JP2018084998A - 接客システム及び接客方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロボットを用いた接客において、接客ホスピタリティを実現ないし向上すること。【解決手段】ロボット100は、テーブルの客に対して接客アクションを実行するアクション手段(駆動機構110、表示パネル120、スピーカ130、及びアクション制御部181)と、情報を送受信する無線通信モジュール140とを備えている。、コントローラ300は、店員からの入力を受け付け、かつ、店員に対して情報を出力するタッチパネル330と、情報を送受信する無線通信モジュール310とを備えている。タッチパネル330は、指示要求を表示するとともに、指示要求に対する店員からの指示の入力を受け付け、無線通信モジュール310は、指示をロボット100に送信する。無線通信モジュール140は、指示を受信し、アクション手段は、受信した指示に従って接客アクションを実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、飲食店等において接客を行う接客システム及び接客方法に関するものである。
昨今、ロボットや人工知能等の情報処理技術の発展が目覚ましく、介護や接客等、従来機械化が困難であった分野にもロボットや情報処理技術が取り入れられている。例えば、受付、来客対応等の接客に人工知能を搭載したロボットを採用することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ロボットが行う接客にも、従来人が行っていた接客と同様に、サービス、マナー(礼儀)、ホスピタリティが求められる。ここで、サービスとは、接客の主目的であり、例えば会社受付での来客対応の場合には、客を案内して客と会社の担当者を引き合わせることがこれに該当する。マナーとは、単にサービスを提供するだけでなく、接客時に人がするのと同様の礼節を表現することであり、例えば会社受付での来客対応の場合には、ロボットが客に対して挨拶、お辞儀等(それがサービス提供には必ずしも必要でないもの)をすることがこれに該当する。ホスピタリティとは、目配り、気配り、心配りを通じて、状況に応じた対応をすることで客に心地よさを提供することであり、単に定型の挨拶をするだけでなく、例えば雨天の際には足元の悪い中来て頂いたことに対する感謝を表し、傘の置き場所を案内する等の気配りがこれに該当する。特に、日本における接客のホスピタリティは、「おもてなし」(Omotenashi)という言葉で海外にも紹介されるように、繊細できめ細かいものである。
特開2009−248193号公報
上記のように、ロボットによる接客においても、単にマナーを備えてサービスを提供するだけでなく、ホスピタリティないし「おもてなし」(以下「接客ホスピタリティ」という。)を実現できることが望まれる。しかしながら、接客ホスピタリティは、マニュアル化することは困難であり、ロボットが実現することは容易ではない。昨今は、人工知能の発展によって、ロボットが個別の状況を把握する能力は高まっているものの、把握した状況に応じてどのように対応することで接客ホスピタリティを実現ないし向上させるかについては、マニュアル化が困難である。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、ロボットを用いた接客において、接客ホスピタリティを実現ないし向上することを目的とする。
本願の発明者は、上記のように、ロボットが接客ホスピタリティを発揮することが困難であることに鑑みて、以下の解決手段を提案する。すなわち、第1の解決手段では、人とロボットの協働によって、人だけでは実現困難であり、ロボットだけでも実現困難である接客ホスピタリティを実現する。また、第2の解決手段では、人がロボットにOJT方式で接客ホスピタリティを学習させる仕組みを実現する。
本発明の第1の態様の接客システムは、ロボットと、サービス提供者が操作するコントローラと、サービス享受者の要望を示す要望情報に基づいて指示要求を生成する指示要求手段とを備えた接客システムである。前記ロボットは、前記サービス享受者に対して接客アクションを実行するアクション手段と、情報を送受信するロボット通信手段とを備えている。前記コントローラは、前記サービス提供者からの入力を受け付けるコントローラ入力手段と、前記サービス提供者に対して情報を出力するコントローラ出力手段と、情報を送受信するコントローラ通信手段とを備えている。前記コントローラ出力手段は、前記指示要求を出力し、前記コントローラ入力手段は、前記指示要求に対するサービス提供者からの指示の入力を受け付け、前記コントローラ通信手段は、前記指示を前記ロボットに送信し、前記ロボット通信手段は、前記指示を受信し、前記アクション手段は、前記ロボット通信手段で受信した前記指示に従って前記接客アクションを実行する。
この構成により、サービス享受者の要望に対する接客アクションの指示をサービス提供者が行い、ロボットがサービス提供者の指示に従って接客アクションを実行することができる。よって、サービス提供者では把握しきれず、あるいは対応しきれないサービス享受者の要望に応じることが可能であり、また、要望に対する適切な接客アクションをロボットでは判断できなくても、サービス提供者の判断で適切な接客アクションを実行することができる。
本発明の第2の態様の接客システムは、第1の態様の接客システムにおいて、さらに、前記要望情報に基づいてサービス享受者の要望を把握する要望把握手段を備え、前記アクション手段は、前記要望把握手段にて把握された要望に対応する接客アクションを実行し、前記指示要求手段は、前記要望把握手段が前記要望情報に基づいてサービス享受者の要望を把握できない場合に、当該要望情報に基づいて指示要求を生成する。
この構成により、要望把握手段にて要望を把握できる場合には、サービス提供者に指示を要求することなく接客アクションを実行でき、要望把握手段にて要望を把握できない場合には、サービス提供者に指示を仰ぐことができる。
本発明の第3の態様の接客システムは、第1の態様の接客システムにおいて、さらに、前記要望に対応する接客アクションを判定する要望把握手段を備え、前記アクション手段は、前記要望把握手段にて判定された接客アクションを実行し、前記指示要求手段は、前記要望把握手段が前記要望に対応する接客アクションを判定できない場合に、前記要望情報に基づいて指示要求を生成する。
この構成により、要望把握手段にて要望に対応する接客アクションを判定できる場合には、サービス提供者に指示を要求することなく接客アクションを実行でき、要望把握手段にて要望に対応する接客アクションを判定できない場合には、サービス提供者に指示を仰ぐことができる。
本発明の第4の態様の接客システムは、第2の態様の接客システムにおいて、さらに、前記サービス享受者により操作されるエージェントを備え、前記エージェントは、サービス享受者による入力を受け付けるエージェント入力手段と、前記エージェント入力手段で受け付けた入力を送信するエージェント通信手段とを備え、前記要望把握手段は、前記エージェント通信手段から送信された前記入力を前記要望情報として前記客の要望を把握する。
この構成により、サービス享受者はエージェントを用いて要望を入力することができる。なお、エージェントは、ロボットに備え付けられてサービス提供者によって提供される装置であってもよいし、所定のアプリケーションをインストールし、かつ、ロボットとペアリングがされたサービス享受者自身の携帯端末であってもよい。
本発明の第5の態様の接客システムは、第2の態様の接客システムにおいて、前記ロボットは、さらに、音声入力を受け付けるマイクを備え、前記接客システムは、さらに、前記マイクに入力された音声の内容を解析する音声解析手段を備え、前記要望把握手段は、前記音声解析手段の解析結果を前記要望情報として前記サービス享受者の要望を把握する。
この構成により、サービス享受者はロボットに話しかけることで要望を入力することができる。
本発明の第6の態様の接客システムは、第2の態様の接客システムにおいて、前記ロボットは、さらに、音声入力を受け付けるマイクを備え、前記接客システムは、さらに、前記マイクに入力された音声の内容を解析する音声解析手段と、前記音声解析手段で解析された音声の内容を他言語に翻訳する通訳手段とを備え、前記要望把握手段は、前記通訳手段の翻訳結果を前記要望情報として前記サービス享受者の要望を把握する。
この構成により、サービス享受者が外国人であっても、外国語でロボットに話しかけることで、その要望をロボットやサービス提供者に伝えることができる。
本発明の第7の態様の接客システムは、第2の態様の接客システムにおいて、前記ロボットは、さらに、画像を撮影するカメラを備え、前記接客システムは、前記カメラで撮影された画像を解析する画像解析手段を備え、前記要望把握手段は、前記画像解析手段の解析結果を前記要望情報として前記サービス享受者の要望を把握する。
この構成により、サービス享受者が要望を入力しなくても、ロボットが積極的にサービス享受者の要望を把握して、適切な接客アクションを実行することができる。
本発明の第8の態様の接客システムは、第2の態様の接客システムにおいて、前記コントローラ入力手段は、前記サービス提供者が把握した前記サービス享受者の要望を前記要望情報として受け付け、前記コントローラ通信手段は、前記コントローラ入力手段に入力された前記要望情報を送信し、前記要望把握手段は、前記コントローラ通信手段から送信された前記要望情報に基づいて前記サービス享受者の要望を把握する。
この構成により、サービス享受者が要望を発せず、ロボットもサービス享受者の要望に気付かない場合にも、サービス享受者の要望をサービス提供者が把握して、ロボットを通じて適切な接客アクションを実行できる。
本発明の第9の態様の接客システムは、第1ないし第8のいずれかの態様の接客システムにおいて、前記要望又は前記要望情報に対する前記サービス提供者による指示を学習する学習手段をさらに備えている。
本発明の第10の態様の接客システムは、サービス享受者に対して接客アクションを実行するアクション手段を備えたロボットと、サービス提供者が操作するコントローラと、要望情報に基づいてサービス享受者の要望を把握して、把握した要望に対応する接客アクションを前記アクション手段に指示する要望把握手段とを備え、前記アクション手段は、前記要望把握手段に指示された接客アクションを実行するとともに、前記要望把握手段が前記要望情報によっては前記要望を把握できなかった場合に、前記要望情報について、前記サービス提供者が前記コントローラに入力した指示に従って接客アクションを実行する。
この構成により、要望把握手段にて要望を把握できる場合には、サービス提供者に指示を要求することなく接客アクションを実行でき、要望把握手段にて要望を把握できない場合には、サービス提供者に指示に従って接客アクションを実行できる。
本発明の第11の態様の接客システムは、サービス享受者に対して接客アクションを実行するアクション手段を備えたロボットと、サービス提供者が操作するコントローラと、サービス享受者の要望に対応する接客アクションを判定して、判定した接客アクションを前記アクション手段に指示する要望把握手段とを備え、前記アクション手段は、前記要望把握手段に指示された接客アクションを実行するとともに、前記要望把握手段が前記要望に対応する接客アクションを判定できなかった場合に、前記要望について、前記サービス提供者が前記コントローラに入力した指示に従って接客アクションを実行する。
この構成により、要望把握手段にて要望に対応する接客アクションを判定できる場合には、サービス提供者に指示を要求することなく接客アクションを実行でき、要望把握手段にて要望に対応する接客アクションを判定できない場合には、サービス提供者に指示に従って接客アクションを実行できる。
本発明の第12の態様の接客方法は、ロボットと、前記飲食店のサービス提供者が操作するコントローラと、サービス享受者の要望を示す要望情報に基づいて指示要求を生成する指示要求手段とを備えた接客システムを用いた接客方法である。前記ロボットは、前記サービス享受者に対して接客アクションを実行するアクション手段と、情報を送受信するロボット通信手段とを備えている。前記コントローラは、前記サービス提供者からの入力を受け付けるコントローラ入力手段と、前記サービス提供者に対して情報を出力するコントローラ出力手段と、情報を送受信するコントローラ通信手段とを備えている。接客方法は、前記コントローラ出力手段にて前記指示要求を出力し、前記コントローラ入力手段にて前記指示要求に対するサービス提供者からの指示の入力を受け付け、前記コントローラ通信手段から前記指示を前記ロボットに送信し、前記ロボット通信手段にて前記指示を受信し、前記アクション手段を用いて、前記ロボット通信手段で受信した前記指示に従って前記接客アクションを実行する。
この構成によっても、サービス享受者の要望に対する接客アクションの指示をサービス提供者が行い、ロボットがサービス提供者の指示に従って接客アクションを実行することができる。よって、サービス提供者では把握しきれず、あるいは対応しきれないサービス享受者の要望に応じることが可能であり、また、要望に対する適切な接客アクションをロボットでは判断できなくても、サービス提供者の判断で適切な接客アクションを実行することができる。
本発明によれば、ロボットと人との協働によって、接客ホスピタリティを実現ないし向上できる。
本発明の実施の形態の接客システムの全体構成及び配置を示す図 本発明の実施の形態の接客システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態の接客システムの第1の利用態様を説明する図 本発明の実施の形態の接客システムの第2の利用態様を説明する図 本発明の実施の形態の接客システムの第3の利用態様を説明する図 本発明の実施の形態の客の来店からロボットの自己紹介までの動作例を示すフロー図 本発明の実施の形態の注文から調理の開始までの動作例を示すフロー図 本発明の実施の形態の客がロボットに話しかけてロボットがそれに反応して接客アクションをする動作例を示すフロー図 本発明の実施の形態の応対処理のフロー図 本発明の実施の形態のロボットがテーブルを撮影してテーブルの状況に応じて接客アクションをする動作例を示すフロー図 本発明の実施の形態の応対処理のフロー図 本発明の実施の形態の店員が客の要望を把握してロボットに接客アクションを行わせる動作例のフロー図 本発明の実施の形態の応対処理のフロー図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する場合の一例を示すものであって、本発明を以下に説明する具体的構成に限定するものではない。本発明の実施にあたっては、実施の形態に応じた具体的構成が適宜採用されてよい。
(接客システム1の構成)
図1は、本発明の実施の形態の接客システムの全体構成及び配置を示す図である。図1は、本発明の実施の形態の接客システム1が飲食店に設置される例を示している。図1に示すように、飲食店は、受付・会計エリアEと、フロアエリアFと、厨房エリアKを含む。受付・会計エリアEには、受付端末400と会計装置500が備えられている。フロアエリアFには、サービス享受者である客Cが利用するテーブルTが設置されており、各テーブルTにはロボット100とエージェント200が備えられている。フロアエリアFにて接客をするサービス提供者しての店員Sは、コントローラ300を携帯している。厨房エリアKには、注文受装置600が設置されており、厨房エリアKとフロアエリアFとの間には管理制御装置700が設置されている。
受付端末400、会計装置500、ロボット100、エージェント200、コントローラ300、及び注文受装置600は、各々管理制御装置700と通信可能であり、本実施の形態では、無線ルータを介して無線通信が可能である。なお、受付端末400、会計装置500、及び注文受装置600等の配線の煩わしさが大きな問題とならない端末については、管理制御装置700と有線で通信可能に接続されてもよい。
受付端末400は、タッチパネルを備えており、店内に入場した客Cが順番待ちをする必要がある場合に、整理券を発行するために操作する。受付端末400は、客Cの人数、席に対する要望(禁煙/喫煙の別等)を入力可能であり、店員Sは受付端末400に入力された内容に従って、順に客CをテーブルTに案内する。
会計装置500は、飲食が済んで退店する客Cに対して、テーブルTごとに会計の処理を行う。このために、会計装置500は、エージェント200又はコントローラ300を介して受けた注文に従って支払金額を提示する。会計担当の店員Sは、この支払金額に従って代金を徴収する。
注文受装置600は、モニタを備え、客Cからの注文をモニタに表示する。このために、注文受装置600は、エージェント200又はコントローラ300を介して受けた注文を、管理制御装置700を介して受信し、モニタに表示する。厨房エリアKの店員Sは、この注文受装置600で表示される注文に従って調理を行う。なお、注文受装置600は、モニタの代わりに、又は、モニタに加えて、プリンタを備えて、受けた注文を注文受伝票の形式でプリントアウトするものであってもよい。
ロボット100は、駆動機構110(図2参照)によって手、足、腰、首が駆動可能な人型ロボットである。また、ロボット100は、テーブルTに置かれても客Cの飲食の邪魔にならない程度の大きさであり、例えば、高さは20cm程度である。ロボット100は、胸部分に表示パネル120(図2参照)を備えており、頭の部分にカメラ150(図2参照)のレンズを備えており、口の部分にスピーカ130(図2参照)を備えており、耳の部分にはマイク160(図2参照)を備えている。
エージェント200は、ロボット100とともに各テーブルTに備えられている。エージェント200は、スマートフォンないしはタブレットのように、タッチパネルを備え、テーブルTについた客Cが手に取って操作をできる形態の装置である。コントローラ300もスマートフォンのように、タッチパネルを備え、接客サービスをする店員Sが携帯できる形態の装置である。なお、コントローラ300は、ウェアラブルな形態であってもよい。
本実施の形態では、ロボット100、エージェント200、及びコントローラ300は、無線通信機能を備えており、それらと管理制御装置700との間には図示しない無線ルータが設置されており、無線で管理制御装置700と通信をする。
図2は、接客システム1の構成を示すブロック図であり、特に、ロボット100及びコントローラ300の内部構成を示している。図2に示すように、ロボット100は、ハードウェア構成としては、駆動機構110と、表示パネル120と、スピーカ130と、無線通信モジュール140と、カメラ150と、マイク160と、学習記憶部170として用いられる記憶装置と、制御部180として用いられるプロセッサとを備えている。また、図示は省略するが、ロボット100には、プロセッサを制御部180として機能させるための本実施の形態の接客プログラムを記憶した記憶装置が備えられ、プロセッサは、この接客プログラムを読み出して実行することで図2に示す各種の機能を実現する。
駆動機110は、制御部180の制御に従ってロボットの手、足、腰、首を駆動する。表示パネル120は、制御部180の制御に従って画面を表示する。スピーカ130は、制御部180の制御に従って音声を出力する。無線通信モジュール140は、管理制御装置700との間で無線通信を行い、ロボット100から管理制御装置700に情報を送信し、また、管理制御装置700から情報を受信する。
カメラ150は、ロボット100の頭の部分に設置されたレンズを介して光像を取得して、映像データ及び画像データを生成する。カメラ150は、常に駆動しており、所定のフレームレートで映像を撮影し、撮影の指示をされたタイミングでロボット100の顔が向いている方向の画像(静止画)を撮影する。マイク160は、常に駆動しており、テーブルTについた客Cの音声を取得して、音声データを生成する。
学習記憶部170には、要望情報と要望との対応関係を学習した結果、及び要望と接客アクションとの対応関係を学習した結果が記憶されている。制御部180は、アクション制御部181と、送受信制御部182と、画像解析部183と、音声解析部184と、学習部188と、指示要求部187と、要望把握部186と、通訳部185とを備えている。
アクション制御部181は、駆動機構110を駆動させる指令を駆動機構110に出力し、表示パネル120に表示する映像データないし画像データを表示パネル120に出力し、スピーカ130で出力する音声データをスピーカ130に出力する。
送受信制御部182は、管理制御装置700に送信するべき情報を取得して無線通信モジュール140に出力し、また、無線通信モジュール140にて受信した情報を各部に振り分ける。送受信制御部182は、受信した情報がエージ円と200からの外国語のテキストデータや音声データである場合は、それを通訳部185に出力する。
画像解析部183は、カメラ150から入力された映像フレーム又は画像(以下単に「画像」という。)を解析して、画像の内容から客Cの要望を取得するのに必要な情報を認識する。この認識には、特徴量を用いた機械学習による画像認識技術を用いることができる。画像解析部183は、例えば、テーブルTの上を撮影して、グラス、お皿等を認識し、さらには、空いたグラス、空いたお皿、お皿に盛られている料理までも認識することができる。また、画像解析部183は、客Cの手によるジェスチャを認識する。画像解析部183は、画像解析の結果として、例えば、空いたグラスの個数、空いた皿の個数、お皿に盛られている料理の種類、客の手によるジェスチャの種類を示す情報を出力する。
音声解析部184は、マイク160から入力された音声フレームを解析して、音声の内容から客Cの要望を取得するのに必要な情報を認識する。この認識にも特徴量を用いた機械学習による音声認識技術を用いることができる。音声解析部184は、客Cがマイクに向かって話しかけた言葉を認識する。このために、音声解析部184は、まず、客Cの音声の言語の種類(日本語、英語、中国語、フランス語、ポルトガル語、韓国語等)を判別する。さらに、音声解析部184は、音声をテキストに変換し、返還によって得られたテキストデータを出力する。
通訳部185は、音声解析部184にて外国語であると判別された場合に、そのテキストデータを音声解析部184から入力し、これを日本語に変換(通訳)し、要望把握部186に出力する。この通訳(翻訳)にも、機械学習の技術を用いることができる。
要望把握部186は、送受信制御部182から振り分けられた客Cの要望を把握し、画像解析部183から出力された情報を解析することで客Cの要望を把握し、音声解析部184又は通訳部185から出力されたテキストデータを解析することで客Cの要望を把握する。この要望把握部186における要望把握にも、機械学習の技術を用いることができ、学習した結果は、学習記憶部170に記憶される。以下、要望把握部186に送受信制御部182、画像解析部183、音声解析部184、通訳部185から入力される情報を「要望情報」という。要望把握部186は、要望情報が示す要望を把握する。要望把握部186は、タイマを備えており、必要に応じてタイマによる計時も併用して、要望を把握する。
要望把握部186は、例えば、画像解析部183が画像から空になったグラスを認識した場合に、水の補充という要望を把握し、客Cがエージェント200に追加注文を入力した場合には、その追加注文の内容を要望として把握し、客Cがマイク160を介しておすすめ商品の問い合わせを音声入力した場合におすすめ商品の案内という要望を把握する。
なお、要望はあらかじめ用意されており、要望把握部186は、画像解析部183、音声解析部184、又は通訳部185から入力された要望情報を、あらかじめ用意された要望のいずれかにマッピング(対応付け)をすることで要望を把握する。例えば、「水の補充」という要望があらかじめ用意されていた場合に、音声解析部184から入力された「水をください」「お冷をお代わり」「お水を足してください」等のテキストデータをいずれも「水の補充」という要望にマッピングすることで要望が把握される。上述のように、テキストデータのマッピングによる要望の把握に機械学習の技術が用いられる。
要望把握部186は、さらに、把握した要望について、学習記憶部170を参照して、当該要望に対応する接客アクションを判定する。要望に対応する接客アクションが学習記憶部170から得られた場合には、要望把握部186は、当該接客アクションをアクション制御部181に指示する。アクション制御部181は、要望把握部186からの指示に従って、駆動機構110による駆動、表示パネル120による表示、スピーカ130からの音声出力、あるいはこれらの組み合わせからなる接客アクションを実行する。
例えば、「水の補充」という要望については、学習記憶部170では、スピーカ130から「水を補充しましょうか?」等の水補充の要否を伺う音声を出力するととともに手足を動かすという接客アクションが対応付けられている。また、追加注文の要望に対しては、学習記憶部170では、スピーカ130で注文内容を復唱するとともに注文された商品を注文の復唱に合わせて表示パネル120に表示するという接客アクションが対応付けられている。
要望把握部186は、入力された要望情報から要望を把握できない場合、及び把握した要望に対応する接客アクションが学習記憶部170から見つからない場合には、当該要望情報を指示要求部187に出力する。指示要求部187は、要望把握部186から出力された要望情報に対する接客アクションを店員Sのコントローラ300に問い合わせるための指示要求を生成して、送受信制御部182に出力する。
例えば、音声解析部184又は通訳部185から要望情報としてのテキストデータが要望把握部186に入力されたが、要望把握部186においてそのテキストデータから客Cの要望を把握できない場合には、そのテキストデータ(要望情報)を指示要求部187に出力する。指示要求部187は、要望把握部186から要望情報が入力された場合には、その要望情報を店員Sに伝えて指示を仰ぐための指示要求を生成し、送受信制御部182に出力する。また、要望把握部186が画像解析部183の解析結果から客Cの要望を把握できない場合には、指示要求部187は、当該画像を含む指示要求を生成して、送受信制御部182に出力する。
学習部188は、指示要求部187が生成した指示要求に係る要望情報ないし要望とそれに対する接客アクションとの組み合わせを学習する。接客アクションは、店員Sによる指示に示されており、指示は、無線通信モジュール140が管理制御装置700を介してコントローラ300から受信して、送受信制御部182によって学習部188に振り分けられる。学習部188が学習した結果、すなわち要望情報ないし要望と接客アクションとの組み合わせは、学習記憶部170に記憶される。
なお、図1に示すように、飲食店では、各テーブルTにロボット100が設置されることで、飲食店全体としては複数のロボット100が設置されることになるが、この学習部188での学習の結果は、当該ロボットの学習記憶部170に記憶されるだけでなく、複数のロボット100で共有されてもよい。すなわち、複数のロボット100の学習記憶部170に記憶される内容は、複数のロボット100において共通であってもよい。
コントローラ300は、無線通信モジュール310と、制御部320と、タッチパネル330とを備えている。無線通信モジュール310は、無線ルータを介して管理制御装置700と無線通信を行う。制御部320は、所定のプログラムを実行することで、各種の情報処理を行う。タッチパネル330は、画面を表示するとともに、店員Sによるタッチ入力を受け付ける。制御部320は、無線通信モジュール310が受信した情報及びタッチパネル330への入力に基づいて、プログラムに従って情報処理を行って、無線通信モジュール310を通じて管理制御装置700に情報を送信し、また、タッチパネル330に画面を表示する。
エージェント200、会計装置500、受付端末400、注文受装置600も図示は省略するがコントローラ300と同様の構成を有しており、それぞれのプログラムを実行することで、後述する各々の情報処理を行う。特に、エージェント200は、さらに、マイクも備えており、客Cの音声を取得して音声データを生成可能である。客Cは、エージェント200に対して、タッチパネル330に表示されるボタン等による選択入力をすることができ、タッチパネル330を利用してテキスト入力をすることができ、マイクに対して音声入力をすることができる。客Cの入力によって生成された選択データ、テキストデータ、音声データは、無線通信モジュールによって送信される。
管理制御装置700は、同様に、無線通信モジュールと制御部とを備え、ロボット100、エージェント200、コントローラ300、受付端末400、会計装置500、及び注文受装置600から情報を受信して、受信した情報の内容を判別して、いずれかの装置に情報を転送する。
(接客システム1の利用態様)
次に、本実施の形態の接客システム1の利用態様について説明する。図3〜図5は、接客システム1の利用態様を説明する図である。図3〜図5では、管理制御装置700等につては図示を省略している。
図3は、第1の利用態様を示している。第1の利用態様では、客Cから要望が発せられて(ステップs11)、ロボット100の要望把握部186に入力される。具体的には、客Cは、ロボット100に話しかけることで、音声によってマイク140を介して要望情報を要望把握部186に入力することができる。また、客Cは、エージェント200を用いてテキスト入力することで要望情報を要望把握部186に入力することができる。この利用態様における客Cの要望の内容は、例えば、「お水のお代わりをください」「メニューを持ってきてください」である。
要望を受けたロボット100は、要望把握部186において、客Cの要望を把握し、把握できた場合には学習記憶部170を参照して対応する接客アクションを判定する。対応する接客アクションが学習記憶部170に記憶されていた場合には、アクション制御部181は、その接客アクションを実行するように駆動機構110、表示パネル120、及び/又はスピーカ130を制御する。駆動機構110、表示パネル120、及び/又はスピーカ130は、アクション制御部181の制御に従って接客アクションを実行する(ステップs12)。
要望把握部186が、客Cから入力されたテキスト又は音声の要望情報から要望を把握できない場合、及び把握した要望に対応する接客アクションが学習記憶部170に記憶されていない場合には、指示要求部187にて客Cの指示要求が生成され、送受信制御部182の制御によって無線通信モジュール140から指示要求がコントローラ300に向けて送信される(ステップs13)。
コントローラ300では、指示要求を受信すると、それをタッチパネル330で表示する。店員Sは、タッチパネル330に表示された指示要求に対する指示をタッチパネル330に入力する。この指示は、テキストの入力及び/又はあらかじめ用意された接客アクションの選択によって行う。コントローラ300に入力された指示は、ロボット100に向けて送信され(ステップs14)、ロボット100はこれを受信し、指示に応じた接客アクションを実行する(ステップs12)。
例えば、コントローラ300において、店員Sによってテキストが入力され、かつ音声出力という接客アクションが指示された場合には、この指示を受けたロボット100のアクション制御部181は、テキストを読み上げる音声をスピーカ130から出力する。
以上のように、第1の利用態様では、客Cがロボット100に対して要望を発して、ロボット100がその要望に応えるという接客が実現できる。ロボット100が客Cの要望に対する接客アクションを判定できない場合には、店員Sが判断をしてロボット100に実行させることができるが、客Cにはあたかもロボット100がすべて対応しているように見える。
なお、第1の利用態様の別の例として、客Cがロボット100(のカメラ130)に向かって所定のジェスチャをして、それをカメラ130で撮影して、画像解析部183及び要望把握部186がジェスチャの内容を解析して、要望を把握してもよい。この場合にも、客Cがロボットに対して要望メッセージを(ジェスチャで)発し、ロボット100がその要望に応えるという接客が実現できる。
図4は、第2の利用態様を示している。第2の利用態様では、ロボット100がテーブルTの状況をカメラ130で撮影して、画像解析部183で画像を解析し、要望把握部186で客Cの要望を把握する(ステップs21)。具体的には、カメラ130は常にテーブルTの上を撮影し、映像フレームを画像解析部183に出力している。画像解析部183は、連続的に入力される映像フレームに対して画像解析を行って、その結果を要望情報として要望把握部186に出力する。要望把握部186は、画像解析の結果とタイマによる計時に基づいて、要望を把握することで客Cの要望を取得する。
要望把握部186が要望を把握した後は、第1の利用態様と同様に、学習記憶部170を参照して、対応する接客アクションが得られれば、当該接客アクションを実行し(ステップs22)、得られない場合は、コントローラ300に向けて指示要求を送信する(ステップs23)。そして、指示要求に対して指示が返ってきた場合には(ステップs24)、その指示に従って接客アクションを実行する(ステップs22)。
例えば、画像解析の結果、皿が空になったことを認識した場合には、空になった皿が所定時間テーブルTに置かれていたときに「お皿を下げましょうか」等の音声を出力して、皿を片付ける要否を伺う接客アクションを実行する。また、例えば、デザートが注文されていない場合には、料理が提供されて所定時間が経過した後に、デザートの追加を促す音声を出力する。
一方、例えば、皿が空にならないまま所定時間(長時間)経過した場合には、客Cがまだゆっくりと食べている(皿を下げるべきでなない)のか、もう食べるのをやめている(皿を下げてよい)のかの判断が要望把握部186ではできないので、指示要求部187は、テーブルTの状況を撮影した画像と経過時間とを含む指示要求を生成し、送受信制御部182は、この指示要求をコントローラ300に向けて送信する。店員Sは、送られてきた指示要求にある画像と経過時間を考慮して、さらに必要であれば、テーブルT及び客Cの状況を目視して、皿の片づけの要否を伺う、料理の温め直しの要否を伺う等のあらかじめ用意された接客アクションを指示することができる。
以上のように、第2の利用態様では、顧客Cが自ら要望を発しなくとも、ロボット100が画像の解析結果と時間の経過を考慮して要望を把握して接客アクションを実行することができる。ロボット100が要望を把握できず、あるいは実行すべき接客アクションを判断できない場合には、店員Sが判断をしてロボット100に実行させることができるが、客Cにはあたかもロボット100がすべて対応しているように見える。本利用態様では、店員Sが気付かず、客Cも店員Sに依頼しづらいような要望もロボット100が自ら把握して、ロボット100による接客アクションを実行することができ、接客ホスピタリティを向上できる。
図5は、第3の利用態様を示している。第3の利用態様では、店員Sが目視でテーブルTないし客Cの状況を確認して、客Cの要望を把握する(ステップs31)。店員Sは、把握した要望に対する接客アクションをコントローラ300に入力し、これを指示としてコントローラ300からロボット100に向けて送信する(ステップs32)。ロボット100は、指示を受信して、指示された接客アクションを実行する(ステップs33)。
この第3の利用態様は、店員SがテーブルTから離れた場所にいて、テーブルTや客Cの状況は把握できるがそれに対する接客サービスができない場合に有効である。店員Sは、ロボット100を遠隔操作することで、自分に代わってロボット100に客Cに対する接客サービスを行わせることができる。例えば、客Cがテーブルからフォークを落としてしまったことを遠くの店員Sが気付いた場合には、店員Sは替えのフォークを用意しつつ、ロボット100に指示を出して、ロボット100から「替えのフォークを持ってきてもらいますね。服が汚れたりしていませんか?」等の音声を出力させる。
以上のように、第3の利用態様では、店員Sが客Cの要望を気付いた場合に、ロボット100に接客アクションを実行させることができる。本利用態様は、特に、店員Sの工数を削減することができ、店員Sの人数が足りない場合にも、接客ホスピタリティを向上できる。また、店員Sが要望を把握するので、ロボット100では対処の難しい状況であっても、客Cにはあたかもロボット100が判断をして接客アクションを実行しているように見える。
(接客システム1の動作例)
以下では、接客システム1の具体的な動作例を説明する。
図6は、客Cの来店からロボット100の自己紹介までの動作例を示すフロー図である。客Cが来店すると(ステップS210)、店員Sは客Cを出迎えて挨拶をし(ステップS110)、受付端末400への入力を誘導する(ステップS111)。客Cは受付端末400に、人数、テーブルの要望等の必要事項を入力して(ステップS211)、番号札をもって待つ(ステップS212)。
店員Sは、テーブルをセッティングし(ステップS113)、待っている客Cを呼び込んで(ステップS114)、テーブルTに誘導する(ステップS116)。その間に、店員Sは、コントローラ300にて「案内」ボタンを押し(ステップS115)、客Cの待ち状態が終了したことを管理制御装置700に通知する。管理制御装置700は受付端末400に入力されていた客Cの待ち状態を解除する。テーブルTに案内された客Cは、テーブルTに着席する(ステップS213)。
店員Sは、客CがテーブルTに着席したことを確認すると、コントローラ300において「挨拶」ボタンを押す(ステップS117)。これが挨拶の指示となって、コントローラ300から管理制御装置700を介してロボット100に送信される。ロボット100では、無線通信モジュール140でこの指示を受信し、送受信制御部182は、これをアクション制御部181に出力する。アクション制御部181は、この指示に従って、挨拶の接客アクションを実行する(ステップS310)。具体的には、ロボット100は腰関節を駆動させてお辞儀をしながら出迎えの挨拶(「いらっしゃいませ」等)の音声を出力する。
店員Sは、ロボット100の挨拶によって客Cの注意がロボット100に向いたことを確認して、客Cにエージェント200を用いて言語を選択するよう案内する(ステップS118)。客Cは、エージェント200を用いて言語の選択をする。この選択はエージェント200から管理制御装置700を介してロボット100に伝送され、ロボット100は、これを自己紹介の指示として受信して、選択された言語での自己紹介の接客アクションを行う。具体的には、ロボット100は、手や首を駆動させながら、選択された言語でのあらかじめ用意された自己紹介の音声を出力する。
図6の動作例は、店員Sが状況を目視しながらロボット100に指示を与える動作例であり、上述の第3の利用態様に相当する。
図7は、注文から調理の開始までの動作例を示すフロー図である。自己紹介(図6のステップS311)が終了すると、ロボット100は続いて注文方法及びおすすめ商品の案内をする(ステップS320)。客Cは、この案内に従ってエージェント200を操作して注文の処理(ステップS220)を開始する。注文の処理では、客Cがエージェント200の画面を操作して商品説明の要求をすると(ステップS221)、ロボット100はこれに応じて商品の詳細説明を行い(ステップS321)、客Cが品切れの商品又は提供時間の長い商品を選択した場合には(ステップS222)、ロボット100は、当該商品が品切れであること、あるいは当該商品の提供時間が長いことを音声で通知する(ステップS322)。
客Cがエージェント200にて注文の確認を指示すると(ステップS223)、ロボット100は選択された商品を復唱する(ステップS323)。このとき、ロボット100は、復唱に合わせて選択された商品の画像を表示パネル120に表示する。客Cがエージェント200にて注文を確定すると(ステップS224)、ロボット100は、注文確定のアナウンスを行う(ステップS324)。
またこのとき、確定された注文は、エージェント200から管理制御装置700を介して注文受装置600に伝送され、注文受装置600において注文伝票が作成される(ステップS120)。この注文伝票は、上述のように、画面であってもよいし、プリントアウトであってもよい。厨房エリアKの店員は、この注文伝票に従って調理を開始する。
図8は、客Cがロボット100に話しかけてロボット100がそれに反応して接客アクションをする動作例を示すフロー図である。客Cがエージェント200を操作して「話す」ボタンを押すと(ステップS230)、ロボット100はこれに対応して「話す」のガイダンスを始める(ステップS330)。客Cがガイダンスに従ってエージェント200に向かって話すと(ステップS231)、ロボット100が応対処理をする(ステップS331)。
図9は、応対処理のフロー図である。応対処理では、ロボット100の無線通信モジュール140は、管理制御装置700を介してエージェント200から音声を受信し(ステップS3310)、送受信制御部182は受信した音声を音声解析部184に出力する。音声解析部184は、受けた音声を解析してテキストを生成し(ステップS3311)、外国語であるか否かを判断する(ステップS3312)。外国語である場合は(ステップS3312でYES)、通訳部185にて日本語への通訳を行う(ステップS3313)。日本語である場合は(ステップS3312でNO)、音声解析部184で得られたテキストデータを、外国語である場合は(ステップS3312でYES)、通訳部185で日本語に通訳したテキストデータを、それぞれ要望情報として要望把握部186に出力する。
要望把握部186は、要望情報から要望を把握(取得)する(ステップS3314)。要望を取得できた場合は(ステップS3314にてYES)、当該要望に対する接客アクションを学習記憶部170から探索する(ステップS3315)。当該要望に対する接客アクションが学習記憶部170に記憶されておりロボット100にて対応可能である場合は(ステップS3315にてYES)、当該接客アクションを実行する(ステップS333、図8も参照)。
要望把握部186にて要望を把握できず(ステップS3314にてNO)、あるいは学習記憶部170に対応する接客アクションが記憶されていない場合には(ステップS3315にてNO)、要望把握部186は要望情報(テキストデータ)を指示要求部187に出力する。指示要求部187は、指示要求を生成し、送受信制御部182、無線通信モジュール140を介して指示要求をコントローラ300に送信する(ステップS332、図8も参照)。
図8の動作例は、客Cが積極的にロボット100に要望を伝える動作例であり、上述の第1の利用態様に相当する。
図10は、ロボット100がテーブルTを撮影して、テーブルTの状況に応じて接客アクションをする動作例を示すフロー図である。ロボット100は、カメラ130を用いて常にテーブルT上を撮影して、所定のフレーム間隔で映像フレームを画像解析部183に出力している(ステップS340)。映像フレームを得たロボット100は応対処理を行う(ステップS341)。
図11は、応対処理のフロー図である。応対処理では、ロボット100の画像解析部183は、受けた映像フレームを解析して(ステップS3411)、解析結果を要望情報として要望把握部186に出力する。要望把握部186は、解析結果から要望を把握(取得)する(ステップS3412)。要望を取得できた場合は(ステップS3412にてYES)、当該要望に対する接客アクションを学習記憶部170から探索する(ステップS3413)。当該要望に対する接客アクションが学習記憶部170に記憶されておりロボット100にて対応可能である場合は(ステップS3413にてYES)、当該接客アクションを実行する(ステップS343、図10も参照)。
要望把握部186にて要望を取得できず(ステップS3412にてNO)、あるいは学習記憶部170に対応する接客アクションが記憶されていない場合には(ステップS3413にてNO)、要望把握部186は映像フレームを指示要求部187に出力する。指示要求部187は、指示要求を生成し、送受信制御部182、無線通信モジュール140を介して指示要求をコントローラ300に送信する(ステップS342、図10も参照)。
コントローラ300では、指示要求を受信すると、これをタッチパネル330に出力する(ステップS140)。店員Sが、指示要求に対して、タッチパネル330に指示を入力すると(ステップS150)、コントローラ300は、無線通信モジュール310からロボット100に向けて指示を送信する(ステップS142)。
ロボット100は、コントローラ300から指示が送信されると、無線通信モジュール310でこれを受信して、送受信制御部182がこの指示をアクション制御部181に入力し、アクション制御部181が指示に従って駆動機構110、表示パネル120、及び/又はスピーカ130を制御して、接客アクションを実行する(ステップS343)。また、応対処理(ステップS341)において、要望把握部186が要望を把握でき(ステップS3412にてYES)、かつ、学習記憶部170を参照して対応が可能であるときには(ステップS3413にてYES)、要望把握部186が対応する接客アクションをアクション制御部181に指示し、接客アクションを実行する(ステップS343)。
コントローラ300から指示が送信されてきた場合には(ステップS142)、上述のように接客アクションを実行するとともに(ステップS343)、送受信制御部182は、学習部188にも指示を出力する。学習部188は、指示要求部187が生成した指示要求と、送受信制御部182から入力された指示とをもって、指示要求に係る要望と指示との関係を学習する(ステップS344)。学習した結果は、学習記憶部170に記憶される。
図10の動作例は、ロボット100が撮影された画像に基づいて自ら客Cの要望を把握して接客アクションを行う動作例であり、上述の第2の利用態様に相当する。
図12は、店員Sが客Cの要望を把握してロボット100に接客アクションを行わせる動作例のフロー図である。店員Sは、フロアエリアFを巡回しているときに、テーブルT又は客Cの状況を見て要望を認識した場合に、認識した要望を要望情報としてコントローラ300に入力する(ステップS150)。コントローラ300は、入力された要望情報をロボット100に送信する(ステップS151)。ロボット100は、コントローラ300からの要望情報を受信して応対処理を行う(ステップS350)。
図13は、応対処理のフロー図である。応対処理では、無線通信モジュール140がコントローラ300からの要望情報を受信し(ステップS3501)、送受信制御部182がこれを要望把握部186に入力する。要望把握部186は、要望情報に基づいて要望を把握し(ステップS3502)、要望を把握できた場合は(ステップS3502にてYES)、当該要望に対する接客アクションを学習記憶部170から探索する(ステップS3413)。当該要望に対する接客アクションが学習記憶部170に記憶されておりロボット100にて対応可能である場合は(ステップS3503にてYES)、当該接客アクションを実行する(ステップS352、図12も参照)。
要望把握部186にて要望を把握できず(ステップS3502にてNO)、あるいは学習記憶部170に対応する接客アクションが記憶されていない場合には(ステップS3503にてNO)、要望把握部186は要望情報を指示要求部187に出力する。指示要求部187は、指示要求を生成し、送受信制御部182、無線通信モジュール140を介して指示要求をコントローラ300に送信する(ステップS351、図12も参照)。この場合の指示要求は、受信した要望情報に対応できない旨の通知であってもよい。
コントローラ300では、指示要求を受信すると、これをタッチパネル330に出力する(ステップS152)。店員Sが、指示要求に対して、タッチパネル330に指示を入力すると(ステップS153)、コントローラ300は、無線通信モジュール310からロボット100に向けて指示を送信する(ステップS154)。
ロボット100は、コントローラ300から指示が送信されると、無線通信モジュール310でこれを受信して、送受信制御部182がこの指示をアクション制御部181に入力し、アクション制御部181が指示に従って駆動機構110、表示パネル120、及び/又はスピーカ130を制御して、接客アクションを実行する(ステップS352)。また、応対処理(ステップS350)において、要望把握部186が要望を把握でき(ステップS3502にてYES)、かつ、学習記憶部170を参照して対応が可能であるときには(ステップS3503にてYES)、要望把握部186が対応する接客アクションをアクション制御部181に指示し、接客アクションを実行する(ステップS352)。
コントローラ300から指示が送信されてきた場合には(ステップS154)、上述のように接客アクションを実行するとともに(ステップS352)、送受信制御部182は、学習部188にも指示を出力する。学習部188は、指示要求部187が生成した指示要求と、送受信制御部182から入力された指示とをもって、指示要求に係る要望と指示との関係を学習する(ステップS353)。学習した結果は、学習記憶部170に記憶される。
図12の動作例は、店員Sが客Cの要望を把握してロボットに接客アクションを行わせる動作例であり、上述の第3の利用態様に相当する。
以上のように、本実施の形態の接客システム1によれば、ロボット100が客Cの要望を自ら判断して接客アクションを実行できるとともに、ロボット100が判断できない場合には、店員Sが携帯するコントローラ300からロボット100に指示を与えることができるので、必要な接客サービスができるだけでなく、接客ホスピタリティを実現することもできる。また、店員Sによる接客ホスピタリティをロボット100がOJT方式で学習することができる。
(変形例)
以下、種々の変形例を説明する。上記の実施の形態では、飲食店に受付・会計エリアEと、フロアエリアFと、厨房エリアKとが設けられていたが、さらに、事務室ないし店員休憩室が設けられていてよい。さらに、フロアエリアFに複数台のカメラを設定して、それらの撮影映像を映すモニタを事務室に設定して、この事務室のモニタで店員Sが監視専門のスタッフとして、テーブルT及び客Cの状況を監視してもよい。この監視専門の店員Sがコントローラ300を使用して、指示要求を受け、各テーブルTのロボット100に指示をしてもよい。この場合には、コントローラ300が携帯型ではないパソコン等であってもよい。
また、上記の実施の形態では、飲食店の各テーブルTにエージェント200が備えられていたが、エージェント200に代えて、客Cが所持するスマートフォンを用いてもよい。この場合には、客Cのスマートフォンに、本接客システム用のアプリケーションをダウンロードしたうえで、着席したテーブルTに設置されたロボット100とのペアリングを行うことで、このスマートフォンをエージェント200の代わりに用いることができる。また、本発明の接客システム1はエージェント200を備えず、客Cがロボット100に直接選択入力や、テキスト入力や、音声入力をするようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、複数の店員Sがコントローラ300を携帯し、任意の店員Sがロボット100に対して指示をすることができたが、ロボット100に対して指示ができるコントローラ300を一部のコントローラ300に限定してもよい。すなわち、経験のある店員Sのみがコントローラ300を用いてロボット100に指示をすることができようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、ロボット100、エージェント200、コントローラ300等の間の通信は、すべて管理制御装置700を介して行われたが、これらが直接通信を行ってもよい。特に、エージェント200はロボット100とBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を行い、ロボット100を介してコントローラ300等と通信可能であってもよい。
また、上記の実施の形態では、ロボット100の制御部180に、画像解析部183、音声解析部184、通訳部185、要望把握部186、指示要求部187、及び学習部188が構成され、学習記憶部170もロボット100に設けられたが、これらの一部または全部がロボット100の外部の装置に設けられてもよい。この場合には、当該外部の装置は、ロボット100、エージェント200、コントローラ300と有線又は無線で通信をしてよい。上記の実施の形態の管理制御装置700がこの外部の装置の役目を担ってよい。
また、上記の実施の形態では、ロボット100が店員Sに指示を仰ぐ場合に、ロボット100からコントローラ200に指示要求を送信したが、ロボット100が店員Sに指示を仰ぐ必要があるか否かに限らず、ロボット100にて把握した客Cの要望に対して、店員Sがすべき接客を、ロボット100から店員Sのコントローラ300に指示をしてもよい。例えば、テーブルTのコップの水が空になっており、客Cが水の補充を要望していることをロボット100が把握した場合に、ロボット100から店員Sに水の補充を指示してよく、料理の提供が遅れているときにロボット100が料理の催促という客Cの要望を把握した場合に、ロボット100からコントローラ300や厨房エリアKに設置された注文受装置600に料理催促のアラームを指示してよい。
なお、この場合に、ロボット100と店員S(人)との役割分担、チームワークを考慮して、ロボット100が店員Sに対して指示できる内容を制限してもよい。
また、上記の実施の形態では、飲食店において、テーブルTにロボット100が設置されたが、飲食店の受付にロボット100が設置されてもよい。この場合に、ロボット100は、接客アクションとして、待ち時間の案内、おすすめ商品の案内等を行ってよい。
また、上記の実施の形態では、接客システム1が飲食店に適用される例を説明したが、本発明の接客システムは、飲食店以外の例えば映画館、ホテル、百貨店等における接客にも適用可能である。本発明の接客システム1をホテルに導入した場合には、ロボット100はサービス享受者である宿泊客が利用する各客室に備えられ、サービス提供者であるホテルの従業員がコントローラ300を携帯してよく、また、コントローラ300は、上述の監視専門のスタッフが用いるパーソナルコンピュータであってもよい。本発明の接客システム1を百貨店に導入した場合には、ロボット100をサービス享受者である買い物客が利用する休憩所や案内所に設置することができ、サービス提供者である百貨店の従業員がコントローラ300を携帯してよく、また、コントローラ300は、上述の監視専門のスタッフが用いるパーソナルコンピュータであってもよい。
以上のとおり、本発明の接客システムによれば、ロボットと人との協働によって、接客ホスピタリティを実現ないし向上できるという効果を有し、飲食店等において接客を行う接客システム等として有用である。
1 接客システム
100 ロボット
110 駆動機構
120 表示パネル
130 スピーカ
140 無線通信モジュール
150 カメラ
160 マイク
170 学習記憶部
180 制御部
181 アクション制御部
182 送受信制御部
183 画像解析部
184 音声解析部
185 通訳部
186 要望把握部
187 指示要求部
188 学習部
200 エージェント
300 コントローラ
310 無線通信モジュール
320 制御部
330 タッチパネル
400 受付端末
500 会計装置
600 注文受装置
700 管理制御装置
E 受付・会計エリア
F フロアエリア
K 厨房エリア
T テーブル
C 客
S 店員

Claims (12)

  1. ロボットと、
    サービス提供者が操作するコントローラと、
    サービス享受者の要望を示す要望情報に基づいて指示要求を生成する指示要求手段と、
    を備えた接客システムであって、
    前記ロボットは、
    前記サービス享受者に対して接客アクションを実行するアクション手段と、
    情報を送受信するロボット通信手段と、を備え、
    前記コントローラは、
    前記サービス提供者からの入力を受け付けるコントローラ入力手段と、
    前記サービス提供者に対して情報を出力するコントローラ出力手段と、
    情報を送受信するコントローラ通信手段と、を備え、
    前記コントローラ出力手段は、前記指示要求を出力し、
    前記コントローラ入力手段は、前記指示要求に対するサービス提供者からの指示の入力を受け付け、
    前記コントローラ通信手段は、前記指示を前記ロボットに送信し、
    前記ロボット通信手段は、前記指示を受信し、
    前記アクション手段は、前記ロボット通信手段で受信した前記指示に従って前記接客アクションを実行する、
    接客システム。
  2. 前記接客システムは、さらに、前記要望情報に基づいてサービス享受者の要望を把握する要望把握手段を備え、
    前記アクション手段は、前記要望把握手段にて把握された要望に対応する接客アクションを実行し、
    前記指示要求手段は、前記要望把握手段が前記要望情報に基づいてサービス享受者の要望を把握できない場合に、当該要望情報に基づいて指示要求を生成する、請求項1に記載の接客システム。
  3. 前記接客システムは、さらに、前記要望に対応する接客アクションを判定する要望把握手段を備え、
    前記アクション手段は、前記要望把握手段にて判定された接客アクションを実行し、
    前記指示要求手段は、前記要望把握手段が前記要望に対応する接客アクションを判定できない場合に、前記要望情報に基づいて指示要求を生成する、請求項1に記載の接客システム。
  4. 前記接客システムは、さらに、前記サービス享受者により操作されるエージェントを備え、
    前記エージェントは、
    前記サービス享受者による入力を受け付けるエージェント入力手段と、
    前記エージェント入力手段で受け付けた入力を送信するエージェント通信手段と、を備え、
    前記要望把握手段は、前記エージェント通信手段から送信された前記入力を前記要望情報として前記サービス享受者の要望を把握する、
    請求項2に記載の接客システム。
  5. 前記ロボットは、さらに、音声入力を受け付けるマイクを備え、
    前記接客システムは、さらに、前記マイクに入力された音声の内容を解析する音声解析手段を備え、
    前記要望把握手段は、前記音声解析手段の解析結果を前記要望情報として前記サービス享受者の要望を把握する、
    請求項2に記載の接客システム。
  6. 前記ロボットは、さらに、音声入力を受け付けるマイクを備え、
    前記接客システムは、さらに、
    前記マイクに入力された音声の内容を解析する音声解析手段と、
    前記音声解析手段で解析された音声の内容を他言語に翻訳する通訳手段と、
    を備え、
    前記要望把握手段は、前記通訳手段の翻訳結果を前記要望情報として前記サービス享受者の要望を把握する、
    請求項2に記載の接客システム。
  7. 前記ロボットは、さらに、画像を撮影するカメラを備え、
    前記接客システムは、前記カメラで撮影された画像を解析する画像解析手段を備え、
    前記要望把握手段は、前記画像解析手段の解析結果を前記要望情報として前記サービス享受者の要望を把握する、
    請求項2に記載の接客システム。
  8. 前記コントローラ入力手段は、前記サービス提供者が把握した前記サービス享受者の要望を前記要望情報として受け付け、
    前記コントローラ通信手段は、前記コントローラ入力手段に入力された前記要望情報を送信し、
    前記要望把握手段は、前記コントローラ通信手段から送信された前記要望情報に基づいて前記サービス享受者の要望を把握する、
    請求項2に記載の接客システム。
  9. 前記要望又は前記要望情報に対する前記サービス提供者による指示を学習する学習手段をさらに備えた、請求項1ないし8のいずれかに記載の接客システム。
  10. サービス享受者に対して接客アクションを実行するアクション手段を備えたロボットと、
    サービス提供者が操作するコントローラと、
    要望情報に基づいてサービス享受者の要望を把握して、把握した要望に対応する接客アクションを前記アクション手段に指示する要望把握手段と、
    を備え、
    前記アクション手段は、前記要望把握手段に指示された接客アクションを実行するとともに、前記要望把握手段が前記要望情報によっては前記要望を把握できなかった場合に、前記要望情報について、前記サービス提供者が前記コントローラに入力した指示に従って接客アクションを実行する、接客システム。
  11. サービス享受者に対して接客アクションを実行するアクション手段を備えたロボットと、
    サービス提供者が操作するコントローラと、
    サービス享受者の要望に対応する接客アクションを判定して、判定した接客アクションを前記アクション手段に指示する要望把握手段と、
    を備え、
    前記アクション手段は、前記要望把握手段に指示された接客アクションを実行するとともに、前記要望把握手段が前記要望に対応する接客アクションを判定できなかった場合に、前記要望について、前記サービス提供者が前記コントローラに入力した指示に従って接客アクションを実行する、接客システム。
  12. ロボットと、サービス提供者が操作するコントローラと、前記サービス享受者の要望を示す要望情報に基づいて指示要求を生成する指示要求手段とを備えた接客システムを用いた接客方法であって、
    前記ロボットは、
    前記サービス享受者に対して接客アクションを実行するアクション手段と、
    情報を送受信するロボット通信手段と、を備え、
    前記コントローラは、
    前記サービス提供者からの入力を受け付けるコントローラ入力手段と、
    前記サービス提供者に対して情報を出力するコントローラ出力手段と、
    情報を送受信するコントローラ通信手段と、を備え、
    前記コントローラ出力手段にて前記指示要求を出力し、
    前記コントローラ入力手段にて前記指示要求に対するサービス提供者からの指示の入力を受け付け、
    前記コントローラ通信手段から前記指示を前記ロボットに送信し、
    前記ロボット通信手段にて前記指示を受信し、
    前記アクション手段を用いて、前記ロボット通信手段で受信した前記指示に従って前記接客アクションを実行する、接客方法。
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