JP2018082307A - パケット送信装置、パケット送信方法、パケット送信プログラム、及び通信システム - Google Patents
パケット送信装置、パケット送信方法、パケット送信プログラム、及び通信システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018082307A JP2018082307A JP2016223245A JP2016223245A JP2018082307A JP 2018082307 A JP2018082307 A JP 2018082307A JP 2016223245 A JP2016223245 A JP 2016223245A JP 2016223245 A JP2016223245 A JP 2016223245A JP 2018082307 A JP2018082307 A JP 2018082307A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- terminal device
- packet transmission
- representative
- distribution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
【課題】通信システムの通信量の増大を抑制しつつ、同報通知を実行することができる。【解決手段】複数の端末装置と、前記複数の端末装置に同一のデータを含むパケットを送信するパケット送信装置とを有する通信システムに含まれる前記パケット送信装置であって、前記複数の端末装置が属する1以上の配信グループを決定し、同じ配信グループに属する端末装置に前記パケット送信装置から受信したデータを配信する代表端末装置を、前記配信グループそれぞれにおいて決定する配信グループ決定部と、前記配信グループそれぞれの代表端末装置に前記データを送信する送信部とを有し、前記配信グループ決定部は、前記配信グループの決定または前記代表端末の決定の少なくとも一方を、前記複数の端末装置それぞれの属性を示す端末情報に基づいて行う。【選択図】 図3
Description
本発明は、パケット送信装置、パケット送信方法、パケット送信プログラム、及び通信システムに関する。
音声同報通信では、複数の端末装置間で同時に音声通話を行う。音声同報通知に対応する通信システムは、複数の端末装置から音声データを含むパケットを受信し、受信したパケットを、音声同報通知を行う複数の端末装置に送信するパケット送信装置を有する。
同報通知に関する技術は、以下の特許文献1,2に記載されている。
しかし、音声同報通知に参加する端末装置の増加に伴い、パケット送信装置からのパケット送信数も増加する。パケット送信装置と端末装置間は、例えば、複数の異なるネットワークや、ネットワークを中継するルータ、ブリッジなどのネットワーク機器を介して接続される。パケット送信装置から端末装置に送信されるパケットは、上述した多くのネットワーク及びネットワーク機器を介して送信されるため、パケット送信装置からのパケット送信数が増加することで、通信システム全体の通信量が増大する。
そこで、一開示は、通信システムの通信量の増大を抑制しつつ、同報通知を実行するパケット送信装置を提供する。
1つの側面では、複数の端末装置と、前記複数の端末装置に同一のデータを含むパケットを送信するパケット送信装置とを有する通信システムに含まれる前記パケット送信装置であって、前記複数の端末装置が属する1以上の配信グループを決定し、同じ配信グループに属する端末装置に前記パケット送信装置から受信したデータを配信する代表端末装置を、前記配信グループそれぞれにおいて決定する配信グループ決定部と、前記配信グループそれぞれの代表端末装置に前記データを送信する送信部とを有し、前記配信グループ決定部は、前記配信グループの決定または前記代表端末の決定の少なくとも一方を、前記複数の端末装置それぞれの属性を示す端末情報に基づいて行う。
一開示は、通信システムの通信量の増大を抑制しつつ、同報通知を実行することができる。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態について説明する。
<通信システムの構成例>
図1は、通信システム10の構成例を示す図である。通信システム10は、端末装置100−1〜6(以降、端末装置100と呼ぶ場合がある)、ネットワーク250、及びパケット送信装置300を有する。ネットワーク250は、基地局装置200−1〜3(以降、基地局装置200と呼ぶ場合がある)、MME(Mobility Management Entity)201を有する。通信システム10は、例えば、LTE(Long Term Evolution)に準拠した無線通信システムである。
図1は、通信システム10の構成例を示す図である。通信システム10は、端末装置100−1〜6(以降、端末装置100と呼ぶ場合がある)、ネットワーク250、及びパケット送信装置300を有する。ネットワーク250は、基地局装置200−1〜3(以降、基地局装置200と呼ぶ場合がある)、MME(Mobility Management Entity)201を有する。通信システム10は、例えば、LTE(Long Term Evolution)に準拠した無線通信システムである。
端末装置100は、ネットワーク250の有する基地局装置200と無線接続し、ネットワーク250を介してデータを含むパケットを送受信することで、他の通信装置やパケット送信装置300と通信を行う。端末装置100は、例えば、タブレット端末やスマートフォンなどの移動体通信装置である。また、基地局装置200は、例えば、LTEにおけるeNodeB(evolved Node B)である。
パケット送信装置300は、端末装置100にデータを含むパケットを送信する装置である。パケット送信装置300は、例えば、サーバマシンやコンピュータである。パケット送信装置300は、例えば、複数の端末装置100で同時に音声通話を行う音声同報通知や、複数の端末装置100で同時にデータを送受信する同報通知を制御する。
パケット送信装置300による同報通知の制御方式には、例えば、パケット送信装置300が、同報通知を行う全端末装置100にデータを送信する同報通知制御方式(以下、全端末同報通知方式と呼ぶ場合がある)がある。
図2は、全端末同報通知方式における、同報通知で送受信されるパケットの例を示す図である。なお、図2は、端末装置100−1〜5が同報通知を行う場合の例である。パケット送信装置300は、端末装置100−1からデータを含むパケットを受信する(S1)。そして、パケット送信装置300は、端末装置100−1から受信したデータをコピーし、コピーしたデータを含むパケットを、同報通知を行う端末装置100−1以外の全端末装置(端末装置100−2〜6)に送信する(S2〜S5)。端末装置100−2〜6は、データを含むパケットを受信し、受信したデータを専用のアプリケーションなどで音声や文字データに変換する。これにより、端末装置100−1〜6は、同報通知を実行することができる。
全端末同報通知方式では、パケット送信装置300は、同報通知に参加する全端末装置100にデータを送信するため、端末装置の数が増加するほど、パケット送信数が増加する。パケット送信数が増加すると、通信システム10における通信量が増大し、パケット送信装置300の処理負荷も増大する。そこで、第1の実施の形態では、同報通知の制御方式として、グループ同報通知方式を設ける。グループ同報通知方式では、パケット送信装置300は、同報通知を行う端末装置100を、1以上のサブグループ(以下、配信グループと呼ぶ場合がある)に振り分ける。そして、パケット送信装置300は、サブグループごとに代表端末装置を決定し、代表端末装置にコピーしたデータを含むパケットを送信する。パケットを受信した代表端末装置は、同じサブグループに属する端末装置100に受信したデータを含むパケットを送信する。また、パケット送信装置300は、配信グループの決定または代表端末の決定の、少なくともどちらか一方は、端末装置の属性を示す端末情報に基づいて行う。
図3は、グループ同報通知方式における、同報通知で送受信されるパケットの例を示す図である。なお、図3は、端末装置100−1〜5が同報通知を行う場合の例である。また、図3においては、端末装置100−1,2がサブグループSG1、端末装置100−3,4がサブグループSG2、端末装置100−5がサブグループSG3に属する。また、サブグループSG1、SG2、及びSG3の代表端末装置は、それぞれ、端末装置100−1、端末装置100−3、端末装置100−5である。
パケット送信装置300は、端末装置100−1からデータを含むパケットを受信する(S11)。そして、パケット送信装置300は、端末装置100−1から受信したデータをコピーし、コピーしたデータを含むパケットを、各サブグループの代表端末装置である端末装置100−1、端末装置100−3、及び端末装置100−5に送信する(S12、S13、S14)。パケットを受信した代表端末装置は、受信したパケットに含まれるデータをコピーし、同じサブグループの端末装置100に、コピーしたデータを含むパケットを送信する(S15、S16)。図3で示すように、端末装置100−1は端末装置100−2に、端末装置100−3は端末装置100−4に、パケットを送信する。なお、端末装置100−5は、サブグループ内に他の端末装置100が存在しないため、パケットの送信は行わない。端末装置100−2、4は、データを含むパケットを代表端末装置から受信し、受信したデータを専用のアプリケーションなどで音声や文字データに変換する。これにより、端末装置100−1〜6は、同報通知を実行することができる。
<パケット送信装置の構成例>
図4は、パケット送信装置300の構成例を示す図である。パケット送信装置300は、CPU(Central Processing Unit)310、ストレージ320、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などのメモリ330、NIC(Network Interface Card)340を有する。
図4は、パケット送信装置300の構成例を示す図である。パケット送信装置300は、CPU(Central Processing Unit)310、ストレージ320、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などのメモリ330、NIC(Network Interface Card)340を有する。
ストレージ320は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置である。ストレージ320は、同報通知制御プログラム321、端末情報取得プログラム322、サブグループ制御プログラム323、端末情報テーブル324、及びサブグループテーブル325を記憶する。
端末情報テーブル324は、端末装置の属性を示す端末情報を記憶するテーブルである。端末情報テーブル324は、例えば、端末装置100の識別子、位置、CPU利用可能量、メモリ利用可能量、帯域利用可能量、残電池残量、電波状態などを記憶する。
端末装置100の識別子は、例えば、端末装置100のIMEI(International Mobile Equipment Identifier)である。端末装置100の識別子は、端末装置100を一意に示す値や符号である。
位置は、例えば、端末装置100の位置の経度及び緯度の情報である。位置は、端末装置100の相対位置、又は絶対位置を示す値である。
CPU利用可量は、例えば、端末装置100の有するCPUの周波数に、未使用の割合を乗じた数値である。CPU利用可能量は、端末装置100の実行可能な処理量を示す値である。
メモリ利用可能量は、例えば、端末装置100の有するメモリの残容量である。メモリ利用可能量は、端末装置100が記憶可能なデータ量を示す値である。
帯域利用可能量は、例えば、端末装置100の有する通信帯域に未使用の割合を乗じた数値である。帯域利用可能量は、端末装置100が通信可能な帯域量(帯域幅)を示す値である。
電波状態は、例えば、端末装置100における、基地局装置200が送信する電波の受信電力や干渉度合いである。電波状態は、受信電力が強く干渉度合いが小さい程良好である、端末装置100の受信電波の状態を示す指標である。
サブグループテーブル325は、同報通知を行う端末装置100の属するサブグループや、各サブグループの代表端末装置を記憶するテーブルである。サブグループテーブル325は、同報通知のグループ、サブグループ番号、端末装置の識別子、及び代表端末装置か否かの情報を記憶する。
同報通知のグループ名は、複数存在する同報通知のグループを識別する識別名である。通信システム10では、複数の同報通知を並行して実行することが可能である。例えば、端末装置100−1〜3はAグループで同報通知を行い、並行して端末装置100−4〜6はBグループで同報通知を行うことが可能である。2つの同報通知のグループを、前述したように、それぞれグループA及びグループBと呼ぶことで、同報通知のグループを識別することができる。
サブグループ番号は、グループ内の端末装置100が振り分けられたサブグループの番号を示す。サブグループ番号は、例えば、生成された順に1から割り付けられる。
メモリ330は、ストレージ320に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ330は、プログラムがデータを記憶する領域としても使用される。
NIC340は、ネットワーク250と接続するネットワークインターフェースである。パケット送信装置300は、NIC340を介して、端末装置100とパケットの送受信を行うことで、端末装置100と通信を行う。
CPU310は、同報通知制御プログラム321を実行することで、同報通知制御処理を行う。同報通知制御処理は、端末装置100の同報通知を制御する処理である。
パケット送信装置300は、同報通知制御処理を行うことで、例えば、全端末同報通知方式での同報通知を実現する。パケット送信装置300は、端末装置100からパケットを受信すると、受信したパケットに含まれるデータをコピーし、パケット送信元の端末装置100と同報通知を行う全端末装置100にコピーしたデータを含むパケットを送信する。
また、パケット送信装置300は、同報通知制御処理を行うことで、例えば、グループ同報通知方式での同報通知を実現する。パケット送信装置300は、端末装置100からパケットを受信すると、受信したパケットに含まれるデータをコピーし、パケット送信元の端末装置100と同報通知を行う、それぞれのサブグループの代表端末装置にコピーしたデータを含むパケットを送信する。
CPU310は、パケット受信モジュール3211を実行することで、受信部を構築し、同報通知制御処理におけるパケット受信処理を行う。パケット受信処理は、端末装置100から同報通知するデータを含むパケットを受信し、受信したデータをコピーする処理である。
CPU310は、パケット送信モジュール3212を実行することで、送信部を構築し、同報通知制御処理におけるパケット送信処理を行う。パケット送信処理は、代表端末装置又は同報通知に参加する全端末装置100にパケットを送信する処理である。
また、CPU310は、端末情報取得プログラム322を実行することで、取得部を構築し、端末情報取得処理を行う。端末情報取得処理は、端末装置100から端末情報を取得する処理である。パケット送信装置300は、端末情報取得処理において、端末装置100に端末情報の送信を要求する端末情報取得要求を送信し、端末情報取得要求に応答した端末装置100から送信される端末情報を受信する。また、パケット送信装置300は、端末情報取得処理において、端末装置100が定期的に送信する端末情報を取得してもよい。
さらに、CPU310は、サブグループ制御プログラム323を実行することで、配信グループ決定部を構築し、サブグループ制御処理を行う。サブグループ制御処理は、グループ同報通知方式において、端末装置100をサブグループに振り分け、各サブグループの代表端末装置を決定する処理である。
CPU310は、サブグループ振分モジュール3231を実行することで、サブグループ振分処理を行う。サブグループ振分処理は、例えば、端末装置100が同報通知に参加する申請をしたとき、当該端末装置100をサブグループに振り分ける処理である。パケット送信装置300は、サブグループ振分処理において、例えば、端末情報に含まれる端末装置100の位置に基づいて、端末装置100のサブグループへの振り分けを行う。
CPU310は、代表端末更新モジュール3232を実行することで、代表端末更新処理を行う。代表端末更新処理は、各サブグループの代表端末装置を変更する処理である。パケット送信装置300は、代表端末更新処理において、例えば、端末情報に含まれる端末装置100のCPU利用可能量、メモリ利用可能量、帯域利用可能量、残電池残量、及び電波状態、又はこれらの組み合わせに基づいて、代表端末装置を決定する。パケット送信装置300は、例えば、定期的に代表端末更新処理を行う。
<端末装置の構成例>
図5は、端末装置100の構成例を示す図である。端末装置100は、CPU110、ストレージ120、DRAMなどのメモリ130、RF(Radio Frequency)回路150を有する。
図5は、端末装置100の構成例を示す図である。端末装置100は、CPU110、ストレージ120、DRAMなどのメモリ130、RF(Radio Frequency)回路150を有する。
ストレージ120は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD、又はSSDなどの補助記憶装置である。ストレージ120は、同報通知プログラム121、端末情報送信プログラム122、及び端末情報123を記憶する。
端末情報123は、端末装置100が測定及び算出した端末情報が記憶される。端末情報123は、例えば、端末装置100の識別子、位置、CPU利用可能量、メモリ利用可能量、帯域利用可能量、残電池残量、電波状態などを記憶する。
メモリ130は、ストレージ120に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ130は、プログラムがデータを記憶する領域としても使用される。
RF回路150は、基地局装置200と無線接続し、パケット送信装置300と無線通信を行う通信インタフェースである。
CPU110は、同報通知プログラム121を実行することで、同報通知処理を行う。同報通知処理は、同報通知行う処理である。端末装置100は、同報通知処理において、パケット送信装置300からパケットを受信すると、自装置が代表端末装置である場合、自装置が属するサブグループの他の端末装置100に、受信したパケットのデータを含むパケットを送信する。また、端末装置100は、同報通知処理において、パケット送信装置300からパケットを受信すると、自装置が代表端末装置でない場合、他の端末装置100に対してパケットを送信しない。
CPU110は、パケット受信モジュール1211を実行することで、同報通知処理におけるパケット受信処理を行う。パケット受信処理は、パケット送信装置300から同報通知するデータを含むパケットを受信し、自装置が代表端末装置である場合、受信したデータをコピーする処理である。
CPU110は、パケット送信モジュール1212を実行することで、同報通知処理におけるパケット送信処理を行う。パケット送信処理は、自装置が代表端末装置である場合、自装置の属するサブグループの端末装置100に、コピーしたデータを含むパケットを送信する処理である。
また、CPU110は、端末情報送信プログラム122を実行することで、端末情報送信処理を行う。端末情報送信処理は、パケット送信装置300に端末情報を送信する処理である。端末装置100は、端末情報送信処理において、パケット送信装置300からの端末情報取得要求に応答し、端末情報123に記憶する、又は測定及び算出した端末情報をパケット送信装置300に送信する。また、端末装置100は、端末情報取得処理において、定期的に端末情報をパケット送信装置300に送信してもよい。
<グループ同報通知方式>
グループ同報通知方式による同報通知について説明する。グループ同報通知方式による同報通知(以下、同報通知と呼ぶ場合がある)は、パケット送信装置300が端末装置100から端末情報を取得する端末情報取得処理、同報通知に参加する端末装置100をサブグループに振り分けるサブグループ振分処理、同報通知する同報通知用データを含むパケットを送受信するパケット送受信処理、及び各サブグループの代表端末装置を更新する代表端末更新処理に大別される。以下、それぞれの処理ついて説明する。
グループ同報通知方式による同報通知について説明する。グループ同報通知方式による同報通知(以下、同報通知と呼ぶ場合がある)は、パケット送信装置300が端末装置100から端末情報を取得する端末情報取得処理、同報通知に参加する端末装置100をサブグループに振り分けるサブグループ振分処理、同報通知する同報通知用データを含むパケットを送受信するパケット送受信処理、及び各サブグループの代表端末装置を更新する代表端末更新処理に大別される。以下、それぞれの処理ついて説明する。
<1.端末情報取得処理>
図6は、同報通知における端末情報取得処理のシーケンスの例を示す図である。パケット送信装置300は、例えば、定期的に端末情報取得処理を実行する。
図6は、同報通知における端末情報取得処理のシーケンスの例を示す図である。パケット送信装置300は、例えば、定期的に端末情報取得処理を実行する。
パケット送信装置300は、端末情報取得処理を実行する契機の発生に伴い、端末情報取得処理を行う(S100)。パケット送信装置300は、端末情報取得処理S100において、同じ同報通知グループに属する端末装置100に、端末情報を送信するよう要求する端末情報取得要求を送信する。図6においては、パケット送信装置300は、端末装置100−1〜5に対して端末情報取得要求を送信する(S101、S102)。
端末装置100−1〜5は、端末情報取得要求を受信すると、端末情報を取得する(S103、S104)。
端末装置100は、例えば、GPS(Global Positioning System)を利用して、端末情報に含まれる位置を取得する。
また、端末装置100は、例えば、基地局装置200からの電波の受信強度や干渉度合いを測定することで、端末情報に含まれる電波状態を測定する。
また、端末装置100は、例えば、CPUの使用率を取得し、CPUの使用率に基づき、端末情報に含まれるCPU利用可能量を算出する。
また、端末装置100は、例えば、メモリを参照し、端末情報に含まれるメモリ使用可能量を取得する。
また、端末装置100は、例えば、RF回路の使用率を取得し、RF回路の使用率に基づき、端末情報に含まれる帯域利用可能量を算出する。
さらに、端末装置100は、例えば、端末情報に含まれる電池残量を、電池残量の管理装置から取得する。
端末装置100−1〜5は、端末情報を取得すると、パケット送信装置300に端末情報を送信する(S105、S106)。パケット送信装置300は、端末装置100−1〜5から端末情報を取得すると、端末情報テーブル324を更新する。
図7は、端末情報テーブル324の例を示す図である。端末情報テーブル324は、端末装置100ごとの端末情報を記憶される。
位置は、例えば、端末装置100が位置する緯度及び経度であり、図7によると、例えば、端末装置100−1は緯度「aaa」、経度「bbb」に位置する。
CPU利用可能量の単位は、メガヘルツ(MHz:Mega Hz)である。図7によると、例えば、端末装置100−1のCPU利用可能量は800メガヘルツである。
メモリ利用可能量の単位は、メガビット(Mbit:Mega bit)である。図7によると、例えば、端末装置100−1のメモリ利用可能量は500メガビットである。
帯域利用可能量の単位は、メガビーピーエス(Mbps:Mega bit per second)である。図7によると、例えば、端末装置100−1の帯域利用可能量は500メガビーピーエスである。
電池残量の単位は、パーセント(%)である。図7によると、例えば、端末装置100−1の電池残量は100パーセントである。
電波状態は、「良好」または「普通」で示す。例えば、電波強度が電波強度閾値より強い場合、電波状態は良好である。一方、電波強度が電波強度閾値以下の場合、電波状態は普通である。また、電波状態は、電波強度及び干渉度合いの総合的な数値に基づき判定してもよい。
なお、第1の実施の形態においては、パケット送信装置300は、端末情報取得要求を端末装置100に送信することで、端末装置100から端末情報を取得しているが、端末装置100が定期的に、又は不定期に送信する端末情報を取得してもよい。
<2.サブグループ振分処理>
図8は、同報通知におけるサブグループ振分処理のシーケンスの例を示す図である。パケット送信装置300は、端末装置100−1から、端末装置100−1の同報通知への参加を要求する同報通知開始要求を受信する(S200)。パケット送信装置300は、同報通知開始要求を受信すると、サブグループ振分処理を行う(S201)。
図8は、同報通知におけるサブグループ振分処理のシーケンスの例を示す図である。パケット送信装置300は、端末装置100−1から、端末装置100−1の同報通知への参加を要求する同報通知開始要求を受信する(S200)。パケット送信装置300は、同報通知開始要求を受信すると、サブグループ振分処理を行う(S201)。
図9は、サブグループ振分処理の処理フローチャートの例を示す図である。パケット送信装置300は、同報通知開始要求を受信するのを待ち受ける(S2011のNo)。パケット送信装置300は、同報通知開始要求を受信すると(S2011のYes)、許容端末数未満のサブグループがあるかどうかを判定する(S2012)。
許容端末数は、サブグループに属する端末装置100の上限数である。1つのサブグループに属する端末装置100の数が多くなると、代表端末装置が送信するパケット数が増大するため、代表端末装置の処理負荷が増大する。そこで、通信システム10においては、端末装置100の処理能力や、通信システム10の通信能力に基づいて、許容端末数を設定する。なお、端末装置100が、実運用上想定される数以上の端末装置100にパケットを送信するのに十分な処理能力を有する場合、許容端末数を無限大、すなわち、許容端末数は設定しないこととしてもよい。第1の実施の形態においては、許容端末数が3台である場合を例として、以下に説明する。
パケット送信装置300は、許容端末数以下のサブグループがある場合(S2012のYes)、同報通知開始要求を送信した端末装置100と最も近い、許容端末数以下のサブグループの代表端末装置との距離を算出する(S2013)。そして、パケット送信装置300は、算出した距離と距離閾値を比較する(S2013)。
距離閾値は、サブグループに属する端末装置と、代表端末装置との距離の閾値である。パケット送信装置300は、端末装置100と代表端末装置との距離が距離閾値より遠い場合、当該端末装置を当該代表端末装置の属するサブグループに振り分けない。これは、代表端末装置との距離が距離閾値より遠い端末装置100は、代表端末装置が送信するパケットを所定品質以上で受信できない可能性があるからである。
また、距離閾値は、代表端末装置がサブグループに属する端末装置100にパケットを送信するパケット送信手段により異なる。
例えば、パケット送信手段として、代表端末装置とサブグループに属する端末装置100を、直接無線接続する手段を用いる場合、距離閾値は、直接無線接続した端末装置100にパケットが到達する距離である。直接無線接続する手段としては、例えば、D2D(Device to Device)接続や、代表端末装置をテザリング端末としたテザリング接続などがある。
また、例えば、パケット送信手段として、代表端末装置が接続する基地局装置200を介してサブグループに属する端末装置100にパケットを送信する間接無線接続する手段である場合、距離閾値は、同一基地局装置200の通信エリアに基づく距離である。
なお、距離閾値は、端末装置100の密集度や、通信システム10のカバーする通信エリアに基づいた距離であってもよい。
パケット送信装置300は、算出した距離が距離閾値以下であると判定すると(S2013のYes)、同報通知開始要求の送信元の端末装置100と最も近い代表端末装置の属するサブグループに振り分ける(S2014)。
パケット送信装置300は、許容端末数未満のサブグループが存在しない場合(S2012のNo)や、算出した距離が距離閾値より大きい場合(S2013のNo)、同報通知開始要求の送信元の端末装置100を代表端末装置とする、新規サブグループを生成する(S2015)。
図8のシーケンスに戻り、パケット送信装置300は、同報通知開始要求の送信元の端末装置100−1に対して、サブグループ振分処理S201を行う。同報通知開始要求S200を受信した時点においては、同報通知開始前であり、サブグループがない状態である。そのため、パケット送信装置300は、許容端末数未満のサブグループがない(図9のS2012のYes)ため、端末装置100−1を代表端末装置として新規サブグループを生成する(図9のS2015)。
図10は、同報通知開始要求S200受信によるサブグループ振分処理実行後のサブグループテーブル325の例を示す図である。パケット送信装置300は、端末装置100−1を新規のサブグループS1に振り分け、代表端末装置としている。なお、グループAは、同報通知を行うグループ名であり、端末装置100−1はグループAにおける同報通知への参加を要求している。以下、他の端末装置100−2〜5も、グループAにおける同報通知への参加を要求するものとする。
図8のシーケンスに戻り、パケット送信装置300は、同報通知への参加を受け付けたことを示す同報通知受付を端末装置100−1に送信する(S202)。そして、端末装置100−2から、同報通知開始要求を受信し(S203)、サブグループ振分処理を行う(S201)。
パケット送信装置300は、図10におけるサブグループテーブル325に基づき、サブグループ振分処理S201を実行する。パケット送信装置300は、サブグループテーブル325を参照し、許容端末数未満のサブグループS1が存在すると判定する(図9のS2012のYes)。そして、サブグループS1の代表端末装置である端末装置100−1と、同報通知開始要求S201の送信元である端末装置100−2との距離を算出する。パケット送信装置300は、例えば、端末情報に含まれる端末装置100の位置に基づき距離を算出する(算出した距離は距離閾値以下であるとする)。パケット送信装置300は、算出した距離が距離閾値以下あるため(S2013のYes)、端末装置100−2を端末装置100−1のサブグループS1に属すると決定し、サブグループテーブル325を更新する(S2014)。
図11は、同報通知開始要求S203受信によるサブグループ振分処理実行後のサブグループテーブル325の例を示す図である。図11によると、同報通知を行うグループAの端末装置は端末装置100−1,2である。また、図11によると、端末装置100−1,2はサブグループS1に属し、代表端末装置は端末装置100−1である。
図8のシーケンスに戻り、パケット送信装置300は、同報通知受付を端末装置100−2に送信する(S204)。そして、端末装置100−3から、同報通知開始要求を受信し(S205)、サブグループ振分処理を行う(S201)。
パケット送信装置300は、図11におけるサブグループテーブル325に基づき、サブグループ振分処理S201を実行する。図11によると、サブグループS1に属する端末装置100は2台であり、許容端末数である3未満である。そこで、パケット送信装置300は、許容端末数未満のサブグループS1が存在すると判定する(図9のS2012のYes)。そして、サブグループS1の代表端末装置である端末装置100−1と端末装置100−3との距離を算出する(算出した距離は距離閾値より大きいものとする)。そして、パケット送信装置300は、算出した距離が距離閾値以下ではないため(図9のS2013のNo)、端末装置100−3を代表端末装置とした新たなサブグループS2を生成する(図9のS2015)。
図12は、同報通知開始要求S205受信によるサブグループ振分処理実行後のサブグループテーブル325の例を示す図である。図12によると、同報通知を行うグループAの端末装置は端末装置100−1〜3である。また、図12によると、端末装置100−1,2はサブグループS1に属し、代表端末装置は端末装置100−1である。さらに、図12によると、端末装置100−3はサブグループS2に属し、代表端末装置である。
図8のシーケンスに戻り、パケット送信装置300は、同報通知受付を端末装置100−3に送信する(S206)。そして、端末装置100−4から、同報通知開始要求を受信し(S207)、サブグループ振分処理を行う(S201)。
パケット送信装置300は、図12におけるサブグループテーブル325に基づき、サブグループ振分処理S201を実行する。図12によると、サブグループS1に属する端末装置100は2台であり、サブグループS2に属する端末装置は1台であるため、許容端末数未満である。そこで、パケット送信装置300は、許容端末数未満のサブグループS1,S2が存在すると判定する(図9のS2012のYes)。そして、パケット送信装置300は、サブグループS1の代表端末装置である端末装置100−1と端末装置100−4との距離、及びサブグループS2の代表端末装置である端末装置100−3と端末装置100−4との距離を算出する。ここで、端末装置100−3との距離は、端末装置100−1との距離よりも小さく、かつ距離閾値以下であるとする。パケット送信装置300は、最も近い代表端末装置である端末装置100−3との距離が距離閾値以下であるため(図9のS2013のYes)、端末装置100−3を代表端末装置としたサブグループS2に、端末装置100−4が属すると決定し、サブグループテーブル325を更新する(図9のS2014)。
図13は、同報通知開始要求S207受信によるサブグループ振分処理実行後のサブグループテーブル325の例を示す図である。図13によると、同報通知を行うグループAの端末装置は端末装置100−1〜4である。また、図13によると、端末装置100−1,2はサブグループS1に属し、代表端末装置は端末装置100−1である。さらに、図13によると、端末装置100−3,4はサブグループS2に属し、代表端末装置は端末装置100−3である。
図8のシーケンスに戻り、パケット送信装置300は、同報通知受付を端末装置100−4に送信する(S208)。そして、端末装置100−5から、同報通知開始要求を受信し(S209)、サブグループ振分処理を行う(S201)。
パケット送信装置300は、図13におけるサブグループテーブル325に基づき、サブグループ振分処理S201を実行する。図13によると、サブグループS1及びS2に属する端末装置100はそれぞれ2台であり、いずれも許容端末数未満である。そこで、パケット送信装置300は、許容端末数未満のサブグループS1,S2が存在すると判定する(図9のS2012のYes)。そして、パケット送信装置300は、サブグループS1の代表端末装置である端末装置100−1と端末装置100−5との距離、及びサブグループS2の代表端末装置である端末装置100−3と端末装置100−5との距離を算出する。ここで、端末装置100−3との距離は、端末装置100−1との距離よりも小さく、かつ距離閾値より大きいとする。パケット送信装置300は、最も近い代表端末装置である端末装置100−3との距離が距離閾値より大きいため(図9のS2013のNo)、端末装置100−5を代表端末装置とした新規のサブグループS3を生成し、サブグループテーブル325を更新する(図9のS2015)。
図14は、同報通知開始要求S209受信によるサブグループ振分処理実行後のサブグループテーブル325の例を示す図である。図14によると、同報通知を行うグループAの端末装置は端末装置100−1〜5である。また、図14によると、端末装置100−1,2はサブグループS1に属し、代表端末装置は端末装置100−1である。さらに、図14によると、端末装置100−3,4はサブグループS2に属し、代表端末装置は端末装置100−3である。さらに、図14によると、端末装置100−5はサブグループS3に属し、代表端末装置である。
上述したように、パケット送信装置300は、端末装置100から同報通知への参加を要求されるごとに、同報通知への参加を要求した端末装置100をサブグループに振り分ける。これにより、同報通知へ参加する端末装置100の数が順次増加する場合でも、それまでに同報通知に参加している端末装置100のサブグループ構成を変更することなく、新たな端末装置100をサブグループに振り分けることができる。なお、パケット送信装置300の処理能力によっては、新たな端末装置100が同報通知に参加するごとに、全端末装置100のサブグループの振り分けを再構築してもよい。
<パケット送受信処理>
図15は、同報通知におけるパケット送受信処理のシーケンスの例を示す図である。図15は、端末装置100−1が同報通知に使用する同報通知用データを送信し、端末装置100−2〜5音声同報通知が同報通知用データを受信する例について説明する。
図15は、同報通知におけるパケット送受信処理のシーケンスの例を示す図である。図15は、端末装置100−1が同報通知に使用する同報通知用データを送信し、端末装置100−2〜5音声同報通知が同報通知用データを受信する例について説明する。
端末装置100−1は、同報通知用データ1をパケット送信装置300に送信する(S300)。パケット送信装置300は、同報通知用データ1を受信すると、同報通知制御処理を実行する(S301)。
図16は、同報通知制御処理S301の処理フローチャートの例を示す図である。パケット送信装置300は、同報通知用データを受信するのを待ち受ける(S3011のNo)。パケット送信装置300は、同報通知用データを受信すると(S3011のYes)、サブグループの代表端末装置に受信した同報通知用データを送信する(S3012)。パケット送信装置300は、受信した同報通知用データを代表端末装置の数に応じてコピーし、コピーした同報通知用データを含むパケットを代表端末装置に送信する。
図15のシーケンスに戻り、パケット送信装置300は、各サブグループの代表端末装置である端末装置100−1、3、及び5に同報通知用データ1を送信する(S302、S303、S304)。端末装置100−1、3、及び5は、同報通知用データ1を受信すると、同報通知処理を実行する(S305)。
図17は、端末装置100における同報通知処理S305の処理フローチャートの例を示す図である。端末装置100は、同報通知用データを受信するのを待ち受ける(S3051のNo)。端末装置100は、同報通知用データを受信すると(S3051のYes)、自装置が代表端末装置であるか否かを確認する(S3052)。端末装置100は、例えば、代表端末装置の識別子を含む同報通知受付を受信し、自装置が代表端末装置であるか否かを内部メモリに記憶しておき、記憶した内容に基づいて自装置が代表端末装置であるか否かを判定する。また、端末装置100は、例えば、同報通知用データに含まれる代表端末装置の識別子によって、自装置が代表端末装置であるか否かを判定してもよい。
端末装置100は、自装置が代表端末装置である場合(S3052のYes)、自装置が属するサブグループの端末装置100に同報通知用データを送信する(S3053)。端末装置100は、例えば、自装置の属するサブグループの端末装置100の識別子を含む同報通知受付を受信し、自装置が代表端末装置である場合、自装置の属するサブグループの端末装置100の識別子を記憶しておく。また、端末装置100は、例えば、同報通知用データに含まれるサブグループの端末装置100の識別子によって、送信する端末装置100の識別子を認識してもよい。
端末装置100は、自装置が代表端末装置でない場合(S3052のNo)、同報通知用データの送信は行わず、処理を終了する。
なお、端末装置100は、同報通知用データを受信すると、自装置が代表端末装置であるか否かに関わらず、受信した同報通知用データに応じた処理を行う。受信した同報通知用データに応じた処理とは、例えば、同報通知用データが音声データである場合、端末装置100は音声データを音声に変換し、端末装置100の有するスピーカで変換した音声を再生する処理である。
図15のシーケンスに戻り、端末装置100−1は、自装置は代表端末装置であるため(図17のS3052のYes)、同報通知用データ1を、自装置に属するサブグループS1の端末装置100−2に送信する(S304)。同様に、端末装置100−3は、自装置の属するサブグループS2の端末装置100−4に同報通知用データ1を送信する(S307)。一方、端末装置100−5は、自装置は代表端末装置ではあるが(図17のS3052のYes)、自装置に属するサブグループS3に他の端末装置100が存在しないため、同報通知用データ1の送信は行わない。
ここで、端末装置100−1、3の端末装置100−2、4に対する同報通知用データの送信は、例えば、D2Dによる通信を用いる。この場合、端末装置100−1と端末装置100−2、及び端末装置100−3と端末装置100−4は、それぞれD2Dで無線接続し、パケットの送信を行う。また、端末装置100−1、3が端末装置100−2、4における同報通知用データの送信は、例えば、LTEにおける通信を用いる。この場合、端末装置100−1は基地局装置200−1に端末装置100−2を宛先としたパケットを送信する。これにより、基地局装置200−1は、MME201を介して端末装置100−2にパケットを送信する。なお、基地局装置200−1は、端末装置100−2と無線接続している場合、MME201を介さずに、端末装置100−2にパケットを送信してもよい。
端末装置100−2、4は、同報通知用データを受信し、同報通知処理を実行する(S305)。端末装置100−2、4は、代表端末装置ではないため(図17のS3052のNo)、同報通知用データ1の送信を行わない。
第1の実施の形態では、パケット送信装置300は、代表端末装置に同報通知用データを送信する。同報通知用データを受信した代表端末装置は、自装置の属するサブグループの端末装置100に同報通知用データを転送する。これにより、パケット送信装置300の送信パケット数が減少し、通信システム10内の通信量を抑制することができる。
<代表端末更新処理>
図18は、代表端末更新処理の処理フローチャートの例を示す図である。パケット送信装置300における代表更新処理は、パケット送信装置300が、端末情報に基づき、各サブグループの代表端末装置を変更する処理である。
図18は、代表端末更新処理の処理フローチャートの例を示す図である。パケット送信装置300における代表更新処理は、パケット送信装置300が、端末情報に基づき、各サブグループの代表端末装置を変更する処理である。
パケット送信装置300は、代表端末更新契機が発生するのを待ち受ける(S4001のNo)。代表端末更新契機は、例えば、定期的に発生する。パケット送信装置300は、インターバルタイマを発行し、タイマ満了に伴い、代表更新処理を実行する。また、代表端末更新契機は、例えば、新たな端末装置100が同報通知への参加を要求したときである。パケット送信装置300は、同報通知開始要求を端末装置100から受信したとき、代表端末更新処理を実行する。さらに、代表端末更新契機は、端末装置100から端末情報を取得したときである。パケット送信装置300は、端末装置100から端末情報を受信すると、代表端末更新処理を実行する。
パケット送信装置300は、代表端末更新契機が発生すると(S4001のYes)、全サブグループの代表端末装置の更新が完了したか否かを確認する(S4002)。パケット送信装置300は、全てのサブグループの代表端末装置を更新していない場合(S4002のYes)、サブグループ内の全端末装置の端末能力を算出する(S4003)。
端末能力は、端末装置100の処理能力や記憶能力がどれくらい未使用であるかを示すに未使用度合いを示す数値である。端末能力は、例えば、CPU利用可能量、メモリ利用可能量、及び帯域利用可能量を加算した値である。
パケット送信装置300は、算出した結果に基づき、最も端末能力の高い端末装置100を代表端末装置に選出する(S4004)。そして、パケット送信装置300は、全サブグループの代表端末装置を更新し(S4002のYes)、代表端末装置の更新契機の発生を待ち受ける。
なお、図18の代表端末更新処理は、最も端末能力の高い端末装置100を代表端末装置に選出するが、例えば、さらに、電池残量や無線状態に基づいて代表端末装置を選出してもよい。パケット送信装置300は、例えば、電池残量が電池残量閾値以上であって、電波状態が良好である端末装置100から、代表端末装置を選出してもよい。
第1の実施の形態では、パケット送信装置300は、同報通知を行う端末装置100を、サブグループに振り分け、サブグループごとに代表端末装置を決定する。そして、パケット送信装置300は、同報通知用データを、全端末装置100ではなく、サブグループの代表端末装置に送信する。代表端末装置は、受信した同報通知用データを、自装置の属するサブグループの端末装置100に送信する。これにより、パケット送信装置300から送信するパケット数が減少し、パケット送信装置300の処理負荷が減少する。また、パケット送信装置300と端末装置100の間を送受信するパケット数が減少するため、通信システム10全体の通信量を抑制することができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。
次に、第2の実施の形態について説明する。
<通信システムの構成例>
図19は、通信システム10の構成例を示す図である。第2の実施の形態におけるネットワーク250は、ルータ202−1〜4(以下、ルータ202と呼ぶ場合がある)を有する。ネットワーク250は、ルータ202−1〜4を階層的に設置したネットワークである。
図19は、通信システム10の構成例を示す図である。第2の実施の形態におけるネットワーク250は、ルータ202−1〜4(以下、ルータ202と呼ぶ場合がある)を有する。ネットワーク250は、ルータ202−1〜4を階層的に設置したネットワークである。
第2の実施の形態における通信システム10では、端末装置100は、ルータ202と有線で接続する。端末装置100は、例えば、LAN(Local Area Network)ケーブルや光ケーブルで、ルータ202と接続する。このように、通信システム10は、端末装置100が有線で接続されるネットワークであってもよい。
<端末情報>
図20は、第2の実施の形態における端末情報テーブル324の例を示す図である。端末装置100は、有線でルータ202と接続されるため、端末情報に電波状態を含まない。また、端末装置100は、有線でルータ202と接続されるため、無線接続する端末装置のように大きな距離を移動することも少ないため、端末情報に位置情報を含まない。
図20は、第2の実施の形態における端末情報テーブル324の例を示す図である。端末装置100は、有線でルータ202と接続されるため、端末情報に電波状態を含まない。また、端末装置100は、有線でルータ202と接続されるため、無線接続する端末装置のように大きな距離を移動することも少ないため、端末情報に位置情報を含まない。
第2の実施の形態では、端末情報テーブル324に、「接続ルータ」を記憶する。「接続ルータ」は、例えば、端末装置100が直接接続するルータの識別子やアドレスである。図20によると、端末装置100−1は、ルータ202−1に接続する。
パケット送信装置300は、例えば、「接続ルータ」に基づき、サブグループを決定する。パケット送信装置300は、同一のルータ202に接続する端末装置100を同一のサブグループとする。図20によると、パケット送信装置300は、ルータ202−1に接続する端末装置100−1,2をサブグループS1に振り分ける。同様に、パケット送信装置は、端末装置100−3,4をサブグループS2に、端末装置100−5,6をサブグループS3に振り分ける。
サブグループS1の代表端末装置が端末装置100−1であるとする。端末装置100−1は、パケット送信装置300から同報通信用データを受信すると、端末装置100−2に同報通信用データを含むパケットを送信する。端末装置100−2宛てのパケットを受信したルータ202−1は、端末装置100−2と直接接続しているため、端末装置100−2に受信したパケットを送信する。このように、直接接続するルータごとにサブグループを生成することで、パケットが到達するまでに経由する装置数が少なく、通信システム10の通信量を抑制することができる。
以上、第1及び第2の実施の形態を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数の端末装置と、前記複数の端末装置に同一のデータを含むパケットを送信するパケット送信装置とを有する通信システムに含まれる前記パケット送信装置であって、
前記複数の端末装置が属する1以上の配信グループを決定し、同じ配信グループに属する端末装置に前記パケット送信装置から受信したデータを配信する代表端末装置を、前記配信グループそれぞれにおいて決定する配信グループ決定部と、
前記配信グループそれぞれの代表端末装置に前記データを送信する送信部とを有し、
前記配信グループ決定部は、前記配信グループの決定または前記代表端末の決定の少なくとも一方を、前記複数の端末装置それぞれの属性を示す端末情報に基づいて行う
パケット送信装置。
複数の端末装置と、前記複数の端末装置に同一のデータを含むパケットを送信するパケット送信装置とを有する通信システムに含まれる前記パケット送信装置であって、
前記複数の端末装置が属する1以上の配信グループを決定し、同じ配信グループに属する端末装置に前記パケット送信装置から受信したデータを配信する代表端末装置を、前記配信グループそれぞれにおいて決定する配信グループ決定部と、
前記配信グループそれぞれの代表端末装置に前記データを送信する送信部とを有し、
前記配信グループ決定部は、前記配信グループの決定または前記代表端末の決定の少なくとも一方を、前記複数の端末装置それぞれの属性を示す端末情報に基づいて行う
パケット送信装置。
(付記2)
前記端末情報は、前記端末装置の位置を含み、
前記配信グループ決定部は、前記配信グループの決定において、前記端末装置が第1配信グループの代表端末装置と閾値距離より遠くに位置する場合第2配信グループに属し、前記端末装置が前記第1配信グループの代表端末装置と距離閾値以内に位置する場合前記第1配信グループに属すると決定する
付記1記載のパケット送信装置。
前記端末情報は、前記端末装置の位置を含み、
前記配信グループ決定部は、前記配信グループの決定において、前記端末装置が第1配信グループの代表端末装置と閾値距離より遠くに位置する場合第2配信グループに属し、前記端末装置が前記第1配信グループの代表端末装置と距離閾値以内に位置する場合前記第1配信グループに属すると決定する
付記1記載のパケット送信装置。
(付記3)
前記配信グループ決定部は、前記配信グループに属しない第1端末装置から前記パケットの送信を要求されたとき、前記第1端末装置から閾値距離以内に前記代表端末装置が存在する場合、前記第1端末装置は前記閾値距離以内の前記代表端末装置の属する配信グループに属すると決定し、前記第1端末装置から閾値距離以内に前記代表端末装置が存在しない場合、前記第1端末装置を代表端末装置とする配信グループを生成する
付記1記載のパケット送信装置。
前記配信グループ決定部は、前記配信グループに属しない第1端末装置から前記パケットの送信を要求されたとき、前記第1端末装置から閾値距離以内に前記代表端末装置が存在する場合、前記第1端末装置は前記閾値距離以内の前記代表端末装置の属する配信グループに属すると決定し、前記第1端末装置から閾値距離以内に前記代表端末装置が存在しない場合、前記第1端末装置を代表端末装置とする配信グループを生成する
付記1記載のパケット送信装置。
(付記4)
前記端末情報は、前記端末装置の実行可能な処理能力を含み、
前記配信グループ決定部は、前記代表端末装置の決定において、前記配信グループに属する端末装置のうち、前記実行可能な処理能力が最も高い端末装置を代表端末装置に決定する
付記1記載のパケット送信装置。
前記端末情報は、前記端末装置の実行可能な処理能力を含み、
前記配信グループ決定部は、前記代表端末装置の決定において、前記配信グループに属する端末装置のうち、前記実行可能な処理能力が最も高い端末装置を代表端末装置に決定する
付記1記載のパケット送信装置。
(付記5)
前記端末情報は、前記端末装置の電池残量を含み、
前記配信グループ決定部は、前記代表端末装置の決定において、前記電池残量が電池残量閾値以上の端末装置から、前記代表端装置を決定する
付記1記載のパケット送信装置。
前記端末情報は、前記端末装置の電池残量を含み、
前記配信グループ決定部は、前記代表端末装置の決定において、前記電池残量が電池残量閾値以上の端末装置から、前記代表端装置を決定する
付記1記載のパケット送信装置。
(付記6)
前記端末情報は、前記端末装置が受信する電波の良好度合いを示す電波状態を含み、
前記配信グループ決定部は、前記代表端末装置の決定において、前記電波状態が電波状態閾値以上に良好な端末装置から、前記代表端末装置を決定する
付記1記載のパケット送信装置。
前記端末情報は、前記端末装置が受信する電波の良好度合いを示す電波状態を含み、
前記配信グループ決定部は、前記代表端末装置の決定において、前記電波状態が電波状態閾値以上に良好な端末装置から、前記代表端末装置を決定する
付記1記載のパケット送信装置。
(付記7)
前記配信グループ決定部は、定期的に前記代表端末装置を決定する
付記1記載のパケット送信装置。
前記配信グループ決定部は、定期的に前記代表端末装置を決定する
付記1記載のパケット送信装置。
(付記8)
さらに、前記複数の端末装置に送信するデータを、前記複数の端末装置のいずれかから受信する受信部を有し、
前記送信部は、前記データを前記複数の端末装置のいずれかから受信したとき、前記配信グループそれぞれの代表端末装置に前記データを送信する
付記1記載のパケット送信装置。
さらに、前記複数の端末装置に送信するデータを、前記複数の端末装置のいずれかから受信する受信部を有し、
前記送信部は、前記データを前記複数の端末装置のいずれかから受信したとき、前記配信グループそれぞれの代表端末装置に前記データを送信する
付記1記載のパケット送信装置。
(付記9)
さらに、前記複数の端末装置それぞれに前記端末情報を送信するよう要求し、前記要求に応答した前記端末装置によって送信される前記端末情報を受信する取得部を有する
付記1記載のパケット送信装置。
さらに、前記複数の端末装置それぞれに前記端末情報を送信するよう要求し、前記要求に応答した前記端末装置によって送信される前記端末情報を受信する取得部を有する
付記1記載のパケット送信装置。
(付記10)
複数の端末装置と、
前記複数の端末装置に同一のデータを含むパケットを送信するパケット送信装置とを有する通信システムであって、
前記パケット送信装置は、前記複数の端末装置が属する1以上の配信グループ及び前記配信グループそれぞれにおいて代表端末装置を決定し、前記配信グループそれぞれの代表端末装置に前記データを送信し、前記配信グループの決定または前記代表端末装置の決定の少なくとも一方を、前記複数の端末装置それぞれの属性を示す端末情報に基づいて行い、
前記端末装置は、前記データを受信すると、自装置が前記代表端末装置である場合、前記端末装置が属する配信グループの前記端末装置以外の端末装置に、前記データを送信する
通信システム。
複数の端末装置と、
前記複数の端末装置に同一のデータを含むパケットを送信するパケット送信装置とを有する通信システムであって、
前記パケット送信装置は、前記複数の端末装置が属する1以上の配信グループ及び前記配信グループそれぞれにおいて代表端末装置を決定し、前記配信グループそれぞれの代表端末装置に前記データを送信し、前記配信グループの決定または前記代表端末装置の決定の少なくとも一方を、前記複数の端末装置それぞれの属性を示す端末情報に基づいて行い、
前記端末装置は、前記データを受信すると、自装置が前記代表端末装置である場合、前記端末装置が属する配信グループの前記端末装置以外の端末装置に、前記データを送信する
通信システム。
(付記11)
複数の端末装置と、前記複数の端末装置に同一のデータを含むパケットを送信するパケット送信装置とを有する通信システムに含まれる前記パケット送信装置におけるパケット送信方法であって、
前記複数の端末装置が属する1以上の配信グループを決定し、同じ配信グループに属する端末装置に前記パケット送信装置から受信したデータを配信する代表端末装置を、前記配信グループそれぞれにおいて決定し、前記配信グループの決定または前記代表端末の決定の少なくとも一方を、前記複数の端末装置それぞれの属性を示す端末情報に基づいて行い、
前記配信グループそれぞれの代表端末装置に前記データを送信する
パケット送信方法。
複数の端末装置と、前記複数の端末装置に同一のデータを含むパケットを送信するパケット送信装置とを有する通信システムに含まれる前記パケット送信装置におけるパケット送信方法であって、
前記複数の端末装置が属する1以上の配信グループを決定し、同じ配信グループに属する端末装置に前記パケット送信装置から受信したデータを配信する代表端末装置を、前記配信グループそれぞれにおいて決定し、前記配信グループの決定または前記代表端末の決定の少なくとも一方を、前記複数の端末装置それぞれの属性を示す端末情報に基づいて行い、
前記配信グループそれぞれの代表端末装置に前記データを送信する
パケット送信方法。
(付記12)
複数の端末装置と、前記複数の端末装置に同一のデータを含むパケットを送信するパケット送信装置とを有する通信システムに含まれる前記パケット送信装置におけるパケット送信プログラムであって、
前記複数の端末装置が属する1以上の配信グループを決定し、同じ配信グループに属する端末装置に前記パケット送信装置から受信したデータを配信する代表端末装置を、前記配信グループそれぞれにおいて決定し、前記配信グループの決定または前記代表端末の決定の少なくとも一方を、前記複数の端末装置それぞれの属性を示す端末情報に基づいて行い、
前記配信グループそれぞれの代表端末装置に前記データを送信する処理を、
前記パケット送信装置の有するコンピュータに実行させるパケット送信プログラム。
複数の端末装置と、前記複数の端末装置に同一のデータを含むパケットを送信するパケット送信装置とを有する通信システムに含まれる前記パケット送信装置におけるパケット送信プログラムであって、
前記複数の端末装置が属する1以上の配信グループを決定し、同じ配信グループに属する端末装置に前記パケット送信装置から受信したデータを配信する代表端末装置を、前記配信グループそれぞれにおいて決定し、前記配信グループの決定または前記代表端末の決定の少なくとも一方を、前記複数の端末装置それぞれの属性を示す端末情報に基づいて行い、
前記配信グループそれぞれの代表端末装置に前記データを送信する処理を、
前記パケット送信装置の有するコンピュータに実行させるパケット送信プログラム。
10…通信システム 100…端末装置
110…CPU 120…ストレージ
121…同報通知プログラム 1211…パケット受信モジュール
1212…パケット送信モジュール 122…端末情報送信プログラム
123…端末情報 130…メモリ
150…RF回路 200…基地局装置
201…MME 202…ルータ
250…ネットワーク 300…パケット送信装置
310…CPU 320…ストレージ
321…同報通知制御プログラム 3211…パケット受信モジュール
3212…パケット送信モジュール 322…端末情報取得プログラム
323…サブグループ制御プログラム 323…端末情報テーブル
3231…サブグループ振分モジュール 3232…代表端末更新モジュール
324…端末情報テーブル 325…サブグループテーブル
330…メモリ 340…NIC
110…CPU 120…ストレージ
121…同報通知プログラム 1211…パケット受信モジュール
1212…パケット送信モジュール 122…端末情報送信プログラム
123…端末情報 130…メモリ
150…RF回路 200…基地局装置
201…MME 202…ルータ
250…ネットワーク 300…パケット送信装置
310…CPU 320…ストレージ
321…同報通知制御プログラム 3211…パケット受信モジュール
3212…パケット送信モジュール 322…端末情報取得プログラム
323…サブグループ制御プログラム 323…端末情報テーブル
3231…サブグループ振分モジュール 3232…代表端末更新モジュール
324…端末情報テーブル 325…サブグループテーブル
330…メモリ 340…NIC
Claims (11)
- 複数の端末装置と、前記複数の端末装置に同一のデータを含むパケットを送信するパケット送信装置とを有する通信システムに含まれる前記パケット送信装置であって、
前記複数の端末装置が属する1以上の配信グループを決定し、同じ配信グループに属する端末装置に前記パケット送信装置から受信したデータを配信する代表端末装置を、前記配信グループそれぞれにおいて決定する配信グループ決定部と、
前記配信グループそれぞれの代表端末装置に前記データを送信する送信部とを有し、
前記配信グループ決定部は、前記配信グループの決定または前記代表端末の決定の少なくとも一方を、前記複数の端末装置それぞれの属性を示す端末情報に基づいて行う
パケット送信装置。 - 前記端末情報は、前記端末装置の位置を含み、
前記配信グループ決定部は、前記配信グループの決定において、前記端末装置が第1配信グループの代表端末装置と閾値距離より遠くに位置する場合第2配信グループに属し、前記端末装置が前記第1配信グループの代表端末装置と距離閾値以内に位置する場合前記第1配信グループに属すると決定する
請求項1記載のパケット送信装置。 - 前記配信グループ決定部は、前記配信グループに属しない第1端末装置から前記パケットの送信を要求されたとき、前記第1端末装置から閾値距離以内に前記代表端末装置が存在する場合、前記第1端末装置は前記閾値距離以内の前記代表端末装置の属する配信グループに属すると決定し、前記第1端末装置から閾値距離以内に前記代表端末装置が存在しない場合、前記第1端末装置を代表端末装置とする配信グループを生成する
請求項1記載のパケット送信装置。 - 前記端末情報は、前記端末装置の実行可能な処理能力を含み、
前記配信グループ決定部は、前記代表端末装置の決定において、前記配信グループに属する端末装置のうち、前記実行可能な処理能力が最も高い端末装置を代表端末装置に決定する
請求項1記載のパケット送信装置。 - 前記端末情報は、前記端末装置の電池残量を含み、
前記配信グループ決定部は、前記代表端末装置の決定において、前記電池残量が電池残量閾値以上の端末装置から、前記代表端装置を決定する
請求項1記載のパケット送信装置。 - 前記端末情報は、前記端末装置が受信する電波の良好度合いを示す電波状態を含み、
前記配信グループ決定部は、前記代表端末装置の決定において、前記電波状態が電波状態閾値以上に良好な端末装置から、前記代表端末装置を決定する
請求項1記載のパケット送信装置。 - さらに、前記複数の端末装置に送信するデータを、前記複数の端末装置のいずれかから受信する受信部を有し、
前記送信部は、前記データを前記複数の端末装置のいずれかから受信したとき、前記配信グループそれぞれの代表端末装置に前記データを送信する
請求項1記載のパケット送信装置。 - さらに、前記複数の端末装置それぞれに前記端末情報を送信するよう要求し、前記要求に応答した前記端末装置によって送信される前記端末情報を受信する取得部を有する
請求項1記載のパケット送信装置。 - 複数の端末装置と、
前記複数の端末装置に同一のデータを含むパケットを送信するパケット送信装置とを有する通信システムであって、
前記パケット送信装置は、前記複数の端末装置が属する1以上の配信グループ及び前記配信グループそれぞれにおいて代表端末装置を決定し、前記配信グループそれぞれの代表端末装置に前記データを送信し、前記配信グループの決定または前記代表端末装置の決定の少なくとも一方を、前記複数の端末装置それぞれの属性を示す端末情報に基づいて行い、
前記端末装置は、前記データを受信すると、自装置が前記代表端末装置である場合、前記端末装置が属する配信グループの前記端末装置以外の端末装置に、前記データを送信する
通信システム。 - 複数の端末装置と、前記複数の端末装置に同一のデータを含むパケットを送信するパケット送信装置とを有する通信システムに含まれる前記パケット送信装置におけるパケット送信方法であって、
前記複数の端末装置が属する1以上の配信グループを決定し、同じ配信グループに属する端末装置に前記パケット送信装置から受信したデータを配信する代表端末装置を、前記配信グループそれぞれにおいて決定し、前記配信グループの決定または前記代表端末の決定の少なくとも一方を、前記複数の端末装置それぞれの属性を示す端末情報に基づいて行い、
前記配信グループそれぞれの代表端末装置に前記データを送信する
パケット送信方法。 - 複数の端末装置と、前記複数の端末装置に同一のデータを含むパケットを送信するパケット送信装置とを有する通信システムに含まれる前記パケット送信装置におけるパケット送信プログラムであって、
前記複数の端末装置が属する1以上の配信グループを決定し、同じ配信グループに属する端末装置に前記パケット送信装置から受信したデータを配信する代表端末装置を、前記配信グループそれぞれにおいて決定し、前記配信グループの決定または前記代表端末の決定の少なくとも一方を、前記複数の端末装置それぞれの属性を示す端末情報に基づいて行い、
前記配信グループそれぞれの代表端末装置に前記データを送信する処理を、
前記パケット送信装置の有するコンピュータに実行させるパケット送信プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016223245A JP2018082307A (ja) | 2016-11-16 | 2016-11-16 | パケット送信装置、パケット送信方法、パケット送信プログラム、及び通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016223245A JP2018082307A (ja) | 2016-11-16 | 2016-11-16 | パケット送信装置、パケット送信方法、パケット送信プログラム、及び通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018082307A true JP2018082307A (ja) | 2018-05-24 |
Family
ID=62198238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016223245A Pending JP2018082307A (ja) | 2016-11-16 | 2016-11-16 | パケット送信装置、パケット送信方法、パケット送信プログラム、及び通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018082307A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020102822A (ja) * | 2018-12-25 | 2020-07-02 | ソフトバンク株式会社 | サーバ、通信システム、通信装置、通信方法及びプログラム |
JP2020202591A (ja) * | 2020-09-23 | 2020-12-17 | ソフトバンク株式会社 | サーバ、通信システム、通信装置、通信方法及びプログラム |
-
2016
- 2016-11-16 JP JP2016223245A patent/JP2018082307A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020102822A (ja) * | 2018-12-25 | 2020-07-02 | ソフトバンク株式会社 | サーバ、通信システム、通信装置、通信方法及びプログラム |
JP2020202591A (ja) * | 2020-09-23 | 2020-12-17 | ソフトバンク株式会社 | サーバ、通信システム、通信装置、通信方法及びプログラム |
JP7190468B2 (ja) | 2020-09-23 | 2022-12-15 | ソフトバンク株式会社 | サーバ及び通信システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10897784B2 (en) | Apparatus and method for wireless communication, and non-transitory computer readable medium storing program | |
KR101465639B1 (ko) | 무선 통신들을 위해 스펙트럼을 결정하고 할당하기 위한 방법들 및 장치 | |
US10531504B2 (en) | Base station and scheduling method | |
CN109525993B (zh) | 综合接入和回传无线通信网络动态分配资源的方法和设备 | |
US10993238B2 (en) | Apparatus and method for radio communication | |
KR102153586B1 (ko) | 단말간 직접 통신에서의 멀티캐스트 서비스 제공 방법 및 장치, 그리고 멀티캐스트 서비스 자원 할당 방법 및 장치 | |
WO2018040012A1 (zh) | 一种非授权频谱下ack/nack反馈方法及相关设备 | |
WO2018233516A1 (zh) | 资源分配方法、基站以及终端 | |
JP2017504248A (ja) | Pucchリソースの割当方法、ネットワーク側装置及び通信システム | |
US11290921B2 (en) | Management server, wireless access node, communication system, communication method, resource management method, and computer readable medium | |
KR20180052694A (ko) | 통신 자원 할당 | |
KR20200064140A (ko) | 상향링크 데이터 패킷 자원 할당 방법 및 사용자 단말기 | |
JP2017532887A (ja) | 無線リソース割り当て処理方法及び装置 | |
JP6297372B2 (ja) | デバイス発見方法および装置 | |
US9480004B2 (en) | Discovery method and apparatus in device-to-device direct communication | |
JP2018082307A (ja) | パケット送信装置、パケット送信方法、パケット送信プログラム、及び通信システム | |
JP5744334B2 (ja) | 負荷分散方法、基地局、ユーザ装置、負荷分散ノード、及びシステム | |
US20180176814A1 (en) | Communication control device, communication system and communication method | |
WO2020088217A1 (zh) | 资源分配方法、终端及通信设备 | |
CN102202419A (zh) | 多种无线接入技术服务一个用户设备的数据分配方法及装置 | |
US20210022169A1 (en) | Resource allocation method and apparatus, base station, and user equipment | |
JP6835074B2 (ja) | 無線通信のための装置および方法 | |
WO2019114670A1 (zh) | 一种中继系统接入方法及装置 | |
WO2015100747A1 (zh) | 一种信息反馈方法及网络节点 | |
WO2019192465A1 (zh) | 中继资源的请求方法、调度方法及设备 |