JP2018087891A - 吸音構造体 - Google Patents

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佳史 丸岡
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Abstract

【課題】軽量で薄く、特に低周波数領域の吸音特性に優れた吸音構造体を提供する。【解決手段】本は発明の吸音構造体は、繊維層が二層以上積層されて成る吸音構造体であり、層方向全体の厚みが8.0mm以上であり、音源側に配置される不織布がポリエチレン繊維の示唆操作型熱量測定(DSC)における昇温速度10℃/分でのDSC曲線が140℃以上の温度領域に少なくとも1本の吸熱ピークを示す。【選択図】なし

Description

本発明は、2層以上の積層体から成る吸音構造体に関する。
車両、電気製品などに用いられる吸音材において、高性能の吸音性を始めとして、軽量、薄さ、環境性などが要求されている。従来品としては、ウレタンなどの発泡体を芯材として、その両面に補強層を積層および接合した吸音材がある(例えば、特許文献1)。しかしながら、ウレタン燃焼時に毒性の高いシアンガスなどが発生することから、ウレタンの環境性が問題となっている。また、ガラス繊維を用いたニードルパンチ不織布を芯材にして、その両面に補強層を積層接合した吸音材がある(例えば、特許文献2、3)。しかし、ガラス繊維は有機繊維と比較して比重が高く、軽量化の観点から望ましくない。そこで、環境に配慮し、より軽量な有機繊維から成る構造体を用いた吸音材が各種提案されている。
繊維構造体による吸音は、気体が通過する連続孔の形状による吸収および繊維の振動による吸収などが複合的に寄与していると説明されている。一般的には、繊維構造体を用いた吸音材では、繊維径が細い方が繊維表面積が大きくなることに起因して吸音性が向上することが知られている。このような繊維構造体を製造する方法として、熱可塑性溶融ポリマーをオリフィスから吐出し、その近傍により噴出する高温高速気体によって繊維化し、これを金網などのベルトコンベアー上に捕集して不織布を得るメルトブローン法により製造された、ポリオレフィンやポリエステル不織布などを用いる方法が提案されている。
また、ポリオレフィン高強力繊維不織布とガラス繊維不織布との組合せで、ガラス繊維不織布の間にポリオレフィン高強力繊維不織布を配置することで高い吸音特性が得られるとしている(例えば、特許文献4)。
特開平7−1636号公報 特開平6−183303号公報 特開平4−308264号公報 特開2001−316961号公報
しかしながら、ポリオレフィン高強力繊維不織布とガラス繊維不織布との組み合わせの吸音材では、ガラス繊維を使用しているため軽量化の観点では不十分であり、またポリオレフィン高強力繊維の融点が120℃と低く、十分な吸音特性が得られていない。
よって、薄くて軽量でありながら、十分な吸音特性が得られる吸音材が求められている。
本発明は、薄くて軽量でありながら、優れた吸音特性を有し、特に低周波数領域での吸音性能が高い吸音構造体を提供するものである。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、2層以上の積層不織布層からなる吸音構造材において、高い結晶化度を有するポリエチレン繊維からなる不織布層を音源側に配置し、この吸音層よりも密度が低いポリエチレンテレフタレート繊維不織布からなる吸音層とからなる吸音構造体によって、優れた吸音特性が得られることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明に係る吸音構造体は、以下の通りである。
(1)繊維層が二層以上積層されて成る吸音構造体であり、層方向全体の厚みが8.0mm以上であり、音源側に配置される繊維層がポリエチレン繊維から成り、当該ポリエチレン繊維の示唆走査型熱量測定(DSC)における昇温速度10℃/分でのDSC曲線が140℃以上の温度領域に少なくとも1本の吸熱ピークを示す、ことを特徴とする吸音構造体。
(2)前記ポリエチレン繊維からなる繊維層の厚みが0.5〜5.0mmであることを特徴とする(1)記載の吸音構造体
(3)前記ポリエチレン繊維の強度が12cN/dtex以上であることを特徴とする(1)または(2)記載の吸音構造体
(4)音源と反対側に配置される不織布層の密度が、前記ポリエチレン繊維からなる繊維層の密度よりも小さいことを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1つに記載された吸音構造体。
(5)音源と反対側に配置される前記繊維層がポリエチレンテレフタレート繊維から成ることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1つに記載された吸音構造体。
(6)音源側に配置される前記繊維層および音源と反対側に配置される前記繊維層は、それぞれ不織布であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸音構造体。
本発明により得られる吸音構造体は、高強度で且つDSC曲線における融点ピークが140℃以上であるポリエチレン繊維から成る繊維層を音源側に配置することによって、ポリエチレン繊維の優れた振動減衰性によって、非常に高い吸音性能を示す吸音構造体を得ることができる。本発明によれば、軽量で薄く、特に低周波数領域(1000Hz以下)の吸音特性に優れた吸音構造を提供することができる。
以下に、本発明を詳細に説明する。本発明の吸音構造体は、2層以上の積層不織布構造を有する吸音材で、音源側に配置される不織布に使用されるポリエチレン繊維の単糸繊度が1〜10dtexであることが好ましく、強度の観点から1〜7dtexであることが更に望ましい。1dtex以下では経済的に不利であり、10dtex以上であると強度が発現し難い。
本発明におけるポリエチレン繊維の引張強度が12cN/dtex以上であることが好ましい。引張強度は15cN/dtex以上であることがさらに好ましく、さらに好ましくは25cN/dtex 以上である。引張強度の上限は特に限定されない。強度が12cN/dtex未満であると、十分な吸音性が得られなくなる。
本発明におけるポリエチレン繊維の示唆走査型熱量測定(DSC)における昇温速度10℃/分でのDSC曲線が140℃以上の温度領域に少なくとも1本の吸熱ピークを示す。ここで、昇温DSC曲線は、試料を5mm以下に切断し、完全に無拘束の状態で、不活性ガス下、10℃/分の昇温速度で室温から200℃まで温度を上昇させて得るものとする。なお、融解ピークは、ピーク温度が正確に読み取れるものだけを採用し、得られた昇温DSC曲線のベースラインを補正した後で、ピーク温度を読み取る。ここで、ベースラインとは、プラスティックの転移温度測定法(JIS K7121)に示されているように、試験試料に転移および反応を生じない領域でのDSC曲線である。このJIS K7121では、ピークとは、DSC曲線において、曲線がベースラインから離れてから再度ベースラインに戻るまでの部分と定義されているが、本発明では、得られた昇温DSC曲線を微分して微分値が正から負に変化する場合のみをピークとした。微分値が正または負のままで単調増加または単調減少に変化する点をショルダーとした。
このように無拘束状態で140℃以上に融解ピークが存在することで、いわゆるポリエチレンの伸びきり鎖結晶構造が存在することで、繊維の振動減衰性が高くなり、音による繊維の振動が効率的に熱に変換されて、吸音性能が高くなると推定している。140℃以下では、十分な吸音性能が得られず、好ましくは145℃以上に吸熱ピークを示す。
本発明におけるポリエチレン繊維不織布層の見かけ密度は、好ましくは、50〜200kg/m3であり、より好ましくは、70〜150kg/m3である。密度が50kg/m3未満であると、圧力がかかったときの厚みの低下が著しく、取り扱い性に難がある。また200kg/m3を越えると、硬くなり柔軟性が無くなり設置時の取り扱い性が悪くなるとともに、経済的にも不利となる。
本発明のける2層以上の積層不織布構造を有する吸音材の厚みは8mm以上であることが好ましく、特に限定は無く、使用用途によって決めることができる。この時、ポリエチレン繊維不織布層の厚みは、好ましくは、0.5mm〜5.0mmであり、より好ましくは、1.0〜3.0mmである。厚みが0.5mm未満であると、十分な吸音性能が得られず、また5.0mmを越えると、経済的にふりとなる。
本発明における音源と反対側に配置される不織布の材料は、特に限定されないが、好ましくは、ポリエチレンテレフタレート繊維などが上げられる。この音源と反対側に配置される不織布層の密度は、ポリエチレン繊維不織布の密度よりも小さいことが特徴であり、密度差が20〜30kg/m3であることが好ましい。
本発明における吸音材は、2層以上の積層不織布構造を有し、通常使用されるニードルパンチ機で積層構造を作ることができるが、これに限定するものではない。積層させる際に、両方の層または片方の層の一方の面に接着剤を塗布しておいて、接着させてもよい。
上記接着剤は、特に限定されるものではないが、シリコーン系、ウレタン樹脂系、アクリル樹脂系接着剤、エポキシ樹脂エマルジョン接着剤、酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤などの有機系接着剤でもよい。
本発明の吸音構造体は、従来困難であった1000Hz以下での高い吸音性能を発揮しつつ、従来品と比べて薄くすることが可能である。そのため、吸音構造体の設置スペースが制約される用途、例えば、自動やラップトップコンピュータなどの電子機器や音響機器、精密機械などの吸音用途に有用である。
以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。まず、本発明の吸音構造体を実施例1〜3および比較例1〜5に例示する。なお、各実施例および比較例で作製したポリエチレン繊維は、下記の測定法および試験法で物性を測定し、性能を評価した。
(繊維の強度)
オリエンティック社製「テンシロン」を用いて、試料長200mm(チャック間長さ)、伸張速度100%/分、雰囲気温度20℃、相対湿度65%の条件下で、歪−応力曲線を求め、得られた曲線の破断点から強度(cN/dtex)を算出した。なお、測定回数は10回とし、繊維の強度はその平均値として求めた。
(繊維の示差熱走査熱量測定(DSC))
DSCは、テキサス・インスツルメント社製「DSCQ100」を用いて行った。試料を5mm以下に切断し、アルミパンに約2mg充填、封入し、同様の空のアルミパンをリファレンスにして、窒素ガス下、10℃/分の昇温速度で室温から200℃まで温度を上昇させ、昇温DSC曲線を求めた。
(吸音率測定)
JIS A 1405−2に準じて、500〜4000Hzの周波数における吸音率を測定した。
(実施例1)
<繊維層(吸音材)>
極限粘度21.0、分子量分布指数Mw/Mn=3.7の超高分子量ポリエチレン10重量%と揮発性溶剤であるデカリン90重量%とのスラリー状混合物を、230℃に設定したスクリュー型混練機に供給し、溶解させて紡糸液とした後、170℃の紡糸口金(穴径0.7mmφ×孔数400)を用いて、単孔吐出量1.4g/分で紡糸した。紡出糸に、100℃の窒素ガスを、紡糸口金の直下に設置したガス供給用のスリット状オリフィスから平均風速1.2m/秒で、できるだけ均等に吹き付けて、繊維表面のデカリンを積極的に蒸発させ、その直後、30℃に設定した空気流を実質的に冷却し、紡糸口金の下流に設置したネルソン状ローラにより75m/分の速度で引き取った。この際、糸条に含有される溶剤は、もとの重量の約半分に減少していた。引き続いて、得られた糸条を100℃の加熱オーブン中で4倍に延伸し、さらに149℃の加熱オーブン中で4倍に延伸して、ポリエチレン繊維を得た。その物性は、単糸繊度1.0dtex、繊度440dtex、強度26cN/dtexで、示差走査熱量測定(DSC)により得られた融点ピークは、148℃であった。
得られたポリエチレン繊維を89mmにカットし、カード機にて目付け200g/mの不織布(繊維層)を作製した。
単糸繊度1.4dtexのポリエチレンテレフタレート繊維を64mmにカットし、カード機にて目付け200g/mの不織布(繊維層)を作製した。
<吸音構造体>
上記で得られたポリエチレン繊維不織布1枚と、上記で得られたポリエチレンテレフタレート繊維不織布3枚を積層し、ニードルパンチ機にて針深度10mm、500本/cmの密度で打ち込みをして一体化し、実施例1の吸音構造体を得た。実施例1の吸音構造体について、ポリエチレン繊維不織布側に音源を配置して吸音率を測定した。1000Hzにおける吸音率は0.45であった。
(実施例2)
実施例1で作製したポリエチレン繊維不織布2枚と、実施例1で作製したポリエチレンテレフタレート繊維不織布2枚を積層し、ニードルパンチ機にて針深度10mm、500本/cmの密度で打ち込みをして一体化し、実施例2の吸音構造体を得た。実施例2の吸音構造体について、ポリエチレン繊維不織布側に音源を配置して吸音率を測定した。1000Hzにおける吸音率は、0.41であった。
(実施例3)
上記で得られたポリエチレン繊維不織布1枚とポリエチレンテレフタレート繊維不織布3枚を積層し、ニードルパンチ機にて針深度10mm、550本/cmの密度で打ち込みをして一体化し、実施例3の吸音構造体を得た。実施例3の吸音構造体について、ポリエチレン繊維不織布側に音源を配置して吸音率を測定した。1000Hzにおける吸音率は、0.37であった。
(比較例1)
上記で得られたポリエチレン繊維不織布1枚とポリエチレンテレフタレート繊維不織布2枚を積層し、ニードルパンチ機にて針深度10mm、400本/cmの密度で打ち込みをして一体化し、比較例1の吸音構造体を得た。比較例1の吸音構造体について、ポリエチレン繊維不織布側に音源を配置して吸音率を測定した。吸音材の厚みが7.7mmと薄く、1000Hzにおける吸音率は、0.27と低かった。
(比較例2)
上記で得られたポリエチレン繊維不織布4枚を積層し、ニードルパンチ機にて針深度10mm、500本/cmの密度で打ち込みをして一体化し、比較例2の吸音構造体を得た。ポリエチレン繊維不織布層のみから成る比較例2の吸音構造体は、1000Hzでの吸音率が0.3であった。
(比較例3)
実施例1と同じ吸音構造体を用いて、ポリエチレンテレフタレート繊維不織布側に音源を配置して吸音率を測定した。1000Hzでの吸音率は、0.16と低くなった。
(比較例4)
上記で得られたポリエチレンテレフタレート繊維不織布4枚を積層し、ニードルパンチ機にて針深度10mm、500本/cmの密度で打ち込みをして一体化し、比較例4の吸音構造体を得た。ポリエチレンテレフタレート繊維不織布のみの比較例4の吸音構造体を用いて吸音率を測定したところ、1000Hzでの吸音率は、0.28と低くなった。
(比較例5)
<繊維層(吸音材)>
極限粘度1.6dL/g、重量平均分子量96,000、重量平均分子量と数平均分子量の比が2.3、5個以上の炭素を有する長さの分岐鎖が炭素1,000個あたり0.4個である高密度ポリエチレンをφ0.8mm、390Hからなる紡糸口金から、290℃で単孔吐出量0.5g/minの速度で押し出した。押し出された繊維は、15cmの保温区間を通り、その後20℃、0.5m/sのクエンチで冷却され、300m/minの速度で巻き取り、未延伸糸を得た。該未延伸糸を1段延伸は、25℃で2.8倍の延伸を行った。さらに90℃まで加熱し3.1倍の延伸を施した。その物性は、単糸繊度1.8dtex、繊度710dtex、強度7.8cN/dtexで、示差走査熱量測定(DSC)により得られた融点ピークは、135℃であった。
得られたポリエチレン繊維を89mmにカットし、カード機にて目付け200g/m2の不織布を作製した。
単糸繊度1.4dtexのポリエチレンテレフタレート繊維を64mmにカットし、カード機にて目付け200g/m2を作製した。
<吸音構造体>
上記で得られたポリエチレン繊維不織布1枚とポリエチレンテレフタレート繊維不織布3枚を積層し、ニードルパンチ機にて針深度10mm、500本/cmの密度で打ち込みをして一体化し、比較例5の吸音構造体を得た。比較例5の吸音構造体について、ポリエチレン繊維不織布側に音源を配置して吸音率を測定した。1000Hzにおける吸音率は0.29であった。
以上の結果を表1にまとめる。
上記実施例および比較例から、吸音構造体において、層方向全体の厚みが8.0mm以上であり、音源側に配置される繊維層がポリエチレン繊維から成り、当該ポリエチレン繊維の示唆走査型熱量測定(DSC)における昇温速度10℃/分でのDSC曲線が140℃以上の温度領域に少なくとも1本の吸熱ピークを示すものであると、薄くて軽量でありながら、十分な吸音特性が得られることがわかる。
なお、上記開示した実施の形態および各実施例はすべて例示であり制限的なものではない。また、実施の形態および各実施例で開示した構成を適宜組み合わせた実施の形態や実施例も本発明に含まれる。つまり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって有効であり、特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内のすべての変更・修正・置き換え等を含むものである。
本発明の吸音構造体は、軽量で薄く、低周波数領域の吸音特性に優れており、例えば、自動車、電子機器、音響機器、精密機械などの吸音用途に利用可能である。よって、産業界へ大きく寄与できる。

Claims (6)

  1. 繊維層が二層以上積層されて成る吸音構造体であり、
    層方向全体の厚みが8.0mm以上であり、
    音源側に配置される繊維層がポリエチレン繊維から成り、当該ポリエチレン繊維の示唆走査型熱量測定(DSC)における昇温速度10℃/分でのDSC曲線が140℃以上の温度領域に少なくとも1本の吸熱ピークを示す、ことを特徴とする吸音構造体。
  2. 前記ポリエチレン繊維からなる繊維層の厚みが0.5〜5.0mmであることを特徴とする請求項1記載の吸音構造体。
  3. 前記ポリエチレン繊維の強度が12cN/dtex以上であることを特徴とする請求項1または2記載の吸音構造体。
  4. 音源と反対側に配置される繊維層の密度が、前記ポリエチレン繊維から成る繊維層の密度よりも小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸音構造体。
  5. 音源と反対側に配置される前記繊維層がポリエチレンテレフタレート繊維から成ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸音構造体。
  6. 音源側に配置される前記繊維層および音源と反対側に配置される前記繊維層は、それぞれ不織布であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸音構造体。
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