JP2018083877A - 洗浄剤、洗浄剤組成物、洗浄方法及び洗浄剤の再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】油の洗浄性に優れ、高引火点を有し、乾燥性及び再生性に優れた洗浄剤及び洗浄剤組成物を提供する。【解決手段】表面に油が付着した被洗浄物の洗浄に用いられる洗浄剤であって、炭素数が12〜16のアルファオレフィンを含み、かつ、JIS K2254:1998に準拠して測定した初留点と95容量%留出温度との差が15℃以内である、洗浄剤。【選択図】なし
Description
本発明は、洗浄剤、洗浄剤組成物、洗浄方法及び洗浄剤の再生方法に関する。
各種の装置、機械及び設備、あるいはこれらを用いて製造された加工品等は、使用する原料等により、表面が汚染される場合がある。
例えば、加工品が金属製部品の場合、装置や加工品等の表面に、切削、プレス加工等で生じた金属粉が付着する。
また、樹脂の吐出装置では、吐出装置のミキシング部やノズル部等の表面に樹脂が付着する。
また、軸受、摺動部、接合部等の潤滑部の潤滑性を高めたり、加工品に所定の性能を付与(例えば、鋼の焼入れ)したりするために、潤滑油、グリース、加工油等の油組成物が用いられる場合がある。この場合、装置や加工品等の表面に油が付着する。
また、樹脂の吐出装置では、吐出装置のミキシング部やノズル部等の表面に樹脂が付着する。
また、軸受、摺動部、接合部等の潤滑部の潤滑性を高めたり、加工品に所定の性能を付与(例えば、鋼の焼入れ)したりするために、潤滑油、グリース、加工油等の油組成物が用いられる場合がある。この場合、装置や加工品等の表面に油が付着する。
汚染した装置、加工品等の表面を洗浄するための洗浄剤として、例えば、特許文献1及び2の技術が提案されている。
特許文献1は、有機材料に対する適合性が高く、金属製部品の洗浄性に優れた洗浄剤として、15℃における密度が0.7〜0.8g/cm3であり、n−パラフィン分が10〜90%、芳香族分が0〜3%、ナフテン分が0〜20%である炭化水素油を含有する洗浄剤を開示している。
特許文献2は、二液硬化型樹脂の吐出装置のミキシング部及びノズル部の洗浄に好適な洗浄剤として、特定のプロピレングリコール系の化合物と、特定の不飽和炭化水素を含む洗浄剤を開示している。
特許文献2は、二液硬化型樹脂の吐出装置のミキシング部及びノズル部の洗浄に好適な洗浄剤として、特定のプロピレングリコール系の化合物と、特定の不飽和炭化水素を含む洗浄剤を開示している。
しかし、特許文献1及び2の洗浄剤組成物は、油に対する洗浄性を検討していない。
さらに、特許文献1及び2の洗浄剤組成物は、高引火点(引火点70℃以上)、乾燥性及び洗浄剤の再生性を考慮していない。
高引火点は、洗浄剤の引火の危険性を下げるために重要な性能である。また、乾燥性は、洗浄剤の乾燥に要する時間及びエネルギーを節約するために重要な性能である。
しかし、洗浄剤の引火点を高くして引火の危険性を低下させた場合、沸点が高くなり揮発性が低下するため、乾燥性が低下するという問題がある。逆に、洗浄油の引火点を低くした場合、大気への揮発量が多く、環境への影響や経済性に問題があり、さらに、火災の危険性が高くなるという問題がある。
つまり、高引火点及び乾燥性はトレードオフの関係にあるが、特許文献1及び2では、かかるトレードオフの解消を何ら検討していない。
また、洗浄剤を再生することはコストの削減につながるが、特許文献1及び2では、洗浄剤の再生について何ら検討していない。
高引火点は、洗浄剤の引火の危険性を下げるために重要な性能である。また、乾燥性は、洗浄剤の乾燥に要する時間及びエネルギーを節約するために重要な性能である。
しかし、洗浄剤の引火点を高くして引火の危険性を低下させた場合、沸点が高くなり揮発性が低下するため、乾燥性が低下するという問題がある。逆に、洗浄油の引火点を低くした場合、大気への揮発量が多く、環境への影響や経済性に問題があり、さらに、火災の危険性が高くなるという問題がある。
つまり、高引火点及び乾燥性はトレードオフの関係にあるが、特許文献1及び2では、かかるトレードオフの解消を何ら検討していない。
また、洗浄剤を再生することはコストの削減につながるが、特許文献1及び2では、洗浄剤の再生について何ら検討していない。
なお、洗浄剤の引火点を高くするために、洗浄剤を構成する化合物の炭素数を増やすことが考えられる。しかし、炭素数を増やした洗浄剤は粘度が上昇し、精密部品のような細かい箇所の洗浄性が低下するという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、油の洗浄性に優れ、高引火点を有し、乾燥性及び再生性に優れた洗浄剤及び洗浄剤組成物を提供することを課題とする。また、本発明は、前記洗浄剤を用いた洗浄方法、前記洗浄剤の再生方法を提供することを課題とする。
本発明は、以下の[1]〜[4]の洗浄剤、洗浄剤組成物、洗浄方法及び洗浄剤の再生方法を提供する。
[1]表面に油が付着した被洗浄物の洗浄に用いられる洗浄剤であって、炭素数が12〜16のアルファオレフィンを含み、かつ、JIS K2254:1998に準拠して測定した初留点と95容量%留出温度との差が15℃以内である、洗浄剤。
[2]表面に油が付着した被洗浄物の洗浄に用いられる洗浄剤組成物であって、前記洗浄剤組成物の全量基準で、上記[1]に記載の洗浄剤を99.0〜99.9質量%、酸化防止剤、水置換剤及び帯電防止剤から選ばれる1種以上の添加剤を0.1〜1.0質量%含む、洗浄剤組成物。
[3]表面に油が付着した被洗浄物を洗浄する方法であって、上記[1]に記載の洗浄剤を用いて前記被洗浄物を洗浄する洗浄方法。
[4]上記[3]で使用した洗浄剤を回収し、回収した洗浄剤を含む組成物を蒸留して洗浄剤を再生する、洗浄剤の再生方法。
[1]表面に油が付着した被洗浄物の洗浄に用いられる洗浄剤であって、炭素数が12〜16のアルファオレフィンを含み、かつ、JIS K2254:1998に準拠して測定した初留点と95容量%留出温度との差が15℃以内である、洗浄剤。
[2]表面に油が付着した被洗浄物の洗浄に用いられる洗浄剤組成物であって、前記洗浄剤組成物の全量基準で、上記[1]に記載の洗浄剤を99.0〜99.9質量%、酸化防止剤、水置換剤及び帯電防止剤から選ばれる1種以上の添加剤を0.1〜1.0質量%含む、洗浄剤組成物。
[3]表面に油が付着した被洗浄物を洗浄する方法であって、上記[1]に記載の洗浄剤を用いて前記被洗浄物を洗浄する洗浄方法。
[4]上記[3]で使用した洗浄剤を回収し、回収した洗浄剤を含む組成物を蒸留して洗浄剤を再生する、洗浄剤の再生方法。
本発明の洗浄剤及び洗浄剤組成物は、油の洗浄性に優れ、高引火点を有し、乾燥性及び再生性に優れる。また、本発明の洗浄方法は、油の洗浄性、洗浄剤の乾燥性に優れるとともに、引火の危険性を低くすることができるため、経済性及び作業性を良好にすることができる。また、本発明の洗浄剤の再生方法は、純度の高い洗浄剤を簡易な方法で再生することができる。
[洗浄剤]
本実施形態の洗浄剤は、表面に油が付着した被洗浄物の洗浄に用いられる洗浄剤であって、炭素数が12〜16のアルファオレフィンを含み、かつ、JIS K2254:1998に準拠して測定した初留点と95容量%留出温度との差が15℃以内であるものである。
本実施形態の洗浄剤は、表面に油が付着した被洗浄物の洗浄に用いられる洗浄剤であって、炭素数が12〜16のアルファオレフィンを含み、かつ、JIS K2254:1998に準拠して測定した初留点と95容量%留出温度との差が15℃以内であるものである。
本実施形態の洗浄剤は、炭素数が12〜16のアルファオレフィンを含む。
アルファオレフィンは、末端のα位に二重結合を有する炭化水素であり、下記一般式(1)で示される化合物である。
下記式(1)のRは飽和炭化水素である。該飽和炭化水素は、分岐構造や環状構造を有していてもよいが、直鎖構造であることが好ましい。Rの炭素数は10〜14であり、アルファオレフィンとしての総炭素数は12〜16である。
R−CH=CH2 (1)
アルファオレフィンは、末端のα位に二重結合を有する炭化水素であり、下記一般式(1)で示される化合物である。
下記式(1)のRは飽和炭化水素である。該飽和炭化水素は、分岐構造や環状構造を有していてもよいが、直鎖構造であることが好ましい。Rの炭素数は10〜14であり、アルファオレフィンとしての総炭素数は12〜16である。
R−CH=CH2 (1)
分子内に二重結合を有さない既存の炭化水素系の洗浄剤は、アニリン点が高く、油の洗浄性(油の溶解性)が不十分である。
一方、本実施形態では、アルファオレフィンを含む洗浄剤とすることにより、洗浄剤のアニリン点を低くすることができ、油の洗浄性(油の溶解性)を良好にすることができる。
一方、本実施形態では、アルファオレフィンを含む洗浄剤とすることにより、洗浄剤のアニリン点を低くすることができ、油の洗浄性(油の溶解性)を良好にすることができる。
また、アルファオレフィンは炭素数が12〜16のものである。
アルファオレフィンの炭素数が12未満の場合、引火点が低くなり、火災の危険性が増すため、使用に耐えない。アルファオレフィンの炭素数が16を超える場合、乾燥性が不十分となり、乾燥に要する時間及びエネルギーが増加し、作業性及び経済性に劣る。さらに、アルファオレフィンの炭素数が16を超える場合、「蒸留再生時の加熱温度が高くなり、洗浄剤を再生する際の経済性に劣る」、「低温環境下のハンドリング性に劣る」、「洗浄剤の粘度が上昇して、精密部品のような細かい箇所の洗浄性を良好にできない」という問題がある。
アルファオレフィンの炭素数は12〜14が好ましく、12がさらに好ましい。
アルファオレフィンの炭素数が12未満の場合、引火点が低くなり、火災の危険性が増すため、使用に耐えない。アルファオレフィンの炭素数が16を超える場合、乾燥性が不十分となり、乾燥に要する時間及びエネルギーが増加し、作業性及び経済性に劣る。さらに、アルファオレフィンの炭素数が16を超える場合、「蒸留再生時の加熱温度が高くなり、洗浄剤を再生する際の経済性に劣る」、「低温環境下のハンドリング性に劣る」、「洗浄剤の粘度が上昇して、精密部品のような細かい箇所の洗浄性を良好にできない」という問題がある。
アルファオレフィンの炭素数は12〜14が好ましく、12がさらに好ましい。
炭素数12〜16のアルファオレフィンの具体例としては、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセンが挙げられ、これらの中では1−ドデセン、1−テトラデセンが好ましく、1−ドデセンがさらに好ましい。
また、本実施形態の洗浄剤は、JIS K2254:1998に準拠して測定した初留点と95容量%留出温度との差が15℃以内のものである。以下、初留点と95容量%留出温度との差のことを「留出温度の範囲」という場合がある。
留出温度の範囲が15℃を超えると、使用した洗浄剤を回収して蒸留再生する際に、洗浄剤と汚れ成分との沸点範囲が重複する可能性が高くなり、再生した洗浄剤の純度を高くすることができない。
一方、本実施形態の洗浄剤は、留出温度の範囲が15℃以内であることから、蒸留再生した洗浄剤の純度を高くすることができる。
留出温度の範囲は、13℃以内とすることが好ましく、12℃以内とすることがより好ましく、10℃以内とすることがさらに好ましい。
留出温度の範囲が15℃を超えると、使用した洗浄剤を回収して蒸留再生する際に、洗浄剤と汚れ成分との沸点範囲が重複する可能性が高くなり、再生した洗浄剤の純度を高くすることができない。
一方、本実施形態の洗浄剤は、留出温度の範囲が15℃以内であることから、蒸留再生した洗浄剤の純度を高くすることができる。
留出温度の範囲は、13℃以内とすることが好ましく、12℃以内とすることがより好ましく、10℃以内とすることがさらに好ましい。
なお、洗浄剤の留出温度の範囲が15℃以内であることは、実質的に、炭素数12〜16のアルファオレフィンの単一種から洗浄剤が構成されていることを意味する。
実質的に単一種とは、洗浄剤の全量基準で、上記一般式(1)のRが同一であるアルファオレフィンの含有量が90.0質量%以上であることを意味する。
実質的に単一種とは、洗浄剤の全量基準で、上記一般式(1)のRが同一であるアルファオレフィンの含有量が90.0質量%以上であることを意味する。
洗浄剤の引火点は70℃以上であることが好ましく、80℃以上であることがより好ましく、85℃以上であることがさらに好ましい。
引火点は、JIS K2265−3:2007のペンスキーマルテンス密閉法に準拠して測定できる。
引火点は、JIS K2265−3:2007のペンスキーマルテンス密閉法に準拠して測定できる。
本実施形態の洗浄剤は、例えば、炭素数2〜4のアルファオレフィン(好ましくはエチレン)を重合し、未反応のアルファオレフィンを蒸留により除去した後、さらに蒸留して目的の炭素数のアルファオレフィンを抽出することにより得ることができる。
炭素数2〜4のアルファオレフィンの重合方法としては、例えば、特開2002−255863号公報に記載の重合方法が挙げられる。
炭素数2〜4のアルファオレフィンの重合方法としては、例えば、特開2002−255863号公報に記載の重合方法が挙げられる。
以上のように、本実施形態の洗浄剤は、高引火点及び乾燥性のトレードオフを解消するのみならず、油の洗浄性を良好にすることができ、さらには、使用した洗浄剤の再生性を良好にすることができる。
本実施形態の洗浄剤は、表面に油が付着した被洗浄物の洗浄に用いられる。
被洗浄物は特に限定されないが、被洗浄物が金属の場合には、洗浄効果を比較的良好にしやすい点で好ましい。また、金属の中でも、鉄及びアルミニウムが好ましい。金属の被洗浄物としては、金属製の治工具、金属の加工品(例えば、焼入れされた鋼)等が挙げられる。
また、本実施形態の洗浄剤は、粘度を高くすることなく洗浄性を良好にできるため、被洗浄物が精密部品の場合でも洗浄性を良好にすることができる点で好適である。
油としては、金属加工油等の加工油、潤滑油、グリース等の油組成物が挙げられる。
被洗浄物は特に限定されないが、被洗浄物が金属の場合には、洗浄効果を比較的良好にしやすい点で好ましい。また、金属の中でも、鉄及びアルミニウムが好ましい。金属の被洗浄物としては、金属製の治工具、金属の加工品(例えば、焼入れされた鋼)等が挙げられる。
また、本実施形態の洗浄剤は、粘度を高くすることなく洗浄性を良好にできるため、被洗浄物が精密部品の場合でも洗浄性を良好にすることができる点で好適である。
油としては、金属加工油等の加工油、潤滑油、グリース等の油組成物が挙げられる。
[洗浄剤組成物]
本実施形態の洗浄剤組成物は、表面に油が付着した被洗浄物の洗浄に用いられる洗浄剤組成物であって、前記洗浄剤組成物の全量基準で、上述した本実施形態の洗浄剤を95.0〜99.9995質量%、酸化防止剤、水置換剤及び帯電防止剤から選ばれる1種以上の添加剤を0.0005〜5.0質量%含むものである。
本実施形態の洗浄剤組成物は、表面に油が付着した被洗浄物の洗浄に用いられる洗浄剤組成物であって、前記洗浄剤組成物の全量基準で、上述した本実施形態の洗浄剤を95.0〜99.9995質量%、酸化防止剤、水置換剤及び帯電防止剤から選ばれる1種以上の添加剤を0.0005〜5.0質量%含むものである。
洗浄剤組成物中の洗浄剤の含有量が95.0質量%未満の場合、上述した本実施形態の洗浄剤に基づく効果が低下する可能性がある。また、洗浄剤の含有量が99.9995質量%を超える場合、添加剤に基づく効果を十分に得ることができない。
洗浄剤組成物中の洗浄剤の含有量は、99.0〜99.999質量%であることが好ましく、99.5〜99.998質量%であることがより好ましく、99.0〜99.8質量%であることがさらに好ましい。
また、洗浄剤組成物中の添加剤の含有量は、0.001〜1.0質量%であることが好ましく、0.002〜0.5質量%であることがより好ましい。
なお、本実施形態の洗浄剤組成物は、必要により、酸化防止剤、水置換剤及び帯電防止剤以外の添加剤を含んでいてもよい。
洗浄剤組成物中の洗浄剤の含有量は、99.0〜99.999質量%であることが好ましく、99.5〜99.998質量%であることがより好ましく、99.0〜99.8質量%であることがさらに好ましい。
また、洗浄剤組成物中の添加剤の含有量は、0.001〜1.0質量%であることが好ましく、0.002〜0.5質量%であることがより好ましい。
なお、本実施形態の洗浄剤組成物は、必要により、酸化防止剤、水置換剤及び帯電防止剤以外の添加剤を含んでいてもよい。
<酸化防止剤>
酸化防止剤は、アルファオレフィンの劣化を抑制する役割を有する。
酸化防止剤としては、アミン系酸化防止剤、フェノール系酸化防止剤等が挙げられる。
酸化防止剤は、アルファオレフィンの劣化を抑制する役割を有する。
酸化防止剤としては、アミン系酸化防止剤、フェノール系酸化防止剤等が挙げられる。
アミン系酸化防止剤としては、モノオクチルジフェニルアミン、モノノニルジフェニルアミンなどのモノアルキルジフェニルアミン系;4、4’−ジブチルジフェニルアミン、4、4’−ジペンチルジフェニルアミン、4、4’−ジヘキシルジフェニルアミン、4、4’−ジヘプチルジフェニルアミン、4、4’−ジオクチルジフェニルアミン、4、4’−ジノニルジフェニルアミンなどのジアルキルジフェニルアミン系;テトラブチルジフェニルアミン、テトラヘキシルジフェニルアミン、テトラオクチルジフェニルアミン、テトラノニルジフェニルアミンなどのポリアルキルジフェニルアミン系、α−ナフチルアミン、フェニル−α−ナフチルアミンなどのナフチルアミン系、ブチルフェニル−α−ナフチルアミン、ペンチルフェニル−α−ナフチルアミン、ヘキシルフェニル−α−ナフチルアミン、ヘプチルフェニル−α−ナフチルアミン、オクチルフェニル−α−ナフチルアミン、ノニルフェニル−α−ナフチルアミンなどのアルキル置換フェニル−α−ナフチルアミン;ジフェニルアミン、モノブチルフェニルモノオクチルフェニルアミン、N−p−t−オクチルフェニル−1−ナフチルアミン、4、4’−ビス(α、α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン等が挙げられる。
フェノール系酸化防止剤としては、2、6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2、6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノール、2、4、6−トリ−tert−ブチルフェノール、2、6−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシメチルフェノール、2、6−ジ−tert−ブチルフェノール、2、4−ジメチル−6−tert−ブチルフェノール、2、6−ジ−tert−ブチル−4−(N、N’−ジメチルアミノメチル)フェノール、2、6−ジ−tert−アミル−4−メチルフェノール、2、6−ジ−tert−アミル−p−クレゾール、4、4’−メチレンビス(2、6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4、4’−ビス(2、6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4、4’−ビス(2−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2、2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、2、2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4、4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4、4’−イソプロピリデンビス(2、6−ジ−tert−ブチルフェノール)、2、2’−メチレンビス(4−メチル−6−ノニルフェノール)、2、2’−イソブチリデンビス(4、6−ジメチルフェノール)、2、2’−メチレンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、2、4−ジメチル−6−tert−ブチルフェノール、4、4’−チオビス(2−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、4、4’−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2、2’−チオビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルベンジル)スルフィド、ビス(3、5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)スルフィド、2、2’−チオ−ジエチレンビス[3−(3、5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、トリデシル−3−(3、5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3、5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクチル−3−(3、5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、オクタデシル−3−(3、5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、及びオクチル−3−(3−メチル−5−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート等が挙げられる。
洗浄剤組成物中の酸化防止剤の含有量は、0.05〜5.0質量%であることが好ましく、0.1〜3.0質量%であることがより好ましく、0.2〜0.5質量%であることがさらに好ましい。
<水置換剤>
水置換剤は、被洗浄物の表面に油とともに水が付着している場合、被洗浄物表面の水を除去する役割を有する。
水置換剤としては、オクチル酸オクチルアミン塩等の脂肪酸アミン塩、イソパラフィン系炭化水素等が挙げられる。
水置換剤は、被洗浄物の表面に油とともに水が付着している場合、被洗浄物表面の水を除去する役割を有する。
水置換剤としては、オクチル酸オクチルアミン塩等の脂肪酸アミン塩、イソパラフィン系炭化水素等が挙げられる。
洗浄剤組成物中の水置換剤の含有量は、0.005〜5.0質量%であることが好ましく、0.01〜3.0質量%であることがより好ましく、0.05〜0.5質量%であることがさらに好ましい。
<帯電防止剤>
帯電防止剤は、洗浄剤組成物を輸送する配管内で組成物が流動した際の静電気の発生を抑制し、静電気に基づく火災の発生を抑制する役割を有する。
帯電防止剤は、洗浄剤組成物を輸送する配管内で組成物が流動した際の静電気の発生を抑制し、静電気に基づく火災の発生を抑制する役割を有する。
帯電防止剤としては、油溶性の帯電防止剤が好適である。
例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ビス(2−ヒドロキシエチル)アルキルアミン〔アルキルジエタノールアミン〕、y−2−ヒドロキシエチル−y−2−ヒドロキシアルキルアミン〔ヒドロキシアルキルモノエタノールアミン〕ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミン脂肪酸エステル、アルキルジエタノールアマイド等の非イオン系界面活性剤;アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルホスフェート等のアニオン系界面活性剤;アルキルアミン塩、テトラアルキルアンモニウム塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩等のカチオン系界面活性剤;アルキルベタイン・アルキルイミダソリウムベタイン等の両性界面活性剤;等が挙げられる。
例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ビス(2−ヒドロキシエチル)アルキルアミン〔アルキルジエタノールアミン〕、y−2−ヒドロキシエチル−y−2−ヒドロキシアルキルアミン〔ヒドロキシアルキルモノエタノールアミン〕ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミン脂肪酸エステル、アルキルジエタノールアマイド等の非イオン系界面活性剤;アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルホスフェート等のアニオン系界面活性剤;アルキルアミン塩、テトラアルキルアンモニウム塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩等のカチオン系界面活性剤;アルキルベタイン・アルキルイミダソリウムベタイン等の両性界面活性剤;等が挙げられる。
洗浄剤組成物中の帯電防止剤の含有量は、0.0005〜5.0質量%であることが好ましく、0.001〜3.0質量%であることがより好ましく、0.002〜0.5質量%であることがさらに好ましい。
添加剤の沸点範囲の少なくとも一部は、本実施形態の洗浄剤の留出温度の範囲と重複することが好ましい。添加剤をかかる構成とすることにより、洗浄剤組成物としての蒸留再生性を良好にすることができる。
例えば、添加剤として1−アミノデカン(沸点216〜218℃)と、実施例1の洗浄剤(留出温度の範囲208〜216℃)とを組み合わせて用いた場合、添加剤の沸点範囲と洗浄剤の留出温度の範囲が重複するため、洗浄剤組成物の蒸留再生性を良好にすることができる。
例えば、添加剤として1−アミノデカン(沸点216〜218℃)と、実施例1の洗浄剤(留出温度の範囲208〜216℃)とを組み合わせて用いた場合、添加剤の沸点範囲と洗浄剤の留出温度の範囲が重複するため、洗浄剤組成物の蒸留再生性を良好にすることができる。
[洗浄方法]
本実施形態の洗浄方法は、表面に油が付着した被洗浄物を洗浄する方法であって、上述した本実施形態の洗浄剤を用いて前記被洗浄物を洗浄するものである。
本実施形態の洗浄方法は、表面に油が付着した被洗浄物を洗浄する方法であって、上述した本実施形態の洗浄剤を用いて前記被洗浄物を洗浄するものである。
被洗浄物に対する洗浄剤の供給手段は特に限定されない。例えば、被洗浄物に対して洗浄液をスプレー等で噴霧してもよいし、洗浄液に被洗浄物を浸漬させてもよい。
また、本実施形態の洗浄方法は、上述した本実施形態の洗浄剤の代わりに、上述した本実施形態の洗浄剤組成物を用いてもよい。
また、本実施形態の洗浄方法は、上述した本実施形態の洗浄剤の代わりに、上述した本実施形態の洗浄剤組成物を用いてもよい。
被洗浄物は特に限定されないが、被洗浄物が金属の場合に洗浄効果を比較的良好にしやすい点で好ましい。また、金属の中でも、鉄及びアルミニウムが好ましい。金属の被洗浄物としては、金属製の治工具;金属の加工品(例えば、焼入れされた鋼);冷延鋼板、熱延鋼板、亜鉛メッキ鋼板及びこれらの加工物、鍛造物等の鉄製品;ステンレス鋼製品;アルミニウムを主体とする板状品、ダイカスト品等のアルミニウム製品;チタン、モリブデン含有鋼等の耐熱合金、難加工材を用いた製品;等が挙げられる。
また、本実施形態の洗浄方法は、洗浄剤の粘度を高くすることなく洗浄性を良好にできるため、被洗浄物が精密部品の場合でも洗浄性を良好にすることができる点で好適である。
油としては、金属加工油等の加工油、潤滑油、グリース等の油組成物が挙げられる。
また、本実施形態の洗浄方法は、洗浄剤の粘度を高くすることなく洗浄性を良好にできるため、被洗浄物が精密部品の場合でも洗浄性を良好にすることができる点で好適である。
油としては、金属加工油等の加工油、潤滑油、グリース等の油組成物が挙げられる。
[洗浄剤の再生方法]
本実施形態の洗浄剤の再生方法は、上述した本実施形態の洗浄方法で使用した洗浄剤を回収し、回収した洗浄剤を含む組成物を蒸留して洗浄剤を再生するものである。
本実施形態の洗浄剤の再生方法は、上述した本実施形態の洗浄方法で使用した洗浄剤を回収し、回収した洗浄剤を含む組成物を蒸留して洗浄剤を再生するものである。
蒸留の手段は従来公知の手段を採用できる。
本実施形態の洗浄剤の再生方法では、使用前の洗浄剤のJIS K2254:1998に準拠する初留点及び95容量%留出温度をあらかじめ測定しておき、回収した洗浄剤を含む組成物を蒸留した際に、該初留点〜該95容量%留出温度の範囲で留出したものを、洗浄剤として再生することが好ましい。
本実施形態の洗浄剤の再生方法では、使用前の洗浄剤のJIS K2254:1998に準拠する初留点及び95容量%留出温度をあらかじめ測定しておき、回収した洗浄剤を含む組成物を蒸留した際に、該初留点〜該95容量%留出温度の範囲で留出したものを、洗浄剤として再生することが好ましい。
また、上述した本実施形態の洗浄方法で使用した洗浄剤が洗浄剤組成物である場合において、洗浄剤組成物の添加剤の沸点範囲の少なくとも一部が該組成物の洗浄剤の留出温度の範囲と重複する場合には、洗浄剤組成物としての再生も可能である。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
1.測定及び評価
実施例及び比較例の洗浄剤及び洗浄剤組成物に関して、以下の測定及び評価を行った。結果を表1に示す。
実施例及び比較例の洗浄剤及び洗浄剤組成物に関して、以下の測定及び評価を行った。結果を表1に示す。
1−1.引火点
JIS K2265−3:2007のペンスキーマルテンス密閉法に準拠して、洗浄剤及び洗浄剤組成物の引火点を測定した。また、引火点が70℃以上のものを「A」、70℃未満のものを「C」と評価した。
JIS K2265−3:2007のペンスキーマルテンス密閉法に準拠して、洗浄剤及び洗浄剤組成物の引火点を測定した。また、引火点が70℃以上のものを「A」、70℃未満のものを「C」と評価した。
1−2.乾燥性
直径100mmのシャーレに洗浄剤又は洗浄剤組成物を2g入れ、80℃の防爆恒温槽に静置し、 洗浄剤の重量が0gとなるまでの時間を測定した。20分以内のものを「A」、20分超〜40分以内のものを「B」、40分超のものを「C」とした。
直径100mmのシャーレに洗浄剤又は洗浄剤組成物を2g入れ、80℃の防爆恒温槽に静置し、 洗浄剤の重量が0gとなるまでの時間を測定した。20分以内のものを「A」、20分超〜40分以内のものを「B」、40分超のものを「C」とした。
1−3.洗浄性
熱処理油(出光興産社製、商品名:ダフニーハイテンプオイルA)に冷間圧延鋼板(SPCC-SD)からなる試験片を浸漬した後、取り出した。取り出した後、24時間油切りしたものを、表面に油が付着した被洗浄物とした。500mLのビーカーに洗浄剤又は洗浄剤組成物を400mL投入し、30℃に加温した後、被洗浄物を浸漬し、さらに、1回/2秒の速度で30秒間搖動して洗浄した。浸漬前の被洗浄物の質量と、洗浄後の被洗浄物の質量とを対比し、油汚れの除去率を求めた。油汚れの除去率が99%以上のものを「A」、油汚れの除去率が99%未満のものを「C」とした。
熱処理油(出光興産社製、商品名:ダフニーハイテンプオイルA)に冷間圧延鋼板(SPCC-SD)からなる試験片を浸漬した後、取り出した。取り出した後、24時間油切りしたものを、表面に油が付着した被洗浄物とした。500mLのビーカーに洗浄剤又は洗浄剤組成物を400mL投入し、30℃に加温した後、被洗浄物を浸漬し、さらに、1回/2秒の速度で30秒間搖動して洗浄した。浸漬前の被洗浄物の質量と、洗浄後の被洗浄物の質量とを対比し、油汚れの除去率を求めた。油汚れの除去率が99%以上のものを「A」、油汚れの除去率が99%未満のものを「C」とした。
1−4.再生性
JIS K2254:1998に準拠して、洗浄剤及び洗浄剤組成物の初留点、及び95容量%留出温度を測定し、初留点と95容量%留出温度との差を算出した。また、初留点と95容量%留出温度との差が15℃以内のものを「A」、15℃超のものを「C」と評価した。
JIS K2254:1998に準拠して、洗浄剤及び洗浄剤組成物の初留点、及び95容量%留出温度を測定し、初留点と95容量%留出温度との差を算出した。また、初留点と95容量%留出温度との差が15℃以内のものを「A」、15℃超のものを「C」と評価した。
2.材料
実施例及び比較例の洗浄剤及び洗浄剤組成物の材料は以下のものを用いた。
・洗浄剤1:エチレンを重合し、蒸留精製して得られた高純度1−デセン(出光興産社製の商品名「リニアレン10」、1−デセンの質量割合が95.6質量%)
・洗浄剤2:エチレンを重合し、蒸留精製して得られた高純度1−ドデセン(出光興産社製の商品名「リニアレン12」、1−ドデセンの質量割合が94.6質量%)
・洗浄剤3:エチレンを重合し、蒸留精製して得られた高純度1−テトラデセン(出光興産社製の商品名「リニアレン14」、1−テトラデセンの質量割合が92.4質量%)
・洗浄剤4:エチレンを重合し、蒸留精製して得られた高純度1−ヘキサデセン(出光興産社製の商品名「リニアレン16」、1−ヘキサデセンの質量割合が90.4質量%)
・洗浄剤5:イソパラフィン系炭化水素(出光石油化学社製、商品名:IP2028)
・酸化防止剤:モノブチルフェニルモノオクチルフェニルアミン
・水置換剤:オクチル酸オクチルアミン塩
・帯電防止剤:アルキルベンゼンCaスルフォネート
実施例及び比較例の洗浄剤及び洗浄剤組成物の材料は以下のものを用いた。
・洗浄剤1:エチレンを重合し、蒸留精製して得られた高純度1−デセン(出光興産社製の商品名「リニアレン10」、1−デセンの質量割合が95.6質量%)
・洗浄剤2:エチレンを重合し、蒸留精製して得られた高純度1−ドデセン(出光興産社製の商品名「リニアレン12」、1−ドデセンの質量割合が94.6質量%)
・洗浄剤3:エチレンを重合し、蒸留精製して得られた高純度1−テトラデセン(出光興産社製の商品名「リニアレン14」、1−テトラデセンの質量割合が92.4質量%)
・洗浄剤4:エチレンを重合し、蒸留精製して得られた高純度1−ヘキサデセン(出光興産社製の商品名「リニアレン16」、1−ヘキサデセンの質量割合が90.4質量%)
・洗浄剤5:イソパラフィン系炭化水素(出光石油化学社製、商品名:IP2028)
・酸化防止剤:モノブチルフェニルモノオクチルフェニルアミン
・水置換剤:オクチル酸オクチルアミン塩
・帯電防止剤:アルキルベンゼンCaスルフォネート
3.調製
実施例1〜3の洗浄剤、比較例1〜2の洗浄剤、実施例4〜8の洗浄剤組成物を表1の組成で調製した。
実施例1〜3の洗浄剤、比較例1〜2の洗浄剤、実施例4〜8の洗浄剤組成物を表1の組成で調製した。
表1に示すように、実施例1〜3の洗浄剤及び実施例4〜8の洗浄剤組成物は、油の洗浄性に優れ、高引火点を有し、乾燥性及び洗浄剤の再生性に優れることが確認できる。
本実施形態の洗浄剤及び洗浄剤組成物は、表面に油が付着した被洗浄物の洗浄剤として有用である。
Claims (6)
- 表面に油が付着した被洗浄物の洗浄に用いられる洗浄剤であって、
炭素数が12〜16のアルファオレフィンを含み、かつ、JIS K2254:1998に準拠して測定した初留点と95容量%留出温度との差が15℃以内である、洗浄剤。 - 前記アルファオレフィンの炭素数が12である請求項1に記載の洗浄剤。
- 前記被洗浄物が金属である請求項1又は2に記載の洗浄剤。
- 表面に油が付着した被洗浄物の洗浄に用いられる洗浄剤組成物であって、
前記洗浄剤組成物の全量基準で、請求項1又は2に記載の洗浄剤を95.0〜99.9995質量%、酸化防止剤、水置換剤及び帯電防止剤から選ばれる1種以上の添加剤を0.0005〜5.0質量%含む、洗浄剤組成物。 - 表面に油が付着した被洗浄物を洗浄する方法であって、請求項1又は2に記載の洗浄剤を用いて前記被洗浄物を洗浄する洗浄方法。
- 請求項5で使用した洗浄剤を回収し、回収した洗浄剤を含む組成物を蒸留して洗浄剤を再生する、洗浄剤の再生方法。
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CN111593361A (zh) * | 2020-06-02 | 2020-08-28 | 中国石油化工股份有限公司 | 高闪点洗涤油组合物、制备方法及用途 |
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