JP2018084904A - 地理ネットワークデータ更新システム、方法、及びプログラム - Google Patents

地理ネットワークデータ更新システム、方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】調査員が最低限の入力を行うことで、必要な部分ネットワークへの展開と各ネットワーク要素への適切な属性の付与を実現することができる。【解決手段】地理ネットワークデータ更新システム10は、予め登録された属性つきネットワークデータ20を入力し、入力した属性つきネットワークデータ20から特定の属性を有するネットワーク要素を対象として抽出する対象抽出部12と、対象抽出部12により抽出されたネットワーク要素の属性に含まれる属性種別に対応する処理内容を処理レポジトリ22から選択して取得する処理選択部14と、処理レポジトリ22から取得した処理内容に従って、対象抽出部12により抽出されたネットワーク要素を含む部分ネットワークを更新する処理を実行する処理実行部16と、処理実行部16による処理結果を属性つきネットワークデータ20に反映する結果反映部18と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、地理ネットワークデータ更新システム、方法、及びプログラムに関し、特に、属性が付与された地理ネットワークデータを更新する地理ネットワークデータ更新システム、方法、及びプログラムに関するものである。
人間が端末を利用して実世界を調査し、ネットワーク上の対応するリンクやノードに通行可否や道路の状況を入力するシステムが存在する(非特許文献1)。これを利用することで、調査員が入力した調査データに基づいてネットワーク上に地物をリンクやノードの属性として登録することができる。
以下、ノードとリンクをまとめて「ネットワーク要素」と呼ぶ。また、地図ネットワーク全体に対し、地図の一部を表すネットワーク要素の集合を「部分ネットワーク」と呼ぶ。
山本千尋,船越要,小西宏志,落合慶広,川野辺彰久.バリアフリーマップをソーシャルにつくる技術の開発.NTT技術ジャーナル,vol. 28, no. 5 (2016).
実世界での通路上の地物をネットワーク上に登録する際、単一のネットワーク要素への属性付与では不足で、ネットワーク要素を分解し、複数のネットワーク要素に対して属性を付与すべき場合がある。
たとえば、大通りに対する路地の入口の交差点を考えてみる。図4に示すように、矢印A方向に沿った大通り30の歩道32、34にはリンクL2、L3が通り、路地36には1本のリンクL1が通り、路地36の入口のノードN1によって接続されているとする。
実世界では、大通り30の歩道32、34は、路地36をまたいで横断歩道が存在する場合があるため、道路を横断する部分の横断歩道の有無の情報が必要となる。しかし、路地36から大通り30に進む歩行者にとっては、大通り30の横断歩道の有無の情報は不要である。
従って、本来この交差点は、図5に示すように、大通り30を通る経路は横断歩道あるいは横断歩道のない道路横断のリンクL6を独立して持ち、大通り30と路地36を接続する経路は、横断歩道を経由しないリンクL4、L5を持つことになる。
しかしながら、このような情報を調査員が全て手で入力することは非常に労力を必要とするため、多くの地物情報の入手を目的とする調査では現実的ではない。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、調査員が最低限の入力を行うことで、必要な部分ネットワークへの展開と各ネットワーク要素への適切な属性の付与を実現することができる地理ネットワークデータ更新システム、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る地理ネットワークデータ更新システムは、予め登録された属性つきネットワークデータを入力し、入力した属性つきネットワークデータから特定の属性を有するネットワーク要素を対象として抽出する対象抽出部と、前記対象抽出部により抽出された前記ネットワーク要素の前記属性に含まれる属性種別に対応する処理内容を処理レポジトリから選択して取得する処理選択部と、前記処理レポジトリから取得した処理内容に従って、前記対象抽出部により抽出された前記ネットワーク要素を含む部分ネットワークを更新する処理を実行する処理実行部と、前記処理実行部による処理結果を前記属性つきネットワークデータに反映する結果反映部と、を有する。
また、前記ネットワーク要素は、ノード及びリンクを含み、前記属性つきネットワークデータは、前記ノードの集合と、前記リンクの集合と、前記属性の集合と、前記ノード、前記リンク、および前記属性の対応関係の集合と、を含む構成としてもよい。
また、前記処理実行部は、前記処理レポジトリから取得した処理内容に外部データが定義されている場合は、前記外部データを読み出し、読み出した外部データを用いて前記部分ネットワークを更新する処理を実行する構成としてもよい。
また、前記対象抽出部は、更に、オペレーターにより指定された前記ネットワーク要素を受け付けた場合には、受け付けた前記ネットワーク要素を対象として抽出する構成としてもよい。
また、前記処理選択部は、オペレーターにより入力された前記処理内容を受け付けた場合、受け付けた前記処理内容を前記処理実行部に出力する構成としてもよい。
本発明に係る地理ネットワークデータ更新方法は、対象抽出部が、予め登録された属性つきネットワークデータを入力し、入力した属性つきネットワークデータから特定の属性を有するネットワーク要素を対象として抽出するステップと、処理選択部が、前記対象抽出部により抽出された前記ネットワーク要素の前記属性に含まれる属性種別に対応する処理内容を処理レポジトリから選択して取得するステップと、処理実行部が、前記処理レポジトリから取得した処理内容に従って、前記対象抽出部により抽出された前記ネットワーク要素を含む部分ネットワークを更新する処理を実行するステップと、結果反映部が、前記処理実行部による処理結果を前記属性つきネットワークデータに反映するステップと、を有する。
本発明に係る地理ネットワークデータ更新プログラムは、コンピュータを、上記の地理ネットワークデータ更新システムの各部として機能させるためのプログラムである。
以上説明したように、本発明の地理ネットワークデータ更新システム、方法、及びプログラムによれば、調査員が最低限の入力を行うことで、必要な部分ネットワークへの展開と各ネットワーク要素への適切な属性の付与を実現することができる、という効果が得られる。
本発明の実施形態に係る地理ネットワークデータ更新システムの機能的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る地理ネットワークデータ更新システムにおける地理ネットワークデータ更新処理ルーチンのフローチャート図である。 本発明の実施形態に係る処理実行部における処理実行ルーチンのフローチャート図である。 本発明の実施形態に係る交差点のノード及びリンクについて説明するための図である。 本発明の実施形態に係る交差点のノード及びリンクについて説明するための図である。 本発明の実施形態に係る路地の入口のノードの処理例について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る路地の入口のノードの処理例について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る路地の入口のノードの処理例について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る建物の出入口の処理例について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る建物の出入口の処理例について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る建物の出入口の処理例について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る建物の出入口の処理例について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る建物の出入口の処理例について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る建物の出入口の処理例について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る建物の出入口の処理例について説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
<本発明の実施の形態に係る地理ネットワークデータ更新システムの構成>
本発明の実施の形態に係る地理ネットワークデータ更新システムの構成について説明する。図1に示すように、本実施の形態に係る地理ネットワークデータ更新システム10は、CPUと、RAMと、後述する地理ネットワークデータ更新処理ルーチンを実行するためのプログラムや各種データを記憶したROMと、を含むコンピュータで構成することが出来る。この地理ネットワークデータ更新システム10は、機能的には図1に示すように対象抽出部12と、処理選択部14と、処理実行部16と、結果反映部18と、を含んで構成されている。
対象抽出部12は、例えば調査員によって入力されるなどして事前に予め登録された属性つきネットワークデータ20を入力し、入力した属性つきネットワークデータ20から特定の属性を有するネットワーク要素を対象として抽出する。
属性つきネットワークデータ20は、ノードの集合と、リンクの集合と、属性の集合と、ノード、リンク、および属性の対応関係の集合と、を含んで構成される。ここで、ノードにはノードIDと位置が与えられる。また、リンクにはリンクIDと、始点と終点のノードIDが与えられる。属性は、属性種別と属性値の集合によって構成される。
ここで属性には、ノードまたはリンクが対応する実世界上の地物の表現が含まれる。たとえば「属性種別=属性値」の形式で表現する場合、ノードに対する属性としては、{ 種別=“トイレ”、車いす対応=“あり”}など、リンクに対する属性としては、{種別 =“歩道”、傾斜方向=“上り”、傾斜=“5%”}などが可能である。
なお、ノード、リンクの各々に対して個別に属性を与える場合だけでなく、ノードおよびリンクの組に対して属性を与えても良い。また、属性を別のデータとして保持し、ノードとリンクとの対応関係の集合を別のデータとして与えてもよい。
ノードおよびリンクは、対応づけられた属性によって検索することが可能であり、この状態を「ネットワーク要素に属性が付与されている」と表現する。
対象抽出部12は、特定の属性種別またはネットワーク構造に着目して、対象となるネットワーク要素を抽出し、抽出したネットワーク要素を処理選択部14に出力する。抽出方法としては、抽出対象のネットワーク要素を予め登録しておいても良いし、オペレーターがその都度指定するようにしてもよい。
また、オペレーターにより指定されたネットワーク要素を受け付け、受け付けたネットワーク要素を対象として抽出するようにすることで、条件によってネットワーク要素を自動で抽出する自動抽出を行わないことを選択することが可能な構成としてもよい。
処理レポジトリ22には、属性種別に対応した処理内容が記憶されている。
処理選択部14は、対象抽出部12により抽出されたネットワーク要素の属性に含まれる属性種別に対応する処理内容を処理レポジトリ22から選択して取得する。具体的には、処理選択部14は、対象抽出部12が抽出したネットワーク要素について、対象となる属性種別が処理レポジトリ22に登録されていれば、処理レポジトリ22から対象となる属性種別に対応する処理内容を取得する。処理レポジトリ22に登録された処理内容は、処理実行部16で実行可能なプログラムの形式で保存される。
対象となる属性種別に対応した処理が処理レポジトリ22に格納されていない場合、オペレーターにより入力された処理内容を受け付けるようにしてもよい。この場合、オペレーターは処理内容をその場で入力することができる。このとき、処理内容は、処理実行部16で実行可能なプログラムの形式で入力される。
なお、属性種別が処理レポジトリ22に登録されていたとしても、オペレーターによる別個の処理内容の入力を受け付けるようにしてもよい。これは属性種別に対する新たな処理内容を検討する場合などに有用である。
処理実行部16は、処理レポジトリ22から取得した処理内容に従って、対象抽出部12により抽出されたネットワーク要素を含む部分ネットワークを更新する処理を実行する。具体的には、処理実行部16は、対象となるネットワーク要素および実行されるべき処理内容に従って処理を実行する。処理実行部16は、処理実行の結果得られた属性つきネットワークデータ20または部分ネットワークデータを結果反映部18へ出力する。なお、処理実行部16は、処理内容に外部データ24が定義されている場合には外部データ24を利用して処理を実行するようにしてもよい。
結果反映部18は、処理実行部16による処理結果を属性つきネットワークデータ20に反映する。具体的には、結果反映部18は、属性の付与されたノードと属性の付与されたリンクの集合を出力し、属性つきネットワークデータ20を更新する。
属性つきネットワークデータ20の更新方法としては、元の属性つきネットワークデータとの差分を出力することで更新してもよいし、新たな属性つきネットワークデータ20を出力することで更新してもよいし、直接元の属性つきネットワークデータ20を上書きすることで更新してもよい。
なお、属性つきネットワークデータ20、処理レポジトリ22、及び外部データ24の各々は、地理ネットワークデータ更新システム10の内部に設けられた記憶部に記憶されていてもよいし、外部の記憶装置に記憶されていてもよい。
<本発明の実施形態に係る地理ネットワークデータ更新システムの作用>
次に、本発明の実施形態に係る地理ネットワークデータ更新システム10の作用について説明する。地理ネットワークデータ更新システム10は、対象抽出部12によって、属性つきネットワークデータ20の入力を受け付けると、図2に示す地理ネットワークデータ更新処理ルーチンを実行する。
まず、ステップS100で、対象抽出部12が、予め登録された属性つきネットワークデータ20を入力し、特定の属性を有するネットワーク要素を対象として抽出する。対象抽出部12は、抽出した対象となるネットワーク要素を処理選択部14に出力する。
ステップS102では、処理選択部14が、対象の属性種別に対応する処理内容を処理レポジトリ22から選択して取得する。
ステップS104では、処理実行部16が、処理レポジトリ22から選択して取得した処理内容に従って処理を実行する。
図3には、処理実行部16による具体的な処理のフローチャートを示した。
図3に示すように、ステップS200では、処理実行部16が、処理選択部14から、対象となるネットワーク要素および処理内容を読み出すと共に、属性つきネットワークデータ20を読み出す。
なお、処理対象となる部分ネットワークの範囲は処理内容に応じて決定されるため、属性つきネットワークデータ20を全て読み出すのではなく、処理内容を読み出した後で、必要最低限の部分ネットワークを構成するネットワーク要素のみを読み出すようにしてもよい。また、処理内容によっては、外部データ24を必要とする場合がありうる。
そこで、ステップS202では、処理実行部16が、処理内容に外部データ24が必要と判断した場合には、適宜外部データ24を読み出す。読み出す対象となる外部データ24は、処理内容の中で定義されているものとする。従って、処理内容の中で外部データ24が定義されていた場合は、その外部データ24を読み出す。たとえば、外部データ24の例としては、ベクタ地図、ラスタ地図、地物に関する属性情報などが考えられる。
ステップS204では、処理実行部16が、ステップS200、S202で取得したデータに基づいて処理を実行する。外部データ24を読み出した場合は、読み出した外部データを用いて処理を実行する。なお、ステップS200で取得した処理内容は実行可能なプログラムとして与えられるため、処理の実行は計算機プログラムの実行に他ならない。
ステップS206では、処理実行部16が、ステップS204の処理実行の結果得られた属性つきネットワークデータまたは部分ネットワークデータを結果反映部18へ出力する。
図2に戻って、ステップS106では、結果反映部18が、処理実行部16による処理実行の結果得られた属性つきネットワークデータまたは部分ネットワークデータを属性つきネットワークデータ20に反映する。
<実施例>
以下、本発明の実施例について説明する。
まず、対象抽出部12による対象となるネットワーク要素(以下、対象ネットワーク要素)の抽出の実施例について説明する。
対象ネットワーク要素は、オペレーターによる指定により抽出されるか、条件を指定することにより抽出される。条件を指定することにより対象ネットワーク要素を抽出する場合、プログラムと変数を合わせて入力することで対象ネットワーク要素が抽出される。たとえば以下の抽出プログラム1を利用することで、任意の属性を持つ対象ネットワーク要素が抽出される。
・抽出プログラム1

入力:
対象種別:Type∈{ノード、リンク}
対象属性の集合:Attrs
処理:
1.集合Tを空とする。
2.Typeがノードであれば属性つきネットワークデータ20内のノード全て、Typeがリンクであれば属性つきネットワークデータ20内のリンク全てを対象ネットワーク要素とし、その対象ネットワーク要素がAttrsの全ての属性を満たしていれば、集合Tに加える。
3.対象ネットワーク要素の集合Tを返す。
たとえば、このプログラム1に対し、「対象種別:ノード、対象属性の集合:{出入口 =True}」という変数を与えることにより、属性としての出入口が真となっているノードを集合Tとして得ることができる。
対象ネットワーク要素の抽出に際しては、属性の条件だけでなく、ネットワークにおけるノードとリンクの接続構造を利用することもできる。たとえば、「接続されるリンクの道路種別が“横断歩道”であるノード」は、以下の抽出プログラム2に変数「横断歩道」を入力することで得られる。
・抽出プログラム2

入力:
道路種別:RoadType
処理:
1.集合Tを空とする。
2.属性つきネットワークデータ20内のノードそれぞれについて、接続されたリンクを全て抽出する。抽出されたリンクについて、リンクの一つ以上が属性{道路種別=RoadType}であれば、当該ノードを集合Tに加える。
3.対象ネットワーク要素の集合Tを返す。
次に、処理実行部16による処理の実施例について説明する。
まず、図4、5に示した路地の入口のノードの処理例の処理プログラム1について説明する。以下に示す処理プログラム1は、図6に示すように、「路地の入口」という属性が付与されたノードN1に3本のリンクL2〜L4が接続されている場合の処理例の処理プログラムである。
・処理プログラム1

入力:
路地の入口ノードに相当するノードID:N
属性つきネットワークデータの集合:DB
路地幅のみなし距離M
処理:
1.ノードNを端点に持つリンクを集合DBから抽出し、Linksへ格納。Linksに格納されたリンクの本数が3でなければ異常終了。
2.Linksに含まれる3本のリンクのうち2本のリンクがノードNを基準として成す角度を全ての2本のリンクの組み合わせについて計算し、最も180度に近い2本のリンクの組合せを「大通り側」、残りの1本のリンクを「路地側」とする。図7を例にすると、N1がNとして与えられると、リンクL2およびリンクL3の組が「大通り側」、リンクL1が「路地側」と判定される。以下、図6の例で説明する。
3.図7に示すように、ノードN1を基準として、リンクL2、L3側にM/2だけ離れた位置に新たなノードN2、N3を作成し、リンクL2、L3の端点をノードNからノードN2、N3にそれぞれ付け替える。また、ノードN1とノードN2を端点とするリンクL4、ノードN1とノードN3を端点とするリンクL5を作成する。
4.図8に示すように、新たに作成したノードN2とノードN3の間のリンクL6を作成する。
なお、ノードN1に「路地の入口」の属性を付与すると共に、大通り側に横断歩道の有無を入力できるようにしてもよい。この場合、横断歩道の有無を、新たなリンクL6に与えることができる。
また、外部データ24から道路縁および道路構成線のベクタ地図を読み出し、緯度経度の情報を用いて上記のノードと位置を重ね合わせるようにしてもよい。この場合、新たなノードN2およびN3の位置を決定する際には、路地幅の見なし距離Mを使用せず、リンクL2、L3と道路縁または道路構成線が交わる点の内、最もノードN1に近い点をノードN2およびN3として指定できる。
次に、建物の出入口の処理例の処理プログラム2について説明する。
建物の出入口は、ノードとして扱うこともできるが、出入口を通過する移動を考慮すると、建物の出入口の外側と内側のノードを接続するリンクとして扱うべきである。
図9、10には、出入口の展開の一例を示した。出入口は、図9に示すように、既に施設40の屋外と屋内を接続するリンクL10が存在しているときに、リンクL10上に出入口のノードN10を調査員が設定する場合と、図10に示すように、施設40の屋外と屋内を接続するリンクが存在しないときに、新たに出入口のノードN10を調査員が設定する場合がある。
本実施形態では、図9に示すように既にリンクL10が存在している場合において、施設40の外側のノードN11と内側のノードN12の距離Mが与えられていた場合、出入口として与えられたリンクL10上のノードN10から双方向にM/2離れた位置に新たにノードN13、N14を生成し、既存のリンクL10を分割する。
図10に示すように施設40の屋外と屋内を接続するリンクが存在しない場合の処理例の処理プログラム2を以下に示す。

入力:
出入口に相当する位置:P
属性つきネットワークデータの集合:DB
出入口の外側と内側の間のみなし距離M
処理:
1.集合DB中で、位置Pから最も近い距離にあるノードと、位置Pからリンクに垂直に下ろした垂線の距離が最も短いリンクを選択する。そして、例えば図11に示すように、位置Pからの距離が短い方がノードであれば、そのノードをノードN1として下記3へ移行する。一方、図12に示すように、位置Pからの距離が短い方がリンクであれば、そのリンクをリンクL1として下記2へ移行する。
2.図13に示すように、位置PからリンクL1へ垂線Vを下ろし、その交点にノードを生成してノードN1とし、リンクL1を2つのリンクL2、L3に分割する。
3.図14に示すように、位置PとノードN1を結ぶ直線S上で、位置PからノードN1の方向にM/2だけ離れた位置にノードN2、位置PからノードN1と反対の方向にM/2だけ離れた位置にノードN3を生成する。また、図15に示すように、ノードN1とN2の間にリンクL4を生成し、ノードN2とN3の間にリンクL5を生成する。
4.リンクL5に属性として「出入口」を付与する。
なお、ノード及びリンクに屋内であるか屋外であるかの属性を付与するようにしてもよい。たとえば属性として階層を用い、屋外のノードの階層は0とし、屋内のノードの階層は階に応じて0以外の数値を与えるなどの方法がある(1階は1、2階は2を与えるなど)。これにより、出入口と接続されるリンクは、屋外のノードに限定して接続する、あるいは屋内のノードに限定して接続することが可能となる。
上記処理プログラム2によれば、最も近いリンクあるいはノードが選択されるため、必ずしも現実に接続されるべきリンクが選択されるとは限らない。このため、外部データから建物外周線や等高線を含んだベクタ地図を読み出して利用してもよい。
たとえば、屋外に向けたリンクは建物外周線の外側に限定して生成するようにしてもよい。また、屋外に向けたリンクは標高の変化が最小となるように、間に等高線をより少なく含むように接続されるべきリンクを選択するようにしてもよい。
また、入力端末の性能によっては、調査員が入力した出入口の位置が建物外周線から外れている場合もある。この場合は、入力された点から最も近い建物外周線に垂線を下ろし、建物外周線との交点に出入口の位置を移動させるようにしてもよい。
このように、本実施形態によれば、調査員が最低限の入力を行うことで、必要な部分ネットワークへの展開と各ネットワーク要素への適切な属性の付与を実現することができる。
また、ノードおよびリンクに属性値の与えられた歩行者の移動可能性を表現した地図ネットワークについて、特定の属性が与えられたノード、リンク、あるいは部分ネットワークを抽出し、予め与えられた条件に従って処理を実行してネットワークデータを更新することで、ネットワークを適切に再構成することができる。
また、不完全な情報しか与えられていない部分ネットワークであっても、事前の情報あるいは外部データを利用することで、妥当なネットワークデータの更新を行うことができる。
また、地図データの調査員が最低限の情報しか入力しなかったとしても、外部データを組み合わせて妥当な更新を行うことで、完全に近い地図ネットワークを作成できる。そのため、調査員の入力の労力を軽減できる。
なお、本実施形態では、路地の入口および建物の出入口の処理例を説明したが、これに限らず、複数のネットワーク要素への展開が必要な処理であれば本発明を適用可能である。
また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
また、本願明細書中において、プログラムが予めインストールされている実施形態として説明したが、当該プログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能であるし、ネットワークを介して提供することも可能である。
10 地理ネットワークデータ更新システム
12 対象抽出部
14 処理選択部
16 処理実行部
18 結果反映部
20 属性つきネットワークデータ
22 処理レポジトリ
24 外部データ

Claims (7)

  1. 予め登録された属性つきネットワークデータを入力し、入力した属性つきネットワークデータから特定の属性を有するネットワーク要素を対象として抽出する対象抽出部と、
    前記対象抽出部により抽出された前記ネットワーク要素の前記属性に含まれる属性種別に対応する処理内容を処理レポジトリから選択して取得する処理選択部と、
    前記処理レポジトリから取得した処理内容に従って、前記対象抽出部により抽出された前記ネットワーク要素を含む部分ネットワークを更新する処理を実行する処理実行部と、
    前記処理実行部による処理結果を前記属性つきネットワークデータに反映する結果反映部と、
    を有する地理ネットワークデータ更新システム。
  2. 前記ネットワーク要素は、ノード及びリンクを含み、前記属性つきネットワークデータは、前記ノードの集合と、前記リンクの集合と、前記属性の集合と、前記ノード、前記リンク、および前記属性の対応関係の集合と、を含む
    請求項1記載の地理ネットワークデータ更新システム。
  3. 前記処理実行部は、
    前記処理レポジトリから取得した処理内容に外部データが定義されている場合は、前記外部データを読み出し、読み出した外部データを用いて前記部分ネットワークを更新する処理を実行する
    請求項1又は請求項2記載の地理ネットワークデータ更新システム。
  4. 前記対象抽出部は、更に、オペレーターにより指定された前記ネットワーク要素を受け付けた場合は、受け付けた前記ネットワーク要素を対象として抽出する
    請求項1〜3の何れか1項に記載の地理ネットワークデータ更新システム。
  5. 前記処理選択部は、オペレーターにより入力された前記処理内容を受け付けた場合、受け付けた前記処理内容を前記処理実行部に出力する
    請求項1〜4の何れか1項に記載の地理ネットワークデータ更新システム。
  6. 対象抽出部が、予め登録された属性つきネットワークデータを入力し、入力した属性つきネットワークデータから特定の属性を有するネットワーク要素を対象として抽出するステップと、
    処理選択部が、前記対象抽出部により抽出された前記ネットワーク要素の前記属性に含まれる属性種別に対応する処理内容を処理レポジトリから選択して取得するステップと、
    処理実行部が、前記処理レポジトリから取得した処理内容に従って、前記対象抽出部により抽出された前記ネットワーク要素を含む部分ネットワークを更新する処理を実行するステップと、
    結果反映部が、前記処理実行部による処理結果を前記属性つきネットワークデータに反映するステップと、
    を有する地理ネットワークデータ更新方法。
  7. コンピュータを、請求項1〜5の何れか1項に記載の地理ネットワークデータ更新システムの各部として機能させるためのネットワークデータ更新プログラム。
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