JP2018085628A - サイネージシステム、携帯端末装置およびプログラム - Google Patents

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一 田村
滋紀 青木
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滋紀 青木
純平 佐々木
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純平 佐々木
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Abstract

【課題】ディスプレイに表示させた配信映像で利用者が遊んだことを思い出のコンテンツとして残すことができ、さらに、遊んだ場所や日時に応じた様々な撮影映像を利用者が閲覧できるようにして、複数のディスプレイを有効活用することができるようにする。【解決手段】配信映像を表示するサイネージ1と、このサイネージに対峙した利用者を撮影するカメラ2と、サイネージおよびカメラにネットワークを介して接続されたサーバ5,6と、を備え、サーバは、サイネージに対峙する利用者を識別すると、サイネージへの配信映像の表示とカメラによる利用者の撮影とを制御し、利用者の遊覧中の行動を撮影した撮影映像を前記カメラ装置より取得して、利用者ごとに撮影映像を蓄積する。さらに、サーバは、利用者、サイネージおよびカメラが設置された場所、およびその場所を利用者が訪れた日時に対応させて撮影映像を蓄積する。【選択図】図1

Description

本発明は、コンテンツを表示するディスプレイ装置と、このディスプレイ装置にネットワークを介して接続されたサーバ装置と、を備えたサイネージシステム、利用者が所持する携帯端末装置、および携帯端末装置のプロセッサに実行させるプログラムに関するものである。
例えばテーマパークでは、利用者が長い行列を作って長時間待たされることがあり、特に人気のあるアトラクションでは、待ち時間が数時間に及ぶことも珍しくない。このような長時間の行列待ちは、利用者の満足度を著しく低下させる。そこで、行列待ちの利用者、特に子供が退屈せずに待ち時間を有意義に過ごすことができるような技術が望まれる。
このような利用者に待ち時間を有意義に過ごさせる技術として、従来、ゲームのコンテンツをディスプレイに表示して、携帯端末を用いて利用者がゲームに参加するようにした技術が知られている(特許文献1参照)。また、ゲームのコンテンツをディスプレイに表示して、RFIDタグが設けられた玩具を用いて利用者がゲームに参加するようにした技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2002−312524号公報 特開2010−152647号公報
さて、ディスプレイに表示させたコンテンツ(配信映像)で子供が遊んだ場合、その状況をカメラで撮影して、後日、自宅などで映像を閲覧することができるようにすると、遊んだことを思い出として残すことができるため、利用者の満足度を高めることができる。また、複数の場所にディスプレイを設けた場合、遊んだ場所や日時に応じた様々な映像を利用者が閲覧できるようにすると、複数のディスプレイを有効活用することができ、利用者をより一層楽しませることができる。
しかしながら、前記従来の技術では、ディスプレイに表示させた配信映像による遊びがその場限りの一時的なものであり、遊んだことを思い出として残すことができず、また、遊んだ場所や日時に応じた様々な映像を利用者が閲覧することができず、複数のディスプレイを有効活用することができないという問題があった。
そこで、本発明は、ディスプレイに表示させた配信映像で利用者が遊んだことを思い出として自身のコンテンツとして残すことができ、さらに、遊んだ場所や日時に応じた様々な映像を利用者が閲覧できるようにして、複数のディスプレイを有効活用することができるサイネージシステム、携帯端末装置およびプログラムを提供することを主な目的とする。
本発明のサイネージシステムは、配信映像を表示するディスプレイ装置と、このディスプレイ装置にネットワークを介して接続されたサーバ装置と、を備えたサイネージシステムであって、前記サーバ装置にネットワークを介して接続されて、前記ディスプレイ装置に対峙した利用者を撮影するカメラ装置を、さらに備え、前記サーバ装置は、前記ディスプレイ装置に対峙する利用者を識別すると、前記ディスプレイ装置への前記配信映像の表示と前記カメラ装置による利用者の撮影とを制御し、利用者の遊覧中の行動を撮影した撮影映像を前記カメラ装置より取得して、利用者ごとに前記撮影映像を記憶部に蓄積する構成とする。
また、本発明の携帯端末装置は、利用者が所持し、前記サイネージシステムへアクセス可能な携帯端末装置であって、前記サーバ装置に利用者を登録する登録モードと、前記サーバ装置の前記記憶部に蓄積された利用者の遊覧中の行動を撮影した前記撮影映像を再生する閲覧モードと、前記サーバ装置の前記記憶部に蓄積された前記撮影映像を他の利用者と共有する共有モードと、を実行するアプリケーションプログラムが搭載されてなる構成とする。
また、本発明のプログラムは、利用者が所持し、前記サイネージシステムへアクセス可能な携帯端末装置のプロセッサに実行させるプログラムであって、前記サーバ装置に利用者を登録する登録モードと、前記サーバ装置の前記記憶部に蓄積された利用者の遊覧中の行動を撮影した前記撮影映像を再生する閲覧モードと、前記サーバ装置の前記記憶部に蓄積された前記撮影映像を他の利用者と共有する共有モードと、を前記プロセッサに実行させる構成とする。
本発明によれば、ディスプレイ装置に表示した配信映像に基づいて、カメラの撮影で取得した撮影映像、すなわち、利用者の遊覧中の行動を撮影した撮影映像を利用者に提示することができる。これにより、ディスプレイ装置に表示させた配信映像で利用者が遊んだ思い出のコンテンツを残すことができる。
本実施形態に係るサイネージシステムの全体構成図 サブアトラクションエリアの状況を示す説明図 アトラクション管理サーバ5の概略構成を示すブロック図 中央管理サーバ6の概略構成を示すブロック図 中央管理サーバ6の記憶部43に記憶される管理テーブルの登録内容を示す説明図 サイネージ1に表示される画面を示す説明図 携帯端末7に表示される画面を示す説明図 利用者がユーザ登録を行う際のサイネージシステムの動作手順を示すシーケンス図 利用者がサブアトラクションエリアに入場する際のサイネージシステムの動作手順を示すシーケンス図 利用者がサブアトラクションエリアに滞在している間のサイネージシステムの動作手順を示すシーケンス図 利用者が携帯端末7でコンテンツを閲覧する際のサイネージシステムの動作手順を示すシーケンス図
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、配信映像を表示するディスプレイ装置と、このディスプレイ装置にネットワークを介して接続されたサーバ装置と、を備えたサイネージシステムであって、前記サーバ装置にネットワークを介して接続されて、前記ディスプレイ装置に対峙した利用者を撮影するカメラ装置を、さらに備え、前記サーバ装置は、前記ディスプレイ装置に対峙する利用者を識別すると、前記ディスプレイ装置への前記配信映像の表示と前記カメラ装置による利用者の撮影とを制御し、利用者の遊覧中の行動を撮影した撮影映像を前記カメラ装置より取得して、利用者ごとに前記撮影映像を記憶部に蓄積する構成とする。
これによると、ディスプレイ装置に表示した配信映像に基づいて、カメラの撮影で取得した撮影映像、すなわち、利用者の遊覧中の行動を撮影した撮影映像を利用者に提示することができる。これにより、ディスプレイ装置に表示させた配信映像で利用者が遊んだ思い出のコンテンツを残すことができる。
また、第2の発明は、前記ディスプレイ装置および前記カメラ装置は、施設内の複数の場所にそれぞれ設置され、前記サーバ装置は、利用者、前記場所、およびその場所を利用者が訪れた日時に対応させて前記撮影映像を蓄積する構成とする。
これによると、思い出のコンテンツとして利用者、場所および日時に対応させて蓄積するため、利用者、場所および日時に応じた様々な撮影映像を利用者に提示することができるようになり、複数のディスプレイ装置を有効活用することができる。
また、第3の発明は、利用者が複数の前記ディスプレイ装置を順に見て回るように、遊覧エリア内に複数の前記ディスプレイ装置が設置され、前記サーバ装置は、複数の前記ディスプレイ装置に互いに連携する前記配信映像を表示する構成とする。
これによると、遊覧エリア内の複数のディスプレイ装置に互いに連携する配信映像が表示されるため、利用者をより一層楽しませることができる。
また、第4の発明は、前記サーバ装置は、前記カメラ装置で撮影された前記撮影映像から抽出された利用者に関する情報に基づいて前記配信映像を生成して、前記ディスプレイ装置に配信する構成とする。
これによると、利用者が映る映像から利用者に特化した独自の配信映像が生成されるため、利用者をより一層楽しませることができる。
また、第5の発明は、前記サーバ装置は、前記カメラ装置で撮影された前記撮影映像に基づいて、利用者の身体の動きを検出して、前記配信映像として、アバターが利用者と同じ動作を行う映像を生成する構成とする。
これによると、利用者がキャラクターと一体になったような感覚を味わうことができる。
また、第6の発明は、前記サーバ装置は、前記カメラ装置で撮影された映像に基づいて、利用者の服装の特徴を抽出して、前記配信映像として、利用者と同じ服装をしたキャラクターの映像を生成する構成とする。
これによると、キャラクターに対する利用者の親近感を高めることができる。
また、第7の発明は、前記ディスプレイ装置および前記カメラ装置は、行列待ちが発生する第1のエリアに隣接する第2のエリアに設置される構成とする。
これによると、家族などのグループで施設に来場した場合に、利用者(例えば子供)の同行者(例えば保護者)が行列に並び、利用者が同行者と分かれて第2のエリアで遊ぶことができる。
また、第8の発明は、前記サーバ装置は、所定の統合条件に基づいて、同一の利用者に関する前記撮影映像を統合する構成とする。
これによると、利用者の撮影映像を一連のコンテンツとしてまとめて閲覧することができる。この場合、携帯端末などの利用者端末を用いて利用者が統合条件を指定することができるようにするとよい。
また、第9の発明は、前記ディスプレイ装置および前記カメラ装置は、施設内の複数の場所にそれぞれ設置され、前記統合条件は、前記場所、およびその場所を利用者が訪れた日時の少なくともいずれか一つに関するものである構成とする。
これによると、場所や日時を基準にしてコンテンツを統合することができる。これにより、特定日に訪れた複数の場所ごとのコンテンツをまとめて閲覧したり、過去数年分の特定日のコンテンツをまとめて閲覧したり、特定期間のコンテンツをまとめて閲覧したりすることができる。
また、第10の発明は、利用者が所持し、前記サイネージシステムへアクセス可能な携帯端末装置であって、前記サーバ装置に利用者を登録する登録モードと、前記サーバ装置の前記記憶部に蓄積された利用者の遊覧中の行動を撮影した前記撮影映像を再生する閲覧モードと、前記サーバ装置の前記記憶部に蓄積された前記撮影映像を他の利用者と共有する共有モードと、を実行するアプリケーションプログラムが搭載されてなる構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、ディスプレイ装置に表示させた配信映像で利用者が遊んだ思い出のコンテンツを残すことができる。また、携帯端末装置を用いてサーバ装置に利用者を登録することができる。また、利用者の遊覧中の行動を撮影した前記撮影映像を自ら再生したり、他の利用者との間で共有したりすることができる。
また、第11の発明は、利用者が所持し、前記サイネージシステムへアクセス可能な携帯端末装置のプロセッサに実行させるプログラムであって、前記サーバ装置に利用者を登録する登録モードと、前記サーバ装置の前記記憶部に蓄積された利用者の遊覧中の行動を撮影した前記撮影映像を再生する閲覧モードと、前記サーバ装置の前記記憶部に蓄積された前記撮影映像を他の利用者と共有する共有モードと、を前記プロセッサに実行させる構成とする。
これによると、第1の発明と同様に、ディスプレイ装置に表示させた配信映像で利用者が遊んだ思い出のコンテンツを残すことができる。また、携帯端末装置を用いてサーバ装置に利用者を登録することができる。また、利用者の遊覧中の行動を撮影した前記撮影映像を自ら再生したり、他の利用者との間で共有したりすることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係るサイネージシステムの全体構成図である。
このサイネージシステムは、テーマパークのアトラクションで行列待ちする利用者、特に子供が退屈せずに待ち時間を有意義に過ごすことができるように、サイネージ1にキャラクターなどの配信映像を表示するものであり、サイネージ1(ディスプレイ装置)と、カメラ2(カメラ装置)と、リーダー3と、入口ゲート4と、アトラクション管理サーバ5(サーバ装置)と、中央管理サーバ6(サーバ装置)と、携帯端末7(携帯端末装置)と、を備えている。
サイネージ1、カメラ2およびリーダー3は、サブアトラクションエリアに設置されている。このサブアトラクションエリアは、アトラクションエリアに併設されるものであり、テーマパーク内には複数のサブアトラクションエリアが設けられており、この複数のサブアトラクションエリアの各々に、サイネージ1、カメラ2およびリーダー3が設置されている。サイネージ1、カメラ2およびリーダー3と、アトラクション管理サーバ5とは、エリア内ネットワークを介して接続されている。なお、図1に示す例では、カメラ2およびリーダー3がサイネージ1を介してアトラクション管理サーバ5に接続されている。
サイネージ1は、液晶表示パネルなどからなる表示部と、通信部と、を備えており、アトラクション管理サーバ5から配信される配信映像を表示する。なお、表示部をタッチパネルディスプレイで構成して、利用者が画面を操作できるようにしてもよい。また、サイネージ1に、音声を出力するスピーカを設けて、利用者に話しかけるようにしてもよい。
カメラ2は、サイネージ1の前のエリアを撮影する。これにより、サイネージ1に対峙してサイネージ1の画面を見る利用者が撮影される。
リーダー3は、携帯端末7に表示された認証情報(例えば2次元コード)を読み取る。この認証情報はアトラクション管理サーバ5を介して中央管理サーバ6に送信され、中央管理サーバ6において認証情報を用いてユーザ認証が行われ、ユーザ認証が成功すると、入口ゲート4が開放され、利用者がサブアトラクションエリアに入場することができる。
アトラクション管理サーバ5は、サブアトラクションエリアごとに設けられ、1つのサブアトラクションエリアに設置されたサイネージ1およびカメラ2を制御する。このアトラクション管理サーバ5は、中央管理サーバ6から配信される配信映像をサイネージ1に配信する。また、カメラ2から送信される撮影映像を受信する。また、中央管理サーバ6から配信される基本となる配信映像から、カメラ2で撮影された撮影映像に基づいて独自の配信映像を生成してサイネージ1に配信する。
中央管理サーバ6は、利用者が携帯端末7またはPC(図示せず)でユーザ登録の操作を行うことで取得したユーザ登録情報を管理し、このユーザ登録情報を参照して、リーダー3で携帯端末7から取得した認証情報に基づいてユーザ認証を行う。また、中央管理サーバ6は、利用者に関するコンテンツ、すなわち、サイネージ1に表示した配信映像、およびカメラ2の撮影で取得した撮影映像を利用者および日時などに対応付けて管理する。
携帯端末7は、施設の利用者が所持するものであり、スマートフォンやタブレット端末などの携帯デバイスである。携帯端末7および中央管理サーバ6はネットワークを介して接続されている。このネットワークは、WiFi(登録商標)などの無線LAN通信や、LTE(Long Term Evolution)などのセルラー通信などによる無線通信網、およびインターネットなどにより構成される。
この携帯端末7には、ユーザ登録やコンテンツ閲覧やコンテンツ共有に関するアプリケーションがインストールされる。このアプリケーションには、ユーザ登録を行う登録モードと、中央管理サーバ6に蓄積された利用者のコンテンツを閲覧する閲覧モードと、中央管理サーバ6に蓄積された利用者のコンテンツを他の利用者と共有する共有モードと、がある。
次に、サブアトラクションエリアについて説明する。図2は、サブアトラクションエリアの状況を示す説明図である。
サブアトラクションエリア(第2のエリア)は、アトラクションエリア(第1のエリア)に隣接して設けられている。また、利用者が行列待ちする待ちエリアが、アトラクションエリアに隣接して設けられている。利用者(子供)は同行者(保護者)と分かれて、サブアトラクションエリアに入場する。同行者は待ちエリアで行列に並ぶ。サブアトラクションエリアで遊んだ利用者は、出口ゲート11から退場して同行者と合流してアトラクションエリアに進む。
サブアトラクションエリアの入口ゲート4には、リーダー3が設置されている。利用者は、携帯端末7に表示させた2次元コードをリーダー3にかざすチェックインの操作を行い、リーダー3で読み取った認証情報が中央管理サーバ6に送信され、中央管理サーバ6において認証情報を用いたユーザ認証が成功すると、入口ゲート4が開放され、利用者がサブアトラクションエリアに入場することができる。
入口ゲート4の近傍には、サイネージ1およびカメラ2が設置されている。サイネージ1には、チェックインの操作を促す案内のコンテンツが表示される。カメラ2は、サイネージ1を見る人物を撮影し、アトラクション管理サーバ5において、カメラ2の映像を用いた顔登録が行われる。このとき、リーダー3を用いたユーザ認証で取得した利用者IDが顔登録情報と対応付けられる。
サブアトラクションエリアの内部には、利用者が歩く経路に沿って複数のサイネージ1が設置されており、利用者は、サブアトラクションエリア内を遊覧する、すなわち、複数のサイネージ1を順に見て回ることができるようになっている。図2に示す例では、サイネージ1が設置されたスポットが3つ設けられている。
ここで、複数のサイネージ1には、互いに連携する配信映像が表示される。例えばダンス練習に関する配信映像であれば、ダンスを段階的に教習する配信映像がサイネージ1に順に表示され、利用者はダンスを段階的に習得することができる。図2に示す例では、キャラクターが手本となるダンスを踊る配信映像がサイネージ1に表示されている。
複数のサイネージ1の各々にはカメラ2が併設されており、カメラ2は、サイネージ1に対峙してそのサイネージ1に表示される配信映像に応じて行動する利用者を撮影する。例えばダンス練習に関する配信映像であれば、ダンスを踊る利用者が撮影される。
次に、アトラクション管理サーバ5の概略構成について説明する。図3は、アトラクション管理サーバ5の概略構成を示すブロック図である。
アトラクション管理サーバ5は、通信部21と、制御部22と、記憶部23と、を備えている。
通信部21は、エリア内ネットワークを介してサイネージ1およびカメラ2との間で通信を行う。また、通信部21は、外部ネットワークを介して中央管理サーバ6との間で通信を行う。
記憶部23は、中央管理サーバ6から配信された配信映像や、カメラ2から送信された撮影映像や、制御部22で実行されるプログラムなどを記憶する。
制御部22は、行動認識部31と、服装認識部32と、配信映像生成部33と、人物認識部34と、を備えている。この制御部22はプロセッサで構成され、制御部22の各部は、記憶部23に記憶されたプログラム(インストラクション)をプロセッサに実行させることで実現される。
行動認識部31は、カメラ2の撮影映像に基づいて、利用者の行動(動作)を認識する。本実施形態では、利用者の身体の動きを検出し、利用者と同じ動作をアバターに行わせるために必要となる情報、例えば手足の動きなどに関する情報を取得する。
服装認識部32は、カメラ2の撮影映像に基づいて、利用者の服装を認識する。本実施形態では、利用者の着衣を検出し、キャラクターに利用者と同じ服装をさせるために必要となる情報、例えば着衣の色や種類などに関する情報を取得する。
配信映像生成部33は、中央管理サーバ6から配信される基本となる配信映像から、カメラ2の撮影映像に基づいて独自の配信映像を生成する。本実施形態では、行動認識部31の認識結果に基づいて、キャラクターのアバターが利用者と同じ動作を行う映像を生成する。また、服装認識部32の認識結果に基づいて、利用者と同じ服装をしたキャラクターが踊る映像を生成する。
人物認識部34は、入口ゲート4の近傍に設置されたカメラ2の映像から、利用者の顔画像の特徴情報を抽出して、その特徴情報を登録する顔登録を行う。また、サブアトラクションエリア内の各スポットに設置されたカメラ2の映像から、利用者の顔画像の特徴情報を抽出して、登録された特徴情報と比較して、サイネージ1に対峙する利用者を識別する顔照合を行う。これにより、サイネージ1に対峙する利用者を認識することができる。
次に、中央管理サーバ6の概略構成について説明する。図4は、中央管理サーバ6の概略構成を示すブロック図である。
中央管理サーバ6は、通信部41と、制御部42と、記憶部43と、を備えている。
通信部41は、外部ネットワークを介して携帯端末7との間で通信を行う。また、通信部21は、外部ネットワークを介してアトラクション管理サーバ5との間で通信を行う。
記憶部43は、ユーザ登録情報や、管理テーブル(図5参照)や、制御部42で実行されるプログラムなどを記憶する。
制御部42は、遊覧情報管理部51と、ユーザ認証部52と、コンテンツ統合部53と、と、を備えている。この制御部42はプロセッサで構成され、制御部42の各部は、記憶部43に記憶されたプログラム(インストラクション)をプロセッサに実行させることで実現される。
遊覧情報管理部51は、サブアトラクションエリア(遊覧エリア)に設置された複数のサイネージ1を利用者が順に見て回る際に、サイネージ1に表示した配信映像、およびカメラ2の撮影で取得した撮影映像に関する遊覧情報を管理する。この遊覧情報は、コンテンツの他に、利用者が滞在した場所(サブアトラクションエリアおよびスポット)や日時、すなわち、利用者がいつどこで遊んだかを表す情報を含む。
ここで、本実施形態では、同一のサブアトラクションエリア内の各スポットのサイネージ1には、互いに連携する配信映像、例えば一連のダンスのコンテンツが順に表示され、この各スポットのサイネージ1に表示した配信映像、およびカメラ2の撮影で取得した撮影映像が、利用者IDに対応づけて蓄積される。
このとき、本実施形態では、入口ゲートの近傍に設置されたカメラ2の映像に基づく人物登録(顔登録)で登録された利用者に、入口ゲートのリーダー3で携帯端末7に表示された2次元コードを読み取ることで取得した利用者IDが付与される。また、サブアトラクションエリア内の各スポットに設置されたカメラ2の映像に基づく人物認識(顔照合)により、各スポットのコンテンツ(配信映像および撮影映像)を利用者IDに対応づけることができる。
また、本実施形態では、複数のサブアトラクションエリアごとのサイネージ1に表示される配信映像も連携しており、この複数のサブアトラクションエリア同士で連携する配信映像も、利用者IDに対応づけてコンテンツが蓄積される。なお、この利用者IDごとのコンテンツは、自身の遊んだ思い出を残す目的から、必ずしもサイネージ1に表示される配信映像を含める必要はない。
ユーザ認証部52は、携帯端末7に表示された2次元コードをリーダー3で読み取ることで取得した認証情報に基づいてユーザ認証を行う。
コンテンツ統合部53は、サブアトラクションエリア内の各スポットのコンテンツ(表示映像およびカメラ映像)を統合する。例えばダンス練習に関する配信映像であれば、各スポットのコンテンツ(配信映像および撮影映像)をつなげると、一つの連続したダンスのコンテンツになる。
また、コンテンツ統合部53は、所定の統合条件に基づいて、同一の利用者に関するコンテンツを統合する。統合条件は、サブアトラクションエリア、およびそのサブアトラクションエリアを訪れた日時などに関するものである。このとき、アンドおよびオアなどの抽出条件に基づいて、統合するコンテンツを抽出することができ、また、日付の昇順などの並び替えの条件に基づいて、コンテンツの並び替えを行うことができるようにするとよい。
なお、このコンテンツの統合では、統合されたコンテンツが順に再生されるようにすればよく、これには、コンテンツ同士の関連づけが行われればよく、映像データを1つの映像ファイルに結合する必要はない。
また、複数のコンテンツの映像が順に再生されるようにコンテンツを統合する他に、1つのストーリーに基づいて作成されたコンテンツに、利用者のコンテンツ(配信映像および撮影映像)を組み込むようにしてもよい。
次に、中央管理サーバ6の記憶部43に記憶される管理テーブルについて説明する。図5は、管理テーブルの登録内容を示す説明図である。
中央管理サーバ6の記憶部43には、遊覧情報管理部51で登録管理される管理テーブル(遊覧情報)が記憶されている。この管理テーブルには、利用者ID、パスワード、氏名、コンテンツ(配信映像および撮影映像)、日時、2次元コードの各項目の情報が登録されている。この管理テーブルは、アトラクションごとに作成される。
2次元コードの項目には、2次元コードに格納された情報が登録される。なお、2次元コードは、入口ゲート4を開くための鍵情報であり、入場しようとする利用者が登録された人物であることを確認できればよく、例えば利用者IDが格納される。配信映像および撮影映像の項目には、映像ファイルの名称が登録される。日時は、利用者がサブアトラクションエリアを訪れた日時である。
次に、サイネージ1に表示される画面について説明する。図6は、サイネージ1に表示される画面を示す説明図である。
図6(A)は、案内画面を示している。この案内画面は、携帯端末7に表示させた2次元コードをリーダー3にかざすチェックインの操作を利用者に促すものであり、入口ゲート4の近傍に設置されたサイネージ1に表示される。なお、サブアトラクションエリアに利用者を招き入れる誘導のコンテンツを表示するようにしてもよい。
図6(B)は、開始選択画面を示している。この開始選択画面は、遊びを開始するか否か(○および×)を利用者が選択するものであり、サブアトラクションエリアの最初のスポットに設置されたサイネージ1に表示される。また、この開始選択画面には、利用者の名前が表示され、サイネージ1に表示されたキャラクターが利用者を認識していることを利用者に伝える。これにより、利用者は親近感をもってキャラクターに接することができる。なお、子供に声掛けする音声を出力するようにしてもよい。
図6(C)は、表示モード選択画面を示している。この表示モード選択画面は、コンテンツの表示モードを利用者が選択する。ここでは、配信映像がダンス練習の場合を示しており、表示モードには、模範演技モード(いっしょにおどる?)とアバターモード(***になる?)と、がある。
図6(D)は、配信映像の表示画面を示している。この配信映像の表示画面には、キャラクターなどの映像が表示される。図6(C)の表示モード選択画面で模範演技モードが選択されると、キャラクターが模範演技を行う映像、すなわち手本となるダンスを踊る映像が表示される。また、アバターモードが選択されると、キャラクターのアバターが利用者と同じ動作を行う映像が表示される。
図6(E)は、コンテンツ表示画面の別例を示している。このコンテンツ表示画面では、キャラクターが模範演技を行う映像(動画)が表示される画面上に、前のスポットのカメラ2で撮影された利用者の映像が表示されている。これにより、前回の自分の踊る姿を見ることで、ダンスの上達具合を確認して、ダンスのステップアップを図ることができる。
図6(F)は、配信映像の表示画面の別例を示している。このコンテンツ表示画面は、他のサブアトラクションエリアとコンテンツを連携させた場合であり、配信映像の表示画面には、他のサブアトラクションエリアに対応するキャラクターが表示される。これにより、スタンプラリーと同様の効果を得ることができる。
なお、当日に既に訪れたサブアトラクションエリアとまだ訪れていないサブアトラクションエリアとを識別できるように、キャラクターの表示形態を変更して表示するようにしてもよい。例えば、当日に既に訪れたサブアトラクションエリアでは、キャラクターがカラーで表示され、まだ訪れていないサブアトラクションエリアでは、キャラクターがグレーアウトで表示される。
次に、携帯端末7に表示される画面について説明する。図7は、携帯端末7に表示される画面を示す説明図である。
図7(A)は、ユーザ登録画面を示している。このユーザ登録画面は、ユーザ登録を行う際(登録モード)に表示されるものである。このユーザ登録画面では、利用者が氏名、住所およびパスワードなどの情報を入力することができる。また、ユーザ登録画面には「登録」のボタンが設けられており、このボタンを操作すると、利用者が入力した内容でユーザ登録が行われる。
図7(B)は、トップ画面(メニュー画面)を示している。このトップ画面では、マイコンテンツ、2次元コード、コンテンツシェアのいずれかを利用者が選択することができる。ここで、「マイコンテンツ」を選択すると、図7(C)に示すマイコンテンツ画面に遷移する。また、「2次元コード」を選択すると、図7(E)に示す2次元コード画面に遷移する。また、「コンテンツシェア」を選択すると、図7(F)に示すコンテンツシェア画面に遷移する。
図7(C)は、マイコンテンツ画面(コンテンツ一覧画面)を示している。このマイコンテンツ画面は、利用者が過去にサブアトラクションエリアを訪れた際のコンテンツが一覧表示される。
また、このマイコンテンツ画面には、「再生」のボタンが設けられており、コンテンツを選択して「再生」のボタンを操作すると、図7(D)に示すコンテンツ再生画面に遷移する。
また、このマイコンテンツ画面には、「編集」のボタンが設けられており、このボタンを操作すると、コンテンツ統合に関する統合条件(サブアトラクションエリア、サブアトラクションエリアを訪れた日時など)を利用者が指定する統合条件指定画面(図示せず)に遷移する。この統合条件指定画面で統合条件を指定すると、統合条件に適合したコンテンツが抽出され、抽出されたコンテンツを統合した統合コンテンツが、図7(D)に示すコンテンツ再生画面に表示される。なお、抽出されたコンテンツを一覧表示して、統合するコンテンツを利用者に選択させるようにしてもよい。
図7(D)は、コンテンツ再生画面を示している。このコンテンツ再生画面は、コンテンツの映像を利用者が閲覧するものである(閲覧モード)。このコンテンツ再生画面には、再生ボタンが設けられており、この再生ボタンを操作すると、コンテンツが再生される。
また、このコンテンツ再生画面には、サイネージ1に表示した配信映像、すなわちキャラクターが映る映像と、カメラ2の撮影で取得した撮影映像、すなわち利用者が映る映像と、が並べて表示されている。この2つの映像は同期して再生される。これにより、2つのコンテンツを比較することができ、ダンス練習に関するコンテンツであれば、ダンスの習熟度を確認することができる。
また、このコンテンツ再生画面には、「投稿」のボタンが設けられており、このボタンを操作すると、自分の映像を他の利用者に共有させるコンテンツシェアを行うことができる。なお、統合したコンテンツが表示された状態で「投稿」のボタンを操作すると、統合したコンテンツを共有することができる。
図7(E)は、2次元コード画面を示している。この2次元コード画面には、2次元コードが表示される。この2次元コードは、サブアトラクションエリアに入場する際にリーダー3にかざすことでユーザ認証が行われ、ユーザ認証が成功すると、入口ゲート4が開放される。
図7(F)は、コンテンツシェア画面を示している。このコンテンツシェア画面には、他の利用者が投稿した映像が表示される。図7に示す例では、複数の利用者ごとのコンテンツ(配信映像および撮影映像)が並べて表示されている。
なお、図7には、携帯端末7に表示される画面の例を示したが、同様の画面をPCに表示させることもできる。また、利用者ごとのコンテンツとして、配信映像は含めず、撮影映像のみで構成することもできる。
次に、利用者がユーザ登録を行う際(登録モード)のサイネージシステムの動作について説明する。図8は、利用者がユーザ登録を行う際のサイネージシステムの動作手順を示すシーケンス図である。
携帯端末7において、アプリケーションを起動すると、ユーザ登録が未了であれば、ユーザ登録画面(図7(A)参照)が表示される。このユーザ登録画面で、利用者が氏名、住所およびパスワードなどの情報を入力すると、入力情報が携帯端末7から中央管理サーバ6に送信される。
中央管理サーバ6では、携帯端末7から送信される入力情報を受信すると、その入力情報に基づいてユーザ登録処理が行われ、ユーザ登録情報が記憶部43に記憶される。このとき、利用者に利用者IDが付与される。
次に、利用者がサブアトラクションエリアに入場する際のサイネージシステムの動作について説明する。図9は、利用者がサブアトラクションエリアに入場する際のサイネージシステムの動作手順を示すシーケンス図である。
利用者が、サブアトラクションエリアの入口に設置されたサイネージ1の前に来ると、カメラ2で利用者が撮影され、その映像がアトラクション管理サーバ5に送信される。アトラクション管理サーバ5では、カメラ2の映像から人物が検知されると、2次元コードをリーダー3にかざすチェックインの操作を促す案内画面(図6(A)参照)の表示情報をサイネージ1に送信し、サイネージ1に案内画面が表示される。
携帯端末7において、利用者がアプリケーションを起動すると、ログイン画面が表示され、このログイン画面に認証情報を入力してユーザ認証が成功すると、トップ画面(図7(B)参照)が表示され、このトップ画面で「2次元コード」を選択すると、2次元コード画面(図7(E)参照)が表示される。
次に、利用者が、2次元コード画面に表示された2次元コードをリーダー3にかざすチェックインの操作を行うと、リーダー3では、2次元コードを読み取る処理が行われる。そして、リーダー3から読取情報が中央管理サーバ6に送信される。
中央管理サーバ6では、リーダー3から送信された読取情報を受信すると、その読取情報に基づいて、登録済みの正規の利用者か否かのユーザ認証を行う。このユーザ認証が成功すると、認証成功通知がアトラクション管理サーバ5に送信される。
アトラクション管理サーバ5では、中央管理サーバ6から送信された認証成功通知を受信すると、カメラ2から取得した映像を用いて利用者の顔登録が行われる。また、サブアトラクションエリアへの入場が許可されたことを示す認証確認画面の表示情報がサイネージ1に送信され、サイネージ1に認証確認画面(ユーザ認証が成功したことを表す画面)が表示される。また、開放指示が入口ゲート4に送信され、入口ゲート4が開放され、利用者がサブアトラクションエリアに入場することができる。
次に、利用者がサブアトラクションエリアに滞在している間のサイネージシステムの動作について説明する。図10は、利用者がサブアトラクションエリアに滞在している間のサイネージシステムの動作手順を示すシーケンス図である。
カメラ2では、サイネージ1の前のエリアが常時撮影されており、利用者がサブアトラクションエリアに入場して最初のスポットのサイネージ1の前に来ると、カメラ2で利用者が撮影され、その映像がアトラクション管理サーバ5に送信される。
アトラクション管理サーバ5では、カメラ2から取得した映像から人物が検知されると、その映像を用いて顔照合が行われる。そして、開始選択画面(図6(B)参照)の表示情報がサイネージ1に送信され、サイネージ1に開始選択画面が表示される。このとき、顔照合で特定された利用者IDに基づいて開始選択画面に利用者の名前が表示される。
サイネージ1に表示された開始選択画面で、利用者が開始を選択する操作を行うと、開始選択の操作情報がサイネージ1からアトラクション管理サーバ5に送信される。アトラクション管理サーバ5では、サイネージ1からの開始選択の操作情報を受信すると、表示モード選択画面(図6(C)参照)の表示情報がサイネージ1に送信され、サイネージ1に表示モード選択画面が表示される。
サイネージ1に表示された表示モード選択画面で、利用者が表示モードを選択する操作を行うと、表示モード選択の操作情報がサイネージ1からアトラクション管理サーバ5に送信される。アトラクション管理サーバ5では、サイネージ1からの表示モード選択の操作情報を受信すると、利用者が選択した表示モードに応じて配信映像を生成する処理が開始される。
このとき、利用者が選択し表示モードが模範演技モードであれば、カメラ2の映像に基づいて服装認識が行われ、その服装認識の結果に基づいて配信映像が生成される。また、利用者が選択し表示モードがアバターモードであれば、カメラ2の撮影映像に基づいて行動認識が行われ、その行動認識の結果に基づいて配信映像が生成される。
なお、模範演技モードでは、服装認識の結果に基づいて利用者と同じ服装をしたキャラクターが踊る配信映像を表示させることができるが、キャラクターに利用者と同じ服装をさせないようにしてもよい。この場合、中央管理サーバ6から配信される配信映像をそのままサイネージ1に表示させればよい。
そして、配信映像を含む配信映像の表示画面(図6(D),(E),(F)参照)の表示情報がサイネージ1に送信され、コンテンツ表示画面がサイネージ1に表示される。
また、利用者が2番目以降のスポットに来ると、アトラクション管理サーバ5において、カメラ2の撮影映像に基づく顔照合が行われる。また、表示モードに応じて服装認識や行動認識が行われて配信映像が生成される。このとき、顔照合で特定された利用者IDに基づいて、前のスポットで表示した配信映像と連携する配信映像が生成される。そして、生成された配信映像を含む配信映像の表示画面がサイネージ1に送信されて、表示される。
なお、最後のスポットでは、サイネージ1にコンテンツ終了画面が表示される。
次に、利用者が携帯端末7でコンテンツを閲覧する際(閲覧モード)のサイネージシステムの動作について説明する。図11は、利用者が携帯端末7でコンテンツを閲覧する際のサイネージシステムの動作手順を示すシーケンス図である。
携帯端末7において、アプリケーションを起動すると、ログイン画面が表示され、このログイン画面に認証情報を入力すると、中央管理サーバ6において、ユーザ認証が行われ、ユーザ認証が成功すると、認証成功通知が携帯端末7に送信される。
携帯端末7では、認証成功通知に応じてトップ画面(図7(B)参照)が表示され、このトップ画面で「マイコンテンツ」を選択すると、配信要求が中央管理サーバ6に送信される。中央管理サーバ6では、配信要求に応じて、利用者に関するコンテンツの一覧情報が生成されて、その一覧情報を含む表示情報が携帯端末7に送信される。携帯端末7では、表示情報に基づいてマイコンテンツ画面(図7(C)参照)が表示される。
次に、利用者がマイコンテンツ画面で「編集」のボタンを操作すると、統合条件指定画面が表示される。この統合条件指定画面で統合条件を指定すると、統合条件が中央管理サーバ6に送信される。中央管理サーバ6では、統合条件に基づいてコンテンツを統合する処理が行われ、統合されたコンテンツを含む表示情報が携帯端末7に送信される。携帯端末7では、表示情報に基づいてコンテンツ再生画面(図7(D)参照)が表示される。このコンテンツ再生画面で利用者が再生の操作を行うと、指定した条件で統合されたコンテンツを閲覧することができる。そして、利用者がログアウトの操作を行うと、ログアウト画面が表示される。
なお、利用者がマイコンテンツ画面で「再生」のボタンを操作すると、選択した1つのコンテンツをコンテンツ再生画面(図7(D)参照)で閲覧することができる。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用できる。また、上記の実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。
例えば、前記の実施形態では、テーマパークの例について説明したが、テーマパークに限定されるものではなく、種々の施設に適用することができる。
また、前記の実施形態では、遊覧エリアとして、アトラクションに併設されたサブアトラクションエリアの例について説明したが、遊覧エリアはこれに限定されるものではなく、単独のアトラクションエリアとして設けるようにしてもよい。これにより、テーマパーク内のアトラクションが全体的に混雑している場合に、子供だけを遊ばせることができる。
また、前記の実施形態では、サイネージの前の利用者を、カメラの撮影映像を用いた顔照合で識別するようにしたが、サイネージごとにリーダーを設けて、サイネージの前の利用者をリーダーで識別するようにしてもよい。また、携帯端末7との間での近距離通信により、サイネージの前の利用者を識別するようにしてもよい。
また、前記の実施形態では、ユーザ登録やコンテンツの閲覧を携帯端末で行うようにしたが、PCなどの携帯端末以外のユーザ端末でユーザ登録やコンテンツの閲覧を行うことができるようにしてもよい。
本発明に係るサイネージシステム、携帯端末装置およびプログラムは、ディスプレイに表示させた配信映像で利用者が遊んだことを思い出のコンテンツとして残すことができ、さらに、遊んだ場所や日時に応じた様々な映像を利用者が閲覧できるようにして、複数のディスプレイを有効活用することができる効果を有し、配信映像を表示するディスプレイ装置と、このディスプレイ装置にネットワークを介して接続されたサーバ装置と、を備えたサイネージシステム、利用者が所持する携帯端末装置、および携帯端末装置のプロセッサに実行させるプログラムなどとして有用である。
1 サイネージ(ディスプレイ装置)
2 カメラ(カメラ装置)
3 リーダー
4 入口ゲート
5 アトラクション管理サーバ(サーバ装置)
6 中央管理サーバ(サーバ装置)
7 携帯端末
11 出口ゲート
31 行動認識部
32 服装認識部
33 配信映像生成部
34 人物認識部
43 記憶部
51 遊覧情報管理部
52 ユーザ認証部
53 コンテンツ統合部

Claims (11)

  1. 配信映像を表示するディスプレイ装置と、このディスプレイ装置にネットワークを介して接続されたサーバ装置と、を備えたサイネージシステムであって、
    前記サーバ装置にネットワークを介して接続されて、前記ディスプレイ装置に対峙した利用者を撮影するカメラ装置を、さらに備え、
    前記サーバ装置は、前記ディスプレイ装置に対峙する利用者を識別すると、前記ディスプレイ装置への前記配信映像の表示と前記カメラ装置による利用者の撮影とを制御し、利用者の遊覧中の行動を撮影した撮影映像を前記カメラ装置より取得して、利用者ごとに前記撮影映像を記憶部に蓄積することを特徴とするサイネージシステム。
  2. 前記ディスプレイ装置および前記カメラ装置は、施設内の複数の場所にそれぞれ設置され、
    前記サーバ装置は、利用者、前記場所、およびその場所を利用者が訪れた日時に対応させて前記撮影映像を蓄積することを特徴とする請求項1に記載のサイネージシステム。
  3. 利用者が複数の前記ディスプレイ装置を順に見て回るように、遊覧エリア内に複数の前記ディスプレイ装置が設置され、
    前記サーバ装置は、複数の前記ディスプレイ装置に互いに連携する前記配信映像を表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサイネージシステム。
  4. 前記サーバ装置は、前記カメラ装置で撮影された前記撮影映像から抽出された利用者に関する情報に基づいて前記配信映像を生成して、前記ディスプレイ装置に配信することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のサイネージシステム。
  5. 前記サーバ装置は、前記カメラ装置で撮影された前記撮影映像に基づいて、利用者の身体の動きを検出して、前記配信映像として、アバターが利用者と同じ動作を行う映像を生成することを特徴とする請求項4に記載のサイネージシステム。
  6. 前記サーバ装置は、前記カメラ装置で撮影された映像に基づいて、利用者の服装の特徴を抽出して、前記配信映像として、利用者と同じ服装をしたキャラクターの映像を生成することを特徴とする請求項4に記載のサイネージシステム。
  7. 前記ディスプレイ装置および前記カメラ装置は、行列待ちが発生する第1のエリアに隣接する第2のエリアに設置されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のサイネージシステム。
  8. 前記サーバ装置は、所定の統合条件に基づいて、同一の利用者に関する前記撮影映像を統合することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のサイネージシステム。
  9. 前記ディスプレイ装置および前記カメラ装置は、施設内の複数の場所にそれぞれ設置され、
    前記統合条件は、前記場所、およびその場所を利用者が訪れた日時の少なくともいずれか一つに関するものであることを特徴とする請求項8に記載のサイネージシステム。
  10. 利用者が所持し、請求項1に記載のサイネージシステムへアクセス可能な携帯端末装置であって、
    前記サーバ装置に利用者を登録する登録モードと、
    前記サーバ装置の前記記憶部に蓄積された利用者の遊覧中の行動を撮影した前記撮影映像を再生する閲覧モードと、
    前記サーバ装置の前記記憶部に蓄積された前記撮影映像を他の利用者と共有する共有モードと、
    を実行するアプリケーションプログラムが搭載されてなることを特徴とする携帯端末装置。
  11. 利用者が所持し、請求項1に記載のサイネージシステムへアクセス可能な携帯端末装置のプロセッサに実行させるプログラムであって、
    前記サーバ装置に利用者を登録する登録モードと、
    前記サーバ装置の前記記憶部に蓄積された利用者の遊覧中の行動を撮影した前記撮影映像を再生する閲覧モードと、
    前記サーバ装置の前記記憶部に蓄積された前記撮影映像を他の利用者と共有する共有モードと、
    を前記プロセッサに実行させることを特徴とするプログラム。
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