JP2018079518A - オイルキャッチャー組付治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】アッセンブリにオイルキャッチャーを短時間で容易に組付けることができるオイルキャッチャー組付治具を提供する。【解決手段】オイルキャッチャー組付治具12は、ファイナルドライブ・アッセンブリ1のデフキャリア2に着脱自在に取り付けるためのスタンド部17と、スタンド部17に設けられるレール部18と、レール部18にスライド自在に設けられるスライダ部19と、スライダ部19に設けられオイルキャッチャー11a、11bを保持するための保持部20と、保持部20に設けられ円盤状回転体の端部とオイルキャッチャー11a、11bとの間に挟まれることでオイルキャッチャー11a、11bを円盤状回転体の端部から予め設定された距離離間させるゲージ部21とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は回転自在な円盤状回転体を有するアッセンブリに、オイルキャッチャーを組み付けるためのオイルキャッチャー組付治具に関する。
後輪駆動車に用いられるファイナルドライブ・アッセンブリは、内部にデフケース、リングギア等を有すると共に、潤滑油を収容する。潤滑油は、リングギア等の回転に伴って流動する。
また、ファイナルドライブ・アッセンブリには、潤滑油をデフケース及びデフケース内のサイドギア等に案内するためのオイルキャッチャーを備えるものがある。
オイルキャッチャーは、例えば板状に形成されており、リングギアの端面に近接して配置されると共に、径方向に延びるように配置される。
ところで、ファイナルドライブ・アッセンブリにオイルキャッチャーを組み付ける場合、例えばリングギア端部からオイルキャッチャーを予め設定された距離離間させつつ組み付ける必要がある。このため、一度オイルキャッチャーを仮組みしたのち、隙間の寸法をシックネスゲージで測定しつつオイルキャッチャーの位置を調整し、その位置を保持しつつファイナルドライブ・アッセンブリにオイルキャッチャーを組み付けている。
特開2014−015979号公報 特開2013−242005号公報 特開昭59−208268号公報 特開2001−271916号公報
しかしながら、上述の作業を行う場合、シックネスゲージとオイルキャッチャーと組付工具とを同時に持たなければならないため作業が成立せず、作業に時間がかかるという課題がある。
そこで本発明は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、ファイナルドライブ・アッセンブリ等のアッセンブリにオイルキャッチャーを短時間で容易に組付けることができるオイルキャッチャー組付治具を提供することにある。
本発明の一の態様によれば、回転自在な円盤状回転体を有するアッセンブリに、オイルキャッチャーを前記円盤状回転体の軸方向における端部から予め設定された距離離間させて組み付けるためのオイルキャッチャー組付治具であって、前記アッセンブリの固定系に着脱自在に取り付けるためのスタンド部と、前記スタンド部に設けられるレール部と、前記レール部にスライド自在に設けられるスライダ部と、前記スライダ部に設けられ前記オイルキャッチャーを保持するための保持部と、前記保持部に設けられ前記円盤状回転体の端部と前記オイルキャッチャーとの間に挟まれることで前記オイルキャッチャーを前記円盤状回転体の端部から予め設定された距離離間させるゲージ部とを備えたことを特徴とするオイルキャッチャー組付治具が提供される。
本発明によれば、アッセンブリにオイルキャッチャーを短時間で容易に組付けることができる。
本発明の一実施の形態に係るオイルキャッチャー組付治具の斜視図である。 図1の上面図である。 図2の要部断面図である。 オイルキャッチャー組付作業を説明する斜視図である。 オイルキャッチャーと円盤状回転体との位置関係を示す要部上面図である。 オイルキャッチャーを有するファイナルドライブ・アッセンブリの要部斜視図である。 デフケースとオイルキャッチャーの位置関係を説明するファイナルドライブ・アッセンブリの要部正面図である。 ファイナルドライブ・アッセンブリを車両後方から視た概略図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図8は、後輪駆動車に用いられるファイナルドライブ・アッセンブリ1を車両の後方から視た概略説明図である。
まず、ファイナルドライブ・アッセンブリ1について説明する。
図8に示すように、ファイナルドライブ・アッセンブリ1は、デフキャリア2に回転自在に支持されたデフケース3と、デフケース3内に収容される一対のサイドギア4と、デフケース3内に収容されサイドギア4と噛合される一対のピニオンギア5と、デフケース3に一体に設けられたリングギア6とを備える。
デフケース3は、車幅方向の中央部に形成されるギア収容部3aと、車幅方向の両端部に形成されアクスルシャフト7を挿通させるためのシャフト用筒部3bとを備える。シャフト用筒部3bは、互いに同軸上に形成されると共に、ギア収容部3aより小径に形成されている。シャフト用筒部3bには、それぞれ別々のアクスルシャフト7が挿通される。サイドギア4は、ベベルギアからなり、ギア収容部3aに収容される。また、サイドギア4は、それぞれシャフト用筒部3bに挿通されたアクスルシャフト7の端部に設けられる。デフケース3外に延出するアクスルシャフト7の端部には、車輪8が設けられる。
ピニオンギア5は、ベベルギアからなり、アクスルシャフト7と直交する軸回りに回転自在に設けられる。
リングギア6は、ギア収容部3aの外周に設けられる。具体的には、リングギア6は、ギア収容部3aに径方向外方に突出して形成された取付フランジ3cに軸方向に隣接して配置されると共に、ボルト3dにて締結されている。リングギア6、取付フランジ3c及びボルト3dは、アクスルハウジング10内の潤滑油を流動させる円盤状回転体33として機能する。リングギア6及び取付フランジ3cに臨むギア収容部3aには、外部から潤滑油を取り込むべく車幅方向左右の潤滑油導入孔9a、9bが形成されている。また、デフキャリア2には、アクスルハウジング10内の潤滑油を潤滑油導入孔9a、9bに導くべく左右のオイルキャッチャー11a、11bが設けられる。アクスルハウジング10内では潤滑油が円盤状回転体33の回転に伴って流動しており、オイルキャッチャー11a、11bは、流動する潤滑油に干渉して潤滑油を潤滑油導入孔9a、9bに導く。
図4はファイナルドライブ・アッセンブリ1のデフキャリア2にオイルキャッチャー11a、11bをオイルキャッチャー組付治具12を用いて取り付けている状態の斜視図であり、図6はオイルキャッチャー11a、11bが取り付けられたデフキャリア2の要部斜視図である。図4及び図6におけるファイナルドライブ・アッセンブリ1は、車両に組み付けられて使用されるときの後方が上方となる姿勢で載置されている。そこで本実施形態では、この姿勢を基準として方向をいう。但し本実施形態における方向は説明のため便宜上定めたものに過ぎず、実際の使用状況(例えば車両の向き)と一致しない。例えば、本実施の形態でいう上方とは車両に組み付けられたファイナルドライブ・アッセンブリ1の後方を意味し、前方とは車両に組み付けられたファイナルドライブ・アッセンブリ1の下方を意味する。また、左右は車両に組み付けられたファイナルドライブ・アッセンブリ1の左右と同じである。
図4及び図6に示すように、デフキャリア2は、概ね上下に延びる筒状に形成されており、アクスルハウジング10(図8参照)と共にファイナルドライブ・アッセンブリ1の固定系を構成する。また、デフキャリア2の上部にはフランジ2aが形成されている。このフランジ2aは、アクスルハウジング10の下端に形成されたフランジ(図示せず)に締結される。また、デフキャリア2には、デフケース3のシャフト用筒部3bを回転自在に支持するための軸受部2bが上方に延びて設けられると共に、左右に離間して一対設けられる。軸受部2bの前面には、オイルキャッチャー11a、11bを締結するための締結部2cが形成される。具体的には、締結部2cは軸受部2bに形成された雌ネジ(図示せず)にて構成される。なお、締結部2cは雌ネジに限るものではない。例えば締結部2cはスタッドボルトにて構成されてもよい。
オイルキャッチャー11a、11bには、左側(リングギア6側)の軸受部2bに設けられるリングギア側オイルキャッチャー11aと、右側(取付フランジ3c側)の軸受部2bに設けられる取付フランジ側オイルキャッチャー11bとがある。リングギア側オイルキャッチャー11a及び取付フランジ側オイルキャッチャー11bは、概ね左右対称に形成されている。また、リングギア側オイルキャッチャー11a及び取付フランジ側オイルキャッチャー11bは、金属板を加工して板状に形成されている。リングギア側オイルキャッチャー11a及び取付フランジ側オイルキャッチャー11bは、上下に延びて形成され締結部2cに締結されるための被締結部13と、被締結部13に対して略直角に屈曲され前方に延びる前延部14と、前延部14から側方に延びる側延部15a、15bと、側延部15a、15bから後方に延びる後延部16a、16bとを備える。被締結部13には、ボルトBを左右方向に位置調節可能に挿通させるための長孔13aが上下方向に離間して複数(本実施形態では2つ)形成されている。リングギア側オイルキャッチャー11aの側延部15a先端はリングギア6の回転軌跡に概ね沿う形状に形成されている。また、取付フランジ側オイルキャッチャー11bの側延部15b先端は取付フランジ3c及びボルト3dの回転軌跡に概ね沿う形状に形成されている。後延部16a、16bの先端は、ギア収容部3aの回転軌跡に沿う形状に形成されると共に、潤滑油導入孔9a、9b(図7参照、但し右側の潤滑油導入孔9bは見えない)に近接するように形成されている。図5に示すように、リングギア側オイルキャッチャー11aは、リングギア6の軸方向における端部から所定の距離x+αだけ離間して取り付けられ、取付フランジ側オイルキャッチャー11bは、ボルト3dの頭部先端から所定の距離xだけ離間して取り付けられる。
また、ファイナルドライブ・アッセンブリ1には、複数の種類がある。円盤状回転体33からリングギア側オイルキャッチャー11aまでの距離と、円盤状回転体33から取付フランジ側オイルキャッチャー11bまでの距離とは、ファイナルドライブ・アッセンブリ1の種類毎に予め設定されている。
次にオイルキャッチャー組付治具12について説明する。
図4に示すように、オイルキャッチャー組付治具12は、ファイナルドライブ・アッセンブリ1にオイルキャッチャー11a、11bを組み付ける際、オイルキャッチャー11a、11bを円盤状回転体33の軸方向における端部から予め設定された距離離間させる機能と、オイルキャッチャー11a、11bを保持する機能とを有する。
図1及び図2に示すように、オイルキャッチャー組付治具12は、デフキャリア2に着脱自在に取り付けるためのスタンド部17と、スタンド部17に設けられるレール部18と、レール部18にスライド自在に設けられるスライダ部19と、スライダ部19にスライド自在に設けられオイルキャッチャー11a、11bを保持するための保持部20と、保持部20に設けられ円盤状回転体33の軸方向における端部とオイルキャッチャー11a、11bとを予め設定された距離離間させるためのゲージ部21とを備える。また、任意ではあるが、オイルキャッチャー組付治具12は、ゲージ部21及びオイルキャッチャー11a、11bの間に介在され円盤状回転体33の軸方向における端部とオイルキャッチャー11a、11bとの距離を調整するための厚さ調整ピース21aを備える。
スタンド部17は、デフキャリア2に着脱自在に取り付けられる取付部22と、長尺かつ屈曲可能に形成され一端が取付部22に設けられると共に他端がレール部18に設けられるアーム部23とを備える。取付部22は、ブロック状に形成された磁石で構成され、デフキャリア2の任意の位置に磁気によって取り付けられる。アーム部23は、複数のロッド部24と、これらロッド部24を直列かつ屈曲可能に接続する節部25とを備える。例えば、図3に示すように、節部25は、一方のアーム部23に設けられた内球26と、内球26の球面に摺動自在に嵌合される外球27と、外球27に設けられ内球26に対する外球27の摺動をロックするロック機構28とを備える。ロック機構28は、外球27に径方向に貫通して形成された雌ネジ部28aと、雌ネジ部28aに螺合されるロックボルト28bとを備える。ロックボルト28bは、内球26を径方向内方に押すことで内球26と外球27との摺動をロックする。
なお、節部25はこれに限るものではない。直交する2軸を組み合わせた自在継手であってもよく、他のタイプの自在継手であってもよい。また、アーム部23は、自在に曲げることができる可撓性を有すると共に、曲げた形状を保持する保形性を有するフレキシブルアーム(図示せず)であってもよい。またさらに、取付部22は、磁石で構成されるものとしたが、これに限るものではない。例えば、取付部22はフランジ等に取り付け可能なクリップ等であってもよく、フランジ等にボルトナット等の締結具で固定されるものであってもよい。
図1及び図2に示すように、レール部18は、左右に延びるロッド状に形成される浮動基部29と、浮動基部29に左右方向に離間して設けられスライダ部19をスライド自在にガイドするガイド部30とを備える。浮動基部29の長手方向の中央には、ロッド部24の先端が浮動基部29に対して直交する姿勢で取り付けられる。ガイド部30は、ロッド部24とは反対側の面に左右対称に配置される。また、浮動基部29には、スライダ部19の移動を規制するストッパ部材30aがガイド部30の両端に位置して設けられる。
保持部20は、オイルキャッチャー11a、11bを載置するためのテーブル部31と、テーブル部31に上方に延出して設けられテーブル部31上のオイルキャッチャー11a、11bを締結部2cに向けて押さえるための押え部32とを備える。テーブル部31の左右の寸法は、オイルキャッチャー11a、11bを左右の全長に亘って載置できるように設定されている。テーブル部31の前後の寸法は、後延部16a、16b及び前延部14の前後の寸法より小さく設定されている。押え部32は、左右に延びると共に上下に延びる板状に形成されており、テーブル部31とスライダ部19との間に配置される。
ゲージ部21は、上下に延びると共に前後に延びる板状に形成されており、左右に対向するように保持部20設けられる。ゲージ部21の厚さ(左右方向の寸法)は、予め設定された距離x(図5参照)と同じ寸法に設定されている。この距離xは、全ての種類のファイナルドライブ・アッセンブリ1における円盤状回転体33からリングギア側オイルキャッチャー11a又は取付フランジ側オイルキャッチャー11bまでの距離のうちで最も小さな値である。
厚さ調整ピース21aは、テーブル部31上に載置したときゲージ部21よりも上方に延びる板状に形成されている。また、厚さ調整ピース21aには、厚さが異なる複数種類のものがある。
つぎに本実施の形態の作用について述べる。
図4に示すように、オイルキャッチャー11a、11bを軸受部2bの締結部2cに締結する場合、まず、オイルキャッチャー組付治具12の取付部22をデフキャリア2のフランジ2a等の任意の位置に取り付け、円盤状回転体33の左右にガイド部30が位置するようにレール部18を円盤状回転体33に近接させる。次に、レール部18が水平となるようにアーム部23の形状を整え、各テーブル部31上に厚さ調整ピース21aを、予めファイナルドライブ・アッセンブリ1の種類毎に設定された距離に応じて載置する。例えば、リングギア6からリングギア側オイルキャッチャー11aまでの距離が寸法x+αに設定されており、ボルト3dから取付フランジ側オイルキャッチャー11bまでの距離が寸法xに設定されている場合、右側のテーブル部31上には厚さ調整ピース21aを置かず、ゲージ部21に取付フランジ側オイルキャッチャー11bを当接させつつテーブル部31上に取付フランジ側オイルキャッチャー11bを載置する。そして、右側のテーブル部31上には厚さ寸法αの厚さ調整ピース21aを載置しつつゲージ部21に厚さ方向に重ね、その厚さ調整ピース21aにリングギア側オイルキャッチャー11aを当接させつつテーブル部31上にリングギア側オイルキャッチャー11aを載置する。
この後、被締結部13と締結部2cの高さが合うようにレール部18の高さを微調整し、左側のスライダ部19をスライドさせて左側のゲージ部21をリングギア6に当接させると共に、右側のスライダ部19をスライドさせて右側のゲージ部21をボルト3dに当接させる。これにより、リングギア側オイルキャッチャー11aとリングギア6端部との間隔が寸法x+αになると共に、取付フランジ側オイルキャッチャー11bとボルト3dとの間隔が寸法xになる。
この後、軸受部2bの締結部2cにオイルキャッチャー11a、11bの被締結部13を締結する。このとき、オイルキャッチャー11a、11bは位置決めされた状態で保持されているため、従来のようにシックネスゲージ(図示せず)とオイルキャッチャー11a、11bと組付工具(図示せず)とを同時に持って作業を行う必要はなく、片手で組付工具を操るだけでオイルキャッチャー11a、11bを正しい位置に組み付けられる。
このように、ファイナルドライブ・アッセンブリ1の固定系に着脱自在に取り付けるためのスタンド部17と、スタンド部17に設けられるレール部18と、レール部18にスライド自在に設けられるスライダ部19と、スライダ部19に設けられオイルキャッチャー11a、11bを保持するための保持部20と、保持部20に設けられ円盤状回転体の軸方向における端部とオイルキャッチャー11a、11bとの間に挟まれることでオイルキャッチャー11a、11bを円盤状回転体33の端部から予め設定された距離離間させるゲージ部21とを備えるものとした。このため、オイルキャッチャー11a、11bを円盤状回転体33の端部から予め設定された距離離間させつつ、オイルキャッチャー11a、11bを保持することができ、ファイナルドライブ・アッセンブリ1にオイルキャッチャー11a、11bを短時間で容易に組付けることができる。
また、ゲージ部21及びオイルキャッチャー11a、11bの間に介在され円盤状回転体33の軸方向における端部とオイルキャッチャー11a、11bとの距離を調整するための厚さ調整ピース21aをさらに備えるものとしたため、円盤状回転体33からの距離がゲージ部21の厚さ寸法よりも大きいときでもゲージ部21に軸方向に厚さ調整ピース21aを重ねつつテーブル部31上に載置するだけで容易に円盤状回転体33からオイルキャッチャー11a、11bまでの距離を予め設定された距離に合わせることができる。
また、スタンド部17は、デフキャリア2に着脱自在に取り付けられる取付部22と、長尺かつ屈曲可能に形成され一端が取付部22に設けられると共に他端がレール部18に設けられるアーム部23とを備えるものとした。このため、オイルキャッチャー組付治具12を床上等に据え付ける場合よりもコンパクトにできると共に、持ち運ぶことができ、レール部18を素早く目標位置に移動させることができる。
保持部20は、オイルキャッチャー11a、11bを載置するためのテーブル部31と、テーブル部31上のオイルキャッチャー11a、11bを締結部2cに向けて押さえるための押え部32とを備えるものとした。このため、オイルキャッチャー11a、11bを安定して保持できると共に、締結部2cに向けて押さえることができ、オイルキャッチャー11a、11bの取付作業をさらに容易にできる。
レール部18には、一対のスライダ部19が設けられ、これらスライダ部19のそれぞれに保持部20が設けられ、これら保持部20のそれぞれにゲージ部21がスライダ部19のスライド方向に対向して設けられるものとした。このため、2つのオイルキャッチャー11a、11bを円盤状回転体33の両端に臨む位置に同時に位置合わせしつつ保持することができ、オイルキャッチャー11a、11bの取付作業をより効率的にできる。
なお、本実施の形態ではファイナルドライブ・アッセンブリ1の円盤状回転体33の軸方向における端部に臨む位置にオイルキャッチャー11a、11bを位置決めする場合について説明したが、これに限るものではない。ファイナルドライブ・アッセンブリ1は他のアッセンブリであってもよい。また、リングギア6は取付フランジ3cにボルト3dで取り付けられるものとしたが、ギア収容部3aの外周に取り付けられるものであってもよい。また更に、円盤状回転体33は、リングギア6に代えてプーリ、スプロケット等を備えるものであってもよい。オイルキャッチャー11a、11bは板状に形成されるものとしたが、ブロック状等であってもよい。
また、浮動基部29に水準器(図示せず)を設けてもよい。浮動基部29を容易に水平にでき、ファイナルドライブ・アッセンブリ1にオイルキャッチャー11a、11bをより容易に組付けることができる。またさらに、ゲージ部21は、保持部20に交換可能に取り付けられるものとしてもよい。この場合、ゲージ部21にはオイルキャッチャー11a、11bと円盤状回転体33の距離に応じて厚さが異なる複数種類が用意されるとよい。
前述の各実施形態の構成は、特に矛盾が無い限り、部分的にまたは全体的に組み合わせることが可能である。本発明の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本発明に含まれる。従って本発明は、限定的に解釈されるべきではなく、本発明の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
1 ファイナルドライブ・アッセンブリ
2 デフキャリア
11a オイルキャッチャー
11b オイルキャッチャー
12 オイルキャッチャー組付治具
17 スタンド部
18 レール部
19 スライダ部
20 保持部
21 ゲージ部

Claims (5)

  1. 回転自在な円盤状回転体を有するアッセンブリに、オイルキャッチャーを前記円盤状回転体の軸方向における端部から予め設定された距離離間させて組み付けるためのオイルキャッチャー組付治具であって、
    前記アッセンブリの固定系に着脱自在に取り付けるためのスタンド部と、
    前記スタンド部に設けられるレール部と、
    前記レール部にスライド自在に設けられるスライダ部と、
    前記スライダ部に設けられ前記オイルキャッチャーを保持するための保持部と、
    前記保持部に設けられ前記円盤状回転体の端部と前記オイルキャッチャーとの間に挟まれることで前記オイルキャッチャーを前記円盤状回転体の端部から予め設定された距離離間させるゲージ部と、
    を備えたことを特徴とするオイルキャッチャー組付治具。
  2. 前記ゲージ部及び前記オイルキャッチャーの間に介在され前記円盤状回転体の軸方向における端部と前記オイルキャッチャーとの距離を調整するための厚さ調整ピースをさらに備えたことを特徴とするオイルキャッチャー取付治具。
  3. 前記スタンド部は、前記固定系に着脱自在に取り付けられる取付部と、
    長尺かつ屈曲可能に形成され一端が前記取付部に設けられると共に他端が前記レール部に設けられるアーム部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のオイルキャッチャー組付治具。
  4. 前記固定系には、前記オイルキャッチャーを締結するための締結部が形成され、
    前記保持部は、前記オイルキャッチャーを載置するためのテーブル部と、前記テーブル部上の前記オイルキャッチャーを前記締結部に向けて押さえるための押え部とを備えた
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のオイルキャッチャー組付治具。
  5. 前記レール部には、一対の前記スライダ部が設けられ、これらスライダ部のそれぞれに前記保持部が設けられ、これら保持部のそれぞれに前記ゲージ部が前記スライダ部のスライド方向に対向して設けられた
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のオイルキャッチャー組付治具。
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