JP2018083606A - リザーバタンクの配置構造 - Google Patents

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和弘 置田
Kazuhiro Okita
和弘 置田
貴也 鈴木
Takaya Suzuki
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Abstract

【課題】熱の影響を抑制すること。
【解決手段】本発明は、エンジン(2)の冷却水を貯留するリザーバタンク(36)の配置構造に関するものであり、クランクケース(20)の左側を覆うマグネトカバー(28)と、クランクケースの下方に設けられるオイルパン(24)と、クランクケースの下方を通る排気管(47)と、を備える。リザーバタンクは、マグネトカバーの下方において、オイルパンを挟んで排気管の反対側に配置される。
【選択図】図4

Description

本発明は、リザーバタンクの配置構造に関する。
水冷式のエンジンを備える自動二輪車においては、エンジンの前方にラジエタが設けられる(例えば、特許文献1参照)。このような自動二輪車には、ラジエタに供給される冷却水を貯留するためのリザーバタンク(リカバリータンク)が設けられる。特許文献1では、リザーバタンクがエンジン前方において、ラジエタの下方に配置されている。
特開2014−227923号公報
ところで、近年の自動二輪車にあっては、エンジン後方の車体フレーム内にABS(Antilock Brake System)ユニット等の電装部品が配置されることで十分なスペースを確保することができず、リザーバタンクをエンジン後方に配置することが難しいことが想定される。また、特許文献1では、リザーバタンクの近傍を排気管が通っているため、リザーバタンクが排気管の熱の影響を受けてしまうおそれがあった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、熱の影響を抑制することができるリザーバタンクの配置構造を提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様のリザーバタンクの配置構造は、エンジンの冷却水を貯留するリザーバタンクと、エンジンケースの側方を覆うエンジンカバーと、前記エンジンケースの下方に設けられるオイルパンと、前記エンジンケースの下方を通る排気管と、を備え、前記リザーバタンクは、前記エンジンカバーの下方において、前記オイルパンを挟んで前記排気管の反対側に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、熱の影響を抑制することができる。
本実施の形態に係るリザーバタンクの配置構造が適用される自動二輪車の概略構成を示す左側面図である。 本実施の形態に係るリザーバタンクの配置構造が適用される自動二輪車のエンジンを示す拡大図である。 図2に示すエンジンの正面図である。 図3に示すエンジンからラジエータを省略した図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本発明に係るリザーバタンクの配置構造をスポーツタイプの自動二輪車に適用した例について説明するが、適用対象はこれに限定されることなく変更可能である。例えば、本発明に係るリザーバタンクの配置構造を、他のタイプの自動二輪車や、バギータイプの自動三輪車、自動四輪車等に適用してもよい。また、方向について、車両前方を矢印FR、車両後方を矢印RE、車両左方を矢印L、車両右方を矢印Rでそれぞれ示す。また、以下の各図では、説明の便宜上、一部の構成を省略している。
図1を参照して、本実施の形態に係る自動二輪車の概略構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るリザーバタンクの配置構造が適用される自動二輪車の概略構成を示す左側面図である。
図1に示すように、自動二輪車1は、パワーユニット、電装系等の各部を搭載する車体フレーム10にエンジン2を懸架して構成される。エンジン2は、例えば、並列2気筒の水冷式エンジンで構成される。エンジン2は、クランクシャフト(不図示)等が収容されるクランクケース20の上部に、シリンダブロック21、シリンダヘッド22及びシリンダヘッドカバー23(詳細は図2から図4を参照)を取り付けて構成される。クランクケース20の下部には、オイルパン24(図2参照)が設けられる。なお、本実施の形態では、クランクケース20とシリンダブロック21とを合わせてエンジンケースと呼ぶことにする。また、エンジン周辺の詳細構成については後述する。
車体フレーム10は、例えば金属パイプを溶接して形成されるダイヤモンドフレームであり、上記のようにエンジン2を懸架することで、車体全体として剛性が得られるように構成される。車体フレーム10は、ヘッドパイプ10aから後下方に向かって延在している。車体フレーム10の前半部分には、エンジン2の前側(シリンダヘッド22)を支持するブラケット部10bが形成されている。車体フレーム10の後部には、スイングアーム18の揺動軸となるピボット部10cが形成されている。
車体フレーム10の前後方向の略中央部分には、後方に向かって延びるシートレール10dが設けられている。また、ピボット部10cの上方の車体フレーム10には、後上方に向かって延びるバックステー10eが設けられている。車体フレーム10の上方には、燃料タンク11が設けられ、燃料タンク11の後方には、シートレール10dに沿ってライダーシート12及びピリオンシート13が設けられる。ヘッドパイプ10aの周辺はフロントカウル14によって覆われ、エンジン2の前下方はアンダーカウル15によって覆われる。
ヘッドパイプ10aには、ステアリングシャフト(不図示)を介して左右一対のフロントフォーク16が操舵可能に支持される。フロントフォーク16の下部には前輪17が回転可能に支持されており、前輪17の上方はフロントフェンダ17aによって覆われる。
スイングアーム18は、ピボット部10cに揺動可能に支持され、後方に向かって延びている。スイングアーム18の後端には後輪19が回転可能に支持されている。
次に、図2から図4を参照して、本実施の形態に係るエンジンについて説明する。図2は、本実施の形態に係るリザーバタンクの配置構造が適用される自動二輪車のエンジンを示す拡大図である。図3は、図2に示すエンジンの正面図である。図4は、図3に示すエンジンからラジエータを省略した図である。なお、図2では、アンダーカウル15を独立した形状で表しており、便宜上、図1とは形状が異なっているが、その形状は本願発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
図2から図4に示すように、エンジンケースの一部を構成するクランクケース20は、上下に分割可能に構成され、上側の上ケース20aと下側の下ケース20bとを有している。上ケース20aと下ケース20bとを合わせることにより、クランクケース20内に各種軸を収容する空間が形成される。上ケース20aの前側上部は開口されており、この開口を塞ぐように上ケース20aにはシリンダブロック21が取り付けられる。下ケース20bは下方に開口されており、この開口を塞ぐように下ケース20bにはオイルパン24が取り付けられる。特にエンジン2は、シリンダブロック21の軸線が鉛直方向に対して前側に傾くように配置されている。
また、下ケース20bの前部には、エンジン2内のオイルを冷却するオイルクーラ25と、汚れたオイルをろ過するオイルフィルタ26が取り付けられている。図4に示すようにクランクケース20の前面側から見て、オイルクーラ25は右側に設けられ、オイルフィルタ26は左側に設けられている。
また、上ケース20a及び下ケース20bの割面上において、エンジン2の前側には、エンジン2の回転振動を軽減するバランサ27(図2参照)が設けられている。バランサ27は、後述するウォータポンプ31と同軸のバランサシャフト(不図示)を設けて構成される。本実施の形態では、バランサ27の下方にオイルクーラ25及びオイルフィルタ26が配置されることで、バランサ27の下方のスペースを有効活用することが可能になっている。
クランクケース20の左右両側には、それぞれ開口が形成されている。左側の開口には、エンジンカバーとして、マグネト(不図示)を覆うマグネトカバー28が取り付けられる。一方、右側の開口には、エンジンカバーとして、クラッチ(不図示)を覆うクラッチカバー29(図3及び図4参照)が取り付けられる。また、マグネトカバー28下方のクランクケース20(下ケース20b)側面には、オイル点検窓20cが形成されている。更にクランクケース20の左側方には、車両を支持するサイドスタンド30が設けられる(図3及び図4の二点鎖線部参照)。
また、上記したように、エンジン2は水冷式のエンジンであり、エンジン2には、冷却水をエンジン2内の各部に送り込むウォータポンプ31と、エンジン2の熱によって温められた冷却水を冷却するラジエータユニット32とが設けられている。ウォータポンプ31は、クランクケース20の右側面において、クラッチカバー29の前方に設けられている。ウォータポンプ31は、バランサ27と同軸に設けられる。すなわち、ウォータポンプ31は、バランサ27の回転によって駆動される。
ラジエータユニット32は、車両の走行風を受けるようにエンジン2の前方に設けられており、エンジン2の略上半部前方に設けられる第1ラジエータ33と、エンジン2の略下半部前方に設けられる第2ラジエータ34とを有している。第1ラジエータ33及び第2ラジエータ34は、それぞれ一対のタンク33a、34aを車幅方向に対向配置し、一対のタンク33a、34a間にラジエータコア33b、34bを連結して構成される。
ラジエータコア33b、34bは、扁平形状のウォータチューブと冷却フィン(共に不図示)とを交互に複数積層して構成される。第1ラジエータ33及び第2ラジエータ34は、上下に並べて配置されており、左側のタンク33a、34aがパイプ35aで連結され、右側のタンク33a、34aがパイプ35bで連結される。また、第1ラジエータ33の右側のタンク33aの上端には、ラジエータキャップ33cが設けられている。
また、マグネトカバー28の下方であって、オイルパン24の左側には、冷却水の一部を貯留するリザーバタンク36が配置されている。リザーバタンク36は、ブラケット37を介してマグネトカバー28に取り付けられる。ブラケット37は、例えば金属板で形成され、一端側がマグネトカバー28に固定される一方、他端側がリザーバタンク36の上端に固定される。すなわち、ブラケット37は、リザーバタンク36を吊り下げて保持する。
リザーバタンク36は、ポリプロピレン等の合成樹脂で半透明に形成される。これにより、リザーバタンク36内の冷却水の液面を外部から視認することが可能になっている。リザーバタンク36は、側面視及び前面視において略三角形状を有している。特に、図4に示す前面視において、リザーバタンク36は、マグネトカバー28の外面からオイルパン24の外面に連なるような外面形状を有している。また、リザーバタンク36には、ラジエータユニット32に冷却水を供給するための給水口36aが形成されている。
具体的に給水口36aは、図2に示すように、リザーバタンク36の前半部分の傾斜面から上方に向かって側面視略L字状に延びている。当該給水口36aには、図示しない配管を介してラジエータキャップ33cに接続される。リザーバタンク36に貯留される冷却水は、給水口36aから配管を経由して第1ラジエータ33に供給される。また、ラジエータキャップ33cが取り付けられたタンク33a内でオーバーフローした冷却水は、上記配管からリザーバタンク36に戻される。
また、ラジエータユニット32とエンジン2との間には、過給機4が配置されている。過給機4は、エキゾーストマニホールド(以下、マニホールド部40と記す)と、後述するタービンハウジング(以下、ハウジング部41と記す)とが鋳造により一体成型されたハウジング本体を有している。エンジン2の排気口にマニホールド部40が取り付けられることで、過給機4がエンジン2に固定される。
ハウジング部41は、車幅(左右)方向を軸方向とした円筒状に形成されており、内部にタービン及びターボシャフト(共に不図示)が収容される。ハウジング部41の円筒面上側には、マニホールド部40が接続される。マニホールド部40は、ハウジング部41に対する接続部分から上方に向かって2つに枝分かれした一対のパイプによって構成される。一対のパイプの先端は、シリンダヘッド22の前側に形成される各排気口に接続される。
ハウジング部41の左端側には、ターボシャフトのベアリング(共に不図示)を収容するベアリングハウジング42が設けられている。また、ベアリングハウジング42の左側には、コンプレッサ(不図示)を収容するコンプレッサハウジング43が設けられる。
ターボシャフトは、ハウジング部41からコンプレッサハウジング43との間で車幅方向に延びている。ターボシャフトの一端(右端)側にはタービンが固定され、ターボシャフトの他端(左端)側にはコンプレッサが固定される。これにより、タービン及びコンプレッサがターボシャフトを軸として一体回転可能に構成される。
コンプレッサハウジング43の下方には、ウェイストゲートバルブ44が設けられている。ウェイストゲートバルブ44は、タービン(ハウジング部41)に対する排気の流入量を調節する役割を果たす。例えば、過給圧が急激に上がった場合には、ウェイストゲートバルブ44が作動することでタービンに対する排気の流入量が少なくなるように調節される。
コンプレッサハウジング43の左端には、エアクリーナ(不図示)を通過した空気をコンプレッサハウジング43内に導入するコンプレッサパイプ45が接続される。また、コンプレッサハウジング43の上部には、コンプレッサハウジング43内で圧縮された空気をエンジン2内に導入するインテークパイプ46が接続される。
ハウジング部41の右端側には、排気管47(マフラー)が接続される。排気管47は、ハウジング部41から右方に突出した後、下方に向かって屈曲する。更に排気管47は、オイルパン24の右側で後方に屈曲し、オイルパン24の右側面に沿うようにして後方に延びている。オイルパン24の後方において、排気管47の後端には、チャンバ48が接続される。
このように構成される過給機4を備えたエンジン2では、乗員のスロットル操作に応じて、エンジン2の排気がマニホールド部40を介してハウジング部41内に導入される一方、外の空気がコンプレッサパイプ45を通じてコンプレッサハウジング43内に導入される。
ハウジング部41内では、排気の流れによってタービンが高速回転され、排気が排気管47及びチャンバ48を通じて外に排出される。一方、コンプレッサハウジング43内では、タービンの回転に応じてコンプレッサが回転することで空気が圧縮される。圧縮された空気は、インテークパイプ46を通じてエンジン2内に導入される。
このように、過給機4で空気を圧縮することにより、エンジン2の総排気量以上の混合気をエンジン2内に送り込むことができる。この結果、より多くの混合気を燃やしてエンジン2の出力を高めることができる。
ところで、従来では、水冷式のエンジンを搭載する自動二輪車において、冷却水を貯留するためのリザーバタンクが車体フレーム内の所定箇所に配置されていた。しかしながら、近年の自動二輪車にあっては、電子制御スロットルの駆動モータ、アクセルポジションセンサ、ABSの油圧制御ユニット、キャニスタ等、多くの構成部品が車体フレーム内に追加されている。このため、車体フレーム内にリザーバタンクを配置するスペースを確保することが困難となっていた。
例えば、リザーバタンクの配置箇所として、リヤサスペンションやスイングアームの周辺が考えられるが、冷却配管の取り回しが複雑化したり、スイングアームが揺動する際の各構成部品間の位置関係を考慮する必要があった。このため、リザーバタンクの容量を確保しつつ、給水性や組付性を考慮したリザーバタンクの配置が困難となっていた。
また、リザーバタンクのその他の配置箇所として、エンジンの前方も考えられるが、ラジエータの排風流れを阻害したり、排気管による熱の影響を受けるおそれがあった。その他にリザーバタンクは、視認性や注水性、重量等の観点から、配置箇所が限られる。このように、リザーバタンクの配置には、多くの設計上の制約があった。
そこで、本発明者等は、エンジン2の下方のスペースに着目し、熱の影響を抑制することができるリザーバタンク36の配置構造に想到した。具体的に、本実施の形態では、リザーバタンク36をクランクケース20の車幅方向中心より左側に配置し、クランクケース20の車幅方向中心より右側でクランクケース20の下方を通るように排気管47を配置し、リザーバタンク36と排気管47でオイルパン24を挟む構成とした。すなわち、リザーバタンク36を、マグネトカバー28(エンジンカバー)の下方において、オイルパン24を挟んで排気管47の反対側に配置した。
この構成によれば、リザーバタンク36と排気管47との間にオイルパン24が介在することで、リザーバタンク36を排気管47から遠ざけることができる。特に、オイルパン24が壁となって、排気管47の熱がリザーバタンク36に伝わり難くなっている。また、エンジン2の下方スペースにリザーバタンク36が設けられることで、排気管47だけでなく、熱源であるシリンダブロック21やシリンダヘッド22からもリザーバタンク36を遠ざけて配置することができる。これらにより、排気管47やシリンダヘッド22等からの熱の影響を抑制したリザーバタンク36の配置構造を実現することが可能である。
また、エンジン2(マグネトカバー28)の下方スペースでは、周辺部品が少ないため、リザーバタンク36が配置し易くなっている。このため、タンク容量を確保しつつ、冷却水容量の視認(確認)性、組み付け性を損なうことなくリザーバタンク36を配置することができる。例えば、マグネトカバー28の下方でリザーバタンク36をブラケット37で吊り下げる構成としたことにより、リザーバタンク36を容易に取り付けることが可能である。
特に図2に示すように、側面視においてリザーバタンク36は、クランクケース20(下ケース20b)のオイル点検窓20cに重ならないように配置されている。このため、オイル点検窓20cの視認性が確保されている。
また、リザーバタンク36の給水口36aの先端は、シリンダヘッド22の前端(前面)よりエンジン後方側であって、マグネトカバー28の中心より下方に位置している。このため、リザーバタンク36を前後方向に大きくすることなく、給水性や組み付け性を確保しつつ、コンパクトに配置することが可能である。
また、図3及び図4に示すように、リザーバタンク36は、マグネトカバー28の外面よりクランクケース20側(車幅方向内側)に配置されている。このため、車幅方向(左右方向)においても、リザーバタンク36をコンパクトに配置することが可能である。
更に、リザーバタンク36は、オイルパン24の下面(下端)より上方に配置されており、前面視におけるリザーバタンク36の外面形状が、マグネトカバー28の外面からオイルパン24の外面に連なるように形成されている。これにより、クランクケース20下方の限られたスペース内でリザーバタンク36を配置しつつも、例えばコーナリング走行時の車両のバンク角を確保することができる。
また、本実施の形態では、クランクケース20の左側にサイドスタンド30が設けられる、すなわち、リザーバタンク36と同じ側にサイドスタンド30が設けられている。このため、例えば駐車時に車両全体が左側に傾けられると、リザーバタンク36が車両下方に潜り込む。この結果、外観上リザーバタンク36を目立ち難くすることが可能である。
また、リザーバタンク36がアンダーカウル15によって覆われることで、更に外観上目立ち難くすると共に、リザーバタンク36を飛石等から保護することが可能である。なお、アンダーカウル15は、リザーバタンク36全体を覆うのではなく、リザーバタンク36内の冷却水の液面を視認できる程度に、リザーバタンク36の下方及び側方を覆う。
また、本実施の形態では、車両左側、すなわち、クランクケース20の左側にリザーバタンク36が設けられ、車両右側(リザーバタンク36とは反対側)、すなわち、クランクケース20の右側の側面にウォータポンプが設けられている。これにより、エンジン2の左右方向の重量バランスが保たれ、走行安定性の向上に寄与することが可能である。
また、本実施の形態では、エンジン2の前面にオイルクーラ25及びオイルフィルタ26が左右に並んで配置され、オイルクーラ25及びオイルフィルタ26の上方のクランクケース20内に、バランサ27が設けられている。これにより、バランサ27を備えるエンジン2であっても、バランサ27の下方スペースを有効活用して、エンジン2の前面に複数の構成を配置することが可能である。
更に、本実施の形態では、エンジン2の前方にラジエータユニット32が配置され、当該ラジエータユニット32とエンジン2との間に過給機4が配置されている。よって、エンジン2の下方スペースにリザーバタンク36を配置したことで、リザーバタンク36をラジエータユニット32及び過給機4から離すことが可能である。この結果、ラジエータユニット32の排風流れを阻害することがなく、更には、高熱源である過給機4を配置してもリザーバタンク36が過給機4の熱の影響を受けることが無い。
なお、本実施の形態では、並列2気筒のエンジン2を採用して車幅方向の大きさを抑える構成としたが、この構成に限定されない。例えば、エンジン2は、単気筒や2気筒以上のエンジンで構成されてもよく、各気筒の配置も並列に限らず適宜変更が可能である。
また、本実施の形態では、車体フレーム10をダイヤモンドフレームで構成したが、この構成に限定されない。車体フレーム10は、例えばツインスパータイプのフレームであってもよい。
また、本実施の形態では、クランクケース20の左側でマグネトカバー28の下方にリザーバタンク36を配置する構成としたが、この構成に限定されない。リザーバタンク36は、クランクケース20の右側で例えばクラッチカバー29の下方に配置されてもよい。
また、本実施の形態では、エンジンカバーとして、マグネトカバー28を例にして説明したが、この構成に限定されない。エンジンカバーとして、クラッチカバー29を用いてもよい。
また、本実施の形態では、排気管47がクランクケース20の右側に設けられる構成としたが、この構成に限定されない。排気管47は、例えばクランクケース20の左側に設けられてもよい。この場合、リザーバタンク36は、クランクケース20の右側に配置されることが好ましい。
また、本実施の形態では、ウォータポンプ31が、クランクケース20の右側面において、バランサ27と同軸に配置される構成としたが、この構成に限定されない。ウォータポンプ31は、例えば、シリンダヘッド22内のカム軸と同軸に配置されてもよい。
また、本実施の形態では、第1ラジエータ33及び第2ラジエータ34を上下に並べて配置したラジエータユニット32を例にして説明したが、この構成に限定されない。下側の第2ラジエータ34を空冷のオイルクーラに置き換えてもよい。
また、本実施の形態では、サイドスタンド30をクランクケース20の左側に配置する構成としたが、この構成に限定されない。サイドスタンド30は、例えば、クランクケース20の右側に配置されてもよい。
また、本実施の形態では、エンジン2に過給機4及びバランサ27が設けられる構成としたが、この構成に限定されない。過給機4及びバランサ27は、必ずしも設けられなくてよい。
また、本実施の形態及び変形例を説明したが、本発明の他の実施の形態として、上記実施の形態及び変形例を全体的又は部分的に組み合わせたものでもよい。
また、本発明の実施の形態は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施形態をカバーしている。
以上説明したように、本発明は、熱の影響を抑制することができるという効果を有し、特に、エンジンの冷却水を貯留するリザーバタンクの配置構造に有用である。
1 自動二輪車
15 アンダーカウル
2 エンジン
20 クランクケース(エンジンケース)
20a 上ケース(エンジンケース)
20b 下ケース(エンジンケース)
21 シリンダブロック(シリンダ)
22 シリンダヘッド
24 オイルパン
25 オイルクーラ
26 オイルフィルタ
27 バランサ
28 マグネトカバー(エンジンカバー)
30 サイドスタンド
31 ウォータポンプ
32 ラジエータユニット(ラジエータ)
33 第1ラジエータ(ラジエータ)
34 第2ラジエータ(ラジエータ)
36 リザーバタンク
36a 給水口
4 過給機
47 排気管

Claims (9)

  1. エンジンの冷却水を貯留するリザーバタンクと、
    エンジンケースの側方を覆うエンジンカバーと、
    前記エンジンケースの下方に設けられるオイルパンと、
    前記エンジンケースの下方を通る排気管と、を備え、
    前記リザーバタンクは、前記エンジンカバーの下方において、前記オイルパンを挟んで前記排気管の反対側に配置されることを特徴とするリザーバタンクの配置構造。
  2. 前記リザーバタンクは、前記エンジンカバーの外面より前記エンジンケース側に配置されることを特徴とする請求項1に記載のリザーバタンクの配置構造。
  3. 前記リザーバタンクは、前記オイルパンの下面より上方に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリザーバタンクの配置構造。
  4. 前記エンジンは、シリンダの軸線が鉛直方向に対して前側に傾くように配置され、
    前記リザーバタンクは、上方に向かって延びる給水口を有し、
    前記給水口の先端は、シリンダヘッドの前端よりエンジン後方側であって、前記エンジンカバーの中心より下方に位置することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のリザーバタンクの配置構造。
  5. 前記リザーバタンクとは反対側の前記エンジンケースの側面にウォータポンプが設けられることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のリザーバタンクの配置構造。
  6. 前記エンジンの前面にオイルクーラ及びオイルフィルタが並んで配置され、前記オイルクーラ及び前記オイルフィルタの上方の前記エンジンケース内に、バランサが設けられることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のリザーバタンクの配置構造。
  7. 前記エンジンの前方に配置されるラジエータと、
    前記ラジエータと前記エンジンとの間に配置される過給機と、を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のリザーバタンクの配置構造。
  8. 前記リザーバタンクと同じ側にサイドスタンドが設けられることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のリザーバタンクの配置構造。
  9. 前記リザーバタンクは、アンダーカウルに覆われることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載のリザーバタンクの配置構造。
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