JP2018074378A - 無線送信装置及び車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】搭載される車両に発生するノイズの影響を受け難いようにする。
【解決手段】エンジンにより走行する車両に搭載された無線送信装置であって、車両に取り付けられ取付場所の状態を表す状態データを出力する状態検出部と有線接続され、状態検出部から出力される状態データを取得する検出制御部と、900MHz以上、かつ5.8GHz以下の第1周波数帯の電波を放射する第1アンテナユニットと、第1周波数帯に含まれる周波数の電波により第1アンテナユニットから状態データを送信する通信制御部と、を備えるものである。
【選択図】図1

Description

ここに開示された技術は、車両に搭載された無線送信装置及び車両に関するものである。
車両の開発現場において、多数のセンサが、車両の様々な部位に取り付けられることがある(特許文献1を参照)。特許文献1のセンサは、信号線によって、データ収集装置に繋がれるので、作業者は、センサとデータ収集装置との間の信号線の配設のために、多大な労力を費やす必要がある。
特許文献2は、センサによって取得されたデータを、データ収集装置へ無線式に通信する技術を提案する。特許文献2の技術によれば、センサとデータ収集装置との間の信号線の配設作業は必要とされない。
特開2013−253898号公報 特開2008−164467号公報
データが無線式に通信されるならば、通信に関して、高い信頼性が要求される。例えば車両に発生するノイズの影響を受けないようにする必要がある。しかしながら、特許文献2は、これらの要求に応える技術を示唆していない。
ここに開示された技術は、搭載される車両に発生するノイズの影響を受け難い無線送信装置及び車両を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、ここに開示された技術の一態様は、
エンジンにより走行する車両に搭載された無線送信装置であって、
前記車両に取り付けられ取付場所の状態を表す状態データを出力する状態検出部と有線接続され、前記状態検出部から出力される前記状態データを取得する検出制御部と、
900MHz以上、かつ5.8GHz以下の第1周波数帯の電波を放射する第1アンテナユニットと、
前記第1周波数帯に含まれる周波数の前記電波により前記第1アンテナユニットから前記状態データを送信する通信制御部と、
を備えるものである。
エンジンにより走行する車両では、エンジンから、通常100MHz程度の周波数のノイズが外部に放射される。これに対して、この態様では、状態検出部から出力される状態データは、第1アンテナユニットから900MHz以上、かつ5.8GHz以下の第1周波数帯に含まれる周波数の電波により送信される。したがって、この態様によれば、第1アンテナユニットから送信される状態データは、エンジンから放射される100MHz程度の周波数のノイズの影響を受け難いという利点がある。
上記態様において、例えば、前記第1周波数帯は、900MHz以上、かつ2.4GHz以下の周波数帯であってもよい。
この態様では、第1アンテナユニットから900MHz以上、かつ2.4GHz以下の周波数帯の電波が放射される。2.4GHz以下の周波数帯の電波は、2.4GHzを超える周波数帯の電波に比べて、電波の振幅(つまり電波の強度)の減衰幅が小さい。したがって、この態様によれば、状態データを比較的長い距離まで送信することができる。
上記態様において、例えば、前記第1アンテナユニットは、前記電波を3mW以下の電力で放射してもよい。前記第1アンテナユニットから放射された前記電波を受信する第2アンテナユニットは、前記車両に配置されていてもよい。
この態様では、第1アンテナユニットから3mW以下の電力で電波が放射される。第1アンテナユニットから放射された電波を受信する第2アンテナユニットは、車両に配置されている。したがって、この態様によれば、第1アンテナユニットと第2アンテナユニットとの距離は、車両の大きさ以下に限定されるので、第2アンテナユニットは、3mW以下の電力で放射された電波を良好な特性で受信することができる。
ここに開示された技術の他の態様は、
前記エンジンと、
上記態様の無線送信装置として設計された第1無線送信装置と、
上記態様の無線送信装置として設計された第2無線送信装置と、
前記状態検出部として取り付けられ、前記第1無線送信装置が備える前記検出制御部と有線接続される第1腐食センサと、
前記第1腐食センサと異なる位置に前記状態検出部として取り付けられ、前記第2無線送信装置が備える前記検出制御部と有線接続される第2腐食センサと、
前記第1無線送信装置の前記第1アンテナユニット及び前記第2無線送信装置の前記第1アンテナユニットからそれぞれ送信された前記状態データを受信する第2アンテナユニットと、
前記第2アンテナユニットと有線接続され、前記第1無線送信装置及び前記第2無線送信装置から送信されたそれぞれの前記状態データを収集するデータ収集装置と、
を備えるものである。
この態様では、状態検出部として取り付けられた第1腐食センサは、第1無線送信装置が備える検出制御部と有線接続される。第1腐食センサと異なる位置に状態検出部として取り付けられた第2腐食センサは、第2無線送信装置が備える検出制御部と有線接続される。第1無線送信装置の第1アンテナユニット及び第2無線送信装置の第1アンテナユニットからそれぞれ送信された状態データは、第2アンテナユニットにより受信される。第1無線送信装置及び第2無線送信装置から送信されたそれぞれの状態データは、第2アンテナユニットと有線接続されたデータ収集装置により収集される。
したがって、この態様によれば、データ収集装置は、第1腐食センサ及び第2腐食センサから出力される状態データを無線で収集することができる。その結果、第1腐食センサ及び第2腐食センサと、データ収集装置との間の車両における配線の引き回しを考慮する必要がないという利点がある。
上記他の態様において、例えば、400MHz以下の第2周波数帯の電波を放射する第3アンテナユニットと、前記第3アンテナユニットから前記第2周波数帯に含まれる周波数の前記電波により前記車両のユーザが保持する携帯キーに対して問合せ信号を送信し、前記第3アンテナユニットが前記携帯キーからの前記問合せ信号に対する応答信号を受信すると、前記エンジン又は前記車両のドアを制御する車両制御部と、を更に備えてもよい。
この態様では、第3アンテナユニットから400MHz以下の第2周波数帯の電波が放射される。これに対して、状態検出部から出力される状態データは、第1アンテナユニットから900MHz以上、かつ5.8GHz以下の第1周波数帯の電波により送信される。したがって、この態様によれば、第1アンテナユニットから送信される状態データと、第3アンテナユニットから送信される問合せ信号とが、混信することはないという利点がある。
この無線送信装置によれば、状態検出部から出力される状態データは、第1アンテナユニットから900MHz以上、かつ5.8GHz以下の第1周波数帯の電波により送信されるため、第1アンテナユニットから送信される状態データは、エンジンから放射される100MHz程度の周波数のノイズの影響を受け難いという利点がある。
本実施形態の無線送信装置を備える車両の構成を概略的に示すブロック図である。 検出部の取付場所を概略的に示す車両の斜視図である。 検出部の取付場所を概略的に示す車両の斜視図である。 検出部の取付場所を概略的に示す車両を下から見た平面図である。 無線送信装置の概略的な断面図である。 無線送信装置の概略的な平面図である。 車両におけるアンテナユニットの取付場所を概略的に示す図である。 車両におけるアンテナユニットの取付場所を概略的に示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施形態が説明される。なお、各図では、同様の要素には同様の符号が付され、適宜、説明が省略される。
図1は、本実施形態の無線送信装置を備える車両の構成を概略的に示すブロック図である。図1に示される車両1は、例えば4輪自動車である。車両1は、図1に示されるように、無線送信装置10、検出部20、データ収集装置30、電子制御ユニット(ECU)40、アンテナユニット51、アンテナユニット52a〜52e、ドアロック54、イグニションスイッチ55、エンジン56を備える。図1に示される携帯キー70は、車両1のユーザによって保持される。
この車両1は、車両の開発現場において、車両に取り付けられた多数のセンサを用いて、車両の性能評価を行うためのものである。本実施形態では、検出部20は、このようなセンサとして、腐食センサ21と、温湿度センサ22とを含む。腐食センサ21は、無線送信装置10と接続ケーブル23で接続され、温湿度センサ22は、無線送信装置10と接続ケーブル24で接続されている。アンテナユニット51は、データ収集装置30と接続ケーブル61で接続されている。そして、車両1は、検出部20で検出された検出データが、無線送信装置10により無線で送信されて、アンテナユニット51を介して、データ収集装置30に保存されるように構成されている。
腐食センサ21(状態検出部の一例)は、車両1における、腐食センサ21が取り付けられた場所の腐食度合いを検出する。腐食センサ21は、車両1の腐食度合いを検出することができる一般的なセンサ素子であってもよい。腐食センサ21として、例えば、大気腐食モニタ(ACM)型腐食センサが用いられてもよい。
温湿度センサ22は、車両1における、温湿度センサ22が取り付けられた場所の温度及び湿度を検出する。温湿度センサ22として、一般的な検出素子が用いられてもよい。温湿度センサ22の温度検出素子として、例えば公知の白金測温抵抗体が用いられてもよい。温湿度センサ22の湿度検出素子として、例えば公知の高分子容量式湿度検出素子が用いられてもよい。
図2、図3は、本実施形態において、検出部20の取付場所を概略的に示す車両1の斜視図である。図4は、本実施形態において、検出部20の取付場所を概略的に示す車両1を下から見た平面図である。図4において、左が車両1の前部であり、右が車両1の後部である。
図2において、取付場所61は、フロントバンパーの内部であり、取付場所62は、エンジンルームの内部であり、取付場所63は、左側のフロントホイルハウスである。図3において、取付場所64は、リフトゲートの外板であり、取付場所65は、右側のリアドアの内部である。図4において、取付場所66は、エンジン56(図1)のアンダーカバーであり、取付場所67は、トランクのフロアパンであり、取付場所68は、リアバンパーのレインフォースメント部である。このように、本実施形態では、検出部20は、車両1の8箇所に取り付けられている。また、検出部20と接続ケーブル23,24で接続された無線送信装置10も、検出部20の近傍の車両1の8箇所に取り付けられている。
図1に戻って、無線送信装置10は、検出部20で検出された検出データをデータ収集装置30に無線で送信する。無線送信装置10は、メモリ11、中央演算処理装置(CPU)12、アンテナユニット200等を備える。アンテナユニット200(第1アンテナユニットの一例)は、本実施形態では例えば、3mW以下の電力で、周波数2.4GHzの電波を放射する。ここで、図5、図6を参照して、無線送信装置10の構造が説明される。
図5は、無線送信装置10の概略的な断面図である。図6は、無線送信装置10の概略的な平面図である。図5に示されるように、無線送信装置10は、アンテナユニット200と、筐体構造300と、を備える。アンテナユニット200は、筐体構造300内に収容される。
アンテナユニット200は、アンテナ210と、基板220と、を含む。アンテナ210は、基板220に搭載される。アンテナ210に加えて、メモリ11(図1)、CPU12(図1)が、基板220に搭載される。その他に、端子やバッテリといった様々な電子部品が、基板220に搭載されてもよい。したがって、本実施形態の原理は、基板220に搭載される特定の電子部品に限定されない。
本実施形態に関して、アンテナ210として、一般的なチップアンテナが用いられる。代替的に、他の種類のアンテナ部品が、アンテナ210として用いられてもよい。本実施形態の原理は、アンテナ210として用いられる特定のアンテナ部品に限定されない。
基板220は、第1基板231と、第1基板231よりも小さな第2基板232と、を含む。第1基板231は、第2基板232に電気的に接続されている。第2基板232は、無線送信を実行するための機能全てを担うように形成されてもよい。一方、第1基板231は、無線送信以外の機能を担うように形成されてもよい。
第1基板231及び第2基板232それぞれは、略矩形状の板部品である。第1基板231は、第1面221と、第2面222と、周縁面223と、を含む。第2基板232は、第1面221上で支持される。メモリ11(図1)、CPU12(図1)、端子やバッテリといった様々な電子部品は、第1面221に固定される。第2面222は、第1面221とは反対側を向く。周縁面223は、第1面221と第2面222との間に位置し、第1基板231の矩形状の輪郭を形成する。
筐体構造300は、樹脂成型部310と、カバー320と、を含む。樹脂成型部310は、樹脂部311と堰部312とを含む。樹脂部311は、誘電性の樹脂材料(たとえば、ABS樹脂)を用いて、一般的な成型技術によって形成される。樹脂部311は、第1基板231の第2面222及び周縁面223を全体的に被覆する。樹脂部311は、第1基板231の第1面221を部分的に被覆する。樹脂部311及び/又は堰部312には、多数の気泡が形成されてもよい。この場合、樹脂部311及び/又は堰部312は、アンテナ210からの信号の送信に悪影響をほとんど与えない。
樹脂部311と同様に、堰部312は、誘電性の樹脂から形成される。堰部312は、立設壁313と蓋壁314とを含む。立設壁313は、第1基板231の第1面221上に設定された所定の矩形領域の輪郭から立設される。立設壁313は、第1端縁面315と、第1端縁面315とは反対側の第2端縁面316と、を含む。第1端縁面315は、第1基板231の第1面221に当接される。蓋壁314は、第2端縁面316に当接し、第1基板231、立設壁313及び蓋壁314によって囲まれた空房部317を形成する。アンテナ210は、第2基板232に実装され、基板220によって支持されている。
堰部312は、樹脂部311の成型の間、樹脂部311を形成する誘電性の樹脂材料が、空房部317へ流入することを防ぐ。したがって、樹脂材料は、アンテナ210や第2基板232に付着しない。
蓋壁314は、第1面331と、第2面332と、凸リング333と、を含む。蓋壁314の第1面331は、第1基板231の第1面221に対向する。蓋壁314の第1面331は、立設壁313の第2端縁面316に当接される。蓋壁314の第2面332は、第1面331とは反対方向を向く。樹脂部311が成型されると、樹脂部311を形成する樹脂材料の薄い層が、蓋壁314の第2面332上に形成される。
蓋壁314には、第2面332から第1面331に向けて延び、空房部317に連なる開口部334が形成される。開口部334は、アンテナ210に対向する位置に形成される。凸リング333は、第2面332から突出し、開口部334を取り囲む。樹脂部311の成型の間、凸リング333は、蓋壁314の第2面332上で流動する溶融樹脂材料を堰き止める。したがって、樹脂部311を形成する樹脂材料は、開口部334を通じて、空房部317へ流入しにくい。凸リング333及び樹脂部311は、無線送信装置10の外表面を形成する。
カバー320は、凸リング333によって囲まれた領域内で、蓋壁314の第2面332に取り付けられ、開口部334を閉じる。カバー320は、通気性及び水密性を有する薄膜材料から形成される。カバー320は、通気性を有するので、基板220から発生した熱は、空房部317内で過度に蓄積されることなく放出される。したがって、熱に起因する不具合は、無線送信装置100に生じにくい。すなわち、無線送信装置100の長期間の使用下においても、無線送信装置100は、基板220からの放熱の影響を受けることなく、高い信頼性での送信動作を実行することができる。
通気性に関して、アンテナ210からの信号の通過を妨げない大きさを有する多数の微小孔が、カバー320に形成される。たとえば、1平方センチメートル当たり10億個を超える微小孔が、カバー320に形成されてもよい。微小孔は、水の通過を許容しない大きさに設定される。たとえば、カバー320として用いられる薄膜材料は、「6級」以上の防水等級(JIS IPX6)を満たしてもよい。薄膜材料として、ゴアテックス(登録商標)が、好適に利用可能である。
基板220からの放熱によって、空房部317内の空気が膨張することがある。この場合、空房部317の内圧は、一時的に増加する。上述の薄膜材料は、内圧の上昇に応じて、樹脂部311が形成する外表面から膨出するように変形してもよい。この結果、樹脂部311は、過度に大きな内圧に曝されない。したがって、割れや変形といった損傷は、樹脂部311に生じにくくなる。
図6に示されるように、開口部334は、アンテナ210の主面(上面)よりも広い面積を有する。したがって、空房部317もアンテナ210よりも充分広く形成される。樹脂部311及び堰部312は、アンテナ210に過度に近接しないので、アンテナ210の共振周波数に影響しにくく、且つ、アンテナ210の抵抗を増加させにくい。この結果、無線送信装置100は、効率的な送信(すなわち、長い通信距離)を達成することができる。無線送信装置100の効率的な送信のために、カバー320もアンテナ210の主面から充分に離れた位置に配置される。
アンテナ210から信号を出力するための処理を実行する回路は、第2基板232に形成される。図6に示される如く、第2基板232は、空房部317内に収容される。したがって、樹脂部311の成型の間、第2基板232は、堰部312によって、溶融樹脂から隔離され、熱的損傷は、第2基板232に生じにくくなる。
図1に戻って、無線送信装置10のメモリ11は、例えば、フラッシュメモリなどの半導体メモリ、又は他の記憶素子で構成される。メモリ11は、検出部20から取得された検出データを一時的に保存するメモリ、プログラムを保存するメモリ等を含む。なお、メモリ11は、検出部20から取得された検出データを一時的に保存する領域、プログラムを保存する領域を備える単一のメモリ素子で構成されていてもよい。
上述のように、検出部20及び無線送信装置10は、車両1の複数の場所(本実施形態では、8箇所)に取り付けられている。そこで、8箇所の無線送信装置10のメモリ11は、それぞれの無線送信装置10を特定する固有の子機IDを予め記憶している。
CPU12は、メモリ11に保存されているプログラムに従って動作することにより、検出制御部12a、通信制御部12bとして機能する。
検出制御部12aは、接続ケーブル23を介して、腐食センサ21により検出された腐食データ(状態データの一例)を取得する。検出制御部12aは、取得した腐食データをメモリ11に保存する。検出制御部12aは、接続ケーブル24を介して、温湿度センサ22により検出された温度データ及び湿度データを取得する。検出制御部12aは、取得した温度データ及び湿度データをメモリ11に保存する。
通信制御部12bは、メモリ11に保存された検出データ(本実施形態では、腐食データ、温度データ及び湿度データ)をアンテナユニット200から送信する。通信制御部12bは、メモリ11に記憶されている子機IDとともに、検出データをアンテナユニット200から送信する。
アンテナユニット51(第2アンテナユニットの一例)は、アンテナユニット200から放射された電波を受信することにより、検出部20の検出データ(本実施形態では、腐食データ、温度データ及び湿度データ)を受信する。上述のように、アンテナユニット51は、接続ケーブル61でデータ収集装置30に接続されている。
データ収集装置30は、検出部20の検出データ(本実施形態では、腐食データ、温度データ及び湿度データ)を収集する。データ収集装置30は、メモリ31、CPU32、その他の周辺回路を含む。データ収集装置30は、例えば、パーソナルコンピュータで構成される。データ収集装置30は、例えば、車両1のトランクルームに配置される。
メモリ31は、例えば、フラッシュメモリなどの半導体メモリ、ハードディスク、又は他の記憶素子で構成される。メモリ31は、検出部20の検出データを保存するメモリ、プログラムを保存するメモリ、データを一時的に保存するメモリ等を含む。なお、メモリ31は、検出部20の検出データを保存する領域、プログラムを保存する領域、データを一時的に保存する領域を備えた単一のメモリ素子で構成されていてもよい。
CPU32は、メモリ31に保存されているプログラムに従って動作することにより、通信制御部33として機能する。通信制御部33は、アンテナユニット51を介して無線送信装置10から受信した、検出部20の検出データ(本実施形態では、腐食データ、温度データ及び湿度データ)をメモリ31に保存する。
アンテナユニット52a〜52e(第3アンテナユニットの一例)は、それぞれ、接続ケーブル62a〜62eでECU40に接続されている。アンテナユニット52a〜52eは、それぞれ、本実施形態では例えば、周波数100kHzの電波を放射する。なお、周波数100kHzに限られず、アンテナユニット52a〜52eは、それぞれ、30−300kHz(長波)の周波数帯に含まれる周波数の電波を放射してもよい。
ECU40は、車両1の全体の動作を制御する。ECU40は、メモリ41、CPU42、その他の周辺回路を含む。メモリ41は、例えば、フラッシュメモリなどの半導体メモリ、ハードディスク、又は他の記憶素子で構成される。メモリ41は、プログラムを保存するメモリ、データを一時的に保存するメモリ等を含む。なお、メモリ41は、プログラムを保存する領域、データを一時的に保存する領域を備えた単一のメモリ素子で構成されていてもよい。
CPU42は、メモリ41に保存されているプログラムに従って動作することにより、車両制御部44として機能する。車両制御部44は、アンテナユニット52a〜52eから、それぞれ、ユーザが保持する携帯キー70に向けて問合せ信号を送信する。
アンテナユニット52a〜52eは、それぞれ、問合せ信号に対する携帯キー70からの応答信号を受信する。アンテナユニット52a〜52eは、それぞれ、携帯キー70から送信される、本実施形態では、例えば400MHzの電波を受信する。なお、アンテナユニット52a〜52eは、それぞれ、携帯キー70から送信される400MHz以下(例えば300MHz−400MHz)の周波数帯に含まれる周波数の電波を受信してもよい。
図7、図8は、車両1におけるアンテナユニット52a〜52eの取付場所を概略的に示す図である。アンテナユニット52aは、車両1の右側フロントドアのドアノブに取り付けられている。アンテナユニット52bは、車両1の左側フロントドアのドアノブに取り付けられている。アンテナユニット52cは、車両1のリフトゲートの開閉用ハンドルに取り付けられている。アンテナユニット52a〜52cは、車両1の外側で車両1に近づくユーザが保持する携帯キー70に向けて問合せ信号を送信する。車両制御部44は、アンテナユニット52a〜52cからの電波の到達範囲71a,71b,71cが、それぞれ、所定半径(本実施形態では例えば、80cm)の範囲に限られるように、送信する電波の電界強度又は電力を調整する。
アンテナユニット52dは、車両1の前部座席の中央の天井に取り付けられている。アンテナユニット52eは、車両1の後部座席の中央の天井に取り付けられている。車両制御部44は、アンテナユニット52d,52eからの電波の到達範囲71dが、車両1の室内から外側に漏れないように、送信する電波の電界強度又は電力を調整する。
図1に戻って、車両制御部44は、アンテナユニット52a〜52eのいずれかにより、車両1の外側で車両1に近づくユーザが保持する携帯キー70からの応答信号が受信されると、ドアロック54を解除する。車両制御部44は、アンテナユニット52d,52eのいずれかにより、車両1の室内に居るユーザが保持する携帯キー70からの応答信号が受信された状態で、イグニションスイッチ55がユーザによりオンにされると、エンジン56を始動する。
上述のように、図2〜図4に示される検出部20の取付場所61〜68の近傍に無線送信装置10が取り付けられている。すなわち、取付場所61〜68の近傍にアンテナユニット200がそれぞれ取り付けられている。一方、車両1において、図7、図8に示される位置に、携帯キー70のためのアンテナユニット52a〜52eが、それぞれ取り付けられている。したがって、取付場所62〜68では、携帯キー70のための信号の影響を受けることが懸念される。
しかしながら、本実施形態では、アンテナユニット200は、周波数2.4GHzの電波を放射しており、その結果、アンテナユニット51は、この周波数2.4GHzの電波を受信している。したがって、本実施形態によれば、アンテナユニット51は、携帯キー70からの応答信号の周波数400MHzの電波、エンジン56から放射される周波数100MHz程度のノイズ、地上デジタルテレビ放送の周波数400−600MHzの電波と混信することなく、検出部20の検出データを受信することができる。
また、上記実施形態のように、周波数2.4GHzの近傍の電波の場合、電波の強度(振幅)の減衰幅が小さいので、アンテナユニット200から比較的長い距離まで検出データを送信することができる。また、上記実施形態のように、周波数2.4GHzの近傍の電波では、例えば周波数400MHzの近傍の電波に比べて、アンテナユニット200のサイズを小さくすることができるので好ましい。
(変形された実施形態)
(1)上記実施形態では、アンテナユニット200は、周波数2.4GHzの電波をから放射しているが、これに限られない。アンテナユニット200は、900MHz〜2.4GHzの周波数帯に含まれる周波数の電波を放射してもよい。さらに代替的に、アンテナユニット200は、900MHz〜5.8GHzの第1周波数帯に含まれる周波数の電波を放射してもよい。アンテナユニット200は、アンテナユニット52a〜52eから放射される電波の第2周波数帯(例えば300MHz−400MHz)、エンジン56から放射されるノイズの周波数(例えば100MHz)、地上デジタルテレビ放送の周波数(400MHz−600MHz)と異なる周波数の電波を放射するのが好ましい。
(2)上記実施形態では、検出部20は、腐食センサ21と温湿度センサ22とを含んでいるが、これに限られない。検出部20は、腐食センサ21のみを含んでもよく、温湿度センサ22のみを含んでもよく、腐食センサ21及び温湿度センサ22に加えて、更に車両1の他の状態を検出するセンサを含んでもよい。
1 車両
10 無線送信装置
12a 検出制御部
12b 通信制御部
20 検出部
21 腐食センサ
30 データ収集装置
44 車両制御部
51,200 アンテナユニット

Claims (5)

  1. エンジンにより走行する車両に搭載された無線送信装置であって、
    前記車両に取り付けられ取付場所の状態を表す状態データを出力する状態検出部と有線接続され、前記状態検出部から出力される前記状態データを取得する検出制御部と、
    900MHz以上、かつ5.8GHz以下の第1周波数帯の電波を放射する第1アンテナユニットと、
    前記第1周波数帯に含まれる周波数の前記電波により前記第1アンテナユニットから前記状態データを送信する通信制御部と、
    を備える無線送信装置。
  2. 前記第1周波数帯は、900MHz以上、かつ2.4GHz以下の周波数帯である、
    請求項1に記載の無線送信装置。
  3. 前記第1アンテナユニットは、前記電波を3mW以下の電力で放射し、
    前記第1アンテナユニットから放射された前記電波を受信する第2アンテナユニットは、前記車両に配置されている、
    請求項1又は2に記載の無線送信装置。
  4. 前記エンジンと、
    請求項1又は2に記載の無線送信装置として設計された第1無線送信装置と、
    請求項1又は2に記載の無線送信装置として設計された第2無線送信装置と、
    前記状態検出部として取り付けられ、前記第1無線送信装置が備える前記検出制御部と有線接続される第1腐食センサと、
    前記第1腐食センサと異なる位置に前記状態検出部として取り付けられ、前記第2無線送信装置が備える前記検出制御部と有線接続される第2腐食センサと、
    前記第1無線送信装置の前記第1アンテナユニット及び前記第2無線送信装置の前記第1アンテナユニットからそれぞれ送信された前記状態データを受信する第2アンテナユニットと、
    前記第2アンテナユニットと有線接続され、前記第1無線送信装置及び前記第2無線送信装置から送信されたそれぞれの前記状態データを収集するデータ収集装置と、
    を備える車両。
  5. 400MHz以下の第2周波数帯の電波を放射する第3アンテナユニットと、
    前記第3アンテナユニットから前記第2周波数帯に含まれる周波数の前記電波により前記車両のユーザが保持する携帯キーに対して問合せ信号を送信し、前記第3アンテナユニットが前記携帯キーからの前記問合せ信号に対する応答信号を受信すると、前記エンジン又は前記車両のドアを制御する車両制御部と、
    を更に備える請求項4に記載の車両。
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