JP2018088350A - モールドコネクタの製造方法、モールドコネクタ、及びワイヤハーネス - Google Patents
モールドコネクタの製造方法、モールドコネクタ、及びワイヤハーネス Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018088350A JP2018088350A JP2016231035A JP2016231035A JP2018088350A JP 2018088350 A JP2018088350 A JP 2018088350A JP 2016231035 A JP2016231035 A JP 2016231035A JP 2016231035 A JP2016231035 A JP 2016231035A JP 2018088350 A JP2018088350 A JP 2018088350A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holder
- mold
- terminal
- cable
- sheath
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
Description
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1(a)は、本実施の形態に係るモールドコネクタの製造方法を説明する図であり、(b)は、本実施の形態に係るモールドコネクタの断面図である。また、図2は、モールドコネクタの外観を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は正面図、(e)は(a)のA−A線断面図である。
ホルダ4は、略直方体形状に形成され、正面視で角を丸めた矩形状に形成されている。ホルダ4は、絶縁性の樹脂からなり、4本の接続端子3を整列した状態で支持するように構成されている。本実施の形態では、ホルダ4に用いる樹脂として、シース2b及びモールド樹脂6に用いる樹脂と同じウレタン樹脂を用いた。本実施の形態では、ホルダ4は、2本のケーブル2の絶縁電線7に設けられた接続端子3を一括して支持することになる。
リアホルダ5は、絶縁性の樹脂からなり、ホルダ4の絶縁電線7の延出側に設けられていると共にホルダ4に固定されており、かつ、ケーブル2のシース2bを支持している。リアホルダ5を備えることで、ケーブル2のシース2bとホルダ4(接続端子3)との相対的な位置関係が固定されるので、絶縁電線7の曲がり癖の影響を受けてケーブル2の位置がずれるといった不具合を抑制可能になる。また、溶融樹脂を流し込む際の圧力による絶縁電線7のあばれを抑制し、本来樹脂モールド6に覆われる部分のシース2bや絶縁電線7が樹脂モールド6から露出し、防水がとれなくなってしまうといった不具合を抑制可能になる。本実施の形態では、リアホルダ5に用いる樹脂として、シース2b、モールド樹脂6、及びホルダ4に用いる樹脂と同じウレタン樹脂を用いた。
まず、両ケーブル2の端部におけるシース2bを除去してコア2aを露出させ、コア2aの撚りをほどく。その後、各絶縁電線7の端部における絶縁体7bを除去して導体7aを露出させ、露出させた導体7aに接続端子3の導体接続部3aを加締め固定(あるいは溶接)することで、導体7aと接続端子3とを電気的に接続する。
以上説明したように、本実施の形態に係るモールドコネクタの製造方法では、ケーブル2の端部にて露出されている複数の絶縁電線7の端部にそれぞれ接続端子3を設け、各接続端子3と各絶縁電線7の導体7aとを電気的に接続し、複数の接続端子3をホルダ4に支持させ、ホルダ4の絶縁電線7の延出側に、ホルダ4に固定されており、かつ、ケーブル2のシース2bを支持するシース支持部51を有するリアホルダ5を設け、ホルダ4とリアホルダ5とケーブル2の先端部とを金型8に収容し、金型8に溶融樹脂を流し込んで、ホルダ4とリアホルダ5とケーブル2の先端部とを覆うモールド樹脂6を形成している。
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
2…ケーブル
2a…コア
2b…シース
3…接続端子
4…ホルダ
41…端子収容穴
42…端子固定用フック
42a…軸部
42b…係止爪
43…フック逃がし穴
5…リアホルダ
51…シース支持部
52…絶縁電線収容部
53…連結用突起
6…モールド樹脂
7…絶縁電線
7a…導体
7b…絶縁体
8…金型
10…ゲート
100…ワイヤハーネス
Claims (11)
- 複数の絶縁電線を撚り合わせてなるコアと該コアの周囲を被覆しているシースとを有するケーブルの端部に設けられるモールドコネクタの製造方法であって、
前記ケーブルの端部にて露出されている前記複数の絶縁電線の端部にそれぞれ接続端子を設け、前記各接続端子と前記各絶縁電線の導体とを電気的に接続し、
前記複数の接続端子をホルダに支持させ、
前記ホルダの前記絶縁電線の延出側に、前記ホルダに固定されており、かつ、前記ケーブルの前記シースを支持するシース支持部を有するリアホルダを設け、
前記ホルダと前記リアホルダと前記ケーブルの先端部とを金型に収容し、前記金型に溶融樹脂を流し込んで、前記ホルダと前記リアホルダと前記ケーブルの先端部とを覆うモールド樹脂を形成する、
モールドコネクタの製造方法。 - 前記ホルダは、
前記接続端子を収容する複数の端子収容穴と、
前記端子収容穴の内壁の一部を構成すると共に、前記ホルダの先端側に固定端を有し前記接続端子の挿入側へと開放端が延出されている舌片状の軸部と、前記軸部から前記端子収容穴内に突出し前記端子収容穴に収容された接続端子を係止する係止爪と、を有する端子固定用フックと、
前記端子収容穴と前記端子固定用フックを挟んで対向する位置に形成されており、前記接続端子の挿入時又は抜去時における前記端子固定用フックの弾性変形を許容するためのフック逃がし穴と、を有し、
前記リアホルダは、
前記シース支持部の前記ホルダ側に形成され、前記ホルダから延出されている前記複数の絶縁電線を収容する絶縁電線収容部と、
前記絶縁電線収容部の前記シース支持部と反対側の端部から先端側に突出している連結用突起と、を有しており、
前記連結用突起を前記フック逃がし穴に嵌合させることで、前記ホルダと前記リアホルダとを互いに固定する、
請求項1に記載のモールドコネクタの製造方法。 - 前記リアホルダは、前記フック逃がし穴と同数の複数の前記連結用突起を有しており、
前記各連結用突起を対応する前記フック逃がし穴にそれぞれ嵌合させることで、前記ホルダと前記リアホルダとを互いに固定する、
請求項2に記載のモールドコネクタの製造方法。 - 前記絶縁電線収容部は、前記絶縁電線収容部内に前記溶融樹脂を流入させるための開口を有しており、
前記リアホルダを、前記金型の前記溶融樹脂を流入させるゲートと反対側に前記開口が向くように、前記金型に配置する、
請求項2または3に記載のモールドコネクタの製造方法。 - 前記ホルダを、前記金型の前記溶融樹脂を流入させるゲートと対向する位置に配置して前記モールド樹脂を形成するようにし、
かつ、前記ホルダの前記ゲートと対向する対向部は、前記溶融樹脂の流入方向に対して垂直な平坦面に形成されている、
請求項1乃至4の何れか1項に記載のモールドコネクタの製造方法。 - 前記ホルダに、複数の前記ケーブルの前記絶縁電線に設けられた前記接続端子を一括して支持させ、
前記リアホルダの前記シース支持部に、前記複数のケーブルのシースをそれぞれ支持させ、
前記ホルダと前記リアホルダと複数の前記ケーブルの先端部とを一括して覆うようにモールド樹脂を形成する、
請求項1乃至5の何れか1項に記載のモールドコネクタの製造方法。 - 複数の絶縁電線を撚り合わせてなるコアと該コアの周囲を被覆しているシースとを有するケーブルの端部に設けられ、
前記ケーブルの端部にて露出されている前記複数の絶縁電線の端部にそれぞれ設けられており、前記各絶縁電線の導体と電気的に接続されている複数の接続端子と、
前記複数の接続端子を支持するホルダと、
前記ホルダの前記絶縁電線の延出側に設けられていると共に前記ホルダに固定されており、かつ、前記ケーブルの前記シースを支持するシース支持部を有するリアホルダと、
前記ホルダと前記リアホルダと前記ケーブルの先端部とを覆うように設けられているモールド樹脂と、を備えた、
モールドコネクタ。 - 前記ホルダは、
前記接続端子を収容する複数の端子収容穴と、
前記端子収容穴の内壁の一部を構成すると共に、前記ホルダの先端側に固定端を有し前記接続端子の挿入側へと開放端が延出されている舌片状の軸部と、前記軸部から前記端子収容穴内に突出し前記端子収容穴に収容された接続端子を係止する係止爪と、を有する端子固定用フックと、
前記端子収容穴と前記端子固定用フックを挟んで対向する位置に形成されており、前記接続端子の挿入時又は抜去時における前記端子固定用フックの弾性変形を許容するためのフック逃がし穴と、を有し、
前記リアホルダは、
前記シース支持部の前記ホルダ側に形成され、前記ホルダから延出されている前記複数の絶縁電線を収容する絶縁電線収容部と、
前記絶縁電線収容部の前記シース支持部と反対側の端部から先端側に突出している連結用突起と、を有しており、
前記連結用突起を前記フック逃がし穴に嵌合させることで、前記ホルダと前記リアホルダとが互いに固定されている、
請求項7に記載のモールドコネクタ。 - 前記リアホルダは、前記フック逃がし穴と同数の複数の前記連結用突起を有しており、
前記各連結用突起を対応する前記フック逃がし穴にそれぞれ嵌合させることで、前記ホルダと前記リアホルダとが互いに固定されている、
請求項8に記載のモールドコネクタ。 - 前記ホルダは、複数の前記ケーブルの前記絶縁電線に設けられた前記接続端子を一括して支持しており、
前記リアホルダの前記シース支持部は、前記複数のケーブルのシースをそれぞれ支持しており、
前記モールド樹脂は、前記ホルダと前記リアホルダと複数の前記ケーブルの先端部とを一括して覆うように形成されている、
請求項7乃至9の何れか1項に記載のモールドコネクタ。 - 複数の絶縁電線を撚り合わせてなるコアと該コアの周囲を被覆しているシースとを有するケーブルと、
請求項7乃至10の何れか1項に記載のモールドコネクタと、を備えた、
ワイヤハーネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016231035A JP6825334B2 (ja) | 2016-11-29 | 2016-11-29 | モールドコネクタの製造方法、モールドコネクタ、及びワイヤハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016231035A JP6825334B2 (ja) | 2016-11-29 | 2016-11-29 | モールドコネクタの製造方法、モールドコネクタ、及びワイヤハーネス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018088350A true JP2018088350A (ja) | 2018-06-07 |
JP6825334B2 JP6825334B2 (ja) | 2021-02-03 |
Family
ID=62494427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016231035A Active JP6825334B2 (ja) | 2016-11-29 | 2016-11-29 | モールドコネクタの製造方法、モールドコネクタ、及びワイヤハーネス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6825334B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022070580A1 (ja) * | 2020-10-01 | 2022-04-07 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6035476U (ja) * | 1983-08-18 | 1985-03-11 | 中央無線株式会社 | 多芯コ−ド付き小型プラグ |
JPH04105470U (ja) * | 1991-02-21 | 1992-09-10 | ヒロセ電機株式会社 | 電気コネクタ構造 |
JP2011060426A (ja) * | 2009-09-04 | 2011-03-24 | Yazaki Corp | コネクタ |
WO2016051489A1 (ja) * | 2014-09-30 | 2016-04-07 | 日立金属株式会社 | モールドコネクタ、モールドコネクタの製造方法、及びワイヤハーネス |
-
2016
- 2016-11-29 JP JP2016231035A patent/JP6825334B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6035476U (ja) * | 1983-08-18 | 1985-03-11 | 中央無線株式会社 | 多芯コ−ド付き小型プラグ |
JPH04105470U (ja) * | 1991-02-21 | 1992-09-10 | ヒロセ電機株式会社 | 電気コネクタ構造 |
JP2011060426A (ja) * | 2009-09-04 | 2011-03-24 | Yazaki Corp | コネクタ |
WO2016051489A1 (ja) * | 2014-09-30 | 2016-04-07 | 日立金属株式会社 | モールドコネクタ、モールドコネクタの製造方法、及びワイヤハーネス |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022070580A1 (ja) * | 2020-10-01 | 2022-04-07 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6825334B2 (ja) | 2021-02-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6882941B2 (ja) | 同軸コネクタ組立体 | |
EP2500997B1 (en) | Connector and method of producing it | |
JP5382526B2 (ja) | 電気接続箱 | |
US9124018B2 (en) | Connector and method of making the same | |
CN107534245B (zh) | 分支连接器 | |
JP6527911B2 (ja) | コネクタ | |
JP6011449B2 (ja) | モールドコネクタの製造方法 | |
EP2827459B1 (en) | Connector | |
JP6371274B2 (ja) | コネクタ筐体及びコネクタ | |
JP2017062915A (ja) | コネクタ | |
US20140051270A1 (en) | Electric junction box having divisible block | |
EP2475050A1 (en) | Connector | |
EP3745540B1 (en) | Connector and wire harness | |
JP5170013B2 (ja) | シールドコネクタ | |
JP2018088350A (ja) | モールドコネクタの製造方法、モールドコネクタ、及びワイヤハーネス | |
US10411366B2 (en) | Connector housing containing a wire terminal with a molded portion | |
JP5720590B2 (ja) | コネクタ | |
US20190074629A1 (en) | Wire with terminal | |
JP2016096674A (ja) | 電気接続箱 | |
JP2014060073A (ja) | コネクタ | |
JP2011060426A (ja) | コネクタ | |
JP2000223198A (ja) | 電気コネクタ | |
US12080968B2 (en) | Joint connector | |
KR100952811B1 (ko) | 차폐용 커넥터 및 이를 구비한 차폐용 커넥터 세트 | |
US20180175532A1 (en) | Connector |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20180327 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190808 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200619 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200721 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200903 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201215 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201228 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6825334 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |