JP2018089684A - 缶成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイテーブルの成形具に向けて延びる供給路の損傷を防止するとともに、ダイテーブル内において供給路の効率的なレイアウトが可能になる缶成形装置を提供する。【解決手段】缶体を着脱可能に保持する複数の缶体保持部を一面側に円環状に配列してなり、中心軸回りで回動可能なターンテーブルと、該ターンテーブルに対向するように配され、缶体を成形する成形具を一面側に円環状に配列してなり、前記中心軸の軸線方向に沿って往復動可能なダイテーブルと、前記ダイテーブルを前記中心軸に沿って往復動させる往復動機構を備えた本体部と、前記本体部から前記ダイテーブルの前記成形具に向けて延びる供給路と、を備えた缶成形装置であって、前記ダイテーブルには、前記供給路を収納する収納部を形成したことを特徴とする。【選択図】図3

Description

この発明は、缶成形装置に関し、詳しくは、ダイテーブルに配された成形具に向けて、圧縮空気、油圧、電力および加工油をそれぞれ供給するための構成に関するものである。
飲料等の内容物が充填、密封される缶体として、缶胴(ウォール)と缶底(ボトム)を有する有底筒状の缶体と、該缶体の開口端部にネジキャップが螺着されたボトル缶が知られている。こうしたボトル缶の缶体は、上部がくびれるように斜めに絞られ、開口部側にはネジキャップを螺着するためのネジ溝が設けられている。
このようなボトル缶を製造する際には、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金製の金属板をカップ形状に絞り加工(Drawing)したもの(缶基材)を、缶成形装置を用いて再絞りと側壁を数段階のしごき加工(Ironing)で引き伸ばす。こうして得られた缶体の高さをトリミング加工により整えた後、缶体の周面にプリントを行う。その後、缶体の開口端側の絞り加工を行うネッキング工程を経て、ボトル缶が製造される。
こうしたボトル缶の製造において、ネッキング工程に用いられる缶成形装置であるボトルネッカーは、缶体の底部側を支持する缶体保持部を複数、円環状に配列させたターンテーブルを回転させる。そして、それぞれの缶体保持部に対向するように、ダイテーブルに円環状に複数配列されたネッキング金型を、缶体保持部に保持された缶体の開口端側に順番に押し付けて、段階的に絞り加工を行うものである(例えば、特許文献1を参照)。
このようなボトルネッカーは、ネッキング金型を缶体の開口端側に押し付けて絞り加工を行う際に、缶体の開口端側を内側から支持する中子を介して、缶体の内部に圧縮空気を送り込んでいる。これによって、缶体内部の内圧が高められ、缶体加工時の衝撃による缶体の潰れなどの変形を防止している。
また、缶体の開口端側の絞り加工を行う際に、缶体が塑性変形によって高温になることを防止するとともに、円滑な塑性変形を生じさせるように、加工油が供給されている。
また、缶体の開口端側にネジキャップを螺合させるネジ溝を形成する回転加工ツールの駆動モータに向けて、電力が供給されている。
更に、ダイテーブルを支持するロッドに対してダイテーブルを固定する油圧ロック機構に向けて、油圧が供給されている。
従来、これら圧縮空気、加工油、電力、および油圧は、ダイテーブル側から延びる供給路を介して、ネッキング金型、加工油供給部、および油圧ロック機構に向けてそれぞれ供給されていた。
特開2008−126266号公報
しかしながら、従来のボトルネッカーでは、上述した供給路がダイテーブル側の外部からダイテーブルに向けてそれぞれ直接接続されているために、ダイテーブルにおいてこれら供給路を構成するエアーホース、電線、オイルホースなどが交錯して供給路のレイアウトが複雑になり、供給路のメンテナンスが煩雑になるという課題があった。
また、前後動するダイテーブルにこうした供給路を外部から直接接続すると、供給路に大きな振動が直接伝わって接続が外れたり断線しやすくなるといった懸念もあった。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、ダイテーブル内において供給路の効率的なレイアウトを可能にし、かつダイテーブルの成形具に向けて延びる供給路の断線を防止することが可能な缶成形装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の缶成形装置は、缶体を着脱可能に保持する複数の缶体保持部を一面側に円環状に配列してなり、中心軸回りで回動可能なターンテーブルと、該ターンテーブルに対向するように配され、缶体を成形する成形具を一面側に円環状に配列してなり、前記中心軸の軸線方向に沿って往復動可能なダイテーブルと、前記ダイテーブルを前記中心軸に沿って往復動させる往復動機構を備えた本体部と、前記本体部から前記ダイテーブルの前記成形具に向けて延びる供給路と、を備えた缶成形装置であって、前記ダイテーブルには、前記供給路を収納する収納部を形成したことを特徴とする。
本発明の缶成形装置によれば、ダイテーブルに供給路を収納する供給路収納部を設けることよって、ダイテーブル側で分岐する複数の供給路を整然と引き回すことができ、複数の供給路のメンテナンスを容易にすることができる。
また、ダイテーブル側の複数の供給路を供給路収納部に収納することにより、ダイテーブルの往復動による供給路どうしの擦れや脱落を防止し、供給路の損耗による不具合の発生を確実に防止することができる。
前記供給路は、前記成形具に向けて、圧縮空気を供給するエアーホース、電力を供給する電線、加工油を供給するオイルホースのうち、少なくともいずれか1つであることを特徴とする。
前記供給路は、前記本体部と前記ダイテーブルとの間に架設され、前記ダイテーブルの往復動に追従して揺動可能に形成されたケーブルキャリアに収容されることを特徴とする。
これによって、ケーブルキャリアの他端側はダイテーブルとともに往復動するため、ケーブルキャリアの他端側からダイテーブルの収納部に向けて延びる供給路が、ダイテーブルの往復動によって大きく揺動し、ダイテーブルとの間で擦れによる摩耗や破損を引き起こすことを防止することが可能になる。
前記収納部は、前記ターンテーブル側から見た時に、多角形を成すことを特徴とする。
前記収納部は、前記供給路の経路上に配される中継ターミナルを備えたことを特徴とする。
1つの前記供給路は、前記ケーブルキャリアの前記ダイテーブル側末端より先において、複数の前記成形具に向けて分岐していることを特徴とする。
前記ケーブルキャリアは、その延長方向に沿って内部が複数の領域に区画されていることを特徴とする。
前記中継ターミナルは前記収納部の外周部に2つ形成され、前記ダイテーブルの中心を通る鉛直線によって、前記ダイテーブルを左右の2つの領域に分けた時に、一方の前記中継ターミナルは前記ダイテーブルの左領域に配された前記成形具に向けてそれぞれ延びる前記供給路に接続され、他方の前記中継ターミナルは前記ダイテーブルの右領域に配された前記成形具に向けてそれぞれ延びる前記供給路に接続されることを特徴とする。
本発明によれば、ダイテーブルの成形具に向けて延びる供給路の損傷を防止するとともに、ダイテーブル内において供給路の効率的なレイアウトが可能になる缶成形装置を提供することができる。
ボトル缶の製造工程を段階的に示したフローチャートである。 各工程における缶体形状の変化を示す模式図である。 本発明の缶成形装置(ネッキング加工装置)を示す外観斜視図である。 本発明の缶成形装置を示す側面図である。 ダイテーブルを示す要部拡大平面図である。 供給路収納部(収納部)とその周辺部分を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態の缶成形装置について説明する。なお、以下に示す各実施形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。また、以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために、便宜上、要部となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
まず最初に、缶体の一例であるボトル缶の製造工程の一連の流れを説明する。
図1は、ボトル缶の製造工程の一例を段階的に示したフローチャートである。図2は、各工程における缶体形状の変化を示す模式図である。
ボトル缶は、板材打ち抜き工程S1、カッピング工程(絞り工程)S2、DI工程(絞りしごき工程)S3、トリミング工程S4、印刷・塗装(缶外面)工程S5、塗装(缶内面)工程S6、ネッキング工程S7、ネジ成形工程S8をこの順に経て、製缶される。
板材打ち抜き工程S1では、例えば、Al合金材料からなる圧延材を打ち抜いて、図2(a)に示されるような、円板状の板材(ブランク)Wを成形する(打ち抜き加工する)。カッピング工程(絞り工程)S2では、図2(b)に示されるように、板材Wをカッピングプレスによって絞り加工(カッピング加工)して、カップ状体(缶基材)W1に成形する。DI工程(絞りしごき工程)S3では、DI加工装置によって、図2(c)に示されるように、カップ状体W1にDI加工(再絞りしごき加工)を施して、缶胴11と缶底12とが一体の有底筒状の缶体W2を成形する。
トリミング工程S4では、缶体W2の開口端部11aの高さが不均一であるため、トリミング装置を用いて開口端部11aのトリミング加工を行ない、図2(d)に示すような、缶胴11の開口端部11aの高さが全周にわたって均等に揃えられた、トリミング加工後の缶体W3を成形する。
この後、缶体W3を洗浄して潤滑油等を除去した後に、表面処理を施して乾燥し、次いで、図2(e)に示すように、缶体W3の外面側11bの印刷および塗装を行い(印刷・塗装(缶外面)工程S5)、その後、缶体W3の内面側11cの塗装を行う(塗装(缶内面)工程S6)。
次に、ダイ加工ツール(ネック形成金型)を用いて、図2(f)に示すように、缶胴11の開口端部11a側に、滑らかに傾斜するようにくびれた形状をなすネック部13を成形する(ネッキング工程S7)。更に、ネック部13の開口端部に、回転加工ツール(成形具)を用いて、キャップの形状に合わせたネジ溝14(図2(g)を参照)がネック部13に設けられる(ネジ成形工程S8)。
本実施形態である缶成形装置は、こうしたネッキング工程S7やネジ成形工程S8で用いられる缶体のネッキング加工装置である。このようなネッキング加工装置によって、缶胴11の開口端部11a側に、くびれたネック部13およびネジ溝14を有する缶体(ボトル缶)10が製造される(図2(g)を参照)。
以上のような各工程を経て得られた缶体(ボトル缶)10は、その後、内部に飲料等の内容物が充填され、更にネジ溝14と嵌合してネック部13の開口を覆うキャップが取り付けられ、缶体10の内部が密封される。
図3は、実施形態の缶成形装置(ネッキング加工装置)を示す外観斜視図である。また、図4は、缶成形装置を一方の側面から見た時の側面図である。
缶成形装置(ネッキング加工装置)20は、例えば、前述したネッキング工程S7やネジ成形工程S8に用いられ、本体部21と、この本体部21の中心軸TA回りで回動可能に設けられたターンテーブル23と、このターンテーブル23に対向するように配されたダイテーブル24とを備えている。
本体部21は、ターンテーブル23やダイテーブル24を支持する。この本体部21には、ターンテーブル23を中心軸TA回りで回動させる回動機構(図示略)や、ダイテーブル24を中心軸TAの軸線に沿って所定幅で往復動させる往復動機構(図示略)が設けられている。
ターンテーブル23は、例えばリング状の平板を備えたテーブル本体(基材)23Aの一面側23aに、缶体のボトム部分を保持可能な複数の缶体保持部31が円環状に配列されたものからなる。このターンテーブル23は、本体部21に設けられたインデックス(図示略)によって回動可能に支持され、中心軸TA周りを間欠的に回動する。本実施形態では、ターンテーブル23は、図3中の反時計回り方向Qに回動する。
ダイテーブル24は、例えばリング状を成すテーブル本体24Aと、このテーブル本体24Aのうち、ターンテーブル23に対向する一面側24aに、円環状に複数配列された成形具40と、テーブル本体24Aの中心寄りに形成された供給路収納部(収納部)24Bと、を備えている。
ダイテーブル24は、本体部21に設けられた往復動機構(図示略)によって、テーブル軸TAに沿ってターンテーブル23に対して、所定の幅で接近移動と離間移動とを繰り返す。そして、この接近移動と離間移動からなる1ストローク(往復動)完了後の、次の1ストローク開始前に、ターンテーブル23が、周方向に沿って所定量、例えば対向するダイテーブル24の成形具1つ分だけ、反時計回り方向Qに回動する。
そして、ダイテーブル24とターンテーブル23とが接近離間する1ストローク毎に、缶体保持部31によってボトム部分が保持された缶体W3の開口端側が成形具40によって形状加工される。
図5は、ダイテーブルを示す要部拡大平面図である。
本実施形態において、ダイテーブル24のテーブル本体24Aは、円板状又は円形リング状を成している。詳しくは、ダイテーブル24は、本体部21の連結軸29(図3,4参照)に連結される内リング体41と、内リング体41に対してテーブル径方向の外側に同軸に配置される外リング体42と、これらのリング体41,42どうしをテーブル径方向に接続するとともに、テーブル周方向に互いに間隔をあけて配置される複数のリブ43と、を備えている。
ダイテーブル24の外リング体42には、成形具40が周方向に沿って複数配設される。こうした成形具40をダイテーブル24に取り付けるために、外リング体42には、取付孔45がテーブル周方向に沿って複数設けられている。複数の成形具40は、缶体への加工順にこれらの取付孔45に取り付け可能とされている。
複数の成形具40には、ダイ加工ツール(ネック形成金型)48と、回転加工ツール49と、油付けツール46とが含まれている。本実施形態では、ダイテーブル24の複数の取付孔45に、複数のダイ加工ツール48と、複数の回転加工ツール49とが、缶体への加工順に着脱可能に配設されている。また、任意の位置に油付けツール46が配設されている。なお、複数の取付孔45のうち、いくつかは成形具40が取り付けられない空きスペースとされていてもよい。
ダイ加工ツール48は、缶に対して缶軸方向(中心軸TAに平行な方向)に移動し、缶体の開口端側を縮径してネック部13を形成する絞り加工や、缶体の周壁を拡径する拡径加工等のダイ加工を施すものである。1つのダイ加工ツール48によって、1種類のダイ加工が缶に対して施される。
このダイ加工ツール48には、缶体加工時の潰れを防止するために、缶体内の内圧を高める圧縮空気が、後述する供給路50を構成するエアホース51を介して供給される構成となっている。
回転加工ツール49は、缶に対して缶軸回りに移動し、この缶軸回りの回転動作により缶の周壁に、トリミング加工、ねじ成形加工、カール加工、スロットル(カールかしめ)加工等の回転加工を施すものである。1つの回転加工ツール49によって、回転加工が缶体に対して施される。
回転加工ツール49は、缶に回転加工を施す成形部と、缶体を回転自在に支持するツールスピンドルと、を有している。また、特に図示していないが、ツールスピンドル(のスピンドル軸部)は、ベルト等の伝達部材を介して、駆動モータに連結されている。駆動モータは、ダイテーブル24に配設されている。ツールスピンドル(のスピンドル軸部)は、駆動モータから伝達される回転駆動力によって回転させられ、この回転力を利用して成形部は、缶体に対して回転加工を施す。
この回転加工ツール49には、駆動モータを動作させる電力が、後述する供給路50を構成する電線52を介して供給される。
なお、図5に示される複数の回転加工ツール49のうち、符号49Aはトリミング加工ツールであり、符号49Bはカール加工ツールであり、符号49Cはスロットル加工ツールである。
油付けツール46は、缶体の成形部分、例えば開口端側に加工油を塗布するツールであり、オイルパッド(図示略)やこのオイルパッドを回転させるパッド回転装置(図示略)を備えている。こうした油付けツール46は、ダイ加工ツール48や回転加工ツール49の間の任意の位置に配置され、加工中の缶体の成形部位に加工油を供給する。
この油付けツール46には、オイルパッドに含浸させるオイルが、後述する供給路50を構成するオイルホース53を介して供給される。また、油付けツール46には、パッド回転装置を動作させる圧縮空気が、後述する供給路50を構成するエアホース51を介して供給される。
再び図3、図4を参照して、本体部21とダイテーブル24との間には、ケーブルキャリア61,61が架設されている。ケーブルキャリア61,61は、例えば、耐油性樹脂からなる屈曲自在な四角筒状の部材である。ケーブルキャリア61,61は、それぞれの一端側が本体側トレイ62,62に固定され、それぞれの他端側がダイテーブル側トレイ63,63に固定されている。
本体側トレイ62,62は本体部21に固定されている。また、ダイテーブル側トレイ63,63は、ダイテーブル24に固定され、中心軸TAに沿ってダイテーブル24とともに前後動する。ケーブルキャリア61,61は、ダイテーブル24側において、下方に180°湾曲するように設けられている。こうした構成によって、ケーブルキャリア61,61は、ダイテーブル24に固定されたダイテーブル側トレイ63,63の往復動に合わせて屈曲位置が変化し、ダイテーブル24の往復動に追従する。
ケーブルキャリア61,61の内部には、成形具40に対して圧縮空気、電力、加工油などをそれぞれ供給するための供給路50を構成するエアホース51,電線52、オイルホース53等が収容される。
エアホース51の一端側はコンプレッサなどの圧縮空気供給源54に接続されている。
また、電線52の一端側は電源55に接続されている。なお、電源55は、複数の電圧の電力を供給し、電線52は、それぞれの電圧に対応して形成されている。オイルホース53の一端側は、ポンプやオイルタンクなどから構成されている加工油供給源56に接続されている。
図6は、供給路収納部(収納部)とその周辺部分を示す説明図である。なお、図6は、細部を明瞭にするためにダイテーブルの鉛直方向の上半分を示している。
ケーブルキャリア61,61は、その内部が区画部材61aによって、延長方向に沿った複数の区画、本実施形態では例えば16区画に分けられている。それぞれの区画には、供給路50を構成するエアホース51、電線52、オイルホース53、あるいは、ダイテーブル24と連結軸29とをロックするための油圧を加える油圧ホース(図示略)などが収容される。なお、全ての区画に供給路50が収容される必要は無く、任意の区画に供給路50が収容されればよい。
供給路収納部(収納部)24Bは、ダイテーブル24の内リング体41に固定される。
なお、供給路収納部24Bは内リング体41に固定される以外にも、外リング体42に固定される構成であってもよい。
本実施形態では、供給路収納部24Bは、ターンテーブル23側から見た時に八角形に形成されている。こうした供給路収納部24Bは、中空の内部に、供給路50が複数収納可能とされる。また、供給路収納部24Bの内部には、供給路50を係止して揺動を防ぐクリップなどの係止具を備えていることも好ましい。
なお、供給路収納部24Bは、八角形以外にも、四角形、六角形、十角形など、多角形に形成されていればよい。
こうした八角形の供給路収納部24Bのうちの2つの外側面(外周部)には、それぞれエアホース51どうしを接続する中継ターミナル66a,66bが形成されている。具体的には、中継ターミナル66a,66bは、ケーブルキャリア61,61を通るエアホース51と、供給路収納部24Bの内部に収容され、それぞれのダイ加工ツール48や油付けツール46に向けて分岐して延びるエアホース51とを接続する。
例えば、本実施形態では、ダイテーブル24の中心を通る仮想鉛直線Pによってダイテーブル24を左右の2つの領域E1,E2に分けた時に、一方の中継ターミナル66aはダイテーブル24の左領域E1に配された成形具40(ダイ加工ツール48、油付けツール46)に向けてそれぞれ延びるエアホース51に接続される。また、他方の中継ターミナル66bはダイテーブル24の右領域E2に配された成形具40に向けてそれぞれ延びるエアホース51に接続される。
このような構成によって、本体部21側に配された圧縮空気供給源54から供給された圧縮空気は、ケーブルキャリア61,61内を通るエアホース51を介してダイテーブル24側に誘導され、供給路収納部24Bに形成された中継ターミナル66a,66bに入力される。そして、圧縮空気は、この中継ターミナル66a,66bから供給路収納部24Bの内部に収容され、複数の成形具40(ダイ加工ツール48、油付けツール46)に向けて分岐して接続されたエアホース51を介して、個々の成形具40に供給される。油付けツール46に供給された圧縮空気は、オイルパッドを回転させるパッド回転装置(図示略)に入力される。
ケーブルキャリア61,61の内部に配された区画部材61aによって区画された領域の1つないし複数には、加工油供給源56から延びるオイルホース53が収容され、ダイテーブル24側に誘導される。
八角形の供給路収納部24Bのうちの1つの外側面(外周部)には、オイルホース53どうしを接続する中継ターミナル67が形成されている。具体的には、中継ターミナル67は、ケーブルキャリア61を通るオイルホース53と、供給路収納部24Bの内部に収容され、それぞれの油付けツール46(図5参照)に向けて延びるオイルホース53とを接続する。
中継ターミナル67は、オイルホース53の流路を複数に分岐させ、複数のオイルホース53,53…が接続される。そして、分岐されたオイルホース53,53…は、供給路収納部24Bの内部に収容され、個々の油付けツール46に向けてそれぞれ延びて接続される。
このような構成によって、本体部21側に配された加工油供給源56から供給された加工油は、ケーブルキャリア61,61内を通るオイルホース53を介してダイテーブル24側に誘導され、供給路収納部24Bに形成された中継ターミナル67に入力される。そして、加工油は、この中継ターミナル67で分岐して供給路収納部24Bの内部に収容され油付けツール46に延びるオイルホース53を介して、個々の油付けツール46に供給される。
なお、本体部21側に配された電源55から供給された電力は、ケーブルキャリア61,61内を通る電線52を介してダイテーブル24側に誘導され、供給路収納部24Bの内部に収容された電線52を介して回転加工ツール49に供給される。こうした電線52は、複数の電圧に対応した複数種の電線52を設けることができる。
以上のような構成の本発明の缶成形装置の作用を説明する。
本発明の缶成形装置20では、本体部21とダイテーブル24との間に、供給路50を収容するケーブルキャリア61,61が架設されている。このケーブルキャリア61,61は、一端側が本体側トレイ62,62に固定され、他端側がダイテーブル側トレイ63,63に固定されている。そして、供給路50は、ケーブルキャリア61,61の他端側からダイテーブル24の供給路収納部24Bに向けて延びている。
このような構成によって、ケーブルキャリア61,61の他端側はダイテーブル24とともに往復動するため、ケーブルキャリア61,61の他端側からダイテーブル24の供給路収納部24Bに向けて延びる供給路50が、ダイテーブル24の往復動によって大きく揺動し、ダイテーブル24との間で擦れによる摩耗や破損を引き起こす虞が無い。よって、供給路50を成すエアホース51からの空気漏れや、オイルホース53からのオイル漏れ、電線52の漏電などを確実に防止することができる。また、供給路50の寿命を長くして、メンテナンスコストを低減することができる。
また、本発明の缶成形装置20では、ダイテーブル24に供給路50を収納する供給路収納部24Bを設け、また、この供給路収納部24Bに供給路50どうしを接続する中継ターミナル66a,66b,67a,67を形成することによって、ダイテーブル24側で分岐する複数の供給路50,50…を整然と引き回すことができ、複数の供給路50,50…のメンテナンスを容易にすることができる。
また、ダイテーブル24側の複数の供給路50,50…を供給路収納部24Bに収納することにより、ダイテーブル24の往復動による供給路50,50どうしの擦れや脱落を防止し、供給路50を成すエアホース51からの空気漏れや、オイルホース53からのオイル漏れ、電線52の漏電などを確実に防止することができる。
また、供給路収納部24Bを例えば八角形など多角形に形成することによって、供給路収納部24Bの周面を平坦な外側面にすることができる。これによって、供給路収納部24Bの外面に露出するように、中継ターミナル66a,66b,67を容易に取り付けることが可能になる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、上述した本実施形態では、供給路の一例として、エアホース、電線、オイルホース、あるいは油圧ホースを挙げたが、供給路の種類はこれに限定されるものでは無く、ダイテーブルに配列された加工具に供給される気体、液体、動力源などを供給するための搬送路であればよい。
また、上述した本実施形態では、ケーブルキャリアとして、断面が四角形の屈曲自在な中空管を用いているが、これ以外にも、例えば、断面円形の蛇腹管などをケーブルキャリアとして用いることもでき、その形状が限定されるものでは無い。
10…缶体(ボトル缶)
20…缶成形装置(ネッキング加工装置)
21…本体部
23…ターンテーブル
24…ダイテーブル
24A…テーブル本体
24B…供給路収納部(収納部)
40…成形具
50…供給路
51…エアホース
52…電線
53…オイルホース
61…ケーブルキャリア
66a,66b,67…中継ターミナル

Claims (8)

  1. 缶体を着脱可能に保持する複数の缶体保持部を一面側に円環状に配列してなり、中心軸回りで回動可能なターンテーブルと、該ターンテーブルに対向するように配され、缶体を成形する成形具を一面側に円環状に配列してなり、前記中心軸の軸線方向に沿って往復動可能なダイテーブルと、前記ダイテーブルを前記中心軸に沿って往復動させる往復動機構を備えた本体部と、前記本体部から前記ダイテーブルの前記成形具に向けて延びる供給路と、を備えた缶成形装置であって、
    前記ダイテーブルには、前記供給路を収納する収納部を形成したことを特徴とする缶成形装置。
  2. 前記供給路は、前記成形具に向けて、圧縮空気を供給するエアーホース、電力を供給する電線、加工油を供給するオイルホースのうち、少なくともいずれか1つであることを特徴とする請求項1記載の缶成形装置。
  3. 前記供給路は、前記本体部と前記ダイテーブルとの間に架設され、前記ダイテーブルの往復動に追従して揺動可能に形成されたケーブルキャリアに収容されることを特徴とする請求項1または2記載の缶成形装置。
  4. 前記収納部は、前記ターンテーブル側から見た時に、多角形を成すことを特徴とする請求項1記載の缶成形装置。
  5. 前記収納部は、前記供給路の経路上に配される中継ターミナルを備えたことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一項記載の缶成形装置。
  6. 1つの前記供給路は、前記ケーブルキャリアの前記ダイテーブル側末端より先において、複数の前記成形具に向けて分岐していることを特徴とする請求項3記載の缶成形装置。
  7. 前記ケーブルキャリアは、その延長方向に沿って内部が複数の領域に区画されていることを特徴とする請求項3または6記載の缶成形装置。
  8. 前記中継ターミナルは前記収納部の外周部に2つ形成され、
    前記ダイテーブルの中心を通る鉛直線によって、前記ダイテーブルを左右の2つの領域に分けた時に、一方の前記中継ターミナルは前記ダイテーブルの左領域に配された前記成形具に向けてそれぞれ延びる前記供給路に接続され、他方の前記中継ターミナルは前記ダイテーブルの右領域に配された前記成形具に向けてそれぞれ延びる前記供給路に接続されることを特徴とする請求項5記載の缶成形装置。
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