JP2018093919A - ミスト生成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】pHが調整されたミストを簡単に生成できるミスト生成装置を提供する。
【解決手段】開示されるミスト生成装置100は、pHが調整されたミストを生成する。装置100は、水性液体Aを入れる槽110と、槽110内に配置された電解ユニット120と、槽110内の水性液体Aを霧化して装置外に放出する少なくとも1つの霧化器130と、を含む。電解ユニット120は、槽110を第1の槽111と第2の槽112とに仕切るように槽110内に配置されたセパレータ123と、第1の槽111に配置された第1の電極121と、第2の槽112に配置された第2の電極122とを含む。第1の電極121と第2の電極122とがセパレータ123を挟んで対向している。
【選択図】図1
【解決手段】開示されるミスト生成装置100は、pHが調整されたミストを生成する。装置100は、水性液体Aを入れる槽110と、槽110内に配置された電解ユニット120と、槽110内の水性液体Aを霧化して装置外に放出する少なくとも1つの霧化器130と、を含む。電解ユニット120は、槽110を第1の槽111と第2の槽112とに仕切るように槽110内に配置されたセパレータ123と、第1の槽111に配置された第1の電極121と、第2の槽112に配置された第2の電極122とを含む。第1の電極121と第2の電極122とがセパレータ123を挟んで対向している。
【選択図】図1
Description
本発明は、pHが調整されたミストの生成装置に関する。
従来から、ミストを生成する美容機器が提案されている。たとえば、特開2014−000517号公報(特許文献1)は、エアーノズルで気体を噴射して液体をミスト化する噴霧器を開示している。また、特開2016−67831号公報(特許文献2)は、冷ミストを加熱する加熱部を含むミスト発生装置を開示している。
現在、ミストに新たな機能を持たせることが求められている。このような状況において、本発明は、pHが調整されたミストを簡単に生成できるミスト生成装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態によるミスト生成装置は、pHが調整されたミストを生成するミスト生成装置である。このミスト生成装置は、水性液体を入れる槽と、前記槽内に配置された電解ユニットと、前記槽内の前記水性液体を霧化して装置外に放出する少なくとも1つの霧化器と、を含む。前記電解ユニットは、前記槽を第1の槽と第2の槽とに仕切るように前記槽内に配置されたセパレータと、前記第1の槽に配置された第1の電極と、前記第2の槽に配置された第2の電極とを含む。前記第1の電極と前記第2の電極とが前記セパレータを挟んで対向している。
本発明によれば、pHが調整されたミストを簡単に生成できるミスト生成装置が得られる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、本発明の実施形態について例を挙げて説明するが、本発明は以下で説明する例に限定されない。以下の説明において特定の数値や特定の材料を例示する場合があるが、本発明はそれらの例示に限定されない。
(ミスト生成装置)
本実施形態のミスト生成装置は、pHが調整されたミストを生成する装置である。このミスト生成装置は、水性液体を入れる槽と、当該槽内に配置された電解ユニットと、当該槽内の水性液体を霧化して装置外に放出する少なくとも1つの霧化器と、を含む。以下では、槽内に配置される水性液体を、「水性液体(A)」と称する場合がある。
本実施形態のミスト生成装置は、pHが調整されたミストを生成する装置である。このミスト生成装置は、水性液体を入れる槽と、当該槽内に配置された電解ユニットと、当該槽内の水性液体を霧化して装置外に放出する少なくとも1つの霧化器と、を含む。以下では、槽内に配置される水性液体を、「水性液体(A)」と称する場合がある。
電解ユニットは、槽を第1の槽と第2の槽とに仕切るように槽内に配置されたセパレータと、第1の槽に配置された第1の電極と、第2の槽に配置された第2の電極とを含む。第1の電極と第2の電極とは、セパレータを挟んで対向している。電解ユニットは、槽内に配置された水性液体(A)を電気分解する。電解ユニットが配置された槽は、「電解槽」と呼ばれることがある。
本実施形態の装置は、装置の作動に必要な電力を供給する電源を含んでもよい。装置の作動に必要な電力には、水性液体(A)の電気分解および霧化に必要な電力が含まれる。装置が加熱器を含む場合、装置の作動に必要な電力には、加熱器の作動に必要な電力が含まれる。
電源の例には、二次電池や、コンセントから供給される交流電圧を直流電圧に変換するAC−DCコンバータが含まれる。二次電池を用いる場合、装置は、二次電池の電圧を所定の電圧まで昇圧する昇圧回路を含んでもよい。本実施形態の装置では、装置の作動に必要な電力が、装置の外部に存在する電源から供給されてもよい。
槽は、電解ユニットおよび水性液体(A)を内部に配置できるものであればよい。槽は、樹脂その他の材料で形成できる。槽内において水性液体(A)を配置可能な体積は、5cm3〜1000cm3の範囲(たとえば10cm3〜200cm3の範囲)にあってもよい。
水性液体(A)の量に対して電極面積が小さすぎると、水性液体(A)のpHの変化が遅くなる。また、電極の面積に対する水性液体(A)の量を小さくしすぎると、使用できる水性液体(A)の量が少なくなる。そのため、ミスト生成装置は、以下の条件(a)を満たしてもよい。
(a)槽に配置可能な水性液体(A)の体積Vcm3を、電極の面積Scm2で除した値(V/S)が、1〜15(cm)の範囲(たとえば1〜10(cm)の範囲や1〜5(cm)の範囲)にある。
(a)槽に配置可能な水性液体(A)の体積Vcm3を、電極の面積Scm2で除した値(V/S)が、1〜15(cm)の範囲(たとえば1〜10(cm)の範囲や1〜5(cm)の範囲)にある。
ここで、電極の面積Sは、電極の外形から求めた面積である。たとえば、電極の外形が四角形であるネット状の電極である場合、外形の縦と横とをかけた値を面積Sとする。第1の電極の面積と第2の電極の面積とが異なる場合、いずれか小さい方の面積を面積Sとする。
セパレータは、第1の電極と第2の電極とが短絡することを防止するとともに、第1の槽内の液体と第2の槽内の液体との混合をある程度抑制する。ただし、セパレータは、水性液体(A)を遮断せず、通過させる。すなわち、セパレータは、第1の槽内の液体と第2の槽内の液体との混合速度が高くなりすぎることを防止する。この目的を達成できる限り、第1の槽と第2の槽とがセパレータによって完全に分断されるように槽が仕切られていなくてもよい。たとえば、槽の一部に仕切られていない部分があってもよい。典型的には、槽のうち、水性液体(A)が存在する部分がセパレータを含む仕切りによって仕切られている。
セパレータの例には、布状(シート状)のセパレータが含まれ、たとえば、織布、不織布、その他の布からなるセパレータが含まれる。セパレータは、通液性を有するシートであってもよい。セパレータの好ましい一例は、親水性の布である。親水性の布の例には、綿からなる布や、親水性樹脂の繊維からなる布が含まれる。セパレータは、ポリプロピレン等の合成繊維からなるものであってもよい。セパレータは、通常、イオン交換能を有さない材料で形成される。すなわち、セパレータは、通常、イオン交換膜ではない。
セパレータは、通常、電極の短絡を防止できる材料(たとえば絶縁性の材料)で形成される。セパレータは、絶縁性の合成樹脂、絶縁性の天然材料(綿など)、およびその他の絶縁性材料で形成してもよい。
第1の電極とセパレータとの間、および/または、第2の電極とセパレータとの間に、絶縁性のスペーサが配置されてもよい。スペーサの例には、液体が通過する部分(たとえば貫通孔やスリットなど)が形成された絶縁性の板やネットが含まれる。そのようなスペーサは、ポリプロピレン等の合成樹脂で形成できる。スペーサを用いることによって、電極間隔を一定にすることができ、さらに、電極同士の短絡を抑制できる。
第1の槽内の液体と第2の槽内の液体との混合速度が高くなりすぎることを防止するため、セパレータの通液性は高すぎないことが好ましい。セパレータの通液性は、セパレータの通気性とある程度の関連性がある。セパレータは、以下の条件(b)を満たしてもよい。
(b)セパレータの通気性をJIS L 1096のフラジール形法で測定したときの測定値(通過空気量)が、10〜200cm3/cm2・sの範囲(たとえば30〜200cm3/cm2・sの範囲)にある。
(b)セパレータの通気性をJIS L 1096のフラジール形法で測定したときの測定値(通過空気量)が、10〜200cm3/cm2・sの範囲(たとえば30〜200cm3/cm2・sの範囲)にある。
第1および第2の電極には、水の電気分解に適した電極が用いられる。電極は金属電極であってもよい。電極に用いられる金属の例には、チタン、ニッケル、白金、および電極に用いることが可能なその他の金属が含まれる。水の電気分解を容易にするために、電極の表面には白金が存在することが好ましい。好ましい電極の一例は、白金でコートされた金属(たとえばチタン)で構成された電極である。第1の電極と第2の電極とは、同じであってもよいし、異なってもよい。
第1および第2の電極が白金層でコートされている場合、白金層の厚さを、たとえば0.1μm〜20μmの範囲(たとえば0.3μm〜20μmの範囲)としてもよい。電気分解によって白金層は徐々に薄くなる。そのため、長期の使用を可能にするためには、白金層の厚さを0.3μm以上とすることが好ましい。
電極の形状に特に限定はない。第1および第2の電極はそれぞれ、全体としては平板状の電極であることが好ましい。そのような電極の例には、複数の金属線を1つの平面に沿うように配置することによって形成された電極が含まれる。具体的には、電極は、ネット状の電極であってもよい。あるいは電極は、エキスパンドメタルであってもよい。
第1の電極と第2の電極とはセパレータを挟んで対向している。好ましい一例では、第1の電極、セパレータ、および第2の電極が互いに平行に配置される。好ましい一例では、第1の電極と第2の電極とを結ぶすべての直線上にセパレータが存在している。
好ましい一例では、第1の電極、第2の電極、およびセパレータが、鉛直方向に平行に配置される。その場合には通常、それらはそれぞれ、全体としては平らな形状を有する。ただし、それらは、鉛直方向とは異なる方向(たとえば水平方向)に平行に配置されてもよい。
電解ユニットは交換可能としてもよい。電解ユニットが交換式である場合、電極の性能の低下に対し、電極ユニットを交換することによって対応できる。
水性液体(A)は、水を含む液体である。水性液体(A)の溶媒中の水の含有率は、通常、50質量%以上(80質量%以上や90質量%以上や100質量%)である。水性液体(A)の例には、水、水溶液、その他の美容液が含まれる。なお、ペットボトルなどに詰められて市販されている水および水道水などはイオンを含むため厳密には水溶液であるが、一般には水として扱われているため、この明細書では水の例に含める。水性液体(A)は、化粧水等の美容液であってもよい。
意図的に塩を溶解させた電解液は、低電圧で電気分解が可能である点で好ましい。しかし、塩を溶解させた電解液を用いる場合、ユーザは、電解液を調製するか、あるいは特定の電解液を購入する必要がある。一方、水道水や市販の水は、ユーザが入手しやすく廃棄も容易である。それらの点で、水道水や市販の水を使用することが好ましい。
一方、水道水などの水は電気伝導率が低い。そのため、比較的低い電圧で水を電気分解するには、第1の電極と第2の電極との距離を小さくする必要がある。第1の電極と第2の電極との距離は、以下の条件(c)を満たしてもよい。
(c)第1の電極と第2の電極との距離が、0.2〜5mmの範囲(たとえば0.3〜2mmの範囲)にある。
(c)第1の電極と第2の電極との距離が、0.2〜5mmの範囲(たとえば0.3〜2mmの範囲)にある。
電気分解時に第1の電極と第2の電極との間に印加される直流電圧は、以下の条件(d)を満たしてもよい。
(d)電気分解時に第1の電極と第2の電極との間に印加される直流電圧が、3V〜60Vの範囲(たとえば5V〜30Vの範囲)にある。
(d)電気分解時に第1の電極と第2の電極との間に印加される直流電圧が、3V〜60Vの範囲(たとえば5V〜30Vの範囲)にある。
第1の電極と第2の電極との間には、水性液体(A)中の水の電気分解が生じるように直流電圧を印加する。ここで、電圧印加の条件には、電圧の印加方向が異なる以下の条件(1)または(2)がある。
(1)第1の電極がアノードとなり第2の電極がカソードとなるようにそれらの電極間に直流電圧を印加する。
(2)第1の電極がカソードとなり第2の電極がアノードとなるようにそれらの電極間に直流電圧を印加する。
(1)第1の電極がアノードとなり第2の電極がカソードとなるようにそれらの電極間に直流電圧を印加する。
(2)第1の電極がカソードとなり第2の電極がアノードとなるようにそれらの電極間に直流電圧を印加する。
上記条件(1)の電気分解によれば、第1の電極(アノード)では、酸素ガスおよび水素イオン(H+)が生成される。一方、第2の電極(カソード)では、水素ガスおよび水酸化物イオン(OH-)が生成される。その結果、第1の電極が配置されている第1の槽内の水性液体(A)のpHは低下し、第2の電極が配置されている第2の槽内の水性液体(A)のpHは上昇する。第1の槽内の水性液体(A)と第2の槽内の水性液体(A)との混合はセパレータによって制限されている。そのため、第1の槽内の水性液体(A)のpHと第2の水性液体(A)のpHとが異なる状態となる。ただし、セパレータは水性液体(A)の移動を完全に遮断しているわけではないため、電気分解を停止して長時間放置した場合、第1の槽内の水性液体(A)のpHと第2の水性液体(A)のpHとの差は小さくなる。
水性液体(A)として中性近傍の水(たとえばpHが6〜8程度の水)を上記条件(1)で電気分解することによって、第1の槽内の水性液体(A)を酸性とし、第2の槽内の水性液体(A)をアルカリ性とすることが容易にできる。ここで、霧化器によって第1の槽内の水性液体(A)を霧化して放出する場合について考える。条件(1)の電気分解を行うとともに第1の槽内の水性液体(A)を霧化して放出すると、霧化器からは酸性のミストが放出される。
一方、電圧の印加方向が逆である条件(2)の電気分解を行うとともに第1の槽内の水性液体(A)を霧化して放出すると、霧化器からはアルカリ性のミストが放出される。そのため、電圧の印加方向を切り替えることによって、酸性のミストおよびアルカリ性のミストのいずれをも任意に放出することが可能である。なお、電気分解によって、カソード側の水性液体(A)の溶存水素濃度が上昇する。
一例の用途では、以下の条件(e)が満たされることが好ましい。
(e)電気分解によって、アノード側の槽内の水性液体(A)のpHが2以上6未満となり、カソード側の槽内の水性液体(A)のpHが8より大きく13以下となる。たとえば、電気分解によって、アノード側の槽内の水性液体(A)のpHが2以上4未満(または2〜5.5の範囲)となり、カソード側の槽内の水性液体(A)のpHが9以上12未満となる。好ましい一例では、電気分解を1分間行ったとき、および、15分間行ったときに、水性液体(A)のpHが上記範囲にある。換言すれば、これらの条件が満たされるように、電気分解の条件(電圧および/または電流)を制御する。
(e)電気分解によって、アノード側の槽内の水性液体(A)のpHが2以上6未満となり、カソード側の槽内の水性液体(A)のpHが8より大きく13以下となる。たとえば、電気分解によって、アノード側の槽内の水性液体(A)のpHが2以上4未満(または2〜5.5の範囲)となり、カソード側の槽内の水性液体(A)のpHが9以上12未満となる。好ましい一例では、電気分解を1分間行ったとき、および、15分間行ったときに、水性液体(A)のpHが上記範囲にある。換言すれば、これらの条件が満たされるように、電気分解の条件(電圧および/または電流)を制御する。
上記少なくとも1つの霧化器は、第1の霧化器と第2の霧化器とを含んでもよい。この場合、第1の霧化器は第1の槽内の水性液体(A)を霧化して装置外に放出し、第2の霧化器は第2の槽内の水性液体(A)を霧化して装置外に放出してもよい。第1の霧化器と第2の霧化器とは、異なる種類の霧化器であってもよいが、通常は同じ種類の霧化器である。
霧化器が1つのみの場合、酸性のミストとアルカリ性のミストとを同時に放出することができない。さらに、霧化器が1つのみの場合、酸性のミストとアルカリ性のミストとを切り替える際にある程度の時間を要する。2つの霧化器を用いることによって、そのような問題を解消できる。
霧化器に特に限定はなく、公知の霧化器を用いてもよい。霧化器は、加熱によって水性液体(A)を霧化するものであってもよい。あるいは、霧化器は、以下の条件(f)を満たしてもよい。
(f)霧化器は、加熱以外の方法によって水性液体(A)を霧化するものである。たとえば、霧化器は、超音波によって水性液体(A)を霧化するものであってもよい。
(f)霧化器は、加熱以外の方法によって水性液体(A)を霧化するものである。たとえば、霧化器は、超音波によって水性液体(A)を霧化するものであってもよい。
加熱によって水性液体(A)を霧化させた場合、ミストのpHが水性液体(A)のpHから大きく変化することがある。そのため、加熱以外の方法によって水性液体(A)を霧化する霧化器を用いることが好ましい。なお、超音波によって水性液体(A)を霧化する場合、超音波の印加に付随して水性液体(A)の温度が上昇する場合があるが、水性液体(A)の加熱によって霧化しているわけではない。
加熱によらない霧化器の例には、振動による霧化器(たとえば超音波による霧化器)と、送風による霧化器とが含まれる。超音波による霧化器は、超音波振動子を含み、超音波によって水性液体(A)を霧化する。送風による霧化器は、たとえばコンプレッサーを用いたネブライザで一般に使用されている。加熱による霧化器および加熱によらない霧化器はすでに公知であり、様々な種類の霧化器が市販されている。
超音波による霧化器の一例は、水性液体(A)を吸い上げる管と、吸い上げた水性液体(A)を霧化する超音波振動子とを含む。水性液体(A)の吸い上げは、毛細管現象を利用して行ってもよい。あるいは、超音波による霧化器は、超音波振動子を水性液体(A)中に投入して水性液体(A)を霧化するタイプのものであってもよい。
電気分解によって水性液体(A)のpHが変化するが、その変化は電極近傍で生じ、水性液体(A)の拡散等によって槽内に広がる。そのため、電極近傍の方がpH変化が早く生じる。その点で、吸水部(吸水口)を有する霧化器を用いる場合、その吸水部は、電極の近傍にあることが好ましい。一例では、以下の条件(g)が満たされる。
(g)霧化器の吸水部と、吸水部が配置されている槽内にある電極との距離が、0〜30mmの範囲(たとえば0〜15mmの範囲)にある。当該距離は、3〜30mmの範囲(たとえば3〜15mmの範囲)にあってもよい。
(g)霧化器の吸水部と、吸水部が配置されている槽内にある電極との距離が、0〜30mmの範囲(たとえば0〜15mmの範囲)にある。当該距離は、3〜30mmの範囲(たとえば3〜15mmの範囲)にあってもよい。
本実施形態の装置は、槽内の水性液体(A)を加熱するための加熱器を含んでもよい。
水性液体(A)を第1の水性液体とする。このとき、本実施形態の装置は、第2の水性液体が配置される他の槽と、他の槽内の第2の水性液体を霧化して装置外に放出する他の霧化器と、をさらに含んでもよい。第2の水性液体は、第1の水性液体(水性液体(A))と同じかまたは異なる。この構成によれば、pH調整がされていない水性液体を霧化して利用することが可能である。第2の水性液体は、上述した水であってもよいし、美容用の液体(化粧水等)であってもよい。
本実施形態の装置は、第2の水性液体を加熱するための加熱器を含んでもよい。水性液体(A)を加熱するための加熱器、および、第2の水性液体を加熱するための加熱器に限定はなく、液体を加熱するための公知の加熱器を用いてもよい。本実施形態の装置を美容器として用いる場合、ミストを皮膚にあてたときに適切な温度となるように水性液体を加熱すればよい。
電気分解される前の水性液体(A)は、以下の条件(h)を満たしてもよい。
(h)電気分解される前の水性液体(A)の電気伝導率が、50μS/cm〜2000μS/cmの範囲(たとえば100μS/cm〜300μS/cmの範囲)にある。
(h)電気分解される前の水性液体(A)の電気伝導率が、50μS/cm〜2000μS/cmの範囲(たとえば100μS/cm〜300μS/cmの範囲)にある。
電気伝導率が低すぎると、電気分解するために高電圧が必要になる。一方、電気伝導率が高い水性液体(A)を準備するには、水に塩を添加したりすることが必要になる。その点で、条件(h)が満たされることが好ましい。
電気分解に用いられる水性液体(A)(すなわち、電気分解前の水性液体(A))は、以下の条件(i)を満たしてもよい。
(i)電気分解前の水性液体(A)の硬度(アメリカ硬度)が、200以下(たとえば100以下)である。
(i)電気分解前の水性液体(A)の硬度(アメリカ硬度)が、200以下(たとえば100以下)である。
カルシウムイオンやマグネシウムイオンは、水酸化物イオンと錯体を形成する。そのため、硬度が高すぎると、電気分解によるpHの変化が小さくなる場合がある。その点で、水性液体(A)の硬度は、200以下(0〜200の範囲)であることが好ましく、100以下(0〜100の範囲)であってもよい。水性液体(A)の硬度は、20〜100の範囲にあってもよい。
一方で、水性液体(A)中のイオン濃度が低すぎると、pHを変動させることができない。そのため、水性液体(A)中のアルカリ金属イオン濃度が一定値以上であることが好ましい。アルカリ金属イオンは水酸化物イオンと錯体を形成しないため、カルシウムイオンやマグネシウムイオンのような影響はない。アルカリ金属イオンとしては、カリウムイオンおよびナトリウムイオンを考慮すればよい。一方、アルカリ金属イオンの濃度が高すぎると、pHの変動が大きくなりすぎる場合がある。
上記の点を考慮して、本実施形態のミスト生成装置を所定の用途(たとえば美容用)に用いる場合の好ましい一例では、以下の条件(j)が満たされてもよい。好ましい一例では、条件(i)および条件(j)が共に満たされる。
(j)電気分解に用いられる水性液体(A)中のアルカリ金属イオンの濃度が、5×10-5〜1×10-1mol/Lの範囲(たとえば1×10-4〜1×10-2mol/Lの範囲や1×10-4〜1×10-3mol/Lの範囲)にある。
(j)電気分解に用いられる水性液体(A)中のアルカリ金属イオンの濃度が、5×10-5〜1×10-1mol/Lの範囲(たとえば1×10-4〜1×10-2mol/Lの範囲や1×10-4〜1×10-3mol/Lの範囲)にある。
当該濃度は、5×10-5〜1×10-2mol/Lの範囲や1×10-4〜5×10-3mol/Lの範囲にあってもよい。ここでアルカリ金属イオンの濃度として例示した数値範囲について、「アルカリ金属イオンの濃度」を、「ナトリウムイオンの濃度」、または、「ナトリウムイオンおよびカリウムイオンの合計の濃度」に置き換えてもよい。
電気分解に用いられる水性液体(A)は、以下の条件(k)を満たしてもよい。2つの霧化器を用いて酸性のミストとアルカリ性のミストの両方を利用する場合、以下の条件を満たすことが特に好ましい。
(k)電気分解に用いられる水性液体(A)のpHが5〜9の範囲(たとえば6〜8の範囲)にある。
(k)電気分解に用いられる水性液体(A)のpHが5〜9の範囲(たとえば6〜8の範囲)にある。
本実施形態の装置は、コントローラを含んでもよい。コントローラは、演算処理装置と記憶装置とを含む。記憶装置には、自動的または半自動的に装置を駆動するために必要なプログラムなどが格納される。コントローラには、一般的なコントローラで用いられる技術および構成を適用することが可能である。
本実施形態の装置は、必要に応じて他の機器を含む。たとえば、本実施形態の装置は、各種のセンサ(pH計など)、表示装置、入力装置、スイッチ、タイマ、その他の機器を含んでもよい。
本実施形態の装置では、上記の条件(a)〜(k)の少なくとも1つが満たされてもよく、条件(a)〜(k)の任意の組み合わせが満たされてもよい。条件(a)〜(k)はそれぞれ、上述したように、以下に関する条件である。
(a)槽内に配置可能な水性液体(A)の体積Vを電極の面積Sで除した値
(b)セパレータの通気性
(c)電極間距離
(d)印加電圧の大きさ
(e)電気分解によるpH変化の範囲
(f)霧化器の霧化方法
(g)霧化器の吸水部と電極との距離
(h)電気分解される前の水性液体(A)の電気伝導率
(i)水性液体(A)の硬度
(j)水性液体(A)中のアルカリ金属イオンの濃度
(k)電気分解される前の水性液体(A)のpH
(a)槽内に配置可能な水性液体(A)の体積Vを電極の面積Sで除した値
(b)セパレータの通気性
(c)電極間距離
(d)印加電圧の大きさ
(e)電気分解によるpH変化の範囲
(f)霧化器の霧化方法
(g)霧化器の吸水部と電極との距離
(h)電気分解される前の水性液体(A)の電気伝導率
(i)水性液体(A)の硬度
(j)水性液体(A)中のアルカリ金属イオンの濃度
(k)電気分解される前の水性液体(A)のpH
本実施形態の装置を美容機器として用いる場合の一例では、条件(c)を満たすことが好ましく、さらに、条件(a)および/または条件(g)を満たしてもよい。これらの場合のいずれかの一例では、さらに条件(d)および/または条件(f)を満たしてもよい。上記の場合のいずれかの一例では、さらに、条件(b)を満たしてもよい。上記の場合のいずれかの一例では、さらに、条件(h)、(i)、および(j)のいずれか1つ、またはいずれか1つを除く2つの組み合わせ、または3つのすべてが満たされてもよい。上記の場合のいずれでも、さらに、条件(e)および/または条件(k)が満たされてもよい。
(ミスト生成方法)
別の観点では、本発明は、ミスト生成方法に関する。以下では、このミスト生成方法を、「ミスト生成方法(M)」または「生成方法(M)」と称する場合がある。この生成方法では、本実施形態の生成装置を用いてミストを生成する。そのため、本実施形態の生成装置について説明した事項については、重複する説明を省略する場合がある。また、生成方法(M)について説明した事項は、本実施形態の生成装置に適用できる。
別の観点では、本発明は、ミスト生成方法に関する。以下では、このミスト生成方法を、「ミスト生成方法(M)」または「生成方法(M)」と称する場合がある。この生成方法では、本実施形態の生成装置を用いてミストを生成する。そのため、本実施形態の生成装置について説明した事項については、重複する説明を省略する場合がある。また、生成方法(M)について説明した事項は、本実施形態の生成装置に適用できる。
ミスト生成方法(M)は、上記槽内に配置された水性液体(A)の中の水を電気分解することによって、槽内の水性液体(A)のpHを変化させる工程(I)と、pHが変化した水性液体(A)を霧化させる工程(II)とを含む。
工程(II)は、工程(I)と同時に行ってもよいし、工程(I)の電気分解後に行ってもよい。第1の槽内の水性液体(A)のpHと第2の槽内の水性液体(A)のpHとの差は、電気分解によって大きくなるが、電気分解停止後に徐々に小さくなる。そのため、工程(I)の電気分解の停止から長時間が経過する前に工程(II)を行うことが好ましい。
本実施形態の装置および方法によれば、pHが所定の範囲にあるミストを放出できる。そのようなpHは、任意の用途に利用できる。たとえば、弱酸性(たとえばpHが3以上で6未満)の水はアストリンゼン効果を有するといわれているため、弱酸性のミストはそのような効果が期待できる。また、弱アルカリ性(たとえばpHが8より大きく11以下)の水は、角質を落としたり肌の汚れを落としたりする効果を有するといわれているため、弱アルカリ性のミストはそのような効果が期待できる。そのため、本実施形態の装置は、美容機器として用いることができる。さらに、pHを所定値とすることによって、消毒、洗浄、その他の効果を有するミストとして利用することが可能である。
本実施形態の装置の例について、図面を参照しながら以下に説明する。なお、以下で説明する実施形態は本発明の一例であり、実施形態の各構成は、上述した他の構成に置き換えることができる。以下の説明において、同様の部分については同一の符号を付して重複する説明を省略する場合がある。また、以下の図では、配線などの一部の部品の図示を省略する場合がある。以下では、水性液体として中性近傍の水(たとえば水道水)を用いる場合について説明しているが、そのような水とは異なる水性液体を用いてもよい。
(実施形態1)
実施形態1では、本発明の装置の一例について説明する。実施形態1のミスト生成装置100の構成を、図1に模式的に示す。装置100は、槽110、槽110内に配置された電解ユニット120、霧化器130、および電源(図示せず)を含む。
実施形態1では、本発明の装置の一例について説明する。実施形態1のミスト生成装置100の構成を、図1に模式的に示す。装置100は、槽110、槽110内に配置された電解ユニット120、霧化器130、および電源(図示せず)を含む。
電解ユニット120は、第1の電極121、第2の電極122、およびセパレータ123を含む。セパレータ123は、槽110を第1の槽111と第2の槽112とに仕切るように槽110内に配置されている。第1の電極121は第1の槽111内に配置され、第2の電極122は第2の槽112内に配置されている。第1の電極121と第2の電極122とは、セパレータ123を挟んで対向している。槽110内には、中性近傍の水A(水性液体(A))が配置される。
図1に示すように、第1の槽111は開口部111aを有してもよく、第2の槽112は開口部112aを有してもよい。水Aを電気分解すると、アノードでは酸素ガスが生成され、カソードでは水素ガスが生成される。開口部111aおよび112aを、これらのガスの放出口として利用することができる。また、これらの開口部を、給水口として利用することもできる。なお、開口部111aおよび112aには、槽110内の内圧が高まったときだけ開放される機構(弁など)を設けてもよい。
セパレータ123は、槽110を第1の槽111と第2の槽112とに仕切るように槽110内に配置されている。図1に示す一例のように、セパレータ123は、槽110の仕切り板110aなどとともに槽110を仕切ってもよい。あるいは、槽110は、セパレータ123のみによって仕切られてもよい。いずれの場合でも、槽110が、セパレータ123によって第1の槽111と第2の槽112とに仕切られていることに変わりはない。
霧化器130は、水Aを吸い上げるための管131と、管131で吸い上げられた水Aを霧化する霧化部132とを含む。管131には、吸水口131aが形成されている。管131の内部には、毛管現象によって水Aを吸い上げる物質が詰められている。吸水口131aから吸水された水Aは、管131を通って霧化部132に送られる。霧化部132は超音波振動子を含み、超音波振動によって水Aを霧化して装置の外部に放出する。
霧化器130の管131は、第1の槽111内に配置されている。この構成によれば、第1の槽111内の水Aが霧化されて放出される。なお、図1に示す例では、霧化部132は、槽110の外部に配置されている。
電源は、第1の電極121と第2の電極122との間に、水の電気分解に必要な直流電圧を印加する。上述したように、第1の電極121がアノードとなるように電圧を印加した場合、第1の電極において水素イオンが生成され、第2の電極において水酸化物イオンが生成される。その結果、第1の槽111内の水Aは酸性となり、第2の槽112内の水Aはアルカリ性となる。酸性の水Aを霧化器130によって霧化して放出することによって、酸性のミストを利用できる。さらに、第1の電極121がカソードとなるように電圧を印加することによって、第1の槽111内の水Aをアルカリ性にできる。この場合、アルカリ性のミストを利用できる。
実施形態1の装置100は、2つの霧化器130を含んでもよい。2つの霧化器130を含む装置100の構成を、図2に模式的に示す。2つの霧化器130は、第1の槽111と第2の槽112とに1つずつ配置されている。この構成によれば、pH値が異なる2種類のミストを同時に利用できる。たとえば、電気分解に用いる水性液体(A)として中性近傍の水を用いた場合、酸性のミストおよびアルカリ性のミストの両方またはいずれか一方を、任意に選択して利用できる。この構成によれば、アルカリ性のミストと酸性のミストとの切り替えに時間を要しない。この場合、一方のミストを利用した後すぐに、他方のミストを中和のために用いることができる。
(実施形態2)
実施形態2では、本発明の装置の他の一例について説明する。実施形態2の装置100の構成を、図3に模式的に示す。図3の装置100は、他の槽210および霧化器230を含む点で、図2に示した装置100とは異なる。
実施形態2では、本発明の装置の他の一例について説明する。実施形態2の装置100の構成を、図3に模式的に示す。図3の装置100は、他の槽210および霧化器230を含む点で、図2に示した装置100とは異なる。
他の槽210は、槽110と流路などでつながっていてもよいが、槽110と分離していてもよい。他の槽210が槽110と流路などでつながっている場合、槽110と槽210とで同じ水性液体(A)を利用できる。槽110と槽210とが分離している場合、槽110と槽210とに同じ液体を配置してもよいし、異なる液体を配置してもよい。
霧化器230は、霧化器130と同じものであってもよいし、異なるものであってもよい。
図3に示した装置によれば、pHが調整された液体を霧化して利用するとともに、pHが調整されていない液体を霧化して利用することが可能である。この構成によれば、ユーザのニーズに応じた様々なミストを生成することができる。
上述した実施形態のミスト生成装置に用いることができる電極ユニットの他の一例を図4に示す。図4に示すように、電解ユニット120は、第1の電極121とセパレータ123との間に配置されたスペーサ124、および、第2の電極122とセパレータ123との間に配置されたスペーサ124を含んでもよい。なお、一方のスペーサ124を省略してもよい。電解ユニット120は、さらに、第1の電極121の外側に配置された押さえ板125、および、第2の電極122の外側に配置された押さえ板125を含んでもよい。スペーサ124および押さえ板125はそれぞれ、液体が通過可能な構造を有する。たとえば、それらには、液体が通過可能な貫通孔(スリット状の貫通孔を含む)が形成されていてもよい。
上述した装置の槽内には、液体を加熱するための加熱器が配置されていてもよい。そのような加熱器の一例は、防水性を有する抵抗ヒータである。あるいは、ミスト生成装置は、生成されたミストを加熱する加熱器を有してもよい。
実施例によって、本発明をさらに詳細に説明する。
(実施例1)
実施例1では、本発明の装置を用いて槽内の水のpHを変化させる実験を行った。装置には、図1に示した装置100と同様の構成を有する装置を用いた。ただし、電解ユニット120として、図4に示した構造を有する電解ユニット120(ただしスペーサ124は1枚のみ)を用いた。
(実施例1)
実施例1では、本発明の装置を用いて槽内の水のpHを変化させる実験を行った。装置には、図1に示した装置100と同様の構成を有する装置を用いた。ただし、電解ユニット120として、図4に示した構造を有する電解ユニット120(ただしスペーサ124は1枚のみ)を用いた。
電極には、チタン製のエキスパンドメタル(チタン製のメッシュ)を白金コートしたものを用いた。電極のサイズは、横30mm×高さ25mmとした。セパレータには、布製のセパレータを用いた。槽の底部のサイズは、22mm×34mmとした。槽内に、20cm3の水を配置した。水としては、2種類の水道水を用いた。
pHが7.25で電気伝導率が231μS/cmの水道水を電気分解した。そのときのアノード側の槽の水のpH、および、カソード側の槽の水のpHを測定した結果を表1に示す。電気分解としては、0.15Aの定電流が電極間に流れるように電圧印加を行う条件と、30Vの定電圧を電極間に印加する条件の2つの条件で行った。
pHが7.94で電気伝導率が190μS/cmの水道水を電気分解した結果を表2に示す。電気分解では、0.15Aの定電流が電極間に流れるように電圧印加を行った。
以上の結果に示されるように、電気分解によって、アノード側の水を弱酸性とし、カソード側の水を弱アルカリ性とすることができた。また、電気分解を15分間続けても、pHが過剰に変動することはなかった。すなわち、特別な制御装置をつけなくても、pHを所定の範囲とすることができた。
本発明は、ミスト生成装置に利用できる。
100 ミスト生成装置
110 槽
111 第1の槽
112 第2の槽
120 電解ユニット
121 第1の電極
122 第2の電極
123 セパレータ
130、230 霧化器
210 他の槽
110 槽
111 第1の槽
112 第2の槽
120 電解ユニット
121 第1の電極
122 第2の電極
123 セパレータ
130、230 霧化器
210 他の槽
Claims (5)
- pHが調整されたミストを生成するミスト生成装置であって、
水性液体を入れる槽と、
前記槽内に配置された電解ユニットと、
前記槽内の前記水性液体を霧化して装置外に放出する少なくとも1つの霧化器と、を含み、
前記電解ユニットは、前記槽を第1の槽と第2の槽とに仕切るように前記槽内に配置されたセパレータと、前記第1の槽に配置された第1の電極と、前記第2の槽に配置された第2の電極とを含み、
前記第1の電極と前記第2の電極とが前記セパレータを挟んで対向している、ミスト生成装置。 - 前記少なくとも1つの霧化器は、第1の霧化器と第2の霧化器とを含み、
前記第1の霧化器は前記第1の槽内の前記水性液体を霧化して装置外に放出し、
前記第2の霧化器は前記第2の槽内の前記水性液体を霧化して装置外に放出する、請求項1に記載のミスト生成装置。 - 前記霧化器は、超音波によって前記水性液体を霧化する、請求項1または2に記載のミスト生成装置。
- 前記槽内の前記水性液体を加熱するための加熱器を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のミスト生成装置。
- 前記水性液体が第1の水性液体であり、
第2の水性液体が配置される他の槽と、前記他の槽内の前記第2の水性液体を霧化して装置外に放出する他の霧化器と、をさらに含み、
前記第2の水性液体が前記第1の水性液体と同じかまたは異なる、請求項1〜4のいずれか1項に記載のミスト生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016238356A JP2018093919A (ja) | 2016-12-08 | 2016-12-08 | ミスト生成装置 |
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ID=62631293
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JP2016238356A Pending JP2018093919A (ja) | 2016-12-08 | 2016-12-08 | ミスト生成装置 |
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Cited By (1)
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CN110404721A (zh) * | 2019-08-19 | 2019-11-05 | 深圳市贺正科技有限公司 | 一种制备高溶氢气量的微纳米氢气水雾发生器 |
-
2016
- 2016-12-08 JP JP2016238356A patent/JP2018093919A/ja active Pending
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CN110404721B (zh) * | 2019-08-19 | 2024-05-14 | 深圳市贺正科技有限公司 | 一种制备高溶氢气量的微纳米氢气水雾发生器 |
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