JP2018091947A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液晶層の配向をより安定させる。【解決手段】 液晶表示装置10は、第1及び第2基板11、12と、第1及び第2基板11、12間に充填された液晶層13と、第1基板11上に設けられた第1絶縁膜22と、ゲート電極21、半導体層23、ソース電極24及びドレイン電極25を含み、画素ごとに設けられたスイッチング素子20と、第1方向に延びるようにして第1絶縁膜22上に設けられ、ドレイン電極25に電気的に接続された第1電極34と、第1電極34上に設けられ、コンタクトホール33を有する第2絶縁膜28と、第2絶縁膜28上及びコンタクトホール33内に設けられ、第1電極34に電気的に接続された画素電極31と、第2基板12に設けられたカラーフィルタ36と、カラーフィルタ36上に設けられ、画素ごとに設けられた開口部38を有する共通電極37とを含む。コンタクトホール33は、平面視において開口部38と重なる。【選択図】 図2

Description

本発明は、液晶表示装置に関する。
液晶表示装置の配向制御において、VA(Vertical Alignment)モードが知られている。VAモードの液晶表示装置では、電圧無印加時に棒状の液晶分子が実質的に垂直方向に配向し、電圧無印加時に液晶分子が実質的に水平方向に配向する。さらに、視野角拡大のため、VAモードをマルチドメイン化したMVA(Multi-domain Vertical Alignment)モードが知られている。
MVAモードでは、例えば、液晶層の配向制御に突起が使用される。しかしながら、突起の側面付近では、この側面に沿って液晶分子が傾いてしまい、この領域において光漏れが発生する。この光漏れにより、コントラストが低下してしまう。さらに、この光漏れを防ぐために、突起より大きなメタルを用いて突起を含む領域を遮光すると、この遮光膜の面積分だけ開口率が低下してしまう。
特開2006−126811号公報 特開2006−184334号公報
本発明は、液晶層の配向をより安定させることが可能な液晶表示装置を提供する。
本発明の一態様に係る液晶表示装置は、第1及び第2基板と、前記第1及び第2基板間に充填された液晶層と、前記第1基板上に設けられた第1絶縁膜と、前記第1基板上に設けられたゲート電極と、前記第1絶縁膜上に設けられた半導体層と、前記半導体層上に部分的に設けられたソース電極及びドレイン電極とを含み、画素ごとに設けられたスイッチング素子と、第1方向に延びるようにして前記第1絶縁膜上に設けられ、前記ドレイン電極に電気的に接続された第1電極と、前記第1電極上に設けられ、コンタクトホールを有する第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜上及び前記コンタクトホール内に設けられ、前記第1電極に電気的に接続された画素電極と、前記第2基板に設けられたカラーフィルタと、前記カラーフィルタ上に設けられ、前記画素ごとに設けられた開口部を有する共通電極とを具備する。前記コンタクトホールは、平面視において前記開口部と重なる。
本発明によれば、液晶層の配向をより安定させることが可能な液晶表示装置を提供することができる。
実施形態に係る液晶表示装置の平面図。 図1のA−A´線に沿った液晶表示装置の断面図。 図1のB−B´線に沿った液晶表示装置の断面図。 オフ状態における液晶層の配向を説明する図。 オン状態における液晶層の配向を説明する図。 比較例に係る液晶表示装置の断面図。 比較例に係る液晶表示装置の断面図。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。ただし、図面は模式的または概念的なものであり、各図面の寸法および比率等は必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、図面の相互間で同じ部分を表す場合においても、互いの寸法の関係や比率が異なって表される場合もある。特に、以下に示す幾つかの実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための装置および方法を例示したものであって、構成部品の形状、構造、配置等によって、本発明の技術思想が特定されるものではない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
[1]液晶表示装置の構成
図1は、実施形態に係る液晶表示装置10の平面図である。図2は、図1のA−A´線に沿った液晶表示装置10の断面図である。図3は、図1のB−B´線に沿った液晶表示装置10の断面図である。なお、図1の平面図は、図面が煩雑になるのを避けるために、TFT基板側の要素を主に示している。
液晶表示装置10は、スイッチング素子(TFT)及び画素電極等が形成されるTFT基板11と、カラーフィルタ及び共通電極等が形成されかつTFT基板11に対向配置されるカラーフィルタ基板(CF基板)12とを備える。TFT基板11及びCF基板12の各々は、透明基板(例えば、ガラス基板)から構成される。TFT基板11は、バックライト(図示せず)に対向配置され、バックライトからの照明光は、TFT基板11側から液晶表示装置10に入射する。
液晶層13は、TFT基板11及びCF基板12間に充填される。具体的には、液晶層13は、TFT基板11及びCF基板12と、シール材(図示せず)とによって包囲された表示領域内に封入される。シール材は、例えば、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂、又は紫外線・熱併用型硬化樹脂等からなり、製造プロセスにおいてTFT基板11又はCF基板12に塗布された後、紫外線照射、又は加熱等により硬化させられる。
液晶層13を構成する液晶材料は、TFT基板11及びCF基板12間に印加された電界に応じて液晶分子の配向が操作されて光学特性が変化する。本実施形態の液晶表示装置10は、垂直配向(VA:Vertical Alignment)型液晶を用いたVAモードである。すなわち、液晶層13として負の誘電率異方性を有するネガ型(N型)のネマティック液晶が用いられ、液晶分子は、無電圧(無電界)時には基板面に対してほぼ垂直に配向する。VAモードの液晶分子配列は、無電圧時に液晶分子の長軸(ダイレクタ)が垂直に配向し、電圧印加(電界印加)時に液晶分子のダイレクタが水平方向に向かって傾く。なお、液晶モードはホモジニアスモードでも良いが、コントラスト(白(最大輝度)/黒(最小輝度))を向上させる観点からは、VAモードの方が最適である。
TFT基板11の液晶層13側には、複数のスイッチング素子(アクティブ素子)20が設けられる。スイッチング素子20としては、例えばTFT(Thin Film Transistor)が用いられ、またnチャネルTFTが用いられる。後述するように、TFT20は、走査線に電気的に接続されるゲート電極と、ゲート電極上に設けられたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けられた半導体層と、半導体層上に互いに離間して設けられたソース電極及びドレイン電極とを備える。ソース電極は、信号線に電気的に接続される。
TFT基板11上には、それぞれがX方向に延びる複数のゲート電極21が設けられる。複数のゲート電極21上かつTFT基板上には、ゲート絶縁膜22が設けられる。X方向に並んだ1行分の複数の画素は、1本のゲート電極21を共有する。ゲート絶縁膜22は、透明な絶縁材料から構成され、例えばシリコン窒化物(SiN)が用いられる。
ゲート絶縁膜22上には、複数の画素に対応した数の複数の半導体層23が設けられる。半導体層23としては、例えばアモルファスシリコン層が用いられる。
1つの半導体層23上及びゲート絶縁膜22上には、互いに離間したソース電極24及びドレイン電極25が設けられる。具体的には、ソース電極24は、半導体層23の一部に重なるようにして、X方向に延びるように形成される。ドレイン電極25は、半導体層23の一部に重なるようにして、ソース電極24と反対方向に延びるように形成される。図1に示すように、例えば、ドレイン電極25は、凸形状(逆T字形状)を有する。
ゲート絶縁膜22上には、それぞれがY方向に延在する複数の信号線26が設けられる。信号線26は、X方向に隣接する画素の境界部分に配置される。Y方向に並んだ1列分の複数の画素は、1本の信号線26に共通接続される。接続電極27は、ソース電極24と信号線26とを電気的に接続する。具体的には、接続電極27は、ソース電極24に部分的に重なるとともに、信号線26に部分的に重なる。
ソース電極24及びドレイン電極25上かつゲート絶縁膜22上には、絶縁膜28が設けられる。絶縁膜28は、透明な絶縁材料から構成され、例えばシリコン窒化物(SiN)が用いられる。
絶縁膜28上には、それぞれがX方向に延在する複数の蓄積電極29が設けられる。蓄積電極29は、平面視において、後述する画素電極に部分的に重なるように配置され、また、例えばゲート電極21の上方に配置される。蓄積電極29と、画素電極と、これらの間の絶縁膜とは、蓄積容量を構成する。蓄積容量は、画素電極に生じる電位変動を抑制すると共に、画素電極に印加された駆動電圧を次の信号に対応する駆動電圧が印加されるまで保持する機能を有する。蓄積電極には、例えば、後述する共通電圧に印加される共通電圧と同じ電圧が印加される。
蓄積電極29上には、絶縁膜30が設けられる。絶縁膜30は、透明な絶縁材料から構成され、例えばシリコン窒化物(SiN)が用いられる。
絶縁膜30上には、複数の画素に対応した数の複数の画素電極31が設けられる。画素電極31は、コンタクト部32を有する。コンタクト部32は、絶縁膜28、30に形成されたコンタクトホール33内に設けられる。コンタクト部32の形成方法としては、絶縁膜28、30内に後述する接続電極を部分的に露出するコンタクトホール33が形成され、このコンタクトホール33を埋めるようにして画素電極31が形成されることで、画素電極31の形成工程と同時にコンタクト部32が形成される。画素電極31の平面形状は、4つの角が窪んだ構成を一例として示している。
コンタクト部32とドレイン電極25とは、ゲート絶縁膜22上に設けられた接続電極34によって電気的に接続される。すなわち、接続電極34は、Y方向に延び、その一端でドレイン電極25に部分的に重なり、その他端でコンタクト部32に電気的に接続される。接続電極34のコンタクトホール33側の先端部は、コンタクトホール33の合わせズレに対するマージンを確保するために、その面積が大きくなっている。図1の例では、接続電極34の先端部は、円である。
画素電極31上及び絶縁膜30上、すなわち、液晶層13と接する面には、液晶層13の配向を制御する配向膜(図示せず)が設けられる。
ゲート電極21、ソース電極24、ドレイン電極25、信号線26、及び蓄積電極29としては、例えば、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、タングステン(W)のいずれか、又はこれらの1種類以上を含む合金等が用いられる。接続電極27、画素電極31、コンタクト部32、及び接続電極34は、透明電極から構成され、例えばITO(インジウム錫酸化物)が用いられる。
次に、CF基板12側の構成について説明する。CF基板12の液晶層13側には、遮光用のブラックマトリクス(ブラックマスク、遮光膜ともいう)35が設けられる。ブラックマトリクス35は、画素の境界部に配置され、網目状に形成される。ブラックマトリクス35は、TFT20を遮光する機能と、色の異なるカラーフィルタ間の不要な光を遮蔽することで、コントラストを向上させる機能とを有する。
CF基板12上及びブラックマトリクス35上には、複数のカラーフィルタ36が設けられる。複数のカラーフィルタ(カラー部材)36は、複数の赤フィルタ36−R、複数の緑フィルタ36−G、及び複数の青フィルタ36−Bを備える。一般的なカラーフィルタは光の三原色である赤(R)、緑(G)、青(B)で構成される。隣接したR、G、Bの三色のセットが表示の単位(画素)となっており、1つの画素中のR、G、Bのいずれか単色の部分はサブピクセル(サブ画素)と呼ばれる最小駆動単位である。TFT20及び画素電極31は、サブピクセルごとに設けられる。本明細書の説明では、画素とサブ画素との区別が特に必要な場合を除き、サブ画素を画素と呼ぶものとする。
カラーフィルタ36及びブラックマトリクス35上には、共通電極37が設けられる。共通電極37は、液晶表示装置10の表示領域全体に平面状に形成される。共通電極37は、透明電極から構成され、例えばITO(インジウム錫酸化物)が用いられる。
なお、図示は省略するが、液晶表示装置10は、TFT基板11及びCF基板12を両側から挟むようにして、一対の偏光板(直線偏光子)、及び一対の位相差板(1/4波長板)を備える。
[2]液晶層13の配向制御
共通電極37には、液晶層13の配向を制御するために、複数の開口部(ホール)38が設けられる。複数の開口部38はそれぞれ、複数の画素(すなわち、複数の画素電極31)に対応して設けられる。
本実施形態の液晶表示装置10は、マルチドメイン方式が適用される。マルチドメイン方式では、1つの画素を複数の領域(ドメイン)に分割し、複数の領域で液晶分子が傾く方向を変える。共通電極37に形成された開口部38は、液晶分子が傾く方向を制御する。すなわち、複数の液晶分子は、開口部38を中心として放射状に傾く。マルチドメイン方式を採用することで、視野角依存性を大幅に低減でき、視野角を大きくできる。
開口部38は、画素(又は、画素電極31)の中央付近に配置される。開口部38の平面形状は、例えば円である。
コンタクトホール33及びコンタクト部32の平面形状は、例えば円である。コンタクトホール33及びコンタクト部32の中心は、開口部38の中心とほぼ合わせられる。なお、製造工程における誤差や合わせズレに起因したコンタクトホール33及び開口部38の中心のズレは、本実施形態の範疇に含まれる。
図4は、オフ状態における液晶層13の配向を説明する図である。図5は、オン状態における液晶層13の配向を説明する図である。オフ状態とは、共通電極37と画素電極31とに同電圧(例えば0V)が印加された状態であり、液晶層13に電界が印加されていない状態である。オン状態とは、共通電極37と画素電極31とに異なる電圧が(例えば0V及び正電圧)が印加された状態であり、液晶層13に電界が印加されている状態である。
図4のオフ状態では、液晶分子は、垂直方向に配向している。図5のオン状態では、液晶分子は、開口部38を中心として、ほぼ水平になるまで放射状に倒れる。開口部38には電圧が印加されないので、開口部38が占める領域では、液晶分子はほぼ垂直方向に配向している。すなわち、開口部38の中心は、1つの画素における液晶層13の配向中心となる。
本実施形態では、開口部38の中心とコンタクトホール33の中心とを合わせている。これにより、液晶層13の配向中心をより安定させることができ、また、液晶層13の配向が乱れるのを抑制できる。
次に、開口部38及びコンタクトホール33の条件について説明する。開口部38の径D1、開口部38の深さT1、コンタクトホール33の径D2、コンタクトホール33の深さT2とする。開口部38の深さT1は、共通電極37の厚さに対応する。コンタクトホール33の深さT2は、絶縁膜28及び絶縁膜30の合計厚さに対応する。
また、液晶層13の厚さdとする。液晶層13の厚さdは、2つの基板11、12間のセルギャップとも呼ばれる。VAモードでは、“d=(1/2)×(λ/Δn)”である。Δnは、液晶の屈折率異方性(複屈折性)であり、異常光の屈折率と正常光の屈折率との差である。λは光の波長であり、一般的に、視感度の大きい550nmが選ばれる。
開口部38の径D1は、配向中心としての機能を考慮すると、より大きいことが望ましい。一方、開口部38の径D1は、小さすぎると、配向中心としての機能を十分に果たすことができないので望ましくない。また、液晶層13の配向を安定させるために、開口部38の径D1は、液晶層13の厚さdが大きくなるにつれて大きくなるように設定される。開口部38の径D1は、以下の条件を満たすように設定される。
d≦D1<W
Wは、画素ピッチ(画素のX方向の長さ)である。また、Wは、画素電極31の幅(X方向の長さ)と言い換えることもできる。より具体的には、開口部38の径D1=6.0±1.0μmが望ましい。
開口部38の深さT1は、以下の条件を満たすように設定される。
0<T1≦0.15μm
コンタクトホール33の径D2は、より小さいことが望ましい。しかし、コンタクトホール33の径D2が小さすぎると、画素電極31と接続電極34との電気的接続が良好でなくなる可能性がある。よって、コンタクトホール33内に形成されるコンタクト部32によって画素電極31と接続電極34との電気的接続が良好になるように、余裕を持ってコンタクトホール33の径D2が決定される。また、コンタクトホール33の径D2が大きすぎると、液晶層13の配向が乱れ、配向の乱れに起因して光漏れが発生する可能性がある。光漏れとは、偏光板によって光を遮蔽すべき領域(黒表示の領域)から光が出射される現象である。より具体的には、コンタクトホール33の径D2=5.5±1.0μmが望ましい。
コンタクトホール33の深さT2は、深すぎると、液晶層13の配向が乱れる原因となる。よって、コンタクトホール33の深さT2は、より浅いことが望ましい。絶縁膜28、30の耐圧を考慮して、コンタクトホール33の深さT2は、以下の条件を満たすように設定される。
0<T2≦1μm
[3]比較例
次に、比較例について説明する。図6及び図7は、比較例に係る液晶表示装置の断面図である。図6は、オフ状態における液晶層13の配向を表している。図7は、オン状態における液晶層13の配向を表している。図6及び図7は、図1のB−B´線の断面図と比較した構成を示している。比較例に係る平面図については省略する。
共通電極37は、カラーフィルタ上に平面状に設けられる。共通電極37上には、複数の突起40が設けられる。複数の突起40はそれぞれ、複数の画素(すなわち、複数の画素電極31)に対応して設けられる。突起40は、画素(又は、画素電極31)の中央付近に配置される。突起40の形状は、例えば、円錐、先端が丸まった円柱、円錐台、又は上面が丸まった円錐台である。突起40は、透明な樹脂から構成される。突起40は、前述した開口部38と同様に、液晶層13の配向を制御する。
TFT基板11上には、平面視において突起40と重なるように、遮光膜41が設けられる。遮光膜41のサイズは、突起40のサイズより大きく設定される。
比較例では、突起40の端部付近(図6の破線で示した領域)において、液晶分子が傾いており、すなわち、液晶分子の配向が乱れている。このため、突起40の端部付近において、光の位相が変化し、光漏れの原因となる。これにより、コントラストが低下してしまう。また、比較例では、遮光膜41の領域分だけ開口率が低くなってしまう。
これに対して、本実施形態では、液晶層13の配向を制御するために、共通電極37に形成した複数の開口部38を用いている。よって、本実施形態では、比較例に比べて、コントラストを向上でき、また開口率を向上できる。
[4]実施形態の効果
以上詳述したように本実施形態では、画素ごとに、CF基板12側の共通電極37に、液晶層13の配向を制御する開口部(ホール)38を設ける。TFT基板11側の絶縁膜22上に、TFT20のドレイン電極25に電気的に接続された接続電極34を設ける。また、また、TFT基板11側の絶縁膜28、30に、画素電極31と接続電極34とを電気的に接続するために使用されるコンタクトホール33を設ける。そして、コンタクトホール33は、平面視において開口部38と重なるように配置される。
従って本実施形態によれば、開口部38の周縁部で液晶分子の配向が乱れるのを抑制できる。これにより、開口部38の周縁部からの光漏れを抑制できる。この結果、コントラストを向上させることができる。
また、コンタクトホール33の中心と開口部38の中心とを合わせているので、マルチドメインの配向中心を安定させることができる。これにより、液晶層13の配向を安定させることができる。
また、開口部38を用いることで、液晶層13をマルチドメイン化できる。これにより、視野角を大きくすることができる。
また、ドレイン電極25とコンタクト部32とを接続する接続電極34は、透明電極で構成される。これにより、接続電極34が占有する領域において光が透過できるため、開口率を上げることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で、構成要素を変形して具体化することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、1つの実施形態に開示される複数の構成要素の適宜な組み合わせ、若しくは異なる実施形態に開示される構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を構成することができる。例えば、実施形態に開示される全構成要素から幾つかの構成要素が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、これらの構成要素が削除された実施形態が発明として抽出されうる。
10…液晶表示装置、11…TFT基板、12…CF基板、13…液晶層、20…スイッチング素子、21…ゲート電極、22…ゲート絶縁膜、23…半導体層、24…ソース電極、25…ドレイン電極、26…信号線、27,34…接続電極、28,30…絶縁膜、29…蓄積電極、30…絶縁膜、31…画素電極、32…コンタクト部、33…コンタクトホール、35…ブラックマトリクス、36…カラーフィルタ、37…共通電極、38…開口部、40…突起、41…遮光膜。

Claims (5)

  1. 第1及び第2基板と、
    前記第1及び第2基板間に充填された液晶層と、
    前記第1基板上に設けられた第1絶縁膜と、
    前記第1基板上に設けられたゲート電極と、前記第1絶縁膜上に設けられた半導体層と、前記半導体層上に部分的に設けられたソース電極及びドレイン電極とを含み、画素ごとに設けられたスイッチング素子と、
    第1方向に延びるようにして前記第1絶縁膜上に設けられ、前記ドレイン電極に電気的に接続された第1電極と、
    前記第1電極上に設けられ、コンタクトホールを有する第2絶縁膜と、
    前記第2絶縁膜上及び前記コンタクトホール内に設けられ、前記第1電極に電気的に接続された画素電極と、
    前記第2基板に設けられたカラーフィルタと、
    前記カラーフィルタ上に設けられ、前記画素ごとに設けられた開口部を有する共通電極と
    を具備し、
    前記コンタクトホールは、平面視において前記開口部と重なる
    液晶表示装置。
  2. 前記第1電極は、透明電極から構成される
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記液晶層は、負の誘電率異方性を有する液晶材料を含み、垂直配向を有する
    請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記開口部の径は、6.0±1.0μmである
    請求項1乃至3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  5. 前記コンタクトホールの径は、5.5±1.0μmである
    請求項1乃至4のいずれかに記載の液晶表示装置。
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