JP2018074494A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に使用される1または複数のアクチュエータの構成に対して、1つの電子制御装置で共通に対応できるようにすることにより、電子制御装置の生産や流通などの管理を簡略化し、電子制御装置のコストを低減することを目的としている。【解決手段】電子制御装置内には、あらかじめ、使用されるアクチュエータのメーカーや製品に対してそれぞれ電子回路特性のキャリブレーションを実施したデータ(キャリブレーションデータ)が用意される。そして、電子制御装置の制御ソフトウェアが制御対象機器からシステム情報などの情報を受け取り、このシステム情報に基づいて使用される1または複数のアクチュエータの構成を判別ないし紐付けし、それによって使用する適切なキャリブレーションデータが選択ないし切り替えられる。【選択図】 図1

Description

本発明は、電子制御装置に関し、特に、適切なキャリブレーションデータを選択ないし切り替え可能な電子制御装置に適用可能である。
車両に搭載される電子制御装置(ECU)は、アクチュエータを駆動制御することにより、車両の動作を制御する。そのため、電子制御装置の制御ソフトウェアは、アクチュエータの駆動制御の精度を向上するため、車両に組みつけられるアクチュエータや、そのアクチュエータを駆動するために電子制御装置に設けられる電子回路に対して、いくつかのキャリブレーションデータを用意する必要がある。
特開平4−36048号公報(特許文献1)には、次の開示がある。
データを書込み不能な第1のメモリと、電源オフ時にもデータを保持し、このデータを書換え可能な第2のメモリとを備えたマイクロコンピュータからなる車輌用電子制御装置において、上記マイクロコンピュータを、制御プログラムを含む共通仕様データを記憶した上記第1のメモリと、車種毎に異なるデータを記憶した上記第2のメモリとを内蔵したワンチップマイクロコンピュータにより構成する。上記第1のメモリをマスクROMから構成するとともに、上記第2のメモリをワンタイムプログラム対応のROMとして電気的に書換え可能なROMから構成する。
特開平4−36048号公報
しかし、そのようなキャリブレーションデータの内、電子制御装置に備わる電子回路の特性を鑑みたキャリブレーションデータは、使用されるアクチュエータ製品の特性にも依存しているため、前以て、接続される製品の種類が定められている必要がある。そして、このキャリブレーションデータを格納した電子制御装置は、その定められたアクチュエータの製品の構成のみにしか対応することができない。同じ処理を実行する電子制御装置であってもアクチュエータの構成によって、電子制御装置を区別しなければならない。そのため、電子制御装置とアクチュエータの製品の構成との対応関係の管理が煩雑になるという課題を有する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、車両に使用される1または複数のアクチュエータの構成に対して、1つの電子制御装置で共通に対応できるようにすることにより、電子制御装置の生産や流通などの管理を簡略化し、電子制御装置のコストを低減することを目的としている。
電子制御装置内には、あらかじめ、使用されるアクチュエータのメーカーや製品に対してそれぞれ電子回路特性のキャリブレーションを実施したデータ(キャリブレーションデータ)が用意される。そして、電子制御装置の制御ソフトウェアが制御対象機器からシステム情報などの情報を受け取り、この情報に基づいて使用される1または複数のアクチュエータの構成を判別ないし紐付けし、それによって使用する適切なキャリブレーションデータが選択ないし切り替えられる。
本発明に係る電子制御装置によれば、電子制御装置の制御ソフトウェアが制御対象機器からシステム情報を受信し、適切なキャリブレーションデータを選択できる。そのため、その制御ソフトウェアが書き込まれた電子制御装置は、1または複数のアクチュエータの構成に対応することができるようになる。これにより、電子制御装置を柔軟にさまざまな車両に対応させることが可能になり、電子制御装置の生産や流通などの管理を簡略化し、電子制御装置のコスト低減することができる。
本発明に係る電子制御装置100と変速機200の概略構成図である。 キャリブレーションデータの選択手法のフローチャートを示す。 キャリブレーションデータの選択手法のフローチャートを示す。 キャリブレーションデータの構成例を示す。 デフォルトのキャリブレーションデータの構成例を示す。 実施例2に係るキャリブレーションデータの構成例を示す。 実施例2に係るキャリブレーションデータの構成例を示す。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、図面は簡略的なものであるから、この図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。
以下で説明する実施例は、電子制御装置(ECU:Electoric Control Unit)により制御される制御対象機器として、車両の変速機の例が説明されるが、それに限定されるものではない。
図1は、本発明に係る電子制御装置100と変速機200の概略構成図である。
図1に示されるように、車両に搭載された電子制御装置(ECU)100は、制御対象機器とされる変速機(以下、CVTとも称す)200の動作を制御するものである。変速機200は、特に制限されないが、無段変速機(連続可変トランスミッション)とすることが出来る。
電子制御装置100は、マイクロコンピュータ110と、複数の電子回路(以下、ソレノイド駆動用電子回路)120,121,122を備える。ソレノイド駆動用電子回路120,121,122は、CVT200を制御するアクチュエータとして設けられた複数のソレノイド220,221,222のそれぞれを駆動するための駆動回路である。ソレノイド駆動用電子回路の数及びソレノイドの数は、例示的に3つを示したが、1つでもよいし、3つ以上でもよいことは言うまでもない。
マイクロコンピュータ110は、例えば、1つの半導体集積回路により構成され、演算装置である中央処理装置(CPU)111と、ダイナミックランダムアクセスメモリ(RAM)112と、不揮発性メモリとされるリードオンリメモリ(ROM)113と、を含む。RAM112は、CPU111の一次作業領域として利用される揮発性メモリとされる。ROM113は、CPU111により実行されるべきCVT200の制御プログラムおよびその制御データ(以下、制御プログラムおよびその制御データを含めて、制御ソフトウェアとも言う場合もある)を格納する不揮発性メモリとされる。ROM113は、電気的に消去および書込み可能な不揮発性メモリとされるフラッシュメモリとされても良い。
マイクロコンピュータ110は、さらに、センサ300に接続される。マイクロコンピュータ110は、センサ300から検出情報を受けて、前記制御プログラムおよび制御データに基づいて、ソレノイド駆動用電子回路120,121,122の動作を制御することにより、CVT200を制御する。センサ300からの検出情報は、例えば、車両周辺の状況、アクセルペダルの位置、ブレーキペダルの位置、シフトレバーの位置、車速、エンジン回転数などがある。
制御対象機器とされるCVT200は、CVT200のシステム情報SysIDを保持および格納するメモリ210と、複数のソレノイド220,221,222を備える。CVT200のメモリ210は、不揮発性メモリを採用することが可能である。CVT200のシステム情報SysIDは、CVT200に使用されるソレノイド220,221,222の組み合わせを特定ないし判別可能な情報とされている。なお、上述においては、システム情報SysIDがCVT200のメモリ210に格納されているとしたが、それに限定されるものではない。システム情報SysIDは、例えば、電気ヒューズにより生成させることも可能であり、また、複数の接続端子の電位の組み合わせにより生成することも可能である。システム情報SysIDの生成は種々の方法を採用可能であることは、当業者には、容易に理解されるであろう。
マイクロコンピュータ110は、図1に示すように、メモリ210に対して所望のアドレスを指定した読み出し要求REQを発行することが出来る。読み出し要求REQを受けたメモリ210は、指定されたアドレスに格納されたシステム情報SysIDを、マイクロコンピュータ110に対して出力するように構成される。マイクロコンピュータ110は、受信したシステム情報SysIDに基づいて、ソレノイド駆動用電子回路120、121、122のそれぞれを駆動するためのキャリブレーションデータを特定ないし選択することが出来る。そして、マイクロコンピュータ110は、その特定ないし選択されたキャリブレーションデータを利用して、ソレノイド駆動用電子回路120、121、122のそれぞれへ出力電流を指示することが可能とされている。すなわち、このキャリブレーションデータは、対応するアクチュエータの出力電流の値を適切に制御ないし調整するための調整データないし駆動パラメータと見做すことが出来る。
ソレノイド駆動用電子回路120、121、122はマイクロコンピュータ110から出力電流指示の信号を受け取り、CVT200のソレノイド220,221,222へ所望の電流を出力できるように接続されている。
図1に示されるように、電子制御装置100とCVT200とは、特に制限されないが、3つのチャネルCh1、Ch2、Ch3で接続される。電子制御装置100は3つのチャネルのソレノイド駆動用電子回路120、121、122を備え、CVT200は3つのチャネルのソレノイド220、221,222を備える。
マイクロコンピュータ110のROM113には、前述のように、CVT200の制御プログラムおよび制御データを格納する。この制御データには、後述されるように、対応可能な複数のシステム情報(例えば、System A,System B、System Cなど)が予め登録ないし格納されている。ROM113には、さらに、対応可能な複数のシステム情報のそれぞれのチャネルCh1,Ch2,Ch3のソレノイドに対するキャリブレーションデータが予め格納されている。また、メモリ210に格納されるシステム情報SysIDにより特定されるシステムがROM113に格納された対応可能な複数のシステム内に登録ないし格納されていない場合も考慮し、ROM113には、さらに、チャネルCh1,Ch2,Ch3のそれぞれのソレノイドに対する予備のキャリブレーションデータ(デフォルトのキャリブレーションデータとも言う)をも格納している。
以下、キャリブレーションデータの選択方法が図面を用いて詳細に説明される。
図2、図3は、本発明に係るキャリブレーションデータの選択手法のフローチャートである。
電子制御装置100においてキャリブレーションデータの決定処理が開始される(ステップS301)。この処理は、電子制御装置100とCVT200とが車両に組み付けられる時に1回だけ実行されても良いし、車両のキーがONされる毎に毎回実行されても良い。電子制御装置100とCVT200との組み付け後、CVT200のソレノイド220,221,222は変更されることはほとんどないので、電子制御装置100とCVT200とが組み付けられる時に1回だけ実行する方が、作業の効率は良い。
次に、電子制御装置100は、メモリ210からシステム情報SysIDを読み取る(ステップS302)。電子制御装置100は、制御ソフトウェアが受け取ったシステム情報SysIDに対応しているか否かの判定、すなわち、システム対応の判定を行う(ステップS303)。このシステム情報SysIDにより指定されるシステムが制御ソフトウェアの制御データに登録されていなければ、デフォルトのキャリブレーションデータを使用する(ステップS304)。
このデフォルトのキャリブレーションデータは、制御上、ソレノイド220,221,222が異常な動作をしないように設定されたキャリブレーションデータであり、また、最適なキャリブレーションデータが使用できないときに使用される予備のキャリブレーションデータである。
図4Aは、本発明に係るキャリブレーションデータの構成例を示す。
このキャリブレーションデータは、あらかじめ、ROM113に保持ないし格納される。マイクロコンピュータ110のROM113に組み込まれている制御ソフトウェアの制御データには、あらかじめ、対応可能なシステムとして、例えば、System A,System B,System Cの3つの対応可能なシステムが登録されている場合を説明する。この場合、その登録されたシステムSystem A,System B,System Cのそれぞれの各チャネルCh1,Ch2,Ch3に対するキャリブレーションデータが保持される。すなわち、System AのチャネルCh1,Ch2,Ch3に対するキャリブレーションデータのそれぞれは、Data A1,Data A2,Data A3とされる。System BのチャネルCh1,Ch2,Ch3に対するキャリブレーションデータのそれぞれは、Data B1,Data B2,Data B3とされる。System CのチャネルCh1,Ch2,Ch3に対するキャリブレーションデータのそれぞれは、Data C1,Data C2,Data C3とされる。
これに加えて、System A,System B,System Cのそれぞれに対するキャリブレーションデータの冗長符号RCSA1,RCSB1、RCSC1と、各チャネルCh1、Ch2、Ch3に対するキャリブレーションデータの冗長符号RCCH1,RCCH2、RCCH3とが保持される。
すなわち、System Aの冗長符号RCSA1は、キャリブレーションデータData A1,Data A2,Data A3に対応する冗長符号とされる。System Bの冗長符号RCSB1は、キャリブレーションデータData B1,Data B2,Data B3に対応する冗長符号とされる。System Cの冗長符号RCSC1は、キャリブレーションデータData C1,Data C2,Data C3に対応する冗長符号とされる。また、チャネルCh1の冗長符号RCCH1は、キャリブレーションデータData A1,Data B1,Data C1に対応する冗長符号とされる。チャネルCh2の冗長符号RCCH2は、キャリブレーションデータData A2,Data B2,Data C2に対応する冗長符号とされる。チャネルCh3の冗長符号RCCH3はキャリブレーションデータData A3,Data B3,Data C3に対応する冗長符号とされる。
図4Bは、本発明に係るデフォルトのキャリブレーションデータの構成例を示す。このデフォルトのキャリブレーションデータは、デフォルトシステムSystem DEとしてROM113に格納ないし保持されている。デフォルトシステムSystem DEのチャネルCh1,Ch2,Ch3に対するデフォルトのキャリブレーションデータは、Data DE1,Data DE2,Data DE3とされる。このデフォルトのキャリブレーションデータData DE1,Data DE2,Data DE3は、ステップS304により利用されるものである。なお、特に制限されないが、デフォルトのキャリブレーションデータData DE1,Data DE2,Data DE3に対する冗長符号を設け、後述されるように、Data DE1,Data DE2,Data DE3のデータの整合性を検査することも可能である。
制御ソフトウェアの制御データに、システム情報SysIDに対応するシステムが登録されていれば、そのシステム情報からそれぞれのチャネルで使用されるキャリブレーションデータを特定ないし判別し、そのキャリブレーションデータとそれに対応する冗長符号を取得する(ステップS305)。この冗長符号は各システムのキャリブレーションデータの組み合わせに対するものであり、この冗長符号を用いてキャリブレーションデータの整合性を検査する(ステップS306)。
たとえば、図4Aにおいて、システム情報SysIDがシステムSystem Aと判別された場合、キャリブレーションデータData A1,Data A2,Data A3、およびSystem A冗長符号RCSA1を取得し、キャリブレーションデータData A1,Data A2,Data A3とSystemA冗長符号RCSA1を照合し、データの整合性の検査が行われる。
検査した結果が問題なければ、取得したキャリブレーションデータData A1,Data A2,Data A3をソレノイド駆動用電子回路120、121、122の制御用データとして使用する(ステップS307)。一方で、問題がある場合、チャネル別のデータ検査を行う(図2および図3のステップS308)。
チャネル別のデータ検査では各チャネルのキャリブレーションデータを対象にして、冗長符号を設け、チャネル毎のキャリブレーションデータを検査する(図3のステップS308)。なお、図3のフローチャートでは、チャネルCh1、Ch2、Ch3をそれぞれCh.1、Ch.2、Ch.3として記載している。
チャネルCh1(Ch.1)のキャリブレーションデータを検査する例として、図4Aでは、まず、Data A1,Data B1,Data C1、およびCh1冗長符号RCCH1を取得する(ステップS309)。そして、Data A1,Data B1,Data C1のデータとCh1冗長符号RCCH1を照合し、データの整合性を検査する(ステップS310)。検査結果に問題がなければ、Ch1のキャリブレーションデータからCVT200のメモリ210から取得したシステム情報と一致するデータData A1を使用するように設定する(ステップS311)。検査結果に問題があれば、Ch1のキャリブレーションデータにはデフォルトのキャリブレーションデータData DE1を使用するように設定する(ステップS312)。
同様に、チャネルCh2(Ch.2)、Ch3(Ch.3)に対してもキャリブレーションデータの検査が行われ、チャネルCh2(Ch.2)、Ch3(Ch.3)のキャリブレーションデータData B1、Data C1を使用するか、デフォルトのキャリブレーションデータData DE2,Data DE3を使用するかが判定される(ステップS313〜S320)。
[実施例1のまとめ]
以上、説明したように本発明の実施例1によれば、電子制御装置100はCVT200からシステム情報を受け取り、そのシステム情報から必要なキャリブレーションデータを選択することで、複数のアクチュエータの組み合わせに対応することができ、電子制御装置100とCVT200との組み合わせに関する管理工数を大幅に削減してコスト低減を図ることができる。
また、システム毎のキャリブレーションテータ、チャネル毎のキャリブレーションデータに冗長符号を設け、それらのキャリブレーションデータを検査することで、キャリブレーションデータの可用性が高められる。
本発明の実施例2は、図4Aで示されたキャリブレーションデータの構成例の他の構成を示すものである。本発明の実施例2では、キャリブレーションデータは電子回路120,121,122とソレノイド製品220,221,222の組み合わせに対して用意されている。そして、電子制御装置100の制御ソフトウェアはシステム情報SysIDからチャネルCh1,Ch2,Ch3毎に、どのソレノイド製品ないし種類を使用したキャリブレーションデータを使用するかを選択する構成とされている。
図5Aおよび図5Bは、実施例2に係るキャリブレーションデータの構成例を示す。
図5Aに示されるように、システムSystem AのチャネルCh1,Ch2,Ch3に対するソレノイド製品ないし種類に関するソレノイドデータは、Sola,Sola、Solaとされる。System BのチャネルCh1,Ch2,Ch3に対するソレノイド製品ないし種類に関するソレノイドデータは、Solb,Solb、Solbとされる。システムSystem CのチャネルCh1,Ch2,Ch3に対するソレノイド製品ないし種類に関するソレノイドデータは、Sola,Solb、Solbとされる。System A,System B,System CのそれぞれのチャネルCh1,Ch2,Ch3のソレノイドデータに対する冗長符号は、冗長符号RCSA2,RCSB2、RCSC2とされる。
図5Bに示されるように、ソレノイドデータSolaのチャネルCh1,Ch2,Ch3に対するキャリブレーションデータのそれぞれは、Data a1,Data a2,Data a3とされる。ソレノイドデータSolbの各チャネルCh1,Ch2,Ch3に対するキャリブレーションデータのそれぞれは、Data b1,Data b2,Data b3とされる。各チャネルCh1、Ch2、Ch3に対するキャリブレーションデータの冗長符号は、冗長符号RCCH11,RCCH21、RCCH31とされる。
図5Aおよび図5Bによれば、システムSystem AのチャネルCh1とシステムSystem CのチャネルCh1とは、同じソレノイドSolaが使用されるため、同じキャリブレーションデータData a1を使用することができる。また、システムSystem BのチャネルCH2とシステムSystem CのチャネルCH2とは、同じソレノイドSolbを使用するため、同じキャリブレーションデータData b2を使用することができる。システムSystem BのチャネルCH3とシステムSystem CのチャネルCH3とは、同じソレノイドSolbを使用するため、同じキャリブレーションデータData b3を使用することができる。
この場合でも、System毎の冗長符号(RCSA2,RCSB2、RCSC2)を、チャネル毎の冗長符号(RCCH11,RCCH21、RCCH31)を設けるので、データの検査を行うことができる。
なお、図5Bに四角形の点線で示される様に、ソレノイド(Sola,Solb)毎に冗長符号(RCSO1,RCSO2)を用意してキャリブレーションデータの検査をしてもよい。それ以外にも、任意のデータ(例えば、Data a1,Data b2、Data b3のような異なる系列のデータ)をグループとし、冗長符号を付加して、データ検査を行ってもよい。
<実施例2:まとめ>
以上のように、実施例2に係るキャリブレーションデータの選択ないし切替手法は、システム情報と電子回路の組み合わせから使用するソレノイド製品を特定することで、電子回路とソレノイドの組み合わせを割り出し、キャリブレーションデータを選択する。扱うキャリブレーションデータが一定量あり、制御ソフトウェアで管理するシステム情報数が多く、かつ、ソレノイドとの組み合わせがシステム間で多く共通する場合、このような手法により、キャリブレーションデータのデータ容量を節約することができる。
<変形例>
図2のステップS306,図3のステップS310、ステップS314、ステップ318では、冗長符号を用いてキャリブレーションデータの整合性の検査が行われた。これらのステップS306,S310,314,318は、データにエラーがあると検出された場合、データ訂正も実施するスッテプとされても良い。たとえば、誤り訂正符号ECCを用いた誤り検出訂正方法を採用し、1ビットのエラー検出ではデータの訂正を行い、2ビットまたはそれ以上のビットのエラー検出の場合のみ、デフォルトのキャリブレーションデータを利用する様にする。これにより、キャリブレーションデータの利用頻度が増えるので、適切にソレノイドを駆動でき、CVT200の正確な動作制御が可能である。
100:電子制御装置、
110:マイクロコンピュータ、
120、121、122:ソレノイド駆動用電子回路、
200:CVT、
210:CVTのシステム情報を記憶しているメモリ、
220、221,222:ソレノイド

Claims (6)

  1. 一または複数のアクチュエータを制御可能な電子制御装置であって、
    前記一または複数のアクチュエータを駆動可能とされ、おのおのチャネルとして割り当てられた一または複数の電子回路と、
    前記一または複数の電子回路へ出力指示を行うことが可能なマイクロコンピュータと、を含み、
    前記マイクロコンピュータは、前記一または複数のアクチュエータの種類ないし組み合わせに関するシステム情報を取得可能とされ、
    前記マイクロコンピュータは、前記取得したシステム情報に対応するチャネル毎のキャリブレーションデータを選択可能とされ、
    前記マイクロコンピュータは、前記選択されたチャネル毎のキャリブレーションデータに基づいて前記一または複数の電子回路を駆動可能とされ、
    前記マイクロコンピュータは、前記選択されたチャネル毎のキャリブレーションデータに対して誤り検出を実施し、前記選択されたチャネル毎のキャリブレーションデータに誤りが検出された場合、前記選択されたチャネル毎のキャリブレーションデータの代わりに、予備のチャネル毎のキャリブレーションデータを利用する、
    ことを特徴とする電子制御装置。
  2. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記マイクロコンピュータは、前記複数のアクチュエータの組み合わせに対する前記キャリブレーションデータの組み合わせに対して、冗長符号を付加し、誤り検出を行う、
    ことを特徴とする電子制御装置。
  3. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記マイクロコンピュータは、対応可能な複数のシステムのそれぞれのチャネル毎のキャリブレーションデータを格納しており、
    前記マイクロコンピュータは、前記対応可能な複数のシステムのチャネル毎のキャリブレーションデータの組み合わせに対して、冗長符号を付加し、誤り検出を行う、
    ことを特徴とする電子制御装置。
  4. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記マイクロコンピュータは、
    前記マイクロコンピュータは、対応可能な複数のシステムのそれぞれのチャネル毎のキャリブレーションデータを格納しており、
    前記複数のアクチュエータの組み合わせに対する前記キャリブレーションデータの組み合わせに対して冗長符号を付加し、誤り検出を行うことが可能とされ、
    前記対応可能な複数のシステムのチャネル毎のキャリブレーションデータの組み合わせに対して冗長符号を付加し、誤り検出を行うことが可能とされ、
    前記キャリブレーションデータの組み合わせに対する誤り検出において、異常を検出した場合、前記チャネル毎のキャリブレーションデータの組み合わせに対する誤り検出を行い、誤りが検出されなかったチャネルにおいては前記選択されたキャリブレーションデータを使用する、
    ことを特徴とする電子制御装置。
  5. 請求項2、3、4のいずれか1項に記載の電子制御装置において、
    前記マイクロコンピュータは、前記キャリブレーションデータに対して、誤りを検出した場合、前記キャリブレーションデータに対して、誤り訂正を実施する、
    ことを特徴とする電子制御装置。
  6. 請求項1に記載の電子制御装置において、
    前記システム情報は前記チャネル毎に対する前記アクチュエータを選択することができ、
    前記マイクロコンピュータは、前記チャネルと前記アクチュエータに対する前記キャリブレーションデータを保持し、
    前記システム情報から各チャネルに対して使用する前記アクチュエータを参照し、前記チャネルと前記アクチュエータの組み合わせに対する前記キャリブレーションデータを選択する、
    こと特徴とする電子制御装置。
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