JP2018075220A - 生体情報表示装置、生体情報表示制御装置、及び、生体情報処理装置 - Google Patents

生体情報表示装置、生体情報表示制御装置、及び、生体情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】1つのグラフ表示領域内で複数のトレンドグラフを同時に監視させる生体情報表示装置を提供する。【解決手段】生体情報表示装置は、ライン生成部201と、数値軸目盛り適合部202と、適合トレンドグラフ表示部205と、タッチパネルディスプレイ11とを備える。ライン生成部201は、ページ画面内に配置されるトレンドグラフの時間軸方向へ延びる上側判定ライン又は下側判定ラインを生成する。数値軸目盛り適合部202は複数の生体情報において設定される上側閾値および下側閾値のそれぞれが上側判定ラインおよび下側判定ラインと一致するように、トレンドグラフにおける各生体情報数値軸の目盛り幅の広狭度合いを適合させる。適合トレンドグラフ表示部205は、上側判定ライン又は下側判定ラインおよびトレンドグラフが配置されるページ画面をタッチパネルディスプレイ11に表示させる。【選択図】 図3

Description

本発明は、バイタルサインをモニタリングする生体情報表示装置、及び、その表示を制御する生体情報表示制御装置、及び、その表示させる表示データを生成する生体情報処理装置に関する。
生体情報モニタには、心電図、心拍数、SPO2、血圧、呼吸、体温等の様々な情報が表示され、その表示を見て医師は、患者の状態を把握する。生体情報モニタに表示される情報として、例えば、生体情報に関するトレンドグラフがある。トレンドグラフは、横軸に時間軸、縦軸に生体情報の大きさを表す軸で構成されるグラフ表示領域内に配置される。トレンドグラフが表示されるものとして、例えば、過去の生体情報の上限値を示す上側判定ラインと、過去の生体情報の下限値を示す下側判定ラインとが配置されるグラフ表示領域内にトレンドグラフを表示する生体情報監視装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。上記生体情報監視装置は、トレンドグラフが上側判定ライン又は下側判定ラインを超えると、その部分をアラーム発生区間として他と異なる色で表示させる。
特開2011−147493号公報
上記生体情報監視装置では、1つのグラフ表示領域内に配置されるトレンドグラフは1つである。このため、生体情報監視装置の表示画面に複数のトレンドグラフを同時に表示させる場合、各トレンドグラフに対応する複数のグラフ表示領域を用意する必要がある。複数のグラフ表示領域を用意する場合、生体情報監視装置の表示画面において取ることのできる1つのグラフ表示領域当たりの面積が小さくなる。各トレンドグラフの表示面積が小さいと視認性が悪化し、医師は患者の状態を十分に把握できない。
また、生体情報毎に別々のトレンドグラフを確認し、それぞれの数値に異常がないかどうかを監視しなければならならず、医師の負担が大きい。
本発明は、斯かる実情に鑑み、1つのグラフ表示領域内で複数のトレンドグラフを同時に監視させる生体情報表示装置、その表示を制御する生体情報表示制御装置、及び、その表示させる表示データを生成する生体情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の生体情報表示装置は、ディスプレイと、生体情報に関する数値軸と時間軸を有するトレンドグラフを配置させるトレンドグラフ領域を有するページ画面であるトレンドグラフページ画面を生成するトレンドグラフページ画面生成部と、上記トレンドグラフ領域内に配置されるトレンドグラフの上記時間軸方向へ延びる上側判定ライン又は下側判定ラインを生成するライン生成部と、複数種類の生体情報のそれぞれにおいて設定される上側閾値および下側閾値が、上記上側判定ラインおよび上記下側判定ラインと一致するように、複数の上記生体情報それぞれの上記数値軸の目盛りを適合させる数値軸目盛り適合部と、適合される上記数値軸の目盛りに応じた複数の上記生体情報に対応するトレンドグラフを適合トレンドグラフとして生成する適合トレンドグラフ生成部と、上記上側判定ライン又は上記下側判定ライン、並びに、複数の上記適合トレンドグラフが上記トレンドグラフ領域内に配置される上記トレンドグラフページ画面を上記ディスプレイに表示させる適合トレンドグラフ表示部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の生体情報表示装置において、上記数値軸目盛り適合部は、上記数値軸の目盛り幅の広狭度合いを調整して、又は、上記数値軸の原点位置の値を調整して上記数値軸の目盛りを適合させることを特徴とする。
また、本発明の生体情報表示装置において、上記数値軸目盛り適合部は、複数種類の生体情報のそれぞれの上記上側閾値と上記下側閾値との間の範囲内で、上記数値軸の目盛り幅の広狭度合いを調整することを特徴とする。
また、本発明の生体情報表示装置において、上記ライン生成部は、複数の上記上側判定ライン及び上記下側判定ラインを生成し、上記数値軸目盛り適合部は、トレンドグラフに対応する生体情報において設定される複数の上側判定閾値および下側判定閾値のそれぞれが、複数の上記上側判定ライン及び上記下側判定ラインと一致するように、複数の上記生体情報それぞれの上記数値軸の目盛りを適合させることを特徴とする。
また、本発明の生体情報表示装置において、上記トレンドグラフ領域内における上記上側判定ライン及び上記下側判定ラインの位置の変更の操作を受け付けて、上記トレンドグラフ領域内における上記上側判定ライン及び上記下側判定ラインの位置を変更するライン位置変更部を備えることを特徴とする。
また、本発明の生体情報表示装置において、上記適合トレンドグラフが上記上側判定ライン又は上記下側判定ラインを超える場合に外部へその旨を報知する報知部を備えることを特徴とする。
また、本発明の生体情報表示装置において、上記トレンドグラフ領域内における上記数値軸の目盛り幅の広狭度合いを調整する操作を受け付けて、その調整する操作に対応するよう上記数値軸の目盛り幅の広狭度合いを変更する数値軸目盛り調整部を備えることを特徴とする。
また、本発明の生体情報表示制御装置は、ディスプレイへの表示を制御する生体情報表示制御装置であって、生体情報に関する数値軸と時間軸を有するトレンドグラフを配置させるトレンドグラフ領域を有するページ画面であるトレンドグラフページ画面を生成するトレンドグラフページ画面生成部と、上記トレンドグラフ領域内に配置されるトレンドグラフの上記時間軸方向へ延びる上側判定ライン又は下側判定ラインを生成するライン生成部と、複数種類の生体情報のそれぞれにおいて設定される上側閾値および下側閾値が、上記上側判定ラインおよび上記下側判定ラインと一致するように、複数の上記生体情報それぞれの上記数値軸の目盛りを適合させる数値軸目盛り適合部と、適合される上記数値軸の目盛りに応じた複数の上記生体情報に対応するトレンドグラフを適合トレンドグラフとして生成する適合トレンドグラフ生成部と、上記上側判定ライン又は上記下側判定ライン、並びに、複数の上記適合トレンドグラフが上記トレンドグラフ領域内に配置される上記トレンドグラフページ画面を上記ディスプレイに表示させる適合トレンドグラフ表示部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の生体情報処理装置は、ディスプレイに表示させる表示データを生成する生体情報処理装置であって、生体情報に関する数値軸と時間軸を有するトレンドグラフを配置させるトレンドグラフ領域を有するページ画面であるトレンドグラフページ画面を生成するトレンドグラフページ画面生成部と、上記トレンドグラフ領域内に配置されるトレンドグラフの上記時間軸方向へ延びる上側判定ライン又は下側判定ラインを生成するライン生成部と、複数種類の生体情報のそれぞれにおいて設定される上側閾値および下側閾値が、上記上側判定ラインおよび上記下側判定ラインと一致するように、複数の上記生体情報それぞれの上記数値軸の目盛りを適合させる数値軸目盛り適合部と、適合される上記数値軸の目盛りに応じた複数の上記生体情報に対応するトレンドグラフを適合トレンドグラフとして生成する適合トレンドグラフ生成部と、上記上側判定ライン又は上記下側判定ライン、並びに、複数の上記適合トレンドグラフが上記トレンドグラフ領域内に配置される上記トレンドグラフページ画面の上記表示データを生成する表示データ生成部と、を備えることを特徴とする。
本発明の生体情報表示装置、及び、生体情報表示制御装置によれば、1つのグラフ表示領域内で複数のトレンドグラフの異常を同時に監視することができるという優れた効果を奏し得る。また、本発明の生体情報処理装置によれば、上記表示に関する表示データを生成することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明の実施の形態における生体情報モニタの斜視図である。 本発明の実施の形態における生体情報モニタのハード構成を示す概要図である。 本発明の実施の形態における生体情報モニタの機能ブロック図である。 本発明の実施の形態における生体情報モニタに表示されるトレンドグラフページ画面を示す図である。 本発明の実施の形態における生体情報モニタに表示されるトレンドグラフページ画面のトレンドグラフ領域を示す図である。 (a)は、本発明の実施の形態におけるトレンドグラフにおける生体情報数値軸の目盛り幅を適合させた様子を示す図である。(b)は、本発明の実施の形態におけるトレンドグラフにおける生体情報数値軸の目盛り幅、及び原点位置を適合させた様子を示す図である。 本発明の実施の形態における生体情報モニタに表示されるトレンドグラフページ画面のトレンドグラフ領域に上側判定ライン及び下側判定ラインをそれぞれ2つ配置させた様子を示す図である。 (a)は、本発明の実施の形態における生体情報モニタで上側判定ラインまたは下側判定ラインを超えた生体情報があった際の報知態様を示す図である。(b)は、本発明の実施の形態における生体情報モニタに表示されるトレンドグラフページ画面のトレンドグラフ領域に上側判定ライン及び下側判定ラインを2つずつ配置させた際の報知態様を示す図である。 (a)は、本発明の実施の形態における生体情報モニタに表示されるトレンドグラフページ画面において上側判定ライン又は下側判定ラインの数を入力させるライン数入力画面を示す図である。(b)は、本発明の実施の形態における生体情報モニタに表示されるトレンドグラフページ画面において上側判定ライン又は下側判定ラインに対応付ける各生体情報の上側閾値、又は下側閾値を入力させるライン閾値入力画面を示す図である。 (a)は、本発明の実施の形態における生体情報モニタに表示されるトレンドグラフページ画面において上側判定ライン又は下側判定ラインの数を入力させるライン数入力画面を示す図である。(b)は、本発明の実施の形態における上側判定ライン又は下側判定ラインに対応付ける各生体情報の上側閾値、又は下側閾値が入力されるライン閾値入力画面を示す図である。 (a)は、本発明の実施の形態における生体情報モニタに表示されるトレンドグラフ領域内の上側判定ラインを移動させる様子を示す図である。(b)は、本発明の実施の形態における生体情報モニタに表示されるトレンドグラフ領域内の上側判定ラインを移動させた際の生体情報モニタの表示を示す図である。 (a)は、本発明の実施の形態における生体情報モニタに表示されるトレンドグラフ領域に対してピンチアウト操作を行う様子を示す図である。(b)は、本発明の実施の形態における生体情報モニタに表示されるトレンドグラフ領域に対してピンチアウト操作を行った後の生体情報モニタの表示を示す図である。 (a)は、本発明の実施の形態における生体情報モニタに表示される生体情報数値軸の領域に対してピンチアウト操作を行う様子を示す図である。(b)は、本発明の実施の形態における生体情報モニタに表示される生体情報数値軸領域に対してピンチアウト操作を行った後の生体情報モニタの表示を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。なお、以下において本発明の実施の形態における生体情報表示装置として、生体情報モニタを一例にとって説明するが、これ以外の生体情報が表示されるその他の装置も本発明の範囲に含まれる。
<1.生体情報モニタ全体概要>
図1を参照して、本発明の実施の形態における生体情報モニタ1について説明する。生体情報モニタ1は、図1(a)に示すように、主としてタッチパネルディスプレイを備えたタブレット型のコンピュータにより構成される。生体情報モニタ1は、図1(b)に示すように、支持台3に取り付けられ、支持台3に支持される。
検知装置インターフェース2は、例えば、生体情報検知装置に対して接続コネクタ部2aを介して接続される。生体情報検知装置は、被験者の生体に関する状態を検知して、その状態に対応する生体信号を出力するものである。生体情報検知装置として、たとえば、心臓の活動電位を検知するための心電電極、血圧を検知するための血圧検知装置、体温を検知するための体温計、SpO2を検知するためのSpO2検知装置(例えば、パルスオキシメーター)等が挙げられる。
生体情報モニタ1及び検知装置インターフェース2それぞれには、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子1b,2bが設けられ、USBケーブルを介して接続される。なお、検知装置インターフェース2と生体情報モニタ1との接続態様は、データを生体情報モニタ1に送ることができれば、IEEE1394等のシリアルバス方式、SCSI(Small Computer System Interface)等のパラレルバス方式等を用いた有線通信接続態様、又は、RFID(Radio Frequency Identifier)、NFC (Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標)等を用いた無線通信接続であってもよい。また、検知装置インターフェース2は、例えば、図1(b)に示すように、支持台3に取り付けられ、支持台3に支持される。
次に、図2を参照して生体情報モニタ1、及び、検知装置インターフェース2の構成について説明する。生体情報モニタ1は、例えば、制御部10と、タッチパネルディスプレイ11と、接続コネクタ12と、アンテナ13と、スピーカ14と、バッテリ15とを備える。制御部10は、生体情報モニタ1内の各制御を行うものである。
制御部10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103、記憶媒体104、無線通信インターフェース105、有線通信インターフェース106、操作入力インターフェース107、表示制御部108と、音声制御部109と、発光制御部110とを備える。なお、図2においてインターフェースは、I/Fと表記される。
CPU101は、生体情報モニタ1内の全体の処理を司るものであり、作業領域としてRAM102を使用する。ROM103には、例えば、生体情報モニタ1を起動させるためのプログラムや、その他のCPU101で実行される基本的なプログラムが書き込まれている。記憶媒体104は、例えば、ソリッドステートドライブ(solid state drive:SSD)やフラッシュメモリ等により構成される。記憶媒体104には、例えば、生体情報モニタ1の基本的な動作を実現するオペレーティングシステム(Operating System:OS)や、そのオペレーティングシステムに依存するプログラムが書き込まれる。また、記憶媒体104は、供給されるデータの保存場所として機能する。
無線通信インターフェース105は、例えば、外部装置との間で無線通信により送受信されるデータの変換処理(変調・復調)等を行うものであり、アンテナ13と接続される。アンテナ13は、外部から送信されるデータを受信して無線通信インターフェース105へ送る。また、アンテナ13は、無線通信インターフェース105から供給されるデータを外部へ送信する。無線通信インターフェース105として、例えば、RFID、NFC、Bluetooth(登録商標)等を用いたものが一例として挙げられる。
有線通信インターフェース106は、例えば、外部装置との間で有線通信により送受信されるデータの変換処理等を行うものであり、接続コネクタ12と接続される。有線通信インターフェース106として、例えば、USB等のシリアルバス規格を用いたものが挙げられるが、これに限定されるものではない。その他の有線通信インターフェース106として、IEEE1394等のシリアルバス方式、SCSI等のパラレルバス方式を採用したいずれのものであってもよい。
操作入力インターフェース107は、外部からの操作をCPU101へ伝えるものである。表示制御部108は、タッチパネルディスプレイ11にCPU101からの命令に従った表示をさせるものである。音声制御部109は、スピーカ14へCPU101からの命令に従った音声の出力を行うものである。発光制御部110は、CPU101からの命令に従って発光部16,17のオンオフを行うものである。発光制御部110は、例えば、CPU101から生体情報に関する報知信号を受けて、発光部16,17の両方、又は、いずれか一方を発光させる。また、発光制御部110は、例えば、CPU101から生体情報に関する報知解除信号を受けて、発光部16,17の両方、又は、いずれか一方を消灯又は、上記とは別態様で発光させる。
タッチパネルディスプレイ11は、表示及び操作入力の受け付けを行うものである。上記操作入力の受け付けは、タッチパネルディスプレイ11の表示面に直接指等でタッチ操作を行うことによって実現される。タッチ操作として、例えば、タップ、ダブルタップ、スクロール、ピンチイン、ピンチアウト、スライド等のジェスチャ操作が挙げられるが、これに限定されるものではなく、その他の全てのジェスチャ操作も含まれる。タッチ操作を行うと、操作入力インターフェース107は、そのタッチ操作に対応する操作信号をCPU101へ伝える。バッテリ15は、充電可能な蓄電池であり、生体情報モニタ1内の各部に電力を供給する。なお、バッテリ15は、充電可能に外部電源と接続されるように構成されるとよい。
検知装置インターフェース2は、生体情報モニタ1と接続線2cを通じて接続される。また、検知装置インターフェース2は、たとえば、複数の生体情報検知装置のそれぞれの規格に適合するコネクタを備えており、生体情報検知装置のそれぞれと接続される。そして、検知装置インターフェース2は、接続線2cを通じて複数の生体情報検知装置のそれぞれから供給される生体信号に対して生体情報モニタ1で処理可能なよう所定の処理を行うインターフェースとしての役割を果たす。具体的に検知装置インターフェース2は、例えば、接続線2cを通じて複数の生体情報検知装置のそれぞれから供給される生体信号に基づいて、生体情報モニタ1で処理可能な生体情報を生成して生体情報モニタ1へ出力する。すなわち、検知装置インターフェース2は、生体情報検知装置と共に生体情報の測定装置として機能する。なお、上記生体情報モニタ1で処理可能な生体情報として、例えば、心臓の活動電位に対応する心電信号、心拍数、血中酸素濃度、血圧等が一例として挙げられるが、これに限定されるものではなく、その他の生体情報も含まれる。検知装置インターフェース2は、上記説明した有線通信接続態様、又は、無線通信接続態様によって生体情報モニタ1と接続される。
生体情報検知装置は、上記説明したように、例えば、心臓の活動電位を検知するための心電電極、血圧を検知するための血圧検知装置、体温を検知するための体温計、SpO2を検知するためのSpO2検知装置等が挙げられる。なお、以上の生体情報検知装置は一例であって、本発明において生体情報検知装置は、被験者からその他の生体信号を検知するものであってもよい。
<2.装置機能ブロック>
次に、図3を参照して生体情報モニタ1の機能構成について説明する。生体情報モニタ1は、1つのグラフ表示領域内で複数のトレンドグラフを同時に表示させる機能を有するものである。以上のような機能を有する生体情報モニタ1は、トレンドグラフページ画面生成部200と、ライン生成部201と、数値軸目盛り適合部202と、適合トレンドグラフ生成部203と、適合トレンドグラフ保持部204と、適合トレンドグラフ表示部205と、報知部206と、ライン数設定部207と、ライン位置変更部208と、トレンドグラフ選択部209と、時間軸目盛り調整部210と、数値軸目盛り調整部211と、閾値設定部212と、タッチパネルディスプレイ11とを備える。
トレンドグラフページ画面生成部200は、トレンドグラフページ画面を生成するものである。トレンドグラフページ画面とは、トレンドグラフ領域を有するページ画面である。トレンドグラフ領域は、トレンドグラフページ画面内の生体情報に関するトレンドグラフを表示させる特定領域である。トレンドグラフ領域として、例えば、図4に示すトレンドグラフページ画面300内のトレンドグラフ領域301が一例として挙げられる。
トレンドグラフ領域における横軸は時間軸であり、トレンドグラフ領域における縦軸は生体情報に関する数値を表す数値軸(以下において生体情報数値軸と呼ぶ。)である。生体情報に関する数値は、例えば、体温なら温度であり、心拍数なら一定の時間内に心臓が拍動する回数であり、SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)なら動脈血中のヘモグロビンが酸素とどのくらい結合しているかをパーセントで表したものであり、NIBP(非観血血圧)なら血圧値である。
また、トレンドグラフページ画面には、トレンドグラフ領域の他に、例えば、数値化される生体情報、心電図波形や脈波等のリアルタイムに測定される生体情報を波形表示にしたもの等の様々な生体情報が追加されていてもよい。トレンドグラフページ画面として、例えば、図4に示すトレンドグラフページ画面300が一例として挙げられる。トレンドグラフページ画面生成部200は、主としてROM103や記憶媒体104等に記憶されるプログラムをCPU101が実行することによって実現される。
ライン生成部201は、トレンドグラフ領域内に配置されるトレンドグラフの時間軸方向へ延びる上側判定ライン又は下側判定ラインを生成するものである。上側判定ライン及び下側判定ラインは、トレンドグラフ領域内で時間軸と平行に延びるラインである。上側判定ラインは、下側判定ラインよりも生体情報数値軸方向上方に配置される。上側判定ライン及び下側判定ラインは、それぞれ複数あってもよい。上側判定ラインおよび下側判定ラインとして、図5に示す上側判定ライン310および下側判定ライン311が一例として挙げられる。
上側判定ライン又は下側判定ラインは、トレンドグラフにおける生体情報数値軸の所定の値に対応付けられて、生体情報数値軸の所定の値上に設けられる。したがって、後述する機能ブロックの各部において、生体情報数値軸の目盛り幅の広狭度合いや生体情報数値軸の原点位置の値が変更されると、上側判定ライン又は下側判定ラインは、トレンドグラフ領域内での位置は変わることはあるが、生体情報数値軸の所定の値上に設けられることは変わらない。
数値軸目盛り適合部202は、複数の生体情報において各々に設定される上側閾値および下側閾値のそれぞれが、上側判定ラインおよび下側判定ラインと一致するように、トレンドグラフにおける生体情報数値軸の目盛りを適合させるものである。上記生体情報数値軸の目盛りを適合させる処理として、例えば、生体情報数値軸の目盛り幅の広狭度合いを調整する処理や、生体情報数値軸の原点位置の値を調整する処理等が挙げられる。
また、生体情報数値軸の目盛り幅の広狭度合いを調整する処理は、全体的に一定の割合で目盛り幅を広げたり、狭めたりするものに限らず、ある部分は目盛り幅を広げ、他の部分は目盛り幅を狭めるような部分的に強調(誇張)表示する態様、または、拡大または縮小表示する態様のものも含む。さらには、生体情報数値軸の目盛り幅の広狭度合いを調整する処理、かつ、生体情報数値軸の原点位置の値を調整する処理を合わせた複合的な処理も生体情報数値軸の目盛りを適合させる処理に含まれる。すなわち、数値軸目盛り適合部202は、全ての目盛り幅、または、一部の目盛り幅の拡大または縮小、および、全てまたは一部の目盛り位置を変更させるものである。
なお、各々の生体情報において設定される上側閾値および下側閾値は、例えば、後述する閾値設定部212で基準を変えて複数設けられることができる。例えば、健康状態が良好な範囲としての上側閾値および下側閾値、健康状態が危険になりそうな範囲の上側閾値および下側閾値等が基準を変えて設けられる複数の上側閾値および下側閾値に該当する。なお、上側閾値および下側閾値に関する複数の基準は、上記に限定されるものではなく、さらに別の基準であってもよい。
そして、ライン生成部201は、上記述べたように、上側判定ライン及び下側判定ラインをそれぞれ複数生成することができる。生体情報において設定すべき上側閾値および下側閾値が複数ある場合、ライン生成部201は、複数の上側閾値に対応する上側判定ラインを複数生成し、複数の下側閾値に対応する下側判定ラインを複数生成する。上側判定ライン及び下側判定ラインをそれぞれ複数生成した場合として、例えば、図7に示す上側判定ライン310,312および下側判定ライン311,313が一例として挙げられる。
例えば、トレンドグラフ領域内において生体情報数値軸方向の上方から下方に向かう順に、第1上側判定ライン、第2上側判定ライン、第2下側判定ライン、第1下側判定ラインを生成した場合を考える。このような場合、例えば、第1上側判定ラインは「危険上側閾値」、第2上側判定ラインは「正常上側閾値」、第2下側判定ラインは「正常下側閾値」、第1下側判定ラインは「危険下側閾値」に対応する。
以上では、上側閾値及び下側閾値をそれぞれ2つ設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、上側閾値及び下側閾値をそれぞれ3つ以上設けた場合や上側閾値及び下側閾値をそれぞれ別の数設けた場合(例えば、上側閾値を2つ、下側閾値を1つ)も本発明の範囲に含まれる。
適合トレンドグラフ生成部203は、数値軸目盛り適合部202において適合される生体情報数値軸の目盛りに応じたトレンドグラフを生成するものである。適合トレンドグラフ生成部203によって生成されるトレンドグラフを適合トレンドグラフと呼ぶ。
なお、ライン生成部201、数値軸目盛り適合部202及び適合トレンドグラフ生成部203は、主としてROM103や記憶媒体104等に記憶されるプログラムをCPU101が実行することによって実現される。
適合トレンドグラフ保持部204は、適合トレンドグラフ生成部203で生成される適合トレンドグラフを、例えば、測定日時と関連付けて保持するものである。適合トレンドグラフ保持部204は、例えば、適合トレンドグラフと測定日時とをROM103又は記憶媒体104に記憶されるプログラムに従ってCPU101が処理して、その結果を記憶媒体104に記憶させることにより実現される。
適合トレンドグラフ表示部205は、上側判定ライン又は下側判定ライン、並びに適合トレンドグラフがトレンドグラフ領域内に配置されるトレンドグラフページ画面をタッチパネルディスプレイ11に表示させるものである。適合トレンドグラフ表示部205は、適合トレントグラフを、例えば、適合トレンドグラフ生成部203から直接取得してもよい。また、適合トレンドグラフ表示部205は、適合トレントグラフを、例えば、適合トレンドグラフ保持部204から取得してもよい。いずれにしても、適合トレンドグラフ表示部205は、適合トレンドグラフ生成部203が生成した生体情報波形を取得する。適合トレンドグラフ表示部205は、主として記憶媒体104等に記憶されるプログラムをCPU101が実行して、その結果出される命令を表示制御部108が実行することによって実現される。
報知部206は、適合トレンドグラフが上側判定ライン又は下側判定ラインを超える場合、外部へその旨を報知するものである。報知部206の外部への報知態様は、様々なものが挙げられる。適合トレンドグラフが上側判定ライン又は下側判定ラインを超える場合、報知部206は、例えば、タッチパネルディスプレイ11にアラーム表示を表示させてもよい。また、適合トレンドグラフが上側判定ライン又は下側判定ラインを超える場合、報知部206は、例えば、音声制御部109及びスピーカ14を通じて外部へ音を鳴らしてもよい。また、適合トレンドグラフが上側判定ライン又は下側判定ラインを超える場合、報知部206は、例えば、発光制御部110を通じて発光部16又は発光部17を発光させてもよい。発光部16又は発光部17の発光態様は、両方点灯、両方点滅、一方点灯、一方点滅等様々な態様が挙げられる。報知部206は、主として記憶媒体104等に記憶されるプログラムをCPU101が実行して、その結果出される命令を表示制御部108、音声制御部109、発光制御部110等が実行することによって実現される。
ライン数設定部207は、トレンドグラフ領域内に配置させる上側判定ライン又は下側判定ラインの数の設定の操作を受け付けて、トレンドグラフ領域内に配置させる上側判定ライン又は下側判定ラインの数を設定するものである。ライン生成部201は、ライン数設定部207によって設定される上側判定ライン又は下側判定ラインの数だけ上側判定ライン又は下側判定ラインをトレンドグラフ領域内に生成する。例えば、上側判定ライン又は下側判定ラインの数を入力させる部分を含むページ画面において上側判定ライン又は下側判定ラインの数を入力することによりライン数設定部207は、トレンドグラフ領域内に配置させる上側判定ライン又は下側判定ラインの数の設定の操作を受け付ける。
ライン位置変更部208は、トレンドグラフ領域内における上側判定ライン又は下側判定ラインの位置の変更の操作を受け付けて、トレンドグラフ領域内における上側判定ライン又は下側判定ラインの位置を変更するものである。
なお、上側判定ライン及び下側判定ラインは、複数の生体情報において各々に設定される上側閾値および下側閾値を表す共通ラインとして用いられる。したがって、ライン位置変更部208によって上側判定ライン及び下側判定ラインのトレンドグラフ領域での位置が変更されると、各生体情報において各々に設定される上側閾値および下側閾値のトレンドグラフ領域での位置も連動して変化する。これに連動して、生体情報数値軸の目盛りの態様も変化させる必要が生じることもあり、その場合、数値軸目盛り適合部202は、必要に応じて生体情報数値軸の目盛り幅の広狭度合いを調整する処理や、生体情報数値軸の原点位置の値を調整する処理等により生体情報数値軸の目盛りを適合させる。
トレンドグラフ選択部209は、複数の生体情報に関するトレンドグラフのうちトレンドグラフ領域に配置させる複数のトレンドグラフの選択の操作を受け付け、その選択の操作に対応する複数のトレンドグラフをトレンドグラフ領域に配置させるものである。適合トレンドグラフ表示部205は、トレンドグラフ選択部209で選択される複数のトレンドグラフをトレンドグラフ領域に表示させる。
時間軸目盛り調整部210は、トレンドグラフ領域内における時間軸の目盛りを調整する操作を受け付けて、その操作に対応するよう時間軸の目盛りを調整するものである。時間軸目盛り調整部210は、例えば、トレンドグラフ領域内における時間軸の目盛り幅の広狭度合いを調整する操作や、トレンドグラフ領域内における時間軸の原点位置の値を調整する操作を受け付けて、その調整する操作に対応するよう時間軸の目盛りを調整する。
数値軸目盛り調整部211は、トレンドグラフ領域内における生体情報数値軸の目盛り幅の広狭度合いを調整する操作を受け付けて、その操作に対応するよう生体情報数値軸の目盛り幅の広狭度合いを変更するものである。
閾値設定部212は、複数の生体情報において各々に設定される上側閾値および下側閾値の設定の入力操作を受け付けて設定するものである。閾値設定部212で設定される複数の生体情報における上側閾値および下側閾値に基づいて、数値軸目盛り適合部202は、トレンドグラフにおける生体情報数値軸の目盛りを適合させる。
なお、初期状態において、所定の既定値が複数の生体情報の上側閾値および下側閾値として設定されていてもよい。閾値設定部212での設定が行われていない状態では、上記初期状態における所定の既定値が複数の生体情報の上側閾値および下側閾値として機能ブロックの各部で扱われる。例えば、ライン生成部201は、上側判定ラインまたは下側判定ラインを生成する場合、初期状態における生体情報の上側閾値および下側閾値に対応する生体情報数値軸の位置に生成する。そして、ライン生成部201は、閾値設定部212で生体情報の上側閾値および下側閾値が別途設定されれば、それに応じた生体情報数値軸の位置に上側判定ラインまたは下側判定ラインを生成する。
ライン数設定部207、ライン位置変更部208、トレンドグラフ選択部209、時間軸目盛り調整部210、数値軸目盛り調整部211、閾値設定部212は、例えば、タッチパネルディスプレイ11及び操作入力インターフェース107を通じて操作を受け付けて、主としてROM103や記憶媒体104等に記憶されるプログラムに基づいてその操作に応じた処理をCPU101が実行することによって実現される。
<3.トレンドグラフページ画面>
図4を参照してトレンドグラフページ画面300の一例について説明する。トレンドグラフページ画面300は、図4に示すように、トレンドグラフ領域301を有する。また、トレンドグラフページ画面300は、その他、心電図波形表示領域302及び心拍数表示領域303、これらの直下に配置されるメニューボタンA〜Eを有する。なお、トレンドグラフページ画面300は、少なくともトレンドグラフ領域301を有すればよく、その他に配置される生体情報に関しては特に限定はなく、如何なるものであってもよい。
トレンドグラフ領域301の幅方向の長さは、図4に示すように、トレンドグラフページ画面300の幅方向の長さと略同一程度が好ましい。また、トレンドグラフ領域301の上下方向の長さは、例えば、図4に示すように、トレンドグラフページ画面300の上下方向の長さの略1/2以上程度が好ましい。トレンドグラフの視認性の観点からトレンドグラフページ画面300内におけるトレンドグラフ領域301の占める割合は大きい方が好ましいからである。
<4.トレンドグラフ領域>
図5及び図6を参照してトレンドグラフ領域301の一例について説明する。トレンドグラフ領域301において、図5に示すように、横軸は時間軸304とされ、縦軸は生体情報の関する数値の大きさを表す生体情報数値軸305とされる。トレンドグラフ領域301には、図5に示すように、非観血血圧(NIBP)に関するトレンドグラフ320、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)に関するトレンドグラフ321、心拍数(HR)に関するトレンドグラフ322、体温(TEMP)に関するトレンドグラフ323が配置される。なお、トレンドグラフ領域301に配置されるトレンドグラフは上記のものに限定されるものではなく、その他の生体情報に関するトレンドグラフを含めてもよい。また、トレンドグラフ領域301に配置されるトレンドグラフは、複数あればよく、その生体情報の種類は問わない。また、トレンドグラフ領域301に配置されるトレンドグラフは選択可能である。
上側判定ライン310及び下側判定ライン311は、図5に示すように、トレンドグラフ領域301内においてトレンドグラフの時間軸304方向へ時間軸304と平行に延びる。そして、上記挙げた複数の生体情報の各々の上側閾値及び下側閾値のそれぞれが、上側判定ライン310及び下側判定ライン311と一致するように、数値軸目盛り適合部202によって、各トレンドグラフの生体情報数値軸305a〜305dにおける目盛り幅が適合される。また、上側判定ライン310と下側判定ライン311との間の領域は、例えば、色付き表示等の強調表示とすることが好ましい。上側判定ライン310と下側判定ライン311を超えるトレンドグラフの部分を一見して把握しやすくなるからである。
例えば、非観血血圧(NIBP)に関するトレンドグラフ320に関する生体情報数値軸305aでは、図6(a)に示すように、0〜100(mmHg)までの区間の長さと、100〜200(mmHg)までの区間の長さと、200〜300(mmHg)までの区間の長さとがそれぞれ異なる。これは、数値軸目盛り適合部202によって行なわれる。すなわち、例えば、100〜200(mmHg)までの区間の目盛り幅を基準にすると、数値軸目盛り適合部202によって生体情報数値軸305aの値の0〜100(mmHg)までの区間では目盛り幅の広狭度合いが基準より大きく(拡大)され、生体情報数値軸305aの値の200〜300(mmHg)までの区間では目盛り幅の広狭度合いが基準より小さく(縮小)される。そして、数値軸目盛り適合部202による生体情報数値軸の目盛りの適合によって、非観血血圧第1上限値307aや非観血血圧第1下限値307bが上側判定ライン310と下側判定ライン311と一致するようにされる。これにより、限られた上下方向の広さ内に全数値を表示できる。
また、例えば、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)に関するトレンドグラフ321の生体情報数値軸305bは、図6(b)に示すように、原点位置は「0」ではなく「70」になっている。また、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)に関するトレンドグラフの生体情報数値軸305bでは、70〜80(%)までの区間の長さと、80〜90(%)までの区間の長さとは略同じである。一方、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)に関するトレンドグラフの生体情報数値軸305bでは、90〜100(%)までの区間の長さが、70〜80(%)までの区間の長さと、80〜90(%)までの区間の長さとは異なる。すなわち、例えば、70〜80(%)までの区間の目盛り幅を基準にすると、数値軸目盛り適合部202によって、生体情報数値軸305bの80〜90(%)までの区間では目盛り幅の広狭度合いが基準と同じくされ、生体情報数値軸305bの90〜100(%)までの区間では目盛り幅の広狭度合いが基準より大きくされる。そして、数値軸目盛り適合部202による生体情報数値軸の目盛りの適合によって、SpO2第1上限値307cやSpO2第1下限値307dが上側判定ライン310と下側判定ライン311と一致するようにされる。これにより、限られた上下方向の広さ内に全数値を表示できる。
また、例えば、心拍数(HR)に関するトレンドグラフ322の生体情報数値軸305cは、図5に示すように、非観血血圧(NIBP)に関するトレンドグラフ320に関する生体情報数値軸305aと略同様の構成になっており、上記生体情報数値軸305aの説明を生体情報数値軸305cに適用することができる。また、体温(TEMP)に関するトレンドグラフ323は、図5に示すように、原点位置は「0」ではなく「34」になっており、34℃〜41℃まで目盛り幅が略等しくなっている。そして、数値軸目盛り適合部202による生体情報数値軸の目盛りの適合によって、心拍数第1上限値および体温第1上限値や、心拍数第1下限値および体温第1下限値は、図5に示すように、上側判定ライン310と下側判定ライン311と一致するようにされる。これにより、限られた上下方向の広さ内に全数値を表示できる。
以上のように、生体情報の上側閾値及び下側閾値のそれぞれが、上側判定ライン310及び下側判定ライン311と一致するように、数値軸目盛り適合部202によって、生体情報数値軸305の目盛り幅の広狭度合いが調整されたり、又は、生体情報数値軸305の原点位置の値が調整されたりして生体情報数値軸305の目盛りが適合される。
また、トレンドグラフの変化を見るのに、時間軸304の目盛り幅も適応できれば好ましい。なお、時間軸304の目盛り幅の広狭度合いについては、全体的に同じ目盛り幅であることが好ましいが、これに限定されるものではなく、部分的に異なっていてもよい。また、時間軸304の原点位置における値は特に限定されない。
また、トレンドグラフページ画面300におけるトレンドグラフ領域301は、例えば、図5に示すように、タッチパネルディスプレイ11におけるトレンドグラフ領域301の表示面に対して指でスクロール操作を行うことにより、トレンドグラフ領域301内に配置されるトレンドグラフ、及び時刻表示304aをスクロールさせて左右に時間的に移動させることができる。
<5.複数上側判定ライン及び下側判定ライン>
次に、図7を参照して上側判定ライン及び下側判定ラインが複数ある場合について説明する。上側判定ライン及び下側判定ラインは上記説明したように、複数あってもよい。例えば、図7に示すように、上側判定ライン310及び下側判定ライン311に加えて、上側判定ライン312及び下側判定ライン313がトレンドグラフ領域内に配置されていてもよい。
上側判定ライン312は、時間軸304方向へ時間軸304と平行に延び、上側判定ライン310よりも生体情報数値軸305方向上方に配置される。下側判定ライン313は、時間軸304方向へ時間軸304と平行に延び、下側判定ライン311よりも生体情報数値軸305方向下方に配置される。
各生体情報において設定される上側閾値及び下側閾値は、基準を変えて複数設けることができる。例えば、健康状態が良好な範囲としての上側閾値および下側閾値、健康状態が危険になりそうな範囲の上側閾値および下側閾値等が基準を変えて設けられる複数の上側閾値および下側閾値に該当する。
そして、閾値設定部212によって、健康状態が良好な範囲としての上側閾値及び下側閾値をそれぞれ上側判定ライン310及び下側判定ライン311に一致させる。また、閾値設定部212によって、健康状態が危険になりそうな範囲の上側閾値および下側閾値をそれぞれ上側判定ライン312及び下側判定ライン313に一致させる。この場合、複数の生体情報の上側閾値や下側閾値を共通のライン(上側判定ライン310,312及び下側判定ライン311,313)に一致させる場合、数値軸目盛り適合部202によって、A,B,Cの区域の縮尺を互いに変えることで実現される。
生体情報に関する細かい数値は、生体情報モニタ1を一見して把握できなくても、上記のようにすれば、複数の種類の生体情報が、健康状態が良好な範囲にあるか、或いは、健康状態が危険になりそうな範囲にあるかについて生体情報モニタ1を一見して把握できる。
以上において上側判定ライン及び下側判定ラインは、それぞれ2つある場合について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、上側判定ライン及び下側判定ラインは、それぞれ3つ以上あってもよい。また、上側判定ライン及び下側判定ラインは、それぞれが少なくとも1つあればよい。すなわち、例えば、上側判定ラインは2つで、下側判定ラインが1つのように、上側判定ライン及び下側判定ラインは、同じ数でなくてもよい。視認性の観点から、生体情報モニタ1の監視者が一見して患者の状態を把握しやすいように上側判定ライン及び下側判定ラインは配置されればよい。
また、上側判定ライン312及び下側判定ライン313の間の領域は、図7において上側判定ライン310及び下側判定ライン311の間の領域を除いて色付き表示になっていないが、これに限定されるものではなく、色付き表示等の強調表示にしてもよい。
<6.報知態様>
生体情報が所定の上側閾値及び下側閾値を超えると、そのことを外部に報知する方が好ましい。図8を参照して報知態様について説明する。上記説明したように、上側判定ライン310は生体情報の健康状態が良好な範囲における上側閾値を表し、下側判定ライン311は生体情報の健康状態が良好な範囲における生体情報の下側閾値を表す。
生体情報が、上側閾値及び下側閾値を超えると、図8(a)に示すように、トレンドグラフは上側判定ライン310及び下側判定ライン311を超えて表示される。そして、トレンドグラフ中のその超える部分D,E,F,Gは、例えば、図8(a)に示すように、報知部206によって、太線表示される。以上のように、生体情報が所定の上側閾値及び下側閾値を超えると、そのことを外部に報知するために、トレンドグラフの該当部分を視認強調表示しやすいようにすることが報知部206による報知態様として好ましい。強調表示は、太線表示に限定されるものではなく、色表示、点滅表示などのその他の強調表示であってもよい。
また、生体情報が、生体情報の健康状態が良好な範囲における上側閾値及び下側閾値を超えると、図8(a)に示すように、報知部206によって発光部16が警告灯として発光されるようにしてもよい。このようにすれば、生体情報モニタ1を遠方から見ても生体情報が上限値/下限値を超えたことを発見することができる。
また、図8(b)に示すように、第1の上側判定ライン310及び第1の下側判定ライン311に加えて、それより生体情報数値軸305方向上下側の第2の上側判定ライン312及び第2の下側判定ライン313がトレンドグラフ領域301内に配置される場合、報知部206によって、上側判定ライン312及び下側判定ライン313を超えるトレンドグラフ部分の時間帯に色付け表示等の強調表示がされることが好ましい。さらに、図8(b)に示すように、報知部206によって発光部17が発光部16とは異なる色で警告灯として発光されるようにしてもよい。
このようにすれば、生体情報モニタ1を遠方から見ても生体情報が、第1の上側判定ライン310及び第1の下側判定ライン311を超えたことのみならず、第2の上側判定ライン312及び第2の下側判定ライン313を超えたことを容易に発見することができる。なお、発光部16,17の発光態様は上記説明に限定されるものではなく、報知部206によって発光部16,17の両方又はいずれか一方が同じ色、又は異なる色で点灯、点滅される等のものも含む。
<7.ライン数入力>
次に、図9および図10を参照して、上側判定ライン及び下側判定ラインの数を設定する際の操作態様について説明する。例えば、図4に示すメニューボタンCがタッチ操作(例えば、ワンタップ、ダブルタップ等のタップ操作)により選択されると、ライン数設定部207の一具体例である上側判定ライン及び下側判定ラインの数の設定に関する入力画面が呼び出されて、表示画面上に出現する。具体的な入力画面として、例えば、図9(a)に示すように、上側判定ライン及び下側判定ラインに関するライン数の入力を受け付けるライン数入力ウインドウ340が挙げられる。ライン数入力ウインドウ340は、例えば、ポップアップウインドウとして出現させることが一例として想定されるが、これに限定されるものではなく、専用の別のページ画面として出現させる態様であってもよい。
ライン数入力ウインドウ340は、例えば、図9(a)に示すように、上側判定ラインの数を入力可能なエリアである上側判定ライン数入力エリア341、及び、下側判定ラインの数を入力可能なエリアである下側判定ライン数入力エリア342を有する。上側判定ライン数入力エリア341、下側判定ライン数入力エリア342内には、例えば、それぞれ「0〜5」までの数字が列状に順に並ぶ数字列が備えられる。そして、数字列に対するスクロール操作により図9(a)に示す矢印方向へ数字列が移動して、上側判定ライン数入力エリア341、下側判定ライン数入力エリア342に表示される数字が変わる。以上のようにして、上側判定ライン数入力エリア341、下側判定ライン数入力エリア342に表示される数字を所望の数字に変更することにより、上側判定ラインの数、および、下側判定ラインの数が入力される。
上側判定ライン数入力エリア341、下側判定ライン数入力エリア342に所望の数字が表示された後に、「OK」ボタン343がタッチ操作により選択されると、図9(b)に示すライン閾値入力ウインドウ345に移行される。一方、「キャンセル」ボタン344がタッチ操作により選択されると、上側判定ラインの数、下側判定ラインの数は変更されず、メニューボタンCが選択される前の状態に戻る。
ライン閾値入力ウインドウ345は、閾値設定部212の一具体例である。ライン閾値入力ウインドウ345には、ライン数入力ウインドウ340で設定された上側判定ライン、および、下側判定ラインのそれぞれに対応する各生体情報の閾値が入力される。例えば、上記においてライン数入力ウインドウ340で上限判定ラインは2つ、下限判定ラインは2つに設定されたが、2つの上限判定ラインは、それぞれ「正常上側閾値」(第1上側判定ライン)、「危険上側閾値」(第2上側判定ライン)に対応させたものが入力され、2つの下限判定ラインは、それぞれ「正常下側閾値」(第1下側判定ライン)、「危険下側閾値」(第2下側判定ライン)に対応させたものが入力されることが一例として想定される。
なお、「正常上側閾値」および「正常下側閾値」は、それぞれ正常な状態の生体情報の上限閾値、下限閾値に該当する。また、「危険上側閾値」および「危険下側閾値」は、それぞれ正常な状態を超えて危険な状態になった生体情報の上限閾値、下限閾値に該当する。
以上のような場合、ライン閾値入力ウインドウ345では、上限判定ラインについて2回、下限判定ラインについて2回の生体情報の入力の機会がある。例えば、図9(a)に示すように、最初に、ライン閾値入力ウインドウ345中に、「第1上側判定ライン閾値」と表題が付されるライン閾値入力エリア348aが表示される。「第1上側判定ライン閾値」は、1つ目の上限判定ラインを表す用語であり、ライン閾値入力エリア348aには、1つ目の上限判定ラインに対応する生体情報の上限閾値が入力される。ライン閾値入力エリア348aには、例えば、「正常上側閾値」が入力される。
ライン閾値入力エリア348aへの入力において1つ目の上限判定ラインに対応付ける非観血血圧(NIBP)の「正常上側閾値」には、例えば、「120」が入力され、1つ目の上限判定ラインに対応付ける経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)の「正常上側閾値」には、例えば、「100」が入力され、1つ目の上限判定ラインに対応付ける心拍数(HR)の「正常上側閾値」には、例えば、「100」が入力され、1つ目の上限判定ラインに対応付ける体温(TEMP)の「正常上側閾値」には、例えば、「37.5」が入力されることが一例として想定される。
なお、閾値入力エリア348aへの入力は、例えば、タッチパネルディスプレイ11の表示画面に(図示しない)ソフトウエアとしてのキーボードやテンキーを所定の方法で呼び出して行うことが一例として挙げられるが、これに限定されるものではなく、その他の方法(例えば、音声入力)で入力されてもよい。
上記のように入力された後に、「OK」ボタン346が選択されると、次に、図10(a)に示すように、ライン閾値入力ウインドウ345中に、「第1下側判定ライン閾値」と表題が付されるライン閾値入力エリア348bが表示される。「第1下側判定ライン閾値」は、1つ目の下限判定ラインを表す用語であり、ライン閾値入力エリア348bには、1つ目の下限判定ラインに対応する生体情報の下限閾値が入力される。ライン閾値入力エリア348bには、例えば、「正常下側閾値」が入力される。
ライン閾値入力エリア348bへの入力において1つ目の下限判定ラインに対応付ける非観血血圧(NIBP)の「正常下側閾値」には、例えば、「80」が入力され、1つ目の下側判定ラインに対応付ける経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)の「正常下側閾値」には、例えば、「90」が入力され、1つ目の下限判定ラインに対応付ける心拍数(HR)の「正常下側閾値」には、例えば、「60」が入力され、1つ目の下限判定ラインに対応付ける体温(TEMP)の「正常下側閾値」には、例えば、「35.8」が入力されることが一例として想定される。
上記のように入力された後に、「OK」ボタン346が選択されると、次に、図10(b)に示すように、ライン閾値入力ウインドウ345中に、「第2上側判定ライン閾値」と表題が付されるライン閾値入力エリア348cが表示される。ライン閾値入力エリア348cには、例えば、「危険上側閾値」が入力される。上記と同様に入力後に、「OK」ボタン346が選択されると、(図示しない)「第2下側判定ライン閾値」と表題が付されるライン閾値入力エリアが表示される。そのライン閾値入力エリアには、例えば、「危険下側閾値」が入力される。上記と同様に入力後に、「OK」ボタン346が選択されると、2つの上限判定ライン、2つの下限判定ラインが確定して、入力した情報に対応する目盛り幅の広狭度合いが調整された生体情報数値軸、それに対応するトレンドグラフ、第1上側判定ライン、第2上側判定ライン、第1下側判定ライン、第2下側判定ラインがトレンドグラフ領域301に表示される。
なお、上側判定ライン、下側判定ラインの数が上記とは異なる場合でも、上記と同様の態様・手順で対応する上限閾値、下限閾値の入力が行われる。そして、入力が確定されると、入力した情報に対応する目盛り幅の広狭度合いが調整された生体情報数値軸、それに対応するトレンドグラフ、第1上側判定ライン、第2上側判定ライン、第1下側判定ライン、第2下側判定ラインがトレンドグラフ領域301に表示される。
<8.ライン位置設定>
次に、図11及び図12を参照して、トレンドグラフ領域301内における上側判定ライン310及び下側判定ライン311の位置の変更態様について説明する。上側判定ライン310の位置を変更する場合、例えば、図11(a)に示すように、上側判定ライン310が生体情報数値軸上方へ移動されるようタッチパネルディスプレイ11における上側判定ライン310の表示面に対して指でドラッグ操作を行う。ライン位置変更部208でその操作が受け付けられて、操作に対応する位置に上側判定ライン310が移動される。これにより、上側判定ライン310及び下側判定ライン311の位置が変更される。
そして、上側判定ライン310の位置が生体情報数値軸305上方へ変更されると、それに伴って、図11(b)に示すように、各生体情報における生体情報数値軸305の目盛り幅が数値軸目盛り適合部202によって広げられる。この場合、各生体情報における生体情報数値軸305の目盛り幅にうち、少なくとも上側判定ライン310と下側判定ライン311との間の区域Hの目盛り幅が広げられればよい。一方、上側判定ライン310の位置が生体情報数値軸305下方へ変更されると、それに伴って、各生体情報における生体情報数値軸305の目盛り幅が数値軸目盛り適合部202によって縮められる。この場合、各生体情報における生体情報数値軸305の目盛り幅にうち、少なくとも区域Hの目盛り幅が縮められればよい。そして、生体情報数値軸305の目盛り幅が広がったり、縮んだりすると、適合トレンドグラフ生成部203によってトレンドグラフは、その目盛り幅に応じたものに更新される。
なお、各生体情報の生体情報数値軸305の目盛り幅の広がり態様及び縮み態様は、全ての目盛り幅が同じ割合で広がったり、縮んだりするものに限定されるものではなく、トレンドグラフに対応する生体情報の値の分布に応じて目盛り幅が大きく広がる部分、目盛り幅が小さく広がる部分、目盛り幅が大きく縮む部分、目盛り幅が小さく縮む部分があってもよい。例えば、生体情報の値が集中する範囲では、目盛り幅が大きく広がり、生体情報の値がない範囲では目盛り幅が小さく縮むことが一例として挙げられる。
また、上側判定ライン及び下側判定ラインの位置を変更する場合、例えば、図12(a)に示すように、タッチパネルディスプレイ11におけるトレンドグラフ領域301の表示面に対して指でピンチイン操作、又は、ピンチアウト操作を行って実現してもよい。それらの操作がライン位置変更部208で受け付けられて、上側判定ライン及び下側判定ラインが移動して配置が変更される。
また、それと同時に、ピンチイン操作、又は、ピンチアウト操作によって、数値軸目盛り適合部202、適合トレンドグラフ生成部203が機能して、図12(b)に示すように、トレンドグラフ領域301内に配置されるトレンドグラフ、生体情報数値軸305は拡大表示又は縮小表示される。また、同時に、時間軸304が拡大表示又は縮小表示されてもよい。
<9.数値軸目盛り調整>
次に、図13を参照して、トレンドグラフ領域301内におけるトレンドグラフにおける生体情報数値軸305の調整操作について説明する。生体情報数値軸305における目盛り幅を変更する場合、例えば、図13(a)に示すように、タッチパネルディスプレイ11における生体情報数値軸305の表示面に対して指でピンチイン操作、又は、ピンチアウト操を行って実現する。それらの操作が数値軸目盛り調整部211で受け付けられて、生体情報数値軸305における目盛り幅の広狭度合いが変更される。
すなわち、上記ピンチイン操作、又は、ピンチアウト操作によって、数値軸目盛り調整部211が機能して、図13(b)に示すように、上記ピンチイン操作、又は、ピンチアウト操作のストロークに応じてトレンドグラフ領域301内に配置される生体情報数値軸305は拡大表示又は縮小表示される。また、同時に、生体情報数値軸305の目盛り幅の変更に対応して、上側判定ライン310の位置、下側判定ライン311の位置、トレンドグラフの態様も更新される。
以上の生体情報モニタ1において、タッチパネルディスプレイ11でディスプレイを構成させ、タッチパネルディスプレイ11に対するタッチ操作で様々な操作を行ったが、これに限定されるものではなく、その他の態様の操作であってもよい。例えば、マウス、キーボード等をはじめとする外部入力装置を用いて以上説明した操作を実現するものも本発明に含まれる。
以上の生体情報モニタ1等の生体情報表示装置のディスプレイに表示させる生体情報に関する表示を制御する生体情報表示制御装置も本発明に含まれる。すなわち、生体情報表示制御装置は、ディスプレイに接続され、そのディスプレイへの上記表示を制御するものである。
また、生体情報モニタ1等の生体情報表示装置のディスプレイに表示させる生体情報に関する表示データを生成する生体情報処理装置も本発明の範囲に含まれる。この生体情報処理装置においては、生体情報表示装置における適合トレンドグラフ表示部を表示データ生成部に置き換えればよい。なお、表示データ生成部は、上側判定ライン及び下側判定ライン、並びに、複数の適合トレンドグラフがトレンドグラフ領域内に配置されるトレンドグラフページ画面の表示データを生成するものである。
尚、本発明の生体情報表示装置、生体情報表示制御装置、及び、生体情報処理装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 生体情報モニタ
11 タッチパネルディスプレイ
200 トレンドグラフページ画面生成部
201 ライン生成部
202 数値軸目盛り適合部
203 適合トレンドグラフ生成部
204 適合トレンドグラフ保持部
205 適合トレンドグラフ表示部
206 報知部
207 ライン数設定部
208 ライン位置変更部
209 トレンドグラフ選択部
210 時間軸目盛り調整部
211 数値軸目盛り調整部
212 閾値設定部
300 トレンドグラフページ画面
301 トレンドグラフ領域
304 時間軸
305 生体情報数値軸
310、312 上側判定ライン
311、313 下側判定ライン
320、321、322、323 トレンドグラフ

Claims (9)

  1. ディスプレイと、
    生体情報に関する数値軸と時間軸を有するトレンドグラフを配置させるトレンドグラフ領域を有するページ画面であるトレンドグラフページ画面を生成するトレンドグラフページ画面生成部と、
    前記トレンドグラフ領域内に配置されるトレンドグラフの前記時間軸方向へ延びる上側判定ライン又は下側判定ラインを生成するライン生成部と、
    複数種類の生体情報のそれぞれにおいて設定される上側閾値および下側閾値が、前記上側判定ラインおよび前記下側判定ラインと一致するように、複数の前記生体情報それぞれの前記数値軸の目盛りを適合させる数値軸目盛り適合部と、
    適合される前記数値軸の目盛りに応じた複数の前記生体情報に対応するトレンドグラフを適合トレンドグラフとして生成する適合トレンドグラフ生成部と、
    前記上側判定ライン又は前記下側判定ライン、並びに、複数の前記適合トレンドグラフが前記トレンドグラフ領域内に配置される前記トレンドグラフページ画面を前記ディスプレイに表示させる適合トレンドグラフ表示部と、
    を備えることを特徴とする、
    生体情報表示装置。
  2. 前記数値軸目盛り適合部は、前記数値軸の目盛り幅の広狭度合いを調整して、又は、前記数値軸の原点位置の値を調整して前記数値軸の目盛りを適合させることを特徴とする、
    請求項1に記載の生体情報表示装置。
  3. 前記数値軸目盛り適合部は、複数種類の生体情報のそれぞれの前記上側閾値と前記下側閾値との間の範囲内で、前記数値軸の目盛り幅の広狭度合いを調整することを特徴とする、
    請求項2に記載の生体情報表示装置。
  4. 前記ライン生成部は、複数の前記上側判定ライン及び前記下側判定ラインを生成し、
    前記数値軸目盛り適合部は、トレンドグラフに対応する生体情報において設定される複数の上側判定閾値および下側判定閾値のそれぞれが、複数の前記上側判定ライン及び前記下側判定ラインと一致するように、複数の前記生体情報それぞれの前記数値軸の目盛りを適合させることを特徴とする、
    請求項1〜3に記載の生体情報表示装置。
  5. 前記トレンドグラフ領域内における前記上側判定ライン及び前記下側判定ラインの位置の変更の操作を受け付けて、前記トレンドグラフ領域内における前記上側判定ライン及び前記下側判定ラインの位置を変更するライン位置変更部を備えることを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれかに記載の生体情報表示装置。
  6. 前記適合トレンドグラフが前記上側判定ライン又は前記下側判定ラインを超える場合に外部へその旨を報知する報知部を備えることを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれかに記載の生体情報表示装置。
  7. 前記トレンドグラフ領域内における前記数値軸の目盛り幅の広狭度合いを調整する操作を受け付けて、その調整する操作に対応するよう前記数値軸の目盛り幅の広狭度合いを変更する数値軸目盛り調整部を備えることを特徴とする、
    請求項1〜6に記載の生体情報表示装置。
  8. ディスプレイへの表示を制御する生体情報表示制御装置であって、
    生体情報に関する数値軸と時間軸を有するトレンドグラフを配置させるトレンドグラフ領域を有するページ画面であるトレンドグラフページ画面を生成するトレンドグラフページ画面生成部と、
    前記トレンドグラフ領域内に配置されるトレンドグラフの前記時間軸方向へ延びる上側判定ライン又は下側判定ラインを生成するライン生成部と、
    複数種類の生体情報のそれぞれにおいて設定される上側閾値および下側閾値が、前記上側判定ラインおよび前記下側判定ラインと一致するように、複数の前記生体情報それぞれの前記数値軸の目盛りを適合させる数値軸目盛り適合部と、
    適合される前記数値軸の目盛りに応じた複数の前記生体情報に対応するトレンドグラフを適合トレンドグラフとして生成する適合トレンドグラフ生成部と、
    前記上側判定ライン又は前記下側判定ライン、並びに、複数の前記適合トレンドグラフが前記トレンドグラフ領域内に配置される前記トレンドグラフページ画面を前記ディスプレイに表示させる適合トレンドグラフ表示部と、
    を備えることを特徴とする、
    生体情報表示制御装置。
  9. ディスプレイに表示させる表示データを生成する生体情報処理装置であって、
    生体情報に関する数値軸と時間軸を有するトレンドグラフを配置させるトレンドグラフ領域を有するページ画面であるトレンドグラフページ画面を生成するトレンドグラフページ画面生成部と、
    前記トレンドグラフ領域内に配置されるトレンドグラフの前記時間軸方向へ延びる上側判定ライン又は下側判定ラインを生成するライン生成部と、
    複数種類の生体情報のそれぞれにおいて設定される上側閾値および下側閾値が、前記上側判定ラインおよび前記下側判定ラインと一致するように、複数の前記生体情報それぞれの前記数値軸の目盛りを適合させる数値軸目盛り適合部と、
    適合される前記数値軸の目盛りに応じた複数の前記生体情報に対応するトレンドグラフを適合トレンドグラフとして生成する適合トレンドグラフ生成部と、
    前記上側判定ライン又は前記下側判定ライン、並びに、複数の前記適合トレンドグラフが前記トレンドグラフ領域内に配置される前記トレンドグラフページ画面の前記表示データを生成する表示データ生成部と、
    を備えることを特徴とする、
    生体情報処理装置。
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