JP2018081419A - 逆走判定方法およびそれを利用した逆走判定装置、プログラム - Google Patents

逆走判定方法およびそれを利用した逆走判定装置、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】逆走を判定するまでの期間を短縮する技術を提供する。【解決手段】取得部22は、測位された車両の第1位置情報を取得する。導出部26は、取得部22において取得した第1位置情報と、記憶部24に記憶した地図データとのマップマッチング処理により車両の第2位置情報を導出する。記憶部24に記憶した地図データでは、複数のリンクのうち、逆走の検知を開始すべきリンクが逆走検知開始リンクとして設定されるとともに、当該逆走検知開始リンクに対応づけられた複数の逆走判定エリアも設定される。判定部28は、第2位置情報が逆走検知開始リンクに含まれてから、予め定められた順番で複数の逆走判定エリアを第1位置情報が移動した場合に、逆走を判定する。【選択図】図2

Description

本発明は、逆走判定技術、特に車両における逆走判定方法およびそれを利用した逆走判定装置、プログラムに関する。
逆走禁止道路を逆走する車両の運転者に対して警告情報を報知するシステムが知られている。その際、自車両の位置情報と逆走禁止道路の位置情報とを比較することにより自車両が逆走禁止道路を走行しているか否かが判定される。自車両の位置情報に誤差が含まれる場合、運転手に対し誤報がなされうる。誤報の発生を抑制するために、一方通行の道路を自車両が走行しているときに自車両が道路の分岐点に近づいた場合、分岐点から延びる道路に道路領域が作成される。道路領域のうちの即時有効判定エリアは、分岐点に流入する道路であって、自車両がいない道路に、車両の通行が禁止されている方向に走行していたら逆走していることを報知するために作成される。一方、道路領域のうちの通過待ち判定エリアは、自車両が存在し、分岐点に流入する道路と、分岐点から流出する道路に作成され、これは、自車両が通過した後に即時有効判定エリアに変化する(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−46201号公報
即時有効判定エリアおよび通過待ち判定エリアの作成や変換を含む逆走検知の計算には非常に高度な処理が必要になるので、計算時間が長くなる傾向にある。一方、逆走は危険な行動であるので、早急な判定が必要である。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、逆走を判定するまでの期間を短縮する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の逆走判定装置は、複数のリンクの組合せによって構成される地図データを記憶する記憶部と、測位された車両の第1位置情報を取得する取得部と、取得部において取得した第1位置情報と、記憶部に記憶した地図データとのマップマッチング処理により車両の第2位置情報を導出する導出部と、記憶部に記憶した地図データと、取得部において取得した第1位置情報と、導出部において導出した第2位置情報とをもとに、車両の逆走を判定する判定部と、判定部における逆走の判定結果を出力する出力部とを備える。記憶部に記憶した地図データでは、複数のリンクのうち、逆走の検知を開始すべきリンクが逆走検知開始リンクとして設定されるとともに、当該逆走検知開始リンクに対応づけられた複数の逆走判定エリアも設定され、判定部は、第2位置情報が逆走検知開始リンクに含まれてから、予め定められた順番で複数の逆走判定エリアを第1位置情報が移動した場合に、逆走を判定する。
本発明の別の態様は、逆走判定方法である。この方法は、測位された車両の第1位置情報を取得するステップと、メモリに記憶した地図データであって、かつ複数のリンクの組合せによって構成される地図データと、取得した第1位置情報とのマップマッチング処理により車両の第2位置情報を導出するステップと、メモリに記憶した地図データと、取得した第1位置情報と、導出した第2位置情報とをもとに、車両の逆走を判定するステップと、逆走の判定結果を出力するステップとを備える。メモリに記憶した地図データでは、複数のリンクのうち、逆走の検知を開始すべきリンクが逆走検知開始リンクとして設定されるとともに、当該逆走検知開始リンクに対応づけられた複数の逆走判定エリアも設定され、判定するステップは、第2位置情報が逆走検知開始リンクに含まれてから、予め定められた順番で複数の逆走判定エリアを第1位置情報が移動した場合に、逆走を判定する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、システム、方法、プログラム、プログラムを記録した記録媒体、本装置を搭載した車両などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、逆走を判定するまでの期間を短縮できる。
図1(a)−(c)は、実施の形態において想定される逆走の状況を示す図である。 実施の形態に係る逆走判定装置の構成を示す図である。 図3(a)−(b)は、図2の記憶部に記憶される地図データのデータ構造を示す図である。 図2の判定部による処理の概要を示す図である。 図2の記憶部に記憶される地図データの別のデータ構造を示す図である。 図6(a)−(d)は、図2の判定部による処理を具体的に示す図である。 図2の逆走判定装置による逆走判定処理の手順を示すフローチャートである。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本実施の形態は、車両に搭載され、かつ当該車両の逆走を判定するための逆走判定装置に関する。逆走判定装置は、例えば、カーナビゲーション装置に組み込まれる。逆走を判定するまでの期間を短縮するために、逆走判定装置は、複数のリンクの組合せによって構成されている地図データに、逆走検知開始リンク、逆走検知終了リンク、複数の逆走判定エリアを互いに対応づけながら含める。逆走の検知を開始すべきリンクの属性が逆走検知開始リンクとして設定されるとともに、当該逆走検知開始リンクに対応づけられた複数の逆走判定エリアも設定される。逆走判定装置は、マップマッチングにより導出した車両の位置情報が逆走検知開始リンクに含まれる場合、逆走判定処理を開始する。逆走判定処理では、逆走検知開始リンクに対応づけられた複数の逆走判定エリアが読み出される。逆走判定装置は、測位した車両の位置情報が複数の逆走判定エリアを順番に移動した場合に、車両の逆走を判定する。なお、以下の実施の形態では、車両が逆走判定エリアに進入した場合に車両の逆走を判定するが、車両が逆走判定エリアを通り抜けた(通過した)場合に車両の逆走を判定してもよい。車両の逆走を判定すると、逆走判定装置は、運転者に対して注意を通知する。一方、車両の逆走を判定していない場合、マップマッチングにより導出した車両の位置情報が逆走検知終了リンクに含まれると、逆走判定処理が終了される。つまり、地図データに予め含めた逆走検知開始リンク、逆走検知終了リンク、複数の逆走判定エリアと、位置情報とを比較するだけであるので、逆走を判定するまでの期間が短縮される。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する各実施の形態は一例であり、本発明はこれらの実施の形態により限定されるものではない。
逆走判定装置の構成を説明する前に、逆走判定装置の処理対象となる状況であって、かつ車両の逆走が発生しうる状況を図1(a)−(c)を使用しながら説明する。図1(a)−(c)は、実施の形態において想定される逆走の状況を示す。図1(a)は、インターチェンジ、ジャンクションを示す。図の右から左に向かって分岐前高速道路本線210、合流前高速道路本線202、合流後高速道路本線206が連続することによって、右から左に向かい、かつ2車線を含む高速道路本線が構成される。具体的に説明すると、分岐前高速道路本線210から第1離脱路208aが分岐されてから、合流前高速道路本線202が延びる。合流前高速道路本線202は、高速道路合流地点204において第1導入路200aと合流され、高速道路合流地点204からは合流後高速道路本線206が延びる。当該高速道路本線の上には、反対向きの進行方向を有する、つまり左から右に向かい、かつ2車線を含む別の高速道路本線が配置される。
第1離脱路208aは、離脱路合流地点212において第2離脱路208bと合流され、離脱路合流地点212からは料金所前道路214が料金所まで延びる。第1離脱路208a、第2離脱路208bは、離脱路208と総称され、高速道路本線から離脱するための道路である。料金所から高速道路本線に向かう道路は、第1導入路200a、第2導入路200bに分岐される。第1導入路200a、第2導入路200bは、導入路200と総称され、高速道路本線に合流するための道路である。導入路200、合流前高速道路本線202、合流後高速道路本線206、離脱路208、分岐前高速道路本線210、料金所前道路214のそれぞれは一方通行であり、それらの進行方向は、符号を付与しない矢印で示される。これは、以下の図面においても同様である。
第1走行経路300は、第1導入路200aから高速道路合流地点204を介して合流前高速道路本線202に進む経路であり、合流前高速道路本線202において逆走が発生する。本来は、高速道路合流地点204から合流後高速道路本線206を進むべきである。また、第2走行経路302は、第1離脱路208aから離脱路合流地点212を介して第2離脱路208bに進む経路であり、第2離脱路208bにおいて逆走が発生する。本来は、離脱路合流地点212から料金所前道路214を進むべきである。さらに、第3走行経路304は、第1導入路200aの途中でUターンすることによって、第1導入路200aを料金所に向かって進む経路であり、第1導入路200aにおいて逆走が発生する。本来は、第1導入路200aから合流後高速道路本線206に進むべきである。
図1(b)は、高速道路の出口部分を示す。図の下から上に向かって、第1合流前一般道本線220a、第1合流後一般道本線224aが連続することによって、下から上に向かう一般道本線が構成される。具体的に説明すると、第1合流前一般道本線220aは、第1一般道合流地点222aにおいて離脱路208と合流され、第1一般道合流地点222aからは第1合流後一般道本線224aが延びる。一方、当該一般道本線の右側には、上から下に向かって、第2合流前一般道本線220b、第2合流後一般道本線224bが連続することによって、上から下に向かう別の一般道本線が構成される。第2合流前一般道本線220bは、第2一般道合流地点222bにおいて離脱路208と合流され、第2一般道合流地点222bからは第2合流後一般道本線224bが延びる。
図の右から左に向かって分岐前高速道路本線210を含むように、右から左に向かい、かつ2車線を含む高速道路本線が構成される。また、当該高速道路本線の上には、反対向きの進行方向を有する、つまり左から右に向かい、かつ2車線を含む別の高速道路本線が配置される。高速道路本線および別の高速道路本線を含む高速道路は、図1(a)と同様であるが、一般道と立体交差する。離脱路208は、第1一般道合流地点222aにおいて第1合流前一般道本線220aと合流されるとともに、第2一般道合流地点222bにおいて第2合流前一般道本線220bとも合流される。
第4走行経路306は、第1合流前一般道本線220aから第1一般道合流地点222aを介して離脱路208に進む経路であり、離脱路208において逆走が発生する。本来は、第1一般道合流地点222aから導入路200あるいは第1合流後一般道本線224aを進むべきである。また、第5走行経路308は、第2合流前一般道本線220bから第2一般道合流地点222bを介して離脱路208に進む経路であり、離脱路208において逆走が発生する。本来は、第2一般道合流地点222bから導入路200あるいは第2合流後一般道本線224bを進むべきである。
図1(c)は、サービスエリア、パーキングエリアを示す。合流前高速道路本線202、高速道路合流地点204、合流後高速道路本線206、分岐前高速道路本線210は、図1(a)と同様に配置される。また、導入路200は図1(a)の第1導入路200aに対応し、離脱路208は、図1(a)の第1離脱路208aに対応する。離脱路208は駐車場230まで延びるとともに、駐車場230からは導入路200が延びる。
第6走行経路310は、導入路200から高速道路合流地点204を介して合流前高速道路本線202に進む経路であり、合流前高速道路本線202において逆走が発生する。本来は、高速道路合流地点204から合流後高速道路本線206を進むべきである。そのため、第6走行経路310において発生する逆走は、第1走行経路300および第2走行経路302において発生する逆走に類似する。また、第7走行経路312は、離脱路208から分岐前高速道路本線210に向かって進む経路であり、離脱路208において逆走が発生する。本来は、離脱路208から駐車場230に進むべきである。
図2は、実施の形態に係る逆走判定装置100の構成を示す。逆走判定装置100は、GNSS(Global Navigation Satellite System(s))受信機10、車両状態センサ12、表示装置14、スピーカ16に接続される。逆走判定装置100は、測位部20、取得部22、記憶部24、導出部26、判定部28、出力部30を含む。測位部20は、衛星測位部40、自律航法測位部42を含み、判定部28は、開始判定処理部50、逆走判定処理部52、終了判定処理部54を含む。逆走判定装置100は、例えばカーナビゲーション装置に組み込まれて車両に搭載される。
GNSS受信機10は、図示しない航法衛星からの信号を受信し、受信した信号を衛星測位部40に出力する。衛星測位部40は、GNSS受信機10からの信号をもとに、衛星測位を実行する。車両状態センサ12は、方位センサ、車速センサ等の車両の状態を検出するセンサ群である。方位センサは、例えば角速度センサ、地磁気センサであり、車速センサは、例えば車速パルスセンサである。車両状態センサ12は、検出結果を自律航法測位部42に出力する。自律航法測位部42は、車両状態センサ12からの検出結果をもとに、自律航法による測位を実行する。測位部20は、衛星測位部40の測位結果と自律航法測位部42の測位結果とを組み合わせることによって、測位した車両の位置情報(以下、「第1位置情報」という)を導出する。第1位置情報は、緯度と経度との組合せによって示される。なお、第1位置情報は、衛星測位部40の測位結果と自律航法測位部42の測位結果とのいずれかであってもよい。取得部22は、測位部20から第1位置情報を取得する。取得部22は、第1位置情報を導出部26、判定部28に出力する。
記憶部24は、地図データを記憶する。地図データは、デジタル道路地図データベースともよばれ、道路網を「ノード」と「リンク」の組合せによって表現する。ノードは交差点その他道路網表現上の結節点などを示し、リンクはノードとノードの間の道路区間を示し、それぞれには固有の番号が設定される。そのため、地図データは複数のリンクの組合せによって構成される。地図データにはさまざまな情報が含まれるが、ここでは、本実施の形態に関連する情報を説明する。
図3(a)−(b)は、記憶部24に記憶される地図データのデータ構造を示す。図3(a)に示されるように、リンク番号欄400、始点ノード番号欄402、終点ノード番号欄404、リンク方向欄406、逆走検知開始リンク欄408が含まれる。リンク番号欄400にはリンクを識別するための固有の番号が示される。始点ノード番号欄402には、リンクの始点となるノードを識別するための固有の番号が示され、終点ノード番号欄404には、リンクの終点となるノードを識別するための固有の番号が示され、リンク方向欄406には、リンクの方向が示される。
ノードを識別するための固有の番号は、ノード番号として図3(b)のように示される。図示のごとく、ノード番号欄410に示されたノード番号は、ノード座標欄412に示されたノード座標に対応づけられる。ノード座標は、緯度と経度との組合せによって示される。図3(a)の逆走検知開始リンク欄408については後述する。図2に戻る。
導出部26は、取得部22において取得した第1位置情報と、記憶部24に記憶した地図データとのマップマッチング処理により車両の位置情報(以下、「第2位置情報」という)を導出する。マップマッチング処理は、第1位置情報と、地図データの複数のリンクとを比較することによって、最も適切なリンク上に配置されるように第1位置情報を補正させる処理であり、補正した第1位置情報が第2位置情報に相当する。導出部26は、第2位置情報を判定部28に出力する。
判定部28は、記憶部24に記憶した地図データと、取得部22において取得した第1位置情報と、導出部26において導出した第2位置情報とをもとに、車両の逆走を判定する。ここでは、図4を使用しながら、判定部28における逆走の判定処理の概要を説明する。図4は、判定部28による処理の概要を示す。判定処理において想定される道路は、第1道路250、第2道路252、第3道路254によって示される。
第1道路250と第2道路252は、合流地点256に向かう一方通行の進行方向を有し、合流地点256において合流する。合流後は、合流地点256から離れる一方通行の進行方向を有した第3道路254が延びる。このような状況下において、第1道路250を走行している車両が合流地点256から第2道路252を走行すると、第2道路252において逆走が発生する。そのため、第2道路252は逆走が発生しうる道路であり、第1道路250は逆走が発生する道路の前に通行する道路であり、第3道路254は本来走行すべき道路であるといえる。このような第2道路252における逆走を検出するために、判定部28は、逆走検知開始リンク500、合流地点ノード502、逆走判定エリア504、逆走検知終了リンク506を設定する。
逆走検知開始リンク500は、逆走の検知を開始すべきリンクであり、第1道路250に対応づけられる。合流地点ノード502は、合流地点256に対応づけられる。逆走判定エリア504は、逆走を判定するためのエリアであり、第2道路252に配置されるとともに、第1逆走判定エリア504a、第2逆走判定エリア504b、第3逆走判定エリア504cを含む。第1逆走判定エリア504a、第2逆走判定エリア504b、第3逆走判定エリア504cは、逆走時に走行する順番に配置される。逆走検知終了リンク506は、逆走の検知を終了すべきリンクであり、第3道路254に対応づけられる。
このような逆走検知開始リンク500、合流地点ノード502、逆走判定エリア504、逆走検知終了リンク506は地図データに含まれる。図3(a)のごとく、逆走検知開始リンク500は、逆走検知開始リンク欄408に示される。つまり、地図データには、複数のリンクのうち、一部のリンクが逆走検知開始リンク500として設定される。図5は、記憶部24に記憶される地図データの別のデータ構造を示す。逆走検知開始リンクリスト420は、図3(a)の逆走検知開始リンク欄408に示された逆走検知開始リンク500をまとめたリストであり、図3(a)の逆走検知開始リンク欄408と同一の内容である。
1つの逆走検知開始リンク500には、1つ以上の条件レコード440が紐づけられる。条件レコード440には、逆走判定エリア欄450と、逆走検知終了リンク506が示された逆走検知終了リンク欄452が含まれる。逆走判定エリア欄450には、複数の逆走判定エリア504が示されるので、地図データでは、逆走検知開始リンク500に対応づけられた複数の逆走判定エリア504が設定される。ここで、逆走判定エリア欄450に含まれた複数の逆走判定エリア504には、逆走判定エリア504のサイズ、各逆走判定エリア504を配置すべき位置が含まれる。配置すべき位置は、逆走検知開始リンク500に対して図4に示した関係になるように設定される。なお、逆走判定エリア504のサイズが固定値である場合、逆走判定エリア504のサイズが含まれてなくてもよい。
ここで、高速道路の本線上での逆走判定の一例としては、各逆走判定エリア504の奥行、つまり逆走方向の長さは30m程度よりも長くする。これは、時速100kmに対応した秒速28mをもとに定められる。また、各逆走判定エリア504の幅は道路幅員より10m程度長くされる。なお、高精度の幅員情報があれば、逆走判定エリア504の幅は5m程度でもよい。さらに、隣接した逆走判定エリア504間の距離は30m程度とする。
また、地図データには、逆走検知開始リンク500に対応づけられた逆走検知終了リンク506が設定される。ここで、逆走検知終了リンク506は、逆走検知開始リンク500に対して図4に示した関係になるように設定される。複数の条件レコード440は逆走検知判定条件テーブル430に含まれる。図2に戻る。
判定部28の開始判定処理部50は、第2位置情報をもとに、地図データを参照することによって、移動中のリンクが逆走検知開始リンク500であるかを確認する。これは、地図データにおいて、第2位置情報を含む範囲の逆走検知開始リンク500を特定することに相当する。開始判定処理部50は、移動中のリンクが逆走検知開始リンク500である場合、つまり第2位置情報が逆走検知開始リンク500の範囲に含まれる場合、逆走検知開始リンク500に対応した条件レコード440を逆走検知判定条件テーブル430から選択する。また、開始判定処理部50は、選択した条件レコード440に含まれた複数の逆走判定エリア504と逆走検知終了リンク506を設定する。さらに、開始判定処理部50は、これらを設定すると、逆走判定処理部52と終了判定処理部54に処理の開始を指示する。
逆走判定処理部52は、開始判定処理部50からの指示を受けつけると、逆走の判定処理を実行する。逆走判定処理部52は、第1逆走判定エリア504a、第2逆走判定エリア504b、第3逆走判定エリア504cの順番に第1位置情報が移動した場合に、逆走を判定する。ここで、移動した場合とは、第1逆走判定エリア504aと第2逆走判定エリア504bを通過してから第3逆走判定エリア504cに進入した場合を示す。しかしながら、移動した場合が、第1逆走判定エリア504aと第2逆走判定エリア504bを通過してから、第3逆走判定エリア504cをさらに通過した場合を示してもよい。第1逆走判定エリア504a、第2逆走判定エリア504b、第3逆走判定エリア504cの順番は、予め定められた順番であり、かつ車両が逆走した場合に通過する順番である。予め定められた順番と異なるように、例えば、第3逆走判定エリア504c、第2逆走判定エリア504b、第1逆走判定エリア504aの順番に第1位置情報が移動しても、逆走判定処理部52は、逆走を判定しない。
終了判定処理部54は、開始判定処理部50からの指示を受けつけると、逆走の判定処理を終了するための条件が満たされているかを判定する。逆走の判定処理を終了するための条件は、第2位置情報が逆走検知終了リンク506を所定距離移動した場合と規定する。所定距離は、第2位置情報の測定誤差の影響、運転者ごとの走行経路の違いの影響を低減するために設定され、逆走終了猶予範囲ともよばれる。逆走終了猶予範囲の一例は10mである。また、逆走の判定処理を終了するための条件は、第2位置情報が逆走検知開始リンク500を過ぎてから、所定距離移動した場合と規定されてもよい。終了判定処理部54は、逆走の判定処理を終了するための条件が満たされている場合に、逆走の判定処理を終了する。逆走の判定処理が終了すると、開始判定処理部50は、前述の処理を再度実行する。
出力部30は、判定部28における逆走の判定結果を出力する。特に、出力部30は、逆走判定処理部52において逆走を判定した場合に、注意の画面を表示装置14に表示させたり、注意の音声をスピーカ16から出力したりする。つまり、表示装置14、スピーカ16によって注意が通知される。
図6(a)−(d)は、判定部28による処理を具体的に示す。図6(a)は、前述の第1走行経路300、第2走行経路302、第6走行経路310における逆走を判定するための処理を示す。図6(a)と図1(a)とを対応づけると、第1走行経路300において、第1道路250は第1導入路200aであり、第2道路252は合流前高速道路本線202であり、第3道路254は合流後高速道路本線206である。第2走行経路302において、第1道路250は第1離脱路208aであり、第2道路252は第2離脱路208bであり、第3道路254は料金所前道路214である。また、図6(a)と図1(c)とを対応づけると、第6走行経路310において、第1道路250は導入路200であり、第2道路252は合流前高速道路本線202であり、第3道路254は合流後高速道路本線206である。
逆走検知開始リンク500は、合流地点ノード502に向かう第1道路250のリンクに設定され、複数の逆走判定エリア504は、合流地点ノード502に向かう第2道路252において第2道路252の進行方向とは逆向きの順番に並ぶように設定される。また、逆走検知終了リンク506は、合流地点ノード502から先の第3道路254のリンクに設定される。さらに、逆走検知終了リンク506には逆走終了猶予範囲508が設定される。
図6(b)は、第4走行経路306、第5走行経路308における逆走を判定するための処理を示す。図6(b)と図1(b)とを対応づけると、第4走行経路306において、第1道路250は第1合流前一般道本線220aであり、第2道路252は離脱路208であり、一般道本線側第3道路260は第1合流後一般道本線224aである。逆走検知開始リンク500、複数の逆走判定エリア504は、図6(a)と同様に設定される。第1逆走検知終了リンク506aは、合流地点ノード502から先の一般道本線側第3道路260のリンクに設定されるとともに、第2逆走検知終了リンク506bは、合流地点ノード502から先の導入路側第3道路262に設定される。さらに、第1逆走検知終了リンク506aには第1逆走終了猶予範囲508aが設定され、第2逆走検知終了リンク506bには第2逆走終了猶予範囲508bが設定される。
図6(c)は、第3走行経路304における逆走を判定するための処理を示す。これまでの説明においては、逆走判定エリア504は第2道路252に配置されていたが、ここでは、逆走判定エリア504は第1道路250に配置される。これまでとの差異を明確にするために、図6(c)では第1道路250の代わりに第1道路1250を示し、第3道路254の代わりに第2道路1252を示す。そのため、第1道路1250は、一方通行であり、かつ逆走が発生しうる道路であり、第2道路1252は本来走行すべき道路であるといえる。
図6(c)と図1(a)とを対応づけると、第3走行経路304において、第1道路1250は第1導入路200aであり、第2道路1252は合流後高速道路本線206である。図6(d)は、第7走行経路312における逆走を判定するための処理を示す。図6(a)と図1(c)とを対応づけると、第7走行経路312において、第1道路1250は離脱路208であり、第2道路1252は合流後高速道路本線206である。図6(c)−(d)において、逆走検知開始リンク500は、一方通行の第1道路1250のリンクに設定され、複数の逆走判定エリア504は、第1道路1250において一方通行とは逆向きの順番に並ぶように設定される。また、逆走検知終了リンク506は、第1道路1250における一方通行よりも先の第2道路1252のリンクに設定される。さらに、逆走検知終了リンク506には逆走終了猶予範囲508が設定される。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成による逆走判定装置100の動作を説明する。図7は、逆走判定装置100による逆走判定処理の手順を示すフローチャートである。開始判定処理部50において、第2位置情報が逆走検知開始リンク500に含まれると判定される場合(S10のY)、逆走判定処理部52は逆走の判定処理を開始する(S12)。終了判定処理部54において、第2位置情報が逆走検知終了リンク506に含まれると判定されないとき(S14のN)、第1位置情報が複数の逆走判定エリア504を移動している場合(S16のY)、出力部30は注意を通知する(S18)。終了判定処理部54において、第2位置情報が逆走検知終了リンク506に含まれると判定される場合(S14のY)、終了判定処理部54は、逆走の判定処理を終了する(S20)。開始判定処理部50において、第2位置情報が逆走検知開始リンク500に含まれると判定されない場合(S10のN)、あるいは第1位置情報が複数の逆走判定エリア504を移動していない場合(S16のN)、処理は終了される。
本実施の形態によれば、逆走検知開始リンク、複数の逆走判定エリアを地図データにおいて設定し、第2位置情報が逆走検知開始リンクに含まれると、地図データから複数の逆走判定エリアを取得して設定するので、処理を簡易化できる。また、処理が簡易化するので、処理期間を短縮できる。また、第1位置情報と複数の逆走判定エリアとをもとに逆走を判定するので、逆走を判定するまでの期間を短縮できる。また、逆走検知終了リンクを所定距離移動した場合に逆走の判定処理を終了するので、逆走の可能性がなくなった場合に処理を終了できる。また、逆走の可能性がなくなった場合に処理が終了されるので、不要な処理の実行を回避できる。なお、逆走検知開始リンクを過ぎてから、所定距離を移動した場合に、逆走の判定処理を終了するようにしてもよい。これにより、逆走の可能性がなくなった場合に処理を終了することができる。
また、第1道路と第2道路とが合流してから第3道路が延びる場合において、第2道路に複数の逆走判定エリアを設定するので逆走を判定できる。また、導入路と、合流地点に向かう本線の部分とが合流してから、合流地点から先の本線の部分が延びる場合において、合流地点に向かう本線の部分に複数の逆走判定エリアを設定するので逆走を判定できる。また、合流地点に向かう本線の部分と、離脱路とが合流してから、合流地点から先の本線の部分が延びる場合において、離脱路に複数の逆走判定エリアを設定するので逆走を判定できる。また、第1道路に複数の逆走判定エリアを設定するので、第1道路において逆走を判定できる。また、導入路に複数の逆走判定エリアを設定するので、導入路において逆走を判定できる。また、離脱路に複数の逆走判定エリアを設定するので、離脱路において逆走を判定できる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。本発明のある態様の逆走判定装置は、複数のリンクの組合せによって構成される地図データを記憶する記憶部と、測位された車両の第1位置情報を取得する取得部と、取得部において取得した第1位置情報と、記憶部に記憶した地図データとのマップマッチング処理により車両の第2位置情報を導出する導出部と、記憶部に記憶した地図データと、取得部において取得した第1位置情報と、導出部において導出した第2位置情報とをもとに、車両の逆走を判定する判定部と、判定部における逆走の判定結果を出力する出力部とを備える。記憶部に記憶した地図データでは、複数のリンクのうち、逆走の検知を開始すべきリンクが逆走検知開始リンクとして設定されるとともに、当該逆走検知開始リンクに対応づけられた複数の逆走判定エリアも設定され、判定部は、第2位置情報が逆走検知開始リンクに含まれてから、予め定められた順番で複数の逆走判定エリアを第1位置情報が移動した場合に、逆走を判定する。
この態様によると、逆走検知開始リンク、複数の逆走判定エリアを地図データにおいて設定し、第2位置情報が逆走検知開始リンクに含まれると、第1位置情報と複数の逆走判定エリアとをもとに逆走を判定するので、逆走を判定するまでの期間を短縮できる。
記憶部に記憶した地図データでは、逆走検知開始リンクに対応づけられたリンクであって、かつ逆走の検知を終了すべきリンクが逆走検知終了リンクとして設定され、判定部は、第2位置情報が逆走検知開始リンクに含まれてから、逆走検知終了リンクを所定距離移動した場合に逆走の判定処理を終了してもよい。この場合、逆走検知終了リンクを所定距離移動した場合に逆走の判定処理を終了するので、不要な処理の実行を回避できる。
判定部は、第2位置情報が逆走検知開始リンクを過ぎてから、所定距離移動した場合に逆走の判定処理を終了してもよい。この場合、逆走検知開始リンクを過ぎてから、所定距離移動した場合に逆走の判定処理を終了するので、不要な処理の実行を回避できる。
記憶部に記憶した地図データにおいて、(1)逆走検知開始リンクは、第1道路と第2道路との合流地点に向かう第1道路のリンクに設定され、(2)複数の逆走判定エリアは、合流地点に向かう第2道路において第2道路の進行方向とは逆向きの順番に並ぶように設定され、(3)逆走検知終了リンクは、合流地点から先の第3道路のリンクに設定されてもよい。この場合、第1道路と第2道路とが合流してから第3道路が延びる場合において、逆走を判定できる。
記憶部に記憶した地図データにおいて、第1道路は本線への導入路であり、第2道路は合流地点に向かう本線の部分であり、第3道路は合流地点から先の本線の部分であってもよい。この場合、導入路と、合流地点に向かう本線の部分とが合流してから、合流地点から先の本線の部分が延びる場合において、逆走を判定できる。
記憶部に記憶した地図データにおいて、第1道路は合流地点に向かう本線の部分であり、第2道路は別の本線からの離脱路であり、第3道路は合流地点から先の本線の部分であってもよい。この場合、合流地点に向かう本線の部分と、離脱路とが合流してから、合流地点から先の本線の部分が延びる場合において、逆走を判定できる。
記憶部に記憶した地図データにおいて、(1)逆走検知開始リンクは、一方通行の第1道路のリンクに設定され、(2)複数の逆走判定エリアは、第1道路において一方通行とは逆向きの順番に並ぶように設定され、(3)逆走検知終了リンクは、第1道路における一方通行よりも先の第2道路のリンクに設定されてもよい。この場合、第1道路において逆走を判定できる。
記憶部に記憶した地図データにおいて、第1道路は本線への導入路であり、第2道路は導入路から合流すべき本線であってもよい。この場合、導入路において逆走を判定できる。
記憶部に記憶した地図データにおいて、第1道路は本線からの離脱路であり、第2道路は、離脱路から走行すべき本線への導入路であってもよい。この場合、離脱路において逆走を判定できる。
本発明の別の態様は、逆走判定方法である。この方法は、測位された車両の第1位置情報を取得するステップと、メモリに記憶した地図データであって、かつ複数のリンクの組合せによって構成される地図データと、取得した第1位置情報とのマップマッチング処理により車両の第2位置情報を導出するステップと、メモリに記憶した地図データと、取得した第1位置情報と、導出した第2位置情報とをもとに、車両の逆走を判定するステップと、逆走の判定結果を出力するステップとを備える。メモリに記憶した地図データでは、複数のリンクのうち、逆走の検知を開始すべきリンクが逆走検知開始リンクとして設定されるとともに、当該逆走検知開始リンクに対応づけられた複数の逆走判定エリアも設定され、判定するステップは、第2位置情報が逆走検知開始リンクに含まれてから、予め定められた順番で複数の逆走判定エリアを第1位置情報が移動した場合に、逆走を判定する。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施の形態において、3つの逆走判定エリア504が設定されている。しかしながらこれに限らず例えば、逆走判定エリア504の数は「2」であってもよく、「4」以上であってもよい。本変形例によれば、逆走判定エリア504の数を「2」にすると処理を簡易にでき、逆走判定エリア504の数を「4」以上にすると判定精度を向上できる。
本実施の形態において、各逆走判定エリア504の形状は四角形とされている。しかしながらこれに限らず例えば、各逆走判定エリア504の形状は四角形以外の多角形、円形等であってもよい。また、逆走判定エリア504ごとに形状が異なってもよい。本変形例によれば、構成の自由度を向上できる。
本実施の形態において、逆走判定エリア504の形状は予め地図データにおいて示されており、ポリゴンとして配置される。しかしながらこれに限らず例えば、逆走判定エリア504の形状を示す関数だけが地図データにおいて示されており、関数をもとに計算によって逆走判定エリア504の形状が導出されてもよい。本変形例によれば、構成の自由度を向上できる。
本実施の形態において、1つのリンクに複数の逆走判定エリア504が配置される。しかしながらこれに限らず例えば、2つ以上のリンクにまたがって逆走判定エリア504が配置されてもよい。本変形例によれば、車両が逆走し続ける状況も検出できる。
本実施の形態において、出力部30は、逆走を判定した場合の注意の通知を表示装置14あるいはスピーカ16に出力する。しかしながらこれに限らず例えば、出力部30は、自動運転のための制御装置に、逆走を判定した場合の注意の通知を出力してもよい。本変形例によれば、逆走の判定を自動運転に反映できる。
本発明によれば、逆走を判定するまでの期間を短縮できる。
22 取得部、 24 記憶部、 26 導出部、 28 判定部、 30 出力部、 100 逆走判定装置、 200 導入路、 208 離脱路、 250 第1道路、 252 第2道路、 254 第3道路、 256 合流地点、 500 逆走検知開始リンク、 504 逆走判定エリア、 506 逆走検知終了リンク。

Claims (11)

  1. 複数のリンクの組合せによって構成される地図データを記憶する記憶部と、
    測位された車両の第1位置情報を取得する取得部と、
    前記取得部において取得した第1位置情報と、前記記憶部に記憶した地図データとのマップマッチング処理により車両の第2位置情報を導出する導出部と、
    前記記憶部に記憶した地図データと、前記取得部において取得した第1位置情報と、前記導出部において導出した第2位置情報とをもとに、車両の逆走を判定する判定部と、
    前記判定部における逆走の判定結果を出力する出力部とを備え、
    前記記憶部に記憶した地図データでは、複数のリンクのうち、逆走の検知を開始すべきリンクが逆走検知開始リンクとして設定されるとともに、当該逆走検知開始リンクに対応づけられた複数の逆走判定エリアも設定され、
    前記判定部は、第2位置情報が逆走検知開始リンクに含まれてから、予め定められた順番で複数の逆走判定エリアを第1位置情報が移動した場合に、逆走を判定することを特徴とする逆走判定装置。
  2. 前記記憶部に記憶した地図データでは、逆走検知開始リンクに対応づけられたリンクであって、かつ逆走の検知を終了すべきリンクが逆走検知終了リンクとして設定され、
    前記判定部は、第2位置情報が逆走検知開始リンクに含まれてから、逆走検知終了リンクを所定距離移動した場合に逆走の判定処理を終了することを特徴とする請求項1に記載の逆走判定装置。
  3. 前記判定部は、第2位置情報が逆走検知開始リンクを過ぎてから、所定距離移動した場合に逆走の判定処理を終了することを特徴とする請求項1に記載の逆走判定装置。
  4. 前記記憶部に記憶した地図データにおいて、(1)逆走検知開始リンクは、第1道路と第2道路との合流地点に向かう第1道路のリンクに設定され、(2)複数の逆走判定エリアは、合流地点に向かう第2道路において第2道路の進行方向とは逆向きの順番に並ぶように設定され、(3)逆走検知終了リンクは、合流地点から先の第3道路のリンクに設定されることを特徴とする請求項2に記載の逆走判定装置。
  5. 前記記憶部に記憶した地図データにおいて、第1道路は本線への導入路であり、第2道路は合流地点に向かう本線の部分であり、第3道路は合流地点から先の本線の部分であることを特徴とする請求項4に記載の逆走判定装置。
  6. 前記記憶部に記憶した地図データにおいて、第1道路は合流地点に向かう本線の部分であり、第2道路は別の本線からの離脱路であり、第3道路は合流地点から先の本線の部分であることを特徴とする請求項4に記載の逆走判定装置。
  7. 前記記憶部に記憶した地図データにおいて、(1)逆走検知開始リンクは、一方通行の第1道路のリンクに設定され、(2)複数の逆走判定エリアは、第1道路において一方通行とは逆向きの順番に並ぶように設定され、(3)逆走検知終了リンクは、第1道路における一方通行よりも先の第2道路のリンクに設定されることを特徴とする請求項2に記載の逆走判定装置。
  8. 前記記憶部に記憶した地図データにおいて、第1道路は本線への導入路であり、第2道路は導入路から合流すべき本線であることを特徴とする請求項7に記載の逆走判定装置。
  9. 前記記憶部に記憶した地図データにおいて、第1道路は本線からの離脱路であり、第2道路は、本線への導入路であることを特徴とする請求項7に記載の逆走判定装置。
  10. 測位された車両の第1位置情報を取得するステップと、
    メモリに記憶した地図データであって、かつ複数のリンクの組合せによって構成される地図データと、取得した第1位置情報とのマップマッチング処理により車両の第2位置情報を導出するステップと、
    メモリに記憶した地図データと、取得した第1位置情報と、導出した第2位置情報とをもとに、車両の逆走を判定するステップと、
    逆走の判定結果を出力するステップとを備え、
    メモリに記憶した地図データでは、複数のリンクのうち、逆走の検知を開始すべきリンクが逆走検知開始リンクとして設定されるとともに、当該逆走検知開始リンクに対応づけられた複数の逆走判定エリアも設定され、
    前記判定するステップは、第2位置情報が逆走検知開始リンクに含まれてから、予め定められた順番で複数の逆走判定エリアを第1位置情報が移動した場合に、逆走を判定することを特徴とする逆走判定方法。
  11. 測位された車両の第1位置情報を取得するステップと、
    メモリに記憶した地図データであって、かつ複数のリンクの組合せによって構成される地図データと、取得した第1位置情報とのマップマッチング処理により車両の第2位置情報を導出するステップと、
    メモリに記憶した地図データと、取得した第1位置情報と、導出した第2位置情報とをもとに、車両の逆走を判定するステップと、
    逆走の判定結果を出力するステップとを備え、
    メモリに記憶した地図データでは、複数のリンクのうち、逆走の検知を開始すべきリンクが逆走検知開始リンクとして設定されるとともに、当該逆走検知開始リンクに対応づけられた複数の逆走判定エリアも設定され、
    前記判定するステップは、第2位置情報が逆走検知開始リンクに含まれてから、予め定められた順番で複数の逆走判定エリアを第1位置情報が移動した場合に、逆走を判定することをコンピュータに実行するためのプログラム。
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