JP2018089941A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】レイヤー印刷によって品質に優れた印刷物を作成することができるインクジェットプリンタを提供する。
【解決手段】プリンタ10は、主走査方向Yに並んで配置される第1サブインクヘッド41と第2サブインクヘッド42とを備え、第1サブインクヘッド41は、副走査方向Xの上流側に位置する第1上流側ノズル列44Aと、副走査方向Xの下流側に位置する第1下流側ノズル列44Bとを有し、第2サブインクヘッド42は、副走査方向Xの上流側に位置する第2上流側ノズル列46Aと、副走査方向Xの下流側に位置する第2下流側ノズル列46Bとを有し、制御装置25は、第1上流側ノズル列44Aから第1のインクを吐出させる第1制御部26と、記録媒体5に吐出された第1のインクが完全硬化状態のときに、第1のインク上に第2下流側ノズル列46Bから第2のインクを吐出させる第2制御部27とを備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、インクジェットプリンタに関する。
従来から、異なる種類のインクを重ねて記録媒体上に画像を形成するインクジェットプリンタが知られている。例えば、特許文献1には、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)等のプロセスカラーインクを吐出する有色インク用ヘッドと、クリアインク(CL)等の特色インクを吐出するクリアインク用ヘッドとを備えたインクジェットプリンタが開示されている。
特許文献1に開示されたインクジェットプリンタでは、まず、予め用意された印刷画像に基づいて、記録媒体上に有色インク用ヘッドからプロセスカラーインクを吐出させることで、記録媒体上に印刷画像を形成する。そして、記録媒体に吐出された有色インク上にクリアインク用ヘッドからクリアインクを吐出させることで、印刷画像を覆うオーバーコート層を形成している。このように、特許文献1のインクジェットプリンタは、2層以上のインク層を積層するレイヤー印刷を行っている。
また、レイヤー印刷の他の一例として次の態様が挙げられる。印刷画像が形成される記録媒体の材質によっては、まず、記録媒体上にホワイトインク(W)等の特色インクを吐出させることで、記録媒体上に下地層を形成する。そして、記録媒体上に形成された下地層上にプロセスカラーインクを吐出させることで、印刷画像を形成することがあり得る。
特開2015−214133号公報
ところで、記録媒体上に先に吐出されたインク滴(以下、第1インク滴とする。)が完全に硬化していない状態(以下、半硬化状態とする。)において、該第1インク滴上に異なる種類のインク滴(以下、第2インク滴とする。)を重ねて吐出させると、第1インク滴の硬化状態のバラツキにより第1インク滴に着弾した第2インク滴の広がり方が異なる虞がある。即ち、第1インク滴の硬化がある程度進んでいる場合には、第2インク滴は第1インク滴上において適度に広がっていくが、第1インク滴の硬化があまり進んでいない場合には、第1インク滴と第2インク滴との密着力により第2インク滴は第1インク滴上においてほとんど広がらないことがある。第2インク滴を第1インク滴の狙ったところに着弾させて、第1インク滴にバラツキなく定着させることができない場合には、完成した印刷物の品質が低下してしまう虞がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、レイヤー印刷によって品質に優れた印刷物を作成することができるインクジェットプリンタを提供することである。
本発明に係るインクジェットプリンタは、記録媒体が載置されるプラテンと、主走査方向に移動自在に設けられ、前記記録媒体にインクを吐出するインクヘッドと、前記記録媒体を前記主走査方向と直交する副走査方向に搬送する搬送機構と、前記インクヘッドと前記搬送機構とに接続され、前記インクヘッドと前記搬送装置とを制御する制御装置と、を備え、前記インクヘッドは、前記主走査方向に並んで配置される第1サブインクヘッドと第2サブインクヘッドとを備え、前記第1サブインクヘッドは、前記副走査方向の上流側に位置しかつ前記副走査方向に並んだ複数のノズルからなる第1上流側ノズル列と、前記副走査方向の下流側に位置しかつ前記副走査方向に並んだ複数のノズルからなる第1下流側ノズル列とを有し、前記第2サブインクヘッドは、前記副走査方向の上流側に位置しかつ前記副走査方向に並んだ複数のノズルからなる第2上流側ノズル列と、前記副走査方向の下流側に位置しかつ前記副走査方向に並んだ複数のノズルからなる第2下流側ノズル列とを有し、前記制御装置は、前記記録媒体に前記第1上流側ノズル列のノズルから第1のインクを吐出させる第1制御部と、前記記録媒体に吐出された前記第1のインクが完全硬化状態のときに、前記第1のインク上に前記第2下流側ノズル列のノズルから第2のインクを吐出させる第2制御部と、を備えている。
本発明のインクジェットプリンタによると、制御装置の第2制御部は、記録媒体に吐出された第1のインクが完全硬化状態のときに、第1のインク上に第2下流側ノズル列のノズルから第2のインクを吐出させる。完全硬化状態の第1のインクは、半硬化状態の第1のインクに比べてその表面が一様であり粘着力も全体に亘り同等である傾向にある。第2のインクは、完全硬化状態の第1のインク上に吐出されるため、第2のインクは第1のインク上においてほぼ均一に広がっていく。このため、第2のインクを第1のインクの狙ったところに着弾させて、第2のインクを第1のインク上にバラツキなく定着させることができる。この結果、品質に優れた印刷物を得ることができる。
本発明によれば、レイヤー印刷によって品質に優れた印刷物を作成することができるインクジェットプリンタを提供することができる。
一実施形態に係るインクジェットプリンタの正面図である。 一実施形態に係るインクヘッドの下面の構成を示す模式図である。 図1中のIII‐III線に沿う断面図である。 一実施形態に係る制御装置のブロック図である。 第1サブインクヘッドから特色インクが吐出される状態を示す模式図である。 第2サブインクヘッドからプロセスカラーインクが吐出される状態を示す模式図である。 記録媒体上にインクが吐出された状態を示す模式図である。 第1サブインクヘッドからプロセスカラーインクが吐出される状態を示す模式図である。 第2サブインクヘッドから特色インクが吐出される状態を示す模式図である。 変形例に係る記録媒体上にインクが吐出された状態を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、一実施形態に係るインクジェットプリンタについて説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材、部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。以下の説明では、インクジェットプリンタを正面から見たときに、インクジェットプリンタから遠ざかる方を前方、インクジェットプリンタに近づく方を後方とする。また、図面中の符号Yは主走査方向を示し、符号Xは主走査方向Yと直交する副走査方向Xを示している。また、図面中の符号F、Rr、L、R、は、それぞれ前、後、左、右を表している。ただし、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、インクジェットプリンタの設置態様等を限定するものではない。
図1は、一実施形態に係る大判のインクジェットプリンタ(以下、「プリンタ」とする。)10の正面図である。図2は、インクヘッド40のうち記録媒体5と対向する側の面(本実施形態では下面)の構成を示す模式図である。図3は、図1中のIII‐III線に沿う断面図である。図4は、制御装置25のブロック図である。プリンタ10は、ロール状の記録媒体5を順次前方(副走査方向Xの下流側)に移動させると共に、主走査方向Yに移動するインクヘッド40(図2も参照)からインクを吐出することによって、記録媒体5上に画像を印刷する。
記録媒体5は、画像が印刷される対象物である。記録媒体5は特に限定されない。記録媒体5は、例えば、普通紙やインクジェット用印刷紙等の紙類であってもよいし、樹脂製やガラス製などの透明なシートであってもよいし、金属製やゴム製等のシートであってもよい。
図1に示すように、プリンタ10は、プリンタ本体10Aと、プリンタ本体10Aを支持する脚11とを備えている。プリンタ本体10Aは、主走査方向Yに延びている。プリンタ本体10Aは、ガイドレール12と、ガイドレール12に係合したキャリッジ30とを備えている。ガイドレール12は、主走査方向Yに延びている。ガイドレール12は、キャリッジ30の主走査方向Yへの移動をガイドする。キャリッジ30には無端状のベルト13が固定されている。ベルト13は、ガイドレール12の右側に設けられたプーリ14Aおよび左側に設けられたプーリ14Bに巻き掛けられている。右側のプーリ14Aにはキャリッジモータ15が取り付けられている。キャリッジモータ15は、制御装置25と電気的に接続されている。キャリッジモータ15は、制御装置25によって制御される。キャリッジモータ15が駆動するとプーリ14Aが回転し、ベルト13が走行する。すると、キャリッジ30がガイドレール12に沿って主走査方向Yに移動する。このように、キャリッジ30が主走査方向Yに移動することによって、インクヘッド40も主走査方向Yに移動する。本実施形態では、ベルト13とプーリ14Aとプーリ14Bとキャリッジモータ15とが、キャリッジ30およびインクヘッド40を主走査方向Yに移動させる移動機構の一例である。
キャリッジ30の下方には、プラテン16が配置されている。プラテン16は、主走査方向Yに延びている。プラテン16には記録媒体5が載置される。プラテン16の上方には、記録媒体5を上から押さえつけるピンチローラ17が設けられている。ピンチローラ17は、キャリッジ30より後方に配置されている。プラテン16には、グリッドローラ18が設けられている。グリッドローラ18は、ピンチローラ17の下方に配置されている。グリッドローラ18は、ピンチローラ17と対向する位置に設けられている。グリッドローラ18は、フィードモータ22(図4参照)に連結されている。グリッドローラ18は、フィードモータ22の駆動力を受けて回転可能に形成されている。フィードモータ22は、制御装置25と電気的に接続されている。フィードモータ22は、制御装置25によって制御される。ピンチローラ17とグリッドローラ18との間に記録媒体5が挟まれた状態でグリッドローラ18が回転すると、記録媒体5は副走査方向Xに搬送される。本実施形態では、ピンチローラ17とグリッドローラ18とフィードモータ22とが、記録媒体5を副走査方向Xに移動させる搬送機構の一例である。印刷時には、記録媒体5は後述する第1上流側ノズル列44A(図2参照)分ずつ副走査方向Xの下流側(前方)に搬送される。
プリンタ10は、インクヘッド40を備えている。図2に示すように、インクヘッド40は、キャリッジ30に設けられている。インクヘッド40は、第1サブインクヘッド41と、第2サブインクヘッド42とを備えている。第1サブインクヘッド41と第2サブインクヘッド42とは主走査方向Yに並んで配置されている。
図2に示すように、第1サブインクヘッド41は、インクを吐出するためのヘッド部41Wを備えている。ヘッド部41Wは、カラー画像の色調や意匠性に変化を与えるための、所謂、特色インクを吐出する。特色インクは第1のインクの一例である。ヘッド部41Wはホワイトインクを吐出する。本実施形態では、第1サブインクヘッド41のヘッド部の数は1個であるが、これに限定されない。第1サブインクヘッド41のヘッド部の数は、例えば2個以上であってもよい。また、特色インクの色調は何ら限定されるわけではない。第1サブインクヘッド41は、例えばシルバーインクやゴールドインクなどのメタリックインクを吐出するヘッド部や、グロスインクを吐出するヘッド部や、クリアインクを吐出するヘッド部を有していてもよい。本実施形態では、特色インクは画像定着用のアンダーコート層プリント用のインクである。
図2に示すように、ヘッド部41Wは、副走査方向Xに並んだ複数のノズル43を有している。本実施形態において、ヘッド部41Wでは、複数のノズル43が1列に並んでノズル列44を構成している。ただし、ノズル43の配置は何ら限定されるわけではない。ノズル列44は、副走査方向Xの上流側に位置する第1上流側ノズル列44Aと、副走査方向Xの下流側に位置する第1下流側ノズル列44Bとを備えている。なお、本実施形態では、第1上流側ノズル列44Aのノズル43の数と、第1下流側ノズル列44Bのノズル43の数とは同じであるが、これに限定されない。
図2に示すように、第2サブインクヘッド42は、インクを吐出するための複数のヘッド部42C、42M、42Y、42Kを備えている。複数のヘッド部42C、42M、42Y、42Kは、主走査方向Yに並んでいる。複数のヘッド部42C、42M、42Y、42Kは、それぞれ、カラー画像を形成するためのプロセスカラーインク(画像形成用インク)を吐出する。プロセスカラーインクは第2のインクの一例である。ヘッド部42Cは、シアンインクを吐出する。ヘッド部42Mは、マゼンタインクを吐出する。ヘッド部42Yは、イエローインクを吐出する。ヘッド部42Kは、ブラックインクを吐出する。ただし、第2サブインクヘッド42のヘッド部の数は4個に限定されない。第2サブインクヘッド42のヘッド部の数は、例えば5個以上であってもよいし、1個(例えばヘッド部31Kのみ)であってもよい。また、プロセスカラーインクの色調は何ら限定されるわけではない。
図2に示すように、複数のヘッド部42C、42M、42Y、42Kは、それぞれ、副走査方向Xに並んだ複数のノズル45を有している。本実施形態において、各ヘッド部42C、42M、42Y、42Kでは、複数のノズル45が1列に並んでノズル列46を構成している。ただし、ノズル45の配置は何ら限定されるわけではない。ノズル列46は、副走査方向Xの上流側に位置する第2上流側ノズル列46Aと、副走査方向Xの下流側に位置する第2下流側ノズル列46Bとを備えている。複数のヘッド部42C、42M、42Y、42Kのノズル45は、副走査方向Xに関して揃った位置に配置されている。複数のヘッド部42C、42M、42Y、42Kのノズル45と、ヘッド部41Wのノズル43とは、副走査方向Xに関して揃った位置に配置されている。なお、本実施形態では、第2上流側ノズル列46Aのノズル45の数と、第2下流側ノズル列46Bのノズル45の数とは同じであるが、これに限定されない。
なお、図2において、第1サブインクヘッド41のヘッド部41Wおよび第2サブインクヘッド42のヘッド部42C、42M、42Y、42Kには、それぞれ10個のノズル43、45が表されているが、実際にはさらに多数(例えば300個)のノズル43、45が形成されている。ただし、ノズル43、45の個数は何ら限定されるわけではない。
第1サブインクヘッド41のヘッド部41Wおよび第2サブインクヘッド42のヘッド部42C、42M、42Y、42Kの内部には、圧電素子等を備えたアクチュエータ(図示せず)が設けられている。アクチュエータは、制御装置25と電気的に接続されている。アクチュエータは、制御装置25によって制御される。アクチュエータが駆動することによって、ヘッド部41Wのノズル43およびヘッド部42C、42M、42Y、42Kのノズル45から記録媒体5に向かってインクが吐出される。
ヘッド部41W、42C、42M、42Y、42Kは、それぞれ、図示しないインク供給路によって、図示しないインクカートリッジと連通されている。インクカートリッジは、例えばプリンタ本体10Aの右端部に着脱可能に配置されている。なお、インクの材料は何ら限定されず、従来からインクジェットプリンタのインクの材料として用いられている各種の材料を使用することができる。上記インクは、例えば、ソルベント系(溶剤系)顔料インクや水性顔料インクであってもよいし、水性染料インク、あるいは、紫外線を受けて硬化する紫外線硬化型顔料インク等であってもよい。
図3に示すように、プリンタ10は上流側ガイド21を備えている。上流側ガイド21は、副走査方向Xにおいてプラテン16より上流側に配置されている。本実施形態では、上流側ガイド21は、プラテン16より後方に配置されている。上流側ガイド21は、横断面円弧状に形成されている。上流側ガイド21には、直線状に延びる部分が設けられていてもよい。上流側ガイド21は、プラテン16から離れるほど下方に向かうように湾曲している。上流側ガイド21は、記録媒体5をプラテン16に案内する。即ち、記録媒体5は、上流側ガイド21に沿って搬送される。
図3に示すように、プリンタ10は下流側ガイド23を備えている。下流側ガイド23は、副走査方向Xにおいてプラテン16より下流側に配置されている。本実施形態では、下流側ガイド23は、プラテン16より前方に配置されている。下流側ガイド23は、横断面円弧状に形成されている。下流側ガイド23には、直線状に延びる部分が設けられていてもよい。下流側ガイド23は、プラテン16から離れるほど下方に向かうように湾曲している。下流側ガイド23は、インクヘッド40から吐出されたインクが付着した記録媒体5を案内する。下流側ガイド23は、例えば、記録媒体5を巻き取り装置(図示せず)に案内する。
図1に示すように、プリンタ10は、ヒータ35を備えている。ヒータ35は、プラテン16に設けられている。ヒータ35は、プラテン16の下方に設けられている。ヒータ35は、グリッドローラ18より前方に配置されている。ヒータ35は、プラテン16を加熱する。プラテン16が加熱されることによって、プラテン16上に配置されている記録媒体5および記録媒体5に着弾したインクが加熱され、インクの乾燥が促進される。ヒータ35は、制御装置25に電気的に接続されている。ヒータ35の加熱温度は、制御装置25に制御される。
図1に示すように、プリンタ本体10Aの右端部には、操作パネル20が設けられている。操作パネル20には、操作状態を表示する表示部と、ユーザーによって操作される入力キー等が設けられている。操作パネル20の内側には、プリンタ10の各種の動作を制御する制御装置25が収容されている。制御装置25は、フィードモータ22、キャリッジモータ15、ヒータ35およびインクヘッド40とそれぞれ通信可能に接続されており、それらを制御可能に構成されている。制御装置25は、第1制御部26と第2制御部27と温度制御部28とを備えている。
制御装置25の構成は特に限定されない。制御装置25は、例えばマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータのハードウェア構成は特に限定されないが、例えば、ホストコンピュータ等の外部機器から印刷データ等を受信するインターフェイス(I/F)と、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置(CPU:central processing unit)と、CPUが実行するプログラムを格納したROM(read only memory)と、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAM(random access memory)と、上記プログラムや各種データを格納するメモリ等の記憶装置とを備えている。なお、制御装置25は必ずしもプリンタ本体10Aの内部に設けられている必要はなく、例えば、プリンタ本体10Aの外部に設置され、有線または無線を介してプリンタ本体10Aと通信可能に接続されたコンピュータ等であってもよい。
制御装置25には印刷する画像等のデータが入力される。制御装置25は、このデータに基づいて印刷を実行する。制御装置25は、記録媒体5が順次前方(副走査方向Xの下流側)に送り出されるように、フィードモータ22を制御する。また、制御装置25は、キャリッジモータ15を駆動してキャリッジ30を主走査方向Yに移動させると共に、アクチュエータを駆動して第1サブインクヘッド41および第2サブインクヘッド42からインクを吐出させ、記録媒体5の印刷面にインクを着弾させる。制御装置25は、例えば、キャリッジ30を主走査方向Yに1回または複数回移動させて記録媒体5上に特色インクを吐出させた後、記録媒体5を第1上流側ノズル列44A分だけ下流側(前方)に搬送させ、吐出された特色インク上にプロセスカラーインクを吐出させる。これを繰り返し行うことによって、記録媒体5上に画像を印刷する。
プリンタ10は、第2サブインクヘッド42のみを用いた通常の印刷に加えて、特色インクの層の上にプロセスカラーインクの層を重ねるレイヤー印刷が可能なように構成されている。
第1制御部26は、記録媒体5に第1上流側ノズル列44Aのノズル43からホワイトインク(特色インク)を吐出させる。第1制御部26は、第1サブインクヘッド41のヘッド部41Wについて、第1上流側ノズル列44Aのノズル43からインクを吐出させるように制御する。
第2制御部27は、記録媒体5に吐出されたホワイトインクが完全硬化状態のときに、ホワイトインク上に第2下流側ノズル列46Bのノズル45からプロセスカラーインク(画像形成用インク)を吐出させる。第2制御部27は、第2サブインクヘッド42のヘッド部42C、42M、42Y、42Kのうちの少なくとも一つについて、第2下流側ノズル列46Bのノズル45からインクを吐出させるように制御する。
温度制御部28は、記録媒体5に吐出されたホワイトインクが完全硬化状態となるように、ヒータ35の加熱温度を制御する。即ち、温度制御部28は、ホワイトインク上に第2下流側ノズル列46Bのノズル45からプロセスカラーインクを吐出させるときに、記録媒体5に吐出されたホワイトインクが完全硬化状態となるように、ヒータ35の加熱温度を制御する。
本明細書において「完全硬化状態のインク」とは、完全に硬化している状態のインクをいい、未硬化状態や半硬化状態のインクと混ざり合わないインクを意味する。また、完全硬化状態のインクは、インクヘッド40から吐出される前のインク1ドット中の溶媒(水または溶剤)の重量に対して、例えば0重量%以上40重量%未満の溶媒を含むものを意味する。なお、「0重量%の溶媒を含む」とは、インク1ドット中に溶媒が含まれていないことを意味する。また、完全硬化状態のインクの高さBは、半硬化状態のインクの高さAより低い。例えば、A>1.1Bの関係である。なお、ここでの「高さ」はインクのうち最も上下方向の高さが高い部分の高さである。また、完全硬化状態のインクには、インク1ドットの全体に亘って溶媒が存在する場合と、インク1ドットの表面に薄膜が形成されているが、薄膜の内部のインクが硬化しており流動性を有していない場合とが含まれる。
本明細書において「半硬化状態のインク」とは、記録媒体5に着弾直後のインク(未硬化状態のインク)よりも粘度が高いが、完全には硬化していない状態のインクをいい、未硬化状態のインクと混ざり合うことが可能な粘度を有するインクを意味する。また、半硬化状態のインクは、インクヘッド40から吐出される前のインク1ドット中の溶媒(水または溶剤)の重量に対して、例えば40重量%以上95重量%未満の溶媒を含むものを意味する。また、未硬化状態のインクには、インク1ドットの全体に亘って溶媒が存在する場合と、インク1ドットの表面に薄膜が形成されており、薄膜の内部のインクが流動性を有している場合とが含まれる。インクの表面に薄膜が形成されている場合には、薄膜上に未硬化状態のインク滴が着弾すると、物理的に薄膜が破壊されるときと未硬化状態のインクによって薄膜が溶解するときとがある。これにより、未硬化状態のインクは、薄膜や薄膜の内部に存在する流動性を有するインクと混ざり合う。
図5A〜図5Cは、レイヤー印刷を説明するための模式図である。キャリッジ30とこれに設けられたインクヘッド40が主走査方向Yの一方向に一回移動する間または左右方向に一往復移動する間に、第1サブインクヘッド41の第1上流側ノズル列44Aのノズル43から特色インク50が吐出される(図5A参照)。そして、特色インク50が吐出された記録媒体5は、第1上流側ノズル列44A分だけ副走査方向Xの下流側に搬送される。その後、第2サブインクヘッド42の第2下流側ノズル列46Bのノズル45から特色インク50上にプロセスカラーインク52が吐出される(図5B参照)。本実施形態では、プロセスカラーインク52が完全硬化状態の特色インク50上に着弾する。その結果、図5Cに示すように、記録媒体5上には特色インク層L1と、プロセスカラーインク層L2とが積層される。すなわち、記録媒体5上には、まず完全硬化状態の特色インク層L1が形成され、特色インク層L1の上にプロセスカラーインク層L2が形成される。かかる態様は、例えば特色インク50としてのホワイトインクを使用して、記録媒体5としての透明のメディア上にカラーの画像を印刷する場合等に好適である。なお、特色インク50が完全硬化状態のときの特色インク50のドットの直径は、特色インク50上に吐出されたプロセスカラーインク52のドットの直径より大きい。
以上のように、本実施形態のプリンタ10によると、制御装置25の第2制御部27は、記録媒体5に吐出されたホワイトインク50が完全硬化状態のときに、ホワイトインク50上に第2下流側ノズル列46Bのノズル45からプロセスカラーインク52を吐出させる。完全硬化状態のホワイトインク50は、半硬化状態のホワイトインク50に比べてその表面が一様であり粘着力も全体に亘り同等である傾向にある。プロセスカラーインク52は、完全硬化状態のホワイトインク50上に吐出されるため、プロセスカラーインク52はホワイトインク50上においてほぼ均一に広がっていく。このため、プロセスカラーインク52をホワイトインク50の狙ったところに着弾させて、プロセスカラーインク52をホワイトインク50上にバラツキなく定着させることができる。この結果、品質に優れた印刷物を得ることができる。
本実施形態のプリンタ10によると、第1上流側ノズル列44Aのノズル43から吐出されるインクはホワイトインク等の特色インク50であり、第2下流側ノズル列46Bのノズル45から吐出されるインクはプロセスカラーインク52である。例えば、記録媒体5が透明材料から構成される場合には、記録媒体5上に下地層を形成した後にカラー画像を印刷することができるため、品質に優れた印刷物を得ることができる。
本実施形態のプリンタ10によると、特色インク50が完全硬化状態のときの特色インク50のドットの直径は、特色インク50上に吐出されたプロセスカラーインク52のドットの直径より大きい。これにより、プロセスカラーインク52は特色インク50上に定着しやすくなる。
本実施形態のプリンタ10は、プラテン16の下方に配置され、プラテン16上に配置された記録媒体5を加熱するヒータ35を備えている。これにより、記録媒体5上に吐出された特色インク50およびプロセスカラーインク52の乾燥を促進することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明した。しかし、上述の各実施形態は例示に過ぎず、本発明は他の種々の形態で実施することができる。
上述した実施形態では、第1制御部26は、第1上流側ノズル列44Aのノズル43からホワイトインク(特色インク)を吐出させ、第2制御部27は、第2下流側ノズル列46Bのノズル45からプロセスカラーインク(画像形成用インク)を吐出させていたがこれに限定されない。第1制御部26は、第1上流側ノズル列44Aのノズル43からプロセスカラーインクを吐出させ、第2制御部27は、第2下流側ノズル列46Bのノズル45からホワイトインクを吐出させてもよい。この場合、ホワイトインク(特色インク)は画保護用のオーバーコート層プリント用のインクである。
この場合、キャリッジ30とこれに備えられたインクヘッド40が主走査方向Yの一方向に一回移動する間または左右方向に一往復移動する間に、第1サブインクヘッド41の第1上流側ノズル列44Aのノズル43からプロセスカラーインク52が吐出される(図6A参照)。そして、プロセスカラーインク52が吐出された記録媒体5は、第1上流側ノズル列44A分だけ副走査方向Xの下流側に搬送される。その後、第2サブインクヘッド42の第2下流側ノズル列46Bのノズル45からプロセスカラーインク52上に特色インク50が吐出される(図6B参照)。本変形例では、特色インク50が完全硬化状態のプロセスカラーインク52上に着弾する。その結果、図6Cに示すように、記録媒体5上にはプロセスカラーインク層L2と、特色インク層L1とが積層される。
上記した実施形態では、第1サブインクヘッド41と第2サブインクヘッド42とが同じキャリッジ30に搭載されていたが、これには限定されない。第1サブインクヘッド41と第2サブインクヘッド42とは、それぞれ別々のキャリッジに搭載され、別々のキャリッジモータによって移動可能なように構成されていてもよい。
上記した実施形態では、キャリッジ30が主走査方向Yに移動し、記録媒体5が副走査方向Xに移動するように構成されていたが、これには限定されない。キャリッジ30と記録媒体5との移動は相対的なものであり、そのどちらが主走査方向Yまたは副走査方向Xに移動してもよい。例えば、記録媒体5は移動不能に配置され、キャリッジ30が主走査方向Yおよび副走査方向Xの両方向に移動可能なように構成されていてもよい。また、キャリッジ30および記録媒体5のいずれもが両方向に移動可能なように構成されていてもよい。
上記した実施形態では、ヒータ35はプラテン16の下方に配置されていたが、これに限定されない。ヒータ35は、上流側ガイド21の下方に配置されていてもよいし、下流側ガイド23の下方に配置されていてもよい。また、ヒータ35は、プラテン16、上流側ガイド21および下流側ガイド23のいずれか2つの下方に配置されていてもよいし、全ての下方に配置されていてもよい。
上記した実施形態では、制御装置25は、インクヘッド40およびフィードモータ22を制御するが、インクヘッド40を制御する制御装置とフィードモータ22を制御する制御装置とは別個独立して設けられていてもよい。
上記した実施形態では、第1上流側ノズル列44Aのノズル43は、第2下流側ノズル列46Bのノズル45よりも上流側に位置していたが、これに限定されない。第1上流側ノズル列44Aのノズル43の一部が、第2下流側ノズル列46Bのノズル45の一部と副走査方向Xに関して揃っていてもよい。即ち、第1上流側ノズル列44Aのノズル43の少なくとも一部が、第2下流側ノズル列46Bのノズル45より上流側に位置していてもよい。
さらに、ここに開示される技術は様々なタイプのインクジェットプリンタに適用することができる。上記実施形態で示したロール状の記録媒体5を搬送する、所謂、Roll-to-Rollタイプのプリンタ10の他、例えばフラットベッドタイプのインクジェットプリンタにも同様に適用することができる。また、プリンタ10は独立したプリンタとして単独で使用されるものに限定されず、他の装置と組み合わせたものであってもよい。例えば、プリンタ10は、他の装置に内蔵されていてもよい。
5 記録媒体
10 インクジェットプリンタ(プリンタ)
25 制御装置
26 第1制御部
27 第2制御部
41 第1サブインクヘッド
42 第2サブインクヘッド
43 ノズル
44A 第1上流側ノズル列
45 ノズル
46B 第2下流側ノズル列

Claims (10)

  1. 記録媒体が載置されるプラテンと、
    主走査方向に移動自在に設けられ、前記記録媒体にインクを吐出するインクヘッドと、 前記記録媒体を前記主走査方向と直交する副走査方向に搬送する搬送機構と、
    前記インクヘッドと前記搬送機構とに接続され、前記インクヘッドと前記搬送装置とを制御する制御装置と、を備え、
    前記インクヘッドは、前記主走査方向に並んで配置される第1サブインクヘッドと第2サブインクヘッドとを備え、
    前記第1サブインクヘッドは、前記副走査方向の上流側に位置しかつ前記副走査方向に並んだ複数のノズルからなる第1上流側ノズル列と、前記副走査方向の下流側に位置しかつ前記副走査方向に並んだ複数のノズルからなる第1下流側ノズル列とを有し、
    前記第2サブインクヘッドは、前記副走査方向の上流側に位置しかつ前記副走査方向に並んだ複数のノズルからなる第2上流側ノズル列と、前記副走査方向の下流側に位置しかつ前記副走査方向に並んだ複数のノズルからなる第2下流側ノズル列とを有し、
    前記制御装置は、
    前記記録媒体に前記第1上流側ノズル列のノズルから第1のインクを吐出させる第1制御部と、
    前記記録媒体に吐出された前記第1のインクが完全硬化状態のときに、前記第1のインク上に前記第2下流側ノズル列のノズルから第2のインクを吐出させる第2制御部と、を備えている、インクジェットプリンタ。
  2. 前記第1のインクは特色インクであり、前記第2のインクは画像形成用インクである、請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記第1のインクは、画像定着用のアンダーコート層プリント用のインクである、請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記第1のインクは画像形成用インクであり、前記第2のインクは特色インクである、請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記第2のインクは、画像保護用のオーバーコート層プリント用のインクである、請求項4に記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記第1のインクが完全硬化状態のときの前記第1のインクのドットの直径は、前記第1のインク上に吐出された前記第2のインクのドットの直径より大きい、請求項1から5のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記プラテン上に配置された前記記録媒体を加熱するヒータを備え、
    前記制御装置は、前記記録媒体に吐出された前記第1のインクが完全硬化状態となるように、前記ヒータの加熱温度を制御する温度制御部を備えている、請求項1から6のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  8. 前記ヒータは、前記プラテンの下方に配置されている、請求項7に記載のインクジェットプリンタ。
  9. 前記ヒータは、前記上流側ガイドの下方に配置されている、請求項7に記載のインクジェットプリンタ。
  10. 前記ヒータは、前記下流側ガイドの下方に配置されている、請求項7に記載のインクジェットプリンタ。
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