JP2018082000A - 発光装置および発光装置の製造方法 - Google Patents

発光装置および発光装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発光素子の配列方向において照射される光の均一性を改善すること。【解決手段】実施形態に係る発光装置は、配線基板と、複数の発光素子と、複数の案内部材と、光変換部材とを備える。配線基板は、帯状であり、主面を有する。複数の発光素子は、配線基板の主面上に並んで配置され、発光面が導光板の側面と対向する。複数の案内部材は、導光板の側面と対向する出射面を有し、隣接する発光素子の間に発光素子に当接して設けられ、発光素子の側面から発光する光を出射面に案内する。光変換部材は、発光素子の発光面と案内部材の出射面とに対向して設けられ、発光面と出射面とから照射される光の波長を変換する。【選択図】図2A

Description

本発明は、発光装置および発光装置の製造方法に関する。
従来、発光ダイオード(LED)などの発光素子が所定の間隔をあけて並んで配置され、導光板の側面に光を照射する発光装置がある。
特開2002−156632号公報
しかしながら、従来の発光装置では、隣接する発光素子の間に存在する発光素子が配置されていない部位からは光は照射されないことから、発光素子の配列方向において発光装置から照射される光が不均一となるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、発光素子の配列方向において照射される光の均一性を改善することができる発光装置および発光装置の製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る発光装置は、配線基板と、複数の発光素子と、複数の案内部材と、光変換部材とを備える。前記配線基板は、帯状であり、主面を有する。前記複数の発光素子は、前記配線基板の前記主面上に並んで配置され、発光面が導光板の側面と対向する。前記複数の案内部材は、前記導光板の側面と対向する出射面を有し、隣接する前記発光素子の間に当該発光素子に当接して設けられ、前記発光素子の側面から発光する光を前記出射面に案内する。前記光変換部材は、前記発光素子の前記発光面と前記案内部材の前記出射面とに対向して設けられ、前記発光面と前記出射面とから照射される光の波長を変換する。
本発明の一態様によれば、発光素子の配列方向において照射される光の均一性を改善することができる。
図1Aは、実施形態に係る発光装置が搭載される携帯端末の概略構成を示す斜視図である。 図1Bは、実施形態に係る発光装置を有する面状照明装置の構成を示す上面図である。 図2Aは、実施形態にかかる発光装置の断面図である。 図2Bは、図2AのB−B線断面図である。 図3は、実施形態の変形例1にかかる発光装置の断面図である。 図4は、実施形態の変形例2にかかる発光装置の断面図である。 図5は、実施形態にかかる発光装置の製造方法の一例を示す図である。 図6は、実施形態の変形例2にかかる発光装置の製造方法の一例を示す図である。 図7は、実施形態にかかる発光装置の製造方法の別の一例を示す図である。
以下、実施形態に係る発光装置について図面を参照して説明する。なお、図面における各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合がある。また、図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
<携帯端末および面状照明装置の概要>
まず、図1Aおよび図1Bを参照しながら、実施形態にかかる発光装置1を有する携帯端末2および面状照明装置4の概要について説明する。図1Aは、実施形態に係る発光装置1が搭載される携帯端末2の概略構成を示す斜視図である。また、図1Bは、実施形態に係る発光装置1を有する面状照明装置4の構成を示す上面図である。
図1Aに示すように、携帯端末2は、各種情報を表示する液晶パネル3を備える。そして、かかる液晶パネル3のバックライトとして、図1Bに示す面状照明装置4が用いられる。
面状照明装置4は、発光装置1と、導光板5とを含む。発光装置1は、棒状のいわゆるバー光源(線状光源)であり、光Lを所定の方向に照射する照射部6を1つの側面に有する。また、導光板5の1つの側面には、発光装置1の照射部6に向かい合う側面5aが設けられている。
そして、発光装置1の照射部6から光Lが導光板5に入射して、導光板5の一方の主面から光が出射される。すなわち、面状照明装置4は、サイドライト型バックライトと称される照明装置である。
<発光装置の構成>
つづいて、図2Aおよび図2Bを参照しながら、実施形態にかかる発光装置1の詳細な構成について説明する。図2Aは、実施形態にかかる発光装置1の断面図である。なお、図2Aは、複数の発光素子12の配列方向に平行で、かつ配線基板11の主面11aに垂直な面で切断した場合の断面図である。図2Bは図2AのB−B線断面図である。
図2Aに示すように、発光装置1は、配線基板11と、複数の発光素子12と、複数の案内部材13と、光変換部材14とを備える。さらに、発光装置1は、図2Bに示すように、一対の白壁部材15を含む。なお、図2Aには、かかる一対の白壁部材15は図示されていない。
配線基板11は、たとえば細長い帯状であり、一方の主面である主面11aに発光素子12が搭載できるように構成されている。また、配線基板11には所定の配線パターン(図示せず)が形成され、かかる配線パターンにより、外部電源(図示せず)からの電流を主面11a上の発光素子12に供給することができる。そして、かかる配線パターンを経由して電流を流すことにより、複数の発光素子12を発光させることができる。
発光素子12は、外部電源から供給される電流をもとに光を発生する素子であり、たとえば、発光ダイオード(LED)素子である。発光素子12は、直方体状であり、主に発光する発光面12aを有する。なお、発光素子12は、発光面12a以外の面(たとえば、側面12b)からも発光する。
そして、複数の発光素子12は、配線基板11の主面11a上に一列に並んで設置される。ここで、複数の発光素子12は、配線基板11の長手方向に沿って並び、所定の間隔をあけて配置される。また、すべての発光素子12の発光面12aは、所定の方向Aにそろって向いている。
実施形態において、かかる所定の方向Aは、図1Bに示した導光板5の側面5aに向かう方向である。すなわち、発光素子12の発光面12aは、導光板の側面5aと向かい合っている。また、所定の方向Aは、配線基板11の主面11aが向いている方向と同じ方向である。換言すると、すべての発光素子12の発光面12aと、配線基板11の主面11aとは略平行である。そして、発光面12aから照射される光L1は、発光面12aと略垂直である所定の方向Aに向かう。
案内部材13は、直方体状であり、一面が出射面13aである。そして、複数の案内部材13は、配線基板11の主面11a上に、隣接する発光素子12の間に隙間なく配置される。すなわち、互いに向かい合う発光素子12の側面12bと案内部材13の側面13bとは当接している。
また、すべての案内部材13の出射面13aは、所定の方向Aにそろって向いており、案内部材13の出射面13aと発光素子12の発光面12aとは面一に配置される。すなわち、案内部材13の出射面13aは、発光素子12の発光面12aと同様に導光板5の側面5aと向かい合っている。
ここで、案内部材13は、発光素子12の側面12bから案内部材13に照射される光L2が、所定の方向Aに向かうように案内する機能を有する。すなわち、発光素子12の側面12bから案内部材13に照射され、向きが所定の方向Aとは異なる光L2は、案内部材13の内部において、案内部材13により、光L2は所定の方向Aのほうに向きが変えられて、出射面13aに案内される。
そして、案内部材13の内部で所定の方向Aのほうに向きが変えられた光は、出射面13aから光L3として出射される。すなわち、実施形態によれば、発光素子12の発光面12aからだけでなく、隣接する発光素子12の間にある案内部材13の出射面13aからも光L3を照射することができる。したがって、実施形態によれば、発光素子12の配列方向において照射される光の均一性を改善することができる。
たとえば、案内部材13は、光拡散性を有する材料で構成される。このように、案内部材13の内部で側面12bからの光L2を拡散させることにより、光L2が所定の方向Aのほうに効率的に向かうように案内することができる。
発光装置1におけるその他の構成部材についての説明に戻る。光変換部材14は、均一な厚みのシート状であり、発光素子12の発光面12aと案内部材13の出射面13aとに向かい合い、発光面12aと出射面13aとを覆うように設けられる。
光変換部材14は、光の波長を変換する蛍光体を含有する。そして、光変換部材14は、発光素子12および案内部材13から照射される光L1、L3を、所定の波長に変換して、発光素子12および案内部材13とは反対側の主面である出光面14aから、所定の方向Aに向けて発光装置1の外部に出光する。
すなわち、光変換部材14の出光面14aは、発光装置1の照射部6(図1B参照)として機能する。また、出光面14aから出光する変換された光L1、L3は、発光装置1から照射される光L(図1B参照)である。
ここで、実施形態においては、図2Aに示すように、発光素子12および案内部材13と接するように光変換部材14を設けるとよい。これにより、光変換部材14と発光素子12および案内部材13との間で光L1、L3を減衰させることなく、多くの光L1、L3を光変換部材14で変換させることができる。したがって、発光装置1内部での光L1、L3の利用効率が向上することから、発光効率の高い発光装置1を実現することができる。なお、本発明における「接する」とは、直接間接を問わず、例えば、拡散層を含まない透明な接着層を介して接する場合を含むものである。
たとえば、発光素子12に青色LED素子を用いる場合、光変換部材14に黄色蛍光体を含有させることにより、光変換部材14は青色の光L1、L3を黄色光に変換することができる。なお、発光素子12は青色LED素子に限られず、光変換部材14に含まれる蛍光体は黄色蛍光体に限られない。たとえば、黄色蛍光体に代えて赤色蛍光体や緑色蛍光体を混ぜて、光変換部材14に含有させてもよい。これにより、演色性の高い白色光または色域の広い白色光を出光することができる。
白壁部材15は、図2Bに示すように、配線基板11の主面11a上に壁状に立ち上がるように設けられる。そして、一対の白壁部材15が主面11a上に並んで配置され、並んで配置される白壁部材15の間には、複数の発光素子12と、複数の案内部材13(図2A参照)と、光変換部材14とが配置される。
白壁部材15は、光の反射率が高い材料で構成される。そして、白壁部材15は、発光面12aおよび出射面13aに隣接する白壁部材15の側面で光L1、L3を反射させることにより、光L1、L3が所定の方向Aのほうに向かうように補正する機能を有する。
白壁部材15は、また、光変換部材14の出光面14a、すなわち発光装置1の照射部6以外の箇所から、光が外部に照射されることを抑制する機能も有する。これにより、光の利用効率が向上するとともに、発光装置1全体が明るく見えることを抑制することができる。
<変形例>
次に、図3および図4を参照しながら、実施形態の各種変形例について説明する。図3は、実施形態の変形例1にかかる発光装置1Aの断面図であり、実施形態の図2Aに対応する図面である。変形例1にかかる発光装置1Aは、案内部材13Aの構成が実施形態と異なる。その他の部位については実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。
発光装置1Aの案内部材13Aは、光を反射する反射面13cを有する。反射面13cは、たとえば、ミラーで構成される。そして、かかる反射面13cは、発光素子12の側面12bから照射される光L2を、所定の方向Aのほうに向けて反射できるように構成される。すなわち、案内部材13Aは、反射面13cにより、光L2を出射面13aに案内する機能を有する。
これにより、実施形態と同様に、変形例1においても、発光素子12の発光面12aからだけでなく、隣接する発光素子12の間にある案内部材13Aの出射面13aからも光L3を照射することができる。したがって、発光素子12の配列方向において照射される光の均一性を改善することができる。
そして、変形例1によれば、光L2を効率的に所定の方向Aに反射させる反射面13cを用いることにより、光L2が所定の方向Aのほうに効率的に向かうように案内することができる。
つづいて、別の変形例について図4を用いて説明する。図4は、実施形態の変形例2にかかる発光装置1Bの断面図であり、実施形態の図2Aに対応する図面である。変形例2にかかる発光装置1Bは、光変換部材14の構成が実施形態と異なる。その他の部位については実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。
発光装置1Bの光変換部材14Aは、案内部材13上における出光面14aに、凹部14bが形成されている。すなわち、変形例2において、光変換部材14Aは、発光素子12の発光面12a上では均一な厚みTであるのに対し、案内部材13の出射面13a上では、凹部14bにより厚みTにくらべて薄い部分を有する。
案内部材13上における出光面14aに凹部14bを形成する理由は以下の通りである。実施形態にかかる発光装置1において、発光素子12の側面12bからの光L2は、発光面12aからの光L1よりも、所定の方向Aに対して斜めに向いた光の成分を多く含んでいる。
そのため、案内部材13の内部で所定の方向Aに案内された光L3についても同様に、発光面12aからの光L1よりも、所定の方向Aに対して斜めに向いた光の成分が多く含まれる場合がある。
そして、所定の方向Aに対して斜めに向いた光は、所定の方向Aに向いた光よりも、光変換部材14内での光路長が長くなる。なぜなら、光変換部材14の主面は所定の方向Aを向いており、そのため光変換部材14は所定の方向Aに対して厚みがもっとも薄くなるからである。
そして、光路長が長くなることにより、所定の方向Aに対して斜めに向いた光は、所定の方向Aに向いた光よりも、光変換部材14内で蛍光体に衝突する回数が多くなることから、両者には色度に違いがでる場合がある。すなわち、光L3が光L1よりも所定の方向Aに対して斜めに向いた光の成分を多く含む場合、光L3と光L1とで、色度に違いがでる場合がある。
しかしながら、変形例2では、凹部14bを形成することにより、案内部材13上での光変換部材14Aの厚みを発光素子12上よりも薄くしている。これにより、光L3が光L1よりも所定の方向Aに対して斜めに向いた光の成分を多く含む場合においても、光L3と光L1との光変換部材14A内での光路長をそろえることができることから、光L3と光L1とで蛍光体と衝突する回数をそろえることができる。
したがって、変形例2によれば、発光素子12から照射される光L1と案内部材13から照射される光L3との間の色度均一性を改善することができる。なお、変形例2においては、実施形態で示した案内部材13にかわり、変形例1で示した案内部材13Aを適用してもよい。
<発光装置の製造方法>
以下においては、図5〜図7を参照しながら、実施形態にかかる発光装置の各種製造方法について説明する。なお、図5および図7において、左側の図は図2Aに対応する図面であり、右側の図は図2Bに対応する図面である。図5は、実施形態にかかる発光装置1の製造方法の一例を示す図である。
図5に示すように、まず、工程1として、配線基板11の主面11a上に一対の白壁部材15を形成する。次に、工程2として、一対の白壁部材15の間に、所定の間隔をあけて複数の発光素子12を並べて設置する。この際、白壁部材15と発光素子12との間には隙間が生じないように、発光素子12を設置する。
次に、工程3として、隣接する発光素子12の間に、光拡散性を有する拡散材を含有する樹脂を、たとえばディスペンサで塗布する。そして、塗布した樹脂を発光素子12の発光面12aと面一になるようにレベリングし、レベリングした樹脂を硬化工程により硬化させる。かかる工程3により、光拡散性を有し、発光面12aと面一である出射面13aを含む案内部材13が形成される。
次に、工程4として、発光素子12の発光面12a上と案内部材13の出射面13a上とに、光変換部材14を形成する。光変換部材14を形成する工程としては、たとえば、発光面12a上と出射面13a上とに、蛍光体を含有する樹脂を塗布して硬化させればよい。または、発光面12aと出射面13aとに、蛍光体を含有する蛍光体シートを直接または(拡散材を含有しない)接着層を介して貼り付けるなどして設置すればよい。
ここまでの工程1〜工程4により、図2Aおよび図2Bに示した実施形態にかかる発光装置1が完成する。なお、工程3での拡散材を含有する樹脂を硬化させる工程や、工程4での蛍光体を含有する樹脂を硬化させる工程としては、たとえば、熱硬化工程や紫外線硬化工程などを用いることができる。
次に、図6を用いて、変形例2にかかる発光装置1Bの製造方法について説明する。なお、発光装置1Bの製造方法において、図5に示した工程1〜工程4については同様であるため、かかる工程1〜工程4については説明を省略する。
図6に示すように、上述の工程4の後に、工程5として、工程4までに形成された部材全体を、加熱装置などを用いて室温より高い温度に加熱する。ここで、無機材料で構成される発光素子12よりも樹脂で構成される案内部材13のほうが熱膨張率が大きいことから、かかる加熱により、案内部材13が膨張して出射面13aに凸部13aaが形成される。さらに、かかる凸部13aaの形成にともなって、案内部材13上における光変換部材14の出光面14aにも凸部14aaが形成される。
次に、工程6として、全体が室温より高い温度の状態で、光変換部材14の出光面14aを平坦に研磨する。これにより、工程5で案内部材13上の出光面14aに形成された凸部14aaが削られ、案内部材13上における光変換部材14の膜厚が発光素子12上よりも薄くなる。
次に、工程7として、加熱をやめて全体を室温に戻す。これにより、案内部材13が収縮して出射面13aに形成されていた凸部13aaがなくなり、出射面13aが平坦に戻る。さらに、出射面13aが平坦に戻ることにともない、案内部材13上における光変換部材14Aの出光面14aに凹部14bが形成される。
ここまでの工程1〜工程7により、図4に示した変形例2にかかる発光装置1Bが完成する。そして、工程5〜工程7を用いることにより、案内部材13上における光変換部材14Aの出光面14aに凹部14bを容易に形成することができる。
次に、図7を用いて、実施形態にかかる発光装置1の別の製造方法について説明する。まず、工程1Aとして、配線基板11の主面11a上に、所定の間隔をあけて複数の発光素子12を並べて設置する。次に、工程2Aとして、隣接する発光素子12の間に、案内部材13を形成する。
案内部材13を形成する工程としては、たとえば、複数の発光素子12の周りに枠形状の治具を設置し、かかる治具の内側で隣接する発光素子12の間に、光拡散性を有する拡散材を含有する樹脂を、たとえばディスペンサで塗布する。そして、塗布した樹脂を発光素子12の発光面12aと面一になるようにレベリングし、レベリングした樹脂を硬化工程により硬化させて、その後に治具を取り外せばよい。
案内部材13を形成する別の工程としては、たとえば、光拡散性を有する樹脂ブロックを隣接する発光素子12の間に設置して、案内部材13とすればよい。なお、樹脂ブロックを設置した後に全体を加熱することにより、樹脂ブロックと発光素子12との間の隙間をうめることができる。
次に、工程3Aとして、発光素子12の発光面12a上と案内部材13の出射面13a上とに、光変換部材14を形成する。光変換部材14を形成する工程としては、たとえば、発光面12a上と出射面13a上とに、蛍光体を含有する樹脂を塗布して硬化させればよい。または、発光面12aと出射面13aとに、蛍光体を含有する蛍光体シートを直接または(拡散材を含有しない)接着層を介して貼り付けるなどして設置すればよい。
次に、工程4Aとして、工程3Aまでに形成された部材全体を包むように、光反射率の高い樹脂25を塗布して硬化させる。次に、工程5Aとして、硬化させた光反射率の高い樹脂25を切削して、配線基板11と光変換部材14とを露出させるように削り出し、全体を所定の形状に成形する。すなわち、工程5Aにより、樹脂25から白壁部材15が形成される。
ここまでの工程1A〜工程5Aにより、図2Aおよび図2Bに示した実施形態にかかる発光装置1が完成する。そして、工程4A〜工程5Aのように削り出して白壁部材15を形成することにより、白壁部材15をより薄く形成することができることから、より外形寸法の小さい発光装置1を製造することができる。
なお、工程2Aでの拡散材を含有する樹脂を硬化させる工程や、工程3Aでの蛍光体を含有する樹脂を硬化させる工程、工程4Aでの光反射率の高い樹脂25を硬化させる工程としては、たとえば、熱硬化工程や紫外線硬化工程などを用いることができる。また、上述の工程1A〜工程5Aにつづけて、図6に示した工程5〜工程7を実施することにより、図4に示した変形例2にかかる発光装置1Bを製造することができる。
上記においては、光拡散性を有する案内部材13を備えた発光装置1および発光装置1Bの製造方法について説明したが、かかる製造方法は、反射面13cを有する案内部材13Aを備えた発光装置1Aについても適用することができる。たとえば、上述の工程2Aにおいて、反射面13cを有する樹脂ブロックを隣接する発光素子12の間に設けることにより、かかる樹脂ブロックを案内部材13Aとすればよい。
上述したように、実施形態によれば、所定の間隔をあけて並んで配置される複数の発光素子12の間に、発光素子12の側面12bから発光する光L2が所定の方向Aに向かうように案内する案内部材13を設ける。これにより、発光素子12からだけでなく、隣接する発光素子12の間にある案内部材13からも光L3を照射することができる。したがって、発光素子12の配列方向において照射される光の均一性を改善することができる。
なお、上述の実施形態では、案内部材として、拡散材を含有する案内部材13と、ミラーなどの反射面13cを有する案内部材13Aとについて記載しているが、案内部材はかかる例に限られない。たとえば、案内部材として、透明樹脂にビーズを含有させて構成してもよい。また、プリズムのように光を屈折させる部位を案内部材に設け、光の屈折現象を利用して、光L2を出射面13aに向けて案内させてもよい。
また、上述の実施形態では、配線基板11の主面11aが光L1、L3の照射方向である所定の方向Aを向いている、いわゆるトップビュー型LEDの発光装置について示しているが、かかる例に限られない。たとえば、配線基板の主面と光の照射方向が略垂直である、いわゆるサイドビュー型LEDの発光装置に上述の実施形態を適用してもよい。
さらに、上述の実施形態では、複数の発光素子12が一列に並んでいる、いわゆるバー光源(線状光源)の発光装置について示しているが、かかる例に限られない。たとえば、複数の発光素子を配線基板上に2次元に配置する面状光源の上に、導光板(拡散板)が配置される面状照明装置に上述の実施形態を適用してもよい。
かかる面状照明装置は、たとえば、2次元に配置される複数の発光素子の発光面が導光板の主面と対向して配置され、かかる発光素子の間を埋めるように案内部材が設けられ、かかる案内部材が発光素子の側面からの光を導光板の主面側に案内するように構成されればよい。
以上のように、実施形態に係る発光装置1(1A、1B)は、配線基板11と、複数の発光素子12と、複数の案内部材13(13A)と、光変換部材14(14A)とを備える。配線基板11は、帯状であり、主面11aを有する。複数の発光素子12は、配線基板11の主面11a上に並んで配置され、発光面12aが導光板5の側面5aと対向する。複数の案内部材13(13A)は、導光板5の側面5aと対向する出射面13aを有し、隣接する発光素子12の間に発光素子12に当接して設けられ、発光素子12の側面12bから発光する光L2を出射面13aに案内する。光変換部材14(14A)は、発光素子12の発光面12aと案内部材13(13A)の出射面13aとに対向して設けられ、発光面12aと出射面13aとから照射される光L1、L3の波長を変換する。これにより、発光素子12の配列方向において照射される光の均一性を改善することができる。
また、実施形態に係る発光装置1(1A、1B)において、光変換部材14(14A)は、発光素子12の発光面12aと案内部材13(13A)の出射面13aとに直接間接を問わず接して設けられる。これにより、発光装置1内での光L1、L3の利用効率が向上することから、発光効率の高い発光装置1を実現することができる。
また、実施形態に係る発光装置1(1B)において、案内部材13は、光拡散性を有する材料で構成される。これにより、発光素子12の側面12bからの光L2が所定の方向Aのほうに効率的に向かうように案内することができる。
また、実施形態に係る発光装置1Aにおいて、案内部材13Aは、発光素子12の側面12bから発光する光L2を出射面13aに反射させる反射面13cを有する。これにより、発光素子12の側面12bからの光L2が所定の方向Aのほうに効率的に向かうように案内することができる。
また、実施形態に係る発光装置1Bにおいて、光変換部材14Aは、発光素子12の発光面12a上では均等な所定の厚みTを有し、案内部材13の出射面13a上では所定の厚みTより薄い部分(凹部14b)を有する。これにより、発光素子12から照射される光L1と案内部材13から照射される光L3との間の色度均一性を改善することができる。
また、実施形態に係る発光装置1(1A、1B)において、配線基板11の主面11aは、発光面12aと同じ方向(所定の方向A)を向いている。そして、発光装置1(1A、1B)は、主面11a上から立ち上がり、複数の発光素子12が並ぶ方向に沿って並んで設けられ、複数の発光素子12と複数の案内部材13とを挟むように配置される一対の白壁部材15をさらに備える。これにより、発光素子12からの光L1と案内部材13からの光L3とが所定の方向Aのほうに向かうように補正することができる。
また、実施形態に係る発光装置1(1B)の製造方法は、配線基板11の主面11a上に一対の白壁部材15を形成する工程(工程1)と、一対の白壁部材15の間の主面11a上に複数の発光素子12を並べて設置する工程(工程2)と、隣接する発光素子12の間に光拡散材料を含有する樹脂を塗布して硬化させることにより、複数の案内部材13を形成する工程(工程3)と、複数の発光素子12と複数の案内部材13とに蛍光体を含有する樹脂を塗布して硬化させるか、もしくは複数の発光素子12と複数の案内部材13とに蛍光体シートを設置することにより、光変換部材14を形成する工程(工程4)と、を含む。これにより、発光素子12の配列方向において照射される光の均一性が改善された発光装置1を形成することができる。
また、実施形態に係る発光装置1Bの製造方法は、光変換部材14を形成する工程(工程4)の後に、全体を室温より高い温度に加熱して、案内部材13と案内部材13上の光変換部材14に凸部13aa、14aaを形成する工程(工程5)と、全体が室温より高い温度の状態で、光変換部材14の出光面14aを平坦に研磨する工程(工程6)と、全体を室温に戻して、案内部材13上の光変換部材14Aに凹部14bを形成する工程(工程7)と、を含む。これにより、案内部材13上の光変換部材14Aの出光面14aに凹部14bを容易に形成することができる。
また、実施形態に係る発光装置1(1A、1B)の製造方法は、配線基板11の主面11a上に複数の発光素子12を並べて設置する工程(工程1A)と、隣接する発光素子12の間に光拡散材料を含有する樹脂を塗布して硬化させるか、もしくは隣接する発光素子12の間にブロック状の複数の案内部材13を設置する工程(工程2A)と、複数の発光素子12と複数の案内部材13とに蛍光体を含有する樹脂を塗布して硬化させるか、もしくは複数の発光素子12と複数の案内部材13とに蛍光体シートを設置することにより、光変換部材14を形成する工程(工程3A)と、全体を覆うように光反射率の高い樹脂25を塗布して硬化させる工程(工程4A)と、硬化された光反射率の高い樹脂25を切削して、配線基板11と光変換部材14とを露出させる工程(工程5A)と、を含む。これにより、より外形寸法の小さい発光装置1を形成することができる。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
1、1A、1B 発光装置
2 携帯端末
3 液晶パネル
4 面状照明装置
5 導光板
11 配線基板
12 発光素子
12a 発光面
12b 側面
13、13A 案内部材
13a 出射面
13b 側面
14、14A 光変換部材
14a 出光面
14b 凹部
15 白壁部材

Claims (9)

  1. 帯状であり、主面を有する配線基板と、
    前記配線基板の前記主面上に並んで配置され、発光面が導光板の側面と対向する複数の発光素子と、
    前記導光板の側面と対向する出射面を有し、隣接する前記発光素子の間に当該発光素子に当接して設けられ、前記発光素子の側面から発光する光を前記出射面に案内する複数の案内部材と、
    前記発光素子の前記発光面と前記案内部材の前記出射面とに対向して設けられ、前記発光面と前記出射面とから照射される光の波長を変換する光変換部材と、
    を備える、
    発光装置。
  2. 前記光変換部材は、
    前記発光素子の前記発光面と前記案内部材の前記出射面とに接して設けられる、
    請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記案内部材は、
    光拡散性を有する材料で構成される、
    請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記案内部材は、
    前記発光素子の側面から発光する光を前記出射面に反射させる反射面を有する、
    請求項1または2に記載の発光装置。
  5. 前記光変換部材は、
    前記発光素子の前記発光面上では均等な所定の厚みを有し、
    前記案内部材の前記出射面上では前記所定の厚みより薄い部分を有する、
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の発光装置。
  6. 前記配線基板の前記主面は、前記発光面と同じ方向を向いており、
    前記主面上から立ち上がり、前記複数の発光素子が並ぶ方向に沿って並んで設けられ、前記複数の発光素子と前記複数の案内部材とを挟むように配置される一対の白壁部材をさらに備える、
    請求項1〜5のいずれか一つに記載の発光装置。
  7. 請求項6に記載の発光装置の製造方法であって、
    前記配線基板の前記主面上に前記一対の白壁部材を形成する工程と、
    前記一対の白壁部材の間の前記主面上に前記複数の発光素子を並べて設置する工程と、
    隣接する前記発光素子の間に光拡散材料を含有する樹脂を塗布して硬化させることにより、前記複数の案内部材を形成する工程と、
    前記複数の発光素子と前記複数の案内部材とに蛍光体を含有する樹脂を塗布して硬化させるか、もしくは前記複数の発光素子と前記複数の案内部材とに蛍光体シートを設置することにより、前記光変換部材を形成する工程と、を含む、
    発光装置の製造方法。
  8. 前記光変換部材を形成する工程の後に、
    全体を室温より高い温度に加熱して、前記案内部材と前記案内部材上の前記光変換部材に凸部を形成する工程と、
    全体が室温より高い温度の状態で、前記光変換部材の出光面を平坦に研磨する工程と、
    全体を室温に戻して、前記案内部材上の前記光変換部材に凹部を形成する工程と、を含む、
    請求項7に記載の発光装置の製造方法。
  9. 請求項6に記載の発光装置の製造方法であって、
    前記配線基板の前記主面上に前記複数の発光素子を並べて設置する工程と、
    隣接する前記発光素子の間に光拡散材料を含有する樹脂を塗布して硬化させるか、もしくは隣接する前記発光素子の間にブロック状の前記複数の案内部材を設置する工程と、
    前記複数の発光素子と前記複数の案内部材とに蛍光体を含有する樹脂を塗布して硬化させるか、もしくは前記複数の発光素子と前記複数の案内部材とに蛍光体シートを設置することにより、前記光変換部材を形成する工程と、
    全体を包むように光反射率の高い樹脂を塗布して硬化させる工程と、
    硬化された前記光反射率の高い樹脂を切削して、前記配線基板と前記光変換部材とを露出させる工程と、を含む、
    発光装置の製造方法。
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