JP2018082278A - ネットワークシステム - Google Patents

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良式 垣屋
Yoshinori Kakiya
良式 垣屋
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Abstract

【課題】中継装置を介して複数のノードが接続される場合に、中継装置にgPTPに対応する機能を追加することなく、複数のノード間でgPTPによる時刻同期を実現することが可能なネットワークシステムを提供する。【解決手段】受信するメッセージの宛先情報に応じて、メッセージを転送する中継装置と、中継装置を介して相互に接続される複数のノードとを含むネットワークシステムであって、各ノードは、時刻同期を行うための、IEEE802.1ASに従う宛先情報を含むgPTPによる時刻同期を行うためのgPTPメッセージを生成するgPTPメッセージ制御部と、gPTPメッセージ制御部により生成されるgPTPメッセージの宛先情報を、複数のノードの中からgPTPメッセージの種類に応じて予め規定される宛先ノードに対応する宛先情報に変更し、宛先ノードに向けて送信する宛先情報変更部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークシステムに関する。
複数のノードを含むネットワークシステムにおいて、各ノードは、各自のローカルクロックに基づき動作する。そのため、ネットワークシステム内で、各ノードのローカルクロックを同期させる必要が生じる場合がある。そのため、複数のノードの中から静的或いは動的に選出される1つのノードをマスタノードとし、他のノード(スレーブノード)のローカルクロック(スレーブクロック)をマスタノードのクロック(マスタクロック)に同期させる技術が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、時刻同期方法の一例として、IEEE802.1ASに規定されるgPTP(generalized Precision Time Protocol)が利用されている。
特開2014−127887号公報
しかしながら、ネットワークシステムにおいて、gPTPを利用する場合、通常、複数のノードを中継する中継装置(例えば、L2スイッチ等)にも、gPTPに対応する機能(例えば、境界クロックとしての機能等)を実装する必要がある。そのため、gPTPに対応する機能を中継装置に追加するためのコスト増加が懸念される。
そこで、上記課題に鑑み、中継装置を介して複数のノードが接続される場合に、中継装置にgPTPに対応する機能を追加することなく、複数のノード間でgPTPによる時刻同期を実現することが可能なネットワークシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態では、
受信するメッセージの宛先情報に応じて、該メッセージを転送する中継装置と、該中継装置を介して相互に接続される複数のノードとを含むネットワークシステムであって、
各前記複数のノードは、
IEEE802.1ASに規定されるgPTPによる時刻同期を行うためのgPTPメッセージであって、IEEE802.1ASの規則に従う宛先情報を含むgPTPメッセージを生成するメッセージ生成部と、
前記メッセージ生成部により生成されるgPTPメッセージの宛先情報を、前記複数のノードの中から該gPTPメッセージの種類に応じて予め規定される宛先ノードに対応する宛先情報に変更し、前記宛先ノードに向けて送信する宛先情報変更部と、を備える、
ネットワークシステムが提供される。
本実施形態によれば、通常のIEEE802.1ASの規則に従う宛先情報を含むgPTPメッセージは、中継装置における転送ができない仕様であるところ、当該gPTPメッセージの宛先情報が、gPTPメッセージの種類に応じて予め規定される宛先ノードに対応する宛先情報に変更される。従って、宛先情報が変更されたgPTPメッセージを受け取る中継装置は、変更された宛先情報に従い、通常の転送機能を用いて、宛先ノードが含まれるネットワークに向けてgPTPメッセージを転送することができる。そのため、中継装置には、gPTPに対応する機能を追加する必要がないため、当該機能の追加に起因するコスト増加等を抑制することができる。
本実施形態によれば、中継装置を介して複数のノードが接続される場合に、中継装置にgPTPに対応する機能を追加することなく、複数のノード間でgPTPによる時刻同期を実現することが可能なネットワークシステムを提供することができる。
ネットワークシステムの構成の一例を概略的に示す図である。 ネットワークシステムの時刻同期動作の一例を示すシーケンス図である。 ネットワークシステムの時刻同期動作の他の例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態に係るネットワークシステム1の基本構成について説明をする。
図1は、本実施形態に係るネットワークシステム1の構成の一例を概略的に示す図である。以下、一例として、ネットワークシステム1が車両に搭載される前提で説明を進める。但し、ネットワークシステム1は、車両に搭載される態様に限定されず、任意の場所に設けられてよい。
本実施形態に係るネットワークシステム1は、例えば、イーサネットプロトコルに基づく車載ネットワークを構成し、相互に通信可能な複数(本例では、2個)のECU(Electronic Control Unit)10と、L2(Layer 2)スイッチ20とを含む。本実施形態に係るネットワークシステム1では、IEEE802.1ASに規定されるgPTPを用いて、複数のECU10の間の時刻情報(ローカル時刻)の同期を行う。具体的には、複数のECU10の中から予め規定された、或いは、所定のルールに従い動的に選出されたマスタECU10Mのローカル時刻(マスタ時刻)に、他のスレーブECU10Sのローカル時刻(スレーブ時刻)を同期させる。
ECU10(ノードの一例)は、車両の各種制御処理を実行する電子制御ユニットである。ECU10は、上述の如く、1つのマスタECU10Mと、それ以外のスレーブECU10Sとを含む。マスタECU10MとスレーブECU10Sとは、中継装置の一例であるL2スイッチ20を介して通信可能に接続される。具体的には、マスタECU10Mは、通信線15(15M)を介してL2スイッチ20のポートP1に接続され、スレーブECU10Sは、通信線15(15S)を介してL2スイッチ20のポートP2に接続される。
ECU10は、その機能が任意のハードウェア、ソフトウェア、或いはこれらの組み合わせにより実現されてよく、例えば、CPU,RAM,ROM,I/O等を含むマイクロコンピュータを中心に構成されてよい。ECU10は、ROMに格納される1つ以上のプログラムをCPU上で実行することにより実現される機能部として、クロック管理部101、gPTPメッセージ制御部102、宛先情報変更部103を含む。
クロック管理部101は、ECU10におけるローカル時刻(ローカルクロック)の生成及び管理を行う。クロック管理部101は、マスタECU10Mに対応するクロック管理部101Mと、スレーブECU10Sに対応するクロック管理部101Sとを含む。
クロック管理部101Mは、マスタECU10Mのローカル時刻であるマスタ時刻の生成及び管理を行う。
クロック管理部101Sは、スレーブECU10Sのローカル時刻であるスレーブ時刻の生成及び管理を行う。
gPTPメッセージ制御部102(メッセージ生成部の一例)は、IEEE802.1ASの規則に従う、gPTPによる時刻同期を行うための各種メッセージ(以下、gPTPメッセージと称する)を生成する。gPTPメッセージ制御部102により生成されるgPTPメッセージは、IEEE802.1ASの規則に準拠する態様の宛先情報(MACアドレス)が含まれる。具体的には、gPTPメッセージ制御部102により生成されるgPTPメッセージの宛先情報は、L2スイッチ20における転送が不可である"01−80−C2−00−00−0E"に設定されている。gPTPメッセージ制御部102は、マスタECU10Mに対応するgPTPメッセージ制御部102Mと、スレーブECU10Sに対応するgPTPメッセージ制御部102Sとを含む。
gPTPメッセージ制御部102Mは、マスタ時刻をスレーブECU10Sに配信するためのgPTPメッセージ(Syncメッセージ)を生成する。また、gPTPメッセージ制御部102Mは、スレーブECU10Sから送信される、通信遅延時間(マスタECU10MとスレーブECU10Sとの間でのgPTPメッセージの送信から受信までの片道の時間)を計測するためのPdelay要求メッセージを受信した場合、該メッセージに応答するgPTPメッセージ(Pdelay応答メッセージ)を生成する。Pdelay応答メッセージには、マスタECU10MがPdelay要求メッセージを受信した受信時刻t2と、マスタECU10MがPdelay要求メッセージを送信する仮の送信時刻t3が含まれる。また、gPTPメッセージ制御部102Mは、マスタECU10MがPdelay応答メッセージを送信した正式な送信時刻t3を含むFollow_Upメッセージを生成する。gPTPメッセージ制御部102Mにより生成される各gPTPメッセージは、後述する宛先情報変更部103Mに送られる。
gPTPメッセージ制御部102Sは、上述した通信遅延時間を計測するためのgPTPメッセージである、Pdelay要求メッセージを生成する。gPTPメッセージ制御部102Sにより生成される各gPTPメッセージは、後述する宛先情報変更部103Sに送られる。
宛先情報変更部103は、gPTPメッセージ制御部102により生成されるgPTPメッセージの宛先情報(MACアドレス)を、gPTPメッセージの種類に応じて予め規定される宛先のECU10に対応する宛先情報に変更する。そして、宛先情報変更部103は、宛先情報(MACアドレス)が変更されたgPTPメッセージを、宛先情報に対応するECU10へ向けてネットワーク上に送信する。具体的には、宛先情報変更部103は、宛先情報が変更されたgPTPメッセージをL2スイッチ20に向けて送信する。宛先情報変更部103は、マスタECU10Mに対応する宛先情報変更部103Mと、スレーブECU10Sに対応する宛先情報変更部103Sとを含む。
宛先情報変更部103Mは、gPTPメッセージ制御部102Mにより生成されるSyncメッセージ、Pdelay応答メッセージ等のgPTPメッセージの宛先情報(MACアドレス)を、gPTPメッセージの種類に応じて予め規定される宛先のECU10に対応する宛先情報に変更する。Syncメッセージは、ネットワーク上の時刻同期対象である全てのECUを宛先とするため、Syncメッセージに応じて予め規定される宛先情報は、例えば、全てのスレーブECU10Sを特定するマルチキャストのMACアドレス(01−1B−19−00−00−00)である。Pdelay応答メッセージは、Pdelay要求メッセージに応答するgPTPメッセージであるため、Pdelay応答メッセージに応じて予め規定される宛先情報は、Pdelay要求メッセージの送信元のECU10に対応するユニキャストのMACアドレスである。宛先情報変更部103Mは、宛先情報が変更されたgPTPメッセージを通信線15(15M)を介してL2スイッチ20に向けて送信する。
宛先情報変更部103Sは、gPTPメッセージ制御部102Sにより生成されるPdelay要求メッセージ等のgPTPメッセージの宛先情報(MACアドレス)を、gPTPメッセージの種類に応じて予め規定される宛先のECU10に対応する宛先情報に変更する。Pdelay要求メッセージは、マスタECU10MとスレーブECU10Sとの間での通信遅延時間を計測するためのgPTPメッセージであるため、Pdelay要求メッセージに応じて予め規定される宛先情報は、マスタECU10Mに対応するユニキャストのMACアドレスである。宛先情報変更部103Sは、宛先情報が変更されたgPTPメッセージを通信線15(15S)を介してL2スイッチ20に向けて送信する。
L2スイッチ20は、各ポート(P1,P2)で受信されるメッセージ(イーサネットフレーム)に含まれる宛先情報(MACアドレス)に応じて、宛先情報に対応するECU10が接続される他のポートに受信したメッセージを転送する公知の中継装置である。L2スイッチ20のポートP1には、上述の如く、通信線15(15M)を介してマスタECU10Mが接続され、ポートP2には、上述の如く、通信線15(15S)を介してスレーブECU10Sが接続される。L2スイッチ20は、標準機能として、転送部201を含む。
転送部201は、車載ネットワーク上の複数のECU10(マスタECU10M、スレーブECU10S)のそれぞれのMACアドレスと、接続されるポート番号との対応関係を表すMACアドレステーブルを有し、該MACアドレステーブルに基づき、受信したメッセージの転送を行う。例えば、転送部201は、マスタECU10Mから送信される、宛先情報が変更されたSyncメッセージをポートP1で受信すると、Syncメッセージに含まれる、全てのスレーブECU10Sを宛先として特定するマルチキャストのMACアドレスに応じて、各スレーブECU10Sが接続されるポートから各スレーブECU10Sに向けてSyncメッセージを転送する。本実施形態では、スレーブECU10Sが1つであるため、転送部201は、ポートP2からスレーブECU10Sに向けてSyncメッセージを転送する。また、例えば、転送部201は、スレーブECU10Sから送信される、宛先情報が変更されたPdelay要求メッセージをポートP2で受信すると、Pdelay要求メッセージに含まれる、マスタECU10Mを宛先として特定するユニキャストのMACアドレスに応じて、ポートP1からマスタECU10Mに向けてPdelay要求メッセージを転送する。また、例えば、転送部201は、マスタECU10Mから送信される、宛先情報が変更されたPdelay応答メッセージをポートP1で受信すると、Pdelay応答メッセージに含まれる、Pdelay要求メッセージの送信元であるスレーブECU10Sを宛先として特定するユニキャストのMACアドレスに応じて、対応するスレーブECU10Sが接続されるポートから当該スレーブECU10Sに向けてPdelay応答メッセージを転送する。本実施形態では、スレーブECU10Sが1つであるため、転送部201は、ポートP2からスレーブECU10Sに向けてPdelay応答メッセージを転送する。このように、L2スイッチ20は、標準機能(転送部201の機能)を用いて、宛先情報が変更されたgPTPメッセージを適切に転送することができる。
次に、図2、図3を参照して、ネットワークシステム1の動作について説明をする。
まず、図2は、本実施形態に係るネットワークシステム1のgPTPによる時刻同期動作の一例を示すシーケンス図である。具体的には、図2は、マスタECU10MがSyncメッセージをスレーブECU10Sに配信する際のシーケンス図である。Syncメッセージは、定期的(例えば、125ms毎)にマスタECU10MからスレーブECU10Sに送信される。
ステップS201にて、gPTPメッセージ制御部102Mは、クロック管理部101Mからマスタ時刻を取得する。
ステップS202にて、gPTPメッセージ制御部102Mは、IEEE802.1ASの規則に基づき、マスタ時刻を含むSyncメッセージを生成する。
ステップS203にて、gPTPメッセージ制御部102Mは、生成したSyncメッセージを宛先情報変更部103Mに渡す。
ステップS204にて、宛先情報変更部103Mは、gPTPメッセージ制御部102Mにより生成されたSyncメッセージの宛先情報であるMACアドレス(01−80−C2−00−00−0E)を、スレーブECU10Sを特定するマルチキャストのMACアドレス(01−1B−19−00−00−00)に変更する。
ステップS205にて、宛先情報変更部103Mは、宛先情報が変更されたSyncメッセージをL2スイッチ20に向けて送信する。
ステップS206にて、転送部201は、マスタECU10MからのSyncメッセージをL2スイッチ20のポートP1で受信すると、宛先情報(MACアドレス)に基づき、ポートP2からスレーブECU10Sに向けてSyncメッセージを転送する。
ステップS207にて、gPTPメッセージ制御部102Sは、L2スイッチ20から転送されたSyncメッセージを受信し、Syncメッセージに含まれるマスタ時刻を取得する。
続いて、図3は、本実施形態に係るネットワークシステム1のgPTPによる時刻同期動作の他の例を示すシーケンス図である。具体的には、図3は、スレーブECU10SがPdelay要求メッセージをマスタECU10Mに向けて送信する際のシーケンス図である。
ステップS301にて、gPTPメッセージ制御部102Sは、IEEE802.1ASの規則に基づき、Pdelay要求メッセージを生成する。
ステップS302にて、gPTPメッセージ制御部102Sは、生成したPdelay要求メッセージを宛先情報変更部103Sに渡す。
ステップS303にて、宛先情報変更部103Sは、gPTPメッセージ制御部102Sにより生成されたPdelay要求メッセージの宛先情報であるMACアドレス(01−80−C2−00−00−0E)を、マスタECU10Mを特定するユニキャストのMACアドレスに変更する。
尚、例えば、動的にマスタECU10Mが設定される条件下において、スレーブECU10Sは、複数のECU10のうちの何れのECU10がマスタとして設定されているかを認知していない可能性がある。この場合、スレーブECU10S(宛先情報変更部103S)は、定期的に配信されるSyncメッセージの送信元情報(MACアドレス)を取得することで、宛先情報を適切に変更することができる。
ステップS304にて、宛先情報変更部103Sは、宛先情報が変更されたPdelay要求メッセージをL2スイッチ20に向けて送信する。
ステップS305にて、転送部201は、スレーブECU10SからのPdelay要求メッセージをL2スイッチ20のポートP2で受信すると、宛先情報(MACアドレス)に基づき、ポートP1からマスタECU10Mに向けてPdelay要求メッセージを転送する。
ステップS306にて、gPTPメッセージ制御部102Mは、L2スイッチ20から転送されたPdelay要求メッセージを受信すると、クロック管理部101Mからその受信時刻t2を取得する。
ステップS307にて、gPTPメッセージ制御部102Mは、IEEE802.1ASの規則に基づき、Pdelay要求メッセージの受信時刻t2と、Pdelay応答メッセージの仮の送信時刻t3とを含むPdelay応答メッセージを生成する。
ステップS308にて、gPTPメッセージ制御部102Mは、生成したPdelay応答メッセージを宛先情報変更部103Mに渡す。
ステップS309にて、宛先情報変更部103Mは、gPTPメッセージ制御部102Mにより生成されたPdelay応答メッセージの宛先情報であるMACアドレス(01−80−C2−00−00−0E)を、Pdelay要求メッセージの送信元であるスレーブECU10Sを特定するユニキャストのMACアドレスに変更する。
ステップS310にて、宛先情報変更部103Mは、宛先情報が変更されたPdelay応答メッセージをL2スイッチ20に送信する。
ステップS311にて、転送部201は、マスタECU10MからのPdelay応答メッセージをL2スイッチ20のポートP1で受信すると、宛先情報(MACアドレス)に基づき、ポートP2からスレーブECU10Sに向けてPdelay応答メッセージを転送する。
ステップS312にて、gPTPメッセージ制御部102Sは、L2スイッチ20から転送されたPdelay応答メッセージを受信すると、Pdelay応答メッセージに含まれる、マスタECU10MがPdelay要求メッセージを受信した受信時刻t2を取得する。
一方、ステップS310の処理の後、ステップS313にて、gPTPメッセージ制御部102Mは、宛先情報が変更されたPdelay応答メッセージが送信された正式な送信時刻t3をクロック管理部101Mから取得する。
ステップS314にて、gPTPメッセージ制御部102Mは、IEEE802.1ASの規則に基づき、Pdelay応答メッセージの正式な送信時刻t3を含むFollow_UPメッセージを生成する。
ステップS315にて、gPTPメッセージ制御部102Mは、生成したFollow_UPメッセージを宛先情報変更部103Mに渡す。
ステップS316にて、宛先情報変更部103Mは、gPTPメッセージ制御部102Mにより生成されたFollow_UPメッセージの宛先情報であるMACアドレス(01−80−C2−00−00−0E)を、Pdelay応答メッセージと同様、Pdelay要求メッセージの送信元であるスレーブECU10Sを特定するユニキャストのMACアドレスに変更する。
ステップS317にて、宛先情報変更部103Mは、宛先情報が変更されたFollow_UPメッセージをL2スイッチ20に送信する。
ステップS318にて、転送部201は、マスタECU10MからのFollow_UPメッセージをL2スイッチ20のポートP1で受信すると、宛先情報(MACアドレス)に基づき、ポートP2からスレーブECU10Sに向けてFollow_UPメッセージを転送する。
ステップS319にて、gPTPメッセージ制御部102Sは、L2スイッチ20から転送されたFollow_UPメッセージを受信すると、Follow_UPメッセージに含まれる、マスタECU10MがPdelay応答メッセージを送信した正式な送信時刻t3を取得する。
ステップS320にて、gPTPメッセージ制御部102Sは、スレーブECU10SにおけるPdelay要求メッセージの送信時刻t1、マスタECU10MにおけるPdelay要求メッセージの受信時刻t2、マスタECU10MにおけるPdelay応答メッセージの送信時刻t3、及びスレーブECU10SにおけるPdelay応答メッセージの受信時刻t4に基づき、通信遅延時間を算出する。そして、gPTPメッセージ制御部102Sは、既に受信済みのSyncメッセージから取得されたマスタ時刻と、算出された通信遅延時間に基づき、クロック管理部101Mにスレーブ時刻を補正(更新)させる。
このように、本実施形態に係る各ECU10は、IEEE802.1ASに規定されるgPTPによる時刻同期を行うためのgPTPメッセージであって、IEEE802.1ASの規則に従う宛先情報を含むgPTPメッセージを生成するgPTPメッセージ制御部102と、生成されるgPTPメッセージの宛先情報を、複数のECU10の中からgPTPメッセージの種類に応じて予め規定される宛先のECU10に対応する宛先情報に変更し、宛先のECU10に向けて送信する宛先情報変更部103と、を備える。IEEE802.1ASに準拠するgPTPメッセージ生成機能(gPTPメッセージ制御部102)が実装されたECU10において、通常のIEEE802.1ASの規則に従う宛先情報を含むgPTPメッセージは、L2スイッチ20等の中継装置における転送ができない仕様であるところ、当該gPTPメッセージの宛先情報が、gPTPメッセージの種類に応じて予め規定される宛先ノードに対応する宛先情報に変更される。従って、宛先情報が変更されたgPTPメッセージを受け取る中継装置(L2スイッチ20)は、変更された宛先情報に従い、通常の転送機能(転送部201)を用いて、宛先ノードが含まれるネットワークに向けてgPTPメッセージを転送することができる。そのため、中継装置(L2スイッチ20)には、gPTPに対応する機能を追加する必要がないため、当該機能の追加に起因するコスト増加等を抑制することができる。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 ネットワークシステム
10 ECU
10M マスタECU
10S スレーブECU
20 L2スイッチ(中継装置)
101,101M,101S クロック管理部
102,102M,102S gPTPメッセージ制御部(メッセージ生成部)
103,103M,103S 宛先情報変更部
201 転送部

Claims (1)

  1. 受信するメッセージの宛先情報に応じて、該メッセージを転送する中継装置と、該中継装置を介して相互に接続される複数のノードとを含むネットワークシステムであって、
    各前記複数のノードは、
    IEEE802.1ASに規定されるgPTPによる時刻同期を行うためのgPTPメッセージであって、IEEE802.1ASの規則に従う宛先情報を含むgPTPメッセージを生成するメッセージ生成部と、
    前記メッセージ生成部により生成されるgPTPメッセージの宛先情報を、前記複数のノードの中から該gPTPメッセージの種類に応じて予め規定される宛先ノードに対応する宛先情報に変更し、前記宛先ノードに向けて送信する宛先情報変更部と、を備える、
    ネットワークシステム。
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