JP2018085293A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイズの大型化を回避しつつ収容空間ごとの圧力調整を可能とし、かつ、電池性能の損失を抑制することができる蓄電装置を提供する。【解決手段】蓄電装置は、集電体の一方の面に正極層が設けられると共に集電体の他方の面に負極層が設けられたバイポーラ電極がセパレータを介して積層された積層体を収容する筐体と、筐体内の収容空間のそれぞれに設けられる開放弁と、を備える。開放弁は、複数の収容空間のそれぞれと筐体の外面との間を連通する複数の連通孔と、複数の連通孔を塞ぐように筐体の外面に付勢された状態で配置される弾性部材と、弾性部材と筐体とによって囲まれる空間により形成され、筐体の外側に連通する連通路と、を有し、筐体の外面において、連通孔と連通孔に直近の連通路との距離が連通孔同士の距離よりも短くなるように、連通孔及び連通路が配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、蓄電装置に関する。
集電体の一方の面に正極が形成され、他方の面に負極が形成されたバイポーラ電極が電解質を保持するセパレータを介して一方向に積層された蓄電装置(バイポーラ電池)が知られている。このような蓄電装置では、隣接する集電体間において、電解液等を収容する収容空間が形成されている。このような蓄電装置では、収容空間内での水素ガス等の発生により、収容空間の圧力が上昇する場合がある。圧力の過度な上昇によって筐体に破損などが発生することを防止するために、圧力が一定の閾値を超えた場合に収容空間内の圧力を外側に開放する構成が必要となる。
例えば、特許文献1に記載の蓄電装置には、一端が上記収容空間に臨み、他端が収容空間の外側に臨むチューブがシール部に貫通された蓄電装置が開示されている。この蓄電装置では、収容空間の圧力が上昇すると、当該チューブを介して収容空間の圧力を開放させることができる。
特開2010−287451号公報
上記従来のバイポーラ電池のように、1つの収容空間(セル)の圧力を逃すことができるので、内部の圧力の増加に起因して筐体が破損したり内部の電解液が飛散したりすることが防止され得る。また、上記従来のバイポーラ電池では、収容空間が大気開放された状態が継続すると、収容空間の電極の劣化が進行し、電池性能が損失する可能性がある。そこで、チューブごとに弁体を設けることが考えられるが、所定のスペースを要するので、電池の大型化を招く可能性がある。
本発明は、サイズの大型化を回避しつつ収容空間ごとの圧力調整を可能とし、かつ、電池性能の損失を抑制することができる蓄電装置を提供することを目的とする。
本発明に係る蓄電装置は、集電体の一方の面に正極層が設けられると共に集電体の他方の面に負極層が設けられたバイポーラ電極がセパレータを介して積層された積層体と、集電体の外縁を保持すると共に積層体を収容する筐体と、隣接する集電体と筐体とによって囲まれることにより形成される複数の収容空間のそれぞれに設けられ、収容空間の圧力が所定閾値に到達した際に、収容空間の圧力を筐体の外側に開放する開放弁と、を備え、開放弁は、複数の収容空間のそれぞれと筐体の外側との間を連通する、複数の連通孔と、複数の連通孔を塞ぐように筐体の外面に付勢された状態で配置される弾性部材と、弾性部材と筐体とによって囲まれる空間により形成され、筐体の外側に連通する連通路と、を有し、筐体の外面において、連通孔と連通孔に直近の連通路との距離が連通孔同士の距離よりも短くなるように、連通孔及び連通路が配置されている。
上記蓄電装置では、弁体として作用する弾性部材が複数の連通孔に共通して設けられている。これにより、収容空間ごとに弁体を設ける構成と比べて装置のサイズを小さくすることができる。収容空間の圧力が高まると連通孔を塞ぐ弾性部材は、連通孔の端部から遠ざかる方向に押し上げられて、筐体の外面から離反した状態となる。このような弾性部材において筐体から離反する範囲(以下、「離反範囲」と称する。)は、収容空間の圧力が高くなるほど広くなり、連通孔を中心に同心円状に広がる。そして、上記構成の蓄電装置では、収容空間の圧力が所定閾値に到達したとき、上記離反範囲が連通路の連通孔側端部に到達する。これにより、収容空間は、連通孔と連通路とが連通し、連通孔及び連通路を介して筐体の外側に連通されるので、収容空間の圧力を筐体の外側に逃がすことができる。上記実施形態の蓄電装置では、筐体の外面において、連通孔と連通孔に直近の連通路との距離が連通孔同士の距離よりも短いので、上記離反範囲は、隣接する連通孔よりも直近の連通路に先に到達する。これにより、弾性部材が複数の連通孔をまとめて覆う構成であっても、隣接する連通孔同士が連通することはない。そして、収容空間の圧力が所定閾値よりも下がれば、弾性部材は再び連通孔を覆い、収容空間を密閉する。したがって、大気開放された状態が継続して、収容空間内の電極の劣化が進行し、電池性能が損失する可能性を低減できる。これらの結果、本構成の蓄電装置は、大型化を回避しつつ収容空間ごとの圧力調整が可能となり、かつ、電池性能の損失を抑制することができる。
本発明に係る蓄電装置では、筐体は、収容空間側に形成される第一筐体と、第一筐体の外側に設けられる第二筐体と、を有しており、弾性部材は、第二筐体の外面に接触した状態で配置され、連通路は、弾性部材と第二筐体とによって囲まれる空間により形成されていてもよい。この蓄電装置では、積層体を保持する第一筐体の外面に、例えば、連通路が形成された第二筐体を配置し、更にその外面に弾性部材を配置するだけの簡易な工程で、容易に開放弁を形成することができる。
本発明に係る蓄電装置では、第一筐体は、集電体の周縁に沿って配置されており、隣接するバイポーラ電極の集電体同士の間隔を保持する第一シール部と、第一シール部の外面を取り囲むように配置される第二シール部と、を有していてもよい。この蓄電装置では、第一シール部をスペーサ(間隔保持部材)としてバイポーラ電極を積層していくことができるので、容易に積層体を形成することができる。
本発明に係る蓄電装置では、第一シール部と第二シール部とは、同じ材料により形成されていてもよい。この蓄電装置では、例えば、膨張時に第一シール部及び第二シール部が互いに同じような挙動を示すので要求水準を満たすための設計がし易くなる。
本発明に係る蓄電装置では、連通路は、筐体の外面に形成される溝と弾性部材とによって囲まれる空間により形成されていてもよい。上記蓄電装置では、筐体の外面に弾性部材を配置するだけの簡易な工程によって、容易に連通路を形成することができる。
本発明に係る蓄電装置では、筐体の外面には、連通孔を囲むように突起部が形成され、凹部の一部は、突起部を取り囲むように形成されており、弾性部材は、突起部に接触するように配置されていてもよい。上記蓄電装置では、収容空間の圧力が高くなって弾性部材が少しでも押し上げられると、連通孔と連通路とが連通する。これにより、連通孔と連通路とをより確実に連通させられるようになる。
本発明に係る蓄電装置では、筐体の外面には、連通孔を囲むように突起部が形成され、弾性部材は、突起部に接触すると共に、筐体の外面とは隙間を介して配置され、連通路は、隙間によって形成されていてもよい。上記蓄電装置では、筐体の外面に弾性部材を配置するだけの簡易な工程によって、容易に連通路を形成することができる。
本発明に係る蓄電装置では、連通路は、互いに隣接する連通孔の間に形成されていてもよい。上記蓄電装置では、連通孔と連通孔に直近の連通路との距離を、連通孔同士の距離よりも確実に短くすることができる。
本発明に係る蓄電装置では、筐体の外面において互いに隣接する連通孔同士の少なくとも一部は、バイポーラ電極の積層方向における位置が互いに重ならないように配置されていてもよい。上記蓄電装置では、筐体の外面において互いに隣接する連通孔同士の距離を確保することができるので、より確実に収容空間で高まった圧力を筐体の外側に開放することができる。
本発明に係る蓄電装置は、弾性部材を筐体の外面に付勢するカバーを更に備え、カバーは、筐体を囲むように配置されていてもよい。
上記蓄電装置は、ニッケル水素二次電池として構成してもよい。このように構成されたニッケル水素二次電池においても、電池モジュールの大型化を回避しつつ内部の圧力調整を可能とし、かつ、電池性能の損失を抑制することができる。
本発明によれば、電池モジュールの大型化を回避しつつ内部の圧力調整を可能とし、かつ、電池性能の損失を抑制することができる。
第一実施形態に係る蓄電装置を模式的に示す断面図である。 図1の蓄電装置をカバー及び弾性部材を外した状態で、図1のA方向から第二筐体を見たときの正面図である。 図2に示すIII−III線に沿って切断したときの断面斜視図である。 (A)は、図1の蓄電装置を図1のA方向から第二筐体を見たときの正面図であり、(B)は、(A)に示すIV−IV線に沿って切断したときの断面図である。 (A)は、第二実施形態に係る蓄電装置をカバー及び弾性部材を外した状態で、図1のA方向から第二筐体を見たときの正面図、(B)は、(A)に示すV−V線に沿って切断したときの断面図である。 図5(B)の蓄電装置において弾性部材が配置されたときの断面図である。 第三実施形態に係る蓄電装置をカバー及び弾性部材を外した状態で、図1のA方向から第二筐体を見たときの正面図である。 図7に示すVIII−VIII線に沿って切断したときの断面斜視図である。 変形例に係る蓄電装置をカバー及び弾性部材を外した状態で、図1のA方向から第二筐体を見たときの正面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態が詳細に説明される。図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号が用いられ、重複する説明は省略される。図1〜図9には、XYZ直交座標系が示される。
<第一実施形態>
図1に示される蓄電装置10は、例えばフォークリフト、ハイブリッド自動車、又は電気自動車等の車両に搭載されるニッケル水素二次電池である。蓄電装置10は、複数のバイポーラ電極12と、正極終端電極30と、正極端子部材35と、負極終端電極40と、負極端子部材45と、一対の拘束体50,50と、筐体60と、開放弁80と、を備える。
複数のバイポーラ電極12は、セパレータ14を介して直列に積層される。複数のバイポーラ電極12のそれぞれは、一方の面16a及び一方の面16aとは反対側の他方の面16bを有する集電体16と、一方の面16aに設けられた正極層18と、他方の面16bに設けられた負極層20とを有している。正極層18及び負極層20は、複数のバイポーラ電極12の積層方向(以下、Z軸方向ともいう)に直行する平面(XY平面)に沿って延在している。
セパレータ14は、互いに隣接するバイポーラ電極12の間、正極終端電極30とバイポーラ電極12との間、及びバイポーラ電極12と負極終端電極40との間に配置されている。例えば、セパレータ14は、Z軸方向から見た形状が矩形であり、シート状に形成されている。セパレータ14は、例えば多孔膜又は不織布である。セパレータ14は電解液を透過させ得る。セパレータ14の材料としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、又はポリイミド等が挙げられる。電解液としては、例えば水酸化カリウム水溶液等のアルカリ溶液が使用され得る。
集電体16は、例えば、Z軸方向から見た形状が矩形であり、ニッケル、ステンレススチール、Niメッキされた鋼板等からなる金属箔である。集電体16の厚みは、例えば1〜50μmである。正極層18は、正極活物質を含む。正極活物質は、例えば水酸化ニッケル(Ni(OH))の粒子である。負極層20は、負極活物質を含む。負極活物質は、例えば水素吸蔵合金の粒子である。なお、集電体16は、導電性樹脂でもよい。
正極終端電極30は、複数のバイポーラ電極12のZ軸方向における一方側の端部にセパレータ14を介して配置される。すなわち、正極終端電極30は、Z軸方向において、複数のバイポーラ電極12の最も外側に配置される。正極終端電極30は、例えば、Z軸方向から見た形状が矩形であり、ニッケル、ステンレススチール、Niメッキされた鋼板等からなる金属板である集電体31と、集電体31の一方の面31aに設けられた正極層33と、を有している。正極層33は、XY平面に沿って延在している。集電体31は、Z軸方向において集電体16よりも厚い。正極層33は、バイポーラ電極12における正極層18と同じ構成である。なお、集電体31は、導電性樹脂でもよい。
負極終端電極40は、複数のバイポーラ電極12のZ軸方向における他方側の端部にセパレータ14を介して配置される。すなわち、負極終端電極40は、Z軸方向において、複数のバイポーラ電極12の最も外側に配置される。負極終端電極40は、例えば、Z軸方向から見た形状が矩形であり、ニッケル、ステンレススチール、Niメッキされた鋼板等からなる金属板である集電体41と、集電体41の一方の面41aに設けられた負極層43と、を有している。負極層43は、XY平面に沿って延在している。集電体41は、Z軸方向において集電体16よりも厚い。負極層43は、バイポーラ電極12における負極層20と同じ構成である。なお、集電体31は、導電性樹脂でもよい。
正極端子部材35は、正極終端電極30と拘束体50との間に配置され、正極終端電極30における集電体31に接触配置されている。正極端子部材35は、接触部37と、引出部39と、を有している。接触部37は、例えば、Z軸方向から見た形状が矩形であり、正極終端電極30における集電体31の他方の面31bに、接触配置されている。引出部39は、後段にて詳述する第二シール部65における貫通部65aに挿通され、第二シール部65の外側に引き出される。引出部39は、蓄電装置10の充放電を行うことができる端子として機能する。
負極端子部材45は、負極終端電極40と拘束体50との間に配置され、負極終端電極40における集電体41に接触配置されている。負極端子部材45は、接触部47と、引出部49と、を有している。接触部47は、例えば、Z軸方向から見た形状が矩形であり、負極終端電極40における集電体41の他方の面41bに、接触配置されている。引出部49は、後段にて詳述する第二シール部65における貫通部65aに挿通され、第二シール部65の外側に引き出される。引出部49は、蓄電装置10の充放電を行うことができる端子として機能する。
筐体60は、集電体16の外縁16cを保持すると共に、セパレータ14を介して積層されるバイポーラ電極12からなる電極群と、当該電極群の一端にセパレータ14を介して配置される正極終端電極30と、当該電極群の他端にセパレータ14を介して配置される負極終端電極40とからなる積層体25を収容する。筐体60は、第一筐体61と、第一筐体61の外側に設けられる第二筐体71と、を有している。第一筐体61は、集電体16の外縁16cに沿って配置されており、隣接するバイポーラ電極12の集電体16,16同士の間隔を保持する第一シール部63と、第一シール部63の外面63aを取り囲むように配置される第二シール部65と、を有している。第一筐体61をZ軸方向から見たときに矩形に形成されており、四つの側面を有している。
第一シール部63は、隣接するバイポーラ電極12の集電体16同士の間隔を保持すると共に互いに隣接する集電体16間に収容空間Sを形成する。収容空間Sには、電解液が充填される。第一シール部63は、集電体16の外縁16cに沿って配置されており、枠体として形成されている。第一シール部63には、収容空間Sと第二筐体71の外面71aとの間を連通可能にする連通孔63bが形成されている。連通孔63bは、連通孔65b及び連通孔71bに連通しており、X軸方向に延在している。第一シール部63は、例えば、電解液(水酸化カリウム)に対する耐性を有する樹脂から形成されている。第一シール部63を形成する樹脂の例には、変性PPE(変性ポリフェニレンエーテル)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等が含まれる。
第二シール部65は、積層体25のZ軸方向と直交する方向における端部(Z軸方向から積層体25を見たときの外形となる端部)を覆う。第二シール部65は、第一シール部63の外面63a、集電体31の周縁31c、集電体16の外縁16c及び集電体41の周縁41cを取り囲むように配置されている。第二シール部65には、収容空間Sと第二筐体71の外面71aの間とを連通可能にする連通孔65bが形成されている。連通孔65bは、連通孔63b及び連通孔71bに連通しており、X軸方向に延在している。第二シール部65は、例えば、電解液(水酸化カリウム)に対する耐腐食性を有すると共にガス透過性が低い、絶縁性の樹脂から形成されている。第二シール部65を形成する樹脂の例は、変性PPE(変性ポリフェニレンエーテル)及びPPS(ポリフェニレンサルファイド)が含まれる。第一実施形態では、第一シール部63と第二シール部65とは、同じ材料により形成されている。なお、第一シール部63と第二シール部65とは、互いに異なる材料により形成されていてもよい。
第二筐体71は、第一筐体61の外面61aの一部、具体的には、第一筐体61の四つの側面のうち、連通孔71bが設けられた一の側面に接触して設けられている。第二筐体71には、収容空間Sと第二筐体71の外面71aとの間を連通可能にする連通孔71bが形成されている。連通孔71bは、連通孔63b及び連通孔65bに連通しており、X軸方向に延在している。連通孔71bは、Z軸方向に配列される収容空間Sに対応して配置されている。図2に示されるように、複数の連通孔71bは、Z軸方向に一列に配列されている。図3に示されるように、第二筐体71の外面71aには、Y軸方向に延在する深さDの溝(凹部)76が形成されている。溝76は、後段にて詳述する弾性部材81により覆われることにより、開放弁80の一部となる連通路75を形成する。第二筐体71の材質の例は、変性PPE(変性ポリフェニレンエーテル)及びPPS(ポリフェニレンサルファイド)が含まれる。
図4(A)及び図4(B)に示されるように、開放弁80は、隣接する集電体16と筐体60(第一筐体61)とによって囲まれることにより形成される複数の収容空間Sのそれぞれに設けられ、収容空間Sの圧力が所定閾値に到達した際に、収容空間Sの圧力を筐体60の外側に開放する。開放弁80は、複数の連通孔73と、弾性部材81と、複数の連通路75と、一つのカバー85と、を有している。
連通孔73は、複数の収容空間Sのそれぞれと筐体60の外面(すなわち、第二筐体71の外面71a)との間を連通する。連通孔73は、上述した連通孔63bと、連通孔65bと、連通孔71bとからなり、X軸方向に延在している。
弾性部材81は、第二筐体71の外面71aに接触して配置されるZ軸方向に延在する板状部材である。弾性部材81は、複数の連通孔73を塞ぐように第二筐体71の外面71aに付勢された状態で配置されている。弾性部材81は、カバー85によって第二筐体71の外面71aに付勢されている。弾性部材81を形成する材料の例には、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)及びフッ素ゴム等のゴム等が含まれる。弾性部材81は、開放弁80として形成される全ての連通孔73を覆うように一つの部材を配置してもよいし、複数の部材(ただし、一つの部材は二つ以上の連通孔73を覆う)によって全ての連通孔73を覆うようにしてもよい。
連通路75は、弾性部材81と第二筐体71とによって囲まれる空間により形成され、筐体60の外側に連通する。連通路75は、連通孔側端部77から外側端部79までY軸方向に延在している。第一実施形態では、図3及び図4に示されるように、連通路75は、第二筐体71の外面71aに形成されている深さDの溝76と、弾性部材81とによって囲まれる空間により形成されている。
図2に示されるように、連通方向(X軸方向)から連通孔73及び連通路75を見たとき、連通孔73及び連通路75は、第二筐体71の外面71aにおいて、連通孔73と連通孔73に直近の連通路75(連通孔側端部77)との距離L2が、連通孔73,73同士の距離L1よりも短くなるように配置(L2<L1)されている。
図4(B)に示されるように、カバー85は、例えば、矩形の主面部85aと当該主面部85aの外縁から立設する壁部85bとを有しており、有底筒状に形成されている。カバー85は、主面部85aと壁部85bとによって囲まれる空間に弾性部材81を内包し、主面部85aにおける頂部85cを第二筐体71の外面に接触させたとき、主面部85aが弾性部材81を押圧可能なサイズに形成されている。これにより、カバー85は、弾性部材81を第二筐体71の外面71aに付勢することができる。カバー85を形成する材料の例には、ポリフェニレンサルファイド(PPS)及び変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)等の樹脂が含まれる。カバー85は、例えば、熱溶着によって第二筐体71に固定される。
図1に戻り、一対の拘束体50,50は、Z軸方向において、複数のバイポーラ電極12と、正極終端電極30と、負極終端電極40とを含んで構成される積層体25と、正極端子部材35と,負極端子部材45と、を挟持する。また、一対の拘束体50,50は、第一筐体61及び第二筐体71も挟持する。一対の拘束体50,50は、SUS(ステンレス鋼)により形成されている。この場合、拘束体50と正極端子部材35との間、及び拘束体50と負極端子部材45との間に絶縁シートを配置すればよい。なお、一対の拘束体50,50は、樹脂により形成されていてもよい。絶縁シート又は樹脂材料は、水酸化カリウムに対する耐性を有していてもよい。
一対の拘束体50,50には、Z軸方向に延びるボルトBを貫通するための貫通孔50aが設けられる。貫通孔50aは、Z軸方向から見て第二シール部65の外側に配置される。ボルトBは、一方の拘束体50から他方の拘束体50に向かって挿通される。ボルトBの先端にはナットNが螺合される。これにより、一対の拘束体50,50は、積層体25、正極終端電極30、負極終端電極40、及び第二シール部65に対して、拘束荷重を付加する。その結果、第二シール部65内は密封される。ボルトBの貫通孔50aは、貫通孔内周及びボルト座面とその周面が絶縁処理されている。
次に、開放弁80の動作について説明する。上記蓄電装置10の開放弁80は、収容空間Sの圧力が高まると連通孔73を塞ぐ弾性部材81は、連通孔73から遠ざかる方向に押し上げられて、第二筐体71の外面71aから離反した状態となる。このような弾性部材81において第二筐体71から離反する範囲(離反範囲)は、収容空間Sの圧力が高くなるほど広くなり、連通孔73を中心に同心円状に広がる。そして、収容空間Sの圧力が所定閾値に到達したとき、上記離反範囲が直近の連通路75の連通孔側端部77に到達する。これにより、収容空間Sは、連通孔73と連通路75とが連通し、連通孔73及び連通路75を介して第二筐体71の外側に連通される。収容空間Sにおいて発生したガスは、連通孔73を介して連通孔側端部77から連通路75に入り、連通路75の外側端部79から筐体60の外側に出る。これにより、収容空間Sの圧力を第二筐体71の外側に逃がすことができる。
また、上記蓄電装置10の開放弁80では、第二筐体71の外面71aにおいて、連通孔73と、連通孔73に直近の連通路75との距離L2が、連通孔73,73同士の距離L1よりも短いので、上記離反範囲は、隣接する連通孔73よりも直近の連通路75よりも先に到達する。これにより、弾性部材81が複数の連通孔73をまとめて覆っている場合であっても、隣接する連通孔73,73同士が連通することはない。そして、収容空間Sの圧力が所定閾値よりも下がれば、弾性部材81は再び連通孔73を覆い、収容空間Sを密閉する。
なお、上記溝76の深さD1、幅W1、及び連通孔73の径等のサイズは、収容空間Sの圧力が所定閾値以上となった場合に発生するガス量が適切に筐体60の外側に排出されるように適宜設定される。以下、第二、第三の実施形態で説明する溝76Aの深さD2及び幅W2、隙間Gの大きさについても同様である。
上記のような開放弁80を備える蓄電装置10は、下記のように製造される。すなわち、まず、第一シール部63を、負極終端電極40における集電体41の周縁41cに沿って配置する。次に、当該第一シール部63にバイポーラ電極12を載置する。次に、当該バイポーラ電極12における集電体16の上面の周縁に沿って第一シール部63を配置する。次に、当該第一シール部63にバイポーラ電極12を載置する。このような手順で、隣接するバイポーラ電極12の集電体16同士の間隔を保持しながら積層していき、最後に正極終端電極30を載置する。
次に、第一シール部63を介して積層された複数のバイポーラ電極12、セパレータ14、正極終端電極30、及び負極終端電極40からなる積層体25を積層方向に熱プレスする。これにより、Z軸方向における第一シール部63の両端が溶融状態となり、集電体16又は集電体31,41と第一シール部63との間が溶着される。そして、積層体25として一体化された一次品が形成される。
次に、成形金型にインサート部品となる上記一次品を固定した後、成形金型に第二シール部65を形成する樹脂を注入し(インサート成形)、インサート部品の外側を溶融樹脂で包み込み固化させる。次に、第二シール部65の外面65cの一部(一つの側面)に第二筐体71を配置する。第二筐体71は、例えば、第二シール部65の外面65cに熱溶着されることによって固定される。これにより、積層体25と第二筐体71とが一体化された二次品が完成する。
次に、連通孔73から収容空間Sに電解液を注入する。収容空間Sへの電解液の注入が完了すると、全ての連通孔73を覆うように弾性部材81を配置する。次に、弾性部材81を第二筐体71の外面71aに固定するためのカバー85を第二筐体71に取り付ける。次に、当該二次品の両端部の一方に正極端子部材35を配置し、他方に負極端子部材45を配置した後、これらを一対の拘束体50,50により挟持し、ボルトB及びナットNによって一対の拘束体50,50同士を締結する。これにより、一対の拘束体50,50によって、積層体25が加圧された状態となり、蓄電装置10が完成する。
次に、第一実施形態の蓄電装置10の作用効果について説明する。上記蓄電装置10では、弁体として作用する弾性部材81が複数の連通孔73に共通して設けられている。これにより、収容空間Sごとに弁体を設ける構成と比べて装置のサイズを小さくすることができる。上記蓄電装置10では、収容空間Sの圧力が高まると連通孔73を塞ぐ弾性部材81が、連通孔73の端部から遠ざかる方向に押し上げられて、第二筐体71の外面71aから離反した状態となる。このとき、弾性部材81は、隣接する連通孔73を覆う部分よりも直近の連通路75を覆う部分が先に押し上げられる。これにより、圧力が高くなった収容空間Sに対応する連通孔73と直近の連通路75とが連通し、収容空間S内の圧力が第二筐体71の外側に開放される。そして、収容空間Sの圧力が所定閾値よりも下がれば、弾性部材81は再び連通孔73を覆い、収容空間Sを密閉する。したがって、大気開放された状態が継続して、収容空間S内の電極の劣化が進行し、電池性能が損失する可能性を低減できる。これらの結果、上記蓄電装置10は、大型化を回避しつつ収容空間Sごとの圧力調整が可能となり、かつ、電池性能の損失を抑制することができる。
上記の蓄電装置10では、図4(A)及び図4(B)に示されるように、弾性部材81が、第二筐体71の外面71aに接触した状態で配置され、連通路75は、弾性部材81と第二筐体71の外面71aに形成された溝76とによって囲まれる空間により形成されている。上記蓄電装置10では、第二筐体71の外面71aに弾性部材81を配置するだけの簡易な工程で、容易に開放弁80を形成することができる。
上記の蓄電装置10では、図1に示されるように、第一シール部63をスペーサ(間隔保持部材)としてバイポーラ電極12を積層していくことができるので、容易に積層体25を形成することができる。
上記の蓄電装置10では、第一シール部63と第二シール部65とは、同じ材料により形成されている。このような蓄電装置10では、膨張時に第一シール部63及び第二シール部65が互いに同じような挙動を示すので要求水準を満たすための設計がし易くなる。
<第二実施形態>
第二実施形態に係る蓄電装置10Aは、図5(A)及び図5(B)に示されるように、第二筐体71の外面71aには、連通孔73を囲むように突起部71cが形成されている。また、蓄電装置10Aでは、図6に示されるように、弾性部材81は、突起部71cに接触すると共に、第二筐体71の外面71aとは隙間Gを介して配置されている。このような点で、突起部71cがなく、第二筐体71の外面71aに溝76が形成されている第一実施形態に係る蓄電装置10とは異なっている。すなわち、第二実施形態の蓄電装置10Aは、連通路75Aが、弾性部材81と第二筐体71の外面71aとの隙間Gによって形成されている点で、弾性部材81と第二筐体71の外面71aに形成された溝76とによって囲まれる空間により形成される連通路75を有する第一実施形態の蓄電装置10とは異なる。なお、その他の点は、第一実施形態の蓄電装置10の構成と同じであるので、詳細な説明を省略する。
第二実施形態に係る蓄電装置10Aにおいても、上記第一実施形態の蓄電装置10と同様の効果を得ることができる。更に、この蓄電装置10Aにおいても、上記蓄電装置10Aでは、第二筐体71の外面71aに弾性部材81を配置するだけの簡易な製造工程によって、容易に連通路75Aを形成することができる。
<第三実施形態>
第三実施形態に係る蓄電装置10Bは、図7及び図8に示されるように、第二筐体71の外面71aには、連通孔73を囲むように突起部71cが形成され、第二筐体71の外面71aに形成される溝76Aの一部は、突起部71cを取り囲むように形成されており、弾性部材81が、突起部71cに接触するように配置されている点で、突起部71cがなく、第二筐体71の外面71aに形成される溝76が突起部71cを取り囲んでいない第一実施形態に係る蓄電装置10とは異なる。なお、その他の点は、第一実施形態の蓄電装置10の構成と同じであるので、詳細な説明を省略する。
第三実施形態に係る蓄電装置10Bにおいても、上記第一実施形態の蓄電装置10と同様の効果を得ることができる。更に、この蓄電装置10Bでは、収容空間Sの圧力が高くなって弾性部材81が少しでも押し上げられると、連通孔73と連通路75とが連通する。これにより、連通孔73と連通路75とをより確実に連通させられるようになる。
以上、第一〜第三実施形態について詳細に説明されたが、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態では、連通孔73が、バイポーラ電極12の積層方向(Z軸方向)に一直線に配列されている例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、第二筐体71の外面71aにおいて互いに隣接する連通孔73,73同士の少なくとも一部は、Z軸方向における位置が互いに重ならないように配置されていてもよい。例えば、図9に示されるように、複数の連通孔73は、千鳥状に配置されてもよい。
この場合であっても、連通方向(X軸方向)から連通孔73及び連通路75を見たとき、連通孔73及び連通路75は、第二筐体71の外面71aにおいて、連通孔73と連通孔73に直近の連通路75との距離L2が、連通孔73,73同士の距離L1よりも短くなるように配置(L2<L1)する。
このようなバイポーラ電池では、互いに隣接する集電体16,16同士が、例えば、1mm以下等、非常に狭い間隔で設けられる。すなわち、収容空間Sごとに設けられる連通孔73も同様に、非常に短い間隔で設けられる。上記実施形態は、このように非常に短い間隔で開放弁80を設ける場合に有利な構成であるが、変形例に係る蓄電装置10では、更なる改善を図っている。すなわち、変形例に係る蓄電装置10では、上記実施形態と比べて、第二筐体71の外面71aにおいて互いに隣接する連通孔73,73同士の距離L1を長く確保することができる。これにより、より確実に収容空間Sで高まった圧力を第二筐体71の外側に開放することができる。
また、上記実施形態では、カバー85は、筐体60の一側面、すなわち、第二筐体71の外面71aのみに取り付けられている例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、カバー85は、筐体60を囲むように取り付けられてもよい。すなわち、カバー85は、第二筐体71の外面71aと第一筐体61の外面61aとにまたがって一周するように取り付けられてもよい。
また、上記実施形態又は変形例では、開放弁80を形成する全ての連通孔73が第一筐体61の一つの側面である外面61aに設けられている例を挙げて説明したが、第一筐体61の複数の側面に分散して配置されてもよい。この場合、第二筐体71も、当該連通孔73が設けられた側面に対応する箇所に複数設けられてもよい。すなわち、上記実施形態又は変形例では、第一筐体61の一つの側面である外面61aに一つの第二筐体71が設けられている例を挙げて説明したが、第一筐体61の複数の側面である外面61aにそれぞれ第二筐体71が設けられてもよい。
また、上記実施形態又は変形例では、一つの収容空間Sに対し一つの開放弁80が設けられる例を挙げて説明したが、一つの収容空間Sに対し複数の開放弁80が設けられてもよい。この場合、開放弁80は、第一筐体61の一つの側面である外面61aに設けられてもよいし、第一筐体61の複数の側面に分散して設けられてもよい。
また、上記実施形態又は変形例では、第一筐体61の外側に第二筐体71を配置する例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、第一筐体61と弾性部材81とによって開放弁を形成してもよい。すなわち、例えば、第一筐体61の外面61aに溝を設けたり、第一筐体61の連通路61bの周囲に突起部を設けたりすることにより、上記実施形態又は変形例と同様に開放弁を形成することができる。
また、上記実施形態又は変形例では、一の連通孔73に対応して一の連通路75,75Aが設けられるような例を挙げて説明したが、複数の連通孔73に対応して一の連通路75,75Aが設けられるような構成としてもよい。例えば、図2に示される溝76を、互いに隣接する連通孔73の間を横切るように配置されてもよい。
上記実施形態又は変形例では、蓄電装置10の充放電を行うことができる端子を積層体25の側面から引き出す例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、Z軸方向における両端、すなわち、積層方向における両端に設けられてもよい。この場合、一対の拘束体50,50のそれぞれを導電部材によって形成し、それぞれの拘束体50,50に電気的に接続される端子を設けることができる。また、端子に電気的に接続される導通部材が一対の拘束体50,50のそれぞれに埋め込まれてもよい。
また、上記実施形態又は変形例では、蓄電装置10がニッケル水素二次電池の例を挙げて説明したが、リチウムイオン二次電池であってもよい。この場合、正極活物質は、例えば複合酸化物、金属リチウム、硫黄等である。負極活物質は、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiOx(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物、ホウ素添加炭素等である。
10,10A,10B…蓄電装置、12…バイポーラ電極、14…セパレータ、16…集電体、18…正極層、20…負極層、25…積層体、60…筐体、61…第一筐体、63…第一シール部、65…第二シール部、71…第二筐体、71a…外面、71c…突起部、73…連通孔、75,75A…連通路、76,76A…溝(凹部)、80…開放弁、81…弾性部材、85…カバー、G…隙間、S…収容空間。

Claims (11)

  1. 集電体の一方の面に正極層が設けられると共に前記集電体の他方の面に負極層が設けられたバイポーラ電極がセパレータを介して積層された積層体と、
    前記集電体の外縁を保持すると共に前記積層体を収容する筐体と、
    隣接する前記集電体と前記筐体とによって囲まれることにより形成される複数の収容空間のそれぞれに設けられ、前記収容空間の圧力が所定閾値に到達した際に、前記収容空間の圧力を前記筐体の外側に開放する開放弁と、を備え、
    前記開放弁は、
    複数の前記収容空間のそれぞれと前記筐体の外面との間を連通する、複数の連通孔と、
    前記複数の連通孔を塞ぐように前記筐体の外面に付勢された状態で配置される弾性部材と、
    前記弾性部材と前記筐体とによって囲まれる空間により形成され、前記筐体の外側に連通する連通路と、を有し、
    前記筐体の外面において、前記連通孔と前記連通孔に直近の連通路との距離が前記連通孔同士の距離よりも短くなるように、前記連通孔及び前記連通路が配置されている、蓄電装置。
  2. 前記筐体は、前記収容空間側に形成される第一筐体と、前記第一筐体の外側に設けられる第二筐体と、を有しており、
    前記弾性部材は、前記第二筐体の外面に接触した状態で配置され、
    前記連通路は、前記弾性部材と前記第二筐体とによって囲まれる空間により形成されている、請求項1記載の蓄電装置。
  3. 前記第一筐体は、前記集電体の周縁に沿って配置されており、隣接する前記バイポーラ電極の前記集電体同士の間隔を保持する第一シール部と、前記第一シール部の外面を取り囲むように配置される第二シール部と、を有している、請求項2記載の蓄電装置。
  4. 前記第一シール部と前記第二シール部とは、同じ材料により形成されている、請求項3記載の蓄電装置。
  5. 前記連通路は、前記筐体の外面に形成される凹部と前記弾性部材とによって囲まれる空間により形成されている、請求項1〜4の何れか一項記載の蓄電装置。
  6. 前記筐体の外面には、前記連通孔を囲むように突起部が形成され、前記凹部の一部は、前記突起部を取り囲むように形成されており、
    前記弾性部材は、前記突起部に接触するように配置されている、請求項5記載の蓄電装置。
  7. 前記筐体の外面には、前記連通孔を囲むように突起部が形成され、
    前記弾性部材は、前記突起部に接触すると共に、前記筐体の外面とは隙間を介して配置され、
    前記連通路は、前記隙間によって形成されている、請求項1〜4の何れか一項記載の蓄電装置。
  8. 前記連通路は、互いに隣接する前記連通孔の間に形成されている、請求項1〜6の何れか一項記載の蓄電装置。
  9. 前記筐体の外面において互いに隣接する前記連通孔同士の少なくとも一部は、前記バイポーラ電極の積層方向における位置が互いに重ならないように配置されている、請求項1〜8の何れか一項に記載の蓄電装置。
  10. 前記弾性部材を前記筐体の外面に付勢するカバーを更に備え、
    前記カバーは、前記筐体の外形を囲むように配置されている、請求項1〜9の何れか一項記載の蓄電装置。
  11. ニッケル水素二次電池である、請求項1〜10の何れか一項記載の蓄電装置。
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