JP2018080944A - 電流センサ - Google Patents

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信治 大岡
Shinji Ooka
信治 大岡
航 中山
Wataru Nakayama
航 中山
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Abstract

【課題】本明細書は、シールド枠を備える電流線センサであり、シールド枠のコストと重量の増加を抑えつつノイズ磁界の影響を抑制する。
【解決手段】電流センサ10は、X方向に延びている複数のバスバ13a−13cと、複数の磁電変換素子11a−11cとシールド枠14を備えている。バスバ13a−13cは、Y方向で並んでいる。磁電変換素子11a−11cは、夫々のバスバに対して設けられており、Z方向で対応するバスバに隣接配置されており、感磁方向SdがY方向を向くように配置されている。シールド枠14は、複数の磁電変換素子11a−11cと複数のバスバ13a−13cを囲んでいる。シールド枠14のY方向に延びる長辺14aの厚みW1が、短辺14bの厚みW2よりも大きくなっている。
【選択図】図4

Description

本明細書は、電流センサに関する。特に、複数の導体の夫々を流れる電流を計測する電流センサに関する。
複数の導体の夫々を流れる電流を同時に計測することが求められるときがある。例えば、モータを駆動する三相交流を生成するインバータのフィードバック制御用に、インバータの出力する三相交流を計測したい場合などである。特許文献1、2に、そのような電流センサが開示されている。特許文献1、2の電流センサは、いずれも次の特徴を有している。電流センサは、複数の導体と複数の磁電変換素子を備える。複数の導体は、第1方向に延びているとともに、第1方向と直交する第2方向に沿って並んでいる。複数の磁電変換素子の夫々は夫々の導体に対応しており、各磁電変換素子は、第1方向及び第2方向と直交する第3方向に沿って対応する導体に隣接配置されている。磁電変換素子は、その感磁方向が第2方向を向くように配置されている。
外部のノイズ磁界の影響による計測精度の低下を抑制するため、導体と磁電変換素子の周囲を磁性体のシールドで覆うことがある。特許文献2の電流センサは、一対のシールド板が、上記した第3方向で、導体と磁電変換素子を挟んでいる。また、特許文献3には、導体と磁電変換素子を磁性体のシールド枠で囲むことが開示されている。
特開2015−132499号公報 特開2016−038203号公報 特開2010−008050号公報
外部のノイズ磁界の影響を抑えるには、シールド板(シールド枠)の厚みを大きくすればよい。しかし、シールド板(シールド枠)の厚みを増すと、コストが嵩む上、電流センサの重量も増えてしまう。シールド板(シールド枠)の厚みに関して改善の余地がある。
シールド枠は、外部のノイズ磁界を吸収し、内側の磁電変換素子に与える影響を低減する。しかし、シールド板からの漏れ磁束が磁電変換素子に到達し、それが電流センサの計測精度を低下させる。本明細書が開示する技術は、磁電変換素子を囲むシールド枠において、そこからの漏れ磁束が磁電変換素子に大きな影響を与える部位の厚みを大きくし、それ以外の部位の厚みを相対的に薄くする。そうすることで、コストと重量の増加を抑えつつ、ノイズ磁界の影響を効果的に抑制する。
本明細書が開示する電流センサは、複数の導体と複数の磁電変換素子とシールド枠を備えている。複数の導体は、第1方向に延びているとともに、第1方向と直交する第2方向で並んでいる。複数の磁電変換素子の夫々は夫々の導体に対応しており、各磁電変換素子は、第1方向と第2方向に直交する第3方向で対応する導体に隣接配置されている。全ての磁電変換素子は、その感磁方向が第2方向を向く姿勢で配置されている。磁性体のシールド枠は、複数の導体と複数の磁電変換素子を囲んでいる。そして、シールド枠の第2方向に延びる部分の厚みを、他の部分の厚みよりも大きくする。
詳しくは「発明を実施するための形態」にて説明するが、磁電変換素子を囲むシールド枠の漏れ磁束は、シールド枠の各部位ごとに、その部位の延びる方向と概ね平行な方向で磁電変換素子を貫く。従って、感磁方向が第2方向を向いている磁電変換素子にとっては、シールド枠の第2方向に延びている部分からの漏れ磁束が感磁方向に近い方向で磁電変換素子を貫く。それゆえ、シールド枠の第2方向に延びている部分からの漏れ磁束が磁電変換素子の計測精度に大きな影響を及ぼす。そこで、シールド枠の第2方向に沿って延びている部分だけ、厚みを大きくし、その部分からの漏れ磁束を抑制する。シールド板の他の方向を向いている部分に対しては、磁電変換素子の計測精度への影響が比較的に小さいので、第2方向に沿って延びている部分よりは厚みを小さくする。そうすることで、シールド枠のコストと重量の増加を抑えつつノイズ磁界の影響を抑制することができる。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例の電流センサが適用される電力変換器の回路図である。 電力変換器の平面図である。 電流センサの斜視図である。 図3のIV−IV線に沿った断面図である。 第1変形例の電流センサの断面図である。 第2変形例の電流センサの断面図である。
図面を参照して実施例の電流センサを説明する。まず、電流センサが適用される電力変換器を説明する。図1に、電力変換器20の回路図を示す。電力変換器20は、電気自動車において、バッテリ2の直流電力を走行用モータ(モータ23)の駆動電力に変換するデバイスである。電力変換器20は、バッテリ2の電圧を昇圧する電圧コンバータ21と、昇圧された直流電力を交流電力に変換するインバータ22を備える。電圧コンバータ21は、フィルタコンデンサ3、リアクトル4、2個のトランジスタ6a、6b、2個のダイオードを備えている。2個のトランジスタ6a、6bは、直列に接続されている。夫々のトランジスタ6a、6bに、還流ダイオードが逆並列に接続されている。トランジスタ6a、6bの直列接続は、電圧コンバータ21の高電圧端(インバータ側の端子)に直列に接続されている。2個のトランジスタ6a、6bの直列接続の中点に、リアクトル4の一端が接続されている。リアクトル4の他端は、電圧コンバータ21の低電圧端(バッテリ側の端子)の正極に接続されている。低電圧端の正極と負極の間にフィルタコンデンサ3が接続されている。図1の電圧コンバータ21は、バッテリ2の電圧を昇圧してインバータ22に供給する昇圧動作と、インバータ22から送られる電力(モータ23が発電した回生電力)を降圧してバッテリ2を充電する降圧動作の双方を行うことができる。電圧コンバータ21は、いわゆる双方向DC−DCコンバータである。図1の電圧コンバータ21の回路構成と機能はよく知られているので詳しい説明は省略する。
インバータ22は、2個のトランジスタの直列接続が3組並列に接続された構成を有している。トランジスタ6c、6dが直列に接続されており、トランジスタ6e、6fが直列に接続されており、トランジスタ6g、6hが直列に接続されている。各トランジスタに還流ダイオードが逆並列に接続されている。3組の直列接続の中点から交流が出力される。インバータ22の交流出力がモータ23に供給される。図1のインバータ22の回路構成と動作も良く知られているので詳しい説明は省略する。電圧コンバータ21とインバータ22の間に平滑コンデンサ7が並列に接続されている。平滑コンデンサ7は、電圧コンバータ21とインバータ22の間を流れる電流の脈動を抑える。
電力変換器20は、インバータ22の三相交流出力の夫々を同時に計測する電流センサ10を備えている。電流センサ10は、インバータ22の出力端子から電力変換器20の出力端子の間を接続する3本のバスバの夫々の近傍に磁電変換素子11a−11cを設置したユニットである。なお、バスバとは、大電流を低損失で伝達するのに適した金属細長板(細長棒)の導体である。電流センサ10の計測データはコントローラ9に送られる。コントローラ9は不図示の上位コントローラからモータ23の目標出力を受信し、その目標出力が実現されるように、電圧コンバータ21のトランジスタ6a、6bと、インバータ22のトランジスタ6c−6hを駆動する。なお、図1では、破線矢印が信号線を示している。コントローラ9からトランジスタ6a、6bへの信号線は示してあるが、トランジスタ6c−6hへの信号線は図示を省略してある。
図2に電力変換器20のハードウエアの平面図を示す。電力変換器20の8個のトランジスタ6a−6hは、2個ずつカードタイプの半導体モジュール31a−31dに収容されている。電圧コンバータ21の2個のトランジスタ6a、6b(及び還流ダイオード)は、半導体モジュール31aに収容されている。2個のトランジスタ6a、6bは半導体モジュール31aの内部で直列に接続されている。還流ダイオードは半導体モジュール31aの内部で各トランジスタ6a、6bに逆並列に接続されている。トランジスタ6c、6dの直列接続が半導体モジュール31bに収容されており、トランジスタ6e、6fの直列接続が半導体モジュール31cに収容されており、トランジスタ6g、6hの直列接続が半導体モジュール31dに収容されている。4個の半導体モジュール31a−31dは、複数の平板型の冷却器32と積層され、積層ユニット37を構成する。4個の半導体モジュール31a−31dと複数の冷却器32は、一つずつ交互に積層されている。半導体モジュール31a−31dのそれぞれは、その両面から冷却される。積層ユニット37は、筐体30の内壁と板バネ39の間で積層方向に加圧されつつ、筐体30に収容されている。
各半導体モジュール31a−31dの上面から出力端子が延びている。端子33が、2個のトランジスタの直列接続の中点に導通する端子である。半導体モジュール31aの端子33は、バスバ35を介してリアクトル4の一端に接続されている。半導体モジュール31b−31dの端子33の夫々は、バスバ13a−13cを介して筐体30の外側に設けられた出力端子34に接続されている。出力端子34にモータ23から延びるパワーケーブルが接続される。バスバ13a−13cの夫々に隣接するように磁電変換素子11a−11cが配置されている。先に述べたように、磁電変換素子11a−11cが、インバータ22の三相交流出力を同時に計測する電流センサ10を構成する。
積層ユニット37に隣接してコンデンサユニット38が配置されている。コンデンサユニット38には、図1で説明したフィルタコンデンサ3と平滑コンデンサ7が収容されている。図1で示されているように、2個のトランジスタの直列接続は全て、その高電位側の端子と低電位側の端子が平滑コンデンサ7に並列に接続されている。図2において、半導体モジュール31a−31dのほかの端子、すなわち、2個のトランジスタの直列接続の高電位側の端子と低電位側の端子と、平滑コンデンサ7とを接続するバスバは図示を省略した。
電流センサ10の磁電変換素子11aは、電流計測対象のバスバ13aを流れる電流に起因して発生する磁界を計測する。電流センサ10は、計測された磁界の大きさからそのバスバを流れる電流の大きさを特定する。磁電変換素子11b、11cも同様である。一方、上記したように電力変換器20の筐体30の内部にはバスバ13a−13c、35が配策されているとともに、コイル4aを有するリアクトル4が収容されている。それらは、半導体モジュール31a−31dに収容されているトランジスタ6a−6hのスイッチング動作に起因してノイズ磁界を発生する。ノイズ磁界は電流センサ10の電流計測精度を低下させる。そこで、電流センサ10は、磁電変換素子11a−13cを外部のノイズ磁界から保護するシールド枠を備えている。次に、電流センサ10の構造について説明する。
図3に、電流センサ10の斜視図を示す。電流センサ10は、計測対象の電流を流すバスバ13a−13cと、夫々のバスバに対応した複数の磁電変換素子11a−11cと、シールド枠14と、不図示のセンサ基板を備える。図3以降には座標系を示している。座標系のX軸は、バスバ13a−13cの延設方向に延びており、Y軸は、複数のバスバ13a−13cの並び方向に延びており、Z軸はX軸とY軸に直交する。バスバ13a−13cの夫々には切欠12a−12cが設けられており、磁電変換素子11a−11cは、夫々、各バスバの切欠に配置されている。複数の切欠12a−12cは、Z方向からみると、互い違いに設けられている。別言すると、隣接するバスバの切欠は、バスバの並び方向(Y方向)からみて重複しないように設けられている。バスバに切欠を設けると、バスバの切欠の残り部分に電流が集中し、周囲に発する磁界が強くなる。磁電変換素子11a−13cを切欠12a−12cに配置することによって、磁電変換素子11a−13cが受信する磁界が強くなり、電流計測精度が高まる。また、隣接するバスバの切欠12a−12cがY方向からみて重ならないように設けられているので、各々の磁電変換素子は、計測対象のバスバに隣接するバスバの切欠の残り部分が発する磁界の影響を受けずに済む。
3本のバスバ13a−13cの切欠部分と複数の磁電変換素子11a−11cを囲むようにシールド枠14が設けられている。シールド枠14の内部は、樹脂モールド15で満たされている。即ち、複数の磁電変換素子11a−11cは、樹脂モールド15に埋設されている。図3でグレーの部分は、樹脂モールド15の露出した部分を示す。
図3のIV−IV線に沿った断面図を図4に示す。磁電変換素子11aは、バスバ13aに流れる電流に起因して発生する磁界Haを計測する。磁電変換素子11aは、バスバ13aに対してZ方向で隣接しており、磁電変換素子11aの位置では、計測対象の磁界HaはY方向を向く。それゆえ、磁電変換素子11aは、その感磁方向がY方向を向くように配置される。矢印線Sdが、磁電変換素子11aの感磁方向を示している。他の磁電変換素子11b、13cでも同様であり、対象のバスバが発する磁界を効果的に計測できるように、磁電変換素子11b、13cも、それらの感磁方向SdがY方向を向く姿勢で配置されている。
磁電変換素子11a−13cが外部のノイズ磁界Neを計測してしまうと、電流センサ10の計測精度が低下してしまう。電流センサ10は、外部のノイズ磁界Neの影響を低減するためにシールド枠14を備えている。シールド枠14は、磁性体材料で作られており、外部磁界Neは、シールド枠14に吸収され、環状のシールド枠14の内側には届かない。外部磁界Neによって、シールド枠14の内部には磁束Bnが発生する。シールド枠14は、磁電変換素子11a−11cとバスバ13a−13cを囲うようにループを形成しており、磁束Bnは、図中のYZ平面内で、そのループを回るようにシールド枠14の内部を流れる。シールド枠14の内部の磁束Bnが強くなると、その一部がシールド枠14から漏れて漏れ磁束Brが生じる。図4に示すように、シールド枠14においてY軸に平行な部分(長辺14a)における漏れ磁束Brの方向は、磁電変換素子11a−11cの位置にとおいてはその感磁方向Sdに近くなる。図示はしていないが、長辺14aと直交する短辺14bにおける漏れ磁束の方向は、磁電変換素子11a−13cにおいて、その感磁方向Sdに対して直角に近い角度となる。図4から理解されるように、シールド枠14の長辺14aからの漏れ磁束Brが、磁電変換素子11a−13cに相対的に強い影響を与え、短辺14bからの漏れ磁束は、磁電変換素子11a−13cに与える影響が相対的に弱い。そこで、長辺14aから漏れ磁束が出ないようにするのが、電流センサ10の計測精度を高める上で重要である。
シールド枠14の漏れ磁束を抑えるには、シールド枠14の厚みを増し、ノイズ磁界Neに起因してシールド枠14の内部に発生する磁束Bnの密度(磁束密度)を下げればよい。シールド枠14の厚みを全周囲で厚くすれば、漏れ磁束の影響は抑えられる。しかし、シールド枠14を全周囲で厚くすることは、コストと重量の増加を招く。図4を参照しつつ説明したとおり、シールド枠14の長辺14aからの漏れ磁束が短辺14bからの漏れ磁束よりも電流計測精度に与える影響が大きい。そこで、実施例の電流センサ10では、シールド枠の長辺14aの厚みW1を、短辺14bの厚みW2よりも相対的に大きくする。そうすることで、コストと重量の増大を抑えつつ、ノイズ磁界の影響を効果的に抑制することができる。
図5と図6を参照して、シールド枠の変形例(電流センサの変形例)を説明する。図5に第1変形例のシールド枠114を備えた電流センサ10aの断面図を示す。図5は、図4に対応する断面図である。シールド枠114以外の部品は、電流センサ10と同じであるので説明は省略する。即ち、図示を省略しているが、磁電変換素子11a−11cは、その感磁方向がY方向を向くように配置されている。
電流センサ10aでは、シールド枠114が、2種類のシールド部品で作られている。シールド部品50は、バスバ13a−13cの切欠12a−12cの部分と磁電変換素子11a−13cを囲む枠状であり、シールド部品51は、枠状のシールド部品50の長辺部分のみに貼着される板状である。シールド枠114の短辺114bの厚みは、シールド部品50の厚みW2であり、長辺114aの厚みは、シールド部品50の厚みとシールド部品51の厚みを足したW1である。長辺114aの厚みW1は、短辺114bの厚みW2よりも大きくなる。図5に示すように、シールド枠114を2つの部品で構成してもよい。なお、シールド枠の短辺と長辺を別々の部材で制作し、それらを接合してシールド枠を構成してもよい。
図6に、第2変形例のシールド枠214を備えた電流センサ10bの断面図を示す。図6も、図4に対応する断面図である。第2変形例のシールド枠214は、長辺214aの外面が湾曲している。図6に示されているように、シールド枠214の長辺214aの厚みW2は、短辺214bの厚みW2よりも厚くなっている。シールド枠214の長辺214aの外面が湾曲していても、実施例のシールド枠14を備える電流センサ10と同じ効果が得られる。なお、シールド枠の各辺の内面が湾曲していてもよい。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。実施例の電流センサ10は、バスバの延設方向に直交する断面(図中のYZ平面でカットした断面)が矩形筒状のシールド枠14を備えている。そして、その長辺14aの厚みW1を、短辺14bの厚みW2よりも大きくしている。複数のバスバ13a−13cは、Y方向で並んでおり、長辺14aは、シールド枠14バスバの並び方向、即ち、Y方向に延びる部分である。従って、シールド枠14において、厚みを大きくする部分は、次のように表現することができる。シールド枠14は、複数のバスバの並び方向(Y方向)に延びる部分の厚みを、他の部分の厚みよりも大きくしている。
図中のX方向、Y方向、Z方向を、夫々、第1方向、第2方向、第3方向と表現すると、実施例の電流センサ10の特徴は、次のように表現することができる。電流センサ10は、複数のバスバ13a−13cと、複数の磁電変換素子11a−11cと、シールド枠14を備えている。バスバ13a−13cは、計測対象の電流が流れる導体であり、第1方向に沿って延びている。複数のバスバ13a−13cは、第2方向に沿って並んでいる。複数の磁電変換素子11a−11cの夫々は、複数のバスバ13a−13cの夫々に対応しており、第3方向で対応するバスバに隣接配置されている。磁電変換素子11a−13cは、それらの感磁方向が第2方向を向くように配置されている。シールド枠14は、バスバ13a−13cと磁電変換素子11a−11cを囲んでいる。シールド枠14の第2方向に沿って延びる部分(長辺14a)の厚みが、他の部分(短辺14b)の厚みよりも大きくなっている。
実施例の電流センサ10(10a、10b)は、3本のバスバ13a−13cの夫々を流れる電流を計測する。本明細書が開示する技術は、4本以上のバスバの電流を計測する電流センサ、あるいは、2本のバスバの電流を計測する電流センサに適用することも可能である。
実施例のX方向が請求項の第1方向に相当し、Y方向が第2方向に相当し、Z方向が第3方向に相当する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:バッテリ
3:フィルタコンデンサ
4:リアクトル
4a:コイル
6a−6h:トランジスタ
7:平滑コンデンサ
9:コントローラ
10、10a、10b:電流センサ
11a−11c:磁電変換素子
12a−12c:切欠
13a−13c:バスバ
14、114、214:シールド枠
14a、114a、214a:長辺
14b、114b、214b:短辺
15:樹脂モールド
20:電力変換器
21:電圧コンバータ
22:インバータ
23:モータ
30:筐体
31a−31d:半導体モジュール
32:冷却器
33:端子
35:バスバ
37:積層ユニット
38:コンデンサユニット
50、51:シールド部品

Claims (1)

  1. 第1方向に延びている複数の導体であって、前記第1方向と直交する第2方向に並んでいる複数の導体と、
    夫々の前記導体に対して設けられている磁電変換素子であって、前記第1及び前記第2方向の夫々と直交する第3方向で対応する前記導体に隣接配置されており、感磁方向が前記第2方向を向いている複数の磁電変換素子と、
    複数の前記磁電変換素子と複数の前記導体を囲んでいる磁性体のシールド枠と、
    を備えており、
    前記シールド枠の前記第2方向に延びる部分の厚みが他の部分の厚みよりも大きい、電流センサ。
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