JP2018083618A - エアメンテナンスタイヤの取付け部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】一様で繰り返し可能な形成、均一な硬化、および複数の望ましい特性を満たす機能を提供する。【解決手段】空気管を受け入れる溝と、空気管と流体連通している空気コネクタ40,42を受け入れる凹部とが形成されたサイドウォールを含むエアメンテナンスタイヤの取付け部材であって、互いに整合して重ねられた複数の層52,58,60,82を備え、凹部に受け入れられてタイヤのサイドウォールに固定され、それにより空気コネクタ40,42の位置を固定する。【選択図】図4
Description
本発明は、空気入りタイヤ内の適切な空気圧を維持するシステムである、エアメンテナンスタイヤシステムに関する。より詳細には、本発明はバルブステムによる(valve stem−based)エアメンテナンスタイヤシステムの空気コネクタ(pneumatic connector)に関する。本発明は、改善された特性を提供する層構造で形成され、任意選択で層の1つまたは複数において熱伝導性材料を含んでいる、空気コネクタの取付け部材を対象とする。
一般的な空気入りタイヤは、比較的長い期間にわたって機能するように設計されている。現在多くの場合、自動車のタイヤは30,000、50,000、または70,000マイルの使用寿命を想定されている。しかし、長寿命の空気入りタイヤでさえ、釘および他の鋭利なものによるパンク、温度変化、ならびに/またはタイヤ自体からの空気の放散による空気圧の損失を受ける。
空気の放散がタイヤ空気圧を経時的に減少させるため、空気入りタイヤは繰り返し空気圧不足となり得る。したがって、運転者は車両タイヤの推奨されるタイヤ空気圧を維持するために繰り返し処置をとり、燃費、タイヤの寿命、ならびに/または車両のブレーキ性能および操作性能の低下を防ぐ必要がある。タイヤ空気圧監視システム(TPMS)は、車両タイヤの空気圧が著しく減少した場合に運転者に警告するために提案されている、自動システムである。しかしこのようなシステムは、運転者が警告を受けたとき、推奨圧までタイヤに空気を入れ直すために、運転者が修繕する行動をとることに依存している。したがって従来技術において、運転者の介入を必要とせずに、所定のまたは推奨の空気圧を維持する、空気入りタイヤ内のエアメンテナンス機能を組み入れることが望まれてきた。
この目的のため、エアメンテナンスタイヤ(AMT)システムが開発された。通常AMTシステムは、車両のタイヤの空気圧を必要に応じて増加させるように作用する、1つまたは複数の、ポンプもしくはポンプアセンブリを含んでいる。このような1つのシステムの例として、本発明と同じ譲受人である、ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーによって所有される、特許文献1に記載の、バルブステムによるエアメンテナンスタイヤシステムがある。
このようなAMTシステム、特にバルブステムによるAMTシステムにおいて、環状の空気管がタイヤサイドウォールに配設され、タイヤの回転につれてタイヤフットプリントによって平らに、すなわち圧縮され、それによって空気をバルブハウジングに導く。このバルブハウジングは、ホイールリム内に配設され、タイヤのバルブステムと流体的に接続され、タイヤのバルブステムはタイヤキャビティと流体連通する。環状の空気管からバルブハウジングへの空気の流体連通を可能にするため、1つまたは複数の接続管が、この環状の空気管とバルブハウジングとの間に延びている。空気コネクタは、環状の空気管を接続管に流体的に接続し、安定した接続点を提供するために、タイヤサイドウォールに固定されている取付け部材の中に収納されている。
この取付け部材は、しばしばドームと称される。このドームは、安定したプラットホーム、および環状の空気管と接続管との間の流体的な接続の保護を提供するので、バルブステムによるAMTシステムの重要な部分である。従来技術では、このドームは単一のエラストマー合成物の部片を切断し、その部片を型に挿入して熱することによって形成されていた。このような構造を、常に一様に、もしくは繰り返し形成すること、および/または均一に硬化させることはできない。さらに、高い粘着性および耐摩耗性など、ドームの複数の望ましい特性を満たす単一のエラストマー合成物を選択することは困難な場合がある。
その結果、この技術分野においては、一様で繰り返し可能な形成、均一な硬化、および複数の望ましい特性を満たす機能を提供する、取付け部材が必要となっている。
本発明の例示的な実施態様によると、エアメンテナンスタイヤの取付け部材が提供される。このタイヤは、空気管を受け入れる溝と、この空気管と流体連通している少なくとも1つの空気コネクタを受け入れる凹部とが形成されたサイドウォールを含んでいる。この取付け部材は複数の層を含んでおり、これらの層は互いに揃えて重ねられている。これら複数の層は、軸方向外側の層、および軸方向内側の層を含んでいる。この取付け部材は、凹部に受け入れられてタイヤサイドウォールに固定され、それによって少なくとも1つの空気コネクタの位置を固定している。
本発明の別の例示的な実施態様によると、エアメンテナンスタイヤの取付け部材の形成方法が提供される。この方法は、空気管を受け入れる溝と、この空気管と流体連通している少なくとも1つの空気コネクタを受け入れる凹部とが形成されたサイドウォール、を含んでいるタイヤを提供するステップを含んでいる。複数の材料の層が提供され、互いに整合して重ねられる。これらの層は型に入れられ、この型はタイヤサイドウォールの凹部の上に位置される。この型は熱せられ、これらの層は硬化して凹部内で取付け部材を形成し、それによって少なくとも1つの空気コネクタの位置を固定する。
本発明は、例として、および添付の図面を参照して記載される。
図面を通して、同様の番号は同様の部分を指す。
本明細書において、内側、または内側に、という用語は、タイヤの軸方向内面または内側に対応する方向を称し、外側、または外側に、という用語は、タイヤの軸方向外面または外側に対応する方向を称することを理解されたい。軸方向内側に、という用語は、タイヤの中央面に向かう軸方向を指し、軸方向外側に、という用語は、タイヤの中央面から離れる軸方向を指す。径方向内側に、という用語は、タイヤの回転中央軸に向かう径方向を指し、径方向外側に、という用語は、タイヤの回転中央軸から離れる径方向を指す。
図1を参照すると、タイヤ12は、当業者に知られている一般的な方法でリム14に取り付けられており、キャビティを画定している(図示せず)。バルブステムによるエアメンテナンスタイヤシステムのような、例示的なエアメンテナンスタイヤシステムが、16として示されている。エアメンテナンスタイヤシステム16は、蠕動型ポンプアセンブリ18を含んでいる。蠕動型ポンプアセンブリ18は、環状の空気管20を含んでいる。環状の空気管20は、タイヤ12のサイドウォール34および/またはリム14に形成された環状の溝38に受け入れられて、環状の通路(図示せず)を囲んでいる。
第1の接続管22は、環状の空気管20の第1の端部24と空圧的に接続して(pneumatically connect)、環状の空気管20の第1の端部24を、ポンプアセンブリ18のバルブハウジング26に流体的に接続している。第2の接続管28は、環状の空気管20の第2の端部30と空圧的に接続し、環状の空気管20の第2の端部30を、バルブハウジング26に流体的に接続している。
タイヤ12が路面に沿って負荷をかけられて回転する場合、環状の空気管20はタイヤフットプリントにおいて順次平らに、すなわち圧縮される。環状の空気管20およびその通路が、セグメント毎に順次平らにされることによって、空気はバルブハウジング26に導かれる。チェックバルブを含んでいるタイヤのバルブステム(図示せず)は、バルブハウジング26と流体的に接続しており、タイヤのキャビティと流体連結している。空気圧がチェックバルブに対して十分で、かつタイヤのキャビティ内の空気圧が設定された圧力レベルより低い場合、空気はタイヤのキャビティに入る。タイヤのキャビティ内の空気圧レベルが設定圧力以上である場合、チェックバルブは閉じて、ポンプアセンブリ18からの空気は、バルブハウジング26の安全バルブによって大気中に発散される。
図1に示されるように、ポンプアセンブリ18のバルブハウジング26は、リム14内に配設されている。接続管22,28は、リム14内に形成された開口部36を通過して、空気管20に延びている。より詳細には、第1の接続管22は、第1の接続管22を空気管20の第1の端部24に流体的に接続している第1の空気取付け具、すなわち空気コネクタ40に延びている。第2の接続管28は、第2の接続管28を空気管20の第2の端部30に流体的に接続している第2の空気取付け具、すなわち空気コネクタ42に延びている。
取付け部材は、第1のコネクタ40および第2のコネクタ42の位置をタイヤサイドウォール34で固定し、それによって、確実に接続管22,28が、空気管20に流体的に接続する。本発明の取付け部材の例示的な実施形態は、50として示され、これを便宜上ドームと称する。ドーム50は、かなり硬質なエラストマーまたはポリマーの取付け部材であり、以下により詳細に記載するように、タイヤ12のサイドウォール34に固定されている。
ドーム50は、層構造を含んでいる。より詳細には、次に図2A〜図2E、図4、および図6を参照すると、ドーム50は2層以上を含み、本明細書では、複数の層、と称しており、それらの層は互いに整合して重ねられている。たとえば、ドーム50は好ましくは、タイヤサイドウォール34の外面にあるドーム50の外面を形成する軸方向外側の層52を含んでいる。外側の層52は、好ましくは一対の開口部54を伴って形成されており、各開口部54は、第1のコネクタ40および第2のコネクタ42の各々の外側端部56を受け入れ、かつ位置付けている。外側の層52はまた、好ましくは耐摩耗性のエラストマーで形成されており、それによって路上の危険要因および環境条件からドーム50を保護する。
ドーム50はまた、1つまたは複数の中間層58,60を含んでいる。第1の中間層58は、外側の層52に隣接し、好ましくはスロット64を各々含んでいる一対の開口部62が形成されている。開口部62によって、第1の中間層58は、第1のコネクタ40および第2のコネクタ42の周りに位置付けられる。その一方で、コネクタ40,42の空気管20への空圧的接続に干渉せずに、スロット64は、第1の中間層58が容易にコネクタ40および42の周りに挿入されることを保証する間隙を、提供している。
第2の中間層60は、第1の中間層58に隣接し、好ましくはスロット68を各々含んでいる一対の開口部66が形成されている。開口部66によって、第2の中間層60は、第1のコネクタ40および第2のコネクタ42の周りに位置付けられる。その一方で、コネクタ40,42の空気管20への空圧的接続に干渉せずに、スロット68は、第2の中間層60が容易にコネクタ40,42の周りに挿入されることを保証する間隙を、提供している。第2の中間層60はまた、好ましくは、径方向内側に広がる縁部70、および径方向外側に広がる縁部72を伴って形成され、その各々は外側の層52および第1の中間層58のそれぞれの径方向の縁部を越えて広がっている。第2の中間層60の縁部70,72によって、タイヤサイドウォール34に形成される特徴部との機械的な係合が可能となる。
より詳細には、図7に示すように、凹部74が、環状の溝38に沿った所定の箇所におけるタイヤサイドウォール34に形成されている。第1のコネクタ40および第2のコネクタ42、それゆえにドーム50は各々、凹部74に受け入れられている。好ましくは、アンダーカット76のような特徴部が、凹部74の径方向内側の周辺78および径方向外側の周辺80の周りに形成され、第2の中間層の縁部70,72、ならびにドーム50と、タイヤサイドウォール34との機械的な係合を可能にする。この方法において、ドーム50は凹部74内に納まり、タイヤサイドウォール34に固定されている。
次に図2E、図4および図6を参照すると、ドーム50は軸方向に内側の層82を含んでいる。内側の層82は、好ましくは開口部なしに形成され、凹部74内にてタイヤサイドウォール34の表面と、最大の表面接触がなされ、それによってドーム50のタイヤサイドウォール34への最適な取付けが可能となる。内側の層82はまた、好ましくは径方向内側に広がる縁部84および径方向外側に広がる縁部86を含んでおり、それらは第2の中間層60の各々の縁部70,72と整合して、ドーム50とタイヤサイドウォール34における凹部アンダーカット76との、さらなる機械的な係合をもたらしている。さらに内側の層82は、好ましくは高い接着を促進するエラストマーで形成され、それによってドーム50のタイヤサイドウォール34への、さらに確実な取付けをもたらす。
ドーム50は、本発明の全体的な発想または動作に影響することなく、2つ、3つ、4つまたはそれより多くの層を含んでよいことを、理解されたい。ドーム50の各層は、具体的な設計の検討によってドーム50の所望の機能を促進させるために、特定の特徴または属性を伴って形成され得ることを、さらに理解されたい。
好ましくは、ドーム50の層52,58,60,82は、成型、接着などによって一体ユニットとして形成されている。たとえば次に図3〜図6を参照すると、型88は成型空間92を伴って形成される内面90を含んでいる。第1の開口部94は、成型空間92から型88を貫通して延びて第1のコネクタ40を受け入れ、一方で第2の開口部96は、成型空間92から型88を貫通して延びて第2のコネクタ42を受け入れている。成型空間92は、ドーム50の層52,58,60,82、第1のコネクタ40および第2のコネクタ42、および空気管20の各々の端部24,30を受け入れるように形付けられている。
好ましくは、軸方向外側の層52は、コネクタ40,42よりも前に成型空間92に挿入される。各コネクタ40,42の外側端部56は、外側の層52に形成されている各々の開口部54を貫通して、各々の成型空間92の開口部94,96に固定される。第1の中間層58は、外側の層52に接してコネクタ40,42との間かつ周りで成型空間92に挿入され、第2の中間層60は、第1の中間層58に接してコネクタ40,42との間かつ周りで成型空間92に挿入される。次に、軸方向内側の層82は、第2の中間層60に接して成型空間92に挿入される。
図8に示すように、型88が凹部74(図7)を覆って、タイヤのサイドウォール34の表面上に位置付けられている。型88は、好ましくは留め具または位置合わせ用ピンなどの機械的方法によって、タイヤのサイドウォール34に対して所定の位置に固定されている。プラテン(platen)98が型88と接触するよう配置され、型に圧力および/または熱を提供して、凹部74の中でドーム50を硬化させる。
ドーム50を、一様かつ繰り返し形成できるようにするため、好ましくは各層52,58,60,82を、好適なエラストマーまたはポリマー材料から、予め切断しておく。たとえば、各層52,58,60,82は原材料からダイカットされてよい。さらに、予め切断された各層52,58,60,82は、上述のとおり個別に型88に挿入してよく、または組立ててから1つのユニットとして型に挿入してよい。
次に図9〜図11を参照すると、ドーム50の1つまたは複数の層が、メッシュ100のような熱伝導性材料であってよく、または含んでいてよい。ドーム50が上述のように硬化するとき、ドームの層の均一かつ一様な硬化を促進することが望ましい。コネクタ40,42が、好ましくは真鍮、銅、鋼鉄もしくは他の金属などの硬質材料、または硬質で高い融点をもつプラスチックもしくは複合材料で形成されるため、型88からの熱は、コネクタ40,42に隣接するドーム50の領域に、容易に伝導され得る。しかしこの熱は、コネクタ40,42、および/または型88の表面からより遠いドーム50の領域においては、良好に伝導しない場合がある。
望ましい熱伝導性をもたらすため、およびそれによって均一かつ一様な硬化を促進するために、ドーム50の選択される層は、任意選択でメッシュ100を含んでいる。たとえば、第1の中間層58および第2の中間層60(図6)の内の1つは、熱伝導性のメッシュ100と交換してよく、または含んでよい。メッシュ100は、熱伝導性ポリマーなどの熱伝導性材料で形成されており、ドーム50の断面を横断して広がっている。
メッシュ100は、一対の開口部102を伴って形成されており、それぞれが第1のコネクタ40および第2のコネクタ42の各々を受け入れ、かつ係合している。メッシュ100の第1のコネクタ40および第2のコネクタ42との係合は、ドーム50内のメッシュ100の位置を固定して、ドームにわたってコネクタからの熱の伝達を促進する。好ましくは、メッシュ100の周囲104の部分は、型88に接して、または隣接して配設されて、ドーム50にわたって型88からの熱の伝達をさらに促進する。
エラストマーのメッシュ100への流れ、およびメッシュ100を通過する流れを可能にするため、メッシュ100は好ましくは、リブ106および開口部108を含む格子状の構造で形成されている。この構造で、ドーム50内の熱分散が改善され、それによってドーム50の均一かつ一様な硬化を促進する。
本発明のエアメンテナンスタイヤのための、上述のドームすなわち取付け部材50の層構造は、一様かつ繰り返しの成型を提供する。この層構造はまた、ドームすなわち取付け部材50が、耐摩耗性を促進する外側の層および接着を促進する内側の層のような、特定の望ましい特性を有する異なる材料を含むことを可能にする。さらにドーム50は、均一な硬化を促進するために熱伝導性材料を任意選択的に含んでいる。
本発明はまた、エアメンテナンスタイヤの取付け部材50を形成する方法を含んでいる。この方法は、上記で提示された記載に従って、図1〜図11で示されたステップを含んでいる。
エアメンテナンスタイヤのための、上述の取付け部材50の構造は、本発明の発想または動作全体に影響を与えることなく、改変もしくは再編成してよく、あるいは当業者に知られている構成要素もしくはステップを省略または追加してもよいことを、理解されたい。
Claims (19)
- 空気管を受け入れる溝と、前記空気管と流体連通している少なくとも1つの空気コネクタを受け入れる凹部とが形成されたサイドウォールを含むエアメンテナンスタイヤの取付け部材であって、
互いに揃えて重ねられた複数の層を備え、
前記複数の層は、少なくとも軸方向外側の層と軸方向内側の層とを含み、
前記凹部に受け入れられて前記タイヤのサイドウォールに固定され、それにより前記少なくとも1つの空気コネクタの位置を固定していることを特徴とする、エアメンテナンスタイヤの取付け部材。 - 前記外側の層には、前記少なくとも1つの空気コネクタの外側端部を受け入れるための少なくとも1つの開口部が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のエアメンテナンスタイヤの取付け部材。
- 前記外側の層が、耐摩耗性のエラストマーで形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のエアメンテナンスタイヤの取付け部材。
- 前記外側の層と前記内側の層との間に配設された少なくとも1つの層をさらに備えていることを特徴とする、請求項1に記載のエアメンテナンスタイヤの取付け部材。
- 前記外側の層と前記内側の層との間に配設された2つの層を備えていることを特徴とする、請求項4に記載のエアメンテナンスタイヤの取付け部材。
- 前記内側の層と、前記外側の層と前記内側の層との間に配設されている前記層とのうち少なくとも1つが、前記タイヤのサイドウォールに形成された特徴部と係合している縁部を伴って形成されていることを特徴とする、請求項4に記載のエアメンテナンスタイヤの取付け部材。
- 前記内側の層が、接着を促進するエラストマーで形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のエアメンテナンスタイヤの取付け部材。
- 複数の前記層が、成型および接着のうち少なくとも1つによって、一体ユニットに形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のエアメンテナンスタイヤの取付け部材。
- 複数の前記層が、整合して重ねられて配設される前に予め切断されていることを特徴とする、請求項1に記載のエアメンテナンスタイヤの取付け部材。
- 前記複数の層に配設される熱伝導性材料をさらに備えていることを特徴とする、請求項1に記載のエアメンテナンスタイヤの取付け部材。
- 前記熱伝導性材料が、複数の前記層のうち少なくとも1つに組み入れられていることを特徴とする、請求項10に記載のエアメンテナンスタイヤの取付け部材。
- 前記熱伝導性材料が熱伝導性メッシュを含むことを特徴とする、請求項10に記載のエアメンテナンスタイヤの取付け部材。
- 前記メッシュが、リブおよび開口部を含む格子状の構造で形成されていることを特徴とする、請求項12に記載のエアメンテナンスタイヤの取付け部材。
- 前記熱伝導性材料が、熱伝導性ポリマーを含むことを特徴とする、請求項10に記載のエアメンテナンスタイヤの取付け部材。
- 前記熱伝導性材料に、前記少なくとも1つの空気コネクタと係合するため、少なくとも1つの開口部が形成されていることを特徴とする、請求項10に記載のエアメンテナンスタイヤの取付け部材。
- エアメンテナンスタイヤの取付け部材を形成する方法であって、
空気管を受け入れる溝と、前記空気管と流体連通した少なくとも1つの空気コネクタを受け入れる凹部とが形成されたサイドウォールを含むタイヤを提供するステップと、
複数の材料の層を提供するステップと、
前記層を互いに整合して重ねるステップと、
前記層を型の中に配置するステップと、
前記型を前記タイヤのサイドウォールの前記凹部の上に位置するステップと、
前記型を熱して、前記凹部内で前記取付け部材を形成するために前記複数の層を硬化させ、それにより前記少なくとも1つの空気コネクタの位置を固定するステップと、を有することを特徴とする、エアメンテナンスタイヤの取付け部材を形成する方法。 - 前記複数の層が、少なくとも軸方向外側の層と軸方向内側の層とを含むことを特徴とする、請求項16に記載のエアメンテナンスタイヤの取付け部材を形成する方法。
- 前記複数の層が、前記外側の層と前記内側の層との間に配設された少なくとも1つの層をさらに備えていることを特徴とする、請求項17に記載のエアメンテナンスタイヤの取付け部材を形成する方法。
- 熱伝導性材料を前記複数の層に配設するステップをさらに有する、請求項16に記載のエアメンテナンスタイヤの取付け部材を形成する方法。
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