JP2018088500A - トランジスタ基板 - Google Patents

トランジスタ基板 Download PDF

Info

Publication number
JP2018088500A
JP2018088500A JP2016231895A JP2016231895A JP2018088500A JP 2018088500 A JP2018088500 A JP 2018088500A JP 2016231895 A JP2016231895 A JP 2016231895A JP 2016231895 A JP2016231895 A JP 2016231895A JP 2018088500 A JP2018088500 A JP 2018088500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic
layer
inorganic
semiconductor layer
transistor substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016231895A
Other languages
English (en)
Inventor
佐々木 厚
Atsushi Sasaki
厚 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Joled Inc
Original Assignee
Joled Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Joled Inc filed Critical Joled Inc
Priority to JP2016231895A priority Critical patent/JP2018088500A/ja
Publication of JP2018088500A publication Critical patent/JP2018088500A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

【課題】有機半導体層を備えるトランジスタ基板であって、ソース電極及びドレイン電極をドライエッチングによって加工できるトランジスタ基板を提供する。
【解決手段】基板11と、基板11上に配置される第一ゲート電極13と、第一ゲート電極13上に配置され、無機材料で形成される第一無機ゲート絶縁層14と、第一無機ゲート絶縁層14上に配置される第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dと、第一無機ゲート絶縁層14上であって、第一ソース電極15Sと第一ドレイン電極15Dとの間に配置され、有機材料で形成される第一有機ゲート絶縁層16と、第一有機ゲート絶縁層16上に配置され、有機材料で形成される第一有機半導体層18であって、チャネルとして用いられる第一有機半導体層18とを備える。
【選択図】図1

Description

本開示は、有機半導体層を備えるトランジスタ基板に関する。
従来、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、液晶ディスプレイなどのアクティブマトリクス方式の表示装置においては、薄膜トランジスタが用いられている。薄膜トランジスタのチャネルとして用いられる半導体層の材料としては、無機材料が採用されているが、昨今、有機材料を採用する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、従来の有機材料においては、無機材料と比較して低い移動度しか得られなかったが、高い移動度を実現できる有機材料の開発が進んでいる。このため、有機材料を用いた薄膜トランジスタの実現が期待されている。有機材料を用いることにより、薄膜トランジスタの軽量化、柔軟化、低コスト化などを実現し得る。
また、特許文献1に記載された電界効果型有機トランジスタにおいては、有機半導体層とソース電極及びドレイン電極との間にキャリア注入及び誘起層を配置している。これにより、有機半導体層中での電界効果によるキャリア蓄積を増強しようとしている。
特開2011−60828号公報
特許文献1に記載された有機トランジスタにおいては、有機材料層であるキャリア注入及び誘起層上にソース電極及びドレイン電極を形成している。ここで、ソース電極及びドレイン電極をドライエッチングによってパターニングする場合には、有機材料層を損傷させるおそれがある。なお、ソース電極及びドレイン電極をウェットエッチングによってパターニングすることで、有機材料層の損傷を抑制することも可能であるが、ドライエッチングと同程度の加工精度を得ることは困難である。
そこで、本開示は、有機半導体層を備えるトランジスタ基板であって、ソース電極及びドレイン電極をドライエッチングによって加工できるトランジスタ基板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の一態様に係るトランジスタ基板は、基板と、前記基板上に配置される第一ゲート電極と、前記第一ゲート電極上に配置され、無機材料で形成される第一無機ゲート絶縁層と、前記第一無機ゲート絶縁層上に配置される第一ソース電極及び第一ドレイン電極と、前記第一無機ゲート絶縁層上であって、前記第一ソース電極と前記第一ドレイン電極との間に配置され、有機材料で形成される第一有機ゲート絶縁層と、前記第一有機ゲート絶縁層上に配置され、有機材料で形成される第一有機半導体層であって、チャネルとして用いられる第一有機半導体層とを備える。
本開示によれば、有機半導体層を備えるトランジスタ基板であって、ソース電極及びドレイン電極をドライエッチングによって加工できるトランジスタ基板を提供することができる。
図1は、実施の形態1に係るトランジスタ基板の構成を示す断面図である。 図2は、実施の形態1に係るトランジスタ基板の構成を示す上面図である。 図3Aは、実施の形態1に係るトランジスタ基板の基板、無機アンダーコート膜及び第一ゲート電極の形成工程を示す断面図である。 図3Bは、実施の形態1に係るトランジスタ基板の第一無機ゲート絶縁層の形成工程を示す断面図である。 図3Cは、実施の形態1に係るトランジスタ基板の第一ソース電極及び第一ドレイン電極の形成工程を示す断面図である。 図3Dは、実施の形態1に係るトランジスタ基板の第一有機ゲート絶縁層の形成工程を示す断面図である。 図3Eは、実施の形態1に係るトランジスタ基板の第一電荷注入層の形成工程を示す断面図である。 図3Fは、実施の形態1に係るトランジスタ基板の第一有機半導体層の形成工程を示す断面図である。 図3Gは、実施の形態1に係るトランジスタ基板の第一有機保護層の形成工程を示す断面図である。 図3Hは、実施の形態1に係るトランジスタ基板の第一無機保護層の形成工程を示す断面図である。 図4は、実施の形態2に係るトランジスタ基板の構成を示す断面図である。
以下では、本開示の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
また、本明細書において、「上方」(又は「上」)及び「下方」(又は「下」)という用語は、絶対的な空間認識における上方向(鉛直上方)及び下方向(鉛直下方)を指すものではなく、積層構成における積層順を基に相対的な位置関係により規定される用語として用いる。また、「上方」及び「下方」という用語は、2つの構成要素が互いに間隔を空けて配置されて2つの構成要素の間に別の構成要素が存在する場合のみならず、2つの構成要素が互いに密着して配置されて2つの構成要素が接する場合にも適用される。
(実施の形態1)
[1−1.構成]
実施の形態1に係るトランジスタ基板の構成について、図面を用いて説明する。
図1及び図2は、それぞれ本実施の形態に係るトランジスタ基板10の構成を示す断面図及び上面図である。
図1及び図2に示されるトランジスタ基板10は、チャネルとして用いられる有機半導体層(第一有機半導体層18)を備える基板である。トランジスタ基板10は、基板11と、無機アンダーコート膜12と、第一ゲート電極13と、第一無機ゲート絶縁層14と、第一ソース電極15Sと、第一ドレイン電極15Dと、第一有機ゲート絶縁層16と、第一電荷注入層17と、第一有機半導体層18と、第一有機保護層19と、第一無機保護層20とを備える。
基板11は、トランジスタ基板10の基台となる部材である。基板11を形成する材料は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイミドなどの電気絶縁性を有する樹脂材料である。なお、基板11は、無アルカリガラス、石英ガラス、高耐熱性ガラスなどのガラス材料で形成されてもよい。
なお、基板11は、シート状又はフィルム状の可撓性を有するフレキシブル基板でもよい。基板11は、例えば、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのフィルム材料の単層又は積層で構成されたフレキシブル樹脂基板でもよい。
無機アンダーコート膜12は、基板11に含まれる不純物(例えば、ナトリウム及びリンなど)、又は、大気中の水分などが第一有機半導体層18などに浸入するのを抑制するための膜であり、基板11上に配置される。トランジスタ基板10が無機アンダーコート膜12を備えることにより、第一有機半導体層18の物性を安定化させて、トランジスタの特性を安定化させることができる。また、無機アンダーコート膜12は、基板11上に形成された電極などを加工する際に、樹脂材料で形成された基板11を保護する機能も有する。
無機アンダーコート膜12は、酸化物絶縁層又は窒化物絶縁層などで構成される。無機アンダーコート膜12を形成する材料は、例えば、シリコン窒化物、アルミナ(Al)である。無機アンダーコート膜12の膜厚は、特に限定されないが、例えば、5nm以上500nm以下程度である。
第一ゲート電極13は、基板11上に配置される金属層である。本実施の形態では、第一ゲート電極13は、無機アンダーコート膜12上に配置される。第一ゲート電極13は、金属などの導電性材料又はその合金などの単層構造又は積層構造の電極である。第一ゲート電極13を形成する材料は、例えば、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、モリブデンタングステン(MoW)、銅(Cu)、クロム(Cr)などである。第一ゲート電極13の膜厚は、特に限定されないが、例えば、50nm以上500nm以下程度である。
第一無機ゲート絶縁層14は、第一ゲート電極13上に配置され、無機材料で形成される絶縁層である。第一無機ゲート絶縁層14上には、第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dが形成される。第一無機ゲート絶縁層14は、第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dと第一ゲート電極13とが短絡することを抑制する。第一無機ゲート絶縁層14を形成する材料は、例えば、シリコン酸化物である。これにより、第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dを、無機材料で形成される第一無機ゲート絶縁層14上において加工(パターニング)できるため、加工の際にドライエッチングを用いることができる。これにより、第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dを精度よく加工することができる。第一無機ゲート絶縁層14の膜厚は、特に限定されないが、例えば、50nm以上200nm以下程度である。
第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dは、第一無機ゲート絶縁層14上に配置される電極である。第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dは、導電性材料又はその合金などの単層構造又は積層構造の電極である。第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dを形成する材料は、例えば、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、モリブデンタングステン(MoW)、銅(Cu)、クロム(Cr)などである。これらの材料で第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dを形成することにより、導電率の高い第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dを得ることができる。第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dの膜厚は、特に限定されないが、例えば、50nm以上500nm以下程度である。
第一有機ゲート絶縁層16は、第一無機ゲート絶縁層14上であって、第一ソース電極15Sと第一ドレイン電極15Dとの間に配置され、有機材料で形成される絶縁層である。第一無機ゲート絶縁層14と第一有機半導体層18との間に第一有機ゲート絶縁層16が配置されることにより、第一有機半導体層18が第一無機ゲート絶縁層14と接触することを抑制できる。ここで、第一無機ゲート絶縁層14と第一有機半導体層18とが接触する場合には、第一無機ゲート絶縁層14の表面に存在するOH基が第一無機ゲート絶縁層14と第一有機半導体層18との界面において、電子トラップとなる。このため、第一有機半導体層18におけるn型のキャリアの移動が妨げられる。つまり、第一有機半導体層18がn型半導体となりにくくなる。一方、本実施の形態では、第一無機ゲート絶縁層14と第一有機半導体層18との間に第一有機ゲート絶縁層16が配置されるため、第一有機半導体層18においてn型キャリアの移動が妨げられない。したがって、第一有機半導体層18がn型半導体となり得る。
第一有機ゲート絶縁層16を形成する材料は、電機絶縁性を有する有機材料であれば特に限定されず、例えば、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、アクリル樹脂などである。第一有機ゲート絶縁層16の膜厚は、特に限定されないが、例えば、50nm以上200nm以下程度である。
第一電荷注入層17は、第一有機半導体層18と第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dとの間に配置され、有機材料で形成される層である。第一電荷注入層17は第一有機半導体層18と第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dとが接触することに起因するショットキー障壁の形成を抑制し、かつ、第一有機半導体層18に電荷を注入する。
また、本実施の形態では、図1に示されるように、第一電荷注入層17は、第一ソース電極15S上、又は、第一ドレイン電極15D上から第一有機ゲート絶縁層16上まで延びる。これにより、第一有機半導体層18が、第一電荷注入層17と第一有機ゲート絶縁層16との間に侵入し、第一ソース電極15S又は第一ドレイン電極15Dと接触することを抑制できる。したがって、第一有機半導体層18と第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dとが接触することで形成されるショットキー障壁の形成をより一層抑制できる。
第一電荷注入層17を形成する材料は、第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dと第一有機半導体層18との間の電気抵抗を低減できる材料であれば特に限定されない。また、第一電荷注入層17を形成する材料は、第一有機半導体層18を形成する材料、注入すべきキャリアなどに応じて適宜選択されてもよい。例えば、第一有機半導体層18に正孔を注入する場合には、第一電荷注入層17として、電子受容性材料であるテトラシアノキノジメタン(TCNQ)およびTCNQを含む電荷移動錯体などを用いることができる。また、第一有機半導体層18に電子を注入する場合には、第一電荷注入層17として、電子供与性材料であるテトラチアフルバレン(TTF)およびTTFを含む電荷移動錯体などを用いることができる。第一電荷注入層17の膜厚は、特に限定されないが、例えば、10nm以上50nm以下程度である。
第一有機半導体層18は、トランジスタ基板10においてチャネルとして用いられる有機半導体層である。第一有機半導体層18は、第一有機ゲート絶縁層16上に配置され、有機材料で形成される。
第一有機半導体層18を形成する材料は、有機材料で、かつ、半導体として機能する材料であれば特に限定されない。また、第一有機半導体層18を形成する材料は、例えば、第一有機半導体層18の極性に応じて選択されてもよい。第一有機半導体層18を形成する有機材料として、例えば、テトラセン、ペンタセン、ルブレン、ポリチオフェンなどを用いることができる。また、液晶性有機半導体を用いてもよい。これにより、第一有機半導体層18における移動度を向上できる。第一有機半導体層18の膜厚は、特に限定されないが、例えば、10nm以上100nm以下程度である。
第一有機保護層19は、第一有機半導体層18を覆い、有機材料で形成される層である。第一有機保護層19は、第一有機半導体層18を覆うことによって第一有機半導体層18を封止することができるため、第一有機半導体層18に酸素及び水が侵入することを抑制できる。これにより、第一有機半導体層18の物性が変化することを抑制できる。また、第一有機保護層19が、第一有機半導体層18を覆うことで、第一有機半導体層18が、第一有機ゲート絶縁層16、第一電荷注入層17及び第一有機保護層19によって覆われる。つまり、第一有機半導体層18の全体を有機材料で覆うことができる。このため、第一有機半導体層18と無機絶縁膜との界面の形成を抑制できる。これにより、無機絶縁膜の表面に存在するOH基に電子がトラップされることを抑制できる。
本実施の形態では、図2に示されるように、第一有機保護層19は、第一有機ゲート絶縁層16、第一電荷注入層17及び第一有機半導体層18を覆う。これにより、第一有機保護層19は、他の有機材料層に酸素及び水などが侵入することを抑制できる。また、第一有機保護層19は、トランジスタ基板10を製造する際に、第一有機保護層19形成後のプロセスにおける他の有機材料層の損傷を抑制できる。
第一有機保護層19を形成する材料は、電気絶縁性を有する有機材料であれば特に限定されず、例えば、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステルなどである。第一有機保護層19の膜厚は、特に限定されないが、例えば、50nm以上1μm以下程度である。
第一無機保護層20は、第一有機保護層19を覆い、無機材料で形成される層である。このように、有機絶縁膜より酸素及び水に対するバリア性能が高い第一無機保護層20で第一有機保護層19を覆うことによって、第一有機半導体層18を二重に封止することができるため、第一有機半導体層18に酸素及び水が侵入することをより一層抑制できる。これにより、第一有機半導体層18の物性が変化することをより一層抑制できる。
本実施の形態では、図2に示されるように、第一無機保護層20は第一有機保護層19全体を覆う。上述のとおり、第一有機保護層19は、自身以外のすべての有機材料層を覆うため、第一無機保護層20は第一有機保護層19を含むすべての有機材料層を覆うことができる。これにより、第一無機保護層20は、すべての有機材料層に酸素及び水などが侵入することを抑制できる。
第一無機保護層20を形成する材料は、電気絶縁性を有する無機材料であれば特に限定されず、例えば、シリコン窒化物、アルミナ(Al)などである。第一無機保護層20の膜厚は、特に限定されないが、例えば、5nm以上500nm以下程度である。
[1−2.製造方法]
本実施の形態に係るトランジスタ基板10の製造方法について図面を用いて説明する。
図3Aは、本実施の形態に係るトランジスタ基板10の基板11、無機アンダーコート膜12及び第一ゲート電極13の形成工程を示す断面図である。図3B、図3C及び図3Dは、それぞれ、本実施の形態に係るトランジスタ基板10の第一無機ゲート絶縁層14、第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15D、並びに、第一有機ゲート絶縁層16の形成工程を示す断面図である。図3E、図3F、図3G及び図3Hは、それぞれ本実施の形態に係るトランジスタ基板10の第一電荷注入層17、第一有機半導体層18、第一有機保護層19及び第一無機保護層20の形成工程を示す断面図である。
図3Aに示されるように、まず、基板11を準備し、基板11上に、無機アンダーコート膜12及び第一ゲート電極13を形成する。
基板11として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイミドなどの電気絶縁性を有する樹脂材料からなる基板を準備する。なお、基板11として、ガラス基板を準備してもよい。
続いて、無機アンダーコート膜12として、基板11にシリコン窒化膜をプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)によって成膜する。
続いて、第一ゲート電極13を基板11上に所定形状で形成する。本実施の形態では、第一ゲート電極13は、無機アンダーコート膜12上に形成される。例えば、無機アンダーコート膜12上にアルミニウム膜などの金属膜をスパッタ法によって成膜し、フォトリソグラフィ及びドライエッチングを用いて金属膜を加工することにより、所定形状の第一ゲート電極13を形成する。また、第一ゲート電極13は、複数種の金属材料を積層した多層構造を有してもよい。本実施の形態では、第一ゲート電極13の直下には無機材料である無機アンダーコート膜12が配置されるため、直下の層の損傷を抑制しつつ、第一ゲート電極13をドライエッチングによって精度よく加工できる。
次に、図3Bに示されるように、第一無機ゲート絶縁層14を第一ゲート電極13上に所定形状で形成する。本実施の形態では、第一ゲート電極13を覆うように第一無機ゲート絶縁層14を形成する。
第一無機ゲート絶縁層14は、例えば、シリコン酸化膜である。この場合、例えば、プラズマCVD法によってシリコン酸化膜を成膜することができる。このようにして形成されたシリコン酸化膜をフォトリソグラフィ及びドライエッチングを用いて加工することにより、所定形状の第一無機ゲート絶縁層14を形成する。
次に、図3Cに示されるように、第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dを第一無機ゲート絶縁層14及び無機アンダーコート膜12上に所定形状で形成する。
第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dを形成するために、まず、第一無機ゲート絶縁層14上にアルミニウム膜などの金属膜をスパッタ法によって成膜する。その後、フォトリソグラフィ及びドライエッチングによって、積層した金属膜を加工することで、所定形状の第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dを形成する。ここで、本実施の形態では、第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dの直下の第一無機ゲート絶縁層14及び無機アンダーコート膜12は、いずれも無機材料で形成されている。このため、これらの直下の層の損傷を抑制しつつ、ドライエッチングによって第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dを精度よく加工できる。
次に、図3Dに示されるように、第一有機ゲート絶縁層16を所定形状で形成する。本実施の形態では、第一ソース電極15Sと第一ドレイン電極15Dとの間を埋めるように、第一有機ゲート絶縁層16を形成する。
第一有機ゲート絶縁層16は、例えば、ポリイミドなどの有機材料を、インクジェット法を用いて基板11上に印刷することによって形成できる。なお、第一有機ゲート絶縁層16を、有機材料スピンコートなどによって塗布し、フォトリソグラフィ及びエッチングによって加工することで形成してもよい。また、第一有機ゲート絶縁層16を、グラビア印刷などによって形成してもよい。
次に、図3Eに示されるように、第一電荷注入層17を第一ソース電極15S上、及び、第一ドレイン電極15D上に所定形状で形成する。本実施の形態では、第一電荷注入層17は、第一ソース電極15S上、又は、第一ドレイン電極15D上から第一有機ゲート絶縁層16上にわたって連続的に形成される。第一電荷注入層17の形成方法は、使用する材料以外においては、上述した第一有機ゲート絶縁層16の形成方法と同様である。
次に、図3Fに示されるように、第一有機半導体層18を第一有機ゲート絶縁層16上に所定形状で形成する。本実施の形態では、第一有機半導体層18は、第一有機ゲート絶縁層16及び第一電荷注入層17上に形成される。第一有機半導体層18の形成方法は、使用する材料以外においては、上述した第一有機ゲート絶縁層16の形成方法と同様である。
次に、図3Gに示されるように、第一有機保護層19を第一有機半導体層18上に所定形状で形成する。本実施の形態では、第一有機保護層19は、第一有機ゲート絶縁層16、第一電荷注入層17及び第一有機半導体層18を覆うように形成される。第一有機保護層19の形成方法は、上述した第一有機ゲート絶縁層16の形成方法と同様である。
次に、図3Hに示されるように、第一無機保護層20を第一有機保護層19上に所定形状で形成する。本実施の形態では、第一無機保護層20は、第一有機保護層19を覆うように形成される。
第一無機保護層20は、第一有機保護層19を覆うように形成されたシリコン酸化膜などの電気絶縁性を有する無機材料膜を、フォトリソグラフィ及びドライエッチングを用いて加工することにより形成される。無機材料膜は、例えば、ALD(Atomic Layer Deposition)、スパッタ法、CVDなどによって形成してもよい。本実施の形態では、図2に示されるように、第一無機保護層20の周縁は、無機材料上に配置される。したがって、第一無機保護層20の直下の層の損傷を抑制しつつ、ドライエッチングによって第一無機保護層20を精度よく加工できる。
以上のように、本実施の形態に係るトランジスタ基板10を製造することができる。
[1−3.まとめ]
以上のように、本実施の形態に係るトランジスタ基板10は、基板11と、基板11上に配置される第一ゲート電極13と、第一ゲート電極13上に配置され、無機材料で形成される第一無機ゲート絶縁層14と、第一無機ゲート絶縁層14上に配置される第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dと、第一無機ゲート絶縁層14上であって、第一ソース電極15Sと第一ドレイン電極15Dとの間に配置され、有機材料で形成される第一有機ゲート絶縁層16と、第一有機ゲート絶縁層16上に配置され、有機材料で形成される第一有機半導体層18であって、チャネルとして用いられる第一有機半導体層18とを備える。
これにより、第一ゲート電極13、第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dの直下には無機材料層が配置されるため、直下の層の損傷を抑制しつつ、これらの電極をドライエッチングによって精度よく加工できる。また、第一有機半導体層18に接触する絶縁膜は、有機材料で形成される第一有機ゲート絶縁層16であるため、第一有機半導体層18が無機絶縁膜と接触することを抑制できる。したがって、第一有機半導体層18の電子が、無機絶縁膜の表面に存在するOH基にトラップされることを抑制できる。
また、トランジスタ基板10は、さらに、第一有機半導体層18と第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dとの間に配置され、有機材料で形成される第一電荷注入層17を備えてもよい。
これにより、第一電荷注入層17は、第一有機半導体層18と第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dとが接触することに起因するショットキー障壁の形成を抑制し、かつ、第一有機半導体層18に電荷を注入する。
また、トランジスタ基板10において、第一電荷注入層17は、第一ソース電極15S上、又は、第一ドレイン電極15D上から第一有機ゲート絶縁層16上まで延びてもよい。
これにより、第一有機半導体層18が、第一電荷注入層17と第一有機ゲート絶縁層16との間に侵入し、第一ソース電極15S又は第一ドレイン電極15Dと接触することを抑制できる。したがって、第一有機半導体層18と第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dとが接触することに起因するショットキー障壁の形成をより一層抑制できる。
また、トランジスタ基板10は、さらに、第一有機半導体層18を覆い、有機材料で形成される第一有機保護層19を備えてもよい。
このような第一有機保護層19は、第一有機半導体層18を覆うことによって第一有機半導体層18を封止することができるため、第一有機半導体層18に酸素及び水が侵入することを抑制できる。これにより、第一有機半導体層18の物性が変化することを抑制できる。また、第一有機保護層19が、第一有機半導体層18を覆うことで、第一有機半導体層18が、第一有機ゲート絶縁層16、第一電荷注入層17及び第一有機保護層19によって覆われる。つまり、第一有機半導体層18の全体を有機材料で覆うことができる。このため、第一有機半導体層18と無機絶縁膜との界面の形成を抑制できる。これにより、無機絶縁膜の表面に存在するOH基に電子がトラップされることを抑制できる。
また、トランジスタ基板10は、さらに、第一有機保護層19を覆い、無機材料で形成される第一無機保護層20を備えてもよい。
このように、有機絶縁膜より酸素及び水に対するバリア性能が高い第一無機保護層20で第一有機保護層19を覆うことによって、第一有機半導体層18を二重に封止することができるため、第一有機半導体層18に酸素及び水が侵入することをより一層抑制できる。これにより、第一有機半導体層18の物性が変化することをより一層抑制できる。
また、トランジスタ基板10において、第一無機保護層20の周縁は、無機材料上に配置されてもよい。
これにより、第一無機保護層20の直下の層の損傷を抑制しつつ、ドライエッチングによって第一無機保護層20を精度よく加工できる。
また、本実施の形態に係るトランジスタ基板10は、基板11と、基板11上に配置される第一ゲート電極13と、第一ゲート電極13の上方に配置される第一ソース電極15S及び第一ドレイン電極15Dとを備える。トランジスタ基板10は、さらに、第一ソース電極15Sと第一ドレイン電極15Dとの間に配置され、有機材料で形成される第一有機ゲート絶縁層16とを備える。トランジスタ基板10は、さらに、第一有機ゲート絶縁層16上に配置され、有機材料で形成される第一有機半導体層18であって、チャネルとして用いられる第一有機半導体層18と、第一有機半導体層18を覆い、有機材料で形成される第一有機保護層19と、第一有機保護層19を覆い、無機材料で形成される第一無機保護層20とを備える。
このように、第一有機半導体層18を第一有機保護層19で覆うことにより、第一有機半導体層18に酸素及び水が侵入することを抑制できる。これにより、第一有機半導体層18の物性が変化することを抑制できる。また、第一有機保護層19は、第一有機半導体層18を覆うことによって、第一有機半導体層18と、無機絶縁膜との界面の形成を抑制する。これにより、無機絶縁膜の表面に存在するOH基に電子がトラップされることを抑制できる。さらに、有機絶縁膜より酸素及び水に対するバリア性能が高い第一無機保護層20で第一有機保護層19を覆うことによって、第一有機半導体層18を二重に封止することができるため、第一有機半導体層18に酸素及び水が侵入することをより一層抑制できる。これにより、第一有機半導体層18の物性が変化することをより一層抑制できる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係るトランジスタ基板について説明する。本実施の形態に係るトランジスタ基板においては、同一基板上に、異なる特性を有するトランジスタが形成される点において、実施の形態1に係るトランジスタ基板10と相違する。以下、本実施の形態に係るトランジスタ基板について、実施の形態1に係るトランジスタ基板10との相違点を中心に説明する。
[2−1.構成]
本実施の形態に係るトランジスタ基板の構成について図面を用いて説明する。
図4は、本実施の形態に係るトランジスタ基板210の構成を示す断面図である。
図4に示されるように、本実施の形態にトランジスタ基板210は、実施の形態1に係るトランジスタ基板10と、他のトランジスタ基板110とが一体化された基板である。
トランジスタ基板110は、実施の形態1に係るトランジスタ基板10と同様に、チャネルとして用いられる有機半導体層(第二有機半導体層118)を備える基板である。トランジスタ基板110は、基板11と、無機アンダーコート膜12と、第二ゲート電極113と、第二無機ゲート絶縁層114と、第二ソース電極115Sと、第二ドレイン電極115Dと、第二有機ゲート絶縁層116と、第二電荷注入層117と、第二有機半導体層118と、第二有機保護層119と、第二無機保護層120とを備える。
トランジスタ基板110において、第二有機半導体層118は、第一有機半導体層18と異なる伝導型を有する。具体的には、トランジスタ基板110は、例えば、第二有機半導体層118を形成する材料において、トランジスタ基板10と相違する。
これにより、例えば、トランジスタ基板10をn型のMOSFET(Metal−Oxide Semiconductor Field−Effect Transistor)とし、トランジスタ基板110をp型のMOSFETとすることができる。これにより、トランジスタ基板210において、CMOS(Complementary MOS)を構成することができる。
さらに、本実施の形態では、トランジスタ基板10及びトランジスタ基板110における有機材料層をそれぞれ異なる材料で形成できるため、各トランジスタ基板においてそれぞれの型に最適化された材料の組み合わせを適用することができる。つまり、トランジスタ基板110において、第二有機ゲート絶縁層116、第二電荷注入層117及び第二有機保護層119を形成する材料を、第二有機半導体層118を形成する材料に合わせて最適化できる。
本実施の形態に係るトランジスタ基板110の構成は、各有機材料層を形成する材料以外は、トランジスタ基板10と同様である。なお、トランジスタ基板110における有機材料層を形成する各材料だけでなく、各無機材料層を形成する各材料も、トランジスタ基板10の対応する各層を形成する各材料と異ならせてもよい。
[2−2.製造方法]
本実施の形態に係るトランジスタ基板210の製造方法について説明する。
トランジスタ基板110の製造方法は、用いる材料を除いて、トランジスタ基板10の製造方法と同様である。
本実施の形態に係るトランジスタ基板210において、基板11と、無機材料で構成される部分、すなわち無機アンダーコート膜12、第二ゲート電極113、第二無機ゲート絶縁層114、第二ソース電極115S及び第二ドレイン電極115Dの材料及びプロセスは、トランジスタ基板10とトランジスタ基板110とで共通である。
第二ソース電極115S及び第二ドレイン電極115D形成後のプロセスについては、トランジスタ基板10側の各層をすべて形成した後、トランジスタ基板110側の各層を形成してもよいし、トランジスタ基板10とトランジスタ基板110とを並行して形成してもよい。また、トランジスタ基板10及びトランジスタ基板110が、同一の材料からなる層を有する場合には、トランジスタ基板10及びトランジスタ基板110の各層を同時に形成してよい。
[2−3.まとめ]
以上のように、本実施の形態に係るトランジスタ基板210は、実施の形態1に係るトランジスタ基板10に加えて、さらに、基板11上に配置された第二ゲート電極113と、第二ゲート電極113上に配置され、無機材料で形成される第二無機ゲート絶縁層114と、第二無機ゲート絶縁層114上に配置される第二ソース電極115S及び第二ドレイン電極115Dと、第二無機ゲート絶縁層114上であって、第二ソース電極115Sと第二ドレイン電極115Dとの間に配置され、有機材料で形成される第二有機ゲート絶縁層116と、第二有機ゲート絶縁層116上に配置され、有機材料で形成される第二有機半導体層118であって、チャネルとして用いられる第二有機半導体層118とを備え、第二有機半導体層118は、第一有機半導体層18と異なる伝導型を有する。
これにより、例えば、トランジスタ基板210においてn型のMOSFETとp型のMOSFETとを形成することができる。これにより、トランジスタ基板210において、CMOSを構成することができる。
また、トランジスタ基板210では、第一有機ゲート絶縁層16及び第二有機ゲート絶縁層116を形成する材料を、それぞれ第一有機半導体層18及び第二有機半導体層118の材料に合わせて最適化できる。
また、トランジスタ基板210は、さらに、第二有機半導体層118と第二ソース電極115S及び第二ドレイン電極115Dとの間に配置され、有機材料で形成される第二電荷注入層117を備えてもよい。
これにより、トランジスタ基板210では、第一電荷注入層17及び第二電荷注入層117を形成する材料を、それぞれ第一有機半導体層18及び第二有機半導体層118の材料に合わせて最適化できる。
また、トランジスタ基板210は、さらに、第二有機半導体層118を覆い、有機材料で形成される第二有機保護層119を備えてもよい。
これにより、トランジスタ基板210では、第一有機保護層19及び第二有機保護層119を形成する材料を、それぞれ第一有機半導体層18及び第二有機半導体層118の材料に合わせて最適化できる。
(変形例など)
以上、本開示に係るトランジスタ基板などについて、上記各実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、上記各実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記各実施の形態においては、基板11上に、無機アンダーコート膜12を配置したが、無機アンダーコート膜12は、必ずしも配置されなくてもよい。この場合、基板11を形成する材料として、無機材料を用いてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
本開示に係るトランジスタ基板は、例えば、テレビジョンセット、パーソナルコンピュータ、携帯電話などの表示装置などに広く利用することができる。
10、110、210 トランジスタ基板
11 基板
12 無機アンダーコート膜
13 第一ゲート電極
14 第一無機ゲート絶縁層
15D 第一ドレイン電極
15S 第一ソース電極
16 第一有機ゲート絶縁層
17 第一電荷注入層
18 第一有機半導体層
19 第一有機保護層
20 第一無機保護層
113 第二ゲート電極
114 第二無機ゲート絶縁層
115D 第二ドレイン電極
115S 第二ソース電極
116 第二有機ゲート絶縁層
117 第二電荷注入層
118 第二有機半導体層
119 第二有機保護層
120 第二無機保護層

Claims (9)

  1. 基板と、
    前記基板上に配置される第一ゲート電極と、
    前記第一ゲート電極上に配置され、無機材料で形成される第一無機ゲート絶縁層と、
    前記第一無機ゲート絶縁層上に配置される第一ソース電極及び第一ドレイン電極と、
    前記第一無機ゲート絶縁層上であって、前記第一ソース電極と前記第一ドレイン電極との間に配置され、有機材料で形成される第一有機ゲート絶縁層と、
    前記第一有機ゲート絶縁層上に配置され、有機材料で形成される第一有機半導体層であって、チャネルとして用いられる第一有機半導体層とを備える
    トランジスタ基板。
  2. さらに、
    前記第一有機半導体層と前記第一ソース電極及び前記第一ドレイン電極との間に配置され、有機材料で形成される第一電荷注入層を備える
    請求項1に記載のトランジスタ基板。
  3. 前記第一電荷注入層は、前記第一ソース電極上、又は、前記第一ドレイン電極上から前記第一有機ゲート絶縁層上まで延びる
    請求項2に記載のトランジスタ基板。
  4. さらに、
    前記第一有機半導体層を覆い、有機材料で形成される第一有機保護層を備える
    請求項2又は3に記載のトランジスタ基板。
  5. さらに、
    前記第一有機保護層を覆い、無機材料で形成される第一無機保護層を備える
    請求項4に記載のトランジスタ基板。
  6. 前記第一無機保護層の周縁は、無機材料上に配置される
    請求項5に記載のトランジスタ基板。
  7. さらに、
    前記基板上に配置された第二ゲート電極と、
    前記第二ゲート電極上に配置され、無機材料で形成される第二無機ゲート絶縁層と、
    前記第二無機ゲート絶縁層上に配置される第二ソース電極及び第二ドレイン電極と、
    前記第二無機ゲート絶縁層上であって、前記第二ソース電極と前記第二ドレイン電極との間に配置され、有機材料で形成される第二有機ゲート絶縁層と、
    前記第二有機ゲート絶縁層上に配置され、有機材料で形成される第二有機半導体層であって、チャネルとして用いられる第二有機半導体層とを備え、
    前記第二有機半導体層は、前記第一有機半導体層と異なる伝導型を有する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のトランジスタ基板。
  8. さらに、
    前記第二有機半導体層と前記第二ソース電極及び前記第二ドレイン電極との間に配置され、有機材料で形成される第二電荷注入層を備える
    請求項7に記載のトランジスタ基板。
  9. さらに、
    前記第二有機半導体層を覆い、有機材料で形成される第二有機保護層を備える
    請求項7又は8に記載のトランジスタ基板。
JP2016231895A 2016-11-29 2016-11-29 トランジスタ基板 Pending JP2018088500A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016231895A JP2018088500A (ja) 2016-11-29 2016-11-29 トランジスタ基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016231895A JP2018088500A (ja) 2016-11-29 2016-11-29 トランジスタ基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018088500A true JP2018088500A (ja) 2018-06-07

Family

ID=62494479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016231895A Pending JP2018088500A (ja) 2016-11-29 2016-11-29 トランジスタ基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018088500A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019193722A (ja) * 2018-05-02 2019-11-07 株式会社三共 遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019193722A (ja) * 2018-05-02 2019-11-07 株式会社三共 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11011552B2 (en) Method for manufacturing a display substrate comprising interconnected first and second wirings
US9780305B2 (en) Mask frame assembly for thin film deposition
US9591745B2 (en) Display apparatus reducing dead space
US20150144952A1 (en) Display substrate, method of manufacturing the same, and display device including the same
KR20120037838A (ko) 트랜지스터 및 이를 포함하는 전자소자
US9117708B2 (en) Thin film transistor and method of manufacturing the same
CN104934437B (zh) 薄膜晶体管元件基板及其制造方法、和有机el显示装置
JP2017220632A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
US9252165B2 (en) Semiconductor device structure, method for manufacturing the same and pixel structure using the same
EP2908348B1 (en) Thin film transistor and manufacturing method thereof, array substrate and display device
US20160291219A1 (en) Mirror substrates, methods of manufacturing the same and display devices including the same
KR20150043238A (ko) 박막 트랜지스터 및 그 제조 방법과 표시 장치 및 전자 기기
JP2018088500A (ja) トランジスタ基板
CN108428795B (zh) 薄膜晶体管、其制造方法和包括其的电子设备
US10510898B2 (en) Thin film transistor and manufacturing method therefor
CN215644507U (zh) 薄膜晶体管和阵列基板
CN212084973U (zh) 一种提升容值的补偿电容结构
CN212485329U (zh) 一种具有指纹识别功能的显示面板
KR20090120697A (ko) 유기 발광 디스플레이 장치 및 그 제조방법
KR102283812B1 (ko) 반도체 소자 및 반도체 소자를 포함하는 유기 발광 표시 장치
JP6987188B2 (ja) 半導体装置
JP2014067981A (ja) 薄膜トランジスタアレイおよび画像表示装置
JP6123413B2 (ja) 薄膜トランジスタアレイおよび画像表示装置
JP6273374B2 (ja) トランジスタ、および、トランジスタの製造方法
CN115411113A (zh) 薄膜晶体管及其制备方法、阵列基板

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20170322