって構成される他言語の昇降時表示情報は、乗客Mにとっては意味のある内容ではない。そのため、乗場操作盤60の記憶部66には、図3(b)のような動画を含む他言語の昇降時表示情報が保存される。
つぎに、携帯情報端末30と乗場操作盤60での処理について説明する。図12は、第3の実施形態によるエレベータの制御方法の手順の一例を示すフローチャートである。
エレベータ乗場に乗客Mが到着し、かごの到着を待っている状態にあると、乗客Mの携帯情報端末30は乗場操作盤60の無線通信部64との間で無線接続処理を行う(ステップS51)。ここでは、携帯情報端末30と乗場操作盤60との間は、IEEE802.11の無線LANによって接続されるものとする。
ついで、公用語以外の言語すなわち他言語を使用する乗客Mによって、携帯情報端末30の撮像部31で乗場操作盤60の表示部61に表示されている他言語提供情報612が撮像されると(ステップS52)、携帯情報端末30の処理部37は撮像された他言語提供情報612からアクセス先を取得し、アクセス先に無線通信部36を介してアクセス要求を送信する(ステップS53)。
乗場操作盤60の端末処理部655は、携帯情報端末30からアクセス要求を受信すると(ステップS54)、アクセス先に対応する表示情報中の言語選択画面情報を記憶部66から取得し、携帯情報端末30に送信する(ステップS55)。
携帯情報端末30の処理部37は、言語選択画面情報を受信すると(ステップS56)、言語選択画面情報にしたがって言語選択画面を表示部32に表示する(ステップS57)。そして、言語選択画面から1つの言語選択ボタンが選択されると、言語を選択したことを示す選択情報が乗場操作盤60へと送信される(ステップS58)。
乗場操作盤60の端末処理部655は、選択情報を受信すると(ステップS59)、選択情報で選択された他言語の昇降時表示情報を記憶部66から取得し(ステップS60)、携帯情報端末30に送信する(ステップS61)。携帯情報端末30の処理部37は、他言語の昇降時表示情報を受信すると(ステップS62)、表示部32に他言語の昇降時表示情報を表示する(ステップS63)。以上によって、処理が終了する。
なお、その後、乗客Mが待っているフロアにかごが停止し、乗場ドア部51が開き、乗客Mがかご内に乗り込むと、たとえばかごに設けられた無線通信部を介して、乗場操作盤60の記憶部66中の他言語の昇降時表示情報にアクセスされ、乗客Mの携帯情報端末30には引き続き他言語の昇降時表示情報が表示されることになる。
第3の実施形態では、エレベータの乗場でかごの到着を待っている時間でも、かご内の表示部で表示されている表示情報を乗客Mが選択した言語で閲覧することが可能になるという効果を有する。
なお、施設に入居する店舗またはオフィスの入れ替えなどによって、他言語提供情報に対応付けられているリンク先が存在しないという場合も考えられる。そのため、上記した実施形態において、携帯情報端末30の処理部37は、リンク先が存在しない場合には表示部32への表示情報の表示を中止する機能を備えていてもよい。
また、上記した説明では、他言語提供情報は、操作盤20の表示部21、車いす用操作盤40の表示部41、または乗場操作盤60の表示部61に表示される場合を説明したが、これに限られない。たとえば、他言語提供情報が印刷されたシールを、かご10の側壁部113または乗場ドア部51が設けられた壁部52などに貼りつけるようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…かご、11…かご室、12,23,34…スピーカ、20,20a…操作盤、21,21a,32,41,61…表示部、22,42,62…釦部、24,36,64…無線通信部、25,37,65…処理部、26,35,66…記憶部、30…携帯情報端末、31…撮像部、33…入力部、40…車いす用操作盤、51…乗場ドア部、60…乗場操作盤、113…側壁部、114…ドア部、212,411,612…他言語提供情報、251,651…接続処理部、252,652…釦操作受付部、253…動作検出部、254,654…出力制御部、255,655…端末処理部。

Claims (5)

  1. 第1言語を用いて表現された音声情報または表示情報を含む第1情報と、前記第1情報の内容を前記第1言語以外の他の言語で表現された音声情報または表示情報を含む第2情報と、前記第1情報に対応付けられ、前記第2情報を提供するサイトの位置情報を含む他言語提供情報と、前記他の言語を選択させる言語選択画面情報と、を記憶する記憶部と、
    エレベータのかごの動きに応じて、前記第1情報を前記かご内の表示部またはスピーカに出力させるとともに、前記第1情報に対応する前記他言語提供情報を前記表示部に出力させる出力制御部と、
    前記他言語提供情報を撮像した乗客が所持する携帯情報端末からネットワークを介して前記第2情報の提供の要求を受けると、前記言語選択画面情報を前記携帯情報端末に送信し、前記他の言語中から選択された第2言語で表現された前記第2情報を、前記かごの動きに応じて前記携帯情報端末に送信する端末処理部と、
    を備えることを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 前記かごに設けられ、前記携帯情報端末との間で無線通信を行う無線通信部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  3. 前記記憶部は、前記第1情報、前記第2情報および前記他言語提供情報の組み合わせを複数有し、
    前記出力制御部は、前記かご内に出力する情報の条件が変更された際に、変更された前記条件に対応する前記第1情報を前記表示部または前記スピーカに出力させるとともに、前記第1情報に対応する前記他言語提供情報を前記表示部に出力させ、
    前記端末処理部は、変更された前記条件に対応する前記第2情報を前記携帯情報端末に送信することを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータの制御装置。
  4. 前記表示部は、前記かご内の前記エレベータの操作を行う操作盤、または、車いすの乗客が前記かご内の前記エレベータの操作を行う車いす用操作盤に設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のエレベータの制御装置。
  5. 第1言語を用いて表現され、エレベータのかご内の表示部で表示されるものと同じ内容の表示情報を含む第1情報と、前記第1情報の内容を前記第1言語以外の他の言語で表現された表示情報を含む第2情報と、前記第1情報に対応付けられ、前記第2情報を提供するサイトの位置情報を含む他言語提供情報と、前記他の言語を選択させる言語選択画面情報と、を記憶する記憶部と、
    前記かごの運行情報と、前記他言語提供情報と、を前記エレベータの乗場に設けられる表示部に出力させる出力制御部と、
    前記他言語提供情報を撮像した乗客が所持する携帯情報端末からネットワークを介して前記第2情報の提供の要求を受けると、前記言語選択画面情報を前記携帯情報端末に送信し、前記他の言語中から選択された第2言語で表現された前記第2情報を、前記携帯情報端末に送信する端末処理部と、
    を備えることを特徴とするエレベータの制御装置。
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