JP2018093957A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】非電動役物を用いることにより2つの始動口に係る入賞容易状態を実装したパチンコ機において、新規な遊技性を実現する。【解決手段】第1始動口31を開放する第1非電動役物31aを作動させる第1作動ゲート33cLと、第2始動口32を開放する第2非電動役物32aを作動させる第2作動ゲート33cRとを、普電入賞口33内に設け、普電入賞口33への入賞ルートの選択、即ち左打ち/右打ちによって、遊技球が第1作動ゲート33cL及び第2作動ゲート33cRのうち、一方の作動ゲートを主に通過する構成とした。また、左打ちの場合は、大当り出球は少ないものの、時短引き戻し率が高い一方、右打ちの場合は、大当り出球は多いものの、時短引き戻し率が低い構成とし、左打ち/右打ちによって、遊技性の選択を可能とした。【選択図】図2
Description
本発明は、パチンコ機に関する。
従来、入賞口への入賞を容易にする役物として、電気的動力で作動する電動役物と、遊技球の運動エネルギーを動力として作動する非電動役物とが知られている。
電動役物には、特別電動役物と普通電動役物とがあり、前者は大入賞口への入賞を容易にする電動役物、後者は大入賞口以外の入賞口への入賞を容易にする役物と規定されている。
また、非電動役物は、大入賞口以外の入賞口への入賞を容易にするもので、非電動役物として、第1種非電動役物と、第2種非電動役物の2種類が規定されている。前者は、遊技球が当該入賞口に入賞した場合に作動するもの、後者は、遊技球が当該入賞口以外の特定の入賞口に入賞し、又は特定のゲートを通過した場合に作動するものと規定されている。
電動役物には、特別電動役物と普通電動役物とがあり、前者は大入賞口への入賞を容易にする電動役物、後者は大入賞口以外の入賞口への入賞を容易にする役物と規定されている。
また、非電動役物は、大入賞口以外の入賞口への入賞を容易にするもので、非電動役物として、第1種非電動役物と、第2種非電動役物の2種類が規定されている。前者は、遊技球が当該入賞口に入賞した場合に作動するもの、後者は、遊技球が当該入賞口以外の特定の入賞口に入賞し、又は特定のゲートを通過した場合に作動するものと規定されている。
さらに、特別電動役物の数は2個を超えるものでないこと、また、普通電動役物の数は、特別電動役物が設けられているパチンコ機にあっては1個を、特別電動役物が設けられていないパチンコ機にあっては4個を超えるものでないこと、と規定されている。
従って、近年一般的な特別電動役物を搭載したパチンコ機において、当該特別電動役物以外に複数の役物を搭載する場合には、少なくとも1つは非電動役物を用いる必要がある。
例えば、特許文献1には、普通電動役物に係る入賞口の内部に、それぞれ異なる第2種非電動役物の作動契機となる2つの作動ゲートと、該2つの作動ゲートの何れかに遊技球を振り分ける振分装置とを設けるとともに、一方の第2種非電動役物に係る入賞口を第1始動口、他方の第2種非電動役物に係る入賞口を第2始動口としたパチンコ機が開示されている。
例えば、特許文献1には、普通電動役物に係る入賞口の内部に、それぞれ異なる第2種非電動役物の作動契機となる2つの作動ゲートと、該2つの作動ゲートの何れかに遊技球を振り分ける振分装置とを設けるとともに、一方の第2種非電動役物に係る入賞口を第1始動口、他方の第2種非電動役物に係る入賞口を第2始動口としたパチンコ機が開示されている。
また、普通電動役物の作動に係る遊技状態として、前記振分装置によって一方の作動ゲートに遊技球が振り分けられ易い第1変短状態と、他方の作動ゲートに遊技球が振り分けられ易い第2変短状態とを設けることで、第1変短状態では、通常時に比べて第1始動口への入賞を容易とし、第2変短状態では、通常時に比べて第2始動口への入賞を容易としたパチンコ機が開示されている。
2つの始動口のうち、一方の始動口に普通電動役物を設けた従来のパチンコ機においては、前記一方の始動口(第2始動口)に係る入賞容易状態の実現のみ可能で、他方の始動口(第1始動口)に係る入賞容易状態を実現することができなかったが、特許文献1に開示されたパチンコ機によれば、両始動口に係る入賞容易状態を実現することが出来るので、上記従来のパチンコ機にはなかった新規な遊技性を有するパチンコ機の実現が可能となる。
特開2014−100435号公報
2つの始動口のうち、一方の始動口に普通電動役物を設けた従来のパチンコ機においては、前記一方の始動口(第2始動口)に係る入賞容易状態の実現のみ可能で、他方の始動口(第1始動口)に係る入賞容易状態を実現することができなかったが、特許文献1に開示されたパチンコ機によれば、両始動口に係る入賞容易状態を実現することが出来るので、上記従来のパチンコ機にはなかった新規な遊技性を有するパチンコ機の実現が可能となる。
そこで、本発明は、非電動役物を用いることにより2つの始動口に係る入賞容易状態を実装したパチンコ機において、新規な遊技性を実現することを目的とする。
以上の課題を解決するために本発明が採用する手段を以下に説明する。なお、本発明の理解を容易にするために以下では図面の参照符号を便宜的に括弧書で付記するが、本発明を図示の形態に限定する趣旨ではない。
本発明のパチンコ機(1)は、遊技盤(30)面に向けて発射すべく操作し、回転操作によって遊技球の発射強度の調整が可能な発射ハンドル(23)と、
遊技盤(30)面に、
作動時に入口を開きまたは拡大する第1非電動役物(31a)を備えた第1始動口(31)と、
作動時に入口を開きまたは拡大する第2非電動役物(32a)を備えた第2始動口(32)と、
ゲート(GTL、GTR)と、
作動時に入口を開きまたは拡大する特別電動役物(38a)を備えた大入賞口(38)と、
作動時に入口を開きまたは拡大する普通電動役物(33a)を備えた特定入賞口(33)と、
前記第1始動口(31)への入賞時に取得した乱数値情報に基づく第1特図抽選の結果を示す図柄を導出する第1特図表示装置(SD1)と、
前記第2始動口(32)への入賞時に取得した乱数値情報に基づく第2特図抽選の結果を示す図柄を導出する第2特図表示装置(SD2)と、
遊技球が前記ゲート(GTL、GTR)を通過したときに取得した乱数値情報に基づく普図抽選の結果を示す図柄を導出する普図表示装置(ND)と、を備えている。
遊技盤(30)面に、
作動時に入口を開きまたは拡大する第1非電動役物(31a)を備えた第1始動口(31)と、
作動時に入口を開きまたは拡大する第2非電動役物(32a)を備えた第2始動口(32)と、
ゲート(GTL、GTR)と、
作動時に入口を開きまたは拡大する特別電動役物(38a)を備えた大入賞口(38)と、
作動時に入口を開きまたは拡大する普通電動役物(33a)を備えた特定入賞口(33)と、
前記第1始動口(31)への入賞時に取得した乱数値情報に基づく第1特図抽選の結果を示す図柄を導出する第1特図表示装置(SD1)と、
前記第2始動口(32)への入賞時に取得した乱数値情報に基づく第2特図抽選の結果を示す図柄を導出する第2特図表示装置(SD2)と、
遊技球が前記ゲート(GTL、GTR)を通過したときに取得した乱数値情報に基づく普図抽選の結果を示す図柄を導出する普図表示装置(ND)と、を備えている。
また、本発明のパチンコ機(1)は、
前記第1特図抽選を実行する第1特図抽選手段と、
前記第2特図抽選を実行する第2特図抽選手段と、
前記普図抽選を実行する普図抽選手段と、
前記第1特図表示装置(SD1)に大当り図柄が導出されたことを条件に、該大当り図柄の種別に応じた態様で、前記特別電動役物を複数回作動させる第1大当り遊技を実行する第1大当り遊技実行手段と、
前記第2特図表示装置(SD2)に大当り図柄が導出されたことを条件に、該大当り図柄の種別に応じた態様で、前記特別電動役物を複数回作動させる第2大当り遊技を実行する第2大当り遊技実行手段と、
前記普図表示装置(ND)に当選図柄が導出されたことを条件に、前記普通電動役物を作動させる普通遊技を実行する普通遊技実行手段と、
開始条件を満たした場合に、前記大当り遊技実行手段による前記大当り遊技に実行後に、前記普通遊技実行手段による前記普通遊技の実行によって前記特定入賞口への入賞が相対的に容易となる入賞容易状態を開始する入賞容易状態開始手段と、
前記入賞容易状態開始手段によって開始された前記入賞容易状態中に終了条件を満たした場合に、当該入賞容易状態を終了させる入賞容易状態終了手段と、を備えている。
前記第1特図抽選を実行する第1特図抽選手段と、
前記第2特図抽選を実行する第2特図抽選手段と、
前記普図抽選を実行する普図抽選手段と、
前記第1特図表示装置(SD1)に大当り図柄が導出されたことを条件に、該大当り図柄の種別に応じた態様で、前記特別電動役物を複数回作動させる第1大当り遊技を実行する第1大当り遊技実行手段と、
前記第2特図表示装置(SD2)に大当り図柄が導出されたことを条件に、該大当り図柄の種別に応じた態様で、前記特別電動役物を複数回作動させる第2大当り遊技を実行する第2大当り遊技実行手段と、
前記普図表示装置(ND)に当選図柄が導出されたことを条件に、前記普通電動役物を作動させる普通遊技を実行する普通遊技実行手段と、
開始条件を満たした場合に、前記大当り遊技実行手段による前記大当り遊技に実行後に、前記普通遊技実行手段による前記普通遊技の実行によって前記特定入賞口への入賞が相対的に容易となる入賞容易状態を開始する入賞容易状態開始手段と、
前記入賞容易状態開始手段によって開始された前記入賞容易状態中に終了条件を満たした場合に、当該入賞容易状態を終了させる入賞容易状態終了手段と、を備えている。
さらに、本発明のパチンコ機(1)は、前記遊技盤(30)面に打ち出された遊技球が前記特定入賞口(33)へ入賞する頻度が相対的に高い入賞ルートとして、前記発射ハンドル(23)の回転角度が一定角度よりも小さい第1入賞ルートと、前記発射ハンドルの回転角度が前記一定角度よりも大きい第2入賞ルートとが設けられ、
前記特定入賞口(33)の内部に、遊技球が通過したときに前記第1非電動役物(31a)を作動させる第1特定領域(33cL)と、遊技球が通過したときに前記第2非電動役物(32a)を作動させる第2特定領域(33cR)とを備え、前記特定入賞口(33)に入賞した遊技球は、前記第1特定領域(33cL)及び第2特定領域(33cR)のうちの何れかを通過するように構成され、
前記特定入賞口(33)へ入賞した遊技球のうち、前記第1入賞ルートを経て入賞した遊技球は前記第1特定領域(33cL)及び第2特定領域(33cR)のうち、一方の特定領域よりも他方の特定領域を通過する頻度が高くなるとともに、前記第2入賞ルートを経て入賞した遊技球は、前記他方の特定領域よりも前記一方の特定領域を通過する頻度が高くなるように構成され、
前記第1大当り遊技及び第2大当り遊技のうち、一方の大当り遊技1回あたりに得られる出球の期待値は、他方の大当り遊技1回あたりに得られる出球の期待値も大きくなり、且つ前記入賞容易状態開始手段により前記入賞容易状態が開始されてから前記入賞容易状態終了手段によって終了させるまでの期間に係る期待値が、前記他方の大当り遊技後の方が前記一方の大当り遊技後よりも高くなるように設定したことを特徴としている。
前記特定入賞口(33)の内部に、遊技球が通過したときに前記第1非電動役物(31a)を作動させる第1特定領域(33cL)と、遊技球が通過したときに前記第2非電動役物(32a)を作動させる第2特定領域(33cR)とを備え、前記特定入賞口(33)に入賞した遊技球は、前記第1特定領域(33cL)及び第2特定領域(33cR)のうちの何れかを通過するように構成され、
前記特定入賞口(33)へ入賞した遊技球のうち、前記第1入賞ルートを経て入賞した遊技球は前記第1特定領域(33cL)及び第2特定領域(33cR)のうち、一方の特定領域よりも他方の特定領域を通過する頻度が高くなるとともに、前記第2入賞ルートを経て入賞した遊技球は、前記他方の特定領域よりも前記一方の特定領域を通過する頻度が高くなるように構成され、
前記第1大当り遊技及び第2大当り遊技のうち、一方の大当り遊技1回あたりに得られる出球の期待値は、他方の大当り遊技1回あたりに得られる出球の期待値も大きくなり、且つ前記入賞容易状態開始手段により前記入賞容易状態が開始されてから前記入賞容易状態終了手段によって終了させるまでの期間に係る期待値が、前記他方の大当り遊技後の方が前記一方の大当り遊技後よりも高くなるように設定したことを特徴としている。
具体的構成において、前記特定入賞口(33)の内部には、前記特定入賞口(33)に入賞した遊技球を前記第1特定領域(33cL)へ導く第1遊技球通路と、前記特定入賞口(33)に入賞した遊技球を前記第2特定領域(33cR)へ導く第2遊技球通路と、前記第1遊技球通路と前記第2遊技球通路とを仕切る仕切り壁(33b)とを備えてもよい。
また、具体的構成において、前記普通電動役物(33a)は、左右一対の可動羽根(33aL、33aR)から構成され、前記普通電動役物(33a)の非作動時には前記一対の可動羽根(33aL、33aR)の先端が互いに接近する第1姿勢とされる一方、前記普通電動役物(33a)の作動時には前記一対の可動羽根(33aL、33aR)の先端が互いに離間する第2姿勢とされ、
前記第1入賞ルートは、左側の前記可動羽根(33aL)側から前記特定入賞口(33)へ入賞するルートであり、前記第2入賞ルートは、右側の前記可動羽根(33aR)側から前記特定入賞口(33)へ入賞するルートとしてもよい。
前記第1入賞ルートは、左側の前記可動羽根(33aL)側から前記特定入賞口(33)へ入賞するルートであり、前記第2入賞ルートは、右側の前記可動羽根(33aR)側から前記特定入賞口(33)へ入賞するルートとしてもよい。
本発明によれば、非電動役物を用いることにより2つの始動口に係る入賞容易状態を実装したパチンコ機において、一方の始動口への入賞に係る抽選処理を主とする第1の遊技性と、他方の始動口の入賞に係る抽選処理を主とする第2の遊技性とから、何れかの遊技性を、遊技球の打ち出しに係る調整により遊技者が選択できるという、新規な遊技性を実現することが出来る。
以下、本発明を適用したパチンコ機の実施の形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
<パチンコ機の外観構成>
本発明のパチンコ機1は、図1に示す如く、前扉2と、前扉2を開閉可能に支持する本体3とから構成され、前扉2は、その閉状態において本体3の前面を覆っている。前扉2には、本体3に取り付けられた遊技盤30(図2参照)を前面側から視認可能とすべく、ガラス26が嵌め込まれており、ガラス26の周囲には装飾ランプ27が設けられている。
前扉2のガラス26の下側には、貸球及び賞球が払い出される上皿21と、該上皿21が満杯となったときに内方で溢れた球が払い出される下皿22と、遊技盤に向けて遊技球を発射すべく操作する発射ハンドル23とが配設されている。上皿21の上面には、遊技者介入型の演出実行時に操作が促される演出ボタン25が配設されている。
また、前扉2の発射ハンドル23の上側には、前扉2の開閉時に鍵を挿抜するための鍵穴24が設けられている。
本発明のパチンコ機1は、図1に示す如く、前扉2と、前扉2を開閉可能に支持する本体3とから構成され、前扉2は、その閉状態において本体3の前面を覆っている。前扉2には、本体3に取り付けられた遊技盤30(図2参照)を前面側から視認可能とすべく、ガラス26が嵌め込まれており、ガラス26の周囲には装飾ランプ27が設けられている。
前扉2のガラス26の下側には、貸球及び賞球が払い出される上皿21と、該上皿21が満杯となったときに内方で溢れた球が払い出される下皿22と、遊技盤に向けて遊技球を発射すべく操作する発射ハンドル23とが配設されている。上皿21の上面には、遊技者介入型の演出実行時に操作が促される演出ボタン25が配設されている。
また、前扉2の発射ハンドル23の上側には、前扉2の開閉時に鍵を挿抜するための鍵穴24が設けられている。
図2に示す如く、遊技盤30には、発射された遊技球を導く外レール34及び内レール35によって、略円形の遊技領域が区画されている。内レール35の先端には、球戻り防止弁36が取り付けられている。
遊技領域の略中央には、液晶ディスプレイからなる演出表示装置37が配設されている。演出表示装置37の下方には、入口にその大きさを変更可能な普通電動役物33aを備えた普電入賞口33、普電入賞口33の下方には大入賞口38、大入賞口38の下方にはアウト口43がそれぞれ配設されている。
遊技領域の略中央には、液晶ディスプレイからなる演出表示装置37が配設されている。演出表示装置37の下方には、入口にその大きさを変更可能な普通電動役物33aを備えた普電入賞口33、普電入賞口33の下方には大入賞口38、大入賞口38の下方にはアウト口43がそれぞれ配設されている。
演出表示装置37よりも左側の左盤面には、上流側から順に、遊技球の通過が普通電動役物33aを作動させるか否かに係る普図ゲームの開始条件に設定されている左ゲートGTLと、入口にその大きさを変更可能な第2種非電動役物たる第1非電動役物31aを備えた第1始動口31と、2つの一般入賞口39a、39bとが、それぞれ配設されている。
演出表示装置37よりも右側の右盤面には、上流側から順に、遊技球の通過が前記普図ゲームの開始条件に設定されている右ゲートGTRと、入口にその大きさを変更可能な第2種非電動役物たる第2非電動役物32aを備えた第2始動口32と、2つの一般入賞口39c、39dとが、それぞれ配設されている。
遊技盤30の右下には、それぞれ7セグメント表示器で構成される普図表示装置ND、第1特図表示装置SD1及び第2特図表示装置SD2が配設されている。
普図表示装置NDは、遊技球が左ゲートGTLまたは右ゲートGTRを通過したときに取得した乱数値に基づく普図抽選の結果を表示する装置である。
第1特図表示装置SD1は、遊技球が第1始動口31に入賞したときに取得した乱数値に基づく第1特図抽選の結果を表示する装置である。
第2特図表示装置SD2は、遊技球が第2始動口32に入賞したときに取得した乱数値に基づく第2特図抽選の結果を表示する装置である。
普図表示装置NDは、遊技球が左ゲートGTLまたは右ゲートGTRを通過したときに取得した乱数値に基づく普図抽選の結果を表示する装置である。
第1特図表示装置SD1は、遊技球が第1始動口31に入賞したときに取得した乱数値に基づく第1特図抽選の結果を表示する装置である。
第2特図表示装置SD2は、遊技球が第2始動口32に入賞したときに取得した乱数値に基づく第2特図抽選の結果を表示する装置である。
普通電動役物33aは、一対の可動花弁33aL,33aRからなる、所謂電動チューリップ(以下、電チューともいう)で構成している。普通電動役物33aの非作動時に、一対の可動花弁33aL,33aRは、その先端側が互いに接近し、普電入賞口33の入口を閉塞する非作動姿勢とされる。一方、普通電動役物33aの作動時に、一対の可動花弁33aL,33aRは、その先端側が互いに離間し、普電入賞口33の入口を開放する作動姿勢とされる。図2は、普通電動役物33aの非作動時の状態を示している。
普通電動役物33aの一対の可動花弁33aL,33aRの間には、隔壁33bが設けられている。該隔壁33bは下方に延び、普電入賞口33の内部を左右方向に略2等分している。
普電入賞口33の内部には、隔壁33bの左側に、通過したときの遊技球の運動エネルギーを動力として第1非電動役物31aを作動させる第1作動ゲート33cLと、隔壁33bの左側から普電入賞口33へ入賞した遊技球を検知する左普電入賞口入賞センサ33LSとを配している。
普電入賞口33の内部には、隔壁33bの左側に、通過したときの遊技球の運動エネルギーを動力として第1非電動役物31aを作動させる第1作動ゲート33cLと、隔壁33bの左側から普電入賞口33へ入賞した遊技球を検知する左普電入賞口入賞センサ33LSとを配している。
また、普電入賞口33の内部には、隔壁33bの右側に、通過したときの遊技球の運動エネルギーを動力として第2非電動役物32aを作動させる第2作動ゲート33cRと、隔壁33bの右側から普電入賞口33へ入賞した遊技球を検知する右普電入賞口入賞センサ33RSとを配している。
第1始動口31の入口に設けた第1非電動役物31aは、一対の可動花弁31aL,31aRからなり、第1非電動役物31aの非作動時に、一対の可動花弁31aL,31aRは、その先端側が互いに接近し、第1始動口31の入口を閉塞する非作動姿勢とされる。一方、第1非電動役物31aの作動時に、一対の可動花弁31aL,31aRは、その先端側が互いに離間し、第1始動口31の入口を開放する作動姿勢とされる。図2は、第1非電動役物31aの非作動時の状態を示している。
図示は省略するが、遊技盤30の裏面側には、第1作動ゲート33cLを通過した遊技球の運動エネルギーを、非作動姿勢にある一対の可動花弁31aL,31aRを作動姿勢に遷移させる回転運動に変換する第1リンク機構と、第1始動口31へ入賞した遊技球の運動エネルギーを、作動姿勢にある一対の可動花弁31aL,31aRを非作動姿勢に遷移させる回転運動に変換する第2リンク機構とが設けられている。
第1リンク機構及び第2リンク機構により、遊技球が普電入賞口33内の第1作動ゲート33cLを通過すると、第1非電動役物31aを構成する一対の可動花弁31aL,31aRが作動姿勢に遷移し、第1始動口31の入口が開放される。その後、第1始動口31へ遊技球が入賞すると、第1非電動役物31aを構成する一対の可動花弁31aL,31aRが非作動姿勢に遷移し、第1始動口31の入口が閉塞される。
同様に、第2始動口32の入口に設けた第2非電動役物32aは、一対の可動花弁32aL,32aRからなり、第2非電動役物32aの非作動時に、一対の可動花弁32aL,32aRは、その先端側が互いに接近し、第2始動口32の入口を閉塞する非作動姿勢とされる。一方、第2非電動役物32aの作動時に、一対の可動花弁32aL,32aRは、その先端側が互いに離間し、第2始動口32の入口を開放する作動姿勢とされる。図2は、第2非電動役物32aの非作動時の状態を示している。
図示は省略するが、遊技盤30の裏面側には、第2作動ゲート33cRを通過した遊技球の運動エネルギーを、非作動姿勢にある一対の可動花弁32aL,32aRを作動姿勢に遷移させる回転運動に変換する第3リンク機構と、第2始動口32へ入賞した遊技球の運動エネルギーを、作動姿勢にある一対の可動花弁32aL,32aRを非作動姿勢に遷移させる回転運動に変換する第4リンク機構とが設けられている。
第3リンク機構及び第4リンク機構により、遊技球が普電入賞口33内の第2作動ゲート33cRを通過すると、第2非電動役物32aを構成する一対の可動花弁32aL,32aRが作動姿勢に遷移し、第2始動口32の入口が開放される。その後、第2始動口32へ遊技球が入賞すると、第2非電動役物32aを構成する一対の可動花弁32aL,32aRが非作動姿勢に遷移し、第2始動口32の入口が閉塞される。
また、大入賞口38の入口には、特別電動役物38aを構成する開閉板38bを備えている。該開閉板38bは、遊技盤面に沿って起立して大入賞口38の入口を閉塞する閉塞姿勢と、下辺側の枢軸を中心に手前側に倒れて大入賞口38の入口を開放するとともに、該入口へ遊技球を導く開放姿勢との間で回動可能となっている。開閉板38bは、特別電動役物38aの非作動時には閉塞姿勢、作動時には開放姿勢とされ、図2は、特別電動役物38aの非作動時の状態を示している。
図示は省略したが、遊技盤30には、多数本の遊技釘及び風車等が打設されており、これらからなる独特のゲージ構成を備える。
本実施例のパチンコ機1においては、発射ハンドル23を時計回りに所定角度よりも小さく捻り、左盤面を落下するように遊技球を打ち出す、所謂左打ちを行った場合、左ゲートGTLの遊技球の通過と、第1始動口31、2つの一般入賞口39a、39b、普電入賞口33、及び大入賞口38の何れかへの入賞が可能である一方、右ゲートGTRの遊技球の通過と、第2始動口32、2つの一般入賞口39c、39dの入賞が不可能なゲージ構成を採用している。
本実施例のパチンコ機1においては、発射ハンドル23を時計回りに所定角度よりも小さく捻り、左盤面を落下するように遊技球を打ち出す、所謂左打ちを行った場合、左ゲートGTLの遊技球の通過と、第1始動口31、2つの一般入賞口39a、39b、普電入賞口33、及び大入賞口38の何れかへの入賞が可能である一方、右ゲートGTRの遊技球の通過と、第2始動口32、2つの一般入賞口39c、39dの入賞が不可能なゲージ構成を採用している。
また、上述の如く、普電入賞口33の入口の普通電動役物33aを構成する、一対の可動羽根33aL、33aRの間には、隔壁33bが存在しているため、左打ち時に、遊技球が該隔壁33bを乗り越えて、右可動羽根33aR側から普電入賞口33へ入賞するのは稀で、略左可動羽根33aL側から普電入賞口33へ入賞することになる。
一方、発射ハンドル23を時計回りに右いっぱいに捻り、右盤面を落下するように遊技球を打ち出す、所謂右打ちを行った場合、右ゲートGTRの遊技球の通過と、第2始動口32、2つの一般入賞口39c、39d、普電入賞口33、及び大入賞口38の何れかへの入賞が可能である一方、左ゲートGTLの遊技球の通過と、第1始動口31、2つの一般入賞口39a、39bの入賞が不可能なゲージ構成を採用している。
また、上述の如く、普電入賞口33の入口の普通電動役物33aを構成する、一対の可動羽根33aL、33aRの間には、隔壁33bが存在しているため、右打ち時に、遊技球が該隔壁33bを乗り越えて、左可動羽根33aL側から普電入賞口33へ入賞するのは稀で、略右可動羽根33aR側から普電入賞口33へ入賞することになる。
遊技盤30の右下には、それぞれ7セグメント表示器で構成される第1特図表示装置SD1、第2特図表示装置SD2及び普図表示装置ND、が配設されている。
第1特図表示装置SD1は、遊技球が第1始動口31に入賞したときに取得した乱数値に基づく第1特図抽選の結果を表示する装置である。
第2特図表示装置SD2は、遊技球が第2始動口32に入賞したときに取得した乱数値に基づく第2特図抽選の結果を表示する装置である。
普図表示装置NDは、遊技球が左ゲートGTLまたは右ゲートGTRを通過したときに取得した乱数値に基づく普図抽選の結果を表示する装置である。
第1特図表示装置SD1は、遊技球が第1始動口31に入賞したときに取得した乱数値に基づく第1特図抽選の結果を表示する装置である。
第2特図表示装置SD2は、遊技球が第2始動口32に入賞したときに取得した乱数値に基づく第2特図抽選の結果を表示する装置である。
普図表示装置NDは、遊技球が左ゲートGTLまたは右ゲートGTRを通過したときに取得した乱数値に基づく普図抽選の結果を表示する装置である。
なお、第1始動口31、第2始動口32及び普電入賞口33への入賞に対する賞球数はそれぞれ3球、4つの一般入賞口39a〜39dへの入賞に対する賞球数はそれぞれ5球、大入賞口38への入賞に対する賞球数は10球に設定している。
<パチンコ機の電気的構成>
図3に示す如く、本実施例のパチンコ機1の制御部100は、遊技制御を司る主制御部110と、主制御部110からの指令に基づいて主に演出表示装置37の制御を司る副制御部120と、主制御部110からの指令に基づく賞球払出制御と台間機との通信を伴う貸球払出制御とを司る払出制御部130とからなり、主制御部110と副制御部120とは、主制御部110から副制御部120への一方向通信経路によって互いに電気的に接続されると共に、主制御部110と払出制御部130とは、主制御部110から払出制御部130への一方向通信経路によって互いに電気的に接続されている。
図3に示す如く、本実施例のパチンコ機1の制御部100は、遊技制御を司る主制御部110と、主制御部110からの指令に基づいて主に演出表示装置37の制御を司る副制御部120と、主制御部110からの指令に基づく賞球払出制御と台間機との通信を伴う貸球払出制御とを司る払出制御部130とからなり、主制御部110と副制御部120とは、主制御部110から副制御部120への一方向通信経路によって互いに電気的に接続されると共に、主制御部110と払出制御部130とは、主制御部110から払出制御部130への一方向通信経路によって互いに電気的に接続されている。
主制御部110は、CPU111、ROM112、RAM113、入力ポート114、及び出力ポート115を備え、主制御部110の入力ポート114には、第1始動口31への入賞を検知する第1始動口入賞センサ31Sと、第2始動口32への入賞を検知する第2始動口入賞センサ32Sと、普電入賞口33への入賞をそれぞれ検知する左普電入賞口入賞センサ33LS及び右普電入賞口入賞センサ33RSと、大入賞口38へ入賞した遊技球を検知する大入賞口カウントセンサ38Sと、遊技球が左ゲートGTLを通過したことを検知する左ゲートセンサGTLSと、遊技球が右ゲートGTRを通過したことを検知する右ゲートセンサGTRSと、4つの一般入賞口39a〜39dへの入賞をそれぞれ検知する4つの一般入賞口入賞センサ39aS、39bS、39cS、39dSとが、それぞれ電気的に接続されている。
主制御部110の出力ポート115には、第1特図表示装置SD1と、第2特図表示装置SD2と、普図表示装置NDと、普通電動役物33aを構成する可動花弁33aL,33aRを駆動する普電駆動部33aDと、特別電動役物38aを構成する開閉板38bを開閉駆動する特電駆動部38aと、遊技関連情報を外部へ送信するための中継基板として機能する外部端子板SOとが、それぞれ電気的に接続されている。
主制御部110のCPU111は、ROM112に格納された遊技プログラムPgに則り、入力ポート114に接続された各種センサの検出信号に応じて、出力ポート115に接続された各表示装置及び各駆動部の制御、副制御部120及び払出制御部130へのコマンドの送信、並びに外部端子板SOへの信号出力を行う。RAM113には、遊技プログラムPgの実行に必要な情報が逐次記憶される。
主制御部110のCPU111は、ROM112に格納された遊技プログラムPgに則り、入力ポート114に接続された各種センサの検出信号に応じて、出力ポート115に接続された各表示装置及び各駆動部の制御、副制御部120及び払出制御部130へのコマンドの送信、並びに外部端子板SOへの信号出力を行う。RAM113には、遊技プログラムPgの実行に必要な情報が逐次記憶される。
副制御部120は、CPU121、ROM122、RAM123、入力ポート124、及び出力ポート125を備え、副制御部120の入力ポート124には、演出ボタン25に対する操作の有無を検出する演出ボタンセンサ25Sが電気的に接続されている。副制御部120の出力ポート125には、演出表示装置37と、一対のスピーカLSP,RSPと、装飾ランプ27とが、それぞれ電気的に接続されている。
副制御部120のCPU121は、ROM122に格納された演出プログラムQgに則り、主制御部110からのコマンドと、入力ポート124に接続された演出ボタンセンサ25Sの検出信号とに応じて、出力ポート125に接続された演出表示装置37、一対のスピーカLSP,RSP、及び装飾ランプ27を制御する。RAM123には、演出プログラムQgの実行に必要な情報が逐次記憶される。
副制御部120のCPU121は、ROM122に格納された演出プログラムQgに則り、主制御部110からのコマンドと、入力ポート124に接続された演出ボタンセンサ25Sの検出信号とに応じて、出力ポート125に接続された演出表示装置37、一対のスピーカLSP,RSP、及び装飾ランプ27を制御する。RAM123には、演出プログラムQgの実行に必要な情報が逐次記憶される。
払出制御部130は、CPU131、ROM132、RAM133、入力ポート134、及び出力ポート135を備え、払出制御部130の入力ポート134には、遊技球払出装置WSから払い出された遊技球を検出するための払出球検出センサHSと、カード排出スイッチSW1と、貸球スイッチSW2とがそれぞれ電気的に接続されている。払出制御部130の出力ポート135には、遊技球払出装置WSと、残高表示器BDとがそれぞれ電気的に接続されている。
払出制御部130のCPU131は、ROM132に格納された払出プログラムRgに則り、主制御部110からの賞球コマンドに基づいて賞球払出処理を実行すると共に、カード排出スイッチSW1や貸球スイッチSW2が操作された場合にはその旨を台間機に送信し、台間機との双方向通信により、貸球払出処理を実行する。RAM133には、払出プログラムRgの実行に必要な情報が逐次記憶される。
以下、主制御部110のCPU111によって実行される各種処理手続きについて、図面に沿って詳細に説明する。
払出制御部130のCPU131は、ROM132に格納された払出プログラムRgに則り、主制御部110からの賞球コマンドに基づいて賞球払出処理を実行すると共に、カード排出スイッチSW1や貸球スイッチSW2が操作された場合にはその旨を台間機に送信し、台間機との双方向通信により、貸球払出処理を実行する。RAM133には、払出プログラムRgの実行に必要な情報が逐次記憶される。
以下、主制御部110のCPU111によって実行される各種処理手続きについて、図面に沿って詳細に説明する。
<ゲート処理>(図4)
図4に示すゲート処理では、遊技球が左ゲートGTLまたは右ゲートGTLを通過したか否かを監視し、通過した場合には普図抽選乱数の取得処理を実行する。
先ずステップS401にて、左ゲートセンサGTLSまたは右ゲートセンサGTRSが遊技球の通過を検知したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS401にて同じ判断を繰り返す。一方、ステップS401にてイエスと判断した場合には、ステップS402へ移行して、普図保留数が4か否かを判断し、ノーと判断した場合には、次のステップS403にて普図保留数に1加算すると共に、次のステップS404にて、普図抽選乱数群R3の値をRAM113の普図保留記憶領域に記憶して、ステップS401へ戻る。ステップS402にてイエスと判断した場合にも、ステップS401へ戻る。
図4に示すゲート処理では、遊技球が左ゲートGTLまたは右ゲートGTLを通過したか否かを監視し、通過した場合には普図抽選乱数の取得処理を実行する。
先ずステップS401にて、左ゲートセンサGTLSまたは右ゲートセンサGTRSが遊技球の通過を検知したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS401にて同じ判断を繰り返す。一方、ステップS401にてイエスと判断した場合には、ステップS402へ移行して、普図保留数が4か否かを判断し、ノーと判断した場合には、次のステップS403にて普図保留数に1加算すると共に、次のステップS404にて、普図抽選乱数群R3の値をRAM113の普図保留記憶領域に記憶して、ステップS401へ戻る。ステップS402にてイエスと判断した場合にも、ステップS401へ戻る。
<第1始動入賞処理>(図5)
図5に示す第1始動入賞処理では、第1始動口31への入賞の有無を監視すると共に、入賞した場合には、各種乱数値の取得処理並びに賞球払出処理を実行する。
先ずステップS501にて、第1始動口31の入賞センサ31Sが入賞を検知したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS501にて同じ判断を繰り返す。一方、ステップS501にてイエスと判断した場合には、ステップS502へ移行して、第1特図保留数が4か否かを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS505へ移行する一方、ノーと判断した場合には、次のステップS503にて、第1特図保留数に1加算する。次のステップS504では、第1特図抽選処理に用いる第1特図抽選乱数群R1を取得してRAM113の第1特図保留記憶領域に記憶する。
次のステップS505では、賞球払出処理を実行して、ステップS501へ戻る。
図5に示す第1始動入賞処理では、第1始動口31への入賞の有無を監視すると共に、入賞した場合には、各種乱数値の取得処理並びに賞球払出処理を実行する。
先ずステップS501にて、第1始動口31の入賞センサ31Sが入賞を検知したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS501にて同じ判断を繰り返す。一方、ステップS501にてイエスと判断した場合には、ステップS502へ移行して、第1特図保留数が4か否かを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS505へ移行する一方、ノーと判断した場合には、次のステップS503にて、第1特図保留数に1加算する。次のステップS504では、第1特図抽選処理に用いる第1特図抽選乱数群R1を取得してRAM113の第1特図保留記憶領域に記憶する。
次のステップS505では、賞球払出処理を実行して、ステップS501へ戻る。
<第2始動入賞処理>(図6)
図6に示す第2始動入賞処理では、第2始動口32への入賞の有無を監視すると共に、入賞した場合には、各種乱数値の取得処理並びに賞球払出処理を実行する。
先ずステップS601にて、第2始動口32の入賞センサ32Sが入賞を検知したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS601にて同じ判断を繰り返す。一方、ステップS601にてイエスと判断した場合には、ステップS602へ移行して、第2特図保留数が4か否かを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS605へ移行する一方、ノーと判断した場合には、次のステップS603にて、第2特図保留数に1加算する。次のステップS604では、第2特図抽選処理に用いる第2特図抽選乱数群R2を取得してRAM113の第2特図保留記憶領域に記憶する。
次のステップS605では、賞球払出処理を実行して、ステップS601へ戻る。
図6に示す第2始動入賞処理では、第2始動口32への入賞の有無を監視すると共に、入賞した場合には、各種乱数値の取得処理並びに賞球払出処理を実行する。
先ずステップS601にて、第2始動口32の入賞センサ32Sが入賞を検知したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS601にて同じ判断を繰り返す。一方、ステップS601にてイエスと判断した場合には、ステップS602へ移行して、第2特図保留数が4か否かを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS605へ移行する一方、ノーと判断した場合には、次のステップS603にて、第2特図保留数に1加算する。次のステップS604では、第2特図抽選処理に用いる第2特図抽選乱数群R2を取得してRAM113の第2特図保留記憶領域に記憶する。
次のステップS605では、賞球払出処理を実行して、ステップS601へ戻る。
<普図処理>(図7)
図7に示す普図処理では、遊技球が左ゲートGTLまたは右ゲートGTRを通過したときに取得した普図抽選乱数群R3の値に基づく普図抽選処理と、該普図抽選処理の結果に応じた普図表示装置NDの表示制御とを実行する。
先ずステップS701にて、普図保留数が0か否かを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS701にて同じ判断を繰り返す。一方、ノーと判断した場合にはステップS702に移行して普図保留数を1減算すると共に、ステップS703にて抽選対象の普図抽選乱数群R3を作業用の記憶エリアに退避する退避処理、並びに該退避処理によって空いた普図保留記憶領域の開放処理を行う。次のステップS704では、普図抽選処理を行う。
具体的に、普図抽選処理では、普図表示装置NDに導出すべき図柄の態様に係る普図抽選処理、並びに、普図変動時間に係る普図変動時間抽選処理を行う。各抽選処理の内容については後述する。
図7に示す普図処理では、遊技球が左ゲートGTLまたは右ゲートGTRを通過したときに取得した普図抽選乱数群R3の値に基づく普図抽選処理と、該普図抽選処理の結果に応じた普図表示装置NDの表示制御とを実行する。
先ずステップS701にて、普図保留数が0か否かを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS701にて同じ判断を繰り返す。一方、ノーと判断した場合にはステップS702に移行して普図保留数を1減算すると共に、ステップS703にて抽選対象の普図抽選乱数群R3を作業用の記憶エリアに退避する退避処理、並びに該退避処理によって空いた普図保留記憶領域の開放処理を行う。次のステップS704では、普図抽選処理を行う。
具体的に、普図抽選処理では、普図表示装置NDに導出すべき図柄の態様に係る普図抽選処理、並びに、普図変動時間に係る普図変動時間抽選処理を行う。各抽選処理の内容については後述する。
次のステップS705にて普図変動を開始する。
次のステップS706では、ステップS704にて決定した普図変動時間が経過したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS706にて同じ判断を繰り返す。ステップS706にてイエスと判断されると、ステップS707へ移行して普図変動を停止し、ステップS704にて決定した態様の図柄を普図表示装置NDに表示する。そして、次のステップ708にて普図抽選処理に当選したか否かを判断し、イエスと判断した場合にはステップS709へ移行して、普通遊技処理を実行する一方、ノーと判断した場合にはステップS701へ戻る。
次のステップS706では、ステップS704にて決定した普図変動時間が経過したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS706にて同じ判断を繰り返す。ステップS706にてイエスと判断されると、ステップS707へ移行して普図変動を停止し、ステップS704にて決定した態様の図柄を普図表示装置NDに表示する。そして、次のステップ708にて普図抽選処理に当選したか否かを判断し、イエスと判断した場合にはステップS709へ移行して、普通遊技処理を実行する一方、ノーと判断した場合にはステップS701へ戻る。
<普通遊技処理>(図8)
図8に示す普通遊技処理では、普図表示装置NDにおける普図変動後、普図表示装置NDに普図抽選に当選したことを示す図柄が停止表示された場合に実行される、普通電動役物32aの開放に関する制御を実行する。
先ずステップS801にて、普通電動役物33aの動作パターンを決定する。具体的に該動作パターンは、普図表示装置NDに導出された当選図柄の態様に応じて決定する。
そして、次のステップS802でカウント数に0をセットして次のステップS803に移行し、ステップS801にて決定した動作パターンに則り、普通電動役物33aの作動を開始する。
図8に示す普通遊技処理では、普図表示装置NDにおける普図変動後、普図表示装置NDに普図抽選に当選したことを示す図柄が停止表示された場合に実行される、普通電動役物32aの開放に関する制御を実行する。
先ずステップS801にて、普通電動役物33aの動作パターンを決定する。具体的に該動作パターンは、普図表示装置NDに導出された当選図柄の態様に応じて決定する。
そして、次のステップS802でカウント数に0をセットして次のステップS803に移行し、ステップS801にて決定した動作パターンに則り、普通電動役物33aの作動を開始する。
普通電動役物33aの作動後は、ステップS804にて普電始動口33の入賞センサ33LS、33RSが入賞を検知したかを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS805へ移行してカウント数に1加算すると共に、次のステップS806にて、カウント数が最大カウント数以上となったか否かを判断する。ステップS806にてイエスと判断した場合には、ステップS808へ移行し、普通電動役物33aの作動を終了してリターンする。なお、最大カウント数は1球に設定している。
一方、ステップS804及びS806にてノーと判断した場合には、ステップS807にて、普通電動役物33aの動作パターンが終了したか否かを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS808にて普通電動役物33aの作動を終了してリターンする一方、ノーと判断した場合には、ステップS804へ戻る。
以下、図7のステップS704の普図抽選処理について、具体的に説明する。
図9(a)に示す如く、本実施例のパチンコ機1において、普図当選確率は、非時短遊技状態中及び時短遊技状態中にかかわらず、97/100に設定している。
普図抽選に当選した場合、普図当り種別、即ち普図当り図柄決定処理を実行する。図9(b)に示す如く、普図当り種別は1及び2の2通りを備え、普図当り種別1の振分確率は80%、普図当り図柄は「A」、普図当り種別2の振分確率は20%、普図当り図柄は「B」にそれぞれ設定している。また、普図抽選に外れた場合の普図外れ図柄は「−」(バー)に設定している。
図9(a)に示す如く、本実施例のパチンコ機1において、普図当選確率は、非時短遊技状態中及び時短遊技状態中にかかわらず、97/100に設定している。
普図抽選に当選した場合、普図当り種別、即ち普図当り図柄決定処理を実行する。図9(b)に示す如く、普図当り種別は1及び2の2通りを備え、普図当り種別1の振分確率は80%、普図当り図柄は「A」、普図当り種別2の振分確率は20%、普図当り図柄は「B」にそれぞれ設定している。また、普図抽選に外れた場合の普図外れ図柄は「−」(バー)に設定している。
そして、上述した普図抽選結果、現在の遊技状態が非時短遊技状態中か時短遊技状態中の何れか、及び普図変動開始時の普図保留数とに応じて、普図変動時間を決定する。具体的には図9(c)に示す如く、非時短遊技状態中であって、普図抽選結果が普図当り1の場合は、普図変動開始時の普図保留数に応じて、普図変動時間を決定する。具体的に普図変動時間は、普図変動開始時の普図保留数が0または1の場合は12秒、2の場合は9.4秒、3の場合は5.8秒に設定している。
また、非時短遊技状態中であって、普図抽選結果が普図当り2の場合及び外れの場合の普図変動時間は、普図変動開始時の普図保留数にかかわらず、16.8秒に設定している。
また、非時短遊技状態中であって、普図抽選結果が普図当り2の場合及び外れの場合の普図変動時間は、普図変動開始時の普図保留数にかかわらず、16.8秒に設定している。
一方、時短遊技状態中の普図変動時間は、普図抽選結果及び普図変動開始時の普図保留数にかかわらず、一律1秒に設定している。
次に、図8のステップS801の普通電動役物動作パターン決定処理について、具体的に説明する。
図9(b)に示す如く、普図抽選結果が普図当り1の場合は、非時短中及び時短中にかかわらず、1秒間の開放後1秒間の閉塞というサイクルを5回繰り返す。
普図抽選結果が普図当り2の場合は、非時短遊技状態中及び時短遊技状態中にかかわらず、5秒間の開放を1回という動作を行う。
図9(b)に示す如く、普図抽選結果が普図当り1の場合は、非時短中及び時短中にかかわらず、1秒間の開放後1秒間の閉塞というサイクルを5回繰り返す。
普図抽選結果が普図当り2の場合は、非時短遊技状態中及び時短遊技状態中にかかわらず、5秒間の開放を1回という動作を行う。
本実施例のパチンコ機1において、第1始動口31の入口に設けられた第1非電動役物31a及び第2始動口32の入口に設けられた第2非電動役物32aは、通常閉塞位置にあるため、第1始動口31または第2始動口32に遊技球を入賞させるには、普電入賞口33へ遊技球を入賞させ、遊技球を該普電入賞口33内の第1作動ゲート33cL、または第2作動ゲート33cRを通過させる必要がある。
また、普電入賞口33の入口に設けられた普通電動役物33aも、通常閉塞位置にあるため、普電入賞口33に遊技球を入賞させるには、遊技球を左ゲートGTLまたは右ゲートGTRを通過させる必要がある。
本実施例のパチンコ機1においては、左打ちにより遊技球の左ゲートGTLの通過は容易、且つ、右打ちにより遊技球の右ゲートGTRの通過は容易なゲージ構成を採用しており、図9(a)に示す如く、普図抽選当選確率は97/100と高く、図9(b)に示す如く、普図抽選当選時の普通電動役物33aの開放態様も、普電入賞口33への入賞が期待できる設定にしているため、左打ち及び右打ちの何れでも、普電入賞口33への入賞は比較的容易に得られる。
ただし、上述の如く、左打ちの場合、普電入賞口33へは、略左可動羽根33aL側から入賞し、入賞した遊技球は、該普電入賞口33内の第1作動ゲート33cLを通過することになる。これに伴い、第1始動口31の入口に設けられた第1非電動役物31aが作動して該入口が開放され、第1始動口31への入賞が可能となる。その後、遊技球が第1始動口31に1球入賞すると、第1非電動役物31aの作動が終了して第1始動口31の入口が閉塞される。
また、左打ちの場合は、遊技球が隔壁33bを乗り越えて、右可動羽根33aR側から普電入賞口33へ入賞するのは稀なため、遊技球が普電入賞口33内の第2作動ゲート33cRを通過することは殆どない。このため、第2始動口32の入口に設けられた第2非電動役物32aが作動して該入口が開放されることも殆どない。
一方、右打ちの場合、普電入賞口33へは、略右可動羽根33aR側から入賞し、入賞した遊技球は、該普電入賞口33内の第2作動ゲート33cLを通過することになる。これに伴い、第2始動口32の入口に設けられた第2非電動役物32aが作動して該入口が開放され、第2始動口32への入賞が可能となる。その後、遊技球が第2始動口32に1球入賞すると、第2非電動役物32aの作動が終了して第2始動口32の入口が閉塞される。
また、右打ちの場合は、遊技球が隔壁33bを乗り越えて、左可動羽根33aL側から普電入賞口33へ入賞するのは稀なため、遊技球が普電入賞口33内の第1作動ゲート33cLを通過することは殆どない。このため、第1始動口31の入口に設けられた第1非電動役物31aが作動して該入口が開放されることも殆どない。
従って、本実施例のパチンコ機1では、非時短中及び時短中を問わず、遊技者が、左打ち及び右打ちの何れの遊技方法(遊技球の打ち出し方)を選択したかによって、入賞が得られる主たる始動口が変わる仕様、具体的には、主たる始動口が、左打ちの場合には第1始動口31、右打ちの場合には第2始動口となる仕様を採用している。
<特図処理>(図10)
図10に示す特図処理では、特別図柄に係る抽選開始条件が成立したか否かを判断するとともに、抽選開始条件が成立した場合には抽選対象となる保留記憶情報を特定し、特定した保留記憶情報に基づいて第1特図処理または第2特図処理を起動する。
先ずステップS1001にて、大当り遊技中か、第1特図が変動中か、第2特図が変動中かを判断する。何れか1つでもイエスと判断した場合には、ステップS1001にて同じ判断を繰り返す。即ち、特別図柄に係る抽選開始条件は、大当り遊技中でなく、且つ第1特図及び第2特図がともに変動中でない場合としている。ステップS1001にてノーと判断した場合、即ち特別図柄に係る抽選開始条件が成立したと判断した場合には、先ずステップS1002にて第1特図保留数及び第2特図保留数がともにゼロか否かを判断し、イエスと判断した場合にはステップS1001へ戻る。
図10に示す特図処理では、特別図柄に係る抽選開始条件が成立したか否かを判断するとともに、抽選開始条件が成立した場合には抽選対象となる保留記憶情報を特定し、特定した保留記憶情報に基づいて第1特図処理または第2特図処理を起動する。
先ずステップS1001にて、大当り遊技中か、第1特図が変動中か、第2特図が変動中かを判断する。何れか1つでもイエスと判断した場合には、ステップS1001にて同じ判断を繰り返す。即ち、特別図柄に係る抽選開始条件は、大当り遊技中でなく、且つ第1特図及び第2特図がともに変動中でない場合としている。ステップS1001にてノーと判断した場合、即ち特別図柄に係る抽選開始条件が成立したと判断した場合には、先ずステップS1002にて第1特図保留数及び第2特図保留数がともにゼロか否かを判断し、イエスと判断した場合にはステップS1001へ戻る。
一方、ステップS1002にてノーと判断した場合には、ステップS1003へ移行して、最先に取得した保留が第1特図保留か否かを判断する。ステップS1003にてイエスと判断した場合には、ステップS1004にて第1特図処理を実行してリターンする。一方、ステップS1003にてノーと判断した場合には、第2特図処理を実行してリターンする。
上記の通り、本実施例のパチンコ機1では、入賞順に特図保留を消化する、所謂入賞順保留消化方式を採用している。
上記の通り、本実施例のパチンコ機1では、入賞順に特図保留を消化する、所謂入賞順保留消化方式を採用している。
<第1特図処理>(図11)
図11に示す第1特図処理では、第1特図に係る抽選対象の保留記憶情報に基づく各種抽選処理、並びに当該抽選結果に基づく第1特図表示装置SD1での図柄変動処理を実行する。
先ず、ステップ1101にて第1特図保留数を1減算するとともに、次のステップS1102にて抽選対象の保留記憶情報の退避処理、並びに空いた保留記憶領域の開放処理を実行する。
図11に示す第1特図処理では、第1特図に係る抽選対象の保留記憶情報に基づく各種抽選処理、並びに当該抽選結果に基づく第1特図表示装置SD1での図柄変動処理を実行する。
先ず、ステップ1101にて第1特図保留数を1減算するとともに、次のステップS1102にて抽選対象の保留記憶情報の退避処理、並びに空いた保留記憶領域の開放処理を実行する。
次のステップS1103では第1特図抽選処理を実行する。具体的に第1特図抽選処理では、大当り及び外れの何れかを抽選するとともに、該抽選結果に応じて、第1特図表示装置SD1に導出すべき第1特図の図柄の態様を決定する。次のステップS1104では、第1特図変動時間抽選処理を実行する。
第1特図抽選処理、及び第1特図変動時間抽選処理の内容については後述する。
第1特図抽選処理、及び第1特図変動時間抽選処理の内容については後述する。
そして、次のステップS1105にて各種抽選結果を含む第1特図変動開始コマンドを副制御部120に送信し、ステップS1106にて第1特図の変動を開始するとともに、変動時間の計測を開始する。
次のステップS1107では、ステップS1104の第1特図変動時間抽選処理にて決定した変動時間が経過したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS1107にて同じ判断を繰り返す。一方。ステップS1107にてイエスと判断した場合には、ステップS1108に移行して、第1特図変動停止コマンドを副制御部120に送信するとともに、次のステップS1109にて第1特図表示装置SD1に、ステップS1103の第1特図抽選処理にて決定した態様の図柄を停止表示する。
次のステップS1107では、ステップS1104の第1特図変動時間抽選処理にて決定した変動時間が経過したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS1107にて同じ判断を繰り返す。一方。ステップS1107にてイエスと判断した場合には、ステップS1108に移行して、第1特図変動停止コマンドを副制御部120に送信するとともに、次のステップS1109にて第1特図表示装置SD1に、ステップS1103の第1特図抽選処理にて決定した態様の図柄を停止表示する。
次のステップS1110では、第1特図表示装置SD1に大当り図柄を停止させたか否かを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS1111に移行して大当り遊技処理を実行してリターンする。
ステップS1110にてノーと判断した場合、即ち外れの場合にもリターンする。
ステップS1110にてノーと判断した場合、即ち外れの場合にもリターンする。
<第2特図処理>(図12)
図12に示す第2特図処理では、第2特図に係る抽選対象の保留記憶情報に基づく各種抽選処理、並びに当該抽選結果に基づく第2特図表示装置SD2での図柄変動処理を実行する。
先ず、ステップ1201にて第2特図保留数を1減算するとともに、次のステップS1202にて抽選対象の保留記憶情報の退避処理、並びに空いた保留記憶領域の開放処理を実行する。
次のステップS1203では、第2特図抽選処理を実行する。具体的に第2特図抽選処理では、大当り及び外れの何れかを抽選するとともに、該抽選結果に応じて、第2特図表示装置SD2に導出すべき第2特図の図柄の態様を決定する。
図12に示す第2特図処理では、第2特図に係る抽選対象の保留記憶情報に基づく各種抽選処理、並びに当該抽選結果に基づく第2特図表示装置SD2での図柄変動処理を実行する。
先ず、ステップ1201にて第2特図保留数を1減算するとともに、次のステップS1202にて抽選対象の保留記憶情報の退避処理、並びに空いた保留記憶領域の開放処理を実行する。
次のステップS1203では、第2特図抽選処理を実行する。具体的に第2特図抽選処理では、大当り及び外れの何れかを抽選するとともに、該抽選結果に応じて、第2特図表示装置SD2に導出すべき第2特図の図柄の態様を決定する。
次のステップS1204では、第2特図変動時間抽選処理を実行する。
第2特図抽選処理、及び第2特図変動時間抽選処理の内容については後述する。
第2特図抽選処理、及び第2特図変動時間抽選処理の内容については後述する。
そして、次のステップS1205にて各種抽選結果を含む第2特図変動開始コマンドを副制御部120に送信し、ステップS1206にて第2特図の変動を開始するとともに、変動時間の計測を開始する。
次のステップS1207では、ステップS1204の第2特図変動時間抽選処理にて決定した変動時間が経過したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS1207にて同じ判断を繰り返す。一方。ステップS1207にてイエスと判断した場合には、ステップS1208に移行して、第2特図変動停止コマンドを副制御部120に送信するとともに、次のステップS1209にて第2特図表示装置SD2に、ステップS1203の第2特図抽選処理にて決定した態様の図柄を停止表示する。
次のステップS1207では、ステップS1204の第2特図変動時間抽選処理にて決定した変動時間が経過したか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS1207にて同じ判断を繰り返す。一方。ステップS1207にてイエスと判断した場合には、ステップS1208に移行して、第2特図変動停止コマンドを副制御部120に送信するとともに、次のステップS1209にて第2特図表示装置SD2に、ステップS1203の第2特図抽選処理にて決定した態様の図柄を停止表示する。
次のステップS1210では、第2特図表示装置SD2に大当り図柄を停止させたか否かを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS1211に移行して大当り遊技処理を実行してリターンする。
ステップS1210にてノーと判断した場合、即ち外れの場合にもリターンする。
ステップS1210にてノーと判断した場合、即ち外れの場合にもリターンする。
<特図変動時間抽選処理>
第1特図変動時間抽選処理及び第2特図変動時間抽選処理のロジックは、略同等であるため、纏めて特図変動時間抽選処理として、以下に説明する。
特図変動時間抽選処理では、抽選対象の乱数値と、当該抽選時の遊技状態と、特図抽選処理の結果とに応じて、特図変動パターンを決定する。当該特図変動パターンに応じて特図変動時間が定まる。
第1特図変動時間抽選処理及び第2特図変動時間抽選処理のロジックは、略同等であるため、纏めて特図変動時間抽選処理として、以下に説明する。
特図変動時間抽選処理では、抽選対象の乱数値と、当該抽選時の遊技状態と、特図抽選処理の結果とに応じて、特図変動パターンを決定する。当該特図変動パターンに応じて特図変動時間が定まる。
特図抽選処理にて、大当りに当選した場合には、それぞれ専用の特図変動時間抽選テーブルに基づき、特図変動時間の抽選を行う。
一方、特図抽選処理にて外れた場合には、当該特図抽選処理実行時の遊技状態と抽選対象の特図の保留数とに応じて、特図変動時間の抽選を行う。
具体的には、抽選対象の特図の保留数が多い場合には少ない場合に比べて、相対的に短い特図変動時間となるように、また、時短中には非時短中に比べて、相対的に短い特図変動時間となるようなロジックを使用している。
一方、特図抽選処理にて外れた場合には、当該特図抽選処理実行時の遊技状態と抽選対象の特図の保留数とに応じて、特図変動時間の抽選を行う。
具体的には、抽選対象の特図の保留数が多い場合には少ない場合に比べて、相対的に短い特図変動時間となるように、また、時短中には非時短中に比べて、相対的に短い特図変動時間となるようなロジックを使用している。
<大当り遊技処理>(図13)
図13に示す大当り遊技処理では、第1特図表示装置SD1または第2特図表示装置SD2に大当り図柄が停止表示されたことに基づき、大入賞口38の開放ラウンドを複数回に亘って実行する大当り遊技に係る処理を実行する。
先ず、ステップS1301にて大当り遊技開始コマンドを副制御部120に送信し、次のステップS1302では最大ラウンド数の設定、ステップS1303ではラウンド数に1を設定する。なお、最大ラウンド数の設定方法については、後述する。
図13に示す大当り遊技処理では、第1特図表示装置SD1または第2特図表示装置SD2に大当り図柄が停止表示されたことに基づき、大入賞口38の開放ラウンドを複数回に亘って実行する大当り遊技に係る処理を実行する。
先ず、ステップS1301にて大当り遊技開始コマンドを副制御部120に送信し、次のステップS1302では最大ラウンド数の設定、ステップS1303ではラウンド数に1を設定する。なお、最大ラウンド数の設定方法については、後述する。
次のステップS1304では、ラウンド数に応じたラウンド開放パターンを設定するとともに、ステップS1305ではカウント数にゼロを設定して、ステップS1306にて大当りラウンドを開始する。なお、各大当りラウンドにおけるラウンド開放パターンは、最大ラウンド数と同様に、特図表示装置毎の大当り種別に応じて設定される。
大当りラウンド開始後は、先ずステップS1307にて大入賞口38のカウントセンサ38Sが入賞を検知したかを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS1308にてカウント数に1加算し、次のステップS1309にて、カウント数が最大カウント数に至ったか否かを判断する。なお、本実施例のパチンコ機1において、最大カウント数は7カウントに設定している。
ステップS1309にてイエスと判断した場合には、ステップS1311にて大入賞口38を閉塞し当該ラウンドを終了する。一方、ステップS1307にてノーと判断した場合、及びステップS1309にてノーと判断した場合には、ステップS1310にて当該ラウンドの開放パターンが終了したか否かを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS1311にて大入賞口38を閉塞し当該大当りラウンドを終了する。一方、ステップS1310にてノーと判断した場合には、ステップS1307へ戻り当該大当りラウンドを継続する。
ステップS1309にてイエスと判断した場合には、ステップS1311にて大入賞口38を閉塞し当該ラウンドを終了する。一方、ステップS1307にてノーと判断した場合、及びステップS1309にてノーと判断した場合には、ステップS1310にて当該ラウンドの開放パターンが終了したか否かを判断し、イエスと判断した場合には、ステップS1311にて大入賞口38を閉塞し当該大当りラウンドを終了する。一方、ステップS1310にてノーと判断した場合には、ステップS1307へ戻り当該大当りラウンドを継続する。
ステップS1311の次のステップS1312では、ラウンド数が最大ラウンド数に至ったか否かを判断し、ノーと判断した場合には、ステップS1315にてラウンド数に1加算して、ステップS1304へ戻る。一方、ステップS1312にてイエスと判断した場合には、ステップS1313にて大当り遊技後の遊技状態設定処理を実行するとともに、次のステップS1314にて大当り遊技終了コマンドを副制御部120に送信して、リターンする。なお、大当り遊技後の遊技状態設定処理については、後述する。
<第1特図抽選処理及び第2特図抽選処理>(図14)
第1特図抽選処理及び第2特図抽選処理では、抽選対象の乱数値情報に基づき、大当り及び外れの何れであるかを抽選する。
大当り確率は、低確(通常)時、及び高確(確変)時ごとに、第1特図抽選処理及び第2特図抽選処理ともに共通で、低確(通常)時は437/65536、即ち約1/150、高確(確変)時は438/65536、即ち約1/150に設定している。
高確(確変)時は、低確(通常)時に比べて、1/65536しか大当り確率が向上しないため、実質的に高確(確変)状態のメリットが略ない仕様を採用している。
第1特図抽選処理及び第2特図抽選処理では、抽選対象の乱数値情報に基づき、大当り及び外れの何れであるかを抽選する。
大当り確率は、低確(通常)時、及び高確(確変)時ごとに、第1特図抽選処理及び第2特図抽選処理ともに共通で、低確(通常)時は437/65536、即ち約1/150、高確(確変)時は438/65536、即ち約1/150に設定している。
高確(確変)時は、低確(通常)時に比べて、1/65536しか大当り確率が向上しないため、実質的に高確(確変)状態のメリットが略ない仕様を採用している。
第1特図抽選処理にて大当りに当選した場合には、大当り種別、即ち、大当り図柄を決定する大当り図柄決定処理を行う。
第1特図抽選処理にて大当りに当選した場合の大当り種別は、図14(b)に示す如く、100%の振分確率で、大当り種別1に決定される。
大当り種別1に対応する大当り図柄は「A」、大当り遊技での最大ラウンド数は、8ラウンドに設定している。上述の如く、大入賞口38への入賞に対する賞球は10球、ラウンド毎の最大カウント数は7カウントに設定しているため、大当り出球は560球(=10×7×8)である。
第1特図抽選処理にて大当りに当選した場合の大当り種別は、図14(b)に示す如く、100%の振分確率で、大当り種別1に決定される。
大当り種別1に対応する大当り図柄は「A」、大当り遊技での最大ラウンド数は、8ラウンドに設定している。上述の如く、大入賞口38への入賞に対する賞球は10球、ラウンド毎の最大カウント数は7カウントに設定しているため、大当り出球は560球(=10×7×8)である。
また、大当り遊技終了後には、第1特図表示装置SD1及び第2特図表示装置SD2に外れ図柄が合計で205回導出されるまでの確変状態(以下、ST205という、STはSpecial Timeの略)へ移行するとともに、確変状態終了時まで時短状態が継続する、確変時短状態へ移行する。
一方、第2特図抽選処理にて大当りに当選した場合の大当り種別は、図14(c)に示す如く、振分確率100%で大当り種別2に決定される。
大当り種別2に振り分けられた場合の大当り図柄は「B」、大当り遊技での最大ラウンド数は16ラウンド、大当り出球は1120球(=10×7×16)である。
大当り種別2に振り分けられた場合の大当り図柄は「B」、大当り遊技での最大ラウンド数は16ラウンド、大当り出球は1120球(=10×7×16)である。
また、大当り遊技終了後には、第1特図表示装置SD1及び第2特図表示装置SD2に外れ図柄が合計で205回導出されるまでの確変状態(ST205)へ移行するが、時短状態は、第1特図表示装置SD1及び第2特図表示装置SD2に外れ図柄が合計で100回導出までで終了する、100回限定の確変時短状態へ移行する。
上述の如く、本実施例のパチンコ機1において、実質的に高確(確変)状態のメリットは略ないため、第1特図経由での大当りと、第2特図経由での実質的な差異は、大当り出球と、時短状態の長短となる。
第1特図経由での大当りは、図14(b)に示す如く、大当り出球が560球と相対的に少ないものの、時短状態の最大継続回数が205回である。従って、時短状態中に再度大当りを引き戻す確率(以下、時短引き戻し率という)は約74.7%となり、相対的に時短引き戻し率が高い。
第1特図経由での大当りは、図14(b)に示す如く、大当り出球が560球と相対的に少ないものの、時短状態の最大継続回数が205回である。従って、時短状態中に再度大当りを引き戻す確率(以下、時短引き戻し率という)は約74.7%となり、相対的に時短引き戻し率が高い。
一方、第2特図経由での大当りは、図14(c)に示す如く、大当り出球が1120球と相対的に多いものの、時短状態の最大継続回数が100回である。従って、時短引き戻し率は、約48.8%となり、相対的に時短引き戻し率が低い。
このように、左打ちの場合は、相対的に大当り出球の期待値は低いものの時短引き戻し率が高い第1の遊技性、右打ちの場合は、相対的に大当り出球の期待値は高いものの時短引き戻し率が低い第2の遊技性と、遊技者は、遊技球の打ち出し方によって、嗜好にあった何れかの遊技性の選択が可能となる。
例えば、短時間の遊技を望む遊技者は、第2の遊技性の方が好都合であるため右打ちを選択、長時間に亘る遊技を望む遊技者は、第1の遊技性の方が好都合であるため左打ちを選択等、上記2種類の遊技性から、遊技者の嗜好や事情に応じた1の遊技性の選択が、左打ち/右打ちといった遊技球の打ち出し方の選択によって可能になる。
即ち、第1始動口31を開放する第1非電動役物31aを作動させる第1作動ゲート33cLと、第2始動口32を開放する第2非電動役物32aを作動させる第1作動ゲート33cRとを、普電入賞口33内に設けることにより、2つの始動口31、32に係る時短状態(入賞容易状態)を実装し、第1始動口31への入賞に係る第1特図抽選処理を主とする第1の遊技性と、第1始動口32の入賞に係る第2特図抽選処理を主とする第2の遊技性とから、何れかの遊技性を、遊技球の打ち出しに係る調整により遊技者が選択できるという、新規な遊技性を実現することが出来る。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
例えば、本実施例のパチンコ機1においては、普通電動役物33aを構成する一対の可動羽根33aL、33aRの間に隔壁33bを設け、左打ち時には右側の可動羽根33aR側、右打ち時には左側の可動羽根33aR側から、普電入賞口33へ入賞しづらい構成とするとともに、当該隔壁33bによって、普電入賞口33内部の遊技球通路を分割することにより、結果として、遊技球が、左打ち時には第1作動ゲート33cL、右打ち時には第2作動ゲート33cRを通過しやすいように構成した。
例えば、本実施例のパチンコ機1においては、普通電動役物33aを構成する一対の可動羽根33aL、33aRの間に隔壁33bを設け、左打ち時には右側の可動羽根33aR側、右打ち時には左側の可動羽根33aR側から、普電入賞口33へ入賞しづらい構成とするとともに、当該隔壁33bによって、普電入賞口33内部の遊技球通路を分割することにより、結果として、遊技球が、左打ち時には第1作動ゲート33cL、右打ち時には第2作動ゲート33cRを通過しやすいように構成した。
しかしながら、この構成に限らず、普電入賞口33への入賞ルートとして、入賞頻度が同程度の2つの入賞ルートを設けるとともに、一方の入賞ルートに沿って遊技球の打ち出しを行った場合には第1作動ゲート33cL、他方の入賞ルートに沿って遊技球の打ち出しを行った場合には第2作動ゲート33cRを遊技球が通過しやすい構成であれば、採用が可能である。
1……パチンコ機、31……第1始動口、31a……第1非電動役物、32……第2始動口、32a……第2非電動役物、33……普電入賞口、33a……普通電動役物、33b……隔壁、33cL……第1作動ゲート、33cR……第2作動ゲート、37……演出表示装置、38……大入賞口、100……制御部、110……主制御部、120……副制御部、130……払出制御部、GTL……左ゲート、GTR……右ゲート、SD1……第1特図表示装置、SD2……第2特図表示装置、ND……普図表示装置
Claims (3)
- 遊技盤面に向けて発射すべく操作し、回転操作によって遊技球の発射強度の調整が可能な発射ハンドルと、
遊技盤面に、
作動時に入口を開きまたは拡大する第1非電動役物を備えた第1始動口と、
作動時に入口を開きまたは拡大する第2非電動役物を備えた第2始動口と、
ゲートと、
作動時に入口を開きまたは拡大する特別電動役物を備えた大入賞口と、
作動時に入口を開きまたは拡大する普通電動役物を備えた特定入賞口と、
前記第1始動口への入賞時に取得した乱数値情報に基づく第1特図抽選の結果を示す図柄を導出する第1特図表示装置と、
前記第2始動口への入賞時に取得した乱数値情報に基づく第2特図抽選の結果を示す図柄を導出する第2特図表示装置と、
遊技球が前記ゲートを通過したときに取得した乱数値情報に基づく普図抽選の結果を示す図柄を導出する普図表示装置と、を備えるとともに、
前記第1特図抽選を実行する第1特図抽選手段と、
前記第2特図抽選を実行する第2特図抽選手段と、
前記普図抽選を実行する普図抽選手段と、
前記第1特図表示装置に大当り図柄が導出されたことを条件に、該大当り図柄の種別に応じた態様で、前記特別電動役物を複数回作動させる第1大当り遊技を実行する第1大当り遊技実行手段と、
前記第2特図表示装置に大当り図柄が導出されたことを条件に、該大当り図柄の種別に応じた態様で、前記特別電動役物を複数回作動させる第2大当り遊技を実行する第2大当り遊技実行手段と、
前記普図表示装置に当選図柄が導出されたことを条件に、前記普通電動役物を作動させる普通遊技を実行する普通遊技実行手段と、
開始条件を満たした場合に、前記大当り遊技実行手段による前記大当り遊技に実行後に、前記普通遊技実行手段による前記普通遊技の実行によって前記特定入賞口への入賞が相対的に容易となる入賞容易状態を開始する入賞容易状態開始手段と、
前記入賞容易状態開始手段によって開始された前記入賞容易状態中に終了条件を満たした場合に、当該入賞容易状態を終了させる入賞容易状態終了手段と、を備えたパチンコ機において、
前記遊技盤面に打ち出された遊技球が前記特定入賞口へ入賞する頻度が相対的に高い入賞ルートとして、前記発射ハンドルの回転角度が一定角度よりも小さい第1入賞ルートと、前記発射ハンドルの回転角度が前記一定角度よりも大きい第2入賞ルートとが設けられ、
前記特定入賞口の内部に、遊技球が通過したときに前記第1非電動役物を作動させる第1特定領域と、遊技球が通過したときに前記第2非電動役物を作動させる第2特定領域とを備え、前記特定入賞口に入賞した遊技球は、前記第1特定領域及び第2特定領域のうちの何れかを通過するように構成され、
前記特定入賞口へ入賞した遊技球のうち、前記第1入賞ルートを経て入賞した遊技球は前記第1特定領域及び第2特定領域のうち、一方の特定領域よりも他方の特定領域を通過する頻度が高くなるとともに、前記第2入賞ルートを経て入賞した遊技球は、前記他方の特定領域よりも前記一方の特定領域を通過する頻度が高くなるように構成され、
前記第1大当り遊技及び第2大当り遊技のうち、一方の大当り遊技1回あたりに得られる出球の期待値は、他方の大当り遊技1回あたりに得られる出球の期待値も大きくなり、且つ前記入賞容易状態開始手段により前記入賞容易状態が開始されてから前記入賞容易状態終了手段によって終了させるまでの期間に係る期待値が、前記他方の大当り遊技後の方が前記一方の大当り遊技後よりも高くなるように設定したことを特徴とする、パチンコ機。 - 前記特定入賞口の内部には、前記特定入賞口に入賞した遊技球を前記第1特定領域へ導く第1遊技球通路と、前記特定入賞口に入賞した遊技球を前記第2特定領域へ導く第2遊技球通路と、前記第1遊技球通路と前記第2遊技球通路とを仕切る仕切り壁とを備える、請求項1に記載のパチンコ機。
- 前記普通電動役物は、左右一対の可動羽根から構成され、前記普通電動役物の非作動時には前記一対の可動羽根の先端が互いに接近する第1姿勢とされる一方、前記普通電動役物の作動時には前記一対の可動羽根の先端が互いに離間する第2姿勢とされ、
前記第1入賞ルートは、左側の前記可動羽根側から前記特定入賞口へ入賞するルートであり、前記第2入賞ルートは、右側の前記可動羽根側から前記特定入賞口へ入賞するルートである、請求項1または2に記載のパチンコ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016239132A JP2018093957A (ja) | 2016-12-09 | 2016-12-09 | パチンコ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016239132A JP2018093957A (ja) | 2016-12-09 | 2016-12-09 | パチンコ機 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013128665A (ja) * | 2011-12-21 | 2013-07-04 | Taiyo Elec Co Ltd | 遊技機 |
JP2014121397A (ja) * | 2012-12-20 | 2014-07-03 | Newgin Co Ltd | 遊技機 |
JP2014121396A (ja) * | 2012-12-20 | 2014-07-03 | Newgin Co Ltd | 遊技機 |
-
2016
- 2016-12-09 JP JP2016239132A patent/JP2018093957A/ja active Pending
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