JP2018079945A - 紙容器及び紙容器入り食品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)ポリエチレン(厚さ10μm)/ポリエチレン(厚さ10μm)/ポリオレフィン系樹脂(厚さ10μm)からなる構成
(2)ポリエチレン(厚さ10μm)/エチレン・メチルメタクリレート共重合体(厚さ10μm)/ポリエステル系樹脂(厚さ10μm)からなる構成
(3)ポリエチレン(厚さ10μm)/エチレン・メチルメタクリレート共重合体(厚さ10μm)/ポリエステル系樹脂(厚さ10μm)からなる構成のポリエステル系樹脂(厚さ10μm)面に対し、下記コート剤と酢酸エチルとが体積比3:1にて配合され塗布(塗布量:3.2g/m2)され150度にて10秒間乾燥された構成
コート剤:ビーズポリマーとしてメタクリル酸エステル・オレフィン・ポリエステル共重合体を固形分としてコート剤の総量100重量%に対して46重量%となるように、エステル系溶剤により分散させたコート剤
(4)ポリエチレンテレフタレート(厚さ12μm)/ポリエチレン(厚さ25μm)/エチレン酢酸ビニル共重合体(厚さ22μm〜25μm)からなる構成
このように構成すると、シール性がより向上したシーラントフィルムがトップシールされた紙容器となる。
(2)ポリエチレン(厚さ10μm)/エチレン・メチルメタクリレート共重合体(厚さ10μm)/ポリエステル系樹脂(厚さ10μm)からなる構成
(3)ポリエチレン(厚さ10μm)/エチレン・メチルメタクリレート共重合体(厚さ10μm)/ポリエステル系樹脂(厚さ10μm)からなる構成のポリエステル系樹脂(厚さ10μm)面に対し、下記コート剤と酢酸エチルとが体積比3:1にて配合され塗布(塗布量:3.2g/m2)され150度にて10秒間乾燥された構成
コート剤:ビーズポリマーとしてメタクリル酸エステル・オレフィン・ポリエステル共重合体を固形分としてコート剤の総量100重量%に対して46重量%となるように、エステル系溶剤により分散させたコート剤
(4)ポリエチレンテレフタレート(厚さ12μm)/ポリエチレン(厚さ25μm)/エチレン酢酸ビニル共重合体(厚さ22μm〜25μm)からなる構成
このように構成することで、シール性がより向上したシーラントフィルムがトップシールされた紙容器となるため、紙容器本体に対するトップシールの安定性が更に向上する。
試験に供した実施例1〜実施例4として、その基材層からヒートシール層にかけての積層構造が上述した構成(1)〜構成(4)であるシーラントフィルム4種類を準備した。
上述した図3に示した紙容器21(210度温度条件で焼成された紙容器本体に上記実施例及び比較例の各々のシーラントフィルムがヒートシールされた紙容器21)を「焼成あり」の紙容器として用いて、シール強度を測定した。
紙容器本体として、上述した「焼成なし」の紙容器本体、210度温度条件で焼成した「210度」の紙容器本体、230度温度条件で焼成した「230度」の紙容器本体及び250度温度条件で焼成した「250度」の紙容器本体の4種を準備した。尚、いずれも焼成処理は紙容器本体の内部に中身を収納しない状態で行い、焼成時間は10分間であった。又、いずれも上端径150mmのものを使用した。
以下の表2は、試験IIの結果を示すとともに、焼成容器適性について評価したものである。表中の各データは、「焼成容器適性」の数値を除き、シール強度(単位:N)を示す。
次に、以下の表3は、試験IIの結果から、ヒートシール温度適性について評価したものである。表中の各データは、「ヒートシール温度適性」の数値を除き、シール強度(単位:N)を示す。
実施例ごとのシーラントフィルムを用いてトップシールされた紙容器を準備して、開封時の感触について評価した。
レンジアップ適性として、各紙容器のレンジアップ前後のシール強度を測定し比較した。その結果、実施例1〜実施例4のいずれもがレンジアップ後にもシール強度が良好に維持されていた。
以下の表4に、上述した試験I及び試験IIをまとめた結果を示す。
2…紙容器本体
3…底面部
4…側壁部
6…内面
11、13…シーラントフィルム
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (6)
- 底面部と、前記底面部の周縁と接続され上方に立ち上がる側壁部とを備え、上方に開放されており、前記側壁部の上端縁の表面にはポリエチレンテレフタレートからなる合成樹脂層が積層されており、焼成処理がなされた紙容器本体と、
前記側壁部の上端縁の表面の少なくとも一部においてヒートシールにより接合されたシーラントフィルムとを備えた紙容器であって、
前記シーラントフィルムを焼成処理がなされたポリエチレンテレフタレートからなる合成樹脂層が積層された面に対してヒートシールしたときの初期シール強度(単位:N)をXとし、前記シーラントフィルムを焼成処理がなされていないポリエチレンテレフタレートからなる合成樹脂層が積層された面に対してヒートシールしたときの初期シール強度をYとすると、
前記シーラントフィルムは、X/Y≧1/2、かつ、5≦X≦20を満たす、紙容器。 - 前記シーラントフィルムは、前記側壁部の上端縁の表面全周においてヒートシールにより接合された、請求項1記載の紙容器。
- 前記シーラントフィルムは、その基材層からヒートシール層にかけての積層構造が、下記構成(1)、(2)、(3)及び(4)からなる群から選ばれる1種である、請求項1又は請求項2記載の紙容器。
(1)ポリエチレン(厚さ10μm)/ポリエチレン(厚さ10μm)/ポリオレフィン系樹脂(厚さ10μm)からなる構成
(2)ポリエチレン(厚さ10μm)/エチレン・メチルメタクリレート共重合体(厚さ10μm)/ポリエステル系樹脂(厚さ10μm)からなる構成
(3)ポリエチレン(厚さ10μm)/エチレン・メチルメタクリレート共重合体(厚さ10μm)/ポリエステル系樹脂(厚さ10μm)からなる構成のポリエステル系樹脂(厚さ10μm)面に対し、下記コート剤と酢酸エチルとが体積比3:1にて配合され塗布(塗布量:3.2g/m2)され150度にて10秒間乾燥された構成
コート剤:ビーズポリマーとしてメタクリル酸エステル・オレフィン・ポリエステル共重合体を固形分として前記コート剤の総量100重量%に対して46重量%となるように、エステル系溶剤により分散させたコート剤
(4)ポリエチレンテレフタレート(厚さ12μm)/ポリエチレン(厚さ25μm)/エチレン酢酸ビニル共重合体(厚さ22μm〜25μm)からなる構成 - 前記シーラントフィルムは、ヒートシールにおける前記紙容器本体からの剥離形態が、凝集剥離である、請求項1から請求項3のいずれかに記載の紙容器。
- 前記シーラントフィルムは、その基材層からヒートシール層にかけての積層構造が、ポリエチレンテレフタレート(厚さ12μm)/ポリエチレン(厚さ25μm)/エチレン酢酸ビニル共重合体(厚さ22μm〜25μm)からなる構成である、請求項1から請求項4のいずれかに記載の紙容器。
- 食品を収納し、トップシールされた紙容器入り食品の製造方法であって、
底面部と、前記底面部の周縁と接続され上方に立ち上がる側壁部とを備え、上方に開放されており、前記側壁部の上端縁の表面にはポリエチレンテレフタレートからなる合成樹脂層が積層された紙容器本体を準備する準備工程と、
前記紙容器本体の内部に食品を収納する収納工程と、
前記紙容器本体及び前記食品に対して上方から200度〜280度に加熱したオーブンによって3分間〜10分間の焼成処理を行う焼成工程と、
前記側壁部の上端縁の表面全周においてヒートシールによりシーラントフィルムを接合するトップシール工程とを備え、
前記シーラントフィルムを焼成処理がなされたポリエチレンテレフタレートからなる合成樹脂層が積層された面に対してヒートシールしたときの初期シール強度(単位:N)をXとし、前記シーラントフィルムを焼成処理がなされていないポリエチレンテレフタレートからなる合成樹脂層が積層された面に対してヒートシールしたときの初期シール強度をYとすると、
前記シーラントフィルムは、X/Y≧1/2、かつ、5≦X≦20を満たす、紙容器入り食品の製造方法。
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JP2012066506A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Nakamoto Pakkusu Kk | 紙容器用積層材及びそれを用いた紙容器 |
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JP2013203455A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Dainippon Printing Co Ltd | レトルト殺菌包装容器用の蓋材 |
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-
2016
- 2016-11-15 JP JP2016222547A patent/JP2018079945A/ja active Pending
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