JP2018090368A - 昇降装置の点検システム - Google Patents

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Abstract

【課題】点検の準備作業を簡素化することのできる昇降装置の点検システムを提供することを課題とする。【解決手段】本発明は、昇降装置における検知対象を検知するセンサと、センサからの検知結果を含む情報を無線通信により直接または間接に受信する測定部と、を備え、情報は、検知結果に対応する時間情報を含み、測定部は、情報のうちの少なくとも検知結果を時間情報に対応付けて出力する、ことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータやエスカレータ等の昇降装置の点検時に用いられるシステムに関する。
従来から、昇降装置を点検する点検装置が提供されている。かかる点検装置には、種々のものがあり、その一つとして、点検対象(例えば、駆動を受けて動作する動作部)を計測、或いは検知するセンサを備えたものがある(例えば、特許文献1)。このセンサは、対象とする物理量を電気的な量などに変換するセンサ素子を含む検知部と、この検知部(センサ素子)に接続され且つ検知部と測定機器とを繋ぐ信号線と、を含む。
前記点検装置では、昇降装置における点検対象を点検する際、予めセンサが点検対象を計測可能或いは検知可能な特定箇所に取り付けられ、点検対象の点検終了後にセンサが前記特定箇所から取り外される。即ち、点検対象の点検を行う際に検知部が特定箇所に取り付けられると共に信号線が特定箇所と計測機器との間を接続し(配線され)、点検終了後に検知部及び信号線が取り外される。
ところで、センサの信号線は、上述の如く、検知部と測定機器とを接続するものであり、非常に長い。このため、センサの信号線の配線作業は、非常に煩雑である。特に、昇降装置において点検対象或いはその近傍に動作部分がある場合、信号線と動作部分との干渉を防止する必要があるため、動作部分を躱しつつ信号線を配線しなければならない。
そのため、昇降装置の点検対象を点検するための準備作業(配線作業)は、非常に煩雑である。また、点検終了後の配線の取り外し作業も同様である。
特開平11−349262号公報
そこで、本発明は、点検の準備作業を簡素化することのできる昇降装置の点検システムを提供することを課題とする。
本発明に係る昇降装置の点検システムは、昇降装置における検知対象を検知するセンサと、前記センサからの検知結果を含む情報を無線通信により直接または間接に受信する測定部と、を備え、前記情報は、前記検知結果に対応する時間情報を含み、前記測定部は、前記情報のうちの少なくとも前記検知結果を前記時間情報に対応付けて出力する。
かかる構成によれば、測定部がセンサからの情報を無線通信によって受信できるため、センサを昇降装置の点検箇所(検知対象を検知可能な箇所)に配置したときに、センサと測定部とを有線接続しなくてもよく、これにより、昇降装置の点検の準備作業を簡素化(例えば、配線作業の省略等)できる。
しかも、測定部がセンサでの検知結果を時間情報に対応づけて出力することができるため、無線通信の通信状況に関わりなく、センサで検知対象を検知しているときの時間軸通りの時間軸で検知結果を出力することができ(即ち、無線通信の通信状況に関わりなく、センサが検知対象を検知しているときの時間軸と、測定部で出力される検知結果の時間軸とを、一致(同期)させることができ)、これにより、精度のよい検知結果を得ることができる。
前記昇降装置の点検システムは、前記センサを複数備え、前記測定部は、前記情報をセンサ別に受信し、各センサの検知結果毎に、前記時間情報を対応付けて出力可能であってもよい。この場合、センサが検知対象を検知しているときの時間軸と、測定部で出力される検知結果の時間軸とを、一致させたセンサ毎の検知結果を得ることができる。
また、前記昇降装置の点検システムは、前記センサに有線接続される携帯無線端末と、前記測定部に有線接続される無線端末と、を備え、前記携帯無線端末は、前記情報を前記無線端末に向けて無線送信してもよい。
このように、センサでの検知結果を測定部側の無線端末に向けて送信する端末に、携帯できる大きさの無線端末(携帯無線端末)を用いることで、狭い場所にも配置し易く、これにより、センサ側の無線端末の配置場所の自由度が向上する。
また、センサの出力(検知結果)を無線で送受信できる端末であれば他の用途への使用が可能な端末(即ち、昇降装置の点検システム用の専用機でない携帯無線端末又は無線端末)を用いることもできる。
この場合、前記昇降装置の点検システムは、前記携帯無線端末と前記無線端末とを中継する少なくとも一つの中継無線端末を備えてもよい。
かかる構成によれば、中継無線端末によって無線通信の中継が行われるため、携帯無線端末と無線端末との間に障害物があっても、携帯無線端末と無線端末との間の無線通信が阻害されない。
以上より、本発明によれば、点検の準備作業を簡素化することのできる昇降装置の点検システムを提供することができる。
図1は、本発明に係る昇降装置の点検システム、及び該昇降装置の点検システムが接続可能な遠隔監視システムのブロック図である。 図2は、データ再現部による検知結果信号の時間軸の修正を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1及び図2を参照しつつ説明する。
昇降装置の点検システム(以下、単に、「点検システム」と称する。)は、定期点検等において昇降装置を点検する際に用いられるシステムである。この点検システムは、センサによって昇降装置における検知対象を測定(検知)し、その検知結果に基づいて、昇降装置における異常の有無を確認(点検)する。昇降装置にはエレベータ、エスカレータ等があるが、以下では、エレベータの点検に用いられる点検システムを説明する。本実施形態の点検システムは、エレベータの制御マイコンが出力するトルク指令が正常か否かを点検するのに用いられる。この点検システムは、図1に示すように、該点検システム1の点検対象となるエレベータを遠隔監視する遠隔監視システム8に接続可能である。以下では、先ず、遠隔監視システム8について簡単に説明した後、点検システム1の詳細について説明する。
遠隔監視システム8は、エレベータの動作状況を遠隔で監視するシステムである。この遠隔監視システム8では、例えば、エレベータに運転停止等のトラブルが発生したときに、このトラブルに関する情報を、管理者により所持される管理者端末9から出力(表示等)させる。これにより、管理者は、管理者端末9が設置されたセンター等の対象エレベータから離れた位置に居ながら、エレベータの動作状況や、発生したトラブルに関する情報等を認識することができる。この遠隔監視システム8は、インターネットに繋がっている。
点検システム1は、昇降装置における検知対象(本実施形態の例では制御マイコンから出力されるトルク指令信号(電圧))を検知するセンサ2と、センサ2からの検知結果を含む情報を無線通信により直接または間接に受信する測定部7と、を備える。また、点検システム1は、センサ2に有線接続される第一の携帯無線端末(携帯無線端末)4と、測定部7に有線接続される第二の携帯無線端末(無線端末)5と、を備える。本実施形態の点検システム1では、センサ2と第一の携帯無線端末4とがA/D変換部3を介して有線接続され、測定部7と第二の携帯無線端末5とがD/A変換部6を介して有線接続されている。即ち、本実施形態の点検システム1は、A/D変換部3とD/A変換部6とを備える。
センサ2は、エレベータの制御マイコンに接続可能であり、制御マイコンが出力するトルク指令信号(電圧)を検知する。このセンサ2は、検知対象を検知し続けている間、検知結果信号(検知結果)を連続して出力する。本実施形態のセンサ2は、アナログ信号によって構成される検知結果信号を出力する。
A/D変換部3は、センサ2から入力されたアナログ信号(検知結果信号)をデジタル信号に変換し、変換後のデジタル信号(検知結果信号)を第一の携帯無線端末4に出力する。このA/D変換部3は、第一の携帯無線端末4とUSB接続されている。本実施形態のA/D変換部3は、例えば、USBミニプラグである。
第一の携帯無線端末4は、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)やノートパソコン、スマートフォン等の持ち運び可能な端末であり、エレベータの保守作業等を行う技術員等により所持される。この点検システム1では、第一の携帯無線端末4は、情報信号(情報)を第二の携帯無線端末5に向けて無線送信する。ここで、情報信号は、センサ2での検知結果と、この検知結果に対応する時間情報と、を含んでいる。一方、エレベータの点検作業以外のときには、第一の携帯無線端末4は、遠隔監視システム8と無線通信及びインターネット(又は電話回線)等を介して接続されてエレベータの保守作業等に用いられる。即ち、点検システム1では、遠隔監視システム8を使用したエレベータの遠隔監視やエレベータの修理等の保守作業等に用いられる携帯無線端末に第一のプログラムをインストールし、この第一のプログラムがインストールされた携帯無線端末を第一の携帯無線端末4として使用している。
具体的に、第一の携帯無線端末4は、CPU(Central Processing Unit)、USBジャック41、無線信号送信部42等を備える。この第一の携帯無線端末4では、CPUが第一のプログラムを実行することで、機能的に時間情報付加部43が形成される。
USBジャック41にはA/D変換部3が接続され、該USBジャック41から第一の携帯無線端末4に検知結果信号が入力される。
時間情報付加部43は、第一の携帯無線端末4に入力された検知結果信号に時間情報を付加する。例えば、時間情報付加部43は、センサ2から連続して送られてくる検知結果信号に所定間隔で印となる信号(図2の(A)における横軸のメモリに相当)を付加する。
無線信号送信部42は、時間情報付加部43によって時間情報が付加された検知結果信号を含む情報信号を第二の携帯無線端末5へ近距離無線通信によって送信する。本実施形態の近距離無線通信は、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)である。
尚、第一の携帯無線端末4は、無線信号受信部も有する。この無線信号受信部は、第一携帯無線端末4が点検システム1に用いられるときには使用されない。この無線信号受信部は、第一の携帯無線端末4がエレベータの遠隔監視やエレベータの保守作業等に用いられるときに、遠隔監視システム8との通信に用いられる。本実施形態の無線信号受信部は、無線信号送信部42と同じ部位である。即ち、本実施形態の第一の携帯無線端末4では、無線信号送信部42(又は無線信号受信部)において送受信が行われる。
第二の携帯無線端末5は、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)やノートパソコン、スマートフォン等の持ち運び可能な端末であり、エレベータの保守作業等を行う技術員等により所持される。この点検システム1では、第二の携帯無線端末5は、第一の携帯無線端末4から無線通信によって送信された情報信号(検知結果信号を含む)受信する。一方、エレベータの点検作業以外のときには、第二の携帯無線端末5は、第一の携帯無線端末4と同様、遠隔監視システム8と無線通信及びインターネット(又は電話回線)等を介して接続されてエレベータの保守作業等に用いられる。即ち、点検システム1では、遠隔監視システム8を使用したエレベータの遠隔監視やエレベータの修理等の保守作業に用いられる携帯無線端末に第二のプログラムをインストールし、この第二のプログラムがインストールされた携帯無線端末を第二の携帯無線端末5として使用している。
具体的に、第二の携帯無線端末5は、CPU(Central Processing Unit)、無線信号受信部51、無線信号送信部52、USBジャック53等を備える。この第二の携帯無線端末5では、CPUが第二のプログラムを実行することで、機能的にデータ再現部54が形成される。
無線信号受信部51は、第一の携帯無線端末4から近距離無線通信によって送信された情報信号を受信する。
データ再現部54は、情報信号に含まれる(詳しくは、検知結果信号に付加された)時間情報に基づいて、無線信号受信部51が受信した検知結果信号(情報信号)を修正する。詳しくは、第一の携帯無線端末4と第二の携帯無線端末5との通信状況によって、無線信号送信部42から送信された情報信号が無線信号受信部51へ到達するまでの時間(到達時間)がばらついた(即ち、通信速度が一定しない)ときに、無線信号受信部51が受信した情報信号に含まれる検知結果信号の時間軸が、センサ2から出力されたときの検知結果信号の時間軸と一致しない(ズレが生じる)場合がある。この場合、データ再現部54は、無線信号受信部51が受信した検知結果信号に付加された時間情報に基づいて該検知結果信号の時間軸を修正することで、センサ2から出力されたときの検知結果信号を再現する。
ここで、検知結果信号の時間軸を修正するとは、例えば、検知結果信号が図2の(A)に示すような波形を表す信号である場合に、無線通信の通信状況によって無線信号送信部42と無線信号受信部51との通信中に通信速度が変化することで、無線信号受信部51によって受信された検知結果信号の波形が図2の(B)に示すような波形(時間軸(横軸)の目盛り間隔が等間隔でなくなった状態)となることがある。この場合に、図2の(B)に示す時間軸の目盛り間隔を、図2の(A)に示す時間軸の目盛りと同一となる(等間隔となる)ように、検知結果信号の時間軸(横軸)方向の成分を調整することである。
無線信号送信部52は、データ再現部54によって時間軸が修正された検知結果信号を含む情報信号を無線送信及びインターネットを介して遠隔監視システムに送信する。これにより、遠隔監視システム8や監視端末9によって、センサ2による検知対象の検知結果、即ち、点検システム1によるエレベータの点検結果を遠隔監視できる。本実施形態の無線信号送信部52は、無線信号受信部51と同じ部位である。即ち、本実施形態の第二の携帯無線端末5では、無線信号受信部51(又は無線信号送信部52)において送受信が行われる。
USBジャック53にはD/A変換部6が接続され、該USBジャック53からD/A変換部6に向けて、データ再現部54によって時間軸が修正された検知結果信号を含む情報信号が出力される。
D/A変換部6は、第二の携帯無線端末5から入力されたデジタル信号(検知結果信号を含む情報信号)をアナログ信号に変換し、変換後のアナログ信号(検知結果信号を含む情報信号)を測定部7に出力する。このD/A変換部6は、第二の携帯無線端末5とUSB接続されている。本実施形態のD/A変換部6は、例えば、USBミニプラグである。
測定部7は、情報信号のうちの少なくとも検知結果信号を時間情報に対応付けて出力する。測定部7は、入力された検知結果(検知結果信号)を画面や紙面に出力する出力部を有する。本実施形態の測定部7は、入力された検知結果信号をメモリに記憶し、この記憶したメモリのデータ(検知結果信号)をプロットして画面や紙面等に出力する、いわゆるレコーダーである。
以下、この点検システム1を用いたエレベータの点検の流れについて説明する。
センサ2と第一の携帯無線端末4とがA/D変換部3を介して接続されると共に、センサ2が検知対象(本実施形態の例では、トルク指令(電圧))を検知可能な場所に配置される。本実施形態の例では、トルク指令(電圧)を検知対象としているため、センサ2は、昇降路の制御盤内に配置され、エレベータの制御マイコンに接続される。このとき、第一の携帯無線端末4は、センサ2の近く(例えば、制御盤上部)に配置される。
続いて、測定部7と第二の携帯無線端末5とがD/A変換部6を介して接続されると共に、第二の携帯無線端末5及び測定部7が同じ場所(例えば、エレベータの上部)に配置される。尚、第二の携帯無線端末5と測定部7とは異なる場所(例えば、第二の携帯無線端末5が昇降路内、測定部7が乗り場等)に配置されてもよい。
尚、センサ2及び第一の携帯無線端末4の配置と、測定部7及び第二の携帯無線端末5の配置とは、順番が逆でもよい。また、複数の技術員によってエレベータの点検が行われる場合には、センサ2及び第一の携帯無線端末4の配置と、測定部7及び第二の携帯無線端末5の配置とは、同時に(手分けして)行われてもよい。
第一の携帯無線端末4、第二の携帯無線端末5、測定部7がそれぞれ起動した後、エレベータが作動(例えば、かごを昇降させるためのモータが駆動)すると、センサ2が検知対象(本実施形態の例では、トルク指令(電圧))を検知し、その検知結果を出力する。
センサ2から出力された検知結果信号(アナログ信号)は、A/D変換部3においてデジタル信号に変換された後、第一の携帯無線端末4に入力される。第一の携帯無線端末4に入力された検知結果信号(デジタル信号)は、時間情報付加部43によって時間情報が付加され、この時間情報が付加された状態で無線信号送信部42からデジタル信号による近距離無接通信(本実施携帯の例では、ブルートゥース(登録商標))によって第二の携帯無線端末5に送信される。
第二の携帯無線端末5によって受信された情報信号(時間情報が付加された検知結果信号を含むデジタル信号)は、データ再現部54によってセンサ2から出力された直後の検知結果信号と同じ時間軸となるように時間軸が修正された後、第二の携帯無線端末5からD/A変換部6と無線信号送信部52とのそれぞれへ出力される。
第二の携帯無線端末5から出力された情報信号(デジタル信号)は、D/A変換部6によってアナログ信号に変換された後、測定部7に入力される。
一方、無線信号送信部52に出力された情報信号(デジタル信号)は、インターネットを介して遠隔監視システム8に送信され、監視端末9から監視員等に出力(画面表示、プリントアウト等)されたり、監視端末9等のストレージに保管されたりする。
情報信号(アナログ信号)は、測定部7に入力されると、測定部7のRAM等のメモリに一旦記憶される。そして、このメモリに記憶されたデータ(検知結果信号)は、測定部7によってプロットされた状態で画面や紙面に出力される。この検知結果(プロットされた検知結果信号)が技術員等の目視によって確認され、エレベータの検知対象における異常の有無が判断される。
センサ2での検知対象の検知が終了すると、センサ2、A/D変換部3、及び、第一の携帯無線端末4が配置場所から回収され、互いの接続が解除される(取り外される)。また、第二の携帯無線端末5、D/A変換部6、及び、測定部7も、互いの接続が解除される(取り外される)。
以上の点検システムによれば、測定部7がセンサ2からの情報(本実施形態の例では、時間情報が付加された検知結果信号を含む情報信号)を無線通信によって受信できるため、センサ2をエレベータ(昇降装置)の点検箇所(検知対象を検知可能な箇所)に配置したときに、センサ2と測定部7とを有線接続しなくてもよい。これにより、エレベータ(昇降装置)の点検の準備作業(例えば、配線作業等)を簡素化できる。
しかも、測定部7がセンサ2での検知結果を時間情報に対応づけて出力することができる(即ち、検知結果の時間軸の無線通信に起因するズレを修正した上で出力できる)ため、無線通信の通信状況に関わりなく、センサ2で検知対象を検知しているときの時間軸通りの時間軸で検知結果が出力される。即ち、無線通信の通信状況に関わりなく、センサ2が検知対象を検知しているときの時間軸と、測定部7で出力される検知結果の時間軸とを、一致させることができる。これにより、本実施形態の点検システム1によれば、精度のよい検知結果が得られる。
また、本実施形態の点検システム1は、センサ2に有線接続される第一の携帯無線端末4と、測定部7に有線接続される第二の携帯無線端末5と、を備えている。かかる構成によれば、センサ2での検知結果を第二の携帯無線端末5に向けて送信する端末に、携帯できる大きさの無線端末(携帯無線端末)を用いることで、狭い場所にも配置でき、センサ2側の無線端末の配置場所の自由度が向上する。また、センサ2の出力(検知結果)を無線で送受信できる端末であれば他の用途への使用が可能な端末(即ち、昇降装置の点検システム用の専用機でない携帯無線端末又は無線端末)を用いることもできる。本実施形態では、遠隔監視システム8を使用した昇降装置の保守等に用いられている携帯無線端末(即ち、汎用性のある無線端末)に専用アプリケーション(第一のプログラム、第二のプログラム)をインストールすることで、第一及び第二の携帯無線端末4、5として用いている。
尚、本発明の点検システムは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
昇降装置の点検システムにおけるセンサの具体的な検知対象は、限定されない。上記実施形態の点検システム1における前記検知対象は、トルク指令であるが、例えば、エレベータの制御盤内のリレー動作、エレベータの制御マイコンが出力するアナログ情報(速度等)、ドアつかみ、ドアのキャッチの隙間であってもよい。
昇降装置の点検システムにおけるセンサの具体的な数は、限定されない。上記実施形態の点検システム1では、センサ2の数は、一つであるが、複数(二つ以上)であってもよい。
この場合、センサから出力された検知結果信号を第二の携帯無線端末5に向けて無線通信によって送信する第一の携帯無線端末4の数は、センサの数に対応する数でもよく、一つでもよい。即ち、一つのセンサに対して一つの第一の携帯無線端末4が接続され、一つの第二の携帯無線端末が、複数の第一の携帯無線端末4のそれぞれから無線通信によって送信された検知結果信号を全て受信する構成でもよく、一つの第一の携帯無線端末4に全ての(複数の)センサが接続され、この第一の携帯無線端末4が各センサから入力された検知結果信号を束ねて一つの信号にし、この一つの信号を第二の携帯無線端末5に送信する構成でもよい。
第一の携帯無線端末4が複数の検知結果信号を束ねて一つの信号にして送信(出力)する構成の場合、測定部7は、検知結果信号をセンサ別に受信し、各センサの検知結果毎に、時間情報を対応付けて出力可能である。
詳しくは、第二の携帯無線端末5は、受信した前記一つの信号をばらして(分解して)検知結果信号毎に出力可能であり、第二の携帯無線端末5から出力された各検知結果信号は、複数のチャンネル(入力部)を有する測定部7の対応するチャンネルにそれぞれ入力され、測定部7は、入力された検知結果信号毎にプロットされた複数の検知結果を画面や紙面に出力可能な構成である。かかる構成によれば、センサが検知対象を検知しているときの時間軸と、測定部7で出力される検知結果(プロットされたもの)の時間軸とを一致させたセンサ毎の検知結果を得ることができる。
このように、昇降装置の点検システムが複数のセンサを備える場合、複数のセンサの検知対象は、全て同じでもよく、一部又は全てが異なっていてもよい。
上記実施形態の点検システム1での点検対象は、エレベータであるが、この構成に限定されない。点検システムの点検対象は、エスカレータであってもよい。この場合、センサの検知対象は、例えば、エスカレータの速度、ハンドレール速度、接点信号等である。
また、上記実施形態の昇降装置の点検システム1では、第一の携帯無線端末4及び第二の携帯無線端末5は、エレベータの遠隔監視や、エレベータの修理等の保守作業にも使用される端末(即ち、汎用性(他の用途)を有する端末)であるが、この構成に限定されない。第一の携帯無線端末4及び第二の携帯無線端末5の少なくとも一方の端末は、昇降装置の点検システム専用の端末(即ち、専用端末)であってもよい。
点検システム1において、情報信号(時間情報が付加された検知結果信号を含む)を送信する無線端末、及び情報信号を受信する無線端末は、上記実施形態のように他の用途にも用いられる汎用機を用いることができる。即ち、専用アプリケーション(上記実施形態の例では、第一の携帯無線端末4の第一のプログラム、第二の携帯無線端末5の第二のプログラム)をインストールすることで、情報信号を送受信する無線端末として、昇降装置の点検システム用の専用機でない無線端末(汎用的な(即ち、点検システム以外の用途でも用いられる)無線端末)を用いることができる。尚、情報信号を送信する無線端末、及び情報信号を受信する無線端末は、点検システム1のみで用いられる専用機であってもよい。
また、上記実施形態の昇降装置の点検システム1では、センサ2側の無線端末(第一の携帯無線端末4)と測定部7側の無線端末(第二の携帯無線端末5)とが直接無線通信しているが、この構成に限定されない。例えば、昇降装置の点検システム1は、センサ2側の無線端末と測定部7側の無線端末とを中継する少なくとも一つの中継無線端末を備えてもよい。ここで、中継無線端末は、第一及び第二の携帯無線端末4、5と同様に、汎用性を有する(即ち、昇降装置の点検システムでの無線通信の中継以外の用途もある)無線端末に、中継用のプログラムをインストールしたものであってもよく、中継専用のもの(専用端末)であってもよい。かかる構成によれば、中継無線端末によって無線通信の中継が行われるため、第一の携帯無線端末4と第二の携帯無線端末5との間に障害物があっても、第一の携帯無線端末4と第二の携帯無線端末5との間の無線通信が阻害されない。
しかも、中継されることで無線通信の区間(距離)が長くなるため、第一の携帯無線端末4と第二の携帯無線端末5とが直接無線通信する場合に比べ、センサ2から出力された時点での検知結果信号の時間軸に対する第二の携帯無線端末5が受信した時点での検知結果信号の時間軸のズレがより大きくなる場合があるが、第一の携帯無線端末4において検知結果信号に時間情報が付されているため、測定部7から出力される検知結果は正確(センサから出力された時点での検知結果と同じ)である。即ち、無線通信の区間の延びに起因して第二の携帯無線端末5での受信時の検知結果信号の時間軸のズレがより大きくなっている分、中継無線端末を備える構成の昇降装置の点検システムでは、時間軸のズレを修正する点において、より顕著な効果が得られる。
上記実施形態の昇降装置の点検システム1では、第二の携帯無線端末5は、遠隔監視システム8と接続可能(通信可能)、即ち、受信した検知結果信号(情報信号)を測定部7と遠隔監視システムとのそれぞれに出力(送信)可能であるが、この構成に限定されない。例えば、第二の携帯無線端末5は、受信した検知結果信号を測定部7のみに出力する構成であってもよい。
また、上記実施形態の昇降装置の点検システム1では、測定部7に有線接続される無線端末(第二の携帯無線端末5)は、技術員等が昇降装置の遠隔監視や修理等の保守作業等において持ち運びできる小型(携帯タイプ)の端末であるが、この構成に限定されない。測定部7側の無線端末は、据え置きタイプの端末(携帯タイプの端末より大型の端末)であってもよい。
また、上記実施形態の昇降装置の点検システム1では、第一の携帯無線端末4と第二の携帯無線端末5とは、近距離無線通信の一種であるブルートゥース(Bluetooth:登録商標)によって接続されているが、この構成に限定されない。第一の携帯無線端末4と第二の携帯無線端末5とは、WiFi等によって接続されていてもよい。また、第一の携帯無線端末4と第二の携帯無線端末5との間の通信は、近距離無線通信に限定されない。第一の携帯無線端末4と第二の携帯無線端末5との間の通信は、無線通信であればよい。かかる構成によれば、センサ2と測定部7と(詳しくは、センサ2側の端末と測定部7側の端末と)を有線接続しなくてもよく、これにより、昇降装置の点検の準備作業を簡素化(例えば、配線作業等を省略)できる。
また、上記実施形態の昇降装置の点検システム1において、センサ2と第一の携帯無線端末4との間、及び第二の携帯無線端末5と測定部7との間に、検知結果信号をデジタルからアナログ、又はアナログからデジタルに変換する変換部(A/D変換部3、D/A変換部6)が配置されているが、この構成に限定されない。昇降装置の点検システム1において、第一の携帯無線端末4と第二の携帯無線端末5とがアナログ信号での無線通信が可能な構成であれば、A/D変換部3及びD/A変換部6は、なくてもよい。
上記実施形態の昇降装置の点検システム1では、第一の携帯無線端末4が検知結果信号に時間情報を付加しているが、この構成に限定されない。例えば、センサ2が時間情報を付加する、即ち、時間情報を付加した状態の検知結果信号を出力してもよい。また、検知結果信号に時間情報を付加する構成が、センサ2と第一の携帯無線端末4との間に配置されてもよい。
また、上記実施形態の昇降装置の点検システム1では、センサ2が検知結果信号を第一の携帯無線端末4に有線で出力し、測定部7が検知結果信号を第二の携帯無線端末5から有線で入力されているが、この構成に限定されない。昇降装置の点検システム1において、例えば、センサ2及び測定部7の少なくとも一方が無線通信可能な構成、即ち、第一の携帯無線端末4及び第二の携帯無線端末5の少なくとも一方の端末のない構成でもよい。
上記実施形態の昇降装置の点検システム1では、第一の携帯無線端末4と第二の携帯無線端末5との間の無線通信によって送受信されている信号は、時間情報が付された検知結果信号を含む情報信号であるが、時間情報が付加された検知結果信号のみを含む信号であってもよい。
1…点検システム、2…センサ、3…A/D変換部、4…第一の携帯無線端末(携帯無線端末)、5…第二の携帯無線端末(無線端末)、6…D/A変換部、7…測定部、8…遠隔監視システム、9…監視端末、41…USBジャック、42…無線信号送信部、43…時間情報付加部、51…無線信号受信部、52…無線信号送信部、53…USBジャック、54…データ再現部

Claims (4)

  1. 昇降装置における検知対象を検知するセンサと、
    前記センサからの検知結果を含む情報を無線通信により直接または間接に受信する測定部と、を備え、
    前記情報は、前記検知結果に対応する時間情報を含み、
    前記測定部は、前記情報のうちの少なくとも前記検知結果を前記時間情報に対応付けて出力する、昇降装置の点検システム。
  2. 前記センサを複数備え、
    前記測定部は、前記情報をセンサ別に受信し、各センサの検知結果毎に、前記時間情報を対応付けて出力可能である、請求項1に記載の昇降装置の点検システム。
  3. 前記センサに有線接続される携帯無線端末と、
    前記測定部に有線接続される無線端末と、を備え、
    前記携帯無線端末は、前記情報を前記無線端末に向けて無線送信する、請求項1又は2に記載の昇降装置の点検システム。
  4. 前記携帯無線端末と前記無線端末とを中継する少なくとも一つの中継無線端末を備える、請求項3に記載の昇降装置の点検システム。
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