JP2018077906A - チェックアウトシステム、商品登録装置、及び制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 買物客が容易かつ確実に、決済処理をする決済装置を把握できるようにする。【解決手段】 実施形態のチェックアウトシステムは、少なくとも1つの商品登録装置と複数の決済装置とを含む。前記商品登録装置は、生成手段と、選択手段と、装置選択手段と、通知手段とを有する。生成手段は、買上商品の決済のための決済情報を生成する。選択手段は、前記決済情報の生成に応じて、前記複数の決済装置の1つに表示させるためのオブジェクトを選択する。装置選択手段は、前記決済情報について決済処理をする決済装置を選択する。通知手段は、前記装置選択手段により選択された前記決済装置に、前記決済情報と前記オブジェクトを通知する。前記決済装置は、第1表示手段と、決済手段とを有する。第1表示手段は、前記通知手段により通知された前記オブジェクトを表示する。決済手段は、前記通知手段により通知された前記決済情報に基づいて決済処理をする。【選択図】 図2
Description
本発明の実施形態は、チェックアウトシステム、商品登録装置、及び制御プログラムに関する。
スーパーマーケットなどにおける買上登録および決済のそれぞれの処理をそれぞれ異なる商品登録装置および決済装置で行うこととし、かつ商品登録装置の操作を従業員が、また決済装置の操作を買物客がそれぞれ行うこととしたセミセルフタイプのチェックアウトシステムが知られている。
このようなシステムでは、決済処理のための決済情報を、商品登録装置から空き状態にある決済装置に対して転送するようになっている。このため、一つの商品登録装置に対して複数の決済装置が設けられている場合、決済情報を転送した決済装置を従業員が買物客に伝える必要がある。
従来では、決済情報を転送した決済装置を従業員が口頭で買物客に伝えている。しかし、口頭で伝えるだけでは、買物客が容易かつ確実に、決済処理をする決済装置を把握できないおそれがある。
本発明が解決しようとする課題は、買物客が容易かつ確実に、決済処理をする決済装置を把握することができるチェックアウトシステム、商品登録装置、及び制御プログラムを提供することである。
実施形態のチェックアウトシステムは、少なくとも1つの商品登録装置と複数の決済装置とを含む。前記商品登録装置は、生成手段と、選択手段と、通知手段とを有する。生成手段は、買上商品の決済のための決済情報を生成する。選択手段は、前記生成された前記決済情報と対応付けて、前記複数の決済装置の1つに表示させるためのマーク、図形、イラスト又は写真の何れかであるオブジェクトを選択する。通知手段は、前記複数の決済装置のうち、前記決済情報について決済処理をする前記決済装置に、前記決済情報と前記オブジェクトを通知する。前記決済装置は、第1表示手段と、決済手段とを有する。第1表示手段は、前記通知手段により通知された前記オブジェクトを表示する。決済手段は、前記通知手段により通知された前記決済情報に基づいて決済処理をする。
以下、実施の形態の一例について図面を用いて説明する。
図1は本実施形態に係るチェックアウトシステム10の斜視図である。
図1は本実施形態に係るチェックアウトシステム10の斜視図である。
チェックアウトシステム10は、少なくとも1台の商品登録装置11と、複数の決済装置12とを含む。図1においては、2台の商品登録装置11と4台の決済装置12とを含んだチェックアウトシステム10を示している。チェックアウトシステム10が、商品登録装置11および決済装置12をそれぞれ何台含むかは任意であり、商品登録装置11と決済装置12との台数の比も任意である。
商品登録装置11および決済装置12は、スーパーマーケットなどの店舗のチェックアウトコーナーに設置される。
商品登録装置11は、チェッカと呼ばれる役割を担った、上記店舗の従業員21が、そのオペレータとなる。決済装置12は、上記の店舗で販売する商品を購入する買物客22が、そのオペレータとなる。ただし、決済装置12は、従業員により操作される場合もある。
商品登録装置11は、図1においては、作業テーブル31に取り付けられている。作業テーブル31は、矩形の天板を有している。複数の作業テーブル31が、天板の長手方向がほぼ並行するように配置されることにより、買物客22用の通路を形成している。
商品登録装置11は、通路に進入してきた買物客が持参した商品の買上商品としての登録、買上商品の決済のための決済情報の生成、さらには決済情報に基づく決済処理などの機能を備える。商品登録装置11はさらに、決済情報を決済装置12に通知する機能を備える。
決済装置12は、商品登録装置11から決済情報が通知された場合に、当該決済情報に基づく決済処理をする。
図2は、本実施形態における商品登録装置11および決済装置12のブロック図である。
商品登録装置11および決済装置12は、いずれもLAN(local area network)13に接続されている。LAN13に代えて、インターネットや無線LANなどの別の通信網を用いることもできる。あるいは商品登録装置11と決済装置12との間でサーバを介して情報を授受する構成としても良い。
商品登録装置11は、CPU(central processing unit)11a、ROM(read-only memory)11b、RAM(random-access memory)11c、補助記憶ユニット11d、ドロワ開放ユニット11e、スキャナ11f、タッチパネル11g、プリンタ11h、カードリーダライタ11i、通信ユニット11j、伝送システム11k、およびディスプレイ11mを含む。
CPU11a、ROM11b、RAM11cおよび補助記憶ユニット11dは、伝送システム11kにより接続されてコンピュータを構成する。
CPU11aは、上記のコンピュータの中枢部分に相当する。CPU11aは、ROM11bおよびRAM11cに記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェアおよびアプリケーションプログラムに基づいて、商品登録装置11としての各種の動作を実現するべく各部を制御する。
ROM11bは、上記のコンピュータの主記憶部分に相当する。ROM11bは、上記のオペレーティングシステムを記憶する。ROM11bは、上記のミドルウェアやアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。またROM11bは、CPU11aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM11cは、上記のコンピュータの主記憶部分に相当する。RAM11cは、CPU11aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM11cは、CPU11aが各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
補助記憶ユニット11dは、上記のコンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット11dは、CPU11aが各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはCPU11aでの処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット11dとしては、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disk drive)、あるいはSSD(solid state drive)などを使用できる。
ROM11bまたは補助記憶ユニット11dに記憶されるアプリケーションプログラムには、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムを含む。商品登録装置11の譲渡は一般的に、制御プログラムがROM11bまたは補助記憶ユニット11dに記憶された状態にて行われる。しかし、商品登録装置11が、制御プログラムがROM11bまたは補助記憶ユニット11dに記憶されない状態で譲渡されるとともに、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して制御プログラムが譲渡され、この制御プログラムが上記の別途に譲渡された商品登録装置11の補助記憶ユニット11dに書き込まれても良い。
ドロワ開放ユニット11eは、貨幣を収容するためのドロワを自動的に開放する。
スキャナ11fは、商品の情報を読み取って、当該商品の商品コードを得る。スキャナ11fとしては、周知の種々のタイプのものをそのまま利用できる。スキャナ11fは、周知の種々のタイプうちの1つのみに対応していても良いし、複数のタイプに対応していても良い。すなわちスキャナ11fは、固定式またはハンディ式の2次元コードスキャナを含み得る。またスキャナ11fとしては、商品の画像から画像認識技術を利用して商品を識別するタイプのものを含み得る。
タッチパネル11gは、表示デバイスおよびタッチセンサを含む。表示デバイスは、その表示画面を、GUI画面などの任意の画面とする。表示デバイスとしては、例えばカラーLCD(Liquid Crystal Display)等の周知のデバイスを利用できる。タッチセンサは、表示デバイスの表示面に重ねて配置されている。タッチセンサは、表示デバイスの表示面への操作者のタッチ位置を検出し、その位置情報をCPU11aへと送る。タッチセンサとしては、周知のデバイスを利用できる。
プリンタ11hは、例えばサーマルプリンタやドットインパクトプリンタなどであり、レシート用紙に対して各種の文字列や画像などを印刷することにより、レシートを発行する。
カードリーダライタ11iは、カードに記録されたデータを読み取るとともに、上記のカードへデータを書き込む。カードは、クレジットカード、デビットカード、電子マネーカード、プリペイドカードなどの決済用カードの他に、メンバーズカードやポイントカードなどの決済処理に関わる情報を記録する各種のカードを含み得る。カードリーダライタ11iは、磁気式、接触式、あるいは非接触式のいずれのデバイスであっても良いし、また複数種のデバイスを含んでいても良い。
通信ユニット11jは、LAN13を介した通信を行う。
伝送システム11kは、CPU11a、ROM11b、RAM11c、補助記憶ユニット11d、ドロワ開放ユニット11e、スキャナ11f、タッチパネル11g、プリンタ11h、カードリーダライタ11iおよび通信ユニット11jの間で授受されるデータを伝送する。伝送システム11kは、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものが利用できる。
ディスプレイ11mは、例えばカラーLCD等の周知のデバイスを利用できる。ディスプレイ11mは、買物客22に情報を提示するために使用される。
なお、商品登録装置11のハードウェアとしては、例えば既存のPOS端末を利用することが可能である。
なお、商品登録装置11のハードウェアとしては、例えば既存のPOS端末を利用することが可能である。
決済装置12は、CPU12a、ROM12b、RAM12c、補助記憶ユニット12d、自動釣銭機12e、スキャナ12f、タッチパネル12g、プリンタ12h、カードリーダライタ12i、通信ユニット12jおよび伝送システム12kを含む。
CPU12a、ROM12b、RAM12cおよび補助記憶ユニット12dは、伝送システム12kにより接続されてコンピュータを構成する。
CPU12aは、上記のコンピュータの中枢部分に相当する。CPU12aは、ROM12bおよびRAM12cに記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェアおよびアプリケーションプログラムに基づいて、決済装置12としての各種の動作を実現するべく各部を制御する。
ROM12bは、上記のコンピュータの主記憶部分に相当する。ROM12bは、上記のオペレーティングシステムを記憶する。ROM12bは、上記のミドルウェアやアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。またROM12bは、CPU12aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM12cは、上記のコンピュータの主記憶部分に相当する。RAM12cは、CPU12aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM12cは、CPU12aが各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
補助記憶ユニット12dは、上記のコンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット12dは、CPU12aが各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはCPU12aでの処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット12dとしては、例えばEEPROM、HDD、あるいはSSDなどを使用できる。
ROM12bまたは補助記憶ユニット12dに記憶されるアプリケーションプログラムには、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムを含む。決済装置12の譲渡は一般的に、制御プログラムがROM12bまたは補助記憶ユニット12dに記憶された状態にて行われる。しかし、決済装置12が、制御プログラムがROM12bまたは補助記憶ユニット12dに記憶されない状態で譲渡されるとともに、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して制御プログラムが譲渡され、この制御プログラムが上記の別途に譲渡された決済装置12の補助記憶ユニット12dに書き込まれても良い。
自動釣銭機12eは、投入される硬貨および紙幣を収受する。また自動釣銭機12eは、釣銭としての硬貨および紙幣を排出する。
スキャナ12fは、商品の情報を読み取って、当該商品の商品コードを得る。スキャナ12fとしては、周知の種々のタイプのものをそのまま利用できる。スキャナ12fは、周知の種々のタイプうちの1つのみに対応していても良いし、複数のタイプに対応していても良い。すなわちスキャナ12fは、固定式またはハンディ式の2次元コードスキャナを含み得る。またスキャナ12fとしては、商品の画像から画像認識技術を利用して商品を識別するタイプのものを含み得る。
タッチパネル12gは、表示デバイスおよびタッチセンサを含む。表示デバイスは、その画面を、GUI画面などの任意の画面とする。表示デバイスとしては、例えばカラーLCD等の周知のデバイスを利用できる。タッチセンサは、表示デバイスの表示面に重ねて配置されている。タッチセンサは、表示デバイスの表示面への操作者のタッチ位置を検出し、その位置情報をCPU12aへと送る。タッチセンサとしては、周知のデバイスを利用できる。
プリンタ12hは、例えばサーマルプリンタやドットインパクトプリンタなどであり、レシート用紙に対して各種の文字列や画像などを印刷することにより、レシートを発行する。
カードリーダライタ12iは、カードに記録されたデータを読み取るとともに、上記のカードへデータを書き込む。カードは、クレジットカード、デビットカード、電子マネーカード、プリペイドカードなどの決済用カードの他に、メンバーズカードやポイントカードなどの決済処理に関わる情報を記録する各種のカードを含み得る。カードリーダライタ12iは、磁気式、接触式、あるいは非接触式のいずれのデバイスであっても良いし、また複数種のデバイスを含んでいても良い。
通信ユニット12jは、LAN13を介した通信を行う。
伝送システム12kは、CPU12a、ROM12b、RAM12c、補助記憶ユニット12d、自動釣銭機12e、スキャナ12f、タッチパネル12g、プリンタ12h、カードリーダライタ12iおよび通信ユニット12jの間で授受されるデータを伝送する。伝送システム12kは、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものが利用できる。
また、決済装置12には、買物客22が近づいたことを検知することができる人感センサなどを設けても良い。
なお、決済装置12のハードウェアとしては、例えば既存のセルフPOS端末を利用することが可能である。
なお、決済装置12のハードウェアとしては、例えば既存のセルフPOS端末を利用することが可能である。
次に、以上のように構成されたチェックアウトシステム10の動作について説明する。なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
商品登録装置11が、買上商品の登録処理を行うモードで起動されると、CPU11aは、ROM11bまたは補助記憶ユニット11dに記憶された制御プログラムに従った制御処理を開始する。
図3および図4は、本実施形態におけるCPU11aの制御処理のフローチャートである。
Act1においてCPU11aは、RAM11c中に設定する登録商品テーブルをクリアする。
Act2においてCPU11aは、タッチパネル11gの画面の一部領域に登録画面を表示する。登録画面は、登録商品テーブルの内容などを表し、登録処理の実施状況を従業員21に確認させるものである。
図5は、本実施形態における一例としての登録画面SC1を示す図である。
登録画面SC1は、領域R1,R2を含む。
登録画面SC1は、領域R1,R2を含む。
領域R1は、最も新しく買上登録がなされた商品に関する商品名、個数および単価と、その商品を登録した後の買上商品の合計個数および合計金額とを表示するための領域である。領域R2は、登録画面SC1に示された商品よりも前に買上登録がなされた商品に関する商品名、個数、単価および金額のリストを表示するための領域である。
なお、登録画面SC1は、買上登録がなされた商品に関する各種の情報を表示している状態を示しているが、Act2における登録画面は商品に関する各種の情報を表さず、予め定められた基本フォームのみを表している。
またCPU11aは、タッチパネル11gの画面のうちの登録画面としている領域以外には、従業員21が商品を指定するための商品ボタンや、小計ボタンなどの各種の機能ボタンを表示するが、それらの図示は省略する。
図3中のAct3においてCPU11aは、タッチパネル11gの画面中に表示された小計ボタンがタッチされたか否かを確認する。そしてCPU11aは、小計ボタンがタッチされたことがタッチパネル11gにより検出されていないためにNOと判定したならば、Act4へと進む。
Act4においてCPU11aは、買上登録すべき商品の商品コードが取得されたか否かを確認する。そしてCPU11aは、商品コードが取得されていないためにNOと判定したならば、Act3へと戻る。
かくしてAct3,Act4においてCPU11aは、小計ボタンがタッチされるか、商品コードが取得されるのを待ち受ける。なおCPU11aは、ここでの待ち受けにおいて、他の操作が行われるなどの他の事象の発生を確認し、その発生事象に応じた処理に移行するようにしても良い。
CPU11aは、図3,4に示した制御処理とは別の周知の処理によって、従業員21による操作に基づいて商品コードを取得する。そしてCPU11aは、商品コードを取得したならば、Act4にてYESと判定し、Act5へと進む。
Act5においてCPU11aは、上記の取得した商品コードを含むように、登録商品テーブルを更新する。またこれに応じてCPU11aは、更新後の登録商品テーブルの内容に準じるように登録画面を更新する。そしてCPU11aはこの後に、Act3およびAct4の待ち受け状態に戻る。かくして制御プログラムに基づいての制御処理をCPU11aが実行することによって、CPU11aを中枢部分とするコンピュータは作成部として機能する。
CPU11aは、小計ボタンがタッチされたならば、Act3にてYESと判定し、図4中のAct6へと進む。
Act6においてCPU11aは、この時点における登録商品テーブルの内容に基づいて、登録商品テーブルに記述された登録商品に関する決済のための決済情報を生成する。決済情報は、登録商品のリストや、買上商品の合計個数および合計金額などの情報を含む。かくして制御プログラムに基づいての制御処理をCPU11aが実行することによって、CPU11aを中枢部分とするコンピュータは生成部として機能する。
Act7においてCPU11aは、セミセルフモードがオンとなっているか否かを確認する。セミセルフモードは、従業員21の操作によって商品登録装置11において買上登録された商品についての決済処理を、買物客22の操作により決済装置12において実行する動作モードである。CPU11aは、図3,4に示した制御処理とは別の処理によって、従業員21による操作に基づいて、セミセルフモードをオンまたはオフに設定する。そしてセミセルフモードがオフであるためにNOと判定したならばCPU11aは、Act8へと進む。
Act8においてCPU11aは、タッチパネル11gの画面の一部領域に第1の選択画面を表示する。
図6は、本実施形態における一例としての第1の選択画面SC2を示す図である。
第1の選択画面SC2は、表示エリアAR1,AR2,AR3,AR4,AR5,AR6およびボタンB1,B2,B3,B4,B5,B6,B7,B8を含む。
第1の選択画面SC2は、表示エリアAR1,AR2,AR3,AR4,AR5,AR6およびボタンB1,B2,B3,B4,B5,B6,B7,B8を含む。
CPU11aは、表示エリアAR1には、決済情報に含まれた合計個数および合計金額を表示する。CPU11aは、表示エリアAR2〜AR5には、4つの決済装置12のそれぞれへの決済情報の転送の可否をそれぞれ表す。なお決済装置12は、決済処理の実行中においては決済情報の転送を受け付けておらず、このような状態にある決済装置12に関連付けられた表示エリアにCPU11aは「転送不可」と表す。つまり、タッチパネル11gの画面の一部領域が第1の選択画面SC2とされるときには、「装置A」という名称の決済装置12のみが、決済処理を実行中である。
CPU11aは、4つの決済装置12の何れかに決済情報を転送する場合に、決済情報と共に転送先の決済装置12に転送するオブジェクトを表示エリアAR6に表示させる。オブジェクトは、決済情報の転送先とする決済装置12を買物客22に容易に把握させるために、転送された決済装置12において表示される。また、オブジェクトは、決済情報を転送する毎に異なる種類にすることにより、買物客22に対して決済処理をすべき決済情報を確認させることができる。
オブジェクトは、例えば、マーク、図形、イラスト、写真、文字など、買物客22が容易に識別できる形状や色が用いられる。マークには、例えばハート型、ダイヤ型、スペード型などがある。イラストには、例えば象、キリン、牛、猿などの動物を表すものがある。オブジェクトは、子供や年配者であっても識別が容易となるように作成される。以下の説明では、マークを使用する場合を例にして説明する。
なお、ボタンB4〜B7は、関連付けられている決済装置12が決済情報の転送を受け付けているか否かに応じて表示形態を異ならせるか、関連付けられている決済装置12が決済情報の転送を受け付けていない場合には非表示とするなどしても良い。
ボタンB1,B2は、決済情報に含まれた合計金額に対する値引きを適用することを従業員21が指定するためのものである。ボタンB3は、買上商品の代金の支払方法の選択へと移行することを従業員21が指定するためのものである。ボタンB4〜B7は、4つの決済装置12のそれぞれへの決済情報の転送を従業員21が指定するためのものである。ボタンB8は、タッチパネル11gの画面の一部領域を登録画面とする状態へと戻ることを従業員21が指定するためのものである。
セミセルフモードがオンであるためにAct7にてYESと判定したならばCPU11aは、Act9へと進む。
Act9においてCPU11aは、タッチパネル11gの画面の一部領域に第2の選択画面を表示する。
Act9においてCPU11aは、タッチパネル11gの画面の一部領域に第2の選択画面を表示する。
図7は、本実施形態における一例としての第2の選択画面SC3を示す図である。なお、図7において図6と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第2の選択画面SC3は、表示エリアAR1,AR2,AR3,AR4,AR5,AR6およびボタンB1,B2,B4,B5,B6,B7,B8を含む。
つまり第2の選択画面SC3は、第1の選択画面SC3からボタンB3を省いた画面である。これにより第2の選択画面SC3は、買上商品の代金の支払方法の選択へと移行することの従業員21による指定を入力することができない画面となっている。
CPU11aは、Act8またはAct9においてタッチパネル11gの画面の一部領域に第1または第2の選択画面を表示した後に、Act10へと進む。
Act10においてCPU11aは、買上登録すべき商品の商品コードが取得されたか否かを確認する。そしてCPU11aは、商品コードが取得されていないためにNOと判定したならば、Act11へと進む。
Act11においてCPU11aは、決済情報の転送先とする決済装置12が指定されたか否かを確認する。そしてCPU11aは、決済装置12が指定されていないためにNOと判定したならば、Act12へと進む。
Act12においてCPU11aは、締め操作が行われたか否かを確認する。そしてCPU11aは、締め操作が行われていないためにNOと判定したならば、Act10へと戻る。
かくしてCPU11aはAct10〜Act12において、商品コードが取得されるか、決済装置12のいずれかが指定されるか、あるいは締め操作がなされるのを待ち受けている。ただし、締め操作は、例えばボタンB3のタッチである。このため、タッチパネル11gの画面の一部領域を第2の選択画面としている場合は、ボタンB3が存在せず、締め操作が行われることがないために、CPU11aはAct12においては常にNOと判定することになる。つまりCPU11aはAct10〜Act12の待ち受け状態においては、セミセルフモードがオンであるならば、商品コードが取得されるか、決済装置12のいずれかが指定されるのを待ち受けることになる。
なお図示を省略しているが、この待ち受け状態においてCPU11aは、ボタンB1,B2がタッチされるのも待ち受けている。そしてCPU11aは、例えばボタンB1,B2のいずれかが従業員21によりタッチされ、そのことがタッチパネル11gにより検出されたならば、決済情報に含まれた合計金額をその後の従業員21による指示に応じて変更する。
CPU11aは、商品コードを取得したならば、Act10にてYESと判定し、Act13へと進む。
Act13においてCPU11aは、タッチパネル11gの画面の一部領域に登録画面を表示し、こののちに図3中のAct5へと進み、以降の処理を前述と同様に繰り返す。
CPU11aは、Act10〜Act12の待ち受け状態にあるときに、例えば第1または第2の選択画面SC2,SC3のボタンB4〜B7のいずれかが従業員21によりタッチされるなどにより決済装置12の指定がなされたならば、Act11にてYESと判定し、Act14へと進む。
なおCPU11aは、ボタンB4〜B7のうちの決済情報の転送を受け付けていない決済装置12に関連付けられたものがタッチされても、Act11にてYESとは判定しない。かくしてCPU11aは、決済情報の転送を受け付けない決済装置12の指定は受け付けない。なおCPU11aは、決済装置12の全てが、動作の停止状態とされるか、決済情報の転送を受け付けない動作状態とされているならば、Act10〜Act12の待ち受け状態において、決済装置12の指定を待ち受けないこととなる。CPU11aは、従業員21による操作に基づいて、キャッシャモードをオンまたはオフに設定し、このキャッシャモードがオンである場合には、全ての決済装置12の指定を受け付けないようにしても良い。
Act11にてYESと判定した場合、Act14においてCPU11aは、従業員21の操作により指定された決済装置12に転送するマークを選択する。例えば、商品登録装置11には、商品登録装置11から決済情報を転送可能な決済装置12の数に応じたマークの種類が用意されている。例えば、1台の商品登録装置11から4台の決済装置12に決済情報を転送できる場合、少なくとも4種類のマークが予め記録されている。これにより、4種類のマークを順番に選択することにより、4台の決済装置12に転送するマークは重複しない。
ただし、商品登録装置11から決済情報を転送可能な決済装置12の数と、用意されているマークの数が同じ場合、1つの決済装置12に対して続けて同じマークが転送される可能性がある。従って、買物客22に混乱を与えないように、決済装置12の数よりも少なくとも1つ以上のマークが用意されていることが好ましい。これにより、1つの決済装置12に対して続けて同じマークが転送されることはないため、買物客22に安心感を与えることができる。
また、2つの商品登録装置11がそれぞれ4つの決済装置12に対して決済情報を転送可能な場合、2つの商品登録装置11に同じマークが用意されていると、同じマークを同時に使用する可能性がある。従って、2つの商品登録装置11は、それぞれ異なる複数のマークが記憶される。
また、商品登録装置11の台数が多い場合、それぞれの商品登録装置11に用意されるマークが異なると、システム全体で使用されるマークの種類が多くなる。マークの種類が多くなると、買物客22によるマークの識別が困難となる可能性がある。従って、複数の商品登録装置11で使用される複数のマークを共用して、複数の商品登録装置11が複数のマークを順番に選択するようにしても良い。この場合、1つの商品登録装置11がマークを選択した場合、通信ユニット11j、LAN13を通じて、他の商品登録装置11に対して、選択したマークを通知する。他の商品登録装置11は、この通知に応じて、次の順番のマークを選択する。これにより、複数の決済装置12に対して、複数の商品登録装置11が同じマークを転送することがない。
また、大規模のスーパーマーケットなどにおいて、商品登録装置11と決済装置12の台数が多い場合には、1つの商品登録装置11から決済情報を転送可能とする決済装置12の台数を、例えば近くに設置された決済装置12の台数に制限する。例えば、決済装置12が20台設置されていても、1つの商品登録装置11から近くに設置された5台の決済装置12のみに決済情報を転送可能にする。これにより、買物客22は、買上登録した商品登録装置11の近くに設置された5台の決済装置12から、マークをもとにして決済処理をする決済装置12を探せば良い。
Act14においてマークを選択すると、CPU11aは、Act15において、選択したマークをタッチパネル11gとディスプレイ11mに表示する。例えば、CPU11aは、タッチパネル11gに表示される第1の選択画面SC2あるいは第2の選択画面の表示エリアAR6にマークを表示する。また、CPU11aは、買物客22に向けたディスプレイ11mにおいて、マークを表示する。
図8は、本実施形態における一例としてディスプレイ11mに表示される報知画面SC5を示す図である。図8に示す報知画面SC5には、マークを表示するための表示エリアAR21と、決済情報の転送先とする決済装置12(買物客22が決済処理をする決済装置12)の名称を表示する表示エリアAR22を含む。
買物客22は、ディスプレイ11mに表示されるマークを視覚的に確認することで、決済装置12に表示されるマークをもとに、自分が決済処理をする決済装置12を容易、かつ確実に把握することができる。
Act16においてCPU11aは、Act6にて生成した決済情報と、Act14にて選択したマークを、従業員21により指定された決済装置12に転送する。CPU11aは具体的には、指定された決済装置12を宛先として決済情報をLAN13へと送信するように通信ユニット11jを制御する。これにより、決済情報とマークが決済装置12へと通知されることとなる。かくしてCPU11aは、ボタンB4〜B7のうちのいずれかがタッチされたことに応じて決済処理を決済装置12で行うことを決定している。つまり、制御プログラムに基づいての制御処理をCPU11aが実行することによって、CPU11aを中枢部分とするコンピュータは決定部として機能する。またCPU11aは、ボタンB4〜B7のうちのいずれかがタッチされたことを登録終了の指示として受け付け、これに応じて決済情報を決済装置12へと通知している。つまり、制御プログラムに基づいての制御処理をCPU11aが実行することによって、CPU11aを中枢部分とするコンピュータと通信ユニット11jとの協働によって通知部としての機能が実現されている。
決済情報とマークの転送が完了すると、Act17においてCPU11aは、タッチパネル11gの画面の一部領域に報知画面を表示する。
図9は、本実施形態における一例としての報知画面SC4を示す図である。
報知画面SC4は、表示エリアAR11,AR12およびボタンB11を含む。ボタンB11は、報知画面SC4を閉じることを従業員21が指示するためのものである。
報知画面SC4は、表示エリアAR11,AR12およびボタンB11を含む。ボタンB11は、報知画面SC4を閉じることを従業員21が指示するためのものである。
CPU11aは、表示エリアAR11において、セミセルフによる決済が選択されたことを従業員21に認識させるための画像を表す。なお、セミセルフによる決済とは、買物客22による操作により決済装置12において決済処理を実行する決済形態である。
CPU11aは、表示エリアAR12には、決済情報に示された合計個数、合計金額、決済情報を送信した決済装置12を通知するメッセージ、決済情報と共に送信したマークが表示される。報知画面SC4にマークが表示されるので、従業員21は、買物客22に対して、決済処理をする決済装置12を口頭によって伝えることができる。例えば、従業員21は、「ハートマークが表示されている決済装置12で決済処理をして下さい」と伝えることができる。
CPU11aは、ボタンB11が従業員21によりタッチされたことに応じて、図3中のAct1へと戻り、それ以降の処理を前述したのと同様に繰り返す。
CPU11aは、Act10〜Act12の待ち受け状態にあるときに、例えばボタンB3が従業員21によりタッチされるなどの締め操作がなされたならば、Act12にてYESと判定し、Act16へと進む。
Act16においてCPU11aは、決済処理を実行する。ここでの決済処理は、従業員21が買物客22と対話しながら、Act6で生成した決済情報に示された合計金額を決済するための処理である。ここでの決済処理は例えば、既存の対話型のPOS端末などで行われている処理をそのまま適用できる。かくして制御プログラムに基づいての制御処理をCPU11aが実行することによって、CPU11aを中枢部分とするコンピュータは決済部および第1の決済部として機能する。
Act17においてCPU11aは、プリンタ11hを制御し、Act6で生成した決済情報に示された情報や上記の決済処理の結果を表したレシートを発行する。そしてCPU11aはこののちに、図3中のAct1に戻り、それ以降の処理を前述と同様に行う。
一方、決済装置12が起動されると、CPU12aは、ROM12bまたは補助記憶ユニット12dに記憶された制御プログラムに従った制御処理を開始する。
図10は、本実施形態におけるCPU12aの制御処理のフローチャートである。 Act21においてCPU12aは、タッチパネル12gに待機画面を表示する。待機画面は、決済処理をする状況にないことを表すものであり、どのような情報を表すかは任意であって良い。例えば待機画面は、決済処理をすることができないことを表すメッセージを表すものや、スクリーンセーバーとして広告などを表す任意の画像を表示するものとすることが想定される。
Act22においてCPU12aは、決済情報が受信されたか否かを確認する。そしてCPU12aは、決済情報が受信されていないならばNOと判定し、Act22の処理を繰り返す。かくしてCPU12aはAct22において、決済情報が受信されるのを待ち受ける。
さて、前述したように商品登録装置11の通信ユニット11jからLAN13へと送出された決済情報とマークの転送先となっている決済装置12に設けられた通信ユニット12jは、決済情報とマークを受信し、RAM12cまたは補助記憶ユニット12dに保存する。これに応じてCPU12aは、Act22にてYESと判定し、Act23へと進む。
Act23においてCPU12aは、タッチパネル12gの画面をマークの表示に変更する。例えば、CPU12aは、商品登録装置11のディスプレイ11mにおいて表示された、図8に示す報知画面SC5と同様の形態により表示する。従って、買物客22は、商品登録装置11において確認したマークと同じマークが表示された決済装置12を容易に確認することができる。すなわち、買物客22は、自分が決済処理をする必要がある決済装置12を、マークをもとに確認して移動することができる。また、決済情報毎にマークの種類が異なるため、買物客22は、マークの種類から決済処理(会計)を確実に識別でき、安心して会計処理をすることができる。
Act24において、CPU12aは、買物客22によりタッチパネル12gがタッチされる、あるいは人感センサなどにより買物客22が近づいたことを検出すると、Act25においてタッチパネル12gの画面を決済画面に変更する。
決済画面は、上記の受信された決済情報に基づいての決済を行うための買物客22による操作を受け付けるものである。決済画面は例えば、決済情報に示された合計金額を少なくとも表す。また決済画面は、合計個数や買上商品のリストを含んでも良い。また、複数の決済方法での決済を許容するのならば、決済画面は決済方法を買物客22が選択するためのボタンなどを含む。
Act26においてCPU12aは、決済のための買物客22による操作がなされたか否かを確認する。そしてCPU12aは、該当する操作が行われていないためにNOと判定したならば、Act26を繰り返す。かくしてCPU12aはAct26において、決済のための操作がなされるのを待ち受ける。
Act27においてCPU12aは、決済処理を実行する。ここでの決済処理は、買物客22による操作に応じて、RAM12cまたは補助記憶ユニット12dに保存された決済情報に示された合計金額を決済するための処理である。ここでの決済処理は例えば、既存のセルフPOS端末などで行われている処理をそのまま適用できる。かくして制御プログラムに基づいての制御処理をCPU12aが実行することによって、CPU12aを中枢部分とするコンピュータは第2の決済部として機能する。
Act28においてCPU12aは、プリンタ12hを制御し、RAM12cまたは補助記憶ユニット12dに保存された決済情報に示された情報や上記の決済処理の結果を表したレシートを発行する。そしてCPU12aはこののちに、Act21に戻り、それ以降の処理を前述と同様に行う。
以上のようにチェックアウトシステム10によれば、商品登録装置11での買上商品の登録の完了後、決済処理を商品登録装置11で行うか、決済装置12のいずれかで行うかを従業員21が選択することができる。決済装置12で決済処理をする場合、商品登録装置11は、決済情報と共にマークを決済装置12に転送する。決済装置12は、商品登録装置11から転送されたマークを表示することで、買物客22を誘導することができる。従って、買物客22は、容易かつ確実に、決済処理をする決済装置を把握することができる。
なお、買物客22による決済処理に長い時間がかかり、全ての決済装置12が会計中となる場合がある。この場合、商品登録装置11は、何れの決済装置12にも決済情報を転送することができない。こうした場合、従業員21は、商品登録装置11において決済処理をする。これにより、従業員21は、商品登録装置11における買上登録が完了した買物客22を、決済装置12が空くまで待たせることない。すなわち、従業員21が買物客22と対話しながらの商品登録装置11での決済処理を適用することによって高度な買物客サービスを提供することができる。
また、チェックアウトシステム10によれば、セミセルフモードをオンとしておくことにより、決済処理を決済装置12のみで行うように運用することができる。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
前記実施形態では、CPU11aは、ボタンB4〜B7のいずれかへのタッチを、決済処理を決済装置12で行うことの指定と、登録終了の指定との双方として受け付けている。そして受付期間は、小計ボタンがタッチされてからボタンB3〜B7のいずれかへのタッチがなされるまでの期間としている。しかしながら、CPU11aは、ボタンB4〜B7のいずれかへのタッチを、決済処理を決済装置12で行うことの指定として受け付けるとともに、別に用意した終了ボタンへのタッチを、登録終了の指定として受け付けるようにしても良い。CPU11aは、ボタンB4〜B7のいずれかへのタッチの後に終了ボタンがタッチされたことに応じて、タッチされたボタンに関連付けられた決済装置12へ決済情報を転送する。
前記実施形態では、CPU11aは、ボタンB4〜B7のいずれかへのタッチを、決済処理を決済装置12で行うことの指定と、登録終了の指定との双方として受け付けている。そして受付期間は、小計ボタンがタッチされてからボタンB3〜B7のいずれかへのタッチがなされるまでの期間としている。しかしながら、CPU11aは、ボタンB4〜B7のいずれかへのタッチを、決済処理を決済装置12で行うことの指定として受け付けるとともに、別に用意した終了ボタンへのタッチを、登録終了の指定として受け付けるようにしても良い。CPU11aは、ボタンB4〜B7のいずれかへのタッチの後に終了ボタンがタッチされたことに応じて、タッチされたボタンに関連付けられた決済装置12へ決済情報を転送する。
あるいはCPU11aは、決済処理を決済装置12で行うことの指定のために別に用意したセミセルフボタンへのタッチを、決済処理を決済装置12で行うことの指定として受け付けるとともに、ボタンB4〜B7のいずれかへのタッチを、登録終了の指定として受け付けるようにしても良い。CPU11aは、セミセルフボタンへのタッチの後にボタンB4〜B7のいずれかがタッチされたことに応じて、タッチされたボタンに関連付けられた決済装置12へ決済情報を転送する。この場合、決済処理を決済装置12で行うことの指定を受け付ける受付期間は、買上登録の開始後、登録終了の指定がなされるまでの期間、あるいはその期間のうちの一部の期間とすることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]少なくとも1つの商品登録装置と複数の決済装置とを含むチェックアウトシステムであって、前記商品登録装置は、買上商品の決済のための決済情報を生成する生成手段と、前記決済情報の生成に応じて、前記複数の決済装置の1つに表示させるためのオブジェクトを選択する選択手段と、前記決済情報について決済処理をする決済装置を選択する装置選択手段と、前記装置選択手段により選択された前記決済装置に、前記決済情報と前記オブジェクトを通知する通知手段とを有し、前記決済装置は、前記通知手段により通知された前記オブジェクトを表示する第1表示手段と、前記通知手段により通知された前記決済情報に基づいて決済処理をする決済手段とを有するチェックアウトシステム。
[2]前記商品登録装置は、前記オブジェクトを表示する第2表示手段をさらに有する付記[1]記載のチェックアウトシステム。
[3]決済装置とともにチェックアウトシステムを構成する商品登録装置であって、買上商品の決済のための決済情報を生成する生成手段と、前記決済情報の生成に応じて、複数の決済装置の1つに表示させるためのオブジェクトを選択する選択手段と、前記決済情報について決済処理をする決済装置を選択する装置選択手段と、前記装置選択手段により選択された前記決済装置に、前記決済情報と前記オブジェクトを通知する通知手段とを有する商品登録装置。
[4]決済装置とともにチェックアウトシステムを構成する商品登録装置を制御するコンピュータを、買上商品の決済のための決済情報を生成する生成手段と、前記決済情報の生成に応じて、複数の決済装置の1つに表示させるためのオブジェクトを選択する選択手段と、前記決済情報について決済処理をする決済装置を選択する装置選択手段と、前記装置選択手段により選択された前記決済装置に、前記決済情報と前記オブジェクトを通知する通知手段として機能させるための制御プログラム。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]少なくとも1つの商品登録装置と複数の決済装置とを含むチェックアウトシステムであって、前記商品登録装置は、買上商品の決済のための決済情報を生成する生成手段と、前記決済情報の生成に応じて、前記複数の決済装置の1つに表示させるためのオブジェクトを選択する選択手段と、前記決済情報について決済処理をする決済装置を選択する装置選択手段と、前記装置選択手段により選択された前記決済装置に、前記決済情報と前記オブジェクトを通知する通知手段とを有し、前記決済装置は、前記通知手段により通知された前記オブジェクトを表示する第1表示手段と、前記通知手段により通知された前記決済情報に基づいて決済処理をする決済手段とを有するチェックアウトシステム。
[2]前記商品登録装置は、前記オブジェクトを表示する第2表示手段をさらに有する付記[1]記載のチェックアウトシステム。
[3]決済装置とともにチェックアウトシステムを構成する商品登録装置であって、買上商品の決済のための決済情報を生成する生成手段と、前記決済情報の生成に応じて、複数の決済装置の1つに表示させるためのオブジェクトを選択する選択手段と、前記決済情報について決済処理をする決済装置を選択する装置選択手段と、前記装置選択手段により選択された前記決済装置に、前記決済情報と前記オブジェクトを通知する通知手段とを有する商品登録装置。
[4]決済装置とともにチェックアウトシステムを構成する商品登録装置を制御するコンピュータを、買上商品の決済のための決済情報を生成する生成手段と、前記決済情報の生成に応じて、複数の決済装置の1つに表示させるためのオブジェクトを選択する選択手段と、前記決済情報について決済処理をする決済装置を選択する装置選択手段と、前記装置選択手段により選択された前記決済装置に、前記決済情報と前記オブジェクトを通知する通知手段として機能させるための制御プログラム。
10…チェックアウトシステム、11…商品登録装置、11a…CPU、11b…ROM、11c…RAM、11d…補助記憶ユニット、11e…ドロワ開放ユニット、11f…スキャナ、11g…タッチパネル、11h…プリンタ、11i…カードリーダライタ、11j…通信ユニット、11k…伝送システム、11m…ディスプレイ、12…決済装置、12a…CPU、12b…ROM、12c…RAM、12d…補助記憶ユニット、12e…自動釣銭機、12f…スキャナ、12g…タッチパネル、12h…プリンタ、12i…カードリーダライタ、12j…通信ユニット、12k…伝送システム。
実施形態のチェックアウトシステムは、少なくとも1つの商品登録装置と複数の決済装置とを含む。前記商品登録装置は、生成手段と、装置選択手段と、選択手段と、出力手段とを有する。生成手段は、商品の決済のための決済情報を生成する。装置選択手段は、前記決済情報について決済処理をする決済装置を選択する。選択手段は、前記複数の決済装置の1つに表示させるためのオブジェクトを、前記決済情報を生成する毎に異なるように複数のオブジェクトから選択する。出力手段は、前記装置選択手段により選択された前記決済装置に、前記決済情報と前記選択手段により選択された前記オブジェクトを出力する。前記決済装置は、第1表示手段と、決済手段とを有する。第1表示手段は、前記出力手段により出力された前記オブジェクトを表示する。決済手段は、前記出力手段により出力された前記決済情報に基づいて決済処理をする。
Claims (6)
- 少なくとも1つの商品登録装置と複数の決済装置とを含むチェックアウトシステムであって、
前記商品登録装置は、
買上商品の決済のための決済情報を生成する生成手段と、
前記生成された前記決済情報と対応付けて、前記複数の決済装置の1つに表示させるためのマーク、図形、イラスト又は写真の何れかであるオブジェクトを選択する選択手段と、
前記複数の決済装置のうち、前記決済情報について決済処理をする前記決済装置に、前記決済情報と前記オブジェクトを通知する通知手段とを有し、
前記決済装置は、
前記通知手段により通知された前記オブジェクトを表示する第1表示手段と、
前記通知手段により通知された前記決済情報に基づいて決済処理をする決済手段と
を有するチェックアウトシステム。 - 前記商品登録装置は、前記オブジェクトを表示する第2表示手段をさらに有する請求項1記載のチェックアウトシステム。
- 前記選択手段は、前記決済装置の数よりも多く用意されている前記オブジェクトを順番に選択する請求項1又は2記載のチェックアウトシステム。
- 前記商品登録装置は複数あり、その複数の商品登録装置が複数のオブジェクトを共有し、
前記複数の商品登録装置の前記選択手段は、前記複数のオブジェクトを順番に選択する請求項1又は2記載のチェックアウトシステム。 - 複数の決済装置とともにチェックアウトシステムを構成する商品登録装置であって、 買上商品の決済のための決済情報を生成する生成手段と、
前記生成された前記決済情報と対応付けて、前記複数の決済装置の1つに表示させるためのマーク、図形、イラスト又は写真の何れかであるオブジェクトを選択する選択手段と、
前記複数の決済装置のうち、前記決済情報について決済処理をする決済装置に、前記決済情報と前記オブジェクトを通知する通知手段とを有する商品登録装置。 - 複数の決済装置とともにチェックアウトシステムを構成する商品登録装置を制御するコンピュータを、
買上商品の決済のための決済情報を生成する生成手段と、
前記生成された前記決済情報と対応付けて、前記複数の決済装置の1つに表示させるためのマーク、図形、イラスト又は写真の何れかであるオブジェクトを選択する選択手段と、
前記複数の決済装置のうち、前記決済情報について決済処理をする決済装置に、前記決済情報と前記オブジェクトを通知する通知手段として機能させるための制御プログラム。
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5426282A (en) * | 1993-08-05 | 1995-06-20 | Humble; David R. | System for self-checkout of bulk produce items |
JP2012248162A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-13 | Teraoka Seiko Co Ltd | セルフ会計posシステム |
JP2013242839A (ja) * | 2012-01-25 | 2013-12-05 | Teraoka Seiko Co Ltd | Posシステム及び登録装置 |
-
2018
- 2018-01-25 JP JP2018010953A patent/JP2018077906A/ja active Pending
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