JP2018089172A - 粒子線照射システム、粒子線制御情報生成装置、粒子線照射制御装置、粒子線照射装置、および粒子線照射装置の制御方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
一方、健常組織へのビーム照射の影響を抑えるためにビームサイズはできる限り小さく、ビーム進行方向にも鋭い形状であることが望まれている。
この対策として、下記のスキャニング照射法が注目されている。
一方、スキャニング照射法の短所としては、ビームの照射時間が増加する。細いビームで位置誤差に弱く位置誤差に対する影響が大きくなる。細いビームのために計算を行う分解能を高くする必要があり、治療計画での計算量が増大する。そのため、メモリ容量が増加し、照射計画装置の負担が大きい。特に、大きい病巣では、照射時間が増加し、照射計画装置の負担が大となる。
リッジフィルタでは、ビームの軸方向・側方向の拡がりが増加する。しかし、リッジフィルタにはスキャニング照射の利点が減じ、失われるという欠点がある。さらに、複数のリッジフィルタを準備・交換することも必要になる。また、リッジフィルタは照射標的内の線量分布のキレ(ペナンブラ)を悪化させ、正常組織への線量寄与を引き起こす。
上述したように、単純なリッジフィルタ適用では、線量集中と負担軽減とが両立できないという課題がある。
前記照射標的に付与すべき線量を満たすように作成される仮想の粒子線ビームと当該仮想の粒子線ビームの線量になるような前記仮想の粒子線ビームより鋭い複数の粒子線ビームとの対応情報に基づき、照射計画で作成された仮想の粒子線ビームを複数の粒子線ビームに分解する仮実情報変換部と、分解された前記複数の粒子線ビームの情報を出力する出力部とを備えている。
図1は、本発明の実施形態に係る粒子線照射システムSの機能ブロック図である。
実施形態に係る粒子線照射システムSは、治療(照射)計画装置1、加速器3、照射野形成装置3、加速器系制御装置C1、照射系制御装置C2、治療計画照射変換装置4、および電磁石電源5を具備している。
全ての治療照射前には、どのくらい、どこにビームを照射するか(スポット配置)を決定する治療計画がある。スポットとは、ビーム側方方向の照射位置の点である。
粒子線ビームの照射に際しては、照射標的(腫瘍)6hに万遍なくビームを当てることが望まれる。
図2中、上部から下部にビームb0が照射される。ビームb0をスキャンする走査電磁石X・Y(3a、3b)は照射野形成装置3の最上流に設置されている。
照射野形成装置3は、治療台6Cに横たわる照射対象(患者)6の照射標的6hに照射する粒子線ビームの照射野を形成する装置である。
走査電磁石X(3a)は、加速器2から出射される粒子線ビーム(以下、ビームと称する)に磁場をかけることで、ビームの進行方向に垂直なX方向に変位させる。走査電磁石Y(3b)は、加速器1から出射されるビームに磁場をかけることで、加速器1から出射されるビームをその進行方向に垂直なY方向に変位させる。なお、Y方向とX方向とは直交する。
位置モニタ3eは、粒子線ビームの位置をモニタ(監視)する。
照射野形成装置3で照射野が形成されたビームは、患者6の照射標的6hに照射される。
これに対して、従来は、リッジフィルタ104等(図3参照)の挿入を併用してビーム側方方向およびビーム進行方向に走査していた。
この細いビームを使用し、ビーム幅を自在に拡幅するため、エネルギは例えば0.5mm毎に変更可能とし、ビームb0の水中での飛程を1mmから300mmとするため、600種類のエネルギをテーブルとして持つ。なお、エネルギは0.5mm毎以下に変更可能としてもよい。例えば、約0.2mm〜約1.5mm毎に変更可能としてもよい。
比較例の粒子線照射システムS100について、図3、図4を用いて説明する。
次に、比較例(従来)の粒子線照射システムS100について説明する。
通常、エネルギスキャニング方式では、スポット間隔はビームサイズに依存し、1〜3mm間隔で配置される。スポット間隔とは、ビーム側方方向についてのスポット間の間隔である。
ビーム進行方向の間隔はビーム100bの進行方向のビーム幅で大方決まり、間隔を広くしたい場合は進行方向に厚いリッジフィルタ104が必要となる。例えば、最大深さを300mm程度、最小深さを1mm以内の場合、300種類程度のエネルギが必要となり、それらをテーブルとして持ち、治療計画装置1、加速器系制御装置C1、照射系制御装置C2に設定する。
図3、図4は比較例のエネルギスキャニング方式での照射模式図である。図3は、比較例の粒子線照射システムS100のスライス106aへのビーム照射を示す概念図である。
一方、図3(c)はこの時のスライスをビームの進行方向から見た図でありスライスにおけるスポットの切替を示す図である。
図3(a)、(c)に示すように、比較例(従来)の粒子線照射システムS100では、走査電磁石X・Y(103a、103b)と照射標的106hとの間に、リッジフィルタ104を配置していた。
なお、図1に示すように、本実施形態の粒子線照射システムSではリッジフィルタ104は設けない。
粒子線のビーム100bは、同じエネルギE1で、図3(c)に示すような軌跡をもってビーム100bのスポットs101の切り替えが行われる。スポットs101の中心間距離は、例えば2mmである。
照射標的106hのスポットs102に到達したビーム100bは、図4(b)に示すように、照射標的106hのビーム進行方向の位置に対するブラックカーブをもつ。
さらに、他の種類のリッジフィルタ104を製作準備する場合、例えばリッジフィルタ104を変更した場合、異なる構造のデバイスが挿入される。そのため、通過した際に生じる散乱等も異なり、治療計画装置に格納するためのデータも再取得しておく必要がある。
まず、治療計画と副作用を防ぐという治療上のニーズからはビームに関する要件が異なる。すなわち、治療計画の計算負荷を大きくしないためには、ビームは鈍い方が望ましい。一方、副作用を防ぐためには、ビームが鋭い方が望ましい。
・照射標的6hの辺縁部6he(図6(a)参照)は、隣接して正常な組織や重要臓器があるため、辺縁部6heには鋭いビームを使用したい。
・ビームを鈍らせるリッジフィルタ104(図3、図4)を無くす。そこで、本粒子線照射システムSではリッジフィルタ104を用いず、加速器2から出射されるビームのエネルギを細かく変更し、各ビームに適切な重みを与えて組み合わせることで治療計画において要求されたビーム形状にスライス変調することとした。スライス変調とは、ビーム進行方向のビーム幅を鈍らせる方法であって、治療計画において要求されたビーム形状の仮想ビームを、仮想ビームよりもビーム進行方向のビーム幅が薄い複数の実際のビームで構成することである(図17(c)参照)。
粒子線照射システムSでは、リッジフィルタ104を無くし、基準となるビームを所望する形状になるようにエネルギ、照射量を変更してビームを拡幅するため、散乱等に大きな違いはなく、データを再取得する必要がない。
・実照射では、照射機器、ビームのエネルギ変更の組み合わせで治療計画上の仮想ビームを実現する。つまり、仮想ビームを仮想ビームより鋭い複数の実ビームで構成する。
そこで、治療計画においては、各種の鈍い仮想ビームを用いて照射標的6に万遍なく照射する治療計画を作成する。同時に、照射標的6の辺縁部6heにはより鋭い仮想ビーム、または、仮想ビームより鋭い実際のビームを用いて辺縁部6heのにじみを減らす(健常組織へのビーム照射の影響を抑える)治療計画が作成される。
本粒子線照射システムSでは、エネルギの変更と組み合わせるビームの数、重みの変更で深さ方向の鋭さがスキャン中に変更可能となるため、リッジフィルタ104の駆動機構等が不要になり、照射装置の小型化に寄与できる。
図5(a)は実施形態の粒子線照射システムSにおける経過時間に対する粒子線ビームのエネルギとビーム照射量を示す図であり、図5(b)は、実施形態の粒子線照射システムSにおけるリッジフィルタを用いないビーム幅の拡幅を示す図である。
リッジフィルタを用いず、加速器2から取り出されるビームb0のエネルギと照射する量(粒子数)を変更し、ビーム進行方向のビーム幅を拡幅する。
図6(a)は、実施形態の粒子線照射システムSの照射標的6hのビーム進行方向のビームb0の照射を示すイメージ図であり、図6(b)は、(a)の粒子線ビームのブラックカーブを示す図であり、図6(c)は、(a)の粒子線ビームの照射標的6hの側方方向のビーム形状を示す図である。
示す図である。
つまり、 図7(a)に示すように、スポットP10へのビームb10の線量s10を単一エネルギのビームb01、b02の線量s1、s2を組み合わせて構成する。単一エネルギのビームb0を走査電磁石X・Y(3a、3b)を高速で動かすことで3つのピークをもつ照射が連続して行われる。
図8〜図10に、走査電磁石X・Y(3a、3b)を用いたビームサイズの変更の例を示す。
図8(a)はスポットP3の分裂を行っていないビームの照射を示す図であり、図8(b)は(a)の際の線量を示す図である。図8(b)の横軸はビーム側方方向の位置であり、図8(b)の縦軸は線量である。
図9(a)に示すように、スライス6h1に照射するスポットP4を4つのスポットp41〜p44に分裂させる場合は、図9(b)に示すように、一つのスポットP4を形成するビームの照射に比べ、走査電磁石X・Y(3a、3b)を、スポットP3のビームサイズになるように高速で動かし、順次4つのスポットp41〜p44が形成される照射が行われる。
次に、照射系制御装置C2に格納されるビームの治療計画の線源データについて説明する。
図11(a)は治療計画内の線源データA〜Cのブラックカーブを示す図である。図11(b)は線源データAのビームを照射標的6hに照射した状態とそのブラックカーブを、ビーム進行方向に見た図である。図11(c)は線源データCのビームを照射標的6hに照射した状態とそのブラックカーブを、ビーム進行方向に見た図である。図11(d)は線源データA〜Cのビームを照射標的6hに照射した状態とそのブラックカーブをビーム進行方向に見た図である。
線源データBは線源データAが5つから作成される。仮想ビ−ムのブラックカーブ(図11(a)Bの破線)は、線源データA(図11(a)Bの実線)よりピークのビ−ム幅が鈍くなる。
線源データB、Cの仮想ビ−ムの作成から分るように、仮想ビ−ムは、仮想ビ−ムよりビ−ム幅が鋭い実際のビ−ムを複数用いて作成される。
線源データAのビームのみで照射標的6hを照射した場合、図11(b)に示すように、照射標的6hの各スライス6hi(i=1、2、3、……)へのブラックカーブc11〜c18は下図のようになる。ブラックカーブc11〜c18のピークのビ−ム幅は何れも鋭く、照射標的6hのビ−ム進行方向の位置が浅くなるにつれ、エネルギが低くなる。
治療計画への負担は、線源データAのみでは、ピークのビ−ム幅が鋭くメモリの容量が大きいため、治療計画への負担が大きい。
線量分布の鋭さに関しては、線源データAのみでは鋭い。線源データCのみでは、線源データCは線源データAが7つから作成されるので鈍い。線源データA〜Cでは、線源データAを使用できるので必要な部分を鋭くできる。
これに対して、比較例(従来)の照射系制御装置に格納されるビームの治療計画内の線源データについて説明する。
線源データBは薄いリッジフィルタ104Aを通して作成したビームのデータである。線源データBのブラックカーブは、線源データAよりピークのビ−ム幅が鈍くなる。
線源データCは厚いリッジフィルタ104Bを通して作成したビームのデータである。線源データCのブラックカーブは、線源データB、Aよりピークのビ−ム幅が鈍くなる。
図12(c)に示すように、線源データCのみのビームは相対的に厚いリッジフィルタ104Bを通過するのでピークのビ−ム幅が鈍いブラックカーブである。照射標的106hのビーム進行方向の位置が浅くなるにつれ、ビームのエネルギが低くなる。
線源データCのみは、厚いリッジフィルタ104Bを用いるので、線源データB、Aよりピークのビ−ム幅が鈍くなり、データ数が少ないので、メモリ容量が少なく済み、治療計画への負担は少ない。
なお、比較例(従来)では、リッジフィルタ104A、104Bの出し入れを行わねばならない。ビームを照射中のリッジフィルタ104A、104Bの交換は、ビーム照射時間が延びて患者の負担が増えること、短時間でリッジフィルタ104A、104Bを迅速に交換する機構が必要となる、リッジフィルタ104A、104Bの違いで散乱の違い等があり照射条件に違いがでる等があり、現実的には難しい。なお、ビームの照射時間例えば2分〜10分前後である。
治療計画上では複数のビームサイズを、治療計画照射変換装置4に登録しておき、実照射の際にスポット分裂を行う。
健常組織への影響を小さくするために、照射標的6hの辺縁部6heでは細いビームb0(ビームサイズが小さいビーム)で照射を行い、影響が及ばない位置に関しては治療計画装置1への負担軽減のために太い仮想のビームでの照射を行う。なお、仮想のビームは、実際の照射に際しては、細いビームb0に分裂される。
次に、実施例1の治療(照射)計画内の線源データの登録について説明する。
図13(a)は、実施例1の粒子線照射システムSの照射系制御装置C2に格納される典型的なビームのブラックカーブを示す図であり、図13(b)、(c)、(d)は、図13(a)の典型的なビームで作成されるビーム形状をビームの側方方向に見た図である。図13(b)、(c)、(d)の横軸は側方方向の位置座標であり、縦軸はエネルギを表す。
照射系制御装置C2では、例えば図13(a)に示すブラックカーブの一つのデータに、図13(b)〜(d)に示すビームプロファイルの細〜大のデータを登録する。
一方、照射系制御装置C2の記憶部には、照射対象のCT画像から照射標的6hにビームを照射するためのビームb31、第1・第2の仮想のビームB31、B32が作成される。
また、図13(c)に示すように、ビーム進行方向から見て、図13(b)のビームb31より太い仮想のビームB31には、仮想のビームB31より鋭い2つのビームb32で仮想のビームB31の線量になるように実現される。2つのビームb32の全線量は、仮想のビームB31の線量と同等または近くなる。
ビームb32は既登録されたビームb30の一つのビームサイズである。
ビームb33、b34は既登録されたビームb30のビームサイズである。
図14(a)は、実施例1の図13(a)に示すビームb30で照射標的6hの最深部に照射を行った際に照射標的6hをビーム側方から見た図であり、図14(b)は、実施例1のビームの進行方向にビーム照射時のスライス6h1を見た図である。
照射標的6hのあるスライス6h1に行われる照射は、図14(b)に示すようになる。
スライス6h1の真ん中下部には、左から右へ、スポットs32、s33、s34、s35、s36にそれぞれ照射が行われる。スポットs32、s33、s34、s35、s36には、それぞれビームb31、仮想のビームB31、B32、B31、ビームb31にて照射が行われる。
スポットs33には、図13(c)の仮想のビームB31を実現するビームb32で照射が行われる。
スポットs35には、図13(c)の仮想のビームB31を実現するビームb32で照射が行われる。
スポットs36には、図13(b)のビームb31で照射が行われる。
図15(a)、(b)は、それぞれ実施例2の照射系制御装置C2に格納される線源データAのビームb40のブラックカーブbc40を示す図、および線源データAから作成される線源データBの仮想のビームB41のブラックカーブBc41とこれを構成する線源データAのビームb40のブラックカーブbc40を示す図であり、図15(c)、(d)は、それぞれ照射標的6hにビームを照射した際の各スライス6h1〜6h2へのスポットs41〜s44をビーム進行方向に見た図、および各スライス6h1〜6h4のブラックカーブを見た図である。
実施例2の治療計画装置1には、図15(a)に示す線源データAと、線源データAから作成される線源データB(図15(b)参照)とが格納されている。
線源データAはブラックカーブbc40をもつビームb40である。線源データBは仮想のビームB41であり、仮想のビームB41は複数のビームb40から作成される。
照射標的6hの最深部のスライス6h1には、線源データAのビームb40を用いてスポットs41に照射が行われる。
照射標的6hの最深部から2つ目のスライス6h2には、線源データAのビームb40を用いてスポットs42に照射が行われる。
実施例3は、ビームの重なりに係る例である。
図16は、実施例3のビームの照射を示す図である。
図16(a)、(b)は、それぞれ実施例2の線源データA、Bを用いて、図15(c)、(d)と同様なビームの照射が行われた場合を示す図であり、それぞれ照射標的6hにビームを照射した際の各スライス6h1〜6h4へのスポットs41〜s44を深さ方向に見た図、および各スライス6h1〜6h4のブラックカーブを見た図である。
図16(a)、(b)に示すように、スライス6h3、6h4に仮想のビームB41のスポットS43、S44への各照射が行われた場合、図16(c)、(d)にそれぞれ示すように、スライス6h3には6つのビームb40が照射され、スライス6h4には6つのビームb40が照射される。
実施例4では、ビームの重なりの解析について説明する。なお、下記の解析は一例であって他の方法を用いてもよい。
図17(a)は、実施例4のビームを照射するターゲット6Hとスライス6H1、6H2に照射されるビームによる各ブラックカーブbc4、bc5を示す図であり、図17(b)は図17(a)のブラックカーブbc(bc4、bc5)とこれを構成するブラックピークGn、jの拡大図である。
図17(a)に示すように、ターゲット6Hのスライス6H1、6H2には、それぞれブラックカーブbc4、bc5をもつビームが照射される。ブラックカーブbc4、bc5は、図17(b)に示すブラックカーブbc40(bc50)で形成され、ピークはガウス分布Gn、jで表される。
すると、j番目のスライスのn番目のビームは、(X、Y、Wn、j)で表され、j番目のスライスのn+1番目のビームは、(X、Y、Wn+1、j)とで表される。そこで、ビーム(X、Y、Wn、j)とビーム(X、Y、Wn+1、j)は重なるので、ビーム(X、Y、Wn+1、j+Wn、j)と重なりを排除し結合してビームを照射する。
次に、粒子線照射システムSの制御について説明する。
図18は、粒子線照射システムSにおけるハードウェアの治療(照射)計画から照射までの流れを示す図である。
粒子線照射システムSでは、治療計画装置1内に仮想のデータを登録することとなる。その仮想のデータを実ビーム情報に変換する、治療計画照射変換装置4が治療計画から照射系制御装置C2(図1参照)への橋渡しを行う。
治療計画装置1では、照射対象6の照射標的6hのビームを照射する照射計画を立案(作成)する。
ビームの位置はビーム進行方向、ビーム側方方向、それぞれ決める必要があり、進行方向はスライス6hi、ビーム側方方向はスポットとして管理される。
治療計画装置1から照射計画の情報が治療計画照射変換装置4に送信される。
照射制御装置C2は、照射データに基づき、照射機器(3、3a、3b、3c、3d、3e、5)にビームを照射するためのパラメータを設定する。照射機器(3、3a、3b、3c、3d、3e、5)は、パラメータに従って動作し、照射標的6hにビームを照射する。
図19は、治療計画装置1の制御フローを示す図である。
治療計画装置1の制御は、治療計画装置1に格納されるプログラム等のソフトウェアまたは/および回路等のハードウェアで実現される。
治療計画の作成に際しては、まず、照射対象6のCT画像が治療計画装置1に入力される(図19のステップS11)。
治療計画装置1では、CT画像から照射対象6の照射範囲の照射標的6hを決定する(ステップS12)。
続いて、照射範囲の照射標的6hに対する照射野の辺縁部6heを決定する(ステップS14)。
図20は、治療計画照射変換装置4の制御フローを示す図である。
治療計画照射変換装置4の制御は、治療計画照射変換装置4に格納されるプログラム等のソフトウェアまたは/および回路等のハードウェアで実現される。
次に、治療計画照射変換装置4の制御フローについて説明する。治療計画照射変換装置4で、治療計画内の仮想のビームを実際のビーム情報に変換する。
続いて、治療計画にて拡幅されたビームサイズのスポット位置をスポット分裂させる(図9、図10参照)(ステップS22)。
続いて、治療計画照射変換装置4は、同一エネルギのスライスを結合し、エネルギの重なりをなくし(図16、図17参照)(ステップS23)、治療計画―照射変換を完了する。
次に、粒子線照射システムSの照射系制御装置C2によるスキャニング照射の流れについて説明する。
照射系制御装置C2の制御は、照射系制御装置C2に格納されるプログラム等のソフトウェアまたは/および回路等のハードウェアで実現される。
図21は、粒子線照射システムSにおけるスキャニング照射フローを示す図である
続いて、スポットが選択され、走査電磁石Y(3a、3b)が設定され(ステップS32)、ビームが照射される(ステップS33)。
満了していない場合(ステップS34でNo)、ステップS33に移行する。
満了している場合(ステップS34でYes)、ステップS35で、同一スライスの照射が終了したか判定される(ステップS35)。
同一スライスの照射が終了した場合(ステップS35でYes)、ビームをオフする(ステップS36)。
最終のスライスの照射が終了していない場合(ステップS37でNo)、ステップS31に移行する。
最終のスライスの照射が終了した場合(ステップS37でYes)、終了する。
1.治療計画では鈍らせた仮想のビームを使用することが可能であり、実際の細いビームを使用して最適化計算を行う必要がないため、治療計画装置のメモリ等への負担は軽減される。
2 加速器(照射機器)
3a 走査電磁石X(照射機器、走査電磁石)
3b 走査電磁石Y(照射機器、走査電磁石)
3c 正線量モニタ(照射機器)
3d 副線量モニタ(照射機器)
3e 位置モニタ(照射機器)
4 治療計画照射変換装置(粒子線照射制御装置、仮実情報変換部、出力部、ビーム結合制御部、照射計画変換装置、粒子線制御情報生成装置)
5 電磁石電源(照射機器)
6h 照射標的
6h3 スライス(一のスライス、一つのスライス)
6h4 スライス(他のスライス)
6he 辺縁部
b30〜b34、b40 ビーム(粒子線ビーム)
B30〜B32 仮想のビーム
b40 ビーム(粒子線ビーム、照射標的の辺縁部側の粒子線ビーム)
B41 仮想のビーム(仮想の粒子線ビーム、照射標的の中央部側の記仮想の粒子線ビーム)
C2 照射系制御装置
P3、p41〜p44、p51〜p59 スポット(実際の照射スポット)
P4、P5、P10 スポット(仮想の照射スポット)
S 粒子線照射システム(粒子線照射システム、粒子線照射装置)
s32、s36、s43a、s44a スポット(実際の照射スポット)
s33、s34、s35、s41〜s44 スポット(仮想の照射スポット)
Claims (21)
- 粒子線ビームを照射標的に照射するための粒子線照射システムであって、
照射標的に付与すべき線量を満たすように仮想の粒子線ビームを照射する計画を作成する照射計画装置と、
前記仮想の粒子線ビームを、当該仮想の粒子線ビームの線量になるように前記仮想の粒子線ビームより鋭い複数の粒子線ビームに分裂させ、前記複数の粒子線ビームの情報を出力する照射計画変換装置と、
前記複数の粒子線ビームの情報を基に、前記複数の粒子線ビームの照射を行うように出力信号を出力する照射系制御装置と、
前記出力信号により、前記照射標的に前記複数の粒子線ビームを照射する照射機器とを
具備することを特徴とする粒子線照射システム。 - 粒子線ビームを照射標的に照射するための粒子線制御情報生成装置であって、
照射標的に付与すべき線量を満たすように仮想の粒子線ビームを照射する計画を作成する照射計画装置と、
前記仮想の粒子線ビームを、当該仮想の粒子線ビームの線量になるように前記仮想の粒子線ビームより鋭い複数の粒子線ビームに分裂させ、前記複数の粒子線ビームの情報を出力する照射計画変換装置とを、
備えることを特徴とする粒子線制御情報生成装置。 - 前記照射計画変換装置は、
前記照射標的に付与すべき線量を満たすように作成される仮想の粒子線ビームと当該仮想の粒子線ビームの線量になるような当該仮想の粒子線ビームより鋭い複数の粒子線ビームとの対応情報に基づき、前記仮想の粒子線ビームを複数の粒子線ビームに分裂させる
ことを特徴とする請求項2に記載の粒子線制御情報生成装置。 - 前記照射計画変換装置は、
エネルギ変調装置を用いることなく、前記複数の前記粒子線ビームによって、前記仮想の粒子線ビームの進行方向に垂直な側方方向の寸法を拡幅する
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の粒子線制御情報生成装置。 - 前記照射計画変換装置は、
一のスライスの前記粒子線ビームのエネルギと、他のスライスの前記粒子線ビームのエネルギとが重なる場合、一つのスライスの粒子線ビームの照射に変更する
ことを特徴とする請求項2から請求項4のうちの何れか一項に記載の粒子線制御情報生成装置。 - 粒子線ビームを照射標的に照射するための粒子線照射装置であって、
複数の粒子線ビームの情報を基に、前記複数の粒子線ビームの照射を行うように出力信号を出力する照射系制御装置と、
前記出力信号により、前記照射標的に前記複数の粒子線ビームを照射する照射機器とを備え、
前記複数の粒子線ビームは、照射標的に付与すべき線量を満たすように計画された仮想の粒子線ビームを、当該仮想の粒子線ビームの線量になるように前記仮想の粒子線ビームより鋭い粒子線ビームに分裂させたものである
ことを特徴とする粒子線照射装置。 - 前記粒子線ビームが0.2mm以上1.5mm以下のスライス間隔およびスポット間隔で照射されるように走査する走査電磁石を備える
ことを特徴とする請求項6に記載の粒子線照射装置。 - 前記照射標的の辺縁部側に照射される粒子線ビームは、前記照射標的の中央部側の前記仮想の粒子線ビームより鋭い
ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の粒子線照射装置。 - 粒子線ビームを照射標的に照射するための粒子線照射制御装置であって、
前記照射標的に付与すべき線量を満たすように作成される仮想の粒子線ビームを、当該仮想の粒子線ビームの線量になるように前記仮想の粒子線ビームより鋭い複数の粒子線ビームに分裂させる仮実情報変換部を備える
ことを特徴とする粒子線照射制御装置。 - 粒子線ビームを照射標的に照射するための粒子線照射制御装置であって、
前記照射標的に付与すべき線量を満たすように作成される仮想の粒子線ビームと当該仮想の粒子線ビームの線量になるような前記仮想の粒子線ビームより鋭い複数の粒子線ビームとの対応情報に基づき、照射計画で作成された仮想の粒子線ビームを複数の粒子線ビームに分裂させる仮実情報変換部と、
分裂された前記複数の粒子線ビームの情報を出力する出力部とを
備えることを特徴とする粒子線照射制御装置。 - 前記仮実情報変換部は、エネルギ変調装置を用いることなく、前記複数の前記粒子線ビームによって、前記仮想の粒子線ビームの前記粒子線ビームの進行方向に垂直な側方方向の寸法を拡幅する
ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の粒子線照射制御装置。 - 一のスライスの前記粒子線ビームのエネルギと、他のスライスの前記粒子線ビームのエネルギとが重なる場合、一つのスライスの粒子線ビームの照射に変更するビーム結合制御部を備える
ことを特徴とする請求項9から請求項11のうちの何れか一項に記載の粒子線照射制御装置。 - 前記照射標的の辺縁部側に照射される粒子線ビームは、前記照射標的の中央部側の前記仮想の粒子線ビームより鋭い
ことを特徴とする請求項9から請求項12のうちの何れか一項に記載の粒子線照射制御装置。 - 請求項9から請求項13のうちの何れか一項に記載の前記粒子線照射制御装置と、
前記仮想の粒子線ビームにおける粒子線ビームの進行方向に垂直な方向のビームサイズになるように、前記複数の粒子線ビームをそれぞれ走査する走査電磁石とを備える
ことを特徴とする粒子線照射装置。 - 粒子線ビームを照射標的に照射機器から照射するための粒子線照射装置の制御方法であって、
前記照射標的に付与すべき線量を満たすように作成される仮想の粒子線ビームと異なるエネルギの複数の粒子線ビームを重ねることで、当該粒子線ビームより鈍い前記仮想の粒子線ビームのビーム幅に広げる
ことを特徴とする粒子線照射装置の制御方法。 - 粒子線ビームを照射標的に照射機器から照射するための粒子線照射装置の制御方法であって、
前記照射標的に付与すべき線量を満たすように作成される仮想の粒子線ビームを、当該仮想の粒子線ビームより鋭い複数の前記粒子線ビームで構成する
ことを特徴とする粒子線照射装置の制御方法。 - 前記複数の前記粒子線ビームの全線量は、前記仮想の粒子線ビームの線量と同等または近い
ことを特徴とする請求項16に記載の粒子線照射装置の制御方法。 - 粒子線ビームを照射標的に照射機器から照射するための粒子線照射装置の制御方法であって、
前記照射標的に付与すべき線量を満たすように作成される仮想の粒子線ビームの照射スポットは、当該仮想の粒子線ビームより鋭い複数の粒子線ビームの照射スポットで形成される
ことを特徴とする粒子線照射装置の制御方法。 - 前記照射標的の辺縁部側に照射される粒子線ビームは、前記照射標的の中央部側の前記仮想の粒子線ビームより鋭い
ことを特徴とする請求項15から請求項18のうちの何れか一項に記載の粒子線照射装置の制御方法。 - 粒子線ビームを照射標的に照射機器から照射するための粒子線照射装置の制御方法であって、
一のスライスの前記粒子線ビームのエネルギと、他のスライスの前記粒子線ビームのエネルギとが重なる場合、一つのスライスの粒子線ビームの照射に変更する
ことを特徴とする請求項15から請求項19のうちの何れか一項に記載の粒子線照射装置の制御方法。 - 請求項15から請求項20のうちの何れか一項に記載の粒子線照射装置の制御方法を実行するための粒子線照射装置のプログラム。
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