JP2018092021A - 電子機器 - Google Patents

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JP2018092021A
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正剛 岩▲崎▼
Masatake Iwasaki
正剛 岩▲崎▼
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Abstract

【課題】回動可能な表示部の角度検知に磁気センサを用いた際、検知角度の調整を、電子機器の大型化を防止して容易に行う。【解決手段】電子機器は、電子機器本体に対して所定の方向に延びる開閉軸45の回りに回動可能に設けられた表示装置40を備えている。表示装置には開閉軸と平行な方向に着磁された磁石70が配置され、自分撮りセンサ50は、開閉軸と直交する方向における磁石による磁場に応じて、開閉軸の回りに表示装置を回動させた際の表示装置の回動角度が所定の第1の角度となったかを検知し、システム制御部30は自分撮りセンサによる検知結果に応じてLCDパネル41の表示状態を制御する。【選択図】図5

Description

本発明は、電子機器に関し、特に、可動式の表示装置を備える電子機器に関する。
従来、デジタルカメラやビデオカメラなどの電子機器において、電子機器本体に対して開閉又は回転可能な表示装置(表示部)を有する電子機器が知られている。このような電子機器においては、表示部の位置に応じて表示部に表示される画像の切り替えが行われる。
表示部の位置を検知する際には、省スペース化および非接触検知による信頼性向上などを考慮してマグネットおよび磁気センサが用いられることがある。例えば、可動部である表示部に第1および第2のマグネットを配置し、電子機器本体に第1および第2の磁気センサを備える電子機器がある(特許文献1参照)。そして、この電子機器では、第1および第2の磁気センサの出力に応じて表示部の位置(つまり、角度)を検知して当該検知した位置(角度)に応じて表示部の表示状態を切り替えるようにしている。
特開2012−42743号公報
ところが、特許文献に記載の電子機器では、製造過程などにおいて表示部の検知角度を変更(つまり、調整)する際、マグネットと磁気センサとの位置関係をどのように変更すれば所望の検知角度となるか分かりづらい。このため、シミュレーションなどを繰り返し行って、所望の検知角度に再度設計する必要がある。さらには、所望の検知角度に変更するため、電子機器の外装を大きくしなければならないことがある。
そこで、本発明の目的は、表示部の角度検知に磁気センサを用いた際、検知角度の調整を容易にできる電子機器を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による電子機器は、電子機器本体に対して所定の方向に延びる第1の軸の回りに回動可能に設けられた可動部を備える電子機器であって、前記可動部に配置され前記第1の軸と平行な方向に着磁された磁石と、前記第1の軸と直交する方向における前記磁石による磁場に応じて、前記第1の軸の回りに前記可動部を回動させた際の前記可動部の回動角度が所定の第1の角度となったかを検知する第1の検知部と、前記第1の検知部による検知結果に応じて前記可動部に備えられた表示部の表示状態を制御する制御部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、表示部の角度検知に磁気センサを用いた際、検知角度の調整を、電子機器の大型化を防止して容易に行うことができる。
本発明の実施の形態による電子機器の一例である撮像装置の外観を示す斜視図である。 図1に示す撮像装置に備えられた表示装置の回動を説明するための図である。 図1に示すカメラにおいて表示装置の表示制御を行うための制御系を示すブロック図である。 図1に示す表示装置を回動操作した際の状態の一例を説明するための斜視図である。 図1に示す表示装置を回動操作した際の状態の他の例を説明するための斜視図である。 図1に示す表示装置においてLCDパネルの表示状態を説明するための図である。 図4に示す自分撮りセンサ、回転センサ、閉じセンサ、および磁石の配置を説明するための図である(その1)。 図4に示す自分撮りセンサ、回転センサ、閉じセンサ、および磁石の配置を説明するための図である(その2)。 図4に示す表示装置の動きと、自分撮りセンサ、回転センサ、および閉じセンサで検知される磁束密度との関係を説明するための図である。 図4に示す検知センサにおける検知状態とLCDパネルの表示状態との関係についてその一例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態による電子機器の一例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態による電子機器の一例である撮像装置の外観を示す斜視図である。そして、図1(a)はレンズユニットを取り外した状態で前面側から示す斜視図であり、図1(b)は背面側から示す斜視図である。
図示の撮像装置100は、例えば、デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)であり、カメラ100は所謂可動式の表示装置40(可動部)を有している。カメラ100にはグリップ部90が規定されており、撮影の際にはユーザーはグリップ部90でカメラ100を把持して撮影を行う。
シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部である。モード切り替えスイッチ60は各種の撮影モードなどを切り替えるための操作部である。端子カバー91は外部機器とカメラ100とを接続する際に用いられる接続ケーブルなどをするコネクタ(図示せず)を保護するためのカバーである。
メイン電子ダイヤル71は回転操作部材であって、メイン電子ダイヤル71を回転操作することによって、シャッター速度および絞りなど各種の設定値を変更することができる。電源スイッチ72はカメラ100の電源のONおよびOFFを切り替えるための操作部材である。サブ電子ダイヤル73は回転操作部材であって、サブ電子ダイヤル73の回転操作によって表示装置90に表示される選択枠の移動および画像送りなどを行うことができる。
SETボタン76は押しボタンであって、主に選択項目の決定などに用いられる。マルチコントローラー75は上、下、左、および右の方向に倒すことが可能である。拡大ボタン77は、撮影モードにおけるライブビュー表示の際に拡大モードのONおよびOFFと拡大モードにおける拡大率の変更を行うための操作ボタンである。この拡大ボタン77は、再生モードにおいては再生画像を拡大し、そして、拡大率を大きくする場合にも用いられる。
再生ボタン78は撮影モードと再生モードとを切り替えるための操作ボタンである。撮影モードの際に、再生ボタン78を押下することによってカメラ100は再生モードに移行する。LVレバー92は静止画撮影モードと動画撮影モードとの切り替えを行うための操作部材である。LVボタン93は、静止画撮影モードにおいてライブビューのONおよびOFFを切り替えるためのボタンである。LVボタン93は、動画撮影モードにおいては動画撮影(記録)の開始および停止の指示に用いられる。
クイックリターンミラー12は、後述するシステム制御部30の制御に応じてアクチュエータ(図示せず)によって回動される。通信端子10はカメラ100が着脱可能な撮影レンズユニット(図示せず)と通信を行うための通信端子である。
接眼ファインダー16を介してユーザーはフォーカシングスクリーン(図示せず)を観察することができる。これによって、ユーザーは撮影レンズレンズユニットを介してフォーカシングスクリーンに結像した光学像の焦点および構図の確認を行うことができる。蓋202は、カメラ100に形成されたスロットに記録媒体(図示せず)を着脱する際な開閉される。
図2は、図1に示す撮像装置に備えられた表示装置の回動を説明するための図である。そして、図2(a)は表示装置を開いた状態で撮像装置を背面側から示す斜視図であり、図2(b)は図2(a)に示すヒンジ部に備えられたヒンジユニットを示す図である。
表示装置40(可動部)はLCDパネル41(表示部)を備えており、ヒンジ部43に備えられたヒンジユニット80によって開閉軸(第1の軸)45を中心として左右方向に回動可能(開閉可能)に支持されている。さらに、表示装置40は、開閉軸45に直交する回転軸(第2の軸)46を中心として上下方向に回動可能(回転可能)に支持されている。つまり、表示装置40は2軸で回動可能に支持されている。
図2(b)に示すように、接続プレート82を有しており、当該接続プレート82は表示装置40に固定される。接続プレート82には、回転軸46を中心として上下方向に延びるアーム部80aが回転可能に取り付けられており、アーム部80aは回転軸46回りに回動可能である。
アーム部80aの上端および下端にはそれぞれ脚部81aおよび81bが取り付けられており、これら脚部81aおよび81bは、図2(a)に示すカメラ100の背面カバー19に固定される。そして、脚部81aおよび81bは開閉軸45回りに回動可能である。
図2(a)に示すように、背面カバー19の一部には凹部が形成されており、当該凹部底面は収納面44となる。収納位置において、表示装置40は凹部に収納されてLCDパネル41は収納面44と対向する。
背面カバー19には、係止爪47が形成されており、表示装置40が背面カバー19の凹部に収納される際に表示装置40は係止爪47によって係止される。図示のように、収納面44には弾性部材48が配置されている。表示装置40が凹部に収納されて、係止爪47によって係止されている状態においては、弾性部材48は圧縮状態となって、表示装置40を係止爪47に付勢する。
以下の説明では、収納面44とLCDパネル41とが対向する状態、つまり、収納状態(図1(b)に示す状態)において開閉角度を0度、回転角度を0度とする。そして、表示装置40は開閉角度180度まで回動可能であり、また、図2(a)に示す+方向に回転角度180度、−方向に回転角度90度まで回動可能である。
図3は、図1に示すカメラにおいて表示装置の表示制御を行うための制御系を示すブロック図である。
システム制御部30は、カメラ100全体を制御して、画像表示およびカメラ動作などを制御する。操作部32には前述のシャッターボタン61およびメイン電子ダイヤル71などが含まれる。操作部32の操作に依ってユーザーは各種指令をシステム制御部30に入力することができる。メモリ33には、システム制御部30で動作する制御プログラムなどが記憶される。自分撮りセンサ(第1の検知部)50、回転センサ(第3の検知部)51、および閉じセンサ(第2の検知部)52は、後述するように、表示装置40の動作状態を検知するためのセンサである。
図4は、図1に示す表示装置を回動操作した際の状態の一例を説明するための斜視図である。そして、図4(a)は表示装置を収納した状態を示す斜視図であり、図4(b)は開閉軸の回りに表示装置を回動して開いた状態を示す斜視図である。
また、図5は、図1に示す表示装置を回動操作した際の状態の他の例を説明するための斜視図である。そして、図5(a)は図4(b)に示す状態から表示装置を+方向に回転させた状態を示す斜視図であり、図5(b)は図5(a)に示す状態から表示装置を閉じて収納した状態を示す斜視図である。
カメラ100内には、前述の自分撮りセンサ50、回転センサ51、および閉じセンサ52が配置されている。図示の例では、自分撮りセンサ50、回転センサ51、および閉じセンサ52の各々は背面カバー19、表示装置40、およびヒンジ部43を透過して見えるように示されている。
自分撮りセンサ50、回転センサ51、および閉じセンサ52の各々には実装面に対して平行な磁場を検知する巨大な磁気抵抗(Giant MagnetoResistance:GMR)素子が用いられる。さらに、表示装置40内にはこれらセンサを反応させるための磁石(マグネット)70が配置されている。図示の例では、磁石70は表示装置40を透過して見えるように示されている。
図4(a)に示す状態において、自分撮りセンサ50は開閉軸45上(第1の軸上)に位置づけられている。磁石70は回転軸46上に位置づけられ、回転センサ51および閉じセンサ52は磁石70を挟むように位置づけられている。
図4(a)に示す状態においては、表示装置40はLCDパネル41が収納面44と対向する状態で背面カバー19に収納されている(この状態では、開閉角度=0度、回転角度=0度である)。この状態においては、閉じセンサ52によって磁石70の磁束(つまり、磁場)が検知される。つまり、閉じセンサ52によって表示装置40が閉じ状態であることが検知される。そして、表示装置40が閉じ状態であると、システム制御部30はLCDパネル41を消灯する。
図4(a)に示す状態から、開閉軸45を中心として表示装置40を開くと、開度(回動角度)が所定の角度において閉じセンサ52によって磁石70の磁場が検知しなくなる。つまり、閉じセンサ51によって表示装置40が閉じ状態であることが検知されなくなる。そして、表示装置40が閉じ状態であることが検知されないと、システム制御部30はLCDパネル41を点灯する。
開閉軸45を中心として表示装置40を完全に開くと(この状態では、開閉角度=180度、回転角度=0度である)、表示装置40は図4(b)に示す状態となる。以下、図4(b)に示す状態におけるLCDパネル41の表示状態を通常状態と呼ぶ。
図6は、図1に示す表示装置においてLCDパネルの表示状態を説明するための図である。そして、図6(a)は第1の表示状態を示す図であり、図6(b)は第2の表示状態を示す図である。また、図6(c)は第3の表示状態を示す図である。
LCDパネル41が通常状態である場合には、例えば、図6(a)に示す状態で画像が表示される。
図4(b)に示す状態から回転軸46を中心として表示装置40を図2で示す+方向に回転させると、回転角度が所定の角度となると、自分撮りセンサ50および回転センサ51は磁石70の磁場を検知する。さらに表示装置40を+方向に回転させると、図5(a)に示すように、表示装置40は+180度回転した状態となる(この状態では、開閉角度=180度、回転角度=+180度である)。
自分撮りセンサ50および回転センサ51が磁石70の磁場を検知している状態では、LCDパネル41の表示状態は図6(b)に示す状態となる。つまり、自分撮りセンサ50および回転センサ51が磁石70の磁場を検知している状態では、システム制御部30はLCDパネル41の表示状態を通常状態から上下が反転した状態とする。これによって、被写体側から見て鏡像表示となるので、ユーザ(撮影者)が自分撮りを行う場合に適した表示となる。
図5(a)に示す状態から開閉軸45を中心として表示装置40を閉じると、開閉角度が所定の角度において自分撮りセンサ50は磁石70の磁場を検知しなくなり、回転センサ51のみが磁石70の磁場を検知する状態となる。さらに、表示装置40を閉じると、図5(b)に示すように、LCDパネル41がユーザーに見える状態で表示装置40は背面カバー19の凹部に収納される(この状態では、開閉角度=0度、回転角度=+180度である)。
回転センサ51のみによって磁石70の磁場が検知された状態では、LCDパネル41は図6(c)に示す表示状態となる。つまり、システム制御部30はLCDパネル41の表示状態を通常状態から上下左右が反転した表示状態とする。これによって、カメラ100は、恰も背面側にLCDパネル41が向けられた状態の表示装置40を有するカメラと同様となる。
このようにして、システム制御部30は、自分撮りセンサ50、回転センサ51、および閉じセンサ52による検知結果に応じてLCDパネル51の表示状態を制御する。
ここで、自分撮りセンサ50、回転センサ51、閉じセンサ52、および磁石70の配置についてさらに説明する。
図7および図8は、図4に示す自分撮りセンサ、回転センサ、閉じセンサ、および磁石の配置を説明するための図である。そして、図7(a)はは開閉角度が0度で、回転角度が+180度の状態を示す斜視図であり、図7(b)は図7(a)に破線で示す範囲において自分撮りセンサ、回転センサ、閉じセンサ、および磁石を拡大して示す図である。また、図8(a)は図7(b)に示すXY平面に垂直な方向からみた図であり、図8(b)は図7(b)に示すXZ平面に垂直な方向からみた図である。
図7(a)に示す状態において、破線で示す範囲101が拡大された図7(b)に示されている。図7(b)においては、磁石70は上側がS極であり、下側がN極であり、Y方向に着磁されている。自分撮りセンサ50、回転センサ51、および閉じセンサ52はFPC(フレキシブルプリント基板)53に実装されている。そして、FPC53は樹脂部品54に両面テープによって貼り付けられている。樹脂部品54はビスなどによって背面カバー19に固定されている。
図示のように、磁石70の中心軸と表示装置40の回転軸46とは一致している。これによって、図4(a)で説明した開閉角度=0度、回転角度=0度の状態では、図7(a)に示す状態に対して磁石70のS極およびN極の位置が入れ替わるが、磁石70の位置は変化しない。
磁石70を小型化して、自分撮りセンサ50、回転センサ51、および閉じセンサ52を近接した配置してFPC53の実装面積を減少させるためには、磁石70を可能な限り開閉軸45および回転軸46に近い位置に配置することが望ましい。なお、ここでは、LCDパネル41に接続される細線同軸を通すため、磁石70はその中心に穴が形成された略円筒形状としたが、磁石70の形状は図示の例には限定されない。
図8(b)に示すように、樹脂部品54において自分撮りセンサ50の貼り付け面には傾斜θが形成されており、自分撮りセンサ50は傾斜した状態で貼り付け面に取り付けられる。これによって、自分撮りセンサ50はXZ面内において所定の傾きθを有する方向(図8(b)に示す矢印55の方向)の磁場を検知する。また、自分撮りセンサ50で磁場検知する際の測定中心は、表示装置40の開閉軸45上に配置される。これによって、後述するように、自分撮り検知角度の調整が容易となる。
さらに、自分撮りセンサ50で磁場検知する際の測定中心は、回転軸46から所定の距離+Y方向に離れた位置とされる。当該所定の距離は、表示装置40が図5(a)に示す状態の場合に磁石70の磁束密度がXZ平面内の方向において比較的強い距離である。なお、所定の距離は自分撮りセンサ50の検知閾値を考慮して決定される。
回転センサ51は、+Y方向(図7(b)において矢印56で示す方向)の磁場を検知するように配置される。回転センサ51による磁場検知の際には、その測定中心が開閉軸45近傍となることが望ましい。これによって、表示装置40の開閉角度が変化して磁石70が移動した場合においても、回転センサ51による磁場検知の測定中心と磁石70の距離とが一定に保たれる。その結果、表示装置40の開閉角度に起因する回転検知に対する影響を低減することができる。
さらに、表示装置40が回転角度+180度の状態の場合に、回転センサ51は磁石70と同一のY方向の位置に位置することが望ましい。これによって、回転センサ51は磁石70による+Y方向の磁束密度を強く受ける位置となる。
閉じセンサ52は−Y方向(図7(b)において矢印57で示す方向)の磁場を検知するように配置される。閉じセンサ52における磁場検知の測定中心は、表示装置40が回転角度0度の状態の場合に、磁石70と同一のY方向の位置に位置することが望ましい。これによって、閉じセンサ52は磁石70による−Y方向の磁束密度を強く受ける位置となる。
さらに、閉じセンサ52による磁場検知の測定中心は、開閉軸45から所定の距離−Xおよび+Z方向に離れた位置とされる。当該所定の距離は、表示装置40が図4(a)に示す状態の場合に、磁石70による磁束密度がXY平面内の方向に比較的強く距離である。なお、所定の距離は閉じセンサ52の検知閾値を考慮して決定される。
図9は、図4に示す表示装置の動きと、自分撮りセンサ、回転センサ、および閉じセンサで検知される磁束密度との関係を説明するための図である。そして、図9(a)は閉じセンサで検知される磁束密度と開閉角度との関係の一例を示す図であり、図9(b)は回転センサで検知される磁束密度と回転角度との関係の一例を示す図である。また、図9(c)は自分撮りセンサで検知される磁束密度と開閉角度との関係の一例を示す図であり、図9(d)は回転センサで検知される磁束密度と回転角度との関係の他の例を示す図である。
図9(a)には、表示装置40を図4(a)に示す状態から図4(b)に示す状態に動かした際の閉じセンサ52で検知される磁束密度の変化が示されている。なお、図9(a)には閉じセンサ52に係る検知閾値が閉じセンサ閾値として示されている。
いま、表示装置40を図4(a)に示す状態から図4(b)に示す状態、つまり、回転角度を0度に固定して開閉角度を0度から180度とする。この際、開閉角度=10度付近において磁石70による磁束密度は閉じセンサ閾値未満となって、閉じセンサ52はOFFとなる。
図9(b)には、表示装置40を図4(b)に示す状態から図5(a)に示す状態に動かした際の回転センサ51で検知される磁束密度の変化が示されている。なお、図9(b)には回転センサ51に係る検知閾値が回転センサ閾値として示されている。
いま、表示装置40を図4(b)に示す状態から図5(a)に示す状態、つまり、開閉角度を180度に固定して回転閉角度を0度から+180度とする。この際、回転角度=+165度付近において磁石70による磁束密度は回転センサ閾値を超えて、回転センサ51はONとなる。
なお、表示装置40を逆向きに回転させて、回転角度=−90度とした場合には、磁石70による磁束密度は回転センサ閾値以下であるので、回転センサ51はOFFの状態である。
図9(c)には、表示装置40を図5(b)に示す状態から図5(a)に示す状態に動かした際の自分撮りセンサ50で検知される磁束密度の変化が示されている。なお、図9(c)には自分撮りセンサ50に係る検知閾値が自分撮りセンサ閾値として示されている。
いま、表示装置40を図5(b)に示す状態から図5(a)に示す状態、つまり、回転角度を+180度に固定して開閉角度を0度から180度とする。この際、開閉角度=163度付近において磁石70による磁束密度は自分撮りセンサ閾値を超えて、自分撮りセンサ50はONとなる。つまり、開閉角度163度付近において、図8(b)に矢印55で示す方向の磁束密度が自分撮りセンサ閾値を超えて、自分撮りセンサ50はONとなる。
一方、開閉角度=163度未満において、矢印55で示す方向の磁束密度は自分撮りセンサ閾値以下である。自分撮りセンサ50の検知角度を変更する場合には、自分撮りセンサ50が取り付けられた箇所の傾斜(図8(b)に示す角度θ)を変更すればよい。例えば、検知角度を163度付近から170度付近に変更する場合には、図8(b)に示す傾斜角θを大きくすればよい。つまり、自分撮りセンサ50の測定中心位置を変更することなく、磁場の検知方向をXZ面内において約7度回転させればよい。
この結果、自分撮りセンサ50の検知角度を所望の角度に変更する際には、シミュレーションなどを行うことなく、直感的にしかも容易に設計変更を行うことができる。さらには、自分撮りセンサ50の位置を動かすことなく、取り付け傾斜を変更すればよいので、例えば、カメラの外装が膨らむなどカメラ外装を大型化する必要がない。
図9(d)には、表示装置40を図5(b)に示す状態から図5(a)に示す状態に動かした際の回転センサ51で検知される磁束密度の変化が示されている。
表示装置40を図5(b)に示す状態から図5(a)に示す状態、つまり、回転角度を+180度に固定して開閉角度を0度から180度とする。この際、開閉角度に拘わらず、磁石70による磁束密度は回転センサ閾値を超えて、回転センサ51はONの状態となる。
前述のように、磁石70の着磁方向と回転センサ51による磁場検知の方向との関係が表示装置40の開閉によって変化しにくい位置に磁石70および回転センサ51を配置している。これによって、開閉角度に拘わらず、磁石70による磁束密度は回転センサ閾値を超えて、回転センサ51はONの状態となる。
図10は、図4に示す検知センサにおける検知状態とLCDパネルの表示状態との関係についてその一例を示す図である。
表示装置40が図4(a)および図4(b)に示す状態の場合には、前述のように、自分撮りセンサ50および回転センサ51はOFFである。この際、図4(a)に示す状態では、閉じセンサ52がONとなり、システム制御部30はLCDパネル41を消灯する。一方、図4(b)に示す状態では、閉じセンサ52がOFFとなり、システム制御部30は、撮像素子(図示せず)で得られた画像を通常状態でLCDパネル41に表示する。
図5(a)に示す状態の場合には、前述のように、自分撮りセンサ50および回転センサ51はONであり、閉じセンサ52はOFFである。この状態では、システム制御部30は撮像素子で得られた画像を上下反転した状態でLCDパネル41に表示する。つまり、システム制御部30は撮影者による自分撮りに適した表示を行う。
図5(b)に示す状態の場合には、前述のように自分撮りセンサ50および閉じセンサ52がOFFとなり、回転センサ51はONとなる。この状態では、システム制御部30は撮像素子で得られた画像を上下および左右反転した状態でLCDパネル41に表示する。この際には、ユーザーは背面に固定された表示装置を有するカメラと同様の仕様感覚となる。
なお、図10においては、自分撮りセンサ50がONで、回転センサ51がOFFの場合について図示されていないが、この場合には表示装置40は開閉角度=170度、回転角度=160度などの位置にある。つまり、このような開閉角度および回転角度の状態でLCDパネル41を見つつ撮影を行うケースはほとんどない。よって、この場合には、システム制御部30は前述のように通常状態で画像をLCDパネル41に表示する。
このように、本発明の実施の形態では、自分撮りセンサ50と磁石70との配置関係(レイアウト)によって、ユーザーは自分撮り検知角度を直感的にかつ容易に変更することができる。さらに、自分撮りセンサ50、回転センサ51、および閉じセンサ52について磁石70を共通で用いることができる結果、カメラを小型および軽量化することができる。
また、磁石70を、表示装置40の開閉軸45および回転軸46近傍に配置したので、自分撮りセンサ50、回転センサ51、および閉じセンサ52を互いに近接して配置することができる。その結果、FPC53に対する実装面積が小さくすることができ、部品点数を削減して配線効率が向上する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
30 システム制御部
40 表示装置
41 LCDパネル
43 ヒンジ部
45 開閉軸
46 回転軸
50 自分撮りセンサ
51 回転センサ
52 閉じセンサ
70 磁石

Claims (9)

  1. 電子機器本体に対して所定の方向に延びる第1の軸の回りに回動可能に設けられた可動部を備える電子機器であって、
    前記可動部に配置され前記第1の軸と平行な方向に着磁された磁石と、
    前記第1の軸と直交する方向における前記磁石による磁場に応じて、前記第1の軸の回りに前記可動部を回動させた際の前記可動部の回動角度が所定の第1の角度となったかを検知する第1の検知部と、
    前記第1の検知部による検知結果に応じて前記可動部に備えられた表示部の表示状態を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記磁石および前記第1の検知部の各々は、前記第1の軸の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1の軸と平行な方向における前記磁石による磁場に応じて、前記第1の軸の回りに前記可動部を回動させた際の前記可動部の回動角度が第2の角度となったかを検知する第2の検知部を備え、
    前記制御部は前記第1の検知部および前記第2の検知部による検知結果に応じて前記表示部の表示状態を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記可動部は前記第1の軸に直交する方向に延びる第2の軸の回りに回動可能であり、
    前記第1の軸と平行な方向における前記磁石による磁場に応じて、前記第2の軸の回りに前記可動部を回動させた際の前記可動部の回動角度が所定の第3の角度となったかを検知する第3の検知部を備え、
    前記制御部は前記第1の検知部、前記第2の検知部、および前記第3の検知部による検知結果に応じて前記表示部の表示状態を制御することを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記第3の検知部は前記第2の検知部よりも前記第1の軸の近傍に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記電子機器本体に対して前記可動部が前記第1の軸の回りに回動されていない状態では、前記第2の検知部および前記第3の検知部は前記磁石を挟む位置に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記第1の検知部、前記第2の検知部、および前記第3の検知部は前記電子機器本体に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記第1の検知部は、前記電子機器本体において前記第1の軸上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  9. 前記磁石の形状は略円筒形状であり、その中心軸が前記第2の軸と一致することを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の電子機器。
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