JP2018084454A - 変位検出装置およびこれを備えたレンズ鏡筒、撮像装置 - Google Patents

変位検出装置およびこれを備えたレンズ鏡筒、撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、従来よりも消費電力が低いかつ小型な変位検出装置およびこれを用いたレンズ鏡筒、撮像装置を提供することを目的とする。【解決手段】 本発明の変位検出装置は、複数の検出電極群を有する第1電極部と、前記第1電極部に対して相対移動可能な複数の第2電極を有する第2電極部と、を有し、前記複数の検出電極群は、複数の第1検出電極を有する第1検出電極群と、複数の第2検出電極を有する第2検出電極群を含み、前記複数の第2電極が配列されている方向において、前記第1検出電極群が設けられている領域の少なくとも一部は、前記第2検出電極群が設けられている領域の少なくとも一部と重なっている。【選択図】 図5

Description

本発明は、変位検出装置およびこれを備えたレンズ鏡筒と、このレンズ鏡筒を搭載可能なビデオカメラやデジタルスチルカメラなどの撮像機器に関する。
従来から、電気的手段により操作リングの回転を検出し、その回転に応じて電動で合焦用レンズを駆動する、いわゆるマニュアルフォーカス(MF)機能を有するレンズ鏡筒として特許文献1に記載のレンズ鏡筒が知られている。
特許文献1には、回転操作部の周方向に所定の間隔で設けられた複数のスリット(切り欠き)の通過を一対のフォトインタラプタで検出し、その検出信号に基づいて回転操作部の回転方向および回転量を検出するレンズ鏡筒が開示されている。特許文献1のレンズ鏡筒は、回転操作部の回転情報(回転方向および回転量)に応じてステッピングモータでスクリューを回転させ、スクリューに螺合するナットの動きに従動させることで手動合焦動作モード(MF機能)を実現している。
特開2012−255899号公報
ところで、特許文献1のレンズ鏡筒は、MF機能を実現するため、一対のフォトインタラプタを用いた非接触式の構成で、回転操作部の回転を検出する。このため、フォトインタラプタは、比較的大きな消費電流が必要となる。また、撮像装置などに用いられる変位検出装置には消費電力が低いことだけではなく、特に径方向において小型であることも求められている。
そこで本発明は、従来よりも消費電力が低いかつ小型な変位検出装置およびこれを用いたレンズ鏡筒、撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の変位検出装置は、
複数の検出電極群を有する第1電極部と、
所定の周期パターンを有し、前記第1電極部に対して相対移動可能な複数の第2電極を有する第2電極部と、
前記第1電極部と前記第2電極部との間の静電容量に基づいて変位を検出する検出手段とを有し、
前記複数の検出電極群は、複数の第1検出電極を有する第1検出電極群と、前記所定の周期パターンに関して前記第1検出電極群に対して180度の位相差を有するとともに複数の第2検出電極を有する第2検出電極群を含み、
前記複数の第2電極が配列されている方向において、前記第1検出電極群が設けられている領域の少なくとも一部は、前記第2検出電極群が設けられている領域の少なくとも一部と重なっている、
ことを特徴とする。
本発明によれば、従来よりも消費電力が低いかつ小型な変位検出装置およびこれを用いたレンズ鏡筒、撮像装置を提供することができる。
実施例1における撮像装置のブロック図である。 実施例1における交換レンズの構成図である。 実施例1における可動電極および固定電極の分解斜視図である。 実施例1における可動電極および固定電極の詳細図である。 実施例1における各検出電極群の領域を示す部分拡大図である。 実施例1における固定電極と可動電極との関係図である。 実施例1における固定電極と可動電極との等価回路図および信号処理ブロック図である。 実施例1における固定電極と可動電極とにより形成される静電容量に基づく信号を示すグラフである。 実施例1における各検出電極群の領域が重ならない配置にした場合の、固定電極と可動電極の関係図である。 実施例1における各検出電極群の領域が重ならない配置にした場合の、各検出電極群の領域を示す部分拡大図である。 実施例2における固定電極と可動電極と検出電極群の領域の模式図である。 実施例3における固定電極と可動電極と検出電極群の領域の模式図である。 実施例4における固定電極と可動電極と検出電極群の領域の模式図である。 実施例5における固定電極と可動電極と検出電極群の領域の模式図である。 実施例1〜5における交換レンズの構成図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(撮像装置の構成)
まず、図1を参照して、本発明の各実施例における変位検出装置を搭載可能な撮像装置(撮像装置本体(一眼レフカメラ)、および、撮像装置本体に着脱可能なレンズ鏡筒(交換レンズ))の構成について説明する。図1は、撮像装置100のブロック図である。図1中において、各ブロックを繋ぐ実線は電気的な接続を示し、破線は機械的な接続を示している。
撮像装置100は、撮像素子を保持するカメラ2(撮像装置本体、カメラ本体)と、カメラ2に着脱可能な交換レンズ1(レンズ鏡筒)とを備えている。交換レンズ1は、後述の操作角検出器109(変位検出装置)と、操作角検出器109による変位の検出結果に基づいて駆動するフォーカスレンズ106(レンズユニット)を備えている。カメラマイコン201は、後述のようにカメラ2の各部を制御すると共に、交換レンズ1の装着時には接点202を介して交換レンズ1との通信を行う。
2段ストローク式のレリーズスイッチ203から出力された信号は、カメラマイコン201に入力される。カメラマイコン201は、レリーズスイッチ203から入力された信号に従い、1段目ストロークスイッチ(SW1)がONであれば、測光装置(不図示)による露光量の決定や後述のAF動作などを行い、撮影準備状態に入る。
またカメラマイコン201は、2段目ストロークスイッチ(SW2)がONになるまでレリーズスイッチ203が操作されたことを検出すると、撮像部204に撮影開始命令を送信して実際の露光動作を行わせる。撮像部204は、CMOSセンサやCCDセンサなどの撮像素子を有し、交換レンズ1(光学系)を介して形成された光学像を光電変換して画像信号を出力する。
焦点検出部205は、カメラ2が後述のAFモードに設定されている場合にレリーズスイッチ203のSW1がONされると、カメラマイコン201から送信される焦点検出開始命令に従い、焦点検出エリア内に存在する物体(被写体)に対して焦点検出を行う。
焦点検出部205は、焦点検出の結果、この物体に焦点を合せるために必要な、フォーカスレンズ106の光軸方向における移動情報(移動方向および移動量)を決定する。表示部206は、撮像部204により得られた撮影画像などを表示する。
レンズマイコン101は、後述のように交換レンズ1の各部の制御を行うと共に、接点102を介してカメラ2との通信を行う。AF/MFスイッチ103は、オートフォーカスとマニュアルフォーカスとを切り替えるスイッチであり、使用者がAF(オートフォーカス)モードとMF(マニュアルフォーカス)モードからフォーカスモードの選択をするために用いられる。
AFモードにおいて、カメラマイコン201は、レリーズスイッチ203のSW1のONに応じて焦点検出部205により決定された焦点検出結果を、レンズマイコン101へ送信する。レンズマイコン101は、この焦点検出結果に基づいて、電気エネルギーにより駆動力を発生するフォーカス駆動モータ104を起動する。フォーカス駆動モータ104の駆動力は、フォーカス駆動機構105へ伝達される。そしてフォーカス駆動機構105は、フォーカス駆動モータ104の駆動力に従い、フォーカスレンズ106が光軸方向に必要移動量だけ駆動される。
フォーカス駆動モータ104としては、ステッピングモータや超音波モータなどが適用可能である。フォーカス駆動機構105としては、いわゆるバー・スリーブ支持の直動機構や、3本のカム溝を有するカム環と固定部に設けられた3本の直進溝との協働による、いわゆる回転カム機構などが適用可能である。
位置検出エンコーダ107(位置検出手段)は、例えば、フォーカスレンズ106の光軸方向における位置に対応する情報を出力する絶対値エンコーダである。位置検出エンコーダ107としては、基準位置を決定するフォトインタラプタを有し、微細間隔のインクリメンタル信号(例えば、ステッピングモータの駆動パルス数やMRセンサのような繰り返し信号)の積算値で絶対位置を検出可能な構成が適用可能である。
AFモードにおいて、レンズマイコン101は、焦点検出部205の焦点検出結果に基づいて決定されたフォーカスレンズ106の必要移動量に応じて、フォーカス駆動モータ104を駆動制御する。フォーカスレンズ106の必要移動量と、位置検出エンコーダ107の検出結果である実際の移動量とが互いに等しくなると、レンズマイコン101は、フォーカス駆動モータ104を停止し、フォーカス制御が終了したことをカメラマイコン201に送信する。
一方、MFモードにおいて、使用者はMF操作リング108を操作することにより、フォーカス制御が可能である。操作角検出器109は、MF操作リング108の回転角度(変位)を検出する操作角検出器(変位検出装置)である。使用者が表示部206により被写体の焦点状態を確認しながらMF操作リング108を回転させると、レンズマイコン101は、操作角検出器109の出力信号を読み取りフォーカス駆動モータ104を駆動し、フォーカスレンズ106を光軸方向に移動させる。
MF操作リング108の回転を操作角検出器109で細かく検出することにより、使用者は微妙なフォーカス制御を行うことが可能であり、MFモードにおける操作性が向上する。操作角検出器109による検出の詳細については、後述する。
(レンズ鏡筒の構成)
次に、図2を参照して、交換レンズ1の構成について説明する。図2は、交換レンズ1の構成図である。図2(a)は、交換レンズ1の外観図である。図2(a)に示されるように、AF/MFスイッチ103は、交換レンズ1の後端部(図2(a)中の右側)の側面に配置されている。回転可能に支持されたMF操作リング108は、交換レンズ1の先端部(図2(a)中の左側)に配置されている。
図2(b)は、図2(a)中の楕円Aの範囲の拡大図であり、MF操作リング108の周辺の要部断面図を示す。可動電極11(第2電極部)は、MF操作リング108の回転中心軸と同軸の内周壁に一体的に設けられた導電性の電極である。固定電極13(第1電極部)は、可動電極11に対向して案内筒12と一体的に設けられた電極である。前枠14は、図示しない部分において案内筒12と一体化している。
MF操作リング108は、案内筒12および前枠14により、光軸OAの前後方向の前枠の面14a、案内筒の面12aに対して所定の隙間を有して挟み込まれ、前枠の円筒面14b、案内筒の円筒面12bの嵌合支持により定位置での回転が可能である。
本発明の各実施例において、可動電極11は、導電性の電極としての別部品の金属リングをMF操作リング108の内周壁に配置し、この金属リングをMF操作リング108と一体的に構成されている。固定電極13は、フレキシブル基板の銅箔パターンを電極として、案内筒12の外周壁に粘着テープや接着により固定されている。ただし本発明の各実施例はこれに限定されるものではなく、メッキや蒸着、導電物質のスクリーン印刷などの技術を用いてMF操作リング108の内周壁や案内筒12の外周壁に後述する電極パターンを直接形成してもよい。
(可動電極11および固定電極13の構成)
次に、図3を参照して、可動電極11および固定電極13の構成について説明する。図3は、可動電極11および固定電極13の分解斜視図である。図3(a)は、MF操作リング108と可動電極11と固定電極13との関係図を示す。図3(b)は、図3(a)からMF操作リング108を省略した図を示す。
図3に示されるように、可動電極11は、導電性を有する短冊状の電極部の有無が繰り返されたパターンであり、光軸周り方向の全周において繋がった円筒形状を有する。固定電極13は、可動電極11に対向して設けられ、可動電極11と同軸の円筒形状を有する有限角度範囲のフレキシブル基板である。固定電極13の電極が形成されている面は可動電極11と対向しているため、図3では電極面の形状は示されていない。
(変位検出装置の構成)
次に、図4を参照して、本発明の実施例1として、MF操作リング108の回転角度を検出する操作角検出器109の検出原理について詳述する。説明および理解を容易にするため、検出方向である回転方向に展開した平面状態で説明を進める。図4は、可動電極11および固定電極13の詳細図である。図4(a)は固定電極13の展開図、図4(b)は可動電極11の展開図、図4(c)は固定電極13と可動電極11とを重ねた展開図をそれぞれ示している。図4中の矢印Bで示される方向が検出方向(回転方向)である。
まず、図4(a)を参照して、固定電極13の電極パターンについて説明する。ただし、各電極の検出方向の長さについては、図5を参照して後述する。図4(a)に示されるように、固定電極13は基準電極部13a(GND電極)を有する。さらに固定電極13はS1+検出電極群15(第1検出電極群)、S1−検出電極群16(第2検出電極群)、S2+検出電極群17(第3検出電極群)、S2−検出電極群18(第4検出電極群)を有する。
各検出電極群は複数の検出電極を備えている。S1+検出電極群15は、S1+検出電極15aとS1+検出電極15bを、S1−検出電極群16は、S1−検出電極16aとS1−検出電極16bを不図示の配線で繋いだものである。
S2+検出電極群17は、S2+検出電極17aとS2+検出電極17bを、S2−検出電極群18は、S2−検出電極18aとS2−検出電極18bを不図示の配線で繋いだものである。図4(a)において、各電極の境界は互いに隣接して描かれているが、実際にはわずかの隙間を開けて互いに絶縁されている。
図4(b)は、図3に示される円筒形状の可動電極11の展開図である。可動電極11のうち斜線部の領域は、導電性を有する電極部である。繰り返しパターン電極11aは、検出出力を変化させる役割を有する繰り返しパターン形状であり、導通電極11b、11cは、繰り返しパターン電極11aを繋げて導通させる電極である。
図4(c)は、固定電極13と可動電極11を重ねて示している。図4(c)において、可動電極11は破線及び斜線で示されている。図4(c)において、長さhは繰り返しパターン電極11aと検出電極群15〜18とが検出方向Bと直交する方向において互いに重なっている長さを示し、コンデンサとして静電容量を形成する領域である。
図4(d)は、固定電極13および可動電極11を検出方向Bおよび長さh方向の両方に直交する方向から見た図である。図4(d)において、ギャップdはコンデンサとしての間隔である。静電容量は、対向する電極が互いに重なっている面積とギャップの誘電率とに比例し、ギャップdに反比例する。すなわち、C=ε・S÷d(C:静電容量、ε:誘電率、S:面積、d:ギャップ)のように表される。
(各検出電極群の配置)
次に、図5を参照して、固定電極13の検出電極群15〜18の配置について説明する。図5は、検出電極群15〜18の領域を示している。
実線の斜線で示したS1+検出電極群領域15cは、S1+検出電極15aとS1+検出電極15bを不図示の配線で繋いだS1+検出電極群15が設けられている領域を示している。S1+検出電極15aは図5下図のうち最も下側に位置する電極であり、S1+検出電極15bは下から3番目の電極であり、S1+検出電極群領域15cは最も下側の電極から、下から3番目の電極までの領域である。
破線の斜線で示したS1−検出電極群領域16cはS1−検出電極群16が設けられている領域を示している。具体的には、図5下図のうち下から2番目の電極(16a)から最も上側の電極(16c)までの領域が領域16cである。
実線の斜線で示したS2+検出電極群領域17cはS2+検出電極群17、破線の斜線で示したS2−検出電極群領域18cはS2−検出電極群18が設けられている領域を示している。領域17c及び領域18cの図示表現は領域15c及び領域16cと同様である。
本実施例では、S1+検出電極群領域15cとS1−検出電極群領域16c、S2+検出電極群領域17cとS2−検出電極群領域18cの一部が検出方向Bで重なるように、検出電極群15〜18を設けている。これによる効果は後述する。
S1+検出電極群領域15c(第1検出電極群が設けられている領域)とS1−検出電極群領域16c(第2検出電極群が設けられている領域)を例に挙げると、検出電極群領域は次に示す領域のことをいう。
S1+検出電極群領域15cとは、繰り返しパターン電極11aが配列している方向(複数の第2電極が配列されている方向)において、S1+検出電極群15が備える複数の第1検出電極のうち最も互いに離れている2つの第1検出電極間の領域である。同様に、S1−検出電極群領域16cとは、繰り返しパターン電極11aが配列している方向(複数の第2電極が配列されている方向)において、S1−検出電極群16が備える複数の第2検出電極のうち最も互いに離れている2つの第2検出電極間の領域である。
(固定電極13と可動電極11の関係)
次に、図6を参照して、固定電極13と可動電極11の関係について説明する。図6は、固定電極13と可動電極11との関係図である。図6の上側において、図4(a)と同様に、固定電極13の各電極パターンが示されている。図6の下側において、可動電極11の繰り返しパターン電極11aが斜線で示されている。
繰り返しパターン電極11aは、図4(c)に示されるように、検出電極群15〜18のそれぞれと重なった長さhの領域によりコンデンサを形成する。図6は、ステータス0〜7、および、ステータス0の順に、可動電極11が検出方向Bにおいて左側から右側に移動していく過程での特徴的な8つの状態を示している。可動電極11および固定電極13は、図4(c)に示されるように重なることによりコンデンサを形成するが、理解を容易にするため、これらを並べた図6を参照して説明する。
繰り返しパターン電極11aの繰り返しピッチ(複数の第2電極の周期)をピッチPとし、本実施例では、1ピッチ内での電極の有無の割合(1ピッチ内の電極の占有率)は、半々であるとして説明する。以下の説明では、斜線で示される繰り返しパターン電極11aの一つを便宜的に面積「1」とする。
各ステータス間での可動電極11の移動量は1/8Pであり、ステータス0とステータス4は位相が互いに90度(1/2P)異なる状態である。言い換えると、S1+検出電極群15とS1−検出電極群16は、検出方向Bにおいて、繰り返しパターン電極11aの繰り返し周期の半ピッチ分(180度の位相差、1/2ピッチ)ずれて配置されている。
固定電極13の基準電極部13a(GND電極)は、可動電極11の繰り返しパターン電極11aと、主に左右のそれぞれ2Pの長さの4Pの長さで重なっている。また基準電極部13aの一部は、長さ9Pのうち、左右の長さ2Pの間の長さ5Pの領域において、繰り返しパターン電極11aと重なっている。
すなわち、基準電極部13aは、検出方向BにおいてピッチPの整数倍の長さを有し、本実施例において、左右の長さ2P×2=4Pまたは、全体の長さ9Pである。このため、基準電極部13aと可動電極11の電極部(繰り返しパターン電極11a)との重なり領域の面積は常に一定である。従って、ギャップが一定であれば、静電容量も一定である。
S1+検出電極群15、S1−検出電極群16の複数電極(複数の第1検出電極および複数の第2検出電極)は、S1+検出電極15a、S1−検出電極16a、S1+検出電極15b、S1−検出電極16bの順に交互に並んでいる。言い換えれば、繰り返しパターン11aが配列している方向(複数の第2電極が配列されている方向)において、S1+検出電極群15が備える複数の第1検出電極の各々と、S1−検出電極群16が備える複数の第2検出電極の各々は交互に配置されている。
さらに言い換えれば、S1+検出電極群15が備える複数の第1検出電極のうち少なくとも一つには複数の第2検出電極が隣接している。
上記の各電極が交互に並んでいる状態とは、各検出電極群領域で考えると、繰り返しパターン11aが配列している方向において、S1+検出電極群領域15cの少なくとも一部が、S1−検出電極群領域16cの少なくとも一部と重なっていることをいう。
なお、本実施例においては図5及び図6に示すように、第1方向および第2方向においてS1+検出電極群領域15cの一部が、S1−検出電極群領域16cの一部と重なっている。ここでいう第1方向とは、繰り返しパターン11aが配列している方向(図5紙面上下方向)である。第2方向とは、固定電極13と可動電極11が向かい合う方向、あるいは繰り返しパターン11aが配列している方向に直交する方向(図5紙面左右方向)である。
各電極の電極長さは0.5Pである。S1+検出電極群15内のS1+検出電極15aとS1+検出電極15bの各電極の中心間距離は1Pであり、S1−検出電極群16内のS1−検出電極16aとS1−検出電極16bの各電極の中心間距離も同様に1Pである。
これによって、S1+検出電極15aと繰り返しパターン電極11aの重なり面積が最大になるステータスと、S1+検出電極15bと繰り返しパターン電極11aの重なり面積が最大になるステータスが一致する(ステータス0)。S1−検出電極16a、S1−検出電極16bについても同様である。
また、S1+検出電極群15の複数電極と、S1−検出電極群16の複数電極の、各電極の中心間距離は0.5Pである。これは、S1+検出電極群15を構成する電極とS1−検出電極群16を構成する電極の中心間距離が検出方向Bにおいて、(N+0.5)×P(N:0を含む自然数)になるように配置されていることに相当する。
言い換えれば、繰り返しパターン電極11aのピッチ(第2電極の周期)をPとし、N1を0を含む自然数とする。このとき、S1+検出電極群15が備える複数の第1検出電極の各々の中心間距離は(N1+0.5)×Pである。同様に、N2を0を含む自然数とするとき、S1−検出電極群16が備える複数の第2検出電極の各々の中心間距離は(N2+0.5)×Pである。
S1+検出電極群15と繰り返しパターン電極11aとの重なり領域の面積は、ステータス0では「2」、ステータス4では「0」、ステータス7を経てステータス0の面積「2」に戻る。以降、この変化を繰り返す。一方、S1−検出電極群16と繰り返しパターン電極11aとの重なり領域の面積は、ステータス0では「0」、ステータス4では「2」、ステータス7を経てステータス0の面積「0」に戻る。以降、この変化を繰り返す。ギャップが一定であれば、この重なり領域の面積変化とともに静電容量は変化する。
S1+検出電極群15についてより詳細に説明する。ステータス0(最大出力状態)において、繰り返しパターン電極11aのうちS1+検出電極群15が設けられている領域と対向する複数の電極(図5中ステータス0において紙面下側から4番目及び5番目の電極)を複数の第2対向電極とする。このとき、S1+検出電極群15が備える複数の第1検出電極の各々(15a及び15b)の中心は、複数の第2対向電極の各々の中心と略一致している。
なお、ここでいう略一致とは次のように言い換えることもできる。すなわち、S1+検出電極群15が備える複数の第1検出電極の各々(15a及び15b)の中心と複数の第2対向電極の各々の中心とのずれ量をD1とし、S1+検出電極群15が備える複数の第1検出電極の各々の幅をW1とする。このとき、最大出力状態において、0≦D1/W1≦0.20あるいは0≦D1/W1≦0.15あるいは0≦D1/W1≦0.10を満足する状態を前述の略一致している状態と言い換えても良い。
また、ステータス4(最小出力状態)において、繰り返しパターン電極11aのうちS1+検出電極群15が設けられている領域と対向する電極(図5中ステータス4において紙面下側から5番目の電極)を第3対向電極とする。このとき、S1+検出電極群15が備える複数の検出電極の各々(15a及び15b)の中心は、第3対向電極の中心と位置が異なる。言い換えれば、最大出力状態において、S1+検出電極群15が備える複数の検出電極の各々(15a及び15b)は、第3対向電極と対向していない。
S1−検出電極群16についてより詳細にする。ステータス0(最大出力状態)において、繰り返しパターン電極11aのうちS1−検出電極群16が設けられている領域と対向する電極(図5中ステータス0において紙面下側から6番目の電極)を第1対向電極とする。
このとき、S1−検出電極群16が備える複数の検出電極のうち少なくとも一つ(16aあるいは16b)の中心は第1対向電極の中心と位置が異なる。言い換えれば、最大出力状態において、S1−検出電極群16cが備える複数の検出電極のうち少なくとも一つ(16aあるいは16b)は第1対向電極と対向していない。
また、ステータス4(最小出力状態)において、繰り返しパターン電極11aのうちS1−検出電極群16が設けられている領域と対向する複数の電極(図5中ステータス4において紙面下側から5番目及び6番目の電極)を複数の第4対向電極とする。このとき、S1−検出電極群16が備える複数の検出電極(16a及び16b)の各々の中心は、複数の第4対向電極の各々の中心と略一致している。
なお、ここでいう略一致とは次のように言い換えることもできる。すなわち、S1−検出電極群16が備える複数の検出電極の各々(16a及び16b)の中心と複数の第4対向電極の各々の中心とのずれ量をD2とし、S1−検出電極群16が備える複数の検出電極の各々の幅をW2とする。このとき、最小出力状態において、0≦D2/W2≦0.20あるいは0≦D2/W2≦0.15あるいは0≦D2/W2≦0.10を満足する状態を前述の略一致している状態と言い換えても良い。
以上まとめると、最大出力状態においては、S1+検出電極群15が設けられている領域と可動電極11が重なる面積は、S1−検出電極群16が設けられている領域と可動電極11が重なる面積よりも大きい。そして、最小出力状態においては、S1+検出電極群15が設けられている領域と可動電極11が重なる面積は、S1−検出電極群16が設けられている領域と可動電極11が重なる面積よりも小さい。
このように、S1+検出電極群15とS1−検出電極群16に関して、重なり領域の面積および静電容量は互いに逆に変化する。すなわち、S1+検出電極群15とS1−検出電極群16は検出方向Bにおいて互いに180度(1/2P)の位相差を有している。本実施例において、S1+検出電極群15およびS1−検出電極群16は、一組の変位検出電極対である。
S2+検出電極群17、S2−検出電極群18の複数電極は、S2+検出電極17a、S2−検出電極18a、S2+検出電極17b、S2−検出電極18bの順に交互に並んでいる。S1+検出電極群15、S1−検出電極群16と同様に、各電極の電極長さは0.5Pで、検出電極群内の各電極の中心間距離は1Pである。また、S2+検出電極群17の複数電極と、S1−検出電極群16の複数電極の、各電極の中心間距離は0.5Pである。これは、S2+検出電極群17を構成する電極とS2−検出電極群18を構成する電極の中心間距離が検出方向Bにおいて、(N+0.5)×P(N:0を含む自然数)になるように配置されていることに相当する。
図6に示されるように、これら二組の変位検出電極対は、検出方向BにおいてピッチPに換算して2P+1/4Pの位相ずれを有し、二組の静電容量は互いに(1/4)Pだけずれた変化を示す。すなわち、S2+検出電極群17と繰り返しパターン電極11aとの重なり領域の面積は、ステータス2では「2」、ステータス6では「0」となる。一方、S2−検出電極群18と繰り返しパターン電極11aとの重なり領域の面積は、ステータス2では「0」、ステータス6では「2」となる。
このように、S2+検出電極群17とS2−検出電極群18に関して、重なり領域の面積および静電容量は互いに逆に変化する。すなわち、S2+検出電極群17とS2−検出電極群18は検出方向Bにおいて互いに180度(1/2P)の位相差を有している一組の変位検出電極対である。
(コンデンサの等価回路および信号処理部)
次に、図7を参照して、本実施例における固定電極13と可動電極11によって形成されるコンデンサの等価回路および信号処理部について説明する。図7は、固定電極13と可動電極11との等価回路図および信号処理ブロック図である。図6に示されるように、固定電極13を構成する各電極は、可動電極11に対してコンデンサを形成する。
ここで、基準電極部13aおよび検出電極群15〜18により形成されるコンデンサの静電容量をそれぞれC、CS1+、CS1−、CS2+、CS2−とする。ギャップが一定である場合、静電容量CS1+、CS1−、CS2+、CS2−は、可動電極11の移動により変化する可変コンデンサである。一方、静電容量Cは、可動電極11の移動により変化しない固定値のコンデンサである。
アナログスイッチアレイ19は、アナログスイッチ19b〜19eを有する。本実施例において、アナログスイッチ19b〜19eは、検出電極群15〜18に直列でそれぞれ接続されている。演算回路21は、時分割で、アナログスイッチ19b〜19eを一つずつ短絡状態に設定する。静電容量検出回路20は、静電容量Cと、静電容量Cに直列に繋がっている静電容量CS1+、CS1−、CS2+、CS2−のそれぞれとを合成した静電容量(合成静電容量)を検出する。直列に繋がった二つのコンデンサの合成容量は、その逆数が二つのコンデンサの逆数の和に等しい。
すなわち、静電容量CとCS1+の合成容量CG_S1+において、1/CG_S1+=1/C+1/CS1+が成立する。静電容量CとCS1−の合成容量CG_S1−、静電容量CとCS2+の合成容量CG_S2+、静電容量CとCS2−の合成容量CG_S2−においても同様である。演算回路21は、静電容量検出回路20による検出結果に基づいて、信号S、Sをそれぞれ出力する。これらの信号の詳細については、後述する。
次に、図8を参照して、固定電極13と可動電極11によって形成されるコンデンサ
の静電容量に基づく出力信号について説明する。図8は、特にS1+検出電極群15とS1−検出電極群16に対応する、固定電極13と可動電極11によって形成される静電容量に基づく出力信号を示すグラフである。
図8において、横軸は図6を参照して説明したステータス0〜7および0、縦軸は静電容量(合成容量、差動信号)をそれぞれ示している。図8は、S1+合成容量71が合成容量CG_S1+、S1−合成容量72が合成容量CG_S1−に相当する。S1+検出電極群15は、S1−検出電極群16に対して180度(1/2P)の位相差を有する。すなわち、S1+検出電極群15とS1−検出電極群16に関して、重なり領域の面積および静電容量は互いに逆に変化する。
このため、S1−合成容量72のステータス4における出力値は、S1+合成容量71のステータス0における出力値と等しい。S1差動容量73は、変位検出電極対の差動出力(差動信号)を示している。S1差動容量73は、S1+合成容量71とS1−合成容量72の差動信号Sを示す。すなわち、S1差動容量73は、S1+合成容量71からS1−合成容量72を減算した信号に相当する。これらの差動演算は、図7に示される演算回路21により行われる。S2+検出電極群17、S2−検出電極群18についても同様に合成容量CG_S1+、合成容量CG_S1−の差動信号Sを演算する。
レンズマイコン101が演算回路21からこの差動信号を随時読み込むことにより、MF操作リング108の回転をより細かく検出することが可能となるため、MFモードでの操作性をさらに向上させることができる。また、本実施例において、変位検出のための複数の変位検出電極対および参照電極対からの静電容量情報は、差動演算によって得られる。このため、浮遊容量や各電極間や近辺の物質間に生じる規制容量に対して、より安定した変位検出を行うことができる。
次に、図9、図10を参照して、検出電極群の設けられている領域同士が重ならない場合の固定電極113と基準電極部113aの関係を説明する。図9は、図6と同様に、図9の上側に固定電極113の各電極パターン、下側に可動電極111の繰り返しパターン電極111aが斜線で示されている。ステータス0〜7、および、ステータス0の順に、可動電極111が左側から右側に移動していく過程での特徴的な8つの状態を示している。
S1+検出電極群115、S1−検出電極群116の複数電極は、S1+検出電極115a、S1+検出電極115b、S1−検出電極116a、S1−検出電極116bの順に並んでいる。各電極の電極長さは0.5Pで、各検出電極群内の複数電極の中心間距離は1Pである。すなわち、S1+検出電極115aとS1+検出電極115bの中心間距離と、S1−検出電極116aとS1−検出電極116bの中心間距離はどちらも1Pである。S1+検出電極群115とS1−検出電極群116は検出方向Bにおいて互いに180度(1/2P)の位相差を有しており、1.5Pずれて配置されている一組の変位検出電極対である。
また、S2+検出電極群117、S2−検出電極群118の複数電極は、S2+検出電極117a、S2+検出電極117b、S2−検出電極118a、S2−検出電極118bの順に並んでいる。各電極の電極長さは0.5Pで、各検出電極群内の複数電極の中心間距離は1Pである。S2+検出電極群117とS2−検出電極群118は検出方向Bにおいて互いに180度(1/2P)の位相差を有しており、1.5Pずれて配置されている一組の変位検出電極対である。
図9に示されるように、これら二組の変位検出電極対は、検出方向BにおいてピッチPに換算して3P+1/4Pの位相ずれを有し、二組の静電容量は互いに(1/4)Pだけずれた変化を示す。
(比較例の構成)
図10は、検出電極群の設けられている領域同士が重ならない場合の固定電極113の検出電極群115〜118の部分を示している。斜線で示したS1+検出電極群領域115cは、S1+検出電極115aとS1+検出電極115bを不図示の配線で繋いだS1+検出電極群115が設けられている領域を示している。破線で示したS1−検出電極群領域116cはS1−検出電極群116、斜線で示したS2+検出電極群領域117cはS2+検出電極群117、破線で示したS2−検出電極群領域118cはS2−検出電極群118が設けられている領域を示している。このように、S1+検出電極群領域115cとS1−検出電極群領域116c、S2+検出電極群領域117cとS2−検出電極群領域118cがそれぞれ検出方向Bで重ならないように、検出電極群115〜118を設けている。
ここで、検出電極群の設けられている領域同士が重ならない場合の固定電極113と繰り返しパターン電極111aの重なり領域の面積を考える。S1+検出電極群115と繰り返しパターン電極111aとの重なり領域の面積は、ステータス0では「2」、ステータス4では「0」、ステータス7を経てステータス0の面積「2」に戻る。以降、この変化を繰り返す。一方、S1−検出電極群116と繰り返しパターン電極111aとの重なり領域の面積は、ステータス0では「0」、ステータス4では「2」、ステータス7を経てステータス0の面積「0」に戻る。以降、この変化を繰り返す。
一方、S2+検出電極群117と繰り返しパターン電極111aとの重なり領域の面積は、ステータス2では「2」、ステータス6では「0」となる。一方、S2−検出電極群118と繰り返しパターン電極111aとの重なり領域の面積は、ステータス2では「0」、ステータス6では「2」となる。ギャップが一定であれば、この重なり領域の面積変化とともに静電容量は変化する。
(本実施例と比較例との比較)
次に、図4〜図6で示した検出電極群の設けられている領域の一部が重なる構成の場合と、図9、図10で示した検出電極群の設けられている領域同士が重ならない構成の場合を比較する。この2つの場合の、ステータスごとの検出電極群と繰り返しパターン電極の重なり領域の面積を比較すると、S1+検出電極群15、115は、ステータス0では「2」、ステータス4では「0」である。
また、S1−検出電極群16、116は、ステータス0では「0」、ステータス4では「2」である。S2+検出電極群17、117は、ステータス2では「2」、ステータス6では「0」、S2−検出電極群18、118は、ステータス2では「0」、ステータス6では「2」である。
すなわち、上記2つの構成は、どちらも同等の信号出力を得ることができる。一方、検出電極群の占めるスペースを比較すると、図4〜図6で示した検出電極群の設けられている領域の一部が重なる構成の場合、S1+検出電極群15とS1−検出電極群16の検出方向Bにおける長さは合計で2Pである。
これに対して、図9、図10で示した検出電極群の設けられている領域同士が重ならない構成の場合、S1+検出電極群115とS1−検出電極群116の検出方向Bにおける長さは合計で3Pである。S2+検出電極群17、S2−検出電極群18とS2+検出電極群117、S2−検出電極群118においても同様である。
すなわち、検出電極群の設けられている領域の一部が重なる構成を用いることで、検出電極群の設けられている領域同士が重ならない構成と同等の信号出力を得ることができて、それに加えて、検出方向Bにおけるスペース効率を向上させる効果が得られる。これによって、検出方向Bにおける固定電極13の長さを短くすることができる。
また、検出方向Bの長さが等しい場合において比較すると、差動信号の出力振幅が大きくできる。差動信号の出力振幅が大きくできると、出力に発生するノイズに対するS/Nが大きくなる。このため、レンズマイコン101が演算回路21から読み込んだ差動信号の分解能が高くなる。これによって、MF操作リング108の回転をより細かく検出することが可能となるため、MFモードでの操作性をさらに向上させることができる。
本実施例中で、繰り返しパターン電極11aの1ピッチ内の電極の有無割合は半々であるとしたが、これ以外の割合でも本実施例の効果が損なわれることはない。また、検出電極の長さを0.5Pとしたが、これ以外の長さでも本実施例の効果が損なわれることはない。
(本実施例によって得られる効果)
このように、本実施例における操作角検出器109(変位検出装置)は、複数の検出電極群を有する固定電極13(第1電極部)と、可動電極11(第2電極部)を備えている。さらに操作角検出器109は固定電極13と可動電極11との間の静電容量に基づいて変位を検出する演算回路21(検出手段)を備えている。可動電極11は、所定の周期パターンを有し、固定電極13に対して相対移動可能な繰り返しパターン電極11a(複数の第2電極)を有する。
前述の複数の検出電極群は、S1+検出電極群15(第1検出電極群)とS1−検出電極群16(第2検出電極群)を含み、S1+検出電極群15は複数の第1検出電極を有している。S1−検出電極群16は、可動電極11の所定の周期パターンに関してS1+検出電極群に対して180度の位相差を有するとともに、複数の第2検出電極を有する。
そして、繰り返しパターン電極11aが配列されている方向において、S1+検出電極群15が設けられている領域の少なくとも一部は、S1−検出電極群16が設けられている領域の少なくとも一部と重なっている。
このような構成によって、本実施例における操作角検出器109は、フォトインタラプのように光を発する必要がないため、フォトインタラプタを用いた従来の変位検出装置と比較して消費電力を低くすることができる。
また、フォトインタラプタは、遮光部とスリット部で出力信号が変化しており、遮光部の幅内やスリットの幅内での移動では、フォトインタラプタの出力が変化しにくい。このため、一対のフォトインタラプタのいずれの出力も変化しない範囲では、回転操作部の回転を検出することができないため、回転検出の分解能を更に高めることは困難である。
これに対して、本実施例における操作角検出器109では、前述のように、差動信号出力の振幅が大きくできる。差動信号の出力振幅が大きくできると、出力に発生するノイズに対するS/Nが大きくなる。このため、レンズマイコン101が演算回路21から読み込んだ差動信号の分解能が高くなる。その結果、フォトインタラプタを用いた従来の変位検出装置と比較して分解能を高くすることができる。
さらに、本実施例によれば、前述の比較例よりも複数の検出電極群が設けられている領域を小さくすることができるため、より小型な変位検出装置を提供することができる。なお、以後の本発明の各実施例においても本実施例と同様の効果を得ることができる。
次に、図11を参照して、本発明の実施例2について説明する。本実施例は、検出電極群の検出方向Bと直交する方向における位置が実施例1とは異なる。
図11は、固定電極のS1+検出電極群215と位相が180度(1/2P)異なるS1−検出電極群216および、可動電極の繰り返しパターン電極211aを示している。本実施例では、斜線で示したS1+検出電極群領域215cと破線で示したS1−検出電極群領域216cの一部が検出方向Bで重なるように、S1+検出電極群215とS1−検出電極群216を設けている。
本実施例は前述の実施例1と異なり、S1+検出電極群215とS1−検出電極群216の検出方向Bと直交する方向における位置がずれている。このため、S1+検出電極群215とS1−検出電極群216の検出方向Bと直交する方向における位置が一致している場合と比べると、差動信号の出力振幅は小さくなる。一方、検出方向Bにおいて、S1+検出電極群領域215cとS1−検出電極群領域216cが重ならないように、検出電極群を並べた場合と比較すると、領域の一部が重なる本実施例の方がスペースを小さくできる。
従って、本実施例においても、検出方向Bにおいて検出電極群の設けられている領域同士が重ならない構成に対して、検出方向Bにおいてスペース効率を向上させる効果が損なわれることはない。すなわち、検出方向Bにおける固定電極の長さを短くすることができる。また、検出方向Bの長さが等しい場合において比較すると、差動信号の出力振幅が大きくできる。差動信号の出力振幅が大きくできると、出力に発生するノイズに対するS/Nが大きくなる。
このため、レンズマイコン101が演算回路21から読み込んだ差動信号の分解能が高くなる。これによって、MF操作リング108の回転をより細かく検出することが可能となるため、MFモードでの操作性をさらに向上させることができる。
次に、図12を参照して、本発明の実施例3について説明する。本実施例は、検出電極群の形状が実施例1、2とは異なる。
図12は、固定電極のS1+検出電極群315と位相が180度(1/2P)異なるS1−検出電極群316および、可動電極の繰り返しパターン電極311aを示している。S1+検出電極群315、S1−検出電極群316は、複数電極を繰り返しパターン電極と重なる範囲(図4(c)の長さhの範囲)で繋いだ形で構成している。
言い換えれば、第1検出電極群としてのS1+検出電極群315は、複数の第1検出電極と、複数の第1検出電極間をつなぐ複数の第1連結電極を備えている。同様に、第2検出電極群としてのS1−検出電極群316は、複数の第2検出電極と、複数の第2検出電極間をつなぐ複数の第2連結電極を備えている。そして、最大出力状態において、第2検出電極のうち少なくとも一つの中心は、第1対向電極(図12において第2連結電極と対向する可動電極)の中心と位置が異なる。
また、斜線で示したS1+検出電極群領域315cと破線で示したS1−検出電極群領域316cの一部が検出方向Bで重なるように、S1+検出電極群315とS1−検出電極群316を設けている。
本実施例においても、検出方向Bにおいて検出電極群の設けられている領域同士が重ならない構成に対して、検出方向Bにおいてスペース効率を向上させる効果が損なわれることはない。すなわち、検出方向Bにおける固定電極の長さを短くすることができる。また、検出方向Bの長さが等しい場合において比較すると、差動信号の出力振幅が大きくできて、MF操作リング108の回転をより細かく検出することが可能となるため、MFモードでの操作性をさらに向上させることができる。
また、他の実施例では、検出電極群内の複数の電極同士を繋ぐための配線(不図示)を繰り返しパターン電極と重なる範囲(図4(c)の長さhの範囲)の外に設けることが必要となる。それに対して本実施例では、この配線を別に用意する必要がないため、固定電極の配線も含めた幅(紙面上下方向)を小さくできる。
次に、図13を参照して、本発明の実施例4について説明する。本実施例は、検出電極群の配置が実施例1〜3とは異なる。
図13は、固定電極のS1+検出電極群415と位相が180度(1/2P)異なるS1−検出電極群416および、可動電極の繰り返しパターン電極411aを示している。本実施例では、斜線で示したS1+検出電極群領域415cと破線で示したS1−検出電極群領域416cの一部が検出方向Bで重なるように、S1+検出電極群415とS1−検出電極群416を設けている。
また、S1+検出電極群415の複数電極とS1−検出電極群416の複数電極が交互に並ばない構成になっている。このとき、検出方向Bにおいて、S1+検出電極群領域415cとS1−検出電極群領域416cが重ならないように、検出電極群を並べた場合と比較すると、領域の一部が重なる本実施例の方がスペースを小さくできる。
つまり、S1+検出電極群415が備える複数の第1検出電極の全てとS1−検出電極群416が備える複数の第2検出電極の全てが交互に並んでいる必要はない。言い換えれば、複数の第1検出電極の少なくとも一部と複数の第2検出電極の少なくとも一部が交互に並んでいればよい。
従って、本実施例においても、検出方向Bにおいて検出電極群の設けられている領域同士が重ならない構成に対して、検出方向Bにおいてスペース効率を向上させる効果がある。すなわち、検出方向Bにおける固定電極の長さを短くすることができる。また、検出方向Bの長さが等しい場合において比較すると、差動信号の出力振幅が大きくできて、MF操作リング108の回転をより細かく検出することが可能となるため、MFモードでの操作性をさらに向上させることができる。
次に、図14を参照して、本発明の実施例5について説明する。本実施例は、検出電極群の配置が実施例1〜4とは異なる。図14は、固定電極のS1+検出電極群515と位相が180度(1/2P)異なるS1−検出電極群516および、可動電極の繰り返しパターン電極511aを示している。本実施例では、斜線で示したS1+検出電極群領域515cと破線で示したS1−検出電極群領域516cの一部が検出方向Bで重なるように、S1+検出電極群515とS1−検出電極群516を設けている。
本実施例では、前述の実施例4の検出電極群の複数電極の一部を繋げた構成になっている。ここで図14において、S1+検出電極群515と繰り返しパターン電極511aは、重なり面積が最大になる位相(最大出力位相)であり、S1−検出電極群516と繰り返しパターン電極511aは、重なり面積が最小になる位相(最小出力位相)である。
この面積を実施例4と比較すると、本実施例(図14)は、最大出力位相における重なり面積は変わらず、最小出力位相における重なり面積が大きくなっている。言い換えると、最大の出力は変わらず、最小の出力が大きくなる。このため、実施例4と比較して、本実施例では、出力振幅は小さくなる。しかし、検出方向Bにおいて、S1+検出電極群領域515cとS1−検出電極群領域516cが重ならないように、検出電極群を並べた場合と比較すると、領域の一部が重なる本実施例の方がスペースを小さくできる。
従って、本実施例においても、検出方向Bにおいて検出電極群の設けられている領域同士が重ならない構成に対して、検出方向Bにおいてスペース効率を向上させる効果が損なわれることはない。すなわち、検出方向Bにおける固定電極の長さを短くすることができる。また、検出方向Bの長さが等しい場合において比較すると、差動信号の出力振幅が大きくできて、MF操作リング108の回転をより細かく検出することが可能となるため、MFモードでの操作性をさらに向上させることができる。
次に、図15を参照して、本発明の実施例6について説明する。図15は、本実施例における交換レンズ601aの構成図である。
図15(a)は、交換レンズ601aの外観図である。図15(b)は、MF操作リング608aの斜視図である。実施例1の可動電極11は円筒形状の電極であるが、本実施例の可動電極611は円盤状の電極である。図15(b)に示されるように、可動電極611は、放射方向に延びた電極が円周方向に扇状電極の有無の繰り返しパターンを有して構成されており、可動電極611のうち、いわゆる櫛歯部分は外側で繋がって互いの扇状電極が導通している。
図15(c)は、可動電極611が一体化されたMF操作リング608aと、基準電極および検出電極を含む固定電極613とを光軸方向から見た図である。図15(d)は、固定電極613を含むハード基板のみを示している。周方向に長い扇状の固定電極613には、実施例1にて説明した基準電極および検出電極が周方向に沿って同様に配置されている。可動電極611および固定電極613は、光軸方向に一定のギャップを保って対向して設けられている。本実施例の構成においても、実施例1と同様の変位検出が可能である。
(変形例)
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施携帯に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、各実施例において、第1電極部(固定電極13)は固定部材(案内筒12)に設けられており、第2電極部(可動電極11)は可動部材(MF操作リング108)に設けられている。ただし、各実施例はこれに限定されるものではなく、第1電極部を可動部材に設けて、第2電極を固定部材に設けてもよい。
11 可動電極(第2電極部)
11a 繰り返しパターン電極
13 固定電極(第1電極部)
13a 基準電極部
15 S1+検出電極群(第1検出電極群)
15a S1+検出電極
15b S1+検出電極
15c S1+検出電極群領域(第1検出電極群が設けられている領域)
16 S1−検出電極群(第2検出電極群)
16a S1−検出電極
16b S1−検出電極
16c S1−検出電極群領域(第2検出電極群が設けられている領域)
17 S2+検出電極群
17a S2+検出電極
17b S2+検出電極
17c S2+検出電極群領域
18 S2−検出電極群
18a S2−検出電極
18b S2−検出電極
18c S2−検出電極群領域
21 演算回路(検出手段)
109 操作角検出器(変位検出装置)

Claims (13)

  1. 複数の検出電極群を有する第1電極部と、
    所定の周期パターンを有し、前記第1電極部に対して相対移動可能な複数の第2電極を有する第2電極部と、
    前記第1電極部と前記第2電極部との間の静電容量に基づいて変位を検出する検出手段とを有し、
    前記複数の検出電極群は、複数の第1検出電極を有する第1検出電極群と、前記所定の周期パターンに関して前記第1検出電極群に対して180度の位相差を有するとともに複数の第2検出電極を有する第2検出電極群を含み、
    前記複数の第2電極が配列されている方向において、前記第1検出電極群が設けられている領域の少なくとも一部は、前記第2検出電極群が設けられている領域の少なくとも一部と重なっている、
    ことを特徴とする変位検出装置。
  2. 前記第2電極部の前記所定の周期パターンは、所定の方向において所定の周期を有する繰り返しパターンである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の変位検出装置。
  3. 前記第1電極部は前記所定の方向において前記所定の周期の整数倍の長さを有する基準電極部をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の変位検出装置。
  4. 前記第1検出電極群が設けられている領域とは、前記複数の第2電極が配列されている方向において、前記複数の第1検出電極のうち最も互いに離れている2つの第1検出電極間の領域であり、
    前記第2検出電極群が設けられている領域とは、前記複数の第2電極が配列されている方向において、前記複数の第2検出電極のうち最も互いに離れている2つの第2検出電極間の領域である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の変位検出装置。
  5. 前記複数の第2電極の周期をPとし、N1を0を含む自然数とするとき、
    前記複数の第1検出電極は、前記複数の第1検出電極の各々の中心間距離が(N1+0.5)×Pになるように設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の変位検出装置。
  6. 前記複数の第2電極の周期をPとし、N2を0を含む自然数とするとき、
    前記複数の第2検出電極は、前記複数の第2検出電極の各々の中心間距離が(N2+0.5)×Pになるように設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の変位検出装置。
  7. 前記複数の第2電極が配列されている方向において、前記複数の第1検出電極の各々と、前記複数の第2検出電極群の各々は、交互に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の変位検出装置。
  8. 前記第1電極部と前記第2電極部が向かい合う方向及び前記複数の第2電極が配列されている方向に直交する方向において、前記第1検出電極群が設けられている領域の少なくとも一部は、前記第2検出電極群が設けられている領域の少なくとも一部と重なっている、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の変位検出装置。
  9. 前記第1検出電極群と前記第2電極部が重なる面積が最大になる状態を最大出力状態とするとき、
    前記最大出力状態において、前記第1検出電極群が設けられている領域と前記第2電極部が重なる面積は、前記第2検出電極群が設けられている領域と前記第2電極部が重なる面積よりも大きく、
    前記最大出力状態において、前記複数の第2電極のうち前記第2検出電極群が設けられている領域と対向する電極を第1対向電極とするとき、
    前記複数の第2検出電極のうち少なくとも一つの第2検出電極は、前記少なくとも一つの第2検出電極の中心が前記第1対向電極の中心とは位置が異なるように設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の変位検出装置。
  10. 前記最大出力状態において、前記複数の第2電極のうち前記第1検出電極群が設けられている領域と対向する複数の電極を複数の第2対向電極とするとき、前記複数の第1検出電極の各々の中心は、前記複数の第2対向電極の各々の中心と略一致している、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の変位検出装置。
  11. 前記最大出力状態において、前記複数の第2電極のうち前記第1検出電極群が設けられている領域と対向する複数の電極を複数の第2対向電極とし、前記複数の第1検出電極の各々の中心と前記複数の第2対向電極の各々の中心とのずれ量をD1とし、前記複数の第1検出電極の各々の幅をW1とするとき、
    前記最大出力状態において、
    0≦D1/W1≦0.20
    を満足する、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の変位検出装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の変位検出装置と、
    前記変位検出装置による前記変位の検出結果に基づいて駆動するレンズユニットと、を備える、
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  13. 請求項12に記載のレンズ鏡筒と、
    撮像素子と、
    前記撮像素子を保持するカメラ本体と、を備える、
    ことを特徴とする撮像装置。
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