JP2018085570A - 撮像装置、撮像方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影中に直観的な操作によりAFエリアの大きさを変更できるようにし、操作性を向上させた撮像装置を提供すること。【解決手段】撮像装置は、焦点を合わせる対象の選択を受け付けるタッチパネルと、前記タッチパネルに対するタッチ面積を取得する面積取得部と、前記タッチ面積の面積変化率に応じて前記対象の選択範囲を変更する範囲変更部と、を有する。【選択図】図4
Description
本発明は撮像装置に関する。
近年、タッチパネル付カメラが普及している。タッチパネル付カメラには背面の液晶画面にタッチセンサが設けられており、これによりユーザーが液晶画面にタッチしたことを検出することができる。ユーザーはタッチパネル付カメラに対して所定のタッチ操作を行うことにより、直感的な操作を行うことが可能である。例えば、タッチパネル上でAF(Auto Focus)枠を選択することが可能なカメラがある。当該カメラでは、選択されたAF枠の位置において、自動的に被写体に合焦する。
また、特許文献1には、ファインダ接眼中にタッチパネルへの操作を行うことで、AF枠を選択するカメラが開示されている。
さらには、複数のAF枠から成るAFエリアを選択する機能を有するカメラがある。当該カメラでは、ユーザによって選択されたAFエリア内のいずれかのAF枠で被写体に合焦させる。ユーザは、AFエリアの大きさを選択することが可能である。
また、特許文献1には、ファインダ接眼中にタッチパネルへの操作を行うことで、AF枠を選択するカメラが開示されている。
さらには、複数のAF枠から成るAFエリアを選択する機能を有するカメラがある。当該カメラでは、ユーザによって選択されたAFエリア内のいずれかのAF枠で被写体に合焦させる。ユーザは、AFエリアの大きさを選択することが可能である。
しかしながら、撮影中にAFエリアの大きさを変更することができなかった。AFエリアの大きさを変更するためには、ユーザーは一度タッチパネル上での操作を中断する必要があった。そして、タッチパネル以外の操作部材においてAFエリアの大きさを変更する操作を行わなければならない。これはユーザにとって煩雑な操作であった。
そこで、本発明は、撮影中に直観的な操作によりAFエリアの大きさを変更できるようにし、操作性を向上させた撮像装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明は、撮影中に直観的な操作によりAFエリアの大きさを変更できるようにし、操作性を向上させた撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の第一態様は、焦点を合わせる対象の選択を受け付けるタッチパネルと、前記タッチパネルに対するタッチ面積を取得する面積取得部と、前記タッチ面積の面積変化率に応じて前記対象の選択範囲を変更する範囲変更部と、を有することを特徴とする撮像装置を提供する。
本発明の第二態様は、焦点を合わせる対象の選択をタッチパネルから受け付けるステップと、前記タッチパネルに対するタッチ面積を取得するステップと、前記タッチ面積の面積変化率に応じて前記対象の選択範囲を変更するステップと、を含む処理を実行する撮像装置の制御方法を提供する。
本発明の第三態様は、第二態様に記載の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを提供する。
本発明の第三態様は、第二態様に記載の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、撮影中に直観的な操作によりAFエリアの大きさを変更でき、操作性を向上させることができる。
以下、本発明の好ましい実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の構成については原則として同一の参照番号をふり、重複する説明は省略する。また、説明を具体化するために例示する数値等は、特に言及しない限りは、これに限定するものではない。
また、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されてもよい。
また、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されてもよい。
<実施例1>
以下、添付図面を参照して、本発明の例示的な実施形態について詳細に説明する。
(デジタルカメラの外部構成)
図1A及び図1Bは、撮像装置の一例としてのデジタルカメラの外部構成の例を示す図である。図1はデジタルカメラ100の前面斜視図である。また、図1Bはデジタルカメラ100の背面斜視図である。
図1Bの表示部28は、画像や各種情報を表示する、カメラ背面に設けられたディスプレイである。図1Aのファインダ外表示部43は、カメラ上面に設けられたディスプレイであり、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。図1Aのシャッターボタン61は、撮影指示を行うための操作部である。
図1Aのモード切替スイッチ60は、各種モードを切り替えるための操作部である。図1Aの端子カバー40は、該部機器との接続ケーブルとデジタルカメラ100とを接続する接続ケーブル等のコネクタ(不図示)を保護するカバーである。図1Aのメイン電子ダイヤル71は、操作部70に含まれる回転操作部材であり、このメイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。
以下、添付図面を参照して、本発明の例示的な実施形態について詳細に説明する。
(デジタルカメラの外部構成)
図1A及び図1Bは、撮像装置の一例としてのデジタルカメラの外部構成の例を示す図である。図1はデジタルカメラ100の前面斜視図である。また、図1Bはデジタルカメラ100の背面斜視図である。
図1Bの表示部28は、画像や各種情報を表示する、カメラ背面に設けられたディスプレイである。図1Aのファインダ外表示部43は、カメラ上面に設けられたディスプレイであり、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。図1Aのシャッターボタン61は、撮影指示を行うための操作部である。
図1Aのモード切替スイッチ60は、各種モードを切り替えるための操作部である。図1Aの端子カバー40は、該部機器との接続ケーブルとデジタルカメラ100とを接続する接続ケーブル等のコネクタ(不図示)を保護するカバーである。図1Aのメイン電子ダイヤル71は、操作部70に含まれる回転操作部材であり、このメイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。
図1Bの電源スイッチ72は、デジタルカメラ100の電源のON及びOFFを切り替える操作部材である。図1Bのサブ電子ダイヤル73は、操作部70に含まれる回転操作部材であり、選択枠の移動や画像送りなどを行える。図1Bの十字キー74は、操作部70に含まれ、上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能な十字キー(4方向キー)である。十字キー74により押した部分に応じた操作が可能である。図1BのSETボタン75は操作部70に含まれ、押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。例えば、表示部28にメニュー画面が表示されている場合に、十字キー74及びSETボタン75によりメニュー画面上で各種の設定が可能である。
図1BのLVボタン76は、操作部70(図2)に含まれ、ライブビュー(以下、LV)のONとOFFを切り替えるボタンである。LVボタン76は、動画撮影モードにおいては、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。図1Bの拡大ボタン77は、操作部70に含まれ、撮影モードのライブビュー表示において拡大モードのON、OFF,及び拡大モード中の拡大率の変更を行うための操作ボタンである。拡大ボタン77は、再生モードにおいては再生画像を拡大し、拡大率を増加させるための拡大ボタンとして機能する。図1Bの縮小ボタン78は、操作部70に含まれ、拡大された再生画像の拡大率を低減させ、表示された画像を縮小させるためのボタンである。
図1Bの再生ボタン79は、操作部70に含まれ、撮影モードと再生モードとを切り替える操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン79が押下された場合、再生モードに移行し、記録媒体200に記録された画像のうち最新の画像が表示部28に表示される。
図1BのLVボタン76は、操作部70(図2)に含まれ、ライブビュー(以下、LV)のONとOFFを切り替えるボタンである。LVボタン76は、動画撮影モードにおいては、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。図1Bの拡大ボタン77は、操作部70に含まれ、撮影モードのライブビュー表示において拡大モードのON、OFF,及び拡大モード中の拡大率の変更を行うための操作ボタンである。拡大ボタン77は、再生モードにおいては再生画像を拡大し、拡大率を増加させるための拡大ボタンとして機能する。図1Bの縮小ボタン78は、操作部70に含まれ、拡大された再生画像の拡大率を低減させ、表示された画像を縮小させるためのボタンである。
図1Bの再生ボタン79は、操作部70に含まれ、撮影モードと再生モードとを切り替える操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン79が押下された場合、再生モードに移行し、記録媒体200に記録された画像のうち最新の画像が表示部28に表示される。
図1Aのクイックリターンミラー12は、システム制御部50(図2、図3)から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。図1Aの通信端子10はデジタルカメラ100がレンズ側(着脱可能)と通信を行う為の通信端子である。
図1Bの接眼ファインダ16は、フォーカシングスクリーン13を観察することで、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認を行うための覗き込み型のファインダである。また、接眼ファインダ16は、ユーザの近接を検知するためのセンサを有し、ユーザが接眼しているか否かを検知することができる。なお、接眼ファインダ16は、接眼検出部の一例である。
図1Bの蓋202は、記録媒体200を格納するためのスロットの蓋である。図1Aのグリップ部90は、ユーザーがデジタルカメラ100を構えた際に右手で握りやすい形状とした保持部である。
図1Bの接眼ファインダ16は、フォーカシングスクリーン13を観察することで、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認を行うための覗き込み型のファインダである。また、接眼ファインダ16は、ユーザの近接を検知するためのセンサを有し、ユーザが接眼しているか否かを検知することができる。なお、接眼ファインダ16は、接眼検出部の一例である。
図1Bの蓋202は、記録媒体200を格納するためのスロットの蓋である。図1Aのグリップ部90は、ユーザーがデジタルカメラ100を構えた際に右手で握りやすい形状とした保持部である。
(デジタルカメラの内部構成)
図2は、デジタルカメラ100の内部構成例を示すブロック図である。図2において、レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。
レンズ103は、通常、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略化して一枚のレンズのみで示している。通信端子6は、レンズユニット150がデジタルカメラ100側と通信を行う為の通信端子であり、通信端子10は、デジタルカメラ100がレンズユニット150側と通信を行う為の通信端子である。
レンズユニット150は、通信端子6及び通信端子10を介してシステム制御部50と通信する。レンズユニット150は、絞り1、絞り駆動回路2、AF駆動回路3及びレンズシステム制御回路4を有する。
レンズシステム制御回路4は、絞り駆動回路2を用いて絞り1の大きさ(F値)を制御する。また、レンズシステム制御回路4は、AF駆動回路3を用いてレンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。
AEセンサ17は、レンズユニット150を通した被写体の輝度を測光する。焦点検出部11は、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する。システム制御部50はデフォーカス量情報に基づいてレンズユニット150を制御し、位相差AFを行う。
図2は、デジタルカメラ100の内部構成例を示すブロック図である。図2において、レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。
レンズ103は、通常、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略化して一枚のレンズのみで示している。通信端子6は、レンズユニット150がデジタルカメラ100側と通信を行う為の通信端子であり、通信端子10は、デジタルカメラ100がレンズユニット150側と通信を行う為の通信端子である。
レンズユニット150は、通信端子6及び通信端子10を介してシステム制御部50と通信する。レンズユニット150は、絞り1、絞り駆動回路2、AF駆動回路3及びレンズシステム制御回路4を有する。
レンズシステム制御回路4は、絞り駆動回路2を用いて絞り1の大きさ(F値)を制御する。また、レンズシステム制御回路4は、AF駆動回路3を用いてレンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。
AEセンサ17は、レンズユニット150を通した被写体の輝度を測光する。焦点検出部11は、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する。システム制御部50はデフォーカス量情報に基づいてレンズユニット150を制御し、位相差AFを行う。
クイックリターンミラー12(以下、ミラー12)は、露光、ライブビュー撮影、動画撮影の際にシステム制御部50から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。ミラー12は、レンズ103から入射した光束をファインダ16側と撮像部22側とに切替えるためのミラーである。ミラー12は、通常時はファインダ16へと光束を導くよう反射させるように配されているが、撮影が行われる場合やライブビュー表示の場合には、撮像部22へと光束を導くように上方に跳ね上がり光束中から待避する(ミラーアップ)。またミラー12はその中央部が光の一部を透過できるようにハーフミラーとなっており、光束の一部を、焦点検出を行うための焦点検出部11に入射するように透過させる。
撮影者は、ペンタプリズム14とファインダ16(図1)を介して、フォーカシングスクリーン13を観察する。これにより、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認が可能となる。
シャッター101は、システム制御部50の制御で撮像部22の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。
撮影者は、ペンタプリズム14とファインダ16(図1)を介して、フォーカシングスクリーン13を観察する。これにより、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認が可能となる。
シャッター101は、システム制御部50の制御で撮像部22の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。
撮像部22は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、撮像部22から受信したアナログ信号をデジタル信号に変換する。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。
また、画像処理部24は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器23から出力されたデジタルデータは、画像処理部24によって画像処理された後、メモリ制御部15を介してメモリ32に書き込まれる。また、A/D変換器23からの出力されたデジタルデータは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれてもよい。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。
また、画像処理部24は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器23から出力されたデジタルデータは、画像処理部24によって画像処理された後、メモリ制御部15を介してメモリ32に書き込まれる。また、A/D変換器23からの出力されたデジタルデータは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれてもよい。
メモリ32は、撮像部22から取得され、A/D変換部23によりデジタルデータに変換された画像データ、及び表示部28に表示するための画像データ等を格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデジタルデータをアナログ信号に変換して表示装置28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器19を介して表示部28により表示される。表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器19から出力されたアナログ信号に応じた表示を行う。
このように、一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号がD/A変換器19によりアナログに変換され、表示部28において逐次アナログデータによる表示が行われる。これにより、表示部28は、電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示(ライブビュー表示)を行うことができる。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデジタルデータをアナログ信号に変換して表示装置28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器19を介して表示部28により表示される。表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器19から出力されたアナログ信号に応じた表示を行う。
このように、一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号がD/A変換器19によりアナログに変換され、表示部28において逐次アナログデータによる表示が行われる。これにより、表示部28は、電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示(ライブビュー表示)を行うことができる。
ファインダ内液晶表示部41には、ファインダ内表示部駆動回路42を介して、現在オートフォーカスが行われている測距点を示す枠(AF枠)や、カメラの設定状態を表すアイコンなどが表示される。
ファインダ外液晶表示部43には、ファインダ外表示部駆動回路44を介して、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。また、プログラムにより後述するシステム制御部50の各処理部の機能が実行される。
接眼検知部33は、ユーザーがファインダ16を覗き込んで接眼したことを検知するセンサである。接眼検知部33が接眼した状態から接眼していない状態に移行したことを検知した場合に、システム制御部50は、撮影が完了したと判断する。また、システム制御部50は、接眼検知部33で接眼が検知された場合には表示部28の表示を止めることが可能である。接眼検知部33としては、赤外発光体および赤外受光センサを用いることができる。
ファインダ外液晶表示部43には、ファインダ外表示部駆動回路44を介して、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。また、プログラムにより後述するシステム制御部50の各処理部の機能が実行される。
接眼検知部33は、ユーザーがファインダ16を覗き込んで接眼したことを検知するセンサである。接眼検知部33が接眼した状態から接眼していない状態に移行したことを検知した場合に、システム制御部50は、撮影が完了したと判断する。また、システム制御部50は、接眼検知部33で接眼が検知された場合には表示部28の表示を止めることが可能である。接眼検知部33としては、赤外発光体および赤外受光センサを用いることができる。
システム制御部50は、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述するシステム制御部50が有する各処理部の機能が実現される。システムメモリ52は、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開するときに利用される記憶領域である。システムメモリ52は、例えば、RAMである。また、システム制御部50は、メモリ32、D/A変換器19、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計
時部である。
モード切替スイッチ60、第1シャッタースイッチ62、第2シャッタースイッチ64、操作部70は、システム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとしては、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60で、メニューボタンに含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる。また、モード切替スイッチ60でメニューボタンに一旦切り換えた後に、メニューボタンに含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計
時部である。
モード切替スイッチ60、第1シャッタースイッチ62、第2シャッタースイッチ64、操作部70は、システム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとしては、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60で、メニューボタンに含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる。また、モード切替スイッチ60でメニューボタンに一旦切り換えた後に、メニューボタンに含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70は、ユーザーからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材である。例えば、操作部70には、シャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、十字キー74、SETボタン75が含まれる。また、操作部70には、LVボタン76、拡大ボタン77、縮小ボタン78、再生ボタン79が含まれる。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。利用者は、表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。利用者は、表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
通信部54は、無線または有線ケーブルによって接続し、映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部54は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。通信部54は、撮像部22で撮像した画像(スルー画像を含
む)や、記録媒体200に記録された画像を外部の機器に送信することができる。また、通信部54は、外部機器から画像データやその他の各種情報を外部の機器から受信することができる。
電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
通信部54は、無線または有線ケーブルによって接続し、映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部54は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。通信部54は、撮像部22で撮像した画像(スルー画像を含
む)や、記録媒体200に記録された画像を外部の機器に送信することができる。また、通信部54は、外部機器から画像データやその他の各種情報を外部の機器から受信することができる。
また、デジタルカメラ100は、操作部70とは別に、表示部28に対する接触を検知可能なタッチパネル27を有する。タッチパネル27と表示部28とは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネル27を光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成し、表示部28の表示面の上層に取り付ける。そして、タッチパネル27における入力座標と、表示部28上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザーが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を構成することができる。
システム制御部50は、タッチパネル27への以下(1)〜(5)の操作、あるいは状態を検出できる。
(1)タッチパネル27にタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル27にタッチしたこと。すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch−Down)と称する)。
(2)タッチパネル27を指やペンでタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch−On)と称する)。
(3)タッチパネル27を指やペンでタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)と称する)。
(4)タッチパネル27へタッチしていた指やペンを離したこと。すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch−Up)と称する)。
(5)タッチパネル27に何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)と称する)。
なお、(1)のタッチダウン及び(4)のタッチアップは、タッチパネル27への操作を開始、終了を示す際に用いられる。一方、(2)のタッチオン及び(5)のタッチオフは、タッチパネル27に接触しているか否かの状態を示す際に用いられる。
システム制御部50は、タッチパネル27への以下(1)〜(5)の操作、あるいは状態を検出できる。
(1)タッチパネル27にタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル27にタッチしたこと。すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch−Down)と称する)。
(2)タッチパネル27を指やペンでタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch−On)と称する)。
(3)タッチパネル27を指やペンでタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)と称する)。
(4)タッチパネル27へタッチしていた指やペンを離したこと。すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch−Up)と称する)。
(5)タッチパネル27に何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)と称する)。
なお、(1)のタッチダウン及び(4)のタッチアップは、タッチパネル27への操作を開始、終了を示す際に用いられる。一方、(2)のタッチオン及び(5)のタッチオフは、タッチパネル27に接触しているか否かの状態を示す際に用いられる。
システム制御部50は、タッチダウンを検出すると、同時にタッチオンであることも検出する。システム制御部50は、タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、タッチオンを検出し続ける。すなわち、タッチムーブが検出されるのもタッチオンが検出されている状態である。また、タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
これらの操作・状態や、タッチパネル27上に指やペンがタッチしている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部50に通知される。システム制御部50は、通知された情報に基づいてタッチパネル27上にどのような操作が行われたかを判定する。システム制御部50は、タッチムーブについてタッチパネル27上で移動する指又はペンの移動量を、位置座標の変化に基づいて垂直成分及び水平成分毎に取得できる。また、システム制御部50は、タッチパネル27上をタッチダウンから一定のタッチムーブを経てタッチアップをしたとき、ストロークを描いたと判定する。また、素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。フリックは、タッチパネル27上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作である。言い換えればフリックは、タッチパネル27上を指ではじくように素早くなぞる操作である。具体的には、システム制御部50は、所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出された場合にフリックが行われたと判定する。また、システム制御部50は、所定距離以上を、所定速度未満でタッチムーブしたことが検出された場合、ドラッグが行われたと判定する。
これらの操作・状態や、タッチパネル27上に指やペンがタッチしている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部50に通知される。システム制御部50は、通知された情報に基づいてタッチパネル27上にどのような操作が行われたかを判定する。システム制御部50は、タッチムーブについてタッチパネル27上で移動する指又はペンの移動量を、位置座標の変化に基づいて垂直成分及び水平成分毎に取得できる。また、システム制御部50は、タッチパネル27上をタッチダウンから一定のタッチムーブを経てタッチアップをしたとき、ストロークを描いたと判定する。また、素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。フリックは、タッチパネル27上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作である。言い換えればフリックは、タッチパネル27上を指ではじくように素早くなぞる操作である。具体的には、システム制御部50は、所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出された場合にフリックが行われたと判定する。また、システム制御部50は、所定距離以上を、所定速度未満でタッチムーブしたことが検出された場合、ドラッグが行われたと判定する。
タッチパネル制御部26はタッチダウンを検出したタッチ入力領域の面積を算出するこ
とができる。これは、既定のタッチ検出の有効閾値を超えているタッチパネル27のセンサ数を算出する事で判定できる。検出したタッチ面積は、タッチの位置座標と関連づけられた上で、システム制御部50に通知される。
タッチパネル27は、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、いずれの方式のタッチパネルであってもよい。タッチパネル27は、タッチパネルの方式によってタッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検出する場合、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する場合がある。
とができる。これは、既定のタッチ検出の有効閾値を超えているタッチパネル27のセンサ数を算出する事で判定できる。検出したタッチ面積は、タッチの位置座標と関連づけられた上で、システム制御部50に通知される。
タッチパネル27は、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、いずれの方式のタッチパネルであってもよい。タッチパネル27は、タッチパネルの方式によってタッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検出する場合、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する場合がある。
(システム制御部の構成)
以下では、システム制御部50のソフトウェア構成について説明する。
図3は、システム制御部50のソフトウェア構成を示す図である。システム制御部50は、状態判定部151、タッチ検出部152、面積取得部153、範囲変更部154、位置取得部155及び記憶部156を有する。
状態判定部151は、ユーザが撮影中であるか否かを判定する機能を有する。例えば、状態判定部151は、ファインダ16に接眼している場合にユーザが撮影中であると判定する。
タッチ検出部152は、タッチパネル27へのタッチオン又はタッチオフしている状態を検出する機能を有する。
面積取得部153は、タッチパネル27にタッチオンしている場合に、タッチ面積を取得する機能を有する。タッチ面積は、指等が接触しているタッチパネル27の部分の面積である。例えば、指を立てた状態でタッチパネル27に指を接触させた場合、タッチ面積は比較的小さくなる。また、指を寝かせた状態でタッチパネル27に指を接触させた場合、タッチ面積は比較的大きくなる。面積取得部153は、所定の時間間隔でタッチ面積を取得する。
以下では、システム制御部50のソフトウェア構成について説明する。
図3は、システム制御部50のソフトウェア構成を示す図である。システム制御部50は、状態判定部151、タッチ検出部152、面積取得部153、範囲変更部154、位置取得部155及び記憶部156を有する。
状態判定部151は、ユーザが撮影中であるか否かを判定する機能を有する。例えば、状態判定部151は、ファインダ16に接眼している場合にユーザが撮影中であると判定する。
タッチ検出部152は、タッチパネル27へのタッチオン又はタッチオフしている状態を検出する機能を有する。
面積取得部153は、タッチパネル27にタッチオンしている場合に、タッチ面積を取得する機能を有する。タッチ面積は、指等が接触しているタッチパネル27の部分の面積である。例えば、指を立てた状態でタッチパネル27に指を接触させた場合、タッチ面積は比較的小さくなる。また、指を寝かせた状態でタッチパネル27に指を接触させた場合、タッチ面積は比較的大きくなる。面積取得部153は、所定の時間間隔でタッチ面積を取得する。
範囲変更部154は、タッチ面積に応じて選択範囲を変更する機能を有する。選択範囲は、例えば、一つの測距点(AF枠)又は複数の測距点を含むAFエリアを示す。範囲変更部154は、タッチ面積の面積変化率が閾値以上である場合に、選択範囲を変更してもよい。面積変化率は、タッチ面積が変化した場合の変化する前のタッチ面積と変化した後のタッチ面積との比率である。
例えば、指を立てた状態でタッチパネルに指を接触させた場合の比較的狭いタッチ面積をS1とする。また、指を寝かせた状態でタッチパネルに指を接触させた場合の比較的大きいタッチ面積をS2とする。タッチ面積がS1からS2に変化した場合の面積変化率は、S2/S1である。例えば、範囲変更部154は、S2/S1が閾値Rを超えていた場合に選択範囲を変更する。
例えば、範囲変更部154は、面積変化率に応じて選択する測距点(AF枠)を1点としたり、測距点を複数点としたりする。以下では、測距点を1点選択する場合を一点選択モードといい、測距点を複数点選択する場合をゾーン選択モードという。
例えば、指を立てた状態でタッチパネルに指を接触させた場合の比較的狭いタッチ面積をS1とする。また、指を寝かせた状態でタッチパネルに指を接触させた場合の比較的大きいタッチ面積をS2とする。タッチ面積がS1からS2に変化した場合の面積変化率は、S2/S1である。例えば、範囲変更部154は、S2/S1が閾値Rを超えていた場合に選択範囲を変更する。
例えば、範囲変更部154は、面積変化率に応じて選択する測距点(AF枠)を1点としたり、測距点を複数点としたりする。以下では、測距点を1点選択する場合を一点選択モードといい、測距点を複数点選択する場合をゾーン選択モードという。
位置取得部155は、タッチパネル27上のタッチ位置を検出する機能を有する。具体的には、位置取得部155は、タッチパネル27をXY平面とした場合の指が接触したタッチ位置の座標を取得する。位置取得部155は、タッチ位置に応じた測距点(AF枠)を選択状態とする。
また、位置取得部155は、所定の時間間隔でタッチ位置を取得している。位置取得部155は、タッチパネル27上を指が移動した場合、移動した位置の測距点を選択状態とする。
記憶部156は、範囲変更部154がタッチ面積を比較する際の基準となるタッチ面積基準値Sstd、タッチ位置を修正する場合に用いられるタッチ位置Prなどを記憶する。なお、タッチ面積基準値Sstd及びタッチ位置Prについては後述する。
また、位置取得部155は、所定の時間間隔でタッチ位置を取得している。位置取得部155は、タッチパネル27上を指が移動した場合、移動した位置の測距点を選択状態とする。
記憶部156は、範囲変更部154がタッチ面積を比較する際の基準となるタッチ面積基準値Sstd、タッチ位置を修正する場合に用いられるタッチ位置Prなどを記憶する。なお、タッチ面積基準値Sstd及びタッチ位置Prについては後述する。
システム制御部50は、例えば、CPU(プロセッサ)、メモリ、通信モジュール、I/Oなどを備えるコンピュータにより構成される。図3に示す各機能部は、CPU(プロセッサ)が必要なプログラムを実行することにより実現される。
(処理の流れ)
図4A及び図4Bは、AFエリアの大きさを変更する処理の流れの例を示す図である。図4A及び図4Bのフローチャートに係る処理は、システム制御部50の図3に示される各処理部において行われる。
図4AにおいてステップS101では、状態判定部151は、ユーザが撮影中であるか否かを判定する。例えば、状態判定部151は、接眼検知部33によりユーザが接眼していることが検知されている場合、ユーザが撮影中と判定する。一方、状態判定部151は、接眼検知部33によりユーザが接眼していないことが検知された場合、ユーザは撮影していないと判定する。
ユーザが撮影中の場合は、ステップS102の処理に移行する。ユーザが撮影していない場合は、状態判定部151は、所定時間待機した後、ステップS101の処理に戻る。
図4A及び図4Bは、AFエリアの大きさを変更する処理の流れの例を示す図である。図4A及び図4Bのフローチャートに係る処理は、システム制御部50の図3に示される各処理部において行われる。
図4AにおいてステップS101では、状態判定部151は、ユーザが撮影中であるか否かを判定する。例えば、状態判定部151は、接眼検知部33によりユーザが接眼していることが検知されている場合、ユーザが撮影中と判定する。一方、状態判定部151は、接眼検知部33によりユーザが接眼していないことが検知された場合、ユーザは撮影していないと判定する。
ユーザが撮影中の場合は、ステップS102の処理に移行する。ユーザが撮影していない場合は、状態判定部151は、所定時間待機した後、ステップS101の処理に戻る。
ステップS102では、タッチ検出部152は、タッチパネル27からの情報を基にユーザーがタッチパネル27にタッチダウンしているか否かを判定する。タッチダウンしている場合は、ステップS103の処理に移行する。タッチダウンしていない場合は、ステップS109の処理に移行する。
ステップS103では、タッチ検出部152は、タッチパネル27上のタッチ位置P(t)(tは時間)を取得する。具体的には、タッチ検出部152は、タッチ位置P(t)を、タッチパネル27をXY平面とした場合の座標位置として取得する。続いて、タッチ検出部152は、座標位置に近いAF枠を選択状態とする。
タッチ検出部152は、タッチオンが継続している間、所定時間ごとにタッチ位置P(t)を取得し、システム制御部50に通知する。
ステップS103では、タッチ検出部152は、タッチパネル27上のタッチ位置P(t)(tは時間)を取得する。具体的には、タッチ検出部152は、タッチ位置P(t)を、タッチパネル27をXY平面とした場合の座標位置として取得する。続いて、タッチ検出部152は、座標位置に近いAF枠を選択状態とする。
タッチ検出部152は、タッチオンが継続している間、所定時間ごとにタッチ位置P(t)を取得し、システム制御部50に通知する。
ステップS104では、面積取得部153は、タッチオンしているタッチパネル27上のタッチ面積S(t)(tは時間)の取得を開始する。面積取得部153は、タッチオン状態が継続している間、所定の時間ごとにタッチ面積S(t)を取得し、システム制御部50に通知する。なお、一定時間ごとにタッチ面積を取得する場合に限らない。例えば、面積取得部153は、ユーザーにより選択されたカメラのモード、又はカメラの動作状況に応じてタッチ面積S(t)を取得するタイミングを変更しても良い。
ステップS105では、範囲変更部154は、面積取得部153によって取得されたタッチ面積S(t)の時間変化が少なく安定しているか否かを判定する。例えば、範囲変更部154は、タッチ面積S(t)の時間変化量dS(t)/dtを算出する。範囲変更部154は、dS(t)/dtが所定の値未満である場合、タッチ面積S(t)の値は安定していると判定し、ステップS106の処理に移行する。一方、範囲変更部154は、タッチ面積S(t)の時間変化量dS(t)/dtが所定の値以上である場合、タッチ面積S(t)の値は安定していないと判定し、ステップS102の処理に戻る。
このようにタッチ面積S(t)の値が安定するか否かを判定することにより、以下の効果が得られる。実際には、タッチパネル27への接触物(例えば指)がタッチパネル27への接触を開始してから、当該接触物が静止するまでにある程度の時間を要する。このため、範囲変更部154は、タッチ面積S(t)の安定を待ってタッチ面積S(t)を取得する。当該タッチ面積S(t)は、タッチ面積基準値Sstdとして取得される。タッチ面積基準値Sstdは、タッチ面積S(t)が変化した場合に変化後のタッチ面積S(t)と比較する際に用いられる基準値である。このように、タッチ面積S(t)が安定した時点のタッチ面積S(t)をタッチ面積基準値Sstdとして取得することにより、タッ
チ面積S(t)を比較する処理の精度を高めることができる。
このようにタッチ面積S(t)の値が安定するか否かを判定することにより、以下の効果が得られる。実際には、タッチパネル27への接触物(例えば指)がタッチパネル27への接触を開始してから、当該接触物が静止するまでにある程度の時間を要する。このため、範囲変更部154は、タッチ面積S(t)の安定を待ってタッチ面積S(t)を取得する。当該タッチ面積S(t)は、タッチ面積基準値Sstdとして取得される。タッチ面積基準値Sstdは、タッチ面積S(t)が変化した場合に変化後のタッチ面積S(t)と比較する際に用いられる基準値である。このように、タッチ面積S(t)が安定した時点のタッチ面積S(t)をタッチ面積基準値Sstdとして取得することにより、タッ
チ面積S(t)を比較する処理の精度を高めることができる。
ステップS106では、システム制御部50は、選択モードが設定済みであるか否かを判定する。選択モードには、AF枠が一点のみの一点選択モードと、AF枠が複数のゾーン選択モードとが含まれる。初期状態では、選択モードが設定されていないため、システム制御部50は、モード設定済みでないと判定し、ステップS107の処理に移行する。一方、選択モードが設定されている場合、ステップS108の処理に移行する。
ステップS107では、システム制御部50は、タッチ面積S(t)に応じて選択モードを設定する。例えば、システム制御部50は、タッチ面積S(t)が所定値以上の場合、ゾーン選択モードを設定する。一方、システム制御部50は、タッチ面積S(t)が所定値未満の場合、一点選択モードを設定する。
ステップS108では、範囲変更部154は、タッチ面積S(t)の面積変化率に応じて選択モードを変更する処理を行う。具体的な処理は、後述の図4Bにおいて説明する。
ステップS107では、システム制御部50は、タッチ面積S(t)に応じて選択モードを設定する。例えば、システム制御部50は、タッチ面積S(t)が所定値以上の場合、ゾーン選択モードを設定する。一方、システム制御部50は、タッチ面積S(t)が所定値未満の場合、一点選択モードを設定する。
ステップS108では、範囲変更部154は、タッチ面積S(t)の面積変化率に応じて選択モードを変更する処理を行う。具体的な処理は、後述の図4Bにおいて説明する。
ステップS109では、状態判定部151は、撮影が完了したか否かを判定する。例えば、状態判定部151は、ユーザが接眼している状態から接眼していない状態に移行したことを検知した場合、撮影が完了したと判定する。撮影が完了したと判定した場合、ステップS110の処理に移行する。一方、撮影が完了していないと判定した場合、ステップS102の処理に戻る。
ステップS110では、システム制御部50は、面積基準値Sstdを記憶部156から削除する。なお、面積基準値Sstdに関しては後述する。
ステップS110では、システム制御部50は、面積基準値Sstdを記憶部156から削除する。なお、面積基準値Sstdに関しては後述する。
次に、図4Bを用いて、ステップS108の選択モード変更処理について説明する。
ステップS201では、タッチ検出部152は、現在のタッチ位置をタッチ位置Prとして記憶部156に記憶させる。
ステップS202では、システム制御部50は、現在のAF枠の選択モードが一点のみのAF枠を選択する一点選択モードであるか、複数のAF枠を選択するゾーン選択モードであるかを判定する。AF枠の選択モードが一点選択モードである場合は、ステップS203の処理に移行する。AF枠の選択モードがゾーン選択モードである場合は、ステップS209の処理に移行する。
ステップS203では、面積取得部153は、現在のタッチ面積S(t)の値をタッチ面積基準値Sstdとして記憶部156に格納する。なお、ここで記憶部156に格納した値Sstdは、後述するステップS204においてタッチ面積の変化量を算出する際の基準値となる。
なお、面積取得部153は、記憶部156に格納する値Sstdを、所定の時間ごとに更新するようにしても良い。また、面積取得部153は、現在よりも所定時間前までのタッチ面積S(t)の時間平均値を算出し、算出した時間平均値をSstdとしても良い。後述するステップS209においても同様である。
ステップS201では、タッチ検出部152は、現在のタッチ位置をタッチ位置Prとして記憶部156に記憶させる。
ステップS202では、システム制御部50は、現在のAF枠の選択モードが一点のみのAF枠を選択する一点選択モードであるか、複数のAF枠を選択するゾーン選択モードであるかを判定する。AF枠の選択モードが一点選択モードである場合は、ステップS203の処理に移行する。AF枠の選択モードがゾーン選択モードである場合は、ステップS209の処理に移行する。
ステップS203では、面積取得部153は、現在のタッチ面積S(t)の値をタッチ面積基準値Sstdとして記憶部156に格納する。なお、ここで記憶部156に格納した値Sstdは、後述するステップS204においてタッチ面積の変化量を算出する際の基準値となる。
なお、面積取得部153は、記憶部156に格納する値Sstdを、所定の時間ごとに更新するようにしても良い。また、面積取得部153は、現在よりも所定時間前までのタッチ面積S(t)の時間平均値を算出し、算出した時間平均値をSstdとしても良い。後述するステップS209においても同様である。
ステップS204では、範囲変更部154は、タッチ面積S(t)と、システムメモリ52に格納した値Sstdとの比S(t)/Sstdを算出する。続いて、範囲変更部154は、算出した値が閾値RTH1より大きいか否かを判定する。算出した値S(t)/Sstdが閾値RTH1より大きい場合、ステップS206の処理に移行する。算出した値S(t)/Sstdが閾値RTH1以下である場合は、ステップS205の処理に移行する。
ステップS206では、範囲変更部154は、タッチパネル制御部26から受信したタッチ面積S(t)の時間変化が少なく安定しているか否かを判定する。具体的には、範囲変更部154は、タッチ面積S(t)の時間変化量dS(t)/dtを算出する。続いて、範囲変更部154は、dS(t)/dtが所定値未満の場合、タッチ面積S(t)の値は安定していると判定し、ステップS207の処理に移行する。一方で、範囲変更部15
4は、タッチ面積S(t)の時間変化量dS(t)/dtが所定値以上であれば、タッチ面積S(t)の値は安定していないと判定し、ステップS204の処理に戻る。
なお、上述したタッチ面積S(t)が判定しているか否かの判定は一例である。例えば、範囲変更部154は、タッチ面積S(t)の変化前と変化後との増減値が所定の値以上であるか否かにより判定してもよい。
ステップS207では、範囲変更部154は、AF枠選択モードを一点選択モードからゾーン選択モードに切り替える。
続いて、ステップS208では、位置取得部155は、記憶部156に記憶されているタッチ位置P(t)に現在のタッチ位置を修正する。以下にタッチ位置の修正について説明する。
ステップS206では、範囲変更部154は、タッチパネル制御部26から受信したタッチ面積S(t)の時間変化が少なく安定しているか否かを判定する。具体的には、範囲変更部154は、タッチ面積S(t)の時間変化量dS(t)/dtを算出する。続いて、範囲変更部154は、dS(t)/dtが所定値未満の場合、タッチ面積S(t)の値は安定していると判定し、ステップS207の処理に移行する。一方で、範囲変更部15
4は、タッチ面積S(t)の時間変化量dS(t)/dtが所定値以上であれば、タッチ面積S(t)の値は安定していないと判定し、ステップS204の処理に戻る。
なお、上述したタッチ面積S(t)が判定しているか否かの判定は一例である。例えば、範囲変更部154は、タッチ面積S(t)の変化前と変化後との増減値が所定の値以上であるか否かにより判定してもよい。
ステップS207では、範囲変更部154は、AF枠選択モードを一点選択モードからゾーン選択モードに切り替える。
続いて、ステップS208では、位置取得部155は、記憶部156に記憶されているタッチ位置P(t)に現在のタッチ位置を修正する。以下にタッチ位置の修正について説明する。
図5A、図5B及び図5Cは、選択モードの切り替えの例を示す図である。図5Aは、一点選択モードの場合を示す。斜線で示された部分が選択されたAF枠である。また、丸印で示された部分が選択されたAF枠の中の中心のAF枠である。一点選択モードの場合は、斜線のAF枠と丸印のAF枠とが一致する。例えば、図5Aのように、指の先端でタッチパネル27にタッチしている場合に一点選択モードとなる。
また、図5Cは、ゾーン選択モードの場合を示す。図5Cに示すようにゾーン選択モードの場合、丸印のAF枠を中心として周囲のAF枠が選択される。例えば、図5Cのように指の腹でタッチパネル27にタッチしている場合にゾーン選択モードとなる。
範囲変更部154がAF枠選択モードをゾーン選択モードに切り替えた場合、AF枠が一点選択されている状態(図5A)から、複数のAF枠が選択された状態(図5C)となり、AFエリアが拡大される。例えば、ユーザーは図5Aのように指の先端でタッチした状態から、図5Cのように指の腹でタッチしてタッチ面積を増大させることで、タッチ操作のみによってAFエリアを拡大することができる。
また、図5Cは、ゾーン選択モードの場合を示す。図5Cに示すようにゾーン選択モードの場合、丸印のAF枠を中心として周囲のAF枠が選択される。例えば、図5Cのように指の腹でタッチパネル27にタッチしている場合にゾーン選択モードとなる。
範囲変更部154がAF枠選択モードをゾーン選択モードに切り替えた場合、AF枠が一点選択されている状態(図5A)から、複数のAF枠が選択された状態(図5C)となり、AFエリアが拡大される。例えば、ユーザーは図5Aのように指の先端でタッチした状態から、図5Cのように指の腹でタッチしてタッチ面積を増大させることで、タッチ操作のみによってAFエリアを拡大することができる。
範囲変更部154は、一点選択モードからゾーン選択モードに切り替える場合、一点選択モードで選択されていた丸印のAF枠を中心として周囲のAF枠まで拡大して複数のAF枠を選択するものとする。したがって、一点選択モードからゾーン選択モードに移行しても、丸印のAF枠は移動しない。
丸印のAF枠の位置の修正について説明する。例えば、指の先端がタッチしている状態から指の腹がタッチしている状態とした場合、タッチ面積が増大し、一点選択モードからゾーン選択モードに切り替えられる。かかる場合に、接触している指の位置が変わることにより、タッチ位置がずれる。このため、丸印のAF枠がずれる場合がある。
丸印のAF枠の位置の修正について説明する。例えば、指の先端がタッチしている状態から指の腹がタッチしている状態とした場合、タッチ面積が増大し、一点選択モードからゾーン選択モードに切り替えられる。かかる場合に、接触している指の位置が変わることにより、タッチ位置がずれる。このため、丸印のAF枠がずれる場合がある。
図5Bは、選択モードの切り替え時のタッチ位置のずれを示す。例えば、図5Bのように選択モードの切り替え時に、AF枠の選択位置が矢印の方向にずれる場合がある。
位置取得部155は、AFエリアの拡大処理を行う際に、タッチ位置を修正しても良い。具体的には、位置取得部155は、記憶部156から選択モードが切り替わる前に記憶されたタッチ位置Prを取得する。続いて、位置取得部155は、現在のタッチ位置P(t)をタッチ位置Prに修正する。これにより、選択モードを変更する場合に、ユーザが意図しない位置にAF枠の位置が変更されることを防止することができる。
また、タッチ位置の修正方法は、上記の方法に限定されない。例えば、位置取得部155は、dS(t)/dtの値が所定の値以上であった時間帯のタッチ位置P(t)の移動を無効化することによりタッチ位置を修正しても良い。
位置取得部155は、AFエリアの拡大処理を行う際に、タッチ位置を修正しても良い。具体的には、位置取得部155は、記憶部156から選択モードが切り替わる前に記憶されたタッチ位置Prを取得する。続いて、位置取得部155は、現在のタッチ位置P(t)をタッチ位置Prに修正する。これにより、選択モードを変更する場合に、ユーザが意図しない位置にAF枠の位置が変更されることを防止することができる。
また、タッチ位置の修正方法は、上記の方法に限定されない。例えば、位置取得部155は、dS(t)/dtの値が所定の値以上であった時間帯のタッチ位置P(t)の移動を無効化することによりタッチ位置を修正しても良い。
また、ゾーン選択モードにおいてAF枠が選択される数は、固定された個数でなくてもよい。例えば、範囲変更部154は、ゾーン選択モードにおいて選択されるAF枠の数を、被写体の状況に応じて変更するようにしても良い。
例えば、ステップS207でゾーン選択モードに切り替える場合に、まず、範囲変更部154は、直前まで一点選択モードにて選択されていたAF枠の近辺で、略同一のデフォ
ーカス値である領域を探索する。続いて、範囲変更部154は、当該領域に相当する個数のAF枠を選択してもよい。このようにすれば、ユーザーがタッチ面積を増大させたとき、主被写体が存在する領域に合わせてAFエリアを拡大することができる。
ステップS208の処理が終わると、システム制御部50は、ステップS209の処理に移行する。
例えば、ステップS207でゾーン選択モードに切り替える場合に、まず、範囲変更部154は、直前まで一点選択モードにて選択されていたAF枠の近辺で、略同一のデフォ
ーカス値である領域を探索する。続いて、範囲変更部154は、当該領域に相当する個数のAF枠を選択してもよい。このようにすれば、ユーザーがタッチ面積を増大させたとき、主被写体が存在する領域に合わせてAFエリアを拡大することができる。
ステップS208の処理が終わると、システム制御部50は、ステップS209の処理に移行する。
また、ステップS205では、タッチ検出部152は、タッチパネル制御部26からの情報を基にユーザーがタッチパネル27にタッチオン状態を継続しているか否かを判定する。すなわち、タッチ検出部152は、ユーザーがタッチパネル27から指を離したか否かを判定する。タッチオン状態を継続している場合は、指を離していないと判定され、ステップS204の処理に戻る。一方、タッチオン状態を継続していない場合は、選択モード設定処理を終了させる。
ステップS209では、面積取得部153は、現在のタッチ面積S(t)の値をタッチ面積基準値Sstdとして記憶部156に格納する。
ステップS210では、範囲変更部154は、タッチ面積S(t)と、記憶部156の面積基準値Sstdとの比Sstd/S(t)を算出する。続いて、算出した値が閾値RTH2より大きいか否かを判定する。算出した値Sstd/S(t)が閾値RTH2より大きい場合、ステップS211の処理に移行する。算出した値Sstd/S(t)が閾値RTH2以下である場合は、範囲変更部154は、所定時間待機した後にステップS210の処理に戻る。
ステップS211では、範囲変更部154は、タッチパネル制御部26から受信したタッチ面積S(t)の時間変化が少なく安定しているか否かを判定する。ここでの処理はステップS206と同様のものである。タッチ面積S(t)の値が安定していると判定された場合、ステップS212の処理に移行する。一方、タッチ面積S(t)の値が安定していないと判定された場合、ステップS210の処理に戻る。
ステップS212では、範囲変更部154は、タッチパネル制御部26からの情報を基にユーザーがタッチパネル27にタッチオン状態を継続しているか否かを判定する。ここでの処理はステップS205と同様のものである。タッチオン状態を継続している場合は、ステップS213の処理に移行する。タッチオン状態を継続していない場合は、選択モード設定処理を終了させる。
ステップS210では、範囲変更部154は、タッチ面積S(t)と、記憶部156の面積基準値Sstdとの比Sstd/S(t)を算出する。続いて、算出した値が閾値RTH2より大きいか否かを判定する。算出した値Sstd/S(t)が閾値RTH2より大きい場合、ステップS211の処理に移行する。算出した値Sstd/S(t)が閾値RTH2以下である場合は、範囲変更部154は、所定時間待機した後にステップS210の処理に戻る。
ステップS211では、範囲変更部154は、タッチパネル制御部26から受信したタッチ面積S(t)の時間変化が少なく安定しているか否かを判定する。ここでの処理はステップS206と同様のものである。タッチ面積S(t)の値が安定していると判定された場合、ステップS212の処理に移行する。一方、タッチ面積S(t)の値が安定していないと判定された場合、ステップS210の処理に戻る。
ステップS212では、範囲変更部154は、タッチパネル制御部26からの情報を基にユーザーがタッチパネル27にタッチオン状態を継続しているか否かを判定する。ここでの処理はステップS205と同様のものである。タッチオン状態を継続している場合は、ステップS213の処理に移行する。タッチオン状態を継続していない場合は、選択モード設定処理を終了させる。
ステップS213では、範囲変更部154は、選択モードをゾーン選択モードから一点選択モードに切り替える。例えば、ユーザーは図5Cのように指の腹でタッチした状態から、図5Aのように指の先端でタッチしてタッチ面積を減少させることで、タッチ操作のみによってAFエリアを縮小することができる。
続いて、ステップS214では、位置取得部155は、記憶部156に記憶されているタッチ位置Prに現在のタッチ位置を修正する。ここでの処理は、ステップS208と同様のものである。
ステップS208の処理が終わると、システム制御部50は、ステップS209の処理に戻る。
続いて、ステップS214では、位置取得部155は、記憶部156に記憶されているタッチ位置Prに現在のタッチ位置を修正する。ここでの処理は、ステップS208と同様のものである。
ステップS208の処理が終わると、システム制御部50は、ステップS209の処理に戻る。
以上のように、AFエリアの大きさをタッチ面積に応じて変更できるようにしたことにより、撮影を継続しながら直観的な操作でAFエリアの大きさを変更することができる。
本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。また、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。また、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
<その他の実施例>
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記
憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
上記の実施例では、タッチ面積の大きさに応じてAFエリアの大きさを2段階に変更する例について説明したが、これに限定されない。タッチ面積の大きさに応じてAFエリアの大きさを3段階以上で変更してもよい。
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記
憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
上記の実施例では、タッチ面積の大きさに応じてAFエリアの大きさを2段階に変更する例について説明したが、これに限定されない。タッチ面積の大きさに応じてAFエリアの大きさを3段階以上で変更してもよい。
また、上述した実施形態においては、タッチ面積の大きさに応じてAFエリアを変更する例について説明したが、これに限定されない。例えば、タッチ面積に応じて表示部28に表示されるアイコンのサイズを変更してもよい。具体的には、システム制御部50は、タッチ面積が増大した場合、タッチ面積に応じて表示部28に表示されるアイコンのサイズを大きくする。かかる場合においても、ユーザーはタッチ操作中に他の操作部材を操作することなく、直観的な操作のみによって対象の面積の大きさを変更することができ、操作性を向上させる効果が得られる。
1:システム制御部50、2:状態判定部151、3:タッチ検出部152、4:面積取得部153、5:範囲変更部154、6:位置取得部155、7:記憶部156
Claims (9)
- 焦点を合わせる対象の選択を受け付けるタッチパネルと、
前記タッチパネルに対するタッチ面積を取得する面積取得部と、
前記タッチ面積の面積変化率に応じて前記対象の選択範囲を変更する範囲変更部と、を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記タッチパネルは、前記焦点を合わせる対象として測距点の選択を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記面積取得部は、所定の時間間隔でタッチ面積を取得しており、
前記範囲変更部は、前記所定の時間間隔に取得されたタッチ面積の増減値又はタッチ面積の変化率が所定値未満となった場合に、それぞれ取得されたタッチ面積に基づく面積変化率に応じて前記対象の選択範囲を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。 - 前記面積取得部により取得された面積の情報を記憶する記憶部と、
撮影が完了したか否かを判別する状態判定部と、をさらに有し、
前記面積取得部は、撮影が完了したと判別された場合に、前記記憶部に記憶されている面積の情報を消去することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。 - ユーザによって接眼している状態か否かを検出する接眼検出部をさらに有し、
前記状態判定部は、接眼している状態から接眼していない状態に変化した場合に撮影が完了したと判別することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。 - 前記範囲変更部は、前記選択範囲が変更される前のタッチ位置を基準として、前記選択範囲を変更することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記範囲変更部は、前記選択範囲を大きくする場合に、タッチ位置に近接するデフォーカス値が略同一の測距点を含むように選択範囲を変更することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 焦点を合わせる対象の選択をタッチパネルから受け付けるステップと、
前記タッチパネルに対するタッチ面積を取得するステップと、
前記タッチ面積の面積変化率に応じて前記対象の選択範囲を変更するステップと、を含む処理を実行する撮像装置の制御方法。 - 請求項8に記載の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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JP2016226148A JP2018085570A (ja) | 2016-11-21 | 2016-11-21 | 撮像装置、撮像方法及びプログラム |
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WO2020003862A1 (ja) * | 2018-06-27 | 2020-01-02 | 富士フイルム株式会社 | 撮像装置、撮像方法、及びプログラム |
-
2016
- 2016-11-21 JP JP2016226148A patent/JP2018085570A/ja active Pending
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