JP2018095280A - キャリアテープ走行装置及びテーピング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリアテープのポケットを短時間で精度よく位置決めできるキャリアテープ走行装置及びテーピング装置を提供する。【解決手段】電子部品104を収納するための複数のポケット101が長手方向に設けられるとともに、スプロケット41、42の突起43が引っ掛かる複数の穴102が、ポケット101の列に平行に並んだキャリアテープ100を、長手方向に走行させるキャリアテープ走行装置1であって、電子部品104の授受位置6に到達した各ポケット101の中心を挟んで走行方向の上流側と下流側に位置する一対の穴102に、それぞれ挿脱される少なくとも一対の第1のピン81、第2のピン82と、第1のピン81、第2のピン82を、キャリアテープ100の長手方向に交差する方向に移動させることにより、一対の穴102に挿脱させる駆動機構83と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、電子部品のキャリアテープへの収容に使用されるキャリアテープ走行装置及びテーピング装置に関する。
半導体素子等の電子部品は、ダイシング、マウンティング、ボンディング、及びシーリング等の各組み立て工程を経て個片に分離された後、各種検査等の工程が行われる。この工程は、一般的にはテストハンドラーと呼ばれる電子部品検査装置で行われる。これは、メインテーブルを回転させ、搬送部の電子部品を吸着ノズル等の保持手段で保持し、各検査装置に対して搬送して検査を行うものである。検査を終えた電子部品は、テーピング装置においてキャリアテープのポケットに収容される。
テーピング装置は、キャリアテープを巻き取るリールに向けてキャリアテープを間欠的に走行させる装置である(例えば特許文献1参照)。キャリアテープは、ポケットが長手方向に沿ってエンボス加工されている。テーピング装置がキャリアテープを停止させている間にマニピュレータ等の保持装置が、電子部品をポケットに入れていく。テーピング装置は、キャリアテープにシールテープを重ねて圧着することで、ポケットに収容された電子部品を封止していく。
特開2007−137426号公報
上記のようなテーピング装置は、間隔を空けて配置された2台のスプロケットを備えている。そして、2台のスプロケットの突起を、両スプロケット間に渡したキャリアテープに設けられた穴に引っ掛けて、スプロケットをサーボモータにより回動させることにより、キャリアテープを走行させていた。しかしながら、保持装置が電子部品を挿入する位置に対して、キャリアテープのポケットの長手方向の位置が定位置に安定せず、電子部品とポケットの内側壁が接触したり、電子部品がポケットに収まらない場合があった。
これに対処するため、キャリアテープのポケットの位置を、直上からカメラで撮像して検出し、基準となる位置からずれている場合には、XY方向に駆動する位置決め機構によって、キャリアテープを走行させるユニットごと動かすことにより、位置を修正していた。しかしながら、カメラで位置を検出して、基準位置からのずれ量を演算し、そのずれ量だけユニットを動かすことは、処理に時間がかかる。また、微小なずれ量を正確に修正するために、比較的重量がある大きなユニットを、位置決め機構により高精度で動かすことは困難であった。
本発明は、キャリアテープのポケットを短時間で精度よく位置決めできるキャリアテープ走行装置及びテーピング装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決すべく、本発明は、電子部品を収納するための複数のポケットが長手方向に設けられるとともに、スプロケットの突起が引っ掛かる複数の穴が、前記ポケットの列に平行に並んだキャリアテープを、長手方向に走行させるキャリアテープ走行装置であって、前記電子部品の授受位置に到達したポケットの中心を挟んで走行方向の上流側と下流側に位置する一対の穴に、それぞれ挿脱される少なくとも一対のピンと、前記一対のピンを、前記キャリアテープの長手方向に交差する方向に移動させることにより、前記一対の穴に挿脱させる駆動機構と、を有する。
前記一対のピンの一方は、円柱形状の第1のピンであり、前記一対のピンの他方は、断面円形で先細りの柱形状であり、細い先端から前記穴に挿入される第2のピンであってもよい。
前記第2のピンは、前記第1のピンよりも前記走行方向の下流側に設けられていてもよい。
前記一対のピンの中心軸の間隔は、先端を前記一対の穴に挿入可能としつつ、前記一対の穴の中心の間隔よりも長くてもよい。
前記一対のピンは、挿入された前記一対の穴を、前記キャリアテープの長手方向に伸張させる間隔で配置されていてもよい。
前記一対のピンが前記一対の穴に挿入された状態で、前記キャリアテープに走行方向の張力を付与する張力付与部を有していてもよい。
前記電子部品を前記ポケットに収容する保持装置を有し、前記駆動機構は、前記電子部品を前記ポケットに収容される前に、前記一対のピンを前記一対の穴に挿入してもよい。
本発明のテーピング装置は、電子部品を収納するための複数のポケットが長手方向に設けられるとともに、スプロケットの突起が引っ掛かる複数の穴が前記ポケットの列に平行に並んだキャリアテープを、長手方向に走行させるテーピング装置であって、前記電子部品の授受位置に到達したポケットの中心を挟んで走行方向の上流側と下流側に位置する一対の穴に、それぞれ挿脱される少なくとも一対のピンと、前記一対のピンを、前記キャリアテープの長手方向に交差する方向に移動させることにより、前記一対の穴に挿脱させる駆動機構と、前記キャリアテープを引っ掛けて走行させるスプロケットと、前記スプロケットを回転させるモータと、前記キャリアテープに貼着するシールテープを巻回したリールと、前記一対のピンの前記走行方向の下流に設けられ、前記キャリアテープの走行経路に対して接触及び離反可能に移動し、前記リールから引き出された前記シールテープと前記キャリアテープを挟み込んで、前記キャリアテープに前記シールテープを貼着する一対のブロックと、を備え、前記リールから前記シールテープを引き出し、押さえローラを前記キャリアテープの走行経路に接近させ、前記一対のブロックを接近させることで、前記キャリアテープを前記シールテープで封止することを特徴とする。
本発明によれば、キャリアテープのポケットを短時間で精度よく位置決めできる。
キャリアテープ走行装置の構成と動作を示す模式図である。 第1のピン及び第2のピンを示す斜視図である。 キャリアテープを示す平面図である。 第1のピン及び第2のピンとキャリアテープの穴との関係を示す模式図である。 第1のピン及び第2のピンのキャリアテープの穴への挿入動作と電子部品のポケットへの収容動作を示す模式図である。 第1のピン及び第2のピンのキャリアテープの穴への挿入動作と電子部品のポケットへの収容動作を示す模式図であり、左側が平面図、右側が側面図である。 キャリアテープの他の態様を示す平面図である。 キャリアテープの他の態様を示す平面図である。
本発明の実施形態に係るキャリアテープ走行装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
[構成]
(基本構成)
図1及び図2を参照して、実施形態のキャリアテープ走行装置1の基本構成を説明する。図1は、キャリアテープ走行装置1の構成を示す模式図である。図2は、キャリアテープ100の平面図である。キャリアテープ走行装置1は、設置面に設置された架台に、固定的に搭載された基台11に構成されている。キャリアテープ走行装置1は、ポケット101に電子部品104を収容するためのキャリアテープ100を長手方向に走行させる。
このキャリアテープ100の走行経路は、図示はしないが、一対の直線状のサイドガイドの間に形成される。走行経路の幅は、キャリアテープ100よりも僅かに広いサイドガイドの間隔により規定される。また、走行経路は、封止部2を挟んで、走行方向の上流側の走行経路前半と下流側の走行経路後半に分かれている。さらに、図示はしないが、キャリアテープ100の底面に対面する位置には、走行経路の底部を規定するボトムガイドが設けられている。
本実施形態のキャリアテープ走行装置1は、テーピング装置として機能する。キャリアテープ走行装置1は、シールテープ105を巻回するシールテープリール3と、封止部2とを備えており、テーピング装置として、リール200側へキャリアテープ100を走行させながら、シールテープリール3からシールテープ105を引き出し、シールテープ105をキャリアテープ100に貼着する。
このキャリアテープ走行装置1は、2機のスプロケット41、42を備える。2機のスプロケット41、42は、周面に沿って突起43が突設される同径の円盤である。スプロケット41、42は、それぞれ対応のモータ51、52の出力軸とタイミングベルト51a、52aを介して接続され、同一周方向、同一回転量及び同一タイミングで間欠回転する。
両スプロケット41、42には、キャリアテープ100が掛け渡される。キャリアテープ100は、図2に示すように、電子部品104を収納するための複数のポケット101が長手方向に設けられた帯状の部材である。各ポケット101は、略直方体形状の窪みであり、等間隔で形成されている。また、キャリアテープ100には、スプロケット41、42の突起43が引っ掛かる複数の穴102が、ポケット101の列に平行に並んでいる。つまり、長手方向に並んだ複数のポケット101の横に、長手方向に複数の穴102が並んでいる。各穴102は円形であり、等間隔で形成されている。図2の例では、個々のポケット101の中心を挟んで、走行方向の上流側と下流側に1対の穴102が配置されている。本実施形態101においては、各穴102は、各ポケット101の間に対応する位置に配置されている。
なお、キャリアテープ100は、張力がかかると伸縮する材料によって形成されている。例えば、キャリアテープ100は、合成樹脂により形成されている。このため、キャリアテープ100の走行中には、伸縮によるポケット101及び穴102の位置の変動が生じる。また、各ポケット101の間隔、各穴102の間隔、各ポケット101と各穴102との位置関係は一定であることが理想である。但し、製造上、誤差が生じる場合もあり、許容しうる公差の範囲内に収まっていることが好ましい。
両スプロケット41、42の突起43は、各穴102に噛合する。スプロケット41、42は、突起43を穴102に引っ掛けて回転し、キャリアテープ100を長手方向に走行させる。走行中のキャリアテープ100の幅方向の位置は、基本的には突起43によって規定される。幅方向とは、キャリアテープ100の長手方向に直交する水平方向である。突起43の直径は、キャリアテープ100の穴102よりもやや小さい。両スプロケット41、42は、同一鉛直面上に並び、回転軸が平行且つ同一高さである。そのため、キャリアテープ100は、延び方向を水平に保ったまま、リール200側に走行する。
モータ51、52の回転ピッチは、ポケット101の配置間隔に対応する。つまり、モータ51、52は、ポケット101を共通の停止位置で停止させる。共通の停止位置のうちの一箇所は、電子部品104の授受位置6に設定されている。なお、モータ51により回動するスプロケット42は、後述するように、張力付与部として機能する。
授受位置6の直上には、図1に示すように、後述する保持装置61が昇降可能に存在する。テーピング装置としてのキャリアテープ走行装置1は、ポケット101を授受位置6に順次合致させ、保持装置61が離脱させる電子部品104を、順次ポケット101に収容させる。
封止部2は、一対のブロック、つまりヒーターブロック21とベースブロック22を備える。ヒーターブロック21とベースブロック22は、キャリアテープ100の走行経路を挟んで対向配置される。ヒーターブロック21は、キャリアテープ100の走行経路の上からキャリアテープ100を押さえ、ベースブロック22は、キャリアテープ100の走行経路の下からキャリアテープ100を押さえる。ヒーターブロック21は、キャリアテープ100の走行経路に対して接触又は離反可能に移動する。
封止部2には、シールテープ105がキャリアテープ100と重ねて供給される。ヒーターブロック21とベースブロック22は、挟み込みにより、シールテープ105とキャリアテープ100を圧接し、ヒーターブロック21は、更にシールテープ105とキャリアテープ100の圧接面に熱を供給する。
シールテープリール3は、テーピング装置として、シールテープ105をキャリアテープ100に向けて引き出す。このシールテープリール3は、キャリアテープ100の走行経路よりも上方に位置し、モータ31と押さえローラ32を備えている。
モータ31は、タイミングベルトを介してシールテープリール3を回転させる。押さえローラ32は、キャリアテープ100の走行経路近傍に位置し、シールテープ105をキャリアテープ100へ案内する。
押さえローラ32は、キャリアテープ100の走行経路に対して、接近又は離反可能に移動する。つまり、押さえローラ32は、キャリアテープ100の走行経路に近づき、シールテープ105をキャリアテープ100に対して押さえつける。
(位置決め部)
次に、上記のようなキャリアテープ走行装置1が有する位置決め部8を、図1に加えて、図3及び図4を参照して説明する。位置決め部8は、走行経路前半に設けられている。位置決め部8は、一対のピン81、82、駆動機構83を有する。一対のピン81、82は、授受位置6のポケット101の中心を挟んで走行方向の上流側と下流側に位置する一対の穴102に、それぞれ挿脱される部材である。本実施形態の一対の穴102は、各ポケット101に最も近い2つの穴102である。各ポケット101に対応する一対の穴102は、それぞれ隣接するポケット101と共通となっている。
一対のピン81、82のうちの一方は、図3に示すように、円柱形状の第1のピン81である。第1のピン81の直径は、穴102の直径よりもやや小さい。これは、穴102の間隔の公差及び伸縮を見込んで、余裕を持たせることにより、一対のピン81、82を確実に挿入できるようにするためである。一対のピン81、82のうちの他方は、断面円形で先細りの柱形状であり、細い先端から穴102に挿入される第2のピン82である。本実施形態の第2のピン82は、第1のピン81と同径の円柱の先に、先端に行くに従って径が小さくなる円錐台を有している。以下、第2のピン82の円柱部分を胴部82a、円錐台部分をテーパ部82bとする。第2のピン82は、第1のピン81よりも走行方向の下流側に設けられている。第1のピン81及び第2のピン82のサイズ、間隔については、後述する。
駆動機構83は、第1のピン81及び第2のピン82を、キャリアテープ100の長手方向に交差する方向に移動させることにより、一対の穴102に挿脱させる機構である。本実施形態の駆動機構83は、キャリアテープ100の平面に対して直交する方向に、第1のピン81及び第2のピン82を往復移動させる。第1のピン81及び第2のピン82は、軸方向の長さが等しく、同時並行に駆動される。より具体的には、第1のピン81及び第2のピン82が、図3に示すように、共通の支持台84に支持されている。支持台84は、直方体形状のブロックである。第1のピン81及び第2のピン82の底面は、支持台84の水平な天面に直立して固定されている。駆動機構83は、この支持台84を昇降させることにより、第1のピン81及び第2のピン82を、一対の穴102に同時に挿脱させる。駆動機構83としては、例えば、シリンダを用いる。但し、電磁ソレノイド、サーボモータ、カム機構等、第1のピン81及び第2のピン82を、一対の穴102に挿脱させることができる機構であればよい。
次に、以上のような第1のピン81、第2のピン82の直径及び中心軸の間隔の設定を説明する。第1のピン81の直径及び第2のピン82の胴部82aの直径は、穴102の直径に対して、90〜80%程度とすることが考えられる。これは、穴102への挿入確率を高めることと、後述する位置決めの精度を高めることとの両立を図るためである。例えば、穴102の直径が1.0mmだとすると、第1のピン81の直径及び第2のピン82の胴部82aの直径を0.8mmとすることが好ましい。
また、第1のピン81、第2のピン82の中心軸の間隔は、一対の穴102に挿入可能な間隔となっている。その上で、第1のピン81、第2のピン82の中心軸の間隔を、一対の穴102の中心の間隔以下とする場合と、一対の穴102の中心の間隔よりも長くする場合とを比較すると、後者が好ましい。さらに、後者の場合には、挿入された一対の穴102を、キャリアテープ100の長手方向の間隔を伸張させる間隔で配置することがより好ましい。それぞれの場合について、図4を参照して説明する。
まず、上記のように、第1のピン81の直径及び第2のピン82の胴部82aの直径は、穴102の直径よりも小さい。このため、図4(A)に示すように、第1のピン81、第2のピン82の中心軸の間隔dを、一対の穴102の中心軸の間隔Dと等しくした場合には、第1のピン81、第2のピン82の一方又は双方が穴102に接触せず、キャリアテープ100が張られることがない可能性がある。例えば、図4(A)に示すように、第1のピン81、第2のピン82の中心と一対の穴102の中心が一致した場合には、第1のピン81、第2のピン82と穴102との間に隙間cが生じる。但し、実際には、穴102の位置の公差や、キャリアテープ100の伸縮により、正確に中心が一致するよりも、第1のピン81及び第2のピン82のいずれか一方が穴102に寄って接触している可能性が高い。このような場合であっても、ポケット101の位置は、隙間cによって穴102が動く範囲に規制されるので、この範囲内でポケット101が位置決めされる。このため、この場合には、隙間cは極力狭くすることが好ましい。
但し、隙間cを狭くしても、この範囲内でポケット101が動く可能性はある。そこで、さらにポケット101の位置を安定させるために、スプロケット42を回動させて、キャリアテープ100を進行方向に僅かに引っ張る。この引っ張り長は、例えば、穴102の直径の5〜20%程度とする。すると、図4(B)に示すように、第1のピン81及び第2のピン82の進行方向の上流側の縁部に、穴102の縁部が当たるので、一対の穴102の間に張力が付与されて、ポケット100の位置が定まる。これは、第1のピン81、第2のピン82の中心軸の間隔dが、一対の穴102の中心軸の間隔Dよりも短い場合も同様である。
つまり、間隔d≦間隔Dの場合、第1のピン81及び第2のピン82が一対の穴102に挿入された状態で、張力付与部によって、キャリアテープ100に走行方向の張力を付与することが好ましい。
次に、図4(C)に示すように、第1のピン81、第2のピン82の中心軸の間隔dを、一対の穴102の中心軸の間隔Dよりも長くして、且つ、第1のピン81、第2のピン82の双方が一対の穴102に接触する位置とした場合を考える。この場合、第1のピン81及び第2のピン82の挿入によって、ポケット101を挟むキャリアテープ100が張られるため、ポケット100の位置が定まる。このため、このような場合には、スプロケット42によってキャリアテープ100を進行方向に引っ張る作業を省略することも可能である。なお、図4(C)では、一対の穴102の間隔をDのままとしているが、実際には、第1のピン81、第2のピン82との接触により、間隔Dは僅かに伸張している。
但し、第1のピン81、第2のピン82の中心軸の間隔dを、一対の穴102の中心軸の間隔Dよりも長くした場合であっても、第1のピン81、第2のピン82の双方が穴102に接触せず、又は一方のみが穴102に接触する場合、キャリアテープ100が張られない可能性がある。このような場合には、上記と同様に、スプロケット42によってキャリアテープ100を進行方向に引っ張る。すると、図4(D)に示すように、キャリアテープ100がα分伸長して、第1のピン81及び第2のピン82の進行方向の上流側の縁部に、穴102の縁部が当たるので、一対の穴102の間に張力が付与されて、ポケット100の位置が定まる。
つまり、間隔d>間隔Dの場合であって、第1のピン81及び第2のピン82が、挿入された一対の穴102を、キャリアテープ100の長手方向に伸張させる間隔で配置されている場合には、張力付与部の作業を省略することが可能である。また、間隔d>間隔Dの場合であっても、第1のピン81及び第2のピン82が、挿入された一対の穴102を、キャリアテープ100の長手方向に伸張させる間隔で配置されていない場合には、張力付与部によって張力を付与することが好ましい。但し、第1のピン81及び第2のピン82が、挿入された一対の穴102を、キャリアテープ100の長手方向に伸張させる間隔で配置されている場合であっても、張力付与部による張力を付与することにより、より確実にキャリアテープ100を伸張させて、ポケット101を位置決めしてもよい。
なお、以上のように、位置決め部8によって位置決めされるポケット101は、その中心が授受位置6に一致することが好ましい。
(保持装置)
電子部品104をキャリアテープ100のポケット101に収容する保持装置61を、図1及び図5を参照して説明する。保持装置61は、それぞれ電子部品104を1個ずつ保持する装置である。保持装置61は、例えば、図示しない搬送装置の下方に鉛直方向に伸びた吸着ノズルである。
吸着ノズルは、下方に向かう先端が開口した中空状の筒である。吸着ノズルの内部は、図示しない真空発生装置、電磁弁等を含む空気圧回路に連通している。このため、吸着ノズルは、真空発生装置による負圧の発生によって、先端に電子部品104を吸着し、真空破壊又は正圧の発生によって先端から電子部品104を離脱させる。
保持装置61は、図示しないZ軸機構により、鉛直方向に移動可能に設けられている。Z軸機構としては、シリンダ、カムとスプリングによるカム機構等、種々のものが適用可能である。
なお、保持装置61が設けられた搬送装置は、例えば、回転軸を中心に所定角度ずつ間欠回転するターンテーブルである。保持装置61は、ターンテーブルの回転軸周りに、間欠回転の間隔と同間隔で複数配置される。ターンテーブルの周囲の停止位置には、電子部品104に各種の処理を行う処理ユニットが配置されている。搬送装置は、保持装置61によって、電子部品104を保持しつつ、ターンテーブルを間欠回転させることにより、電子部品104を搬送する。また、この間欠回転における各停止位置において、各種の処理ユニット4による処理、キャリアテープ100のポケット101への収容が行われる。
(制御装置)
キャリアテープ走行装置1は、制御装置7によって制御される。制御装置7は、搬送装置を回転させるモータ、上記の各モータ31、51、52、第1のピン81及び第2のピン82を駆動する駆動機構83、保持装置61を昇降させるZ軸機構、各空気圧回路の真空発生装置及び電磁弁等に電気信号を送出することで、これらの動作量、動作速度、動作タイミングを制御する。
制御装置7は、入力装置、表示装置を有している。入力装置は、作業者が本実施形態の処理に必要な情報や指示を入力するためのスイッチ、タッチパネル、キーボード、マウス等の装置である。表示装置は、作業者が本実施形態の状態を確認するためのディスプレイ、ランプ、メータ等の装置である。
制御装置7は、モータ51、52を間欠的に回転させることにより、キャリアテープ100を間欠的にリール200側へ送り、空のポケット101を順番に授受位置6へ停止させる。この停止タイミングに合わせて、駆動機構83及びZ軸機構を動作させて、第1のピン81及び第2のピン82を挿脱させ、保持装置61を昇降させる。
但し、制御装置7は、保持装置61が電子部品104をポケット101に収容する前に、第1のピン81及び第2のピン82を一対の穴102に挿入するように、駆動機構83及びZ軸機構を制御する。このような制御は、保持装置61と第1のピン81及び第2のピン82の移動ストローク、始動タイミング、移動速度を設定することにより実現できる。例えば、両者の移動ストロークを同等として、保持装置61の始動タイミングを遅らせることが考えられる。また、両者の始動タイミングを同等として、第1のピン81及び第2のピン82の移動ストロークを短くすることも考えられる。両者の移動速度を調節することも考えられる。なお、張力付与部によってキャリアテープ100に張力を付与する場合には、張力を付与した後に、保持装置61が電子部品104をポケット101に収容するように制御する。つまり、保持装置61が電子部品104をポケット101に収容する前に、スプロケット42を回動させる。
[動作]
以上のような本実施形態の動作を、図1〜図5に加えて、図6を参照して説明する。なお、以下の説明は、第1のピン81及び第2のピン82が、挿入された一対の穴102を、キャリアテープ100の長手方向に伸張させる間隔で配置され、且つ、張力付与部による張力を付与する場合を例に説明する。
キャリアテープ走行装置1は、モータ51、52の正転によりタイミングベルト51a、52aを走行させ、スプロケット41、42を正転させる。スプロケット41、42は、突起43を穴102に引っ掛けて、キャリアテープ100をリール200側へ走行させる。
キャリアテープ走行装置1は、モータ51、52を間欠的に回転させることにより、キャリアテープ100を間欠的にリール200側へ送り、図5(A)、図6(A)に示すように、空のポケット101を順番に授受位置6に対応する位置へ停止させる。
駆動機構83は、第1のピン81、第2のピン82を上昇させて、空のポケット101に対応する一対の穴102への挿入を開始する。すると、図6(B)に示すように、第1のピン81の先端と第2のピン82のテーパ部82bの先端が、一対の穴102に入り、第2のピン82のテーパ部82bが、穴102の縁に接して徐々に穴102を走行方向に引っ張る。そして、図6(C)に示すように、第2のピン82の胴部82aが穴102に入ると、第1のピン81と第2のピン82の間で、キャリアテープ100が張られる。
さらに、スプロケット41を回動させて、キャリアテープ100を走行方向に引っ張ることにより、図5(B)、図6(D)に示すように、一対の穴102の間に張力を付与する。これにより、一対の穴102に挟まれたポケット101が張られて、定位置に位置決めされる。例えば、授受位置6に、ポケット101の中心が合う。
一方、各保持装置61は、図5(A)、図6(A)に示すように、一つずつ電子部品104を保持して順番に授受位置6に停止する。そして、図5(B)(C)、図6(B)〜(E)に示すように下降して、上記のように授受位置6に位置決めされた空のポケット101に対して、電子部品104を収容していく。
シールテープリール3は、モータ31の正転によりシールテープ105をキャリアテープ100側へ引き出していく。押さえローラ32は、シールテープリール3から引き出されたシールテープ105をキャリアテープ100の表面へ案内し、シールテープ105をキャリアテープ100のポケット101が開口する面に重ね合わせていく。
封止部2は、予め、ヒーターブロック21をキャリアテープ100の走行経路に接触させておく。封止部2には、シールテープ105とキャリアテープ100が重ね合わされて共有される。封止部2は、ヒーターブロック21とベースブロック22でキャリアテープ100とシールテープ105を挟み込み、加圧と加熱によってシールテープ105をキャリアテープ100に貼着する。これにより、ポケット101内の電子部品104は、シールテープ105とポケット104の内壁とによって封止される。
キャリアテープ100は、シールテープ105によって封止された後、更なる間欠的な走行によりリール200に案内され、リール200に巻き取られる。
[作用効果]
本実施形態は、電子部品104を収納するための複数のポケット101が長手方向に設けられるとともに、スプロケット41、42の突起43が引っ掛かる複数の穴102が、ポケット101の列に平行に並んだキャリアテープ100を、長手方向に走行させるキャリアテープ走行装置1であって、電子部品104の授受位置6に到達した各ポケット101の中心を挟んで走行方向の上流側と下流側に位置する一対の穴102に、それぞれ挿脱される少なくとも一対の第1のピン81、第2のピン82と、第1のピン81、第2のピン82を、キャリアテープ100の長手方向に交差する方向に移動させることにより、一対の穴102に挿脱させる駆動機構83と、を有する。
このため、第1のピン81及び第2のピン82によって、一対の穴102の走行方向の変動が規制される。従って、ポケット101の位置を検出して位置決め機構によってユニットごと動かして位置決めする場合に比べて、ポケット101を短時間に精度よく位置決めできる。例えば、カメラによる撮像、画像解析、ずれ量の演算、ずれ量に対応するユニットの動作という処理時間と比較して、第1のピン81及び第2のピン82を穴102に挿入する動作は遥かに短時間で済む。また、位置決め機構がボールねじにより駆動される場合、0.05mm程度の精度しか出ないが、本実施形態では、第1のピン81及び第2のピン82を挿脱する動作で済むため、0.01mm程度の精度が出せる。
ここで、スプロケット41、42を回動させてシールテープ105を動かして、ポケット101を位置決めすることも考えられる。しかし、キャリアテープ100の穴102に挿入されたスプロケット41、42の突起43の間隔は非常に長いので、キャリアテープ100の伸縮による変動長は、ポケット101の一個分の伸縮による変動長に比べて長くなる。このため、スプロケット41、42の送り精度を上げても、張力をかけてポケット101の位置を短時間で安定させることは困難である。また、スプロケット41、42の突起43が挿入される穴102の間隔は非常に長いため、製造工程、巻き取り態様等によって、ポケット101と穴102との位置ずれが生じていた場合、累積誤差も大きくなる。このため、距離の離れた穴102を用いて、個々のポケット101を精度よく位置決めすることは困難である。
本実施形態では、各ポケット101を挟んだ一対の穴102という短い間隔によって、キャリアテープ100の変動長を規制できるので、ポケット101の位置を短時間で安定させることができる。このため、キャリアテープ100を停止してから電子部品104を挿入し、走行を再開するまでの時間を短縮することができ、テーピングに要する時間等、キャリアテープ走行装置1の動作タクトタイムを短縮することができる。また、各ポケット101の直近の穴102を用いて位置決めするため、ポケット101の位置と穴102の位置との誤差が少なく、ポケット101の位置のずれを最小限に抑えることができる。
一対のピン81、82の一方は、円柱形状の第1のピン81であり、一対のピン81、82の他方は、断面円形で先細りの柱形状であり、細い先端から穴102に挿入される第2のピン82である。
このため、第2のピン82に対する穴102の余裕が大きくなり、一対の穴102に対する第2のピン82の挿入確率を高めることができる。また、挿入されるに従って、第2のピン82の径が太くなるため、第1のピン81とともに、穴102に対する余裕が縮小して、穴102と第1のピン81及び第2のピン82が接触してポケット101の位置が安定する時間を短縮することができる。
第2のピン82は、第1のピン81よりも走行方向の下流側に設けられている。
このため、第2のピン82が挿入されるに従って、穴102に接触して、第1のピン81との間で、走行方向に一対の穴102の間が引っ張られることにより、ポケット101の位置が安定する可能性を高めることができる。また、走行方向と逆に引っ張らないため、後流側の処理が影響を受けることがない。
第1のピン81及び第2のピン82、挿入された一対の穴102を、キャリアテープ100の長手方向に伸張させる間隔で配置されている。このため、第1のピン81及び第2のピン82が一対の穴102に挿入されれば、一対の穴102の間が張られて、ポケット101の位置が安定する。
このため、第1のピン81及び第2のピン82を挿入後、キャリアテープ100に張力を付与する作業を省略して、タクトタイムを短縮することができる。
第1のピン81及び第2のピン82が、一対の穴102に挿入された状態で、キャリアテープ100を走行方向に引っ張ることにより、一対の穴102の間に張力を付与する張力付与部を有する。
このため、一対の穴102の間が確実に張られることになり、正確な位置決めができる。
電子部品104をポケット101に収容する保持装置61を有し、駆動機構83は、電子部品104がポケット101に収容される前に、第1のピン81及び第2のピン82を一対の穴102に挿入する。
このため、電子部品104に対するポケット101の位置が安定して、の挿入位置が安定して、ポケット101の内側壁に電子部品104が当たる等の事態が防止される。
[他の態様]
以上のように本発明の実施形態を説明したが、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。そして、この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
第1のピン81よりも第2のピン82を先に穴102に挿入させてもよい。その場合、第2のピン82の軸方向の長さを、第1のピン81よりも長くして、第2のピン82の先端が第1のピン81よりも、穴102に先に到達するように構成してもよい。これは、穴102に向かう第1のピン81の先端よりも、第2のピン82の先端が、穴102に近い位置に配置されていればよい。また、第1のピン81と第2のピン82を独立に駆動させる駆動機構を設けて、第2のピン82の先端が第1のピン81よりも、穴102に先に到達するように構成してもよい。このようにすれば、先端のテーパ部82bにより、穴102への挿入確率が高い第2のピン82が先に穴102に入るので、下流側の穴102の位置がある程度定まり、上流側の穴102の位置も安定して、第1のピン81の挿入確率も高めることができる。また、このように、第1のピン81及び第2のピン82の挿入確率が高まることから、第1のピン81の直径、第2のピン82の胴部82aの直径を、穴102の直径に近づけて、挿入後のキャリアテープ100の変動を抑えて安定させることができる。
一対のピン81、82の形状、サイズ等は、上記の態様には限定されない。例えば、第1のピン81の角、第2のピン82の角に丸みをつけて、穴102への挿入がスムーズとなるようにしてもよい。材質についても、金属製、合成樹脂製等、種々のものが適用可能である。表面に円滑性のある材料によって形成することにより、穴102への挿入がスムーズとなるようにしてもよい。また、一対のピン81、82の少なくとも一方又は双方を、水平断面が楕円形のピンとしてもよい。例えば、「円柱形状」、「断面円形」における円は、楕円も含まれる。この場合、一対のピン81、82は、キャリアテープ100の走行方向に長半径となるように配置することが好ましい。また、一対のピン81、82の穴102に接する部分が曲面であればよいため、例えば、略C字形、略U字形のように、断面が部分円、部分楕円を有する形状であってもよい。さらに、一対のピン81、82は内部が中実であっても、中空であってもよい。
対応するキャリアテープ100の種類、材質、サイズ等は、上記の態様には限定されない。例えば、紙テープを使用したキャリアテープ100にも適用可能である。このタイプのキャリアテープ100は、紙テープに形成された穴の一方の面をシールテープで封止することにより、各穴をシールテープを底面とするポケット101として構成する。このポケット101に電子部品104を入れた後、穴をシールテープで封止する。このようなキャリアテープ100であっても、スプロケットの突起が引っ掛かる穴102が、ポケット101と平行に形成されている。このため、上記のキャリアテープ100と同様に使用することができる。なお、この場合、スプロケット用の穴102は封止されない。
また、スプロケット用の穴102は、一列でなくてもよい。例えば、図7に示すように、ポケット101の幅方向の両側に、ポケット101と平行な穴102が形成されていてもよい。この場合、いずれか一方の列の一対の穴102に、位置決め部8の一対のピン81、82を挿入してもよいし、双方の列について位置決め部8を設けて、双方の列における一対の穴102に一対のピン81、82を挿入してもよい。また、ポケット101を挟んで対角線上となる一対の穴102に、一対のピン81、82を挿入してもよい。このように、ポケット101を挟む二列の穴102を用いる場合、幅方向の位置決めも正確に行うことができる。
ポケット101の大きさや形状、穴102の大きさや形状も、上記の態様で例示したものには限定されない。ポケット101に対する穴102の位置も、上記の態様には限定されない。穴102の間隔が上記の態様よりも長くても、短くてもよい。一対のピン81、82を挿入する一対の穴102は、ポケット101の中心を挟む一対の穴102であればよく、隣り合う穴102には限定されない。
ポケット101の中心を挟む位置にある一対の穴102の距離は、穴102を利用してポケット101に対応する領域の少なくとも一部を伸長させることができればよい。つまり、図8に示すように、ポケット101の中心Оを挟む位置とは、ポケット101のキャリアテープ100の長手方向の中間を通る直交線を挟む位置であり、ポケット101の上流側の穴102の上流側の縁部と下流側の穴102の下流側の縁部が、ポケット101の上流側と下流側の縁部よりも内側であってもよい。
キャリアテープ100の走行経路の底部を規定するボトムガイドに、ポケット101に形成された吸引穴を通して、電子部品104を吸引する吸引部を設けてもよい。この吸引部があると、吸引部による吸引により、ポケット101の底面に貼り付いて位置が安定する。この場合、位置決め部8の一対のピン81、82がポケット101の吸引穴に対応する位置に位置決めするように設定してもよい。
コスト的には高くなるが、キャリアテープ100のポケット101の位置を、直上からカメラで撮像して検出する検出部と、基準となる位置からずれている場合には、XY方向に基台11を駆動する位置決め機構を設けて、幅方向のずれの修正ができるようにしてもよい。さらに、検出部を設けて、電子部品104の位置、姿勢、状態及び欠落を検出して、異常と判定できる場合には、装置を停止することも可能である。
保持装置61として吸着ノズルを例に採り説明したが、静電吸着方式、ベルヌーイチャック方式、又は電子部品104を機械的に挟持するチャック機構を配してもよい。また、電子部品104としては、キャリアテープ100に梱包可能であるならば、何れであってもよい。例えば、電子部品104としては、半導体素子、及び半導体素子以外の抵抗やコンデンサ等を挙げることができる。半導体素子としては、トランジスタ、ダイオード、LED、及びサイリスタ等のディスクリート半導体、ICやLSI等の集積回路等を挙げることができる。
また、本実施形態では、二機のモータ51、52によってキャリアテープ100を走行させるようにしたが、モータ51、52の何れか一機を設け、そのモータでキャリアテープ100を走行させるようにしてもよい。更に、スプロケット41、42についても、何れか1個を設け、他方は、キャリアテープ100を案内するピン無しのローラとしてもよい。
また、本発明のキャリアテープ走行装置1は、テーピング装置には限定されない。例えば、シールテープ105によりポケット101が封止されたキャリアテープ100から、シールテープ105を離脱させ、ポケット101内部の電子部品104を保持装置によってピックアップするディテーパーとして構成することもできる。この場合、ポケット101を安定して位置決めできても内部の電子部品104の位置は必ずしも一定していないが、ピックアップ位置と電子部品104の位置との誤差の要素を減らすことができる。
1 キャリアテープ走行装置
2 封止部
21 ヒーターブロック
22 ベースブロック
3 シールテープリール
31 モータ
32 押さえローラ
41 スプロケット
42 スプロケット
43 突起
51 モータ
51a タイミングベルト
52 モータ
52a タイミングベルト
6 授受位置
61 保持装置
7 制御装置
8 位置決め部
81 第1のピン
82 第2のピン
82a 胴部
82b テーパ部
100 キャリアテープ
101 ポケット
102 穴
104 電子部品
105 シールテープ
200 リール

Claims (8)

  1. 電子部品を収納するための複数のポケットが長手方向に設けられるとともに、スプロケットの突起が引っ掛かる複数の穴が前記ポケットの列に平行に並んだキャリアテープを、長手方向に走行させるキャリアテープ走行装置であって、
    前記電子部品の授受位置に到達したポケットの中心を挟んで走行方向の上流側と下流側に位置する一対の穴に、それぞれ挿脱される少なくとも一対のピンと、
    前記一対のピンを、前記キャリアテープの長手方向に交差する方向に移動させることにより、前記一対の穴に挿脱させる駆動機構と、
    を有することを特徴とするキャリアテープ走行装置。
  2. 前記一対のピンの一方は、円柱形状の第1のピンであり、
    前記一対のピンの他方は、断面円形で先細りの柱形状であり、細い先端から前記穴に挿入される第2のピンであることを特徴とする請求項1記載のキャリアテープ走行装置。
  3. 前記第2のピンは、前記第1のピンよりも前記走行方向の下流側に設けられていることを特徴とする請求項3記載のキャリアテープ走行装置。
  4. 前記一対のピンの中心軸の間隔は、先端を前記一対の穴に挿入可能としつつ、前記一対の穴の中心の間隔よりも長いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のキャリアテープ走行装置。
  5. 前記一対のピンは、挿入された前記一対の穴を、前記キャリアテープの長手方向に伸張させる間隔で配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のキャリアテープ走行装置。
  6. 前記一対のピンが前記一対の穴に挿入された状態で、前記キャリアテープを走行方向に引っ張ることにより、前記一対の穴の間に張力を付与する張力付与部を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のキャリアテープ走行装置。
  7. 前記駆動機構は、前記電子部品が前記ポケットに収容される前に、前記一対のピンを前記一対の穴に挿入することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のキャリアテープ走行装置。
  8. 電子部品を収納するための複数のポケットが長手方向に設けられるとともに、スプロケットの突起が引っ掛かる複数の穴が前記ポケットの列に平行に並んだキャリアテープを、長手方向に走行させるテーピング装置であって、
    前記電子部品の授受位置に到達したポケットの中心を挟んで走行方向の上流側と下流側に位置する一対の穴に、それぞれ挿脱される少なくとも一対のピンと、
    前記一対のピンを、前記キャリアテープの長手方向に交差する方向に移動させることにより、前記一対の穴に挿脱させる駆動機構と、
    前記キャリアテープを引っ掛けて走行させるスプロケットと、
    前記スプロケットを回転させるモータと、
    前記キャリアテープに貼着するシールテープを巻回したリールと、
    前記一対のピンの前記走行方向の下流に設けられ、前記キャリアテープの走行経路に対して接触及び離反可能に移動し、前記リールから引き出された前記シールテープと前記キャリアテープを挟み込んで、前記キャリアテープに前記シールテープを貼着する一対のブロックと、
    を備え、
    前記リールから前記シールテープを引き出し、押さえローラを前記キャリアテープの走行経路に接近させ、前記一対のブロックを接近させることで、前記キャリアテープを前記シールテープで封止することを特徴とするテーピング装置。
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