JP2018078073A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】防水パネルが落下しにくい照明装置を得る。【解決手段】照明装置1は、外枠40と、回転構造体30と、灯具本体10と、枠ユニット50と、を備える。外枠40は、設置面2aに設けられた取付穴2bに固定される。回転構造体30は、外枠40に対して回転自在に支持される。灯具本体10は、回転構造体30に支持され、光3を照射する。枠ユニット50は、回転構造体30に固定される。枠ユニット50は、反射板51と、防水パネル52と、化粧枠53と、を有する。反射板51は、灯具本体10から照射された光を入射口51aから取り込んで内面で反射させ、出射口51bから外方へ出射する筒状の部材である。防水パネル52は、反射板51の出射口51b側に配置される。化粧枠53は、防水パネル52の周端部を覆う。反射板51、防水パネル52、化粧枠53を一体化した枠ユニット50が回転構造体30に固定され、回転構造体30とともに回転する。【選択図】図9
Description
本開示は、照明装置に関する。
近年、居住空間や店舗などにおいてダウンライトが普及しつつある。ダウンライトは、天井などに埋め込んで取り付けられ、下方を照明する照明装置である。光を側方に照射したい場合は、主照射方向(主光軸)を斜め側方に向けるとともに、光を側方へ反射する補助反射板を用いる(例えば、特許文献1参照)。このような補助反射板は、灯具本体と別の構造であり、キックバネなどで灯具本体に保持されるのが通常である。
屋内用のダウンライトでは、キックバネなどで補助反射板を保持することができる。しかし、軒下用のダウンライトでは、雨水などの水分が浸入することを防止する防水パネルが必要となる。そのため、防水パネルの重量増しの影響を加えると、キックバネだけの保持では風などの影響による落下が懸念される。
そこで、本開示は、防水パネルが落下しにくい照明装置を得ることを目的とする。
本開示にかかる照明装置は、固定部と、回転構造体と、灯具本体と、枠ユニットとを備える。前記固定部は、設置面に設けられた取付穴に固定される。前記回転構造体は、前記固定部に対して回転自在に支持される。前記灯具本体は、前記回転構造体に支持され、光を照射する。前記枠ユニットは、前記回転構造体に固定される。前記枠ユニットは、反射板と、パネルと、化粧枠とを有する。前記反射板は、前記灯具本体から照射された光を入射口から取り込んで内面で反射させ、出射口から外方へ出射する筒状の部材である。前記パネルは、前記反射板の前記出射口側に配置される。前記化粧枠は、前記パネルの周端部を覆う。前記反射板、前記パネル、及び前記化粧枠を一体化した前記枠ユニットが前記回転構造体に固定され、前記回転構造体とともに回転する。
本開示によれば、防水パネルが落下しにくい照明装置を得ることができる。
次に、図面を参照して、一実施形態にかかる照明装置を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
[外観]
図1は、一実施形態にかかる照明装置1の斜視図であり、(a)は、照明装置1を天井2aに取り付けた状態を示し、(b)は、照明装置1を天井2aから取り外した状態を示している。この図に示すように、天井2aには、天井の厚さ方向に略円筒状の取付穴2bが形成されている。照明装置1を取付穴2bに埋め込むと、照明装置1の下面に設けられた化粧枠で取付穴2bが覆われ、天井2aがほぼフラットになる。照明装置1は、天井裏に配線されている商用電源の電源線(図示省略)に接続され、電力の供給を受ける。以下の説明では、特に断りがない限り、照明装置1が天井2aに取り付けられた状態を基準に上下の方向を規定するが、この方向は説明の便宜上規定するものである。
図1は、一実施形態にかかる照明装置1の斜視図であり、(a)は、照明装置1を天井2aに取り付けた状態を示し、(b)は、照明装置1を天井2aから取り外した状態を示している。この図に示すように、天井2aには、天井の厚さ方向に略円筒状の取付穴2bが形成されている。照明装置1を取付穴2bに埋め込むと、照明装置1の下面に設けられた化粧枠で取付穴2bが覆われ、天井2aがほぼフラットになる。照明装置1は、天井裏に配線されている商用電源の電源線(図示省略)に接続され、電力の供給を受ける。以下の説明では、特に断りがない限り、照明装置1が天井2aに取り付けられた状態を基準に上下の方向を規定するが、この方向は説明の便宜上規定するものである。
ここでは、照明装置1としてグレアレスタイプのユニバーサルダウンライトを例示している。ユニバーサルダウンライトは、光3の照射方向を自由に変えられるフレキシブルな照明装置1であり、主に局部照明に使用される。言い換えると、光の方向や角度を自由にコントロールでき、ダウンライトとスポットライトの両機能を持ったアジャスタブルダウンライトである。
詳細については後述するが、グレアレスタイプのユニバーサルダウンライトにおいては、銀色鏡面仕上げの補助反射板が設けられる。補助反射板の上端開口は、灯具の可動により光効率が低下しないように、また、外観上、上端開口の裏側が極力見えないように、斜めに切断した形状にしている。このように補助反射板の形状が斜めカット形状である場合、灯具の回転に合わせて補助反射板も同様に回転させる。これにより、灯具から照射された光を効率よく補助反射板に入射させることが可能である。
[構成部品]
図2は、図1に示される照明装置1の分解斜視図である。この図に示すように、照明装置1は、灯具本体10と、ブラケット20と、回転構造体30と、外枠40と、枠ユニット50とを備える。外枠40は、天井2aに設けられた取付穴2bに固定される固定部である。回転構造体30は、外枠40の内側に取り付けられ、外枠40に対して回転自在に支持される。灯具本体10は、光3を照射する灯具であり、外側に張り出したブラケット20により回転構造体30に支持される。枠ユニット50は、反射板、防水パネル、及び化粧枠を一体化したものであり、回転構造体30にネジで固定される。これにより、外枠40に対して、灯具本体10、ブラケット20、回転構造体30、及び枠ユニット50が一体となって回転する構造になっている。
図2は、図1に示される照明装置1の分解斜視図である。この図に示すように、照明装置1は、灯具本体10と、ブラケット20と、回転構造体30と、外枠40と、枠ユニット50とを備える。外枠40は、天井2aに設けられた取付穴2bに固定される固定部である。回転構造体30は、外枠40の内側に取り付けられ、外枠40に対して回転自在に支持される。灯具本体10は、光3を照射する灯具であり、外側に張り出したブラケット20により回転構造体30に支持される。枠ユニット50は、反射板、防水パネル、及び化粧枠を一体化したものであり、回転構造体30にネジで固定される。これにより、外枠40に対して、灯具本体10、ブラケット20、回転構造体30、及び枠ユニット50が一体となって回転する構造になっている。
(灯具本体)
図3は、図2に示される灯具本体10の分解斜視図である。この図に示すように、灯具本体10は、略円筒状の主部12と、主部12の上面から上向きに突出する複数の放熱フィン11とを備える。主部12は、例えばアルミニウムのダイカスト成型品からなる。主部12の下面には、LED(Light Emitting Diode)などの光源12aが配置されている。照明装置1を天井2aに取り付けた状態では下向きにLEDの光が照射される。放熱フィン11は、アルミダイカストなどの放熱性に優れた金属により形成され、LEDが発する熱を放出する。ここでは、光源12aとしてLEDを例示しているが、光源12aは、有機ELなどの半導体発光素子でもよいし、ハロゲンランプや蛍光ランプでもよい。
図3は、図2に示される灯具本体10の分解斜視図である。この図に示すように、灯具本体10は、略円筒状の主部12と、主部12の上面から上向きに突出する複数の放熱フィン11とを備える。主部12は、例えばアルミニウムのダイカスト成型品からなる。主部12の下面には、LED(Light Emitting Diode)などの光源12aが配置されている。照明装置1を天井2aに取り付けた状態では下向きにLEDの光が照射される。放熱フィン11は、アルミダイカストなどの放熱性に優れた金属により形成され、LEDが発する熱を放出する。ここでは、光源12aとしてLEDを例示しているが、光源12aは、有機ELなどの半導体発光素子でもよいし、ハロゲンランプや蛍光ランプでもよい。
(回転構造体)
図4は、図2に示される回転構造体30の分解斜視図である。この図に示すように、回転構造体30は、回転リング31と、柱部32と、回転受け33とを備える。
図4は、図2に示される回転構造体30の分解斜視図である。この図に示すように、回転構造体30は、回転リング31と、柱部32と、回転受け33とを備える。
回転リング31は、外枠40の内側において、外枠40に対して回転可能に取り付けられる。回転リング31は、例えば、板金にプレス加工を施すことによって開口31aを有するリング状に形成され、外周縁の2箇所から上向きに突起31bが切り起こされている。突起31bの上方にブラケット20が接続され、ブラケット20を介して灯具本体10が首ふり可能に支持される構造になっている。
柱部32は、回転リング31と回転受け33それぞれの3箇所に設けられる。柱部32の個数は特に限定されるものではない。柱部32の上端32aは回転リング31に固定され、柱部32の下端32bは回転受け33に固定される。ここでは、回転リング31と回転受け33の径が異なるため、クランク状の柱部32を例示している。
回転受け33は、枠ユニット50とネジで固定される回転構造物であり、例えばアルミニウムのダイカスト成型品からなる。回転受け33は、開口33aを有する円筒状の筒部33b1と、筒部33b1の下端部周縁から径方向の外向きに突出する鍔部33b2とを備える。鍔部33b2の下面に枠ユニット50がネジで固定されることになる。
(外枠)
図5は、図2に示される外枠40の分解斜視図である。この図に示すように、外枠40は、上枠41と、連結部42と、下枠43と、外側パッキンP1とを備える。
図5は、図2に示される外枠40の分解斜視図である。この図に示すように、外枠40は、上枠41と、連結部42と、下枠43と、外側パッキンP1とを備える。
上枠41は、例えばアルミニウムのダイカスト成型品からなる。上枠41は、開口41aを有する円筒状の筒部41b1と、筒部41b1の上端部周縁から径方向の外向きに突出する鍔部41b2とを備える。筒部41b1の内径は回転リング31の外径とほぼ等しく、筒部41b1の深さは回転リング31の厚さとほぼ等しい。
下枠43は、例えばアルミニウムのダイカスト成型品からなる。下枠43は、開口43aを有する円筒状の筒部43b1と、筒部43b1の下端部周縁から径方向の外向きに突出する鍔部43b2とを備える。下枠43の内径は回転受け33の外径とほぼ等しく、下枠43の厚さは回転受け33の厚さよりも若干小さい。鍔部43b2の外周縁には、リング状の外側パッキンP1が取り付けられる。
連結部42は、上枠41と下枠43それぞれの3箇所に設けられる。連結部42の個数は特に限定されるものではない。連結部42は、上下方向に細長く延在する溝42bが形成された側壁部42aと、溝42bに沿って上下方向にスライド自在に取り付けられた押さえばね42cとを備える。溝42bは、上端が他の部分よりも幅広に形成され、側面視で略T字状をしている。押さえばね42cは、図示しないバネにより常時下方に付勢されている。
(枠ユニット)
図6は、図2に示される枠ユニット50の分解斜視図である。この図に示すように、枠ユニット50は、反射板(補助反射板)51と、内側パッキンP2と、防水パネル52と、内側パッキンP3と、化粧枠53とを備える。
図6は、図2に示される枠ユニット50の分解斜視図である。この図に示すように、枠ユニット50は、反射板(補助反射板)51と、内側パッキンP2と、防水パネル52と、内側パッキンP3と、化粧枠53とを備える。
反射板51は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの合成樹脂の成型品からなる。反射板51は、上方から下方に向かうにつれて拡径する略円錐台形状に形成され、その下端部周縁から径方向の外向きに突出するフランジFが一体に形成されている。反射板51の内面には、反射率を高めるために白色塗装が施されている。入射口51aは、灯具本体10の可動により光効率が低下しないように、また、外観上、入射口51aの裏側が極力見えないように、斜めに切断した形状(楕円形状)にしている。反射板51は、灯具本体10の下面に配置されたLEDなどの光源12aが入射口51aに臨むようにして配置される。光源12aから斜め下向きに照射された光3を内面で反射させ、出射口51bから外方へ出射するようになっている。
防水パネル52は、防水タイプのパネルであり、反射板51のフランジFと外径がほぼ等しい円板型に形成される。防水パネル52は、リング状の内側パッキンP2を介して反射板51のフランジFに取り付けられる(後述する)。防水パネル52は、光源12aから照射された光3を透過する。透光性部材としては、用途に応じて透明のものや、乳白色等の半透明のものを用いる。照明の輝度を高くすることや、間接照明用などで光を遠くまで照射することが求められる場合は、光源12aから照射された光3が拡散しないように透明な透光性部材を用いる。
化粧枠53は、例えばアルミニウムのダイカスト成型品からなる。化粧枠53は、防水パネル52の周端部を覆う枠であり、防水パネル52の外径よりも内側パッキンP2,P3の幅分だけ小さい内径の開口53aを有する。化粧枠53に設けられたネジ穴53bにネジ54を挿入し、回転構造体30の回転受け33に設けられたネジ穴に固定する構造になっている。
図7は、図6に示される化粧枠53を上側から見た斜視図である。この図に示すように、開口53aを囲うように仕切り壁53dが立設され、また、仕切り壁53dよりも背の低い外周壁53eが外周縁から立設されている。仕切り壁53dの内側の底面53c1には、内側パッキンP3、防水パネル52、内側パッキンP2、反射板51が順に取り付けられる。化粧枠53、内側パッキンP3、防水パネル52、内側パッキンP2、及び反射板51は、例えば接着剤により相互に接着されてもよい。一方、仕切り壁53dの外側の底面53c2には、回転構造体30の回転受け33が例えばネジ54により固定される。化粧枠53の外径は、天井2aの取付穴2bの内径よりも大きいため、照明装置1を取付穴2bに埋め込むと、化粧枠53で取付穴2bが覆われる。
[全体構成]
図8は、図1に示される照明装置1の上面図である。図9は、図1に示される照明装置1の側面図である。図10は、図1に示される照明装置1の底面図である。これらの図に示すように、外枠40の内側に回転構造体30が取り付けられ、回転構造体30の上側にブラケット20を介して灯具本体10が取り付けられ、回転構造体30の下側に枠ユニット50が取り付けられる。外枠40の上枠41の上に回転構造体30の回転リング31が載置され、適度な摩擦力をもって回転リング31を回転させることが可能となっている。
図8は、図1に示される照明装置1の上面図である。図9は、図1に示される照明装置1の側面図である。図10は、図1に示される照明装置1の底面図である。これらの図に示すように、外枠40の内側に回転構造体30が取り付けられ、回転構造体30の上側にブラケット20を介して灯具本体10が取り付けられ、回転構造体30の下側に枠ユニット50が取り付けられる。外枠40の上枠41の上に回転構造体30の回転リング31が載置され、適度な摩擦力をもって回転リング31を回転させることが可能となっている。
なお、図8に示すように、外枠40に対する回転構造体30の回転位置を固定する回転止めSを設けてもよい。例えば、回転構造体30を所望の回転位置に合わせ、回転構造体30、外枠40、及び回転止めSをネジ止めするようにしてもよい。
また、図9に示すように、灯具本体10が傾斜する角度範囲を規制する規制機構を設けてもよい。例えば、回転中心21から所定の角度範囲だけ開口された長穴をブラケット20に設け、長穴に取り付けられた蝶ボルト22の位置を調整するようにしてもよい。
更に、図9に示すように、外枠40にインシュロック61を設けてもよい。インシュロック61により外枠40を天井2aの取付穴2b側に連結しておけば、より確実に照明装置1の落下を防止することが可能となる。
[照射方向]
図11は、図1に示される照明装置1の可動を説明するための模式図である。この図に示すように、回転構造体30は、天井2aに対して略垂直な回転軸Zを中心として回転させることができる。回転軸Zは、側面視において回転構造体30の中央を上下方向に通る線として表すことができる。既に説明したように、回転構造体30には灯具本体10と枠ユニット50が固定されている。そのため、灯具本体10の回転に合わせて枠ユニット50も同様に回転させることが可能である。
図11は、図1に示される照明装置1の可動を説明するための模式図である。この図に示すように、回転構造体30は、天井2aに対して略垂直な回転軸Zを中心として回転させることができる。回転軸Zは、側面視において回転構造体30の中央を上下方向に通る線として表すことができる。既に説明したように、回転構造体30には灯具本体10と枠ユニット50が固定されている。そのため、灯具本体10の回転に合わせて枠ユニット50も同様に回転させることが可能である。
また、灯具本体10は、回転軸Zに対して所定の角度範囲(例えば30°の範囲)で傾斜させることができる。
このように、照明装置1は、回転軸Zに対する傾斜や回転軸Zを中心とした回転によって光3の照射方向を自由に変えることができるフレキシブルな照明装置1となっている。
なお、本実施形態では、枠ユニット50を回転構造体30に固定するとともに、灯具本体10を回転構造体30に支持した状態で、灯具本体10が、楕円状の入射口51aの長軸方向に沿って傾斜する(首ふりを行う)ようにしている。こうすれば、灯具本体10から照射された光3をより効率よく枠ユニット50に入射させることが可能となる。
[密閉性]
図12は、図1に示される照明装置1の要部の断面図である。この図に示すように、枠ユニット50を回転構造体30にネジ54で固定すると、化粧枠53の内側と外側がパッキンにより密閉される。具体的には、化粧枠53と防水パネル52との間が内側パッキンP2,P3により密閉され、化粧枠53と天井2aとの間が外側パッキンP1により密閉される。これにより、化粧枠53の内側からも外側からも雨水などの水分が浸入することを防止することが可能である。
図12は、図1に示される照明装置1の要部の断面図である。この図に示すように、枠ユニット50を回転構造体30にネジ54で固定すると、化粧枠53の内側と外側がパッキンにより密閉される。具体的には、化粧枠53と防水パネル52との間が内側パッキンP2,P3により密閉され、化粧枠53と天井2aとの間が外側パッキンP1により密閉される。これにより、化粧枠53の内側からも外側からも雨水などの水分が浸入することを防止することが可能である。
図13は、図12の一部を拡大した拡大図である。この図に示すように、照明装置1を天井2aの取付穴2bに取り付けると、天井2aと外枠40の鍔部43b2との間に外側パッキンP1が挟み込まれ、外側パッキンP1に均一に圧力がかかり、外側パッキンP1が均一に圧縮される。
本実施形態では、反射板51、防水パネル52、及び化粧枠53を一体化した枠ユニット50を回転構造体30にネジ54で固定するようにしている。このとき、防水パネル52は、図13に示すように、化粧枠53の厚み範囲t1内に配置される。化粧枠53の厚み範囲t1とは、言い換えると、化粧枠53が配置される高さ位置の範囲である。また、化粧枠53の厚み範囲t1内に防水パネル52及び内側パッキンP2,P3が配置される。また、外側パッキンP1の厚み範囲t2内に防水パネル52が配置される。外側パッキンP1の厚み範囲t2とは、言い換えると、外側パッキンP1が配置される高さ位置の範囲である。このような構成によれば、防水パネル52を化粧枠53の外側に取り付けた場合に比べ、上下方向の厚みを抑えることが可能である。
なお、密閉性を確保する構造はこれに限定されるものではない。すなわち、防水パネル52と化粧枠53とで反射板51の内部に雨水などの水分が浸入することを防止する構造であればよく、種々の変形が可能である。
[施工方法]
次に、照明装置1の施工方法について説明する。まず、灯具本体10を、回転軸Zに対して傾斜させたり、回転軸Zを中心として回転させたりして、光源12aの照射方向が所望の方向となるように調整する。次いで、照明装置1の上部を天井2aの取付穴2bに挿入する。こうすることで、下方に付勢されている押さえばね42cと化粧枠53によって天井材2が挟み込まれ、照明装置1が天井2aに固定されることになる(図13参照)。
次に、照明装置1の施工方法について説明する。まず、灯具本体10を、回転軸Zに対して傾斜させたり、回転軸Zを中心として回転させたりして、光源12aの照射方向が所望の方向となるように調整する。次いで、照明装置1の上部を天井2aの取付穴2bに挿入する。こうすることで、下方に付勢されている押さえばね42cと化粧枠53によって天井材2が挟み込まれ、照明装置1が天井2aに固定されることになる(図13参照)。
[適用例]
図14は、図1に示される照明装置1を軒下に取り付けた様子を示す模式図である。ここでは、照明装置1として軒下用のダウンライトを例示している。もちろん、この軒下用のダウンライトもグレアレスタイプのユニバーサルダウンライトである。
図14は、図1に示される照明装置1を軒下に取り付けた様子を示す模式図である。ここでは、照明装置1として軒下用のダウンライトを例示している。もちろん、この軒下用のダウンライトもグレアレスタイプのユニバーサルダウンライトである。
軒下は、屋内でいう天井2aに相当するため、以下、軒下にも天井2aと同じ符号2aを用いる。また、軒下2aと天井2aとを一括して「設置面2a」という場合がある。
図14に示すように、軒下2aに取り付けられた照明装置1が居住者Uの足元の階段を照らしている。軒下2aは雨や風などの影響を受けやすいため、照明装置1には防水パネル52が必要である。本実施形態にかかる照明装置1は、防水パネル52が落下しにくい構成を採用しているため、軒下用のダウンライトとして好適である。
以上説明したように、本実施形態にかかる照明装置1は、外枠40と、回転構造体30と、灯具本体10と、枠ユニット50とを備える。外枠40は、設置面2aに設けられた取付穴2bに固定される。回転構造体30は、外枠40に対して回転自在に支持される。灯具本体10は、回転構造体30に支持され、光3を照射する。枠ユニット50は、回転構造体30に固定される。枠ユニット50は、反射板51と、防水パネル52と、化粧枠53とを有する。反射板51は、灯具本体10から照射された光を入射口51aから取り込んで内面で反射させ、出射口51bから外方へ出射する筒状の部材である。防水パネル52は、反射板51の出射口51b側に配置される。化粧枠53は、防水パネル52の周端部を覆う。反射板51、防水パネル52、化粧枠53を一体化した枠ユニット50が回転構造体30に固定され、回転構造体30とともに回転する。これにより、防水パネル52が落下しにくい照明装置1を得ることが可能である。
また、化粧枠53の厚み範囲t1内に防水パネル52が配置されている。これにより、防水パネル52を化粧枠53の外側に取り付けた場合に比べ、上下方向の厚みを抑えることが可能である。
また、化粧枠53と防水パネル52との間が内側パッキンP2,P3で密閉されている。これにより、化粧枠53の内側から雨水などの水分が浸入することを防止することが可能である。
また、化粧枠53の厚み範囲t1内に防水パネル52及び内側パッキンP2,P3が配置されている。これにより、化粧枠53の内側から雨水などの水分が浸入することを防止しつつ、上下方向の厚みを抑えることが可能である。
また、化粧枠53と設置面2aとの間が外側パッキンP1で密閉されている。これにより、化粧枠53の外側から雨水などの水分が浸入することを防止することが可能である。
また、外側パッキンP1の厚み範囲t2内に防水パネル52が配置されている。これにより、化粧枠53の外側から雨水などの水分が浸入することを防止しつつ、上下方向の厚みを抑えることが可能である。
また、回転構造体30は、設置面2aに対して略垂直な回転軸Zを中心として回転することが可能である。更に、灯具本体10は、回転軸Zに対して所定の角度範囲で傾斜(回転軸Zと灯具本体10の主照射方向とのなす角が所定の角度範囲となるように傾斜)することが可能である。そして、反射板51の入射口51aは、回転軸Zに対して斜めに切断した形状である。すなわち、入射口51aの開口面は、回転軸Zが上下方向を向くようにした状態で、水平面に対して傾斜している。これにより、灯具本体10から照射された光3の照射方向を調整することができる上、灯具本体10から照射された光3の照射方向にかかわらず、灯具本体10から照射された光3を効率よく枠ユニット50に入射させることが可能となる。
以上、本開示の好適な実施形態について例示して説明したが、上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、照明装置1として天井2aや軒下2aに取り付けられるグレアレスタイプのユニバーサルダウンライトを例示したが、これに限定されるものではない。すなわち、本実施形態にかかる照明装置1は、建物の屋内または屋外を画成する壁部に取り付けられる照明装置1であって、防水パネル52を備える様々なタイプの照明装置1に適用することが可能である。
また、上記の説明では言及しなかったが、天井2aに形成される取付穴2bは、天井材2を貫通する貫通孔であってもよいし、天井材2を貫通しない窪み部であってもよい。すなわち、天井2aなどの設置面2a側の構造は特に限定されるものではなく、様々な構造を採用することが可能である。
更に、反射板51と防水パネル52との間にレンズ等の部材が介在してもよい。もちろん、このようなレンズ等の部材も枠ユニット50に収め、上記と同様の方法により枠ユニット50を回転構造体30に固定することが可能である。
更に、照明装置1の構成部品を組み立てる手順や、照明装置1を天井2aや軒下2aなどに取り付ける施工手順は、上記の手順に限定されず適宜変更することが可能である。
更に、上記の説明では、設置面2aに設けられた取付穴2bに固定される固定部として外枠40を例示したが、これに限定されるものではない。すなわち、固定部は、回転構造体30の外側に設けられる枠に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
更に、防水パネル52を例示したが、防水タイプでないパネルを防水パネル52に代えて枠ユニット50に取り付けることも可能である。
1 照明装置
2a 設置面(天井、軒下)
2b 取付穴
3 光
10 灯具本体
30 回転構造体
40 固定部(外枠)
50 枠ユニット
51 反射板
51a 入射口
51b 出射口
52 パネル(防水パネル)
53 化粧枠
54 ネジ
P1 外側パッキン
P2,P3 内側パッキン
t1 化粧枠の厚み範囲
t2 外側パッキンの厚み範囲
Z 回転軸
2a 設置面(天井、軒下)
2b 取付穴
3 光
10 灯具本体
30 回転構造体
40 固定部(外枠)
50 枠ユニット
51 反射板
51a 入射口
51b 出射口
52 パネル(防水パネル)
53 化粧枠
54 ネジ
P1 外側パッキン
P2,P3 内側パッキン
t1 化粧枠の厚み範囲
t2 外側パッキンの厚み範囲
Z 回転軸
Claims (7)
- 設置面に設けられた取付穴に固定される固定部と、
前記固定部に対して回転自在に支持される回転構造体と、
前記回転構造体に支持され、光を照射する灯具本体と、
前記回転構造体に固定される枠ユニットと、
を備え、
前記枠ユニットは、
前記灯具本体から照射された光を入射口から取り込んで内面で反射させ、出射口から外方へ出射する筒状の反射板と、
前記反射板の前記出射口側に配置されるパネルと、
前記パネルの周端部を覆う化粧枠と、
を有し、
前記反射板、前記パネル、及び前記化粧枠を一体化した前記枠ユニットが前記回転構造体に固定され、前記回転構造体とともに回転することを特徴とする照明装置。 - 前記化粧枠の厚み範囲内に前記パネルが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記化粧枠と前記パネルとの間が内側パッキンで密閉されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
- 前記化粧枠の厚み範囲内に前記パネル及び前記内側パッキンが配置されていることを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
- 前記化粧枠と前記設置面との間が外側パッキンで密閉されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の照明装置。
- 前記外側パッキンの厚み範囲内に前記パネルが配置されていることを特徴とする請求項5に記載の照明装置。
- 前記回転構造体は、前記設置面に対して略垂直な回転軸を中心として回転し、
前記灯具本体は、前記回転軸に対して所定の角度範囲で傾斜し、
前記反射板の前記入射口は、前記回転軸に対して斜めに切断した形状であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016220551A JP2018078073A (ja) | 2016-11-11 | 2016-11-11 | 照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016220551A JP2018078073A (ja) | 2016-11-11 | 2016-11-11 | 照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018078073A true JP2018078073A (ja) | 2018-05-17 |
Family
ID=62150609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016220551A Pending JP2018078073A (ja) | 2016-11-11 | 2016-11-11 | 照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018078073A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021026793A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | 三菱電機株式会社 | 照明器具 |
-
2016
- 2016-11-11 JP JP2016220551A patent/JP2018078073A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021026793A (ja) * | 2019-07-31 | 2021-02-22 | 三菱電機株式会社 | 照明器具 |
JP7345307B2 (ja) | 2019-07-31 | 2023-09-15 | 三菱電機株式会社 | 照明器具 |
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