JP2018085935A - 苗移植機 - Google Patents

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村並 昌実
Masami Muranami
村並  昌実
暢宏 山根
Nobuhiro Yamane
暢宏 山根
幸太 東
Kota Azuma
幸太 東
昭雄 田▲崎▼
Akio Tazaki
昭雄 田▲崎▼
大久保 嘉彦
Yoshihiko Okubo
大久保  嘉彦
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、苗移植機において、苗植付装置への水供給装置を小型軽量化することを課題とする。【解決手段】エンジンEを搭載したミッションケ−ス4から後輪3と苗トレイ搬送装置5と苗取出装置6と苗植付装置7を駆動する苗移植機において、ポンプケース64に軸支し送水回転体63を装着するポンプ軸62をミッションケ−ス4内の駆動軸と連結して駆動する回転ポンプ65を前記ミッションケ−ス4の側面に装着し、ポンプケース64に水タンク70から吸水する吸水パイプ66と苗植付装置7に送水する送水パイプ67を連結したことを特徴とする苗移植機。【選択図】図1

Description

本発明は、苗トレイのポットから苗を取り出して圃場に植え付ける作業を行う苗移植機に関する。
苗移植機は、縦横に多数のポットを備えた苗トレイを載置する苗供給装置と、苗供給装置の苗トレイから苗を1つずつ取り出して苗植付装置へ供給する苗取出装置と、畝に苗を植え付ける苗植付装置で構成されている。
そして、苗植付装置の苗植付具に水を供給して苗植付具に付着する泥土を洗浄して、苗トレイからの苗取出しや圃場への植付作業を確実にするようにした技術が特開2015−142584号公報に記載されている。
特開2015−142584号公報
前記の公知技術では、水の供給が、往復ポンプであるプランジャポンプで構成されているので、プランジャの往復駆動機構や水の逆流を防ぐチェックバルブが必要で、構成が複雑で大型になるという課題がある。
本発明は、苗移植機において、苗植付装置への水供給装置を小型軽量化することを目的とする。
上記本発明の目的は、次の技術手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、エンジンEを搭載したミッションケ−ス(4)から後輪(3)と苗トレイ搬送装置(5)と苗取出装置(6)と苗植付装置(7)を駆動する苗移植機において、ポンプケース(64)に軸支したポンプ軸(62)に送水回転体(63)を装着した回転ポンプ(65)を前記ミッションケ−ス(4)の側面に装着してミッションケ−ス(4)内の駆動軸とポンプ軸(62)を連結して、ポンプケース(6)(4)に水タンク(70)から吸水する吸水パイプ(66)と苗植付装置(7)に送水する送水パイプ(67)を連結したことを特徴とする苗移植機である。
請求項2に記載の発明は、ポンプケース(64)に内装する送水回転体(63)をハスバ歯車とし、該ハスバ歯車を歯幅や捩れ角の異なるものと交換可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機である。
請求項3に記載の発明は、ポンプケース(64)に接近内装する送水回転体(63)の径を吸水側より送水側が大径になるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機である。
請求項4に記載の発明は、ポンプ軸(62)に吸水小径部(62c)と送水大径部(62a)を形成し、吸水小径部(62c)に軸直交する吸水穴(62e)と送水大径部(62a)に軸直交する吐水穴(62d)を軸中心穴(62b)で連結して送水回転体(63)としたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機である。
請求項5に記載の発明は、送水回転体(63)が翼板(69)を挟んだ円盤プレート(68,68)で、ポンプ軸(62)の吐水穴(62d)を挟んで固着し、ポンプ軸(62)の軸中心を通り前記吐水穴(62d)に通じる吸水穴(62e)を設け、円盤プレート(68,68)を囲むポンプケース(64)に送水パイプ(67)を連結して回転ポンプ(65)としたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機である。
請求項6に記載の発明は、回転ポンプ(65)から水を送る送水パイプ(67)に連結した水供給バルブ(15)を苗植付装置(7)の植付フレーム(12)に設け、水供給バルブ(15)は苗植付具(11)の上昇タイミングで閉じ、下降タイミングで開いて苗植付具(11)内に水を供給することを特徴とする請求項1に記載の苗移植機である。
請求項1に記載の発明で、水タンク(70)から水を吸引して苗植付装置(7)に送水する回転ポンプ(65)をミッションケ−ス(4)の側面に設けたので、プランジャポンプのように往復駆動機構が無く、ポンプ機能を小型化出来て狭い苗移植機の機体に装着が可能であり、苗植付装置(7)へ送水を連続的に行える。
請求項2に記載の発明で、請求項1の効果に加えて、送水回転体(63)を特殊な形状でないハスバ歯車とすることで製作が容易で、回転ポンプ(65)を廉価に製作でき、ハスバ歯車を歯幅や捩れ角の異なるものと交換すると水の送水能力を変更出来る。
請求項3に記載の発明で、請求項1の効果に加えて、送水回転体(63)の径を吸水側より送水側が大径になるようにすることで、送水側の遠心力で送水力を強く出来る。
請求項4に記載の発明で、請求項1の効果に加えて、送水回転体(63)の送水大径部(62a)に軸直交する吐水穴(62d)で遠心力によって軸中心穴(62b)を通して吸水小径部(62c)に軸直交する吸水穴(62)eから水を吸い込み送水するので、水が漏れることが少ない回転ポンプとなる。
請求項5に記載の発明で、請求項1の効果に加えて、円盤プレート(68,68)に挟んだ翼板(69)が吸水穴(62e)からポンプケース(64)内に水を吸い込んで送水パイプ(67)から送り出すが、送水回転体(63)が円盤プレート(68,68)であるために、ポンプケース(64)を厚みが少ないケースとして狭いミッションケ−ス(4)の側面に取り付けられて、ポンプ機能を小型化出来る。
請求項6に記載の発明で、請求項1の効果に加えて、回転ポンプ(65)で送られる水が、苗植付装置(7)の苗植付具(11)が降下するタイミングで苗植付具(11)の内部に供給されて植付苗と共に畝に供給されるので、植付苗が植付穴になじんで活着し易く、苗植付具(11)の内部が洗浄されて苗の取出しと植え付けが良好に行われる。
苗移植機の左側面図 苗移植機の平面図 苗トレイ搬送装置の斜視図 苗トレイ搬送装置の側断面図 苗取出装置の側面図 苗取出爪によって苗を搬送している状態を示す側面図 苗取出装置から苗植付装置へ苗を供給する際の、苗の放出方向を説明する図 苗取爪ケースの取り付け構成を説明する図 (a)苗取爪ケース取り付け用のフレームの側面図、(b)苗取爪ケース取り付け用のフレームの平面図、(c)苗取爪ケース取り付け用のフレームの背面図 チェーンの取り付け構成を説明する図 (a)チェーンカバー基部の側面図、(b)チェーンカバーの側面図、(c)チェーンケースの平面図 チェーンケースの取り付け構成を説明する図 チェーンケース部分の斜視図 回転ポンプの第一実施例の側断面図 回転ポンプの第二実施例の側断面図 回転ポンプの第三実施例の側断面図 回転ポンプの第四実施例の側断面図 回転ポンプの第五実施例の(a)側断面図,(b)送水回転体の拡大側面図 苗植付装置の取付部の側面図 苗移植機の左右傾斜調整機構の要部側面図 苗移植機の左右傾斜調整機構の要部平面図 延長トレイ載せ台の取付分解斜視図 延長トレイ載せ台の正面図
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例を参照しながら説明する。なお、実施例の説明においては、機体の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後というが、本発明の構成を限定するものでは無い。
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
(実施の形態)
図1に、本発明の実施の形態の苗移植機の側面図を示し、図2に平面図を示す。
図1および図2は、野菜などの苗を移植する苗移植機を示すものであり、この車体の前部に駆動源であるエンジンEを搭載し、車体の前後には走行前後輪2、3を連結し、エンジンEの回転動力はミッションケ−ス4内のミッション装置を介して後輪3に伝えるようにしている。
左右の前輪2、2及び左右の後輪3、3によって畝Uを跨いだ状態で機体を進行させながら苗トレイ搬送装置5、苗取出装置6、苗植付装置7等によって苗トレイに収容されている苗を畝Uの上面に植え付けていくようになっている。作業者は、機体後方を歩きながら操縦ハンドル8で機体の操向操作が行えるようになっている。
走行部には、機体に対し後輪3、3を上下動させて、機体位置を制御する機体制御機構が設けられている。
後輪3、3の走行伝動ケース9と走行車体との間には、車輪の上げ下げによって機体を昇降する昇降シリンダ10が設けられていて、この昇降シリンダ10を伸縮作動させると、左右の後輪3、3が同方向に同量だけ機体に対し上下動し、機体が昇降する。
図3に、苗トレイ搬送装置5の斜視図を示し、図4に側断面図を示す。苗トレイ20は、複数の育苗ポット21…を縦横に連設したもので、プラスチックで形成されていて、可撓性を保持する構成になっている。各育苗ポット21は表面側で連結し、裏面は独立した形態となっている。
苗トレイ搬送装置5は、ガイドレール22に沿って左右横方向に移動可能な苗載台23を備えている。苗載台23は苗トレイ20の底部を横一列の育苗ポット21にわたって支持する前下がりに傾斜した底板24を有している。底板24と押え枠25との間に挟み込むようにして苗トレイ20を苗載台23の上方から差し込むと、苗トレイ20の溝部に搬送チェーン26の係合ピンが係合した状態となり、この状態で搬送チェーン26を回転駆動すると、苗トレイ20が底板24に沿って斜め下方に縦送りされるようになっている。
なお、苗トレイ搬送装置5が、本発明の苗供給装置の一例にあたり、育苗ポット21が、本発明の苗供給部の一例にあたる。
図5に、本実施の形態の苗取出装置6の側面図を示す。
なお、本願の図面では、特に記載のない限り、紙面に向かって左側が苗移植機の前方となるように記載している。
苗取出装置6は、左右一対の苗取出爪28が、苗爪台ベース板30に固定された苗爪台ブロック31に嵌合して取り付けられている。苗爪台ベース板30は、爪支軸32に回動自在に支持されている。苗爪台ベース板30は、回動アーム36を介して爪支軸32を往復運動させる回転動力機構に連結されている。
苗爪台ブロック31には貫通孔が形成されており、その貫通孔に、爪ガイド29が摺動自在に挿通支持されている。
苗爪台ベース板30には、揺動アーム34が支軸33を介して揺動自在に支持されている。また、揺動アーム34の先端は、リンク部材35を介して爪ガイド29の後端に連結されている。また、揺動アーム34の中途部には、カムフォロア37が設けられている。
カムフォロア37は、爪支軸32に取り付けられたカム体41の外周面と当接している。
苗爪台ベース板30と揺動アーム34との間には、揺動アーム34を爪支軸32に向かう方向に付勢するコイルスプリング38が設けられている。
苗爪台ベース板30とカム体41との相対回動により、揺動アーム34は基端の支軸33を中心に往復揺動することとなり、これによって、爪ガイド29が直線移動する。
また、苗爪台ベース板30の先端部に配備されたコロ39と、コロ39に係合してその移動を案内する苗取爪ガイド40を備えている。苗取爪ガイド40は、溝を形成することにより略円弧形状のカム面を形成しており、取付け具を介して苗取爪ケース43に固定の苗取爪ガイド取付ステー44に固定されている。
コロ39は、苗取爪ガイド40のカム面に案内されることにより、略円弧軌跡を描いて運動する。
苗爪台ベース板30が苗取爪ガイド40に案内されることにより、苗取出爪28、爪ガイド29および苗爪台ブロック31で構成される苗取出具が姿勢変更しながら所定の軌跡を描いて作動すると共に、適宜タイミングで苗取出爪28が進退作動及び開閉作動することで、苗取出位置にある苗トレイ20の育苗ポット21から苗を取り出し、苗植付装置7の苗植付具11内に供給するようになっている。
図6に、苗取出爪28によって苗を搬送している状態を示す側面図を示す。
苗取出爪28は、図6に示すように、所定の軌跡Kを描いて作動する。すなわち、苗取出位置にある苗トレイ20の育苗ポット21内の苗に対し、苗取出爪28を苗の葉部側から苗の床土部分に突入させ、突き刺した苗を苗取出爪28の引っ込み作動で育苗ポット21の深さの中途まで取り出し、苗取出爪28を育苗ポット21内から姿勢変更し且つ移動して苗トレイ20に対向する姿勢から略下向き姿勢に移行させ、その行程に続いて苗取出爪28の移動及び姿勢変更を行い、その最終位置で苗取出爪28とそれを案内している爪ガイド29との相対移動により、苗取出爪28から苗を離脱して苗植付装置7の苗植付具11へ落下供給する。
次に、本実施の形態の苗植付装置7は、上下動自在に支持されると共に、内部に苗を収容した状態で下降して圃場に突入し且つ左右に開くことにより、圃場に植付穴を形成すると共にその植付穴に苗を落下放出することにより苗を植え付けるタイプの苗植付具11によって構成されている。苗植付具11は先端が軌跡T1を描いて昇降動する(図1参照)。
なお、軌跡T1が、本発明の、苗植付具が上下動する軌跡の一例にあたる。
図5において、苗取爪ガイド40の上部に一点鎖線で示している形状は、従来の苗取爪ガイドの溝の形状を示している。本実施の形態の苗取爪ガイド40は、図5に示すように、上部の溝部分の形状を従来の形状から変更している。
図7に、苗取出装置6から苗植付装置7へ苗を供給する際の、苗の放出方向を説明する図を示す。
図7に示すように、苗爪台ベース板30の先端部に配備されたコロ39が、苗取爪ガイド40の溝の最上位置付近に移動したときに、苗取出爪28に保持されている苗が、下方に放出される。
従来の苗移植機の苗取出装置では、従来の苗放出方向46に示すように、垂直方向よりも後方(苗トレイ搬送装置5側)に向けて苗を放出していたのに対し、本実施の形態の苗取出装置6は、苗放出方向45に示すように、苗取出爪28に保持されている苗を、垂直方向よりも前方(苗トレイ搬送装置5とは反対側)に向けて放出する。
苗植付装置7は、図1の軌跡T1に示すように、上死点付近では、前方に向けて移動している。上死点付近で前方に向けて移動している苗植付装置7に対して、苗取出装置6から垂直よりも前方に向けて苗を放出することにより、苗植付具11の移動方向に沿って苗が供給されることになり、苗植付具11への供給時における苗への衝撃を低減することができる。
さらに、苗植付装置7が軌跡T1の上死点の位置を過ぎた位置で、苗取出装置6から苗を苗植付具11へ供給することにより、上死点を過ぎて下方に向けて移動し始めた苗植付装置7に対して、苗を下方に向けて放出するので、よりスムーズに苗を供給することができ、苗に与える衝撃をさらに低減することができる。
図8に、苗取爪ケース43の取り付け構成を説明する図を示す。
また、図9(ab)および(c)に、それぞれ、苗取爪ケース取り付け用のフレーム42の平面図、側面図、および車体後方から見た背面図を示す。
図8に示すように、苗取爪ガイド40は、苗取爪ケース43に固定される苗取爪ガイド取付ステー44に固定される。そして、苗取爪ガイド40が取り付けられた苗取爪ケース43は、苗取爪ケース取り付け用のフレーム42に固定され、苗取爪ケース43が取り付けられたフレーム42は、植付部ミッションケース47に固定される。
本実施の形態の苗取爪ケース取り付け用のフレーム42は、図8および図9に示すように、従来のフレームには無かった左右つなぎ部48を設けて、固定される苗取出装置6の前後左右を取り囲む構成としている。また、車体後方部分のパイプを角パイプ49として補強し、従来のフレームに比べて撓みの少ない頑丈な構造としている。
従来のフレームでは、撓みやすいため、植付部ミッションケース47に固定する際に、位置ずれして再調整を要する場合が多かったが、本実施の形態では、このような撓み難い構造としたことにより、再調整することなく植付部ミッションケース47に固定することができる。すなわち、このような構成としたことにより、取り付け時の調整を容易にできる。
なお、苗取爪ケース取り付け用のフレーム42が、本発明の苗取出装置用フレームの一例にあたる。
図10に、本実施の形態の苗取出装置6および苗トレイ搬送装置5を駆動するためのチェーン50の取り付け構成を説明する図を示す。
図11(a)および(b)には、チェーンケース53を構成するチェーンカバー基部51およびチェーンカバー52の、それぞれの側面図を示す。また、図11(c)に、チェーンケース53の平面図を示す。
図12に、苗取爪ケース43部分のチェーンケース53の取り付け構成を説明する図を示す。
また、図13に、チェーンケース53を取り付けた後の苗取爪ケース43部分の斜視図を示す。
図10に示すように、苗取出装置6および苗トレイ搬送装置5を駆動するためのチェーン50は、チェーンカバー基部51およびチェーンカバー52で囲まれる内部に収納される。図11(c)に示すように、チェーンカバー基部51にチェーンカバー52を取り付けることにより、チェーン50を内部に収納するチェーンケース53が形成される。
図10に示すように、取付補助具57およびチェーンカバー基部51を介して、チェーン50を駆動するための植付部ミッションケース47に設けられた駆動軸がチェーンケース53内に挿入され、その駆動軸の端部に、チェーンケース53内に収納されるチェーン50が巻きかけられる。
図12に示すように、苗取爪ケース43からは、チェ−ンケース53側に、爪駆動軸55および苗タンク横送り駆動軸54が出ている。チェーン50が爪駆動軸55のスプロケットに巻きかけられることにより、植付部ミッションケース47の駆動軸からの動力が伝達され、苗取出装置6が動作する。また、苗取爪ケース43内において、爪駆動軸55を介して苗タンク横送り駆動軸54にも動力が伝達され、苗タンク横送り駆動部56によって、苗載台23が横方向に動作する。
なお、チェーン50が、本発明の駆動用チェーンの一例にあたり、苗タンク横送り駆動軸54が、本発明の苗載台送り駆動軸の一例にあたる。
図12に示すように、チェーンカバー基部51には、苗タンク横送り駆動軸54の一部をチェーンケース53内に収納する部分が形成されている。一方、チェーンカバー52には、チェーンカバー基部51に取り付けた際に、チェーンケース53を貫通する爪駆動軸55の一端を露出させるための孔が形成されている。
このような構成のチェーンカバー基部51およびチェーンカバー52としたことにより、チェーンカバー52をチェーンカバー基部51に取り付けて構成されるチェーンケース53には、図13に示すように、爪駆動軸55および苗タンク横送り駆動軸54の貫通する一部が内部に収納される構成となる。
苗移植機は、苗植付具11に水を供給する灌水装置を備えている。苗植付具11が下降するタイミングで苗植付具11内に水を供給する構成となっており、畝Uに植付けた苗に対して適切に灌水できると共に、植付後の苗植付具11内に付着している泥土を洗い流す。
次に、図1に示す如く、走行伝動ケース9上に水タンク70を固定し、ミッションケ−ス4の側面に回転ポンプ65を装着して、水タンク70と回転ポンプ65を吸水パイプ66で連結し、回転ポンプ65と苗植付装置7の水供給バルブ15を吐出パイプ67で連結している。
図14の第一実施例に示す如く、回転ポンプ65は筒状のポンプケース64に軸支したポンプ軸62に送水回転体63を固着した構成で、ミッションケ−ス4から突出するポンプ駆動軸60にポンプ軸62を連結して駆動する。
送水回転体63は、ハスバ歯車やスクリュウ翼やネジで、ポンプケース64内でポンプ軸62が回転すると水の送り作用が生じてポンプとして機能する。この送水回転体63は捩れ角度の異なったものと交換すると、水の吐出量を変更出来る。
図15は、ポンプケース64に接近内装する送水回転体63をテーパ状に形成した回転ポンプ65の第二実施例で、図16は、送水回転体63を段付き形状にした回転ポンプ65の第三実施例で、二段でなく三段にすることも可能で、大径部を吐出側にすることで、遠心力を利用してより強いポンプ作用が働く。
図17は、ポンプ軸62に吸水小径部62cと送水大径部62aを形成し、吸水小径部62cの吸水穴62eと送水大径部62aの吐水穴62dを軸中心穴62bで連結して送水回転体63とし、吸水小径部62cから吸水し送水大径部62aから吐出する回転ポンプ65の第四実施例で、水漏れが少ない。
図18(ab)は、ポンプ軸62の中心に吸水穴62eを設け、その吸水穴62eの奥に通じてポンプ軸62に直交する吐水穴62dを設け、この吐水穴62dを間に放射状の翼板69を挟んだ二枚の円盤プレート68,68で囲んで固着した送水回転体63を構成し、ポンプケース64に送水パイプ67を連結した回転ポンプ65の第五実施例で、ポンプケース64の厚みを薄く出来る。
図19は、苗植付装置7に設ける水供給バルブ15を示し、下リンク13と上リンク14の先端に設ける植付フレーム12上に水供給バルブ15を取り付けている。この水供給バルブ15は吐出パイプ67に連結し、バルブ軸15aを回動することで水の吐出を制御し、バルブ軸15aに固着するバルブ切替アーム16のローラ17が下リンク13に接触していて、苗植付具11が上昇するタイミングで水供給バルブ15を閉じ、下降するタイミングで水供給バルブ15を開いて水を苗植付具11内に吐出するようにしている。
本実施の形態の苗移植機は、図1に示すように、車体の左右の傾きを自動的に水平に調整するためのウェイト76および傾斜用油圧バルブ75を備えている。
図20は、本実施の形態の苗移植機の左右傾斜調整機構の要部側面図を示しており、図21は、左右傾斜調整機構の要部平面図を示している。
車体が左右方向に傾くのに応じてウェイト76が左右に振れ、ウェイト76の振れに応じて車体の左右方向の傾きを補正するように、傾斜用油圧バルブ75が左側の後輪3の高さを調整する。
図20および図21に示すように、本実施の形態の苗移植機の左右傾斜調整機構はストッパー77を備えており、ストッパー77の端部は、スプリング78を介して感度調整ワイヤ80に接続されている。
ストッパー77の切り欠かれたV字形状部分が、ウェイト76の括れた部分に嵌ることにより、自動水平機能をロックすることができるようになっている。スプリング78を設けることにより、感度調整ワイヤ80による引っ張る力が強過ぎて傾斜用油圧バルブ75を傷めるのを防止している。
また、ウェイト76の下部には、手動水平ロッド79が連結されている。手動水平ロッド79を左右方向に動かすことにより、ウェイト76が左右に移動し、左右方向の傾斜のロック位置を変更できるようになっている。
例えば、傾斜地などで野菜を植えつける場合など、苗移植機の車体が水平よりも左右方向に傾斜している方が作業し易い場合もあり、このような場合に車体の傾斜を所定の角度となるように調整できる。
スプリング78に接続される感度調整ワイヤ80は、引き加減を調整できるようになっている。引き加減を調整することにより、ウェイト76に抵抗を加えることで自動水平機構の感度調節ができる。
図22は、苗トレイ搬送装置5の左右側部に設けるトレイ載せ台85に延長して取り付ける延長トレイ載せ台89の取付構成を示している。
トレイ載せ台85の先端部に取付枠88を保持プレート86とボルト87で取り付けるが、取付枠88はトレイ載せ台85の前後パイプに沿った前後枠88b,88cを連結ロッド88aで一体に連結している。前後枠88b,88cに設ける二本の取付ネジ88c,88cに延長トレイ載せ台89の前後枠89a,89bを通してナットで固定する。
また、延長トレイ載せ台89は前後枠89a,89bの近くを連結ロッド89dで連結し、トレイの外枠を規制する二個のピン89e,89eと底面を受ける支持棒89cを設けている。
延長トレイ載せ台89は、図23に示す如く、トレイ載せ台85上に重ねることで空のトレイを挟み込むように出来る。
E エンジン
3 後輪
4 ミッションケ−ス
5 苗トレイ搬送装置
6 苗取出装置
7 苗植付装置
12 植付フレーム
15 水供給バルブ
62 ポンプ軸
62a 送水大径部
62b 軸中心穴
62c 吸水小径部
62d 吐水穴
62e 吸水穴
63 送水回転体
64 ポンプケース
66 吸水パイプ
67 送水パイプ
68 円盤プレート
69 翼板
70 水タンク

Claims (6)

  1. エンジン(E)を搭載したミッションケ−ス(4)から後輪(3)と苗トレイ搬送装置(5)と苗取出装置(6)と苗植付装置(7)を駆動する苗移植機において、ポンプケース(64)に軸支したポンプ軸(62)に送水回転体(63)を装着した回転ポンプ(65)を前記ミッションケ−ス(4)の側面に装着してミッションケ−ス(4)内の駆動軸と前記ポンプ軸(62)を連結して、前記ポンプケース(64)に水タンク(70)から吸水する吸水パイプ(66)と前記苗植付装置(7)に送水する送水パイプ(67)を連結したことを特徴とする苗移植機。
  2. 前記ポンプケース(64)に内装する前記送水回転体(63)をハスバ歯車とし、該ハスバ歯車を歯幅や捩れ角の異なるものと交換可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
  3. 前記ポンプケース(64)に接近内装する前記送水回転体(63)の径を吸水側より送水側が大径になるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
  4. 前記ポンプ軸(62)に吸水小径部(62c)と送水大径部(62a)を形成し、前記吸水小径部(62c)に軸直交する吸水穴(62e)と前記送水大径部(62a)に軸直交する吐水穴(62d)を軸中心穴(62b)で連結して前記送水回転体(63)としたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
  5. 前記送水回転体(63)が翼板(69)を挟んだ円盤プレート(68,68)で、前記ポンプ軸(62)の吐水穴(62d)を挟んで固着し、前記ポンプ軸(62)の軸中心を通り前記吐水穴(62d)に通じる吸水穴(62e)を設け、円盤プレート(68,68)を囲む前記ポンプケース(64)に前記送水パイプ(67)を連結して前記回転ポンプ(65)としたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
  6. 前記回転ポンプ(65)から水を送る前記送水パイプ(67)に連結した水供給バルブ(15)を前記苗植付装置(7)の植付フレーム(12)に設け、前記水供給バルブ(15)は苗植付具(11)の上昇タイミングで閉じ、下降タイミングで開いて前記苗植付具(11)内に水を供給することを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。

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