JP2018086983A - 電動車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動車両において、シートを跳ね上げたときの荷物配置空間が蓄電装置の吸気ダクトによって制限されないことである。【解決手段】電動車両10は、電動車両10の床面を構成するデッキボード12上に配置されシートクッション32を有する跳ね上げ式のシートと、シートクッション32に内蔵された吸気ダクト40を備える。さらに、デッキボード12に設けられた冷却風取入口20の下に配置された蓄電装置50と、冷却風取入口20を開閉する開閉ばね機構22とを備える。開閉ばね機構22は、シート30の通常状態においてシートクッション32の底面38より突き出す吸気ダクト40の先端開口部46によって押し開けられる扉部24F,24Rを有する。また、開閉ばね機構22は、シート30の跳ね上げ状態において扉部24F,24Rを閉状態に戻す復元ばね26F,26Rを有する。【選択図】図2

Description

本開示は、電動車両に係り、特に、車両の床面を構成するデッキボードの下部に蓄電装置が配置される電動車両に関する。
電動車両に搭載される蓄電装置の配置場所として、ラゲージルーム、シート下部と床面との間、床面の下部等が利用されている。
例えば、特許文献1には、車両に搭載された蓄電装置の冷却構造として、リアシートの足元に吸気口を有する吸気ダクトがラゲージルームに延びて、ラゲージルームに配置される蓄電装置を冷却することが開示されている。
特開2009−12606号公報
車両の床面の荷物配置空間を広く取れるように、床面からシートを跳ね上げる構造を有する仕様の車両がある。このタイプの車両において、シート下部や床下に蓄電装置が配置されていると、シートを跳ね上げても蓄電装置のための吸気ダクト等があるために、荷物配置空間が狭くなることがある。そこで、シートを跳ね上げたときの荷物配置空間が蓄電装置の吸気ダクトによって制限されない電動車両が要望される。
本開示に係る電動車両は、電動車両の床面を構成するデッキボードと、デッキボード上に配置されシートクッションを有するシートであって、シートクッションの底面がデッキボードに向かい合った通常状態、及び、シートクッションの底面がデッキボードから離れた跳ね上げ状態のいずれか一方の状態をとり得る跳ね上げ式のシートと、シートクッションに内蔵されたダクトであって、シートクッションの足元空間に開口する吸気口、吸気口から所定の長さで延びる流路部、及び、流路部がデッキボード側に曲がりシートクッションの底面よりも突き出す先端開口部を含む吸気ダクトと、デッキボードに設けられる冷却風取入口の下に配置された蓄電装置と、冷却風取入口を開閉する開閉ばね機構であって、シートの通常状態においてシートクッションの底面より突き出す吸気ダクトの先端開口部の押付力によって押し開けられる扉部、及び、シートの跳ね上げ状態において扉部を閉状態に戻す復元ばねを有する開閉ばね機構と、を備える。
上記構成によれば、シートの通常状態では、開閉ばね機構が開状態となって蓄電装置と吸気ダクトの間が接続されて蓄電装置の冷却が行われる。シートの跳ね上げ状態では開閉ばね機構は閉状態となるので、シートの跳ね上げ状態においてごみ等の異物が蓄電装置側へ入り込むことが防止される。吸気ダクトはシートクッションに内蔵されるので、シートを跳ね上げたときの荷物配置空間が蓄電装置の吸気ダクトによって制限されない。
上記構成に係る電動車両によれば、シートを跳ね上げたときの荷物配置空間が蓄電装置の吸気ダクトによって制限されない。
実施の形態に係る電動車両において、跳ね上げ式のシートと蓄電装置との配置関係を示す斜視図である。図1(a)は、シートの通常状態を示す図であり、(b)は、シートが畳まれた状態を示す図であり、(c)は、シートの跳ね上げ状態を示す図である。 実施の形態に係る電動車両において、吸気ダクトの先端部と開閉ばね機構との関係を示す図である。図2(a)は全体図であり、(b)(c)は開閉ばね機構の例を示す図である。 図1(a)のシートが通常状態のときに、電動車両の側面から見た断面図である。 図1(c)のシートが跳ね上げ状態のときに、電動車両の側面から見た断面図である。
以下に図面を用いて実施の形態の電動車両につき、詳細に説明する。以下では、電動車両として、エンジンを搭載するハイブリッド車両を述べるが、これは説明のための例示であって、蓄電装置の電力を用いる車両であればよく、エンジンを備えない電気自動車であってもよい。以下では、蓄電装置の配置位置として、リアシートの下部の床下を述べるが、これは説明のための例示であって、跳ね上げ式のシートであれば、リアシート以外のシートであってもよい。例えば、3列のシートを備える車両において、第2列目のシートであってもよい。また、リアシートを車両の左側に配置して、右側に跳ね上げるものとするが、これは説明のための例示であって、これ以外の方向に跳ね上げるものとしてもよい。
以下で述べる寸法、形状、材質等は説明のための例示であり、電動車両の仕様等に応じて適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、電動車両としてのハイブリッド車両10において、シート30と蓄電装置50との配置関係を示す図である。以下では、特に断らない限り、ハイブリッド車両10を、車両10と呼ぶ。車両10は、図示しないエンジンと回転電機とを搭載し、蓄電装置50は、回転電機の駆動回路に接続される。蓄電装置50は、所定の高電圧、大電力を出力できる二次電池である。
図1において、車両10についての前後方向、幅方向、上下方向を示す。前後方向は、車両10の運転席等が設けられるフロント側が前方側で、ラゲージ室等が設けられるリア側が後方側である。幅方向は、車両10の前方側に向かっての左右方向である。上下方向は、車両10の天井であるルーフ側が上方側で、路面側が下方側である。
図1に示すデッキボード12は、車両10の床面を構成する板部材である。車両10において、デッキボード12の上方側の空間が車室14で、下方側の空間が床下空間16である。シート30は、デッキボード12の上方側の車室14内に配置され、蓄電装置50は、デッキボード12の下方側の床下空間16に配置される。
シート30は、車両10において2列に配置されるシートの内、後方側の列で、車両10の左側に配置される左側リアシートである。シート30は、シートクッション32、バッククッション34、ヘッドレスト36を含んで構成される。シートクッション32は、図示しないユーザがシート30に着座したときに、主として足と腰を支える座クッションである。バッククッション34は、シート30に着座したユーザの背中を主として支える背クッションである。ヘッドレスト36は、シート30に着座したユーザの頭部を支える頭部クッションである。シートクッション32の前方側に示される吸気ダクト40の吸気口42は、蓄電装置50に対する冷却用の空気を吸気するダクトの吸気口である。吸気口42を含む吸気ダクト40の詳細については後述する。
シート30は、車室14内における荷物配置空間を広げるときには跳ね上げることが可能な跳ね上げ式のシートである。図1の(a),(b),(c)は、シート30の跳ね上げの状態変化について、順を追って示す図である。
図1(a)は、シート30の通常状態を示す図である。跳ね上げ式であるシート30の通常状態とは、ユーザが普通に着座できるシートの状態であり、デッキボード12との関係では、シートクッション32の底面38(図1(c)参照)がデッキボード12に向かい合っている状態である。
図1(b)は、跳ね上げ式であるシート30が畳まれた状態を示す図である。シート30を畳むには、(a)の矢印Bに示すように、バッククッション34をヘッドレスト36と共に、シートクッション32側に倒す。
図1(c)は、シート30の跳ね上げ状態を示す図である。跳ね上げ式であるシート30を跳ね上げ状態にするには、(b)において畳まれた状態のシート30について、矢印Cに示すように、車両10の右側に向ってデッキボード12から跳ね上げる。具体的には、図示しない跳ね上げ軸の周りにシートクッション32の底面38を、矢印Cの方向に上方側へ起こし、シートクッション32の底面38をデッキボード12に対しほぼ垂直の安定位置となるまで回転させる。(a)と対比させて、デッキボード12との関係を述べると、シートクッション32の底面38がデッキボード12から離れた状態が、シート30の跳ね上げ状態である。
跳ね上げ状態では、シートクッション32の底面38側に吸気ダクト40が露出し、デッキボード12に設けられる冷却風取入口20及び開閉ばね機構22が露出する。また、図1(a),(b)ではシート30に隠れて図示されていないが、蓄電装置50に設けられるファン56と、排気口58とが現われる。
吸気ダクト40は、シートクッション32に内蔵され、蓄電装置50に対する冷却用の空気を吸気するためのダクトである。吸気ダクト40は、シートクッション32の足元空間に開口する吸気口42と、吸気口42からシートクッション32の底面38に沿って定の長さで延びる流路部44とを含む。さらに、流路部44がデッキボード12側に曲がり、シートクッション32の底面38よりも突き出す先端開口部46を含む。先端開口部46には、フィルタ48が着脱可能に取り付けられる。
冷却風取入口20は、デッキボード12において蓄電装置50が配置された箇所に設けられ、跳ね上げ式のシート30が通常状態のときに、吸気ダクト40の先端開口部46と接続する開口部である。開閉ばね機構22は、冷却風取入口20を開閉する機構である。
図2は、吸気ダクト40の先端開口部46と開閉ばね機構22との関係を示す図である。図2は、図1(b)のシート30の折り畳み状態から矢印Cの方向に少し起こした段階において、D−D線に沿って上下方向に切断したときの断面図である。換言すれば、シートクッション32の底面38がデッキボード12の上面から少し離れた状態の断面図である。少し離れた状態とは、シートクッション32の底面38と、デッキボード12の上面との間隔をΔSとし、シートクッション32の底面38に対する吸気ダクト40の先端開口部46が突出する突出長さをΔLとすると、ΔS>ΔLの状態である。図2において、ΔS>ΔLであるので、吸気ダクト40の先端開口部46は、デッキボード12に設けられる冷却風取入口20及び開閉ばね機構22に接触しない。
吸気ダクト40の先端開口部46は、矩形環状形状である。これに対応して、冷却風取入口20の開口部は矩形形状であるが、冷却風取入口20の内側開口寸法は、吸気ダクト40の先端開口部46の外形寸法が通る程度に大きく設定される。一例を挙げると、冷却風取入口20に吸気ダクト40の先端開口部46を挿入したときに、冷却風取入口20の内縁と吸気ダクト40の先端開口部46の外形との間に、数mm程度の隙間が空くように互いの寸法関係を設定する。
開閉ばね機構22は、冷却風取入口20の開口部を塞ぐ2枚の扉部24F,24R、及び、扉部24F,24Rをそれぞれ冷却風取入口20の開口部縁に取付ける復元ばね26F,26Rを含んで構成される。扉部24F,24Rは、それぞれ矩形の平面形状を有する板部材である。復元ばね26F,26Rは、それぞれ矩形の平面形状を有する板ばねである。
図2(b)は、開閉ばね機構22が取付けられた状態の冷却風取入口20の上面図である。ここに示すように、扉部24Fの前方側の縁部が復元ばね26Fを介してデッキボード12の底面38に取付けられ、扉部24Rの後方側の縁部が復元ばね26Rを介してデッキボード12の底面38に取付けられる。扉部24Fの後方側の縁部と扉部24Rの前方側の縁部は、互いに突き合せられる。図2(a)に示すように、扉部24Fの後方側の縁部と扉部24Rの前方側の縁部との突き合せ面は、隙間が空かないように段付き構造とする。
扉部24F,24Rの幅方向の寸法と前後方向の寸法は、扉部24F,24Rの向かい合う面が互いに突き合わされ、突き合わせ面の反対側の縁部でそれぞれデッキボード12に取付けられた状態で、冷却風取入口20の内側開口を十分覆う大きさに設定される。冷却風取入口20の内側開口の幅方向を十分に覆うために、扉部24F,24Rの幅方向の寸法を冷却風取入口20の内側開口の幅寸法よりも大きく設定する。また、冷却風取入口20の内側開口の前後方向を十分に覆うために、扉部24F,24Rを突き合わせた状態で、扉部24Fの前方側の縁部と扉部24Rの後方側の縁部が、冷却風取入口20の内側開口の前後方向の縁部と重なるようにする。図2(a)では、デッキボード12において、冷却風取入口20の内側開口の前後方向の縁部に段差28F,28Rを設け、この段差の中に扉部24Fの前方側の縁部と扉部24Rの後方側の縁部を配置する。段差の深さは、扉部24F,24Rの底面とデッキボード12の底面38とが同一平面となるように設定する。上記は、隙間を空けない構造の一例であって、これ以外の隙間を空けない構造としてよい。
復元ばね26Fは、前方側の端部がデッキボード12の底面38に取付けられて固定され、後方側の端部が扉部24Fの前方側の縁部の底面に取付けられて固定される。同様に、復元ばね26Rは、後方側の端部がデッキボード12の底面38に取付けられて固定され、前方側の端部が扉部24Rの後方側の縁部の底面に取付けられて固定される。デッキボード12について冷却風取入口20の縁部に設けられた段差28F,28Rによって、復元ばね26F,26Rは、平坦形状の板ばねとして、デッキボード12と扉部24F,24Rとを接続する。したがって、扉部24F,24Rの突き合せ面の近傍を下方側に押圧力Wで押圧することで、段差28F,28Rを支点として、扉部24F,24Rを突き合せ面の位置を中心として下方側に押し開くことができる。復元ばね26F,26Rを板ばねでなく、復元力を有する他の弾性体を用いてもよい。例えば、コイルばねを用いてもよい。
上記では、吸気ダクト40の先端開口部46を矩形環状形状とし、冷却風取入口20の開口部を矩形形状としたが、これらを矩形以外の他の形状としてもよい。例えば、吸気ダクト40の先端開口部46を円形環状形状とし、冷却風取入口20の開口部を円形形状としてよい。図2(c)は、円形形状の開口部を有する冷却風取入口21について、図2(b)に対応する図である。図2(c)に示されるように、冷却風取入口21の開口部の形状を変更しても、扉部24F,24Rと復元ばね26F,26Rは、図2(b)で説明した内容と同じものを用いることができる。
図3は、シート30の通常状態について、図1(a)のD−D線に沿って上下方向に切断したときの断面図である。この状態では、シート30の自重が押付力Wとして働き、シートクッション32の底面38より突き出す吸気ダクト40の先端開口部46の押付力によって、開閉ばね機構22の扉部24F,24Rが押し開かれる。これにより、吸気ダクト40の先端開口部46はデッキボード12の床下空間16に入り込む。
床下空間16に配置される電池ケース52は、内部に蓄電装置50を収納する保護ケースである。電池ケース52は、デッキボード12の冷却風取入口20の真下に配置され、デッキボード12の冷却風取入口20に対応してケース吸気口54を有する。ケース吸気口54には、受入部材55が取り付けられる。受入部材55は、ケース吸気口54を覆い、吸気ダクト40の先端開口部46が上方側から下りてきたときには、先端開口部46の外周面に倣って開く部材である。一例を挙げると、円形のプラスチックゴム板で、中心から外周に向けて複数の放射状の切れ目が設けられている部材を用いることができる。これによって、吸気ダクト40の先端開口部46は、電池ケース52内に入り込み、図1(c)で述べたファン56が駆動されると、吸気ダクト40の吸気口42から、シートクッション32の足元空間の車室14内の空気が吸い込まれる。吸い込まれた空気は、流路部44を経て先端開口部46から電池ケース52の内部へ、蓄電装置50に向かって冷却風として供給され、排気口58から床下空間16または外部に排出される。
図4は、シート30の跳ね上げ状態について、図1(c)のD−D線に沿って上下方向に切断したときの断面図である。デッキボード12から下方側の構造については図2で説明した内容と同じであるので、詳細な説明を省略する。ここでは、デッキボード12の上面側に、跳ね上げられた状態のシート30の底面38側が示される。吸気ダクト40は、シートクッション32の底面側に組み込まれるようにして内蔵される。吸気ダクト40の先端開口部46はシートクッション32の底面から突き出て露出される。この状態において、先端開口部46に配置されるフィルタ48は、ユーザ等により容易に取り外すことができ、取り外したフィルタ48を清掃し、あるいは新しいフィルタ48と交換して、再び先端開口部46に配置できる。
上記構成によれば、図1(c)に示すように、蓄電装置50の冷却用の吸気ダクト40は、跳ね上げ式のシート30のシートクッション32の底面38に組み込まれるようにして内蔵される。シート30の跳ね上げ状態では、デッキボード12上に吸気ダクト40が配置されていないので、デッキボード12にシート30の配置面積分のスペース18が生じ、これを荷物配置空間として利用できる。シート30はリアシートであるので、スペース18をラゲージ空間と接続する構成とすることで、ラゲージ空間と連続した広い荷物配置空間とできる。
デッキボード12には、吸気ダクト40の先端開口部46に接続される冷却風取入口20が設けられているが、開閉ばね機構22の作用により、シート30の跳ね上げ状態では冷却風取入口20が閉状態となる。これにより、スペース18に荷物等をおいても異物が蓄電装置50側に侵入することがない。
フィルタ48は吸気ダクト40の先端開口部46に設けられているので、シート30が通常状態のときにはその交換が困難である。シート30の跳ね上げ状態においては、吸気ダクト40の先端開口部46がデッキボード12の上面側に現れるので、ユーザ等による着脱交換が容易になる。
実施形態に係る電動車両10は、電動車両10の床面を構成するデッキボード12と、デッキボード12上に配置されシートクッション32を有するシート30と、吸気ダクト40とを備える。シート30は、シートクッション32の底面38がデッキボード12に向かい合った通常状態、及び、シートクッション32の底面38がデッキボード12から離れた跳ね上げ状態のいずれか一方の状態をとり得る跳ね上げ式のシートである。吸気ダクト40は、シートクッション32に内蔵されたダクトである。吸気ダクト40は、シートクッション32の足元空間に開口する吸気口42、吸気口42から所定の長さで延びる流路部44、及び、流路部44がデッキボード12側に曲がり、シートクッション32の底面よりも突き出す先端開口部46を含む。電動車両10は、デッキボード12に設けられる冷却風取入口20の下に配置された蓄電装置50と、冷却風取入口20を開閉する開閉ばね機構22を備える。開閉ばね機構22は、シート30の通常状態においてシートクッション32の底面38より突き出す吸気ダクト40の先端開口部46の押圧力Wによって押し開けられる扉部24F,24Rを有する。また、開閉ばね機構22は、シート30の跳ね上げ状態において扉部24F,24Rを閉状態に戻す復元ばね26F,26Rを有する。
上記構成によれば、シート30の通常状態では、開閉ばね機構22が開状態となって蓄電装置50と吸気ダクト40の間が接続されて蓄電装置50の冷却が行われる。シート30の跳ね上げ状態では開閉ばね機構22は閉状態となるので、シート30の跳ね上げ状態においてごみ等の異物が蓄電装置50側へ入り込むことが防止される。吸気ダクト40はシートクッション32に内蔵されるので、シート30を跳ね上げたときの荷物配置空間が蓄電装置50用の吸気ダクト40によって制限されない。
10 (ハイブリッド)車両(電動車両)、12 デッキボード、14 車室、16 床下空間、18 スペース、20,21 冷却風取入口、22 開閉ばね機構、24F,24R 扉部、26F,26R 復元ばね、28F,28R 段差、30 シート(跳ね上げ式のシート)、32 シートクッション、34 バッククッション、36 ヘッドレスト、38 底面、40 吸気ダクト、42 吸気口、44 流路部、46 先端開口部、48 フィルタ、50 蓄電装置、52 電池ケース、54 ケース吸気口、55 受入部材、56 ファン、58 排気口。

Claims (1)

  1. 電動車両の床面を構成するデッキボードと、
    前記デッキボード上に配置されシートクッションを有するシートであって、前記シートクッションの底面が前記デッキボードに向かい合った通常状態、及び、前記シートクッションの底面が前記デッキボードから離れた跳ね上げ状態のいずれか一方の状態をとり得る跳ね上げ式のシートと、
    前記シートクッションに内蔵されたダクトであって、前記シートクッションの足元空間に開口する吸気口、前記吸気口から所定の長さで延びる流路部、及び、前記流路部が前記デッキボード側に曲がり前記シートクッションの底面よりも突き出す先端開口部を含む吸気ダクトと、
    前記デッキボードに設けられる冷却風取入口の下に配置された蓄電装置と、
    前記冷却風取入口を開閉する開閉ばね機構であって、前記シートの通常状態において前記シートクッションの底面より突き出す前記吸気ダクトの前記先端開口部の押付力によって押し開けられる扉部、及び、前記シートの跳ね上げ状態において前記扉部を閉状態に戻す復元ばねを有する前記開閉ばね機構と、
    を備える、電動車両。
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