JP2018081367A - 情報処理装置、無線通信システム、無線通信プログラム及び無線通信方法 - Google Patents

情報処理装置、無線通信システム、無線通信プログラム及び無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特定の状態にある端末装置に適切なタイミングで特定の情報を配信することを目的とする。【解決手段】移動体の移動速度と、前記移動体に対して特定の状態にある端末装置に提供する特定の情報のダウンロード時間とに基づき、前記特定の情報を送信する送信領域を動的に変更させる制御部と、動的に変更した前記送信領域に存在する前記端末装置に前記特定の情報を送信する送信部と、を有する情報処理装置が提供される。【選択図】図8

Description

本発明は、情報処理装置、無線通信システム、無線通信プログラム及び無線通信方法に関する。
端末装置がビーコン信号を受信すると、端末装置は、受信した信号のビーコンIDをサーバに送り、サーバはビーコンIDに応じたアプリケーションやコンテンツ(クーポン等)の特典情報を配信する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、ビーコン信号を受信する特定の場所や特定の分類等の特定の状態(以下、「プレイス」ともいう。)にある端末装置に、そのプレイスに特化した特定の情報を配信する技術を「プレイスサービス」ともいう。また、端末装置が特定の状態になることを「チェックイン」とも称し、端末装置が特定の状態でなくなることを「チェックアウト」とも称する。
特許文献1では、各出走者に無線IDタグをつけ、ゲートに受信機を設け、出走者が装着した無線IDタグの電磁波を受信機によって受信し、その特定周波数を検出することで、どの出走者がゲートを通過したのかを検出する。そして、無線IDタグから取得した出走者情報と出走者のゲート通過タイムとを対応付けて記憶することが行われている。
特開2004−159151号公報 特開2014−16248号公報 特開2001−311626号公報 特開2010−48797号公報 特開2002−132820号公報
しかしながら、上記の技術では、出走者が高速で移動する場合、端末装置がプレイスにチェックインしてから、出走者が端末装置の存在する位置に到達するまでの時間が短い。このため、サーバから端末装置に出走者に関する情報が配信されるときには、既に出走者は、ユーザの前を通過してしまったか、通過する直前となり、ユーザは、配信された出走者に関する情報を参照した上でユーザの前を通過する出走者を応援することはできない。
そこで、一側面では、本発明は、特定の状態にある端末装置に適切なタイミングで特定の情報を配信することを目的とする。
一つの案では、移動体の移動速度と、前記移動体に対して特定の状態にある端末装置に提供する特定の情報のダウンロード時間とに基づき、前記特定の情報を送信する送信領域を動的に変更させる制御部と、動的に変更した前記送信領域に存在する前記端末装置に前記特定の情報を送信する送信部と、を有する情報処理装置が提供される。
一側面によれば、特定の状態にある端末装置に適切なタイミングで特定の情報を配信することができる。
一実施形態に係る無線通信システムの一例を説明するための図。 一実施形態に係るサーバのハードウェア構成の一例を示す図。 第1実施形態に係る発信器、端末装置及びサーバの機能構成の一例を示す図。 一実施形態に係るデータ保存DBの一例を示す図。 一実施形態に係るアプリDBの一例を示す図。 一実施形態に係る発信処理の一例を示すフローチャート。 第1実施形態に係る端末装置の無線通信処理の一例を示すフローチャート。 第1実施形態に係るサービスエリアの動的制御の一例を示す図。 第1実施形態に係るサーバの無線通信処理の一例を示すフローチャート。 第1実施形態に係るサービスエリアの動的制御の他の例を示す図。 第2実施形態に係る発信器、端末装置及びサーバの機能構成の一例を示す図。 第2実施形態に係る端末装置の無線通信処理の一例を示すフローチャート。 第2実施形態に係るサーバの無線通信処理の一例を示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[無線通信システムの全体構成]
まず、本発明の一実施形態に係る無線通信システム1の構成の一例について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る無線通信システム1の構成の一例を示す。本実施形態に係る無線通信システム1は、プレイスサービスを提供するシステムである。
本実施形態に係る無線通信システム1は、発信器40、複数の端末装置10a、10b(以下、端末装置を総称して「端末装置10」ともいう。)及びサーバ20を有する。
端末装置10は、サーバ20から特定の情報の提供を受ける情報処理装置の一例である。情報処理装置は、パーソナルコンピューター、タブレット型端末、スマートフォン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等が挙げられる。情報処理装置は、HMD(Head Mount Display)、FMD(Face Mount Display)等のウェアラブルデバイスであってもよい。
端末装置10は、例えばAP(アクセスポイント)を介してインターネット等のネットワーク30を利用してサーバ20に接続されている。発信器40からビーコン信号の電波を受信した端末装置10がビーコンIDをサーバ20に送信すると、サーバ20は、ビーコンIDに応じたアプリケーションやコンテンツ(クーポン等)の特典情報を配信する。サーバ20は、前記特典情報等のサービス情報を端末装置10に配信する情報処理装置の一例である。サーバ20は、クラウド上に設けられた情報処理装置であってもよい。
プレイスサービスは、プレイスに応じて、そのプレイスに特化したサービスを提供する。例えば、観光地ごとの詳細情報提示、会議室での資料配布等にプレイスサービスが利用される。ここで「観光地」及び「会議室」は特定の場所に関するプレイスの一例であり、「詳細情報提示」及び「資料配布」は、プレイスにチェックインした端末装置10に提供される特定の情報(以下、「サービス情報」ともいう。)の一例である。
プレイスサービスでは、図1の(1)〜(6)に示すように、サーバ20から端末装置10a、10bにサービス情報が提供される。
(1)発信器40が発信する電波の受信エリアArに端末装置10aが入ると(チェックイン)、端末装置10aは、ビーコン信号を受信する。これにより、端末装置は、ビーコン信号の電波を発信する発信器40を近接検知する。
(2)ビーコン信号を受信した端末装置10aは、取得したビーコンIDをサーバ20に送信する。
(3)サーバ20は、受信したビーコンIDに対応するサービス情報を端末装置10aに配信する。
これにより、端末装置10aが配信されたサービス情報のダウンロードを完了すると、ユーザはそのサービス情報を閲覧できる。
発信器40がランナーA等の移動体に付けられている場合、プレイスが移動する。つまり、サービス情報を提供するサービスエリアが移動する。例えば、時刻taには、端末装置10aがチェックインし、サーバ20からサービス情報の提供を受ける。時刻tbには、端末装置10aはチェックアウトし、端末装置10bがチェックインしているため、端末装置10aはサービス情報の提供を受け得ず、端末装置10bがサービス情報を受け得る。
具体的には、
(4)発信器40が発信する電波の受信エリアArに端末装置10bが入ると(チェックイン)、端末装置10bは、ビーコン信号を受信する。
(5)ビーコン信号を受信した端末装置10bは、取得したビーコンIDをサーバ20に送信する。
(6)サーバ20は、受信したビーコンIDに対応するサービス情報を端末装置10bに配信する。
以上から、サービスの提供を受け得る「プレイス(特定の状態)」は、発信器40が移動体とともに移動する場合には、固定した場所ではなく、時間とともに動く領域となる。本実施形態では、特にプレイスが動く場合に、特定の状態にある端末装置10に適切なタイミングで特定の情報を配信する。
なお、以下の説明では、「移動体」としてランナーを例に挙げて説明する。しかしながら、発信器40が付けられる移動体は、ランナーに限られず、例えば、巡回バス、レンタルサイクル、自動車、電車、バイク等のあらゆる乗り物が含まれる。
[ハードウェア構成]
次に、本実施形態に係るサーバ20のハードウェア構成の一例について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係るサーバ20のハードウェア構成の一例を示す。なお、サーバ20のハードウェア構成は、端末装置10のハードウェア構成と同じである。このため、ここではサーバ20のハードウェア構成について説明し、端末装置10の説明については省略する。
サーバ20は、入力装置101、表示装置102、外部I/F103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、通信I/F107、及びHDD(Hard Disk Drive)108を有する。各部は、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置101は、キーボードやマウスなどを含み、サーバ20に各操作信号を入力するために用いられる。表示装置102は、ディスプレイなどを含み、各種の処理結果を表示する。通信I/F107は、サーバ20をネットワーク30に接続するインターフェースである。これにより、サーバ20は、通信I/F107を介して、他の機器(端末装置10等)とデータ通信を行うことができる。
HDD108は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、サーバ20の全体を制御する基本ソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアがある。例えば、HDD108には、各種のデータベースやプログラム等が格納されてもよい。
外部I/F103は、外部装置とのインターフェースである。外部装置には、記録媒体103aなどがある。これにより、サーバ20は、外部I/F103を介して記録媒体103aの読み取りや書き込みを行うことができる。
ROM105は、電源を切っても内部データを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。ROM105には、ネットワーク設定等のプログラム及びデータが格納されている。RAM104は、無線通信プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。CPU106は、HDD108やROM105などの記憶装置から、無線通信プログラムやデータをRAM104上に読み出し、無線通信処理を実行することで、装置全体の制御や搭載機能を実現する演算装置である。
<第1実施形態>
[機能構成]
次に、第1実施形態に係る無線通信システム1における、発信器40、端末装置10及びサーバ20の機能構成の一例について、図3を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態に係る発信器40、端末装置10及びサーバ20の機能構成の一例を示す。
(発信器)
まず、発信器40の機能構成について説明する。発信器40は、通信部2、速度測定部3及び記憶部4を有する。速度測定部3は、移動体の移動速度を計測する。本実施形態では、速度測定部3は、発信器40を付けたランナーAの移動速度を測定する。速度測定部3は、例えば、発信器40に付けられた速度センサによりランナーAの移動速度を測定してもよい。記憶部4は、ビーコンIDを保存する。
通信部2は、第一の無線技術を用いて一定範囲にビーコン信号を送る。第一の無線技術は、最大通信可能距離が10m〜100m程度の近距離無線通信である。第一の無線技術は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)又はRFID(Radio Frequency Identifier)により実現されてもよい。
なお、本実施形態では、速度測定部3が移動体の移動速度を測定し、計測した移動速度を端末装置10に送信するが、これに限らない。例えば、発信器40はビーコンIDのみを発信し、端末装置10側がビーコンIDの受信時にサーバ20に位置情報を送信することで、サーバ20側で速度を算出し、端末装置10に通知することも可能である。
端末装置10が移動速度を測定する場合、例えば、端末装置10は、スピードガン等を用いて移動体の移動速度を測定してもよい。サーバ20が移動速度を測定する場合、例えば、ビーコンIDを受信した端末装置10がビーコンIDと、GPS(Global Positioning System)を用いて取得したランナー(発信器40)の位置とをサーバ20に送信する。サーバ20は、GPSによる位置からランナーの移動速度を算出する。なお、移動体の移動速度の測定は、以上の方法に限られず、公知のいずれの方法を用いてもよい。
(端末装置)
次に、端末装置10の機能構成について説明する。端末装置10は、通信部11、記憶部12、制御部13、算出部16、アプリ実行部18及びUI部14を有する。通信部11は、第二の無線技術を用いてサーバ20にビーコンIDを送信し、サーバ20からビーコンIDに紐付けられたサービス情報を受信する。第二の無線技術は、Wi−Fi(登録商標)等の無線LAN(Local Area Network)を利用して端末装置10とサーバ20とを接続し、2.4GHz帯や5GHz帯の帯域を用いて行う高速無線通信である。第二の無線技術では、通信距離は100m程度である。第二の無線技術はキャリア網により実現されてもよい。通信部11の機能は、例えば、通信I/F107により実現可能である。
記憶部12は、データ保存DB19を記憶している。図4に、データ保存DB19の一例を示す。データ保存DB19には、ビーコンID191に対応付けて、移動速度192、サービス情報193、伝搬数194、ダウンロード(DL)時間情報195が記憶されている。移動速度192には、ビーコンID191により識別される移動体の移動速度が保存される。サービス情報193は、サーバ20から提供される特定の情報である。ダウンロード時間情報195は、サービス情報をダウンロードしたときに要する時間を記憶する。伝搬数194は、以下の伝搬数算出式(1)により算出される。
伝搬数=((受信希望時間+ダウンロード時間)×移動速度)/ビーコンの到達距離・・・(1)
伝搬数は、ビーコンIDを伝搬させる端末装置10の最大個数を示す。受信希望時間は、移動体が端末装置10に到着する時刻よりもどのくらい前にサービス情報を受信したいかを示す。受信希望時間は、固定値であってもよいし、サービス情報に応じて定められてもよい。ビーコンの到達距離は、初期値として10m程度に予め設定されている。
記憶部12は、端末装置10の無線通信処理を実行するためのプログラム及び各種のデータを記憶する。記憶部12の機能は、例えば、RAM104、ROM105及びHDD108により実現可能である。
制御部13は、移動体の移動速度と、移動体に対して特定の状態にある(つまり、チェックインした)端末装置10に提供されるサービス情報のダウンロード時間とに基づき、サービス情報を送信する送信領域を動的に変更させる。
算出部16は、移動速度とダウンロード時間とに基づき送信距離を割り出し、伝搬数を算出する。具体的には、算出部16は、伝搬数算出式(1)を使用して伝搬数を算出する。受信希望時間とビーコンの到達距離とが固定値に設定されている場合、算出部16は、サービス情報のダウンロード時間と移動速度とから伝搬数を算出する。サービス情報のダウンロード時間は、サーバ20から送信された情報であってもよいし、端末装置10に保存したダウンロード時間でもよい。
アプリ実行部18は、サービス情報に含まれるアプリケーション、その他のアプリケーションを実行する。制御部13、算出部16、アプリ実行部18の機能は、例えば、端末装置10にインストールされたプログラムが、CPU106に実行させる処理により実現可能である。UI部14は、ディスプレイ等へのタッチ操作等を実行する際のユーザインターフェースの機能を有する。
(サーバ)
次に、サーバ20の機能構成について説明する。サーバ20は、通信部21、記憶部22及びプレイス設定部23を有する。通信部21は、通信部11からサービス情報を受信する。通信部21の機能は、例えば、通信I/F107により実現可能である。
記憶部22は、アプリDB28を記憶している。図5に、アプリDB28の一例を示す。アプリDB28は、ビーコンID281に対応付けて、サービス情報282、ダウンロード(DL)時間情報283、受信希望時間情報284が記憶されている。例えば、端末装置10が送信したビーコンID281がビーコン1の場合、サービス情報282に記憶されている応援アプリaが端末装置10に提供される。
ダウンロード時間情報283は、端末装置10がサービス情報をダウンロードしたときに要する時間である。受信希望時間情報284は、移動体が端末装置10の位置を通過するときよりもどの程度前にサービス情報を取得したいかの時間を示す。受信希望時間は、端末装置10が決定してもよいし、サーバ20が決定してもよいし、予め固定値に設定されてもよい。
図3に戻り、プレイス設定部23は、アプリ登録部24、プレイス登録部25、デバイス登録部26及びルール設定部27を有する。アプリ登録部24は、作成したアプリケーションを登録する。プレイス登録部25は、アプリケーションをプレイスに登録する。
デバイス登録部26は、発信器40等のトリガーとなる機器を登録する。ルール設定部27は、アプリケーション等のサービス情報を配信するルールを設定する。プレイス設定部23の機能は、例えば、サーバ20にインストールされたプログラムが、CPU106に実行させる処理により実現可能である。
なお、図3は機能に着目したブロック図を描いており、これらの機能ブロックで示した各部は、ハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはハードウエアとソフトウエアとの組合せによって実現することができる。
[発信処理]
次に、第1実施形態に係るビーコン発信処理の一例について、図6を参照して説明する。図6は、第1実施形態に係る発信処理の一例を示すフローチャートである。発信器40は、発信処理を実行するためのプログラムをインストールし、該プログラムが、発信器40のプロセッサに実行させる処理により実現可能である。図6の処理は、発信器40によって実行される。なお、図6のビーコン発信処理は、第2実施形態においても使用される。
本処理が開始されると、速度測定部3は、移動速度を算出する(ステップS10)。次に、通信部2は、所定時間が経過したかを判定し(ステップS12)、所定時間が経過するまで、ステップS10、S12の処理を繰り返す。通信部2は、所定時間が経過したと判定した場合、ビーコン信号を発信し(ステップS14)、ビーコンID及び最も新しく算出された移動速度を端末装置10に送信し(ステップS16)、ステップS10に戻り、ステップS10以上の処理を繰り返す。これにより、発信器40から所定時間毎に、所定の電波出力強度のビーコン信号が発信される。
[無線通信処理]
次に、第1実施形態に係る無線通信処理について説明する。図7は、第1実施形態に係る端末装置10の無線通信処理の一例を示したフローチャートである。
本処理では、ビーコン信号を受信した端末装置10から他の端末装置10へビーコンIDを伝搬可能な最大個数を示す「伝搬数」が算出される。例えば、図8の例では、ランナーAに付けられた発信器40の受信エリアAr内の端末装置10aがビーコン信号を受信し、そのビーコンIDを取得する。端末装置10aから他の端末装置10にビーコンIDを送信する際の伝搬可能な最大個数が伝搬数である。例えば、伝搬数が11であれば、端末装置10b、端末装置10c、端末装置10d、・・・、端末装置10k、端末装置10lの11台の端末装置10までビーコンIDを伝搬させることができる。
図7の処理は、ビーコン信号を受信する端末装置10a及びビーコンIDを伝搬可能な端末装置10aの周辺の複数の端末装置(端末装置10b、10c、10d・・・・)のそれぞれによって実行される。
(端末装置10aの無線通信処理)
まず、端末装置10aが実行する無線通信処理について説明する。本処理が開始されると、端末装置10aの通信部11は、ビーコン信号を受信し、そのビーコンIDを取得したかを判定する(ステップS20)。通信部11は、ビーコンIDを受信するまでステップS20の処理を繰り返し、ビーコンIDを受信したと判定した場合、ステップS22に進む。
ステップS22において、算出部16は、ビーコンIDとともに受信した情報を判定する。この時点で、端末装置10aは、発信器40からビーコンIDと移動速度とを受信している。よって、算出部16は、ビーコンIDと移動速度とを受信したと判定し、通信部11は、サーバ20から受信希望時間とアプリケーションを受信し、受信に要した時間を、データ保存DB19のダウンロード時間情報195に記憶する(ステップS24)。受信したアプリケーションは、サービス情報の一例である。次に、アプリ実行部18は、受信したアプリケーションを実行する(ステップS26)。
次に、算出部16は、伝搬数算出式(1)に受信希望時間、ダウンロード時間、移動速度を代入して伝搬数を算出し(ステップS28)、ステップS34に進む。なお、本実施形態では、伝搬数算出式(1)のビーコンの到達距離には、例えば10mの固定値を設定する。
次に、記憶部12は、データ保存DB19に、算出した伝搬数を受信したビーコンIDに対応付けて記憶する(ステップS34、図4参照)。
次に、制御部13は、伝搬数が0より大きいか否かを判定する(ステップS36)。制御部13は、伝搬数が0より大きいと判定した場合、通信部11は、ビーコンIDと伝搬数とを送信し、ステップS20に戻り、ステップS20以降の処理を実行する。一方、制御部13は、伝搬数が0以下であると判定した場合、通信部11は、そのままステップS20に戻る。
(端末装置10a以外の端末装置10b等の無線通信処理)
次に、端末装置10a以外の端末装置10が実行する無線通信処理について説明する。ここでは、例えば、図8に示す端末装置10aの近傍の端末装置10bが本処理を実行した場合を例に挙げて説明する。本処理が開始されると、端末装置10bの通信部11は、ビーコンIDを受信したかを判定する(ステップS20)。通信部11は、ビーコンIDを受信するまでステップS20の処理を繰り返し、ビーコンIDを受信したと判定した場合、ステップS22に進む。
ステップS22において、算出部16は、ビーコンIDとともに受信した情報を判定する。この時点で、端末装置10bは、端末装置10aが送信したビーコンIDと伝搬数とを受信している。よって、算出部16は、ビーコンIDと伝搬数とを受信したと判定し、今回受信した伝搬数が前回又はそれ以前に受信した伝搬数よりも大きいか否かを判定する(ステップS30)。
算出部16は、今回受信した伝搬数が以前に受信した伝搬数以下であると判定した場合、同じビーコンIDに対応する伝搬数が以前と同一又は小さくなっているため、一度伝搬したビーコンIDであると判断し、何らの処理も行わずステップS20に戻る。
一方、算出部16は、今回受信した伝搬数が前回又はそれ以前に受信した伝搬数よりも大きいと判定した場合、受信した伝搬数から1を引き(ステップS32)、記憶部12は、1を引いた後の伝搬数をビーコンIDに対応させて保存する(ステップS34)。
次に、制御部13は、伝搬数が0より大きいか否かを判定する(ステップS36)。制御部13は、伝搬数が0より大きいと判定した場合、更に他の端末装置10へのビーコンIDの伝搬が許容されていると判定し、通信部11は、ビーコンIDと伝搬数とを送信する(ステップS38)。その後、ステップS20に戻り、ステップS20以降の処理を実行する。
一方、制御部13は、伝搬数が0以下であると判定した場合、ビーコンIDが最大個数の端末装置10まで伝搬され、これ以上のビーコンIDの伝搬は許容されていないと判定し、そのままステップS20に戻り、ステップS20以降の処理を実行する。
以上の無線通信処理は、伝搬数が0になるまで、端末装置10a及び他の端末装置10b等によって実行される。端末装置10a及び端末装置10aから順にビーコンIDを受信した他の端末装置10は、一時的に発信器となり、更に他の端末装置10にビーコンIDを伝搬させる。
これにより、例えば、伝搬数が「11」の場合、図8に示すように、端末装置10aから順にビーコンIDを受信した端末装置10b、10c、・・・、端末装置10lまでサービス情報の提供を受けることができる。以上の処理により、サービス情報の配信エリアを受信エリアArから受信エリアAr及びエリアAa〜Ajの領域に動的に拡張することができる。これにより、端末装置10aだけでなく、端末装置10b〜10lにサービス情報が配信される。このため、端末装置10b〜10lのそれぞれは、移動体に関するサービス情報を、移動体が移動してきてチェックインするよりも先に、端末装置10b〜10lにて取得できる。
例えば、沿道で応援するユーザの端末装置10b〜10lにサーバ20からランナーAに関するサービス情報が配信される際、配信タイミングは、ランナーAがユーザの前を通過するときよりも受信希望時間だけ前になる。これにより、ランナーAがユーザの前を通過する際、ユーザは、余裕をもってランナーAに関する情報を参照した上でランナーAを応援することができる。
[サーバの無線通信処理]
次に、第1実施形態に係るサーバ20の無線通信処理について説明する。図9は、第1実施形態に係るサーバ20の無線通信処理の一例を示したフローチャートである。図9の処理は、サーバ20によって実行される。
本処理が開始されると、プレイス設定部23は、プレイス及びアプリの登録要求か否かを判定する(ステップS40)。プレイス設定部23は、プレイス及びアプリの登録要求であると判定すると、プレイス登録部25は、特定の場所や特定の移動体等の特定の状態をプレイスとして登録し、アプリ登録部24はプレイスに対応するアプリケーションを登録する(ステップS42)。また、デバイス登録部26は、発信器40等のトリガーとなる機器を登録する(ステップS42)。
次に、ルール設定部27は、アプリケーションを配信するルールを設定する(ステップS44)。ルールでは、ビーコンIDとアプリケーションID等が設定される。次に、記憶部22は、受信希望時間を設定し(ステップS46)、ステップS40に戻る。
ステップS40において、プレイス設定部23は、プレイス及びアプリの登録要求ではないと判定すると、通信部21は、ビーコンIDを受信したかを判定する(ステップS48)。通信部21は、ビーコンIDを受信しないと判定すると、ステップS40に戻る。一方、通信部21は、ビーコンIDを受信したと判定すると、受信したビーコンIDに対応するアプリケーションを、動的に拡張したサービス情報の配信エリアにいる端末装置10に配信する(ステップS50)。このとき、通信部21は、受信希望時間に応じたタイミングに端末装置10にアプリケーションを送信する。なお、アプリDB28のビーコンID281に対応するサービス情報282が、アプリケーションでない場合には、対応するサービス情報282に保存されたサービス情報が端末装置10に配信される。
次に、通信部21は、受信希望時間を端末装置10に送信する(ステップS52)。次に、通信部21は、他のビーコンIDを受信したかを判定する(ステップS54)。通信部21は、他のビーコンIDを受信しないと判定すると、ステップS40に戻る。一方、通信部21は、他のビーコンIDを受信したと判定すると、受信した他のビーコンIDに対応するアプリケーションを、動的に拡張したサービスエリアにいる端末装置10に配信する(ステップS56)。次に、通信部21は、受信希望時間を端末装置10に送信する(ステップS58)。ステップS54〜S58の処理は、ステップS54において他のビーコンIDを受信していないと判定されるまで繰り返される。
ステップS54〜S58の処理を実行することで、図10に示すように、移動体(ランナーA)が遠方にいる間に、移動体との近接度合いに応じて動的に拡張するプレイスを複数のプレイスA1,A2に分けてサービス情報を提供することができる。つまり、それぞれのプレイスA1,A2にいる端末装置10に対して異なるサービス情報をダウンロードすることができる。例えば、プレイスA1に紐付いたサービス情報が、図5のアプリDB28のビーコンID281「ビーコン3」に紐付けられたサービス情報282「選手A(ランナーA)説明情報」である場合、プレイスA1にチェックインした端末装置10a〜10gにサービス情報「選手A説明情報」が送信される。
プレイスA2に紐付いたサービス情報が、図5のアプリDB28のビーコンID281「ビーコン5」に紐付けられたサービス情報282「選手A(ランナーA)画像情報」である場合、プレイスA2にチェックインした端末装置10a〜10lにサービス情報「選手A画像情報」が送信される。これによれば、選手A画像情報は、選手A説明情報よりも情報量が多くダウンロードに時間がかかると想定されるため、プレイスA2のサービスエリアをプレイスA1のサービスエリアよりも拡張する。これにより、選手A画像情報は選手A説明情報よりも余裕をもって選手Aの情報を入手できるようにする。なお、ステップS54〜S58の処理は省くことも可能である。
以上に説明したように、第1実施形態に係る無線通信システム1によれば、発信器40の移動速度や方向に寄らず、端末装置10は発信器40が近接するより十分前に発信器40を付けた移動体(ランナーA)が端末装置10に近接する事を検知することができる。また、移動体が端末装置が存在する位置を通過するときよりも受信希望時間だけ先に、その移動体に関するサービス情報を入手することができる。
<第2実施形態>
[機能構成]
第2実施形態に係る無線通信システム1における、発信器40、端末装置10及びサーバ20の機能構成の一例について、図11を参照しながら説明する。図11は、第2実施形態に係る発信器40、端末装置10及びサーバ20の機能構成の一例を示す。
第2実施形態に係る発信器40の機能構成は、図3に示した第1実施形態に係る発信器40と同じであるため、ここでは説明を省略する。
第1実施形態との相違点としては、制御部の特定の情報を送信する領域を動的に変更させる機能と、算出部の機能は、第1実施形態では端末装置10の機能であるのに対して、第2実施形態ではサーバ20の機能である点が異なる。第2実施形態に係るサーバ20の算出部29は、第1実施形態に係る端末装置10の算出部16と同様に伝搬数を算出する。また、第2実施形態に係るサーバ20の制御部31は、第1実施形態に係る端末装置10の制御部13と同様に特定の情報を送信する領域を動的に変更させる。
[無線通信処理]
次に、第2実施形態に係る無線通信処理について説明する。図12は、第2実施形態に係る端末装置10の無線通信処理の一例を示したフローチャートである。図13は、第2実施形態に係るサーバ20の無線通信処理の一例を示したフローチャートである。
図12の端末装置10の無線通信処理のステップS20〜S38は、第1実施形態に係る無線通信処理のステップS20〜S38と同一処理であるため、説明を省略する。本実施形態に係る端末装置10の無線通信処理では、端末装置10は、伝搬数を算出せず、ステップS26に続くステップS39にて、通信部11が、伝搬数をサーバ20から受信する。つまり、伝搬数はサーバ20により算出され、サーバ20から端末装置10に送信される。
図13のサーバ20の無線通信処理のステップS40〜S50は、第1実施形態に係る無線通信処理のステップS40〜S50と同一処理であるため、説明を省略する。本実施形態に係るサーバ20の無線通信処理では、ステップS50に続くステップS60において、算出部29は、伝搬数算出式(1)に受信希望時間、ダウンロード時間、移動速度を代入することで、伝搬数を算出する。次に、通信部21は、受信希望時間及び伝搬数を端末装置10に送信する(ステップS62)。
次に、他のビーコン信号について、ステップS54、S56、S64、S66の処理が行われる。ステップS54、S56、S64、S66の処理は、対象が異なるビーコン信号について実行されたステップS48、S50、S60、S62の処理と同一であるため、ここでは説明を省略する。
なお、第1及び第2実施形態に係る無線通信システム1では、ビーコン信号を受信した端末装置10aからビーコンIDを受信した端末装置10bは、即座に第1の無線技術を用いて同一のビーコンIDと、取得した伝搬数から一を引いた値の伝搬数とを送信する。そして、端末装置10aは、発信器40からの無線電波を直接受信した後は、第一の無線技術での送信は行わない。
以上に説明したように、第1及び第2実施形態に係る無線通信システム1によれば、移動体の移動及びその停止に関わらず、特定の状態にある端末装置10に適切なタイミングで特定の情報を配信できるため、現場で必要な情報を取り逃がすことが防げる。
例えば、マラソン応援の例では、目当ての選手や団体の情報が、丁度良いタイミングで必要なだけサーバ20から取得できるため、その場での観客の情報収集を支援することができ、観客は応援に集中できる。
また、例えば、巡回バスの例では、もうすぐバス停に着く、等の情報を丁度良いタイミングで必要なだけサーバ20から入手できるため、遅延を気にせず買い物等で時間を有効活用できる。
また、システム側からは、どの移動体の情報が利用されているか、という情報を高い確度で収集できるため、その情報を使ってサービスをブラッシュアップできる。
以上、情報処理装置、無線通信システム、無線通信プログラム及び無線通信方法を上記実施形態により説明したが、本発明に係る情報処理装置、無線通信システム、無線通信プログラム及び無線通信方法は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。また、上記実施形態及び変形例が複数存在する場合、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
例えば、端末装置10は、ある伝搬数とビーコンIDとを受信してから一定時間経ってもより大きい伝搬数を受信しない場合、移動体は通り過ぎたと判断し、プレイスからチェックアウトしてもよい。
また、アプリの利用時間と発信器40からの電波の受信状況を合わせて測定し、その情報をサーバ20に送信することで、サーバは実際の読込時間情報を取得し、それを元に端末内の伝搬数算出式(1)のダウンロード時間に読込時間情報を代入することで、伝搬数を自動更新してもよい。
また、上記実施形態に係る無線通信システム1の構成は一例であり、本発明の範囲を限定するものではなく、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。例えば、端末装置10及びサーバ20がネットワーク30を介して互いに接続されているシステム形態は、本実施形態に係る無線通信システム1の一態様であり、これに限定されない。例えば、本実施形態に係る無線通信システム1に含まれる端末装置の台数は、複数台であればよい。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
移動体の移動速度と、前記移動体に対して特定の状態にある端末装置に提供する特定の情報のダウンロード時間とに基づき、前記特定の情報を送信する送信領域を動的に変更させる制御部と、
動的に変更した前記送信領域に存在する前記端末装置に前記特定の情報を送信する送信部と、
を有する情報処理装置。
(付記2)
前記制御部は、前記移動体の移動速度と前記ダウンロード時間と前記特定の情報の受信希望時間とに基づき、前記特定の情報を送信する送信領域を動的に変更させ、
前記送信部は、前記受信希望時間に応じたタイミングに前記端末装置に前記特定の情報を送信する、
付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記移動体の移動速度と前記ダウンロード時間とに基づき、前記特定の情報を受信可能な前記端末装置の最大個数を算出する算出部を有し、
前記制御部は、動的に変更した前記送信領域に存在する前記端末装置のうち前記最大個数の端末装置を上回らない個数の端末装置が前記特定の情報を受信するように制御する、
付記1又は2に記載の情報処理装置。
(付記4)
移動体に対して特定の状態にある端末装置にサーバから特定の情報を提供する無線通信システムであって、
前記端末装置及び前記サーバのいずれかは、
移動体の移動速度と、前記移動体に対して特定の状態にある端末装置に提供される特定の情報のダウンロード時間とに基づき、前記特定の情報を送信する送信領域を動的に変更させ、
前記サーバは、動的に変更した前記送信領域に存在する前記端末装置に前記特定の情報を送信する、
を有する無線通信システム。
(付記5)
前記制御部は、前記移動体の移動速度と前記ダウンロード時間と前記特定の情報の受信希望時間とに基づき、前記特定の情報を送信する送信領域を動的に変更させ、
前記送信部は、前記受信希望時間に応じたタイミングに前記端末装置に前記特定の情報を送信する、
付記4に記載の無線通信システム。
(付記6)
前記端末装置及び前記サーバのいずれかは、
前記移動体の移動速度と前記ダウンロード時間とに基づき、前記特定の情報を受信可能な前記端末装置の最大個数を算出する算出部を有し、
前記制御部は、動的に変更した前記送信領域に存在する前記端末装置のうち前記最大個数の端末装置を上回らない個数の端末装置が前記特定の情報を受信するように制御する、
付記4又は5に記載の無線通信システム。
(付記7)
移動体の移動速度と、前記移動体に対して特定の状態にある端末装置に提供する特定の情報のダウンロード時間とに基づき、前記特定の情報を送信する送信領域を動的に変更させ、
動的に変更した前記送信領域に存在する前記端末装置に前記特定の情報を送信する、
処理をコンピュータに実行させるための無線通信プログラム。
(付記8)
前記移動体の移動速度と前記ダウンロード時間と前記特定の情報の受信希望時間とに基づき、前記特定の情報を送信する送信領域を動的に変更させ、
前記受信希望時間に応じたタイミングに前記端末装置に前記特定の情報を送信する、
付記7に記載の無線通信プログラム。
(付記9)
前記移動体の移動速度と前記ダウンロード時間とに基づき、前記特定の情報を受信可能な前記端末装置の最大個数を算出し、
動的に変更した前記送信領域に存在する前記端末装置のうち前記最大個数の端末装置を上回らない個数の端末装置が前記特定の情報を受信するように制御する、
付記7又は8に記載の無線通信プログラム。
(付記10)
移動体の移動速度と、前記移動体に対して特定の状態にある端末装置に提供する特定の情報のダウンロード時間とに基づき、前記特定の情報を送信する送信領域を動的に変更させ、
動的に変更した前記送信領域に存在する前記端末装置に前記特定の情報を送信する、
処理をコンピュータが実行する無線通信方法。
(付記11)
前記移動体の移動速度と前記ダウンロード時間と前記特定の情報の受信希望時間とに基づき、前記特定の情報を送信する送信領域を動的に変更させ、
前記受信希望時間に応じたタイミングに前記端末装置に前記特定の情報を送信する、
付記10に記載の無線通信方法。
(付記12)
前記移動体の移動速度と前記ダウンロード時間とに基づき、前記特定の情報を受信可能な前記端末装置の最大個数を算出し、
動的に変更した前記送信領域に存在する前記端末装置のうち前記最大個数の端末装置を上回らない個数の端末装置が前記特定の情報を受信するように制御する、
付記10又は11に記載の無線通信方法。
1 無線通信システム
2 通信部
3 速度測定部
4 記憶部
10 端末装置
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
14 UI部
16 算出部
18 アプリ実行部
19 データ保存DB
20 サーバ
21 通信部
22 記憶部
23 プレイス設定部
24 アプリ登録部
25 プレイス登録部
26 デバイス登録部
27 ルール設定部
28 アプリDB
29 算出部
30 ネットワーク
31 制御部
40 発信器

Claims (6)

  1. 移動体の移動速度と、前記移動体に対して特定の状態にある端末装置に提供する特定の情報のダウンロード時間とに基づき、前記特定の情報を送信する送信領域を動的に変更させる制御部と、
    動的に変更した前記送信領域に存在する前記端末装置に前記特定の情報を送信する送信部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記移動体の移動速度と前記ダウンロード時間と前記特定の情報の受信希望時間とに基づき、前記特定の情報を送信する送信領域を動的に変更させ、
    前記送信部は、前記受信希望時間に応じたタイミングに前記端末装置に前記特定の情報を送信する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記移動体の移動速度と前記ダウンロード時間とに基づき、前記特定の情報を受信可能な前記端末装置の最大個数を算出する算出部を有し、
    前記制御部は、動的に変更した前記送信領域に存在する前記端末装置のうち前記最大個数の端末装置を上回らない個数の端末装置が前記特定の情報を受信するように制御する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 移動体に対して特定の状態にある端末装置にサーバから特定の情報を提供する無線通信システムであって、
    前記端末装置及び前記サーバのいずれかは、
    移動体の移動速度と、前記移動体に対して特定の状態にある端末装置に提供される特定の情報のダウンロード時間とに基づき、前記特定の情報を送信する送信領域を動的に変更させ、
    前記サーバは、動的に変更した前記送信領域に存在する前記端末装置に前記特定の情報を送信する、
    を有する無線通信システム。
  5. 移動体の移動速度と、前記移動体に対して特定の状態にある端末装置に提供する特定の情報のダウンロード時間とに基づき、前記特定の情報を送信する送信領域を動的に変更させ、
    動的に変更した前記送信領域に存在する前記端末装置に前記特定の情報を送信する、
    処理をコンピュータに実行させるための無線通信プログラム。
  6. 移動体の移動速度と、前記移動体に対して特定の状態にある端末装置に提供する特定の情報のダウンロード時間とに基づき、前記特定の情報を送信する送信領域を動的に変更させ、
    動的に変更した前記送信領域に存在する前記端末装置に前記特定の情報を送信する、
    処理をコンピュータが実行する無線通信方法。
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