JP2018077973A - 電極押さえ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電要素から引き出される電極及び、当該電極に接続される電極端子をより確実に押さえる。【解決手段】電極押さえ装置15は、ハンド本体25と可動体27とを備える。ハンド本体25は、回転支持軸21を中心として回転し、先端に押圧部34を備える。押圧部34は、集電箔13の端部と電極端子5の端部との互いの重ね合わせ領域Dを押さえる。可動体27は、軸部39がハンド本体25に移動自在に取り付けられ、軸部39の先端に電極端子押圧部41を備える。電極端子押圧部41は、圧縮コイルスプリング43によって電極端子5に向けて押し付けられ、電極端子5を押さえる。【選択図】図4

Description

本発明は、薄型電池の発電要素から引き出される電極と当該電極に接続される電極端子とを、接合する際に押さえる電極押さえ装置に関する。
従来から、正極または負極の電極活物質と集電箔とを複数積層して構成した発電要素から、集電箔を引き出し、当該集電箔と電極端子とを接続する薄型電池が知られている(記特許文献1)。発電要素から引き出した複数の集電箔と電極端子とは、互いに重ね合わせた状態で、超音波溶接法によって接合する。
特開2008−91268号公報
複数の集電箔と電極端子とを接合する際に、例えばクランプ装置を用いて集電箔及び電極端子を押さえ付けることが考えられる。
そこで、本発明は、発電要素から引き出される電極及び、当該電極に接続される電極端子をより確実に押さえることを目的としている。
本発明は、電極と電極端子との重ね合わせ領域を基台との間で押さえる重ね合わせ領域押え部と、重ね合わせ領域から延出される電極端子を基台との間で押さえる電極端子押さえ部と、を有する。重ね合わせ領域押え部と電極端子押さえ部とのいずれか一方が基台に対して接近離反移動自在に設けられる。重ね合わせ領域押え部と電極端子押さえ部とのいずれか他方が、重ね合わせ領域押え部と電極端子押さえ部とのいずれか一方に対し、電極と電極端子との重ね合わせ方向に沿って相対移動自在である。
本発明によれば、発電要素から引き出される電極と電極端子とを接合するに際に、電極と電極端子との重ね合わせ領域及び、重ね合わせ領域から延出される電極端子をより確実に押さえることができる。
(a)は薄型電池の平面図、(b)は薄型電池の側面図である。 図1(a)の薄型電池の外装材を省略したA−A断面図である。 本発明の第1の実施形態に係わる電極押さえ装置を示す平面図である。 図3のB−B断面図である。 (a)は、図4に対し、電極押さえ装置が重ね合わせ領域及び電極端子を押さえていない状態を示す断面図、(b)は、(a)に対し、クランプハンドを回転させて電極端子押圧部が電極端子に接触した状態を示す作用説明図である。 図4の状態で、超音波溶接装置を使用している状態を示す、図3のB1−B1線に沿った断面図である。 本発明の第2の実施形態に係わる電極押さえ装置を示す、図4に対応する断面図である。 (a)は、図5(a)に対応する断面図、(b)は、(a)に対し、クランプハンドを回転させて押圧部が重ね合わせ領域の当て板に接触した状態を示す作用説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1(a),(b)に示す薄型電池1は、発電要素3と、発電要素3にそれぞれ接続する正極側の電極端子5及び負極側の電極端子7とを備えている。発電要素3は、絶縁性の外装部材9内に収容してあって、電極端子5及び電極端子7は、外部の電気回路と接続するために、外装部材9から外部に延出している。
外装部材9と電極端子5との間及び、外装部材9と電極端子7との間には、それぞれ保護フィルム11を設けている。保護フィルム11によって、外装部材9内に電解液を充填した状態で発電要素3を封止している。
図2は、発電要素3と正極側の電極端子5との接続部近傍の断面構造を示している。発電要素3と負極側の電極端子7との接続部近傍の断面構造も正極側と同様であるため、正極側についてのみ説明する。発電要素3は、図2に示すように、電極活物質及び集電箔を有する複数の電極板がセパレータを介して積層された積層体である。発電要素3の積層体からは、電極としての複数の集電箔13を引き出している。
このような積層構造を有する発電要素3に近接して電極端子5の一端部を配置している。発電要素3のうち、積層体の側方に引き出している複数の正極側の集電箔13は、電極端子5の一方の面(上面)に積層配置する。この状態で、集電箔13同士、または、集電箔13と電極端子5とを超音波溶接により接合する。
集電箔13同士、または、集電箔13と電極端子5とを超音波溶接により接合する際には、図3、図4に示す本発明の第1の実施形態に係わる電極押さえ装置15を使用する。電極押さえ装置15は、基台17と、基台17に対して接近離反移動自在に連結されるクランプハンド23とを備えている。基台17の上には、電極端子5を載置する。電極端子5の図3、図4中で左側の端部の上には、図2と同様に、複数積層してある集電箔13の端部を重ね合わせるようにして載せている。電極端子5と集電箔13とを互いに重ね合わせることで、重ね合わせ領域Dが形成される。
基台17の図3、図4中で右側の端部には、一対の軸支持ブラケット19を取り付けてある。一対の軸支持ブラケット19は、回転支持軸21の両端を回転自在に支持している。回転支持軸21は、図4中で紙面に直交する方向に延在しており、一対の軸支持ブラケット19相互間においてクランプハンド23の基端部を取り付けている。
回転支持軸21は、周方向の一部に平坦部21aを備えている。クランプハンド23の軸挿入孔25aは、平坦部21aを備える回転支持軸21と同形状としている。これにより、クランプハンド23と回転支持軸21とは、相対回転が規制され、一体となって一対の軸支持ブラケット19に対して回転する。クランプハンド23は、重ね合わせ領域押え部としてのハンド本体25と、ハンド本体25に対して相対移動自在な電極端子押さえ部としての可動体27とを備えている。
ハンド本体25は、図4に示すように、回転支持軸21に下部が取り付けられる基部29と、基部29の上部側の端部から90度屈曲して集電箔13に向けて延びるアーム部31と、アーム部31の先端から基部29と対向する位置で基部29と平行に突出する突出部33とを備えている。アーム部31は、図3中で上下方向の幅を、回転支持軸21から離れるに従って徐々に広く形成している拡幅部31aと、拡幅部31aの先端に位置して図3中で上下方向の幅が均一な均一幅部31bとを備えている。均一幅部31bの先端に、前述した突出部33を設けている。
突出部33の先端(図4中で下端)には押圧部34を設けている。押圧部34は、電極端子5と集電箔13との重ね合わせ領域Dを、基台17と間で挟持して押さえ付ける。押圧部34で重ね合わせ領域Dを押さえる際には、重ね合わせ領域Dの上に、当て板35を載せる。当て板35は、均一幅部31bの幅方向(図3中で上下方向)に沿って延在し、均一幅部31bの幅よりも長い。図4に示すように、集電箔13は、当て板35及び押圧部34よりも回転支持軸21側に突出していて、超音波溶接される溶接領域Wを備える。
図3に示すように、アーム部31の均一幅部31bは、図3中の左側の端部から切り欠かれた切欠凹部31cを備えている。切欠凹部31cは、均一幅部31bの幅方向(図3中で上下方向)に沿って等間隔に三箇所設けている。したがって、突出部33及び押圧部34は、均一幅部31bの幅方向(図3中で上下方向)に沿って等間隔に四箇所備えている。なお、突出部33及び押圧部34は、溶接領域Wを避けた位置で、図3中で上下方向に連続したものであってもよい。この場合、切欠凹部31cは矩形の貫通孔となる。
ハンド本体25は、アーム部31の拡幅部31aの上面に、可動体支持部37を設けている。可動体支持部37は可動体27を移動自在に支持する。図4に示すように、可動体支持部37は、拡幅部31aの表面から立ち上がる一対の側壁37aと、一対の側壁37aの上端相互をつなぐ上壁37bとを備えている。
上壁37bに、可動体27の軸部39を移動自在に支持させている。軸部39は、上壁37bに設けた貫通孔37b1に移動自在に挿入してあり、貫通孔37b1から外側に突出した端部にフランジ39aを備えている。軸部39のフランジ39aと反対側は、アーム部31よりも下方に突出し、突出した先端に電極端子押圧部41を設けている。すなわち、可動体27は、フランジ39aを備える軸部39と電極端子押圧部41とを有している。電極端子押圧部41は、先端にゴムなどで構成したパッドを備えている。
可動体27の電極端子押圧部41は、重ね合わせ領域Dから延出される電極端子5を基台17との間で挟持して押さえ付ける。電極端子押圧部41は、図4中の左右方向の長さが、軸部39の直径より例えば3倍程度大きく、図4中で紙面に直交する方向に長く形成している。軸部39は、可動体支持部37の上壁37bに対し、軸方向に移動自在であるが、回転は規制してある。
電極端子押圧部41と可動体支持部37の上壁37bとの間の軸部39に、弾性体としての圧縮コイルスプリング43を取り付けている。圧縮コイルスプリング43は、電極端子押圧部41を含む可動体27を、電極端子5に向けて押し付ける。
図4に示すように、ハンド本体25の押圧部34が当て板35(重ね合わせ領域D)を押し付け、かつ、電極端子押圧部41が電極端子5を押し付けた状態では、フランジ39aと可動体支持部37の上壁37bとの間に隙間Sが形成される。したがって、押圧部34による当て板35への押し付け及び、電極端子押圧部41による電極端子5への押し付けを、それぞれ解除した図5(a)の状態では、圧縮コイルスプリング43により、フランジ39aが可動体支持部37の上壁37bに接触する。
図5(a)の状態で、電極端子押圧部41の先端面は押圧部34の先端面よりも、押付方向の前方に位置し、かつ、押圧部34の先端面と電極端子押圧部41の先端面との間の間隔をH1、複数の集電箔13の全体の厚みと当て板35の厚みとを加えた厚みをTとすると、H1>Tである。
次に、第1の実施形態による電極押さえ装置15の動作を説明する。
図5(a)に示すように、電極端子5の端部の上に、集電箔13の端部を載せて、電極端子5と集電箔13とが互いに重ね合わされる重ね合わせ領域Dが形成される。重ね合わせ領域Dにおける集電箔13の上に、当て板35を載せる。このとき、集電箔13は、当て板35よりも回転支持軸21側に突出する溶接領域Wが外部に露出する。この状態で、クランプハンド23を、回転支持軸21を中心として図5(a)中の矢印C方向に向けて回転させる。回転支持軸21及びクランプハンド23の回転は、図示しないモータなどの駆動機構を使用する。回転支持軸21及びクランプハンド23の回転は、手動で行ってもよい。
クランプハンド23を回転させることによって、電極端子押圧部41が、図5(b)のように、電極端子5の上面に接触する。このとき、ハンド本体25の先端の押圧部34は、当て板35にまだ接触しておらず、当て板35との間に隙間が形成されている。この状態から、さらにクランプハンド23を回転させると、電極端子押圧部41は、電極端子5に押し付けられるので、その押し付け反力によって圧縮コイルスプリング43を撓ませつつ、電極端子押圧部41を含む可動体27が、ハンド本体25に対して相対移動する。可動体27がハンド本体25に対して相対移動すると、フランジ39aと上壁37bとの間に隙間Sが形成される。
可動体27がハンド本体25に対して相対移動する間に、ハンド本体25の先端の押圧部34が当て板35に当接して当て板35を押し付け、図4の状態となる。これにより、重ね合わせ領域Dを、押圧部34と基台17との間で、当て板35を介して挟持して押さえ付ける。一方、電極端子押圧部41は、基台17との間で電極端子5を挟持して押さえ付ける。電極端子押圧部41が電極端子5を押さえ付ける力は、圧縮コイルスプリング43によって発生する。押圧部34が当て板35(重ね合わせ領域D)を押さえ付ける力は、回転支持軸21を回転させる力によって発生する。
このように、ハンド本体25の押圧部34によって重ね合わせ領域Dを押さえ付けるとともに、可動体27の電極端子押圧部41によって電極端子5を押さえ付ける。この状態で、図3に示す切欠凹部31cを利用して、重ね合わせ領域Dの溶接領域Wに対し超音波溶接を行う。
超音波溶接は、図6に示す超音波溶接装置45を用いて行う。超音波溶接装置45は、アンビル47と超音波ホーン49とを備える。アンビル47は、重ね合わせ領域Dの少なくとも溶接領域Wに対応する位置の電極端子5の下面に当接する。超音波ホーン49は、重ね合わせ領域Dの少なくとも溶接領域Wに対応する位置の集電箔13の上面に当接する。アンビル47は、基台17に設けた貫通孔17aに下方から挿入することで、上端を電極端子5の下面に当接させる。超音波ホーン49は、図3に示す切欠凹部31cに上方から挿入することで、下端を集電箔13の上面に当接させる。
超音波ホーン49を集電箔13の上から重ね合わせ領域Dの重ね合せ方向に加圧しながら、超音波ホーン49をアンビル47の加工面に対して平行に振動する超音波振動を加える。これにより、集電箔13と電極端子5とを、また、複数の集電箔13同士を、超音波溶接により接合する。このとき、アンビル47と超音波ホーン49とを一対設けて、三つの切欠凹部31cに対応する位置の溶接領域Wを順番に超音波溶接する。あるいは、アンビル47と超音波ホーン49とを三対設けて、三つの切欠凹部31cに対応する位置の溶接領域Wを同時に超音波溶接してもよい。三箇所を同時に超音波溶接する際には、三つの超音波ホーン49に対して一つのアンビル47でもよい。
本実施形態によれば、発電要素3から延びる集電箔13と集電箔13に接続される電極端子5とが、互いに重ね合わされる重ね合わせ領域Dを、基台17との間で押さえるハンド本体25と、重ね合わせ領域Dから延出される電極端子5を基台17との間で押さえる可動体27と、を備える。ハンド本体25は基台17に対して接近離反移動自在に設けられ、可動体27は、ハンド本体25に対し、集電箔13と電極端子5との重ね合わせ方向に沿って相対移動自在である。
このため、集電箔13や電極端子5を含む部材それぞれの厚みにばらつきがあっても、集電箔13と電極端子5との重ね合わせ領域D及び、重ね合わせ領域Dから延出される電極端子5の二箇所を、より確実に押さえることができる。その結果、発電要素3から引き出される集電箔13と電極端子5とを接合するに際の超音波溶接作業を高精度で行うことができる。
また、本実施形態の電極押さえ装置15を用いることによって、集電箔13や電極端子5の厚みが異なる多品種の薄型電池に対応することができる。このため、薄型電池の品種毎に電極押さえ装置を変える必要がなく、設備費を抑え、作業効率を高めることができる。
本実施形態は、ハンド本体25が、基台17に対し回転支持軸21を介して回転自在に連結されている。このため、ハンド本体25を、回転支持軸21を中心として回転させるだけで、ハンド本体25の電極端子押圧部41により電極端子5を押さえ、可動体27の押圧部34により重ね合わせ領域Dを押さえることができる。
本実施形態は、ハンド本体25は基台17に連結され、可動体27は、ハンド本体25に対し、圧縮コイルスプリング43を介して相対移動自在に取り付けられている。このため、可動体27は、電極端子押圧部41により電極端子5を押さえるときに、圧縮コイルスプリング43を撓ませつつハンド本体25に対して相対移動する。ハンド本体25は、可動体27が相対移動する間に重ね合わせ領域Dを押し付けることができる。
図7、図8は、本発明の第2の実施形態に係わる電極押さえ装置51を示す。電極押さえ装置51は、基台17と、基台17に対して接近離反移動自在に連結されるクランプハンド53とを備えている。基台17の上には、図3、図4に示した第1の実施形態と同様に、電極端子5及び電極端子5の上に重ね合わせる集電箔13を載置してある。
基台17の図7中で右側に突出している端部付近に、第1の実施形態と同様に回転支持軸21を回転自在に取り付け、回転支持軸21にクランプハンド53の基端部を取り付ける。クランプハンド53は、電極端子押さえ部としてのハンド本体55と、ハンド本体55に対して相対移動自在な重ね合わせ領域押え部としての可動体57とを備えている。
ハンド本体55は、回転支持軸21に取り付けられる基部59と、基部59の端部から90度屈曲して回転支持軸21から離れる方向に延びるアーム部61とを備えている。アーム部61の下面には、電極端子5を押さえる電極端子押圧部63を設けている。電極端子押圧部63は、重ね合わせ領域Dから引き出された部分の電極端子5の上面を押さえ、先端にゴムなどで構成したパッドを備えている。
アーム部61には、電極端子押圧部63と反対側に突出するようにして可動体支持軸65を取り付けている。可動体支持軸65は、可動体57に形成してある貫通孔57aに、軸方向に相対移動自在に挿入してあり、電極端子押圧部63と反対側の端部にフランジ65aを備えている。可動体57は、可動体支持軸65に対し、軸方向に移動するが回転は規制してある。
フランジ65aと可動体57との間の可動体支持軸65には、弾性体としての圧縮コイルスプリング67を取り付けている。圧縮コイルスプリング67は、可動体57をアーム部61に向けて押し付けている。このため、図8(a)の状態では、可動体57が、圧縮コイルスプリング67の弾性力によって、ハンド本体55のアーム部61に押し付けられて接触している。図7の状態では、可動体57とハンド本体55のアーム部61との間に隙間Sが形成される。
可動体57は、電極端子押圧部63が設けられた位置よりも回転支持軸21から離れる方向に突出しており、突出した側の先端の図7中の下部に下方に突出する突出部69を備え、突出部69の先端に押圧部70を設けている。押圧部70は、電極端子5と集電箔13との重ね合わせ領域Dを基台17と間で挟持して押さえ付ける。
クランプハンド53は、平面視(図7の平面図)で、図3に示した第1の実施形態によるクランプハンド23とほぼ同様な形状となっている。すなわち、可動体57の先端付近の突出部69を備える部分は、図3の切欠凹部31cと同様な三つの切欠き凹部を備え、図7中で紙面に直交する方向に沿って、突出部69及び押圧部70を四箇所備えている。
図8(a)の状態で、押圧部70の先端面は電極端子押圧部63の先端面よりも、押付方向の前方に位置し、かつ、押圧部70の先端面と電極端子押圧部63の先端面との間の間隔をH3、複数の集電箔13の全体の厚みと当て板35の厚みとを加えた厚みをTとすると、H3>Tである。
次に、第2の実施形態による電極押さえ装置51の動作を説明する。
図8(a)の状態から、第1の実施形態と同様に、クランプハンド53を、回転支持軸21を中心として矢印C方向に向けて回転させる。クランプハンド53を回転させることによって、可動体57の押圧部70が、図8(b)のように、重ね合わせ領域Dにおける当て板35の上面に接触する。このとき、ハンド本体55の先端の電極端子押圧部63は、電極端子5にまだ接触しておらず、電極端子5との間に隙間が形成されている。
図8(b)の状態から、さらにクランプハンド53を回転させると、ハンド本体55の同方向の回転によって、電極端子押圧部63が電極端子5に接触して押し付け、電極端子押圧部63と基台17との間で電極端子5を挟持して押さえ付ける。このとき、可動体57は、押圧部70による当て板35に対する押圧力の反力によって、圧縮コイルスプリング67を撓ませる。これに伴いハンド本体55が、可動体57に対して可動体支持軸65とともに軸方向に相対移動し、図7の状態となる。押圧部70が当て板35(重ね合わせ領域D)を押さえ付ける力は、圧縮コイルスプリング67によって発生する。電極端子押圧部63が電極端子5を押さえ付ける力は、回転支持軸21を回転させる力によって発生する。
このように、押圧部70により重ね合わせ領域Dを押さえ付けるとともに、電極端子押圧部63により電極端子5を押さえ付ける。この状態で、図6と同様にして重ね合わせ領域Dの溶接領域Wに対し超音波溶接を行う。
第2の実施形態によれば、発電要素3から延びる集電箔13と集電箔13に接続される電極端子5とが、互いに重ね合わされる重ね合わせ領域Dを、基台17との間で押さえる可動体57と、重ね合わせ領域Dから延出される電極端子5を基台17との間で押さえるハンド本体55と、を備える。ハンド本体55は基台17に対して接近離反移動自在に設けられ、可動体57は、ハンド本体55に対し、集電箔13と電極端子5との重ね合わせ方向に沿って相対移動自在である。
このため、集電箔13や電極端子5を含む部材それぞれの厚みにばらつきがあっても、集電箔13と電極端子5との重ね合わせ領域D及び、重ね合わせ領域Dから延出される電極端子5の二箇所を、より確実に押さえることができる。その結果、発電要素3から引き出される集電箔13と電極端子5とを接合するに際の超音波溶接作業を高精度で行うことができる。
第2の実施形態の電極押さえ装置51を用いることによって、集電箔13や電極端子5の厚みが異なる多品種の薄型電池に対応することができる。このため、薄型電池の品種毎に電極押さえ装置を変える必要がなく、設備費を抑え、作業効率を高めることができる。
第2の実施形態は、ハンド本体55は、基台17に連結され、可動体57は、ハンド本体55に対し、圧縮コイルスプリング67を介して相対移動自在に取り付けられている。このため、可動体57の押圧部70が当て板35に接触した状態で、さらに押さえ付け方向にハンド本体55を回転させることで、圧縮コイルスプリング67が撓みながらハンド本体55と可動体57とが相対移動し、ハンド本体55の電極端子押圧部63により電極端子5を押さえ付けることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は本発明の理解を容易にするために記載された単なる例示に過ぎず、本発明は当該実施形態に限定されるものではない。本発明の技術的範囲は、上記実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、そこから容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含む。
例えば、上記した各実施形態では、クランプハンド23,53のハンド本体25,55が、回転支持軸21を中心として回転する構造として説明している。しかし、ハンド本体25,55が、集電箔13と電極端子5との重ね合わせ方向に沿って、ガイドレールなどにガイドされながら直線的に移動する構造としてもよい。この場合、ハンド本体25,55を基台17に対し直線的に移動自在に取り付ける。
また、上記した各実施形態の電極押さえ装置15,51は、集電箔13と電極端子5とを接合する際に、集電箔13と電極端子5との重ね合わせ領域D及び、電極端子5をそれぞれ押さえ付けている。ここで、電極端子5は、図1で示したように薄型電池1において、外装部材9から外部に突出している。電極端子5の外装部材9から外部に突出した側の端部と、図示しない導電部材であるバスバーの端部とを接合する際に、電極端子5とバスバーとの重ね合わせ領域及び、バスバーをそれぞれ押さえ付けてもよい。この場合、電極端子5が発電要素から延びる電極を構成し、バスバーが当該電極に接続される電極端子を構成する。
上記した各実施形態は、クランプハンド23,53を支持する一対の軸支持ブラケット19を、基台17に取り付けているが、当該軸支持ブラケット19を基台17と別体として設けてもよい。
3 発電要素
5 電極端子
13 集電箔(電極)
15,51 電極押さえ装置
17 基台
25 ハンド本体(重ね合わせ領域押え部)
27 可動体(電極端子押さえ部)
43,67 圧縮コイルスプリング(弾性体)
55 ハンド本体(電極端子押さえ部)
57 可動体(重ね合わせ領域押え部)
D 重ね合わせ領域

Claims (4)

  1. 発電要素から延びる電極及び、当該電極に接続される電極端子を載置する基台と、
    前記電極と前記電極端子とが互いに重ね合わされる重ね合わせ領域を前記基台との間で押さえる重ね合わせ領域押え部と、
    前記重ね合わせ領域から延出される前記電極端子を前記基台との間で押さえる電極端子押さえ部と、
    前記重ね合わせ領域押え部と前記電極端子押さえ部とのいずれか一方が前記基台に対して接近離反移動自在に設けられ、
    前記重ね合わせ領域押え部と前記電極端子押さえ部とのいずれか他方が、前記重ね合わせ領域押え部と前記電極端子押さえ部とのいずれか一方に対し、前記電極と前記電極端子との重ね合わせ方向に沿って相対移動自在であることを特徴とする電極押さえ装置。
  2. 前記重ね合わせ領域押え部と前記電極端子押さえ部との前記いずれか一方は、前記基台に対して回転自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電極押さえ装置。
  3. 前記重ね合わせ領域押え部は、前記基台に対して接近離反移動自在に設けられ、前記電極端子押さえ部は、前記重ね合わせ領域押え部に対し、弾性体を介して相対移動自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電極押さえ装置。
  4. 前記電極端子押さえ部は、前記基台に対して接近離反移動自在に設けられ、前記重ね合わせ領域押え部は、前記電極端子押さえ部に対し、弾性体を介して相対移動自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電極押さえ装置。
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WO2016152372A1 (ja) * 2015-03-23 2016-09-29 株式会社 豊田自動織機 蓄電装置及び蓄電装置の製造方法

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