JP2018092994A - ステージ装置、検知方法、及び物品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 移動体と案内面との間のパーティクルを検知すること。【解決手段】 本発明にかかるステージ装置100は、案内面109に沿って移動可能な移動体104と、移動体104を案内面109に対して非接触に支持可能な支持手段4と、移動体104と案内面109との間隔に関する情報を計測する計測手段5を有する。さらに、当該ステージ装置100は、計測手段5の計測結果に基づいて、移動体104と案内面109との間のパーティクル6を検知する検知手段10を有する。【選択図】 図3
Description
本発明は、ステージ装置、検知方法、及び物品の製造方法に関する。
案内面を有する定盤に対して非接触で移動体を支持しながら当該移動体を移動させるステージ装置が知られている。このようなステージ装置において、移動体と定盤との間隔は20μm以下となることもあり、支持力の制御誤差などによって定盤と移動体とが接触して移動体と定盤との少なくとも一方が傷つくおそれがある。
特許文献1に記載には、案内面を有するレールに対して静圧軸受で非接触に支持しながらレールに沿って移動体を移動させるステージ装置が記載されている。当該ステージ装置は、移動体が移動している間におい変位センサを用いて移動体とレールとの間隔を計測し、計測値が閾値を下回った場合に移動体を緊急停止させる。
しかし、特許文献1においては、移動体の案内面側、特に移動体の底面や案内面上にパーティクルが付着したとしても、変位センサの計測結果は前述の閾値を下回らない。そのため、移動体と案内面との間のパーティクルを検知できない。当該パーティクルを移動体が案内面上で引きずることにより案内面を有する物体と移動体の少なくとも一方が傷つき、それによって、ステージ装置が搭載された空間内に傷ついた物体が削れて発生したパーティクルが飛散するおそれがある。
そこで、本発明は上記課題に鑑み、移動体と案内面との間のパーティクルを検知できるステージ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るステージ装置は、案内面に沿って移動可能な移動体と、前記移動体を前記案内面に対して非接触に支持可能な支持手段と、前記移動体と前記案内面との間隔に関する情報を計測する計測手段と、前記計測手段の計測結果に基づいて、前記移動体と前記案内面との間のパーティクルを検知する検知手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、移動体と案内面との間のパーティクルを検知できる。
[第1実施形態]
(ステージ装置の構成)
第1実施形態にかかるステージ装置の構成について説明する。なお、以下に説明する図においては、鉛直方向の軸をZ軸、当該Z軸に垂直な平面内で互いに直交する2軸をX軸及びY軸としている。
(ステージ装置の構成)
第1実施形態にかかるステージ装置の構成について説明する。なお、以下に説明する図においては、鉛直方向の軸をZ軸、当該Z軸に垂直な平面内で互いに直交する2軸をX軸及びY軸としている。
図1は、ステージ装置100の構成を示す図である。図1(a)はステージ装置100を+Z方向から見た図、図1(b)はステージ装置100のA−A’断面を示す図、図1(c)はYステージ104の底面(案内面との対向面)の構成を示す図である。
ステージ装置100は、チャック101を介して真空吸着力によって基板1を保持する。ステージ装置100は、チャック101を支持して定盤109の上を移動可能に構成された可動部102を含む。可動部102は、Xステージ103及びYステージ(移動体)104を含む。
Xステージ103及びYステージ104はそれぞれ定盤109の案内面109aに沿って移動可能である。なお、定盤109の案内面109aとは、定盤109の可動部102と対向する側の面(+Z側の面)である。Xステージ103はX軸方向に、Yステージ104は、チャック101を保持ながらY軸方向に移動可能である。このように構成された可動部102は、Xステージ103をX軸方向に沿って移動させることによって、Yステージ104及びチャック101をX軸方向に移動させる。可動部102は、Yステージ104をY軸方向に沿って移動させることによって、チャック101をY軸方向に移動させる。
Xステージ103及びYステージ104の位置決めによって、ステージ装置100は基板1をX軸方向及びY軸方向に位置決めする。また、ステージ装置100は、基板1のZ軸方向や回転方向(θx、θy、θz)方向における位置を調整する機能や基板1の傾きを補正する機能を有していてもよい。
Xステージ103は、X駆動部によって定盤109上をX軸方向に沿って駆動される。X駆動部は、例えば、複数のコイルを含みXステージ103に設けられた可動子103cと、X軸方向に沿って配列された複数の永久磁石を含む固定子105とを有するリニアモータである。Xステージ103のX軸方向の位置を計測する計測部として、Xスケール106及びXヘッド103dを含むエンコーダが設けられている。なお、エンコーダの代わりに干渉計を用いてXステージ103のX軸方向の位置を計測してもよい。
Yステージ104は、Y駆動部によって定盤109上をY軸方向に沿って駆動される。Y駆動部は、例えば、Yステージ104に設けられたコイルを含む可動子104aと、Xバー103aの上面に固定されてY軸方向に沿って配列された複数の永久磁石を含む固定子とを有するリニアモータである。Yステージ104のY軸方向の位置を計測する計測部として、Yスケール104b及びYヘッド104dを含むエンコーダが設けられている。なお、エンコーダの代わりに干渉計を用いてYステージ104のY軸方向の位置を計測してもよい。
Yステージ104は、主に、2つの構造体、具体的には、後述の静圧軸受が底面に配置されたYスライダー104dと、Yスライダー104dの上に固定されるステージ天板304cとで構成されている。
設備110を介して、ステージ装置100に対する電力・用力・制御信号等が供給される。設備110は、X軸方向に可動するX可動実装107に接続され、Xステージ103に対して電力供給・用力供給・制御信号の伝達を行う。また、設備110は、X可動実装107を介して、Y軸方向に可動するY可動実装108に接続され、Yステージ104に対して電力供給・用力供給・制御信号の伝達を行う。
Xステージ103及びYステージ104に配置された計測部、例えば、Xヘッド103d及びYヘッド104bと制御部10との間の通信(例えば、検出信号や制御信号の送受信)は、電力供給・用力供給と同じ経路を経て行われる。
制御部10は、不図示の、CPUやメモリ(ROM、RAM)等を含む。当該メモリには例えば、後述の図3のフローチャートに示すパーティクルの検知方法に関するプログラムや、パーティクルの検知に用いる基準情報が記憶されている。制御部10は当該メモリ記憶されているプログラムに従って、制御部10にX可動実装107やY可動実装108を介して接続されている各構成部材を統括的に制御する。なお、制御部10は、制御部10が実行すべき機能を備えていれば、別個の制御基板の集合体であってもよいし、1つの制御基板であってもよい。
Yステージ104の移動中は、底面(定盤109と対向する面)に設けられた静圧軸受4によって定盤109に対して非接触に支持される。なお、図示は省略するが、Xステージ103も底面に設けられた静圧軸受によって定盤109に対して非接触に支持される。
Yステージ104の底面には、図1(c)に示すように4つの静圧軸受4と、1つの静圧軸受4あたり2つずつ磁石8が設けられている。与圧用の磁石8と定盤109との間にはたらく吸引力と、Yステージ104の自重による力が鉛直下向き(−Z方向)にはたらく。一方、静圧軸受4は供給された気体を開口4aから案内面109aに向けて噴出することによって、Yステージ104を定盤109に対してYステージ104を鉛直上向き(+Z方向)に支持する力を作用させる。磁石8によって、浮上中のYステージ104のX軸方向及びY軸方向への位置ずれを規制している。
Yステージ104が定盤109に沿ってX軸方向及びY軸方向に移動している間の定盤109Yステージ104との間隔は例えば20μm以下である。静圧軸受4に供給する気体の圧力を大気圧に対して陽圧にすることでYステージ104を浮上させようとする力が働く。静圧軸受4に供給する気体の圧力を、Yステージ104の自重および磁石8による力とつりあう圧力以下の圧力とすることによりYステージ104は定盤109に着座する。Yステージ104を定盤109に着座させるタイミングは、メンテナンス時、ステージ装置100の搭載された装置を停止している時、緊急停止時、等である。
Yステージ104の底面に設けられたギャップセンサ5(計測手段)は、計測対象物までの距離が計測可能な計測手段である。計測結果は、Yステージ104と定盤109の間隔に関する情報として制御部10に送信される。ギャップセンサ5として、例えば、渦電流式変位センサ、静電容量センサ、光学式センサ、超音波センサなどの計測手段を用いうる。光学式センサは、定盤109に照射した光の反射光を受光することによって定盤109までの距離を計測する。超音波センサは、定盤109に当てた超音波の反射波を受けることによって定盤109までの距離を計測する。ギャップセンサ5に要求される分解能は、検知したいパーティクルのサイズにもよる。例えば数〜十数μm程度のパーティクルの検知を目的とする場合は、ギャップセンサ5の分解能が数十nm程度あればよい。
図2は、静圧軸受4の制御について説明する図である。図2はYステージ104が浮上している様子を示している。静圧軸受4の下面と定盤109の上面との間隔はHである。コンプレッサ11は、所定の圧力に加圧された気体を発生し、調整部12に気体を供給する。調整部12はコンプレッサ11に供給された気体の圧力を、制御部10から指定された圧力に調整する。調整部12によって圧力調整のされた気体は配管13を介して静圧軸受4に供給される。
調整部12は、配管13の経路上に設けられた圧力センサ(不図示)からの出力値に基づいて、フィードバック制御を行いながら配管13内の圧力を調整する。調整部12は、例えば、電動比例レギュレータである。配管13に供給される気体の圧力と静圧軸受4がYステージ104を支持する支持力は略比例関係にあり、調整部12によって静圧軸受4に供給する気体の圧力を調整することによってYステージ104と定盤109との間隔を任意に制御する。
ギャップセンサ5は制御部10に接続されている。制御部10は、ギャップセンサ5の計測結果に基づいて、制御部10はYステージ104と定盤109との間におけるパーティクルを検知する検知手段としての機能を有する。また、パーティクルを検知した場合に、ユーザにエラーを通知する通知手段としての機能を有する。さらに、Yステージ104が定盤109に沿って移動中に定盤109と接触しそうな状態かどうかを判断する機能を有していてもよい。
(パーティクルの検知方法)
Yステージ104がY軸方向に沿って移動している間に、Yステージ104と定盤109との間、特に静圧軸受4にパーティクルが付着した場合、当該パーティクルと定盤109との接触により定盤109が傷つくおそれがある。定盤109が削れることで、ステージ装置100が搭載された空間内のパーティクルがさらに増加してしまい、基板1への処理に影響を及ぼしうる。
Yステージ104がY軸方向に沿って移動している間に、Yステージ104と定盤109との間、特に静圧軸受4にパーティクルが付着した場合、当該パーティクルと定盤109との接触により定盤109が傷つくおそれがある。定盤109が削れることで、ステージ装置100が搭載された空間内のパーティクルがさらに増加してしまい、基板1への処理に影響を及ぼしうる。
このようなパーティクルの飛散を抑制すべく、ステージ装置100は制御部10とギャップセンサ5と静圧軸受4と調整部12を用いて当該パーティクルを検知する機能を有する。本実施形態にかかるパーティクルの検知方法は、Y軸方向にYステージ104を移動させている間の静圧軸受4と定盤109との間隔以下のサイズのパーティクルを主な検知対象のパーティクルとしている。
図3は、Yステージ104と定盤109との間にあるパーティクルの検知方法を示すフローチャートである。制御部10が、図3のフローチャートに示すプログラムを制御部10のメモリから読み出し、制御部10のCPUが制御部10に接続された各構成要素を用いて実行する。
フローチャートの開始時では、Yステージ104を定盤109に沿って移動させるときと同じ支持力で支持しているとする。当該支持力に対応する静圧軸受4に供給される気体の圧力を圧力Pとする。
制御部10のメモリには、Yステージ104と定盤109との間隔に関する情報の基準となる基準情報が記憶されている。当該基準情報は、静圧軸受4が圧力Pに対応する支持力(第3支持力)から、当該支持力よりも小さい、圧力P’に対応する支持力(第4支持力)でYステージ104を支持する前後でギャップセンサ5により計測された計測結果の差Lである。差Lは、計測誤差を考慮すべく、静圧軸受4に供給される気体の圧力を圧力Pと圧力P’とに交互に調整することを複数回繰り返して得られた複数の差Lの平均値または複数の差Lの中央値でもよい。
ここで、差Lは、Yステージ104と案内面109aとの間のパーティクルの有無の判定時よりも前の所定のタイミングで取得される。当該所定のタイミングは、例えば、Yステージ104及び定盤109の少なくとも一方をクリーニングした後かつYステージ104を定盤109に沿って移動させる前である。所定のタイミングは、Yステージ104と定盤109との間にパーティクルが無い状態のとき又は無視できる程度の大きさ及び量のパーティクルがある状態のときでもよい。基準情報としての差Lは、複数のギャップセンサ5のそれぞれに関して記憶されている。
S101では、制御部10が可動子104a、103c、固定子103a、105を制御してYステージ104を停止させる。
S102では、ギャップセンサ5が、Yステージ104と定盤109との間隔に関する情報として、定盤109までの距離を計測する。計測結果は制御部10に送信され、制御部10のメモリに記憶される。
S103では、制御部10が調整部12を制御して静圧軸受4に供給する気体の圧力を圧力Pから圧力Pより小さな圧力P’に低下させる。S103で圧力を調整すると、Yステージ104は下降する。S104では、ギャップセンサ5から定盤109までの距離を計測する。S102の第1の計測工程とS104の第2の計測工程とは、Yステージ104の支持力に関して前述の所定のタイミングでギャップセンサ5が計測したときの条件下(つまり、圧力Pと圧力P’)で実行される。ここで、S103による圧力調整をした時のYステージ104の様子を図4に示す。図4(a)に示すように静圧軸受4にパーティクル6が付着している場合、図4(b)に示す状態に移行したときにパーティクル6の高さの分だけパーティクル6が付着している静圧軸受4が他の静圧軸受4よりも高くなる。この状態で計測されたそれぞれのギャップセンサ5の計測結果は制御部10に送信される。
S105では、制御部10は、S102及びS104で計測されたギャップセンサ5の計測結果の差Lを、ギャップセンサ5のそれぞれについて算出する。
S106では、制御部10はYステージ104と定盤109との間にパーティクルが有るかどうかを判定する。本フローチャートの開始前に記憶されたYステージ104の浮上時と着座時の差Lと、S104で算出された浮上時(圧力P)と着座時(圧力P’)の差L’とを用いて、ギャップ差L’−Lを算出する。算出結果が許容値以上の場合にパーティクル有りとして判定する。4つのギャップセンサ5のそれぞれに対応する4つのギャップ差L’−Lのうち、1つでも許容値を超えた場合はパーティクル有りと判定する。
S107では、制御部10はS106の判定によりYステージ104と定盤109との間にパーティクルがあると判定した場合は、S108に進みユーザに対してエラーを通知する。エラーの通知は、パーティクルがある旨のユーザインターフェイスへの表示、所定のランプの点灯、所定のエラー音の発音等でなされる。エラー通知とともに、ユーザに対してクリーニングを促す旨を表示してもよい。
制御部10はS105の判定によりYステージ104と定盤109との間にパーティクルが無いと判定した場合、又は、S108でエラーを通知し終えた後は図3のフローチャートに示すプログラムを終了する。
このようにして、ギャップセンサ5を用いてYステージ104と定盤109との間隔に関する情報としてギャップセンサ5から定盤109までの距離を計測し、計測結果と基準情報とに基づいてYステージ104と定盤109との間のパーティクルを検知できる。これにより、パーティクルに気づかずに長時間Yステージ104を移動させてしまうことにより生じる定盤109の傷つきを低減できる。よって、ステージ装置100の周囲へのパーティクルの飛散を抑制することができる。
基準情報としての差Lを複数回計測したときの偏差lをS105における判定の許容値に設定してもよい。ギャップセンサ5による計測誤差により、Yステージ104と定盤109との間にパーティクル6が有ると誤判定してしまうことを防ぐことができる。また、S104の工程のあと、静圧軸受4に供給する気体の圧力を再び圧力Pに設定してS102〜S104を複数回行ってもよい。
なお、S102の計測時に静圧軸受4に供給される気体の圧力は圧力Pよりも低い圧力でもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態にかかるステージ装置100について説明する。制御部10のメモリに記憶されているパーティクルの検知方法に関するプログラムの内容が第1実施形態とは異なる。図3に示すフローチャートとは異なる工程を中心に説明する。
次に、第2実施形態にかかるステージ装置100について説明する。制御部10のメモリに記憶されているパーティクルの検知方法に関するプログラムの内容が第1実施形態とは異なる。図3に示すフローチャートとは異なる工程を中心に説明する。
さらに、制御部10のメモリには、基準情報として、差Lではなく、前述の所定のタイミングで取得された、静圧軸受4に供給される気体の圧力が圧力P’のときにギャップセンサ5が計測した計測値Dが記憶されている。その他のステージ装置100の構成は第1実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
図3に示すフローチャートと異なる工程はS102、S105、S106である。制御部10は、S102およびS105の工程は行わない。そしてS106では、制御部10は、基準情報である計測値DとS104でギャップセンサ5が計測した時の計測値とに基づいてYステージ104と定盤109との間のパーティクルの有無を判定する。すなわち、制御部10は、基準情報である計測値DとS104でギャップセンサ5が計測した時の計測値との差が許容値よりも大きかった場合に、Yステージ104と定盤109との間のパーティクルが有ると判定する。
パーティクルを検知した場合は、制御部10は前述のS108と同様にユーザに対してエラーを通知し、本実施形態にかかる検知方法のプログラムを終了する。
以上の説明のとおり、Yステージ104と定盤109との間隔に関する情報としてギャップセンサ5から定盤109までの距離を計測する。ギャップセンサ5の測結果に基づいてYステージ104と定盤109との間のパーティクルを検知できる。パーティクルの検知に用いる計測結果は、静圧軸受4が、Yステージ104が定盤109に沿って移動する間にYステージ104を支持するときの支持力(第1支持力)よりも小さな支持力(第2支持力)でYステージ104を支持しているときのものである。
パーティクルに気づかずに長時間Yステージ104を移動させてしまうことにより生じる定盤109の傷つきを低減できる。よって、ステージ装置100の周囲へのパーティクルの飛散を抑制することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態にかかるステージ装置100について説明する。制御部10のメモリに記憶されているパーティクルの検知方法に関するプログラムの内容が第1実施形態とは異なる。図3に示すフローチャートとは異なる工程(S105及びS106)を中心に説明する。なお、本実施形態では基準情報が制御部10のメモリに記憶されていない。その他のステージ装置100の構成は第1実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
次に、第3実施形態にかかるステージ装置100について説明する。制御部10のメモリに記憶されているパーティクルの検知方法に関するプログラムの内容が第1実施形態とは異なる。図3に示すフローチャートとは異なる工程(S105及びS106)を中心に説明する。なお、本実施形態では基準情報が制御部10のメモリに記憶されていない。その他のステージ装置100の構成は第1実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
第3実施形態では、少なくとも3つのギャップセンサ5を用いる。ギャップセンサ5は、Yステージ104の第1位置、第2位置、および第3位置に1つずつ設けられている。例えば、第1位置、第2位置、および第3位置は、図1(c)で示す4つのギャップセンサ5の配置位置のうちの3つである。
静圧軸受4に供給する気体の圧力を、Yステージ104を定盤109に沿って移動させる時の圧力Pよりも小さな圧力P’とした状態において、制御部10は、少なくとも3つのギャップセンサ5の計測結果からYステージ104の姿勢を求める。Yステージ104の姿勢は、すなわち定盤109に対するYステージ104の傾きである。制御部10は、求めたYステージ104の姿勢が、許容範囲よりも傾いている場合に、Yステージ104と定盤109との間にパーティクルが有ると判定する。
このようにして、ギャップセンサ5を用いてYステージ104と定盤109との間隔に関する情報としてギャップセンサ5から定盤109までの距離を計測し、計測結果と基準情報とに基づいてYステージ104と定盤109との間のパーティクルを検知できる。これにより、パーティクルに気づかずに長時間Yステージ104を移動させてしまうことにより生じる定盤109の傷つきを低減できる。よって、ステージ装置100の周囲へのパーティクルの飛散を抑制することができる。
[第4実施形態]
第4実施形態は、Yステージ104の底面のうち静圧軸受4が配置されている部分以外の場所にパーティクルが付着する場合に関する実施形態である。静圧軸受4がYステージ104に埋め込まれるように配置されている場合や、パーティクルのサイズが大きい場合は静圧軸受4以外の場所に距離L相当の大きさのパーティクルが付着し、定盤109の傷つくことはあり得る。
第4実施形態は、Yステージ104の底面のうち静圧軸受4が配置されている部分以外の場所にパーティクルが付着する場合に関する実施形態である。静圧軸受4がYステージ104に埋め込まれるように配置されている場合や、パーティクルのサイズが大きい場合は静圧軸受4以外の場所に距離L相当の大きさのパーティクルが付着し、定盤109の傷つくことはあり得る。
本実施形態にかかるパーティクルの検知方法は、Yステージ104を移動させている間のYステージ104の静圧軸受4以外の部分と定盤109との間隔と同程度、又は、当該間隔以上のサイズのパーティクルが主な検知対象のパーティクルである。
ギャップセンサ5はYステージ104が定盤109に沿って移動している間に定盤109までの距離を計測する。制御部10は、ギャップセンサ5の計測値が、平常時の計測値よりも大きくなった場合に、制御部10はYステージ104と定盤109との間にパーティクルがあると判定する。本実施形態においても、ギャップセンサ5の計測結果に基づいて、Yステージ104と定盤109との間のパーティクルを検知することができる。
なお、ギャップセンサ5の計測値の増加がパーティクルによるかどうかを確認するために、前述の第1〜第3実施形態で説明したパーティクルの検知方法のいずれかをさらに行ってもよい。
[第5実施形態]
(インプリント装置)
図5は、インプリント装置200の構成を示す図である。前述と同一の部材には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
(インプリント装置)
図5は、インプリント装置200の構成を示す図である。前述と同一の部材には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
インプリント装置200は、半導体デバイスなどの製造に使用され、基板にパターンを形成するリソグラフィ装置(パターニング装置)の一種である。インプリント装置200は、モールド(型)204を用いて基板1上のインプリント材のパターンを形成するインプリント処理を行う。インプリント装置200は、インプリント処理として、基板1上に供給されたインプリント材とモールド204とを接触させ、インプリント材2に硬化用のエネルギーを与えることにより、モールド204の凹凸パターンが転写された硬化物のパターンを形成する。
本実施形態において、インプリの材2の硬化用のエネルギーは光であり、照射部201はインプリント材2を硬化させる光(例えば紫外光)をモールド204を介して基板1上のインプリント材2に照射してインプリント材2を硬化させる。
モールドヘッド203は、中央に開口を備えた構造体202によって支持されている。モールドヘッド203は、例えば、真空吸着力や静電力などによってモールド204を保持するチャック(不図示)と該チャックごとモールド204とをZ軸方向に移動させる駆動部(不図示)とを含む。当該駆動部は、リニアモータ、ボイスコイルモータ、ピエゾモータ、等のアクチュエータである。
モールド204は、インプリント材2を硬化させる光(例えば、紫外光など)を透過させることが可能な材料、例えば、石英などで構成されている。モールド204の基板1と対向する面の一部分204aには、基板1上のインプリント材2を成形するための凹凸のパターンが形成されている。
ステージ装置100として、第1〜第3実施形態で説明したステージ装置100のいずれかが採用されており、定盤109に沿って移動する。干渉計205はステージ装置100の側面に設けられたミラー(不図示)にレーザ光を照射し、当該ミラーで反射された光を検出することによりYステージ104(図5では図示を省略)の位置を計測する。
供給部207は基板1に対してインプリント材2を供給する。供給部207はインクジェット式にインプリント材2を吐出し、一部分204aに形成されている凹凸のパターンに応じてインプリント材2を基板1上に配置しても良い。
制御部210は、ステージ装置100、照射部201、モールドヘッド203、供給部207、干渉計205と有線又は無線で通信可能に接続されている。
制御部210は、不図示のCPUやメモリ(ROM、RAM)等を含む。当該メモリには例えば、インプリント処理に関するプログラムやインプリント処理の実行に必要な計測値などが記憶されている。制御部210は、当該メモリ記憶されているプログラムに従って、制御部210に接続されている各構成部材を統括的に制御する。なお、制御部210は、制御部210が実行すべき機能を備えていれば別個の制御基板の集合体であってもよいし1つの制御基板で構成されていてもよい。
ステージ装置100を用いて、インプリント装置200はYステージ104と定盤109との間のパーティクルの有無を確認する。インプリント装置200は、基板1に対してインプリント処理を終える毎、所定ロット数の基板1に対してインプリント処理を終えるごと、所定時間ごと、インプリント装置200のメンテナンス時などに前述の各実施形態のいずれかにかかる検知方法を実施する。
Yステージ104と定盤109との間のパーティクルの有無を定期的に確認することによって、ステージ装置100からの周囲へのパーティクルの飛散を低減できる。
インプリント装置のように、チャンバ内のパーティクル規制が厳しい装置においては、当該わずかな傷つきがさらなるパーティクルやパターニング欠陥発生要因ともなるため、パーティクルを検知できる。検知結果にもとづいてパーティクルの除去動作をおこなうことにより、定盤109の削れによって生じるステージ装置100の周囲へのパーティクルの飛散を低減できる。これにより、モールド204や硬化前のインプリント材2にパーティクルが付着することにより生じる、押印時におけるモールド204とインプリント材2との間へのパーティクルの挟み込みを低減できる。これにより、モールド204のパターン部の破損や、パターン欠陥の発生を低減することができる。
[その他の実施形態]
前述の各実施形態に共通して適用可能な、ステージ装置100のその他の構成又は機能について説明する。
前述の各実施形態に共通して適用可能な、ステージ装置100のその他の構成又は機能について説明する。
ステージ装置100がパーティクルを除去するためのクリーニング手段を有する場合は、S106でパーティクルが有ると判定した場合にエラー通知の有無に関わらず当該クリーニング手段によるクリーニングを行っても良い。
クリーニング手段は、例えば定盤109上の一部に配置された粘着剤の塗布された領域であって、制御部10によりYステージ104と当該粘着剤との接触及び引き離しを行わせてもよい。これによりYステージ104に付着したパーティクルをYステージ104の底面から除去しても良い。定盤109に付着している場合のために、Yステージ104を移動させてから真空ポンプ(不図示)に接続された管を当該パーティクルが検出された付近に近づけてパーティクルを気体とともに回収してもよい。
制御部10は、パーティクルがYステージ104と定盤109との間にある旨のエラーの通知と共に、パーティクルが付着していると想定される位置を特定し、ユーザに通知してもよい。
Yステージ104と定盤109との間隔に関する情報を計測する計測手段は、Yステージ104の案内面109a側、特にYステージ104の底面、以外の場所に設けられていてもよい。
例えば、Yステージ104が側面に延伸している部分を有し、当該延伸している部分の定盤109側に、定盤109までの距離を計測する計測手段が設けられていてもよい。又は、計測手段は、Yステージ104の上面側、すなわち定盤109側とは反対側にYステージ104から離れて設けられていてもよい。この場合、ギャップセンサ5は、Yステージ104と定盤109との間隔に関する情報としてYステージ104の上面までの距離を計測することにより、間接的にYステージ104の底面と定盤109との間隔を計測することができる。
ステージ装置100がインプリント装置200等のリソグラフィ装置に搭載された場合は、基板1のZ軸方向の位置を計測する計測手段が配置されていることも多いため、当該基板1の位置計測用の計測手段と兼用されてもよい。
Yステージ104を定盤109に対して非接触に支持可能な支持手段は、磁気力を用いてYステージ104を支持する手段であってもよい。例えば支持手段は磁石とコイルであって、当該コイルに流す電流の大小を調整することによりYステージ104の支持力を調整してもよい。
Yステージ104の浮上量にもよるが、例えば、数μm〜100μm程度の大きさのパーティクルが前述の各実施形態で説明したステージ装置100において検知可能である。
インプリント装置200にかかる実施形態では、「パーティクル」とは、パターン形成に関与することを目的としていない物質である。例えば、供給部207により吐出されたインプリント材2が漂い乾燥した固形物、インプリント装置200を構成する部材から生じる微粒子、外部から進入してインプリント装置200内に存在する塵などである。
インプリント材2には、硬化用のエネルギーが与えられることによって硬化する硬化性組成物(未硬化状態の樹脂と呼ぶこともある)が用いられる。硬化用のエネルギーとしては、電磁波、熱などが用いられる。電磁波としては、例えば、その波長が10nm以上1mm以下の範囲から選択される、赤外線、可視光線、紫外線などの光を用いる。
基板1は、ガラス、セラミックス、金属、半導体、樹脂等が用いられ、必要に応じて、その表面に基板1とは別の材料からなる部材が形成されていてもよい。基板1は、具体的には、シリコンウエハ、化合物半導体ウエハ、石英ガラス等である。
インプリント材2は、スピンコーターやスリットコーターによって基板1上に膜状に付与されてもよい。また、インプリント材2は、液体噴射ヘッドによって、液滴状、或いは、複数の液滴が繋がって形成された島状又は膜状で基板1上に付与されてもよい。インプリント材2の粘度(25℃における粘度)は、例えば、1mPa・s以上100mPa・s以下である。
硬化性組成物は、光の照射によって、或いは、加熱によって硬化する組成物である。光の照射によって硬化する光硬化性組成物は、重合性化合物と光重合開始剤とを少なくとも含有し、必要に応じて、非重合性化合物又は溶剤を含有してもよい。非重合性化合物は、増感剤、水素供与体、内添型離型剤、界面活性剤、酸化防止剤、ポリマー成分などの群から選択される少なくとも一種である。
実施形態にかかるパターニング装置は、インプリント装置200に限られない。i線(波長365nm)、KrFレーザ光(248nm)、ArFレーザ光(波長193nm)、EUV光(波長13nm)等の光線を基板に照射することにより当該基板上にレジストの潜像パターンを形成する装置も含む。荷電粒子線を基板を照射することにより当該基板上に潜像パターンを形成する装置も含む。
[物品の製造方法]
インプリント装置を用いて形成した硬化物のパターン又はその他のリソグラフィ装置を用いて潜像パターンの形成された基板を現像した後に残る硬化物のパターンは、各種物品の少なくとも一部に恒久的に、或いは各種物品を製造する際に一時的に、用いられる。物品とは、電気回路素子、光学素子、MEMS、記録素子、センサ、或いは、型等である。
インプリント装置を用いて形成した硬化物のパターン又はその他のリソグラフィ装置を用いて潜像パターンの形成された基板を現像した後に残る硬化物のパターンは、各種物品の少なくとも一部に恒久的に、或いは各種物品を製造する際に一時的に、用いられる。物品とは、電気回路素子、光学素子、MEMS、記録素子、センサ、或いは、型等である。
電気回路素子としては、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、MRAMのような、揮発性或いは不揮発性の半導体メモリや、LSI、CCD、イメージセンサ、FPGAのような半導体素子等が挙げられる。型としては、インプリント用のモールド等が挙げられる。
硬化物のパターンは、上記物品の少なくとも一部の構成部材として、そのまま用いられるか、或いは、レジストマスクとして一時的に用いられる。基板の処理工程においてエッチング又はイオン注入等が行われた後、レジストマスクは除去される。処理工程はさらに、他の周知の処理工程(現像、酸化、成膜、蒸着、平坦化、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含んでもよい。
図6は、物品の製造方法をインプリント装置を用いた場合を例に説明する図である。図6では、1回の押印動作でパターンの形成される領域のみを図示し、基板1のその他の部分は省略している。図6(a)〜(d)が、前述のインプリント処理(インプリント方法)の内容を示している。
図6(a)は、供給部207が、基材2a上に絶縁体等の被加工材2zが表面に形成された、基板1の表面にインプリント材2を供給する。ここでは、複数の液滴状のインプリント材2が基板1上に供給された様子を示している。
図6(b)に示すように、モールド204の凹凸パターンが形成された側の面と基板1の上のインプリント材2とを対向させる。
図6(c)に示すように、モールド204を下降させ、モールド204とインプリント材2とを接触させる。モールド204に対して所定の圧力を加えてもよい。インプリント材2はモールド204と被加工材2zとの隙間に充填される。この状態で照射部3が光4をモールド204を透過させて照射すると、インプリント材2は硬化する。
インプリント材2を硬化させた後、モールド204と基板1とを引き離すと、図6(d)に示すように基板1上にインプリント材2の硬化物のパターンが形成される。当該硬化物のパターンは、型の凹部が硬化物の凸部に、型の凹部が硬化物の凸部に対応した形状になる。即ち、インプリント材2にモールド204の凹凸パターンの反転パターンが形成されたことになる。図6(a)〜(d)の工程を、基板1上の全てのパターン形成対象の領域に対して硬化物のパターンを形成するまで繰り返す。1回の押印動作で基板1の上の全ての領域に硬化物のパターンを形成してもよい。
次に硬化したパターンを用いて基板1を加工する方法を説明する。図6(e)に示すように、形成された硬化物のパターンを耐エッチングマスクとしてエッチングを行うと、被加工材2zの表面のうち、硬化物が無い又は薄く堆積されていた部分が除去され、溝2dが形成される。
図6(f)に示すように、硬化したインプリント材2dのパターンを除去すると、被加工材2zの表面に溝2dが形成された物品を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
4 静圧軸受(支持手段)
5 ギャップセンサ(計測手段)
6 パーティクル
104 Yステージ(移動体)
109a 案内面
5 ギャップセンサ(計測手段)
6 パーティクル
104 Yステージ(移動体)
109a 案内面
Claims (17)
- 案内面に沿って移動可能な移動体と、
前記移動体を前記案内面に対して非接触に支持可能な支持手段と、
前記移動体と前記案内面との間隔に関する情報を計測する計測手段と、
前記計測手段の計測結果に基づいて、前記移動体と前記案内面との間のパーティクルを検知する検知手段と、を有することを特徴とするステージ装置。 - 前記検知手段は、前記計測結果と、前記情報の基準となる基準情報とに基づいて前記パーティクルを検知することを特徴とする請求項1に記載のステージ装置。
- 前記支持手段は前記移動体が前記案内面に沿って移動する間に前記移動体を第1支持力で支持し、
前記検知手段が前記パーティクルの検知に用いる前記計測結果は、前記支持手段が前記第1支持力よりも小さい第2支持力で前記移動体を支持しているときの前記計測手段の計測結果であることを特徴とする請求項2に記載のステージ装置。 - 前記基準情報は、前記計測結果の取得時よりも前のタイミングで取得された、前記支持手段が前記第1支持力で前記移動体を支持しているときに計測された前記計測手段の計測結果であることを特徴とする請求項3に記載のステージ装置。
- 前記支持手段は前記移動体が前記案内面に沿って移動する間に前記移動体を第3支持力で支持し、
前記検知手段が前記パーティクルの検知に用いる前記計測結果は、前記支持手段が前記第3支持力から前記第3支持力よりも小さい第4支持力で前記移動体を支持する前後で前記計測手段により計測された計測結果との差であることを特徴とする請求項2に記載のステージ装置。 - 前記基準情報は、前記計測結果の取得時よりも前のタイミングで取得された、前記支持手段が前記第3支持力から前記第3支持力よりも小さい第4支持力で前記移動体を支持する前後で前記計測手段により計測された計測結果との差であることを特徴とする請求項5に記載のステージ装置。
- 前記計測手段は前記情報を前記移動体の第1位置、第2位置、及び第3位置で計測し、
前記検知手段は前記第1位置、前記第2位置、及び第3位置で計測された計測結果をから得られる前記移動体の姿勢に基づいてパーティクルを検知することを特徴とする請求項1に記載のステージ装置。 - 前記第2支持力は、前記移動体と前記案内面との間に前記パーティクルが無い場合に前記移動体と前記案内面とが接触する支持力であることを特徴とする請求項3に記載のステージ装置。
- 前記第4支持力は、前記移動体と前記案内面との間に前記パーティクルが無い場合に前記移動体と前記案内面とが接触する支持力であることを特徴とする請求項5に記載のステージ装置。
- 前記検知手段が前記移動体と前記案内面との間の前記パーティクルを検知した場合に、
ユーザに対してエラーを通知する通知手段を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のステージ装置。 - 前記タイミングは、前記移動体及び前記案内面に対するクリーニングが行われた後かつ前記移動体を前記案内面に沿って移動させる前であることを特徴とする請求項4又は6に記載のステージ装置。
- 前記計測手段は対象物までの距離を計測し、
前記計測手段が前記移動体の前記案内面側に設けられている場合は前記情報は前記計測手段から前記案内面までの距離であり、前記計測手段が前記案内面側とは反対側に前記移動体から離れて設けられている場合は前記計測手段から前記移動体の前記案内面側とは反対側の面までの距離であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のステージ装置。 - 前記支持手段は、前記移動体の前記案内面との対向面に設けられ且つ前記案内面に向けて気体を噴出することにより前記移動体を支持する静圧軸受であって、前記静圧軸受に供給する気体の圧力を調整することで前記移動体を支持する支持力を調整することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のステージ装置。
- 案内面に対して非接触に支持されて前記案内面に沿って移動可能な移動体と、前記案内面と、の間隔に関する情報を計測する工程を有し、
前記工程で得られた計測結果に基づいて、前記移動体と前記案内面との間のパーティクルを検知する工程と、を有することを特徴とする検知方法。 - 互いに対向して設けられた、移動体と案内面との間隔に関する情報を計測する第1の計測工程と、
前記第1の計測工程のあとで前記案内面に沿って非接触に支持された前記移動体を前記案内面に沿って移動させる工程と、
前記工程のあとで前記移動体と記案内面との間隔に関する情報を計測する第2の計測工程を有し、
前記第1の計測工程と前記第2の計測工程とで得られた計測結果を比較して前記移動体と前記案内面との間のパーティクルを検知する工程と、を有することを特徴とする検知方法。 - 請求項1乃至13のいずれか1項に記載のステージ装置を有し、
前記移動体が保持する基板上にパターンを形成することを特徴とするパターニング装置。 - 請求項16に記載のパターニング装置を用いて前記基板上にパターンを形成する工程と、
前記工程でパターンの形成された基板を加工する工程とを有し、前記加工した基板から物品を製造することを特徴とする物品の製造方法。
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