JP6561963B2 - 無線送信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載される無線送信装置に関する。
車両の開発現場において、多数のセンサが、車両の様々な部位に取り付けられることがある(特許文献1を参照)。特許文献1のセンサは、信号線によって、データ収集装置に繋がれるので、作業者は、センサとデータ収集装置との間の信号線の配設のために、多大な労力を費やす必要がある。
特許文献2は、センサによって取得されたデータを、データ収集装置へ無線式に通信する技術を提案する。特許文献2の技術によれば、センサとデータ収集装置との間の信号線の配設作業は必要とされない。
特開2013−253898号公報 特開2008−164467号公報
データが無線式に通信されるならば、通信に関して、高い信頼性が要求される。加えて、車両が使用される環境に十分に耐えうる装置が、無線通信に利用される必要がある。しかしながら、特許文献2は、これらの要求に応える技術を示唆していない。
本発明は、車両が使用される環境に十分に耐え、且つ、信頼性の高い通信を行うことを可能にする無線送信装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る無線送信装置は、アンテナを有するアンテナユニットと、前記アンテナユニットが収容される筐体構造と、を備える。前記筐体構造は、前記アンテナに対向する対向領域を含む外表面を形成する。前記対向領域は、通気性及び水密性を有する。前記アンテナユニットは、車両の腐食に関連するパラメータを検出する腐食センサに接続された基板を含んでいる。前記基板は、前記パラメータを表す信号を前記アンテナから出力するための処理を実行する。
上記の構成によれば、アンテナを有するアンテナユニットは、筐体構造に収容されるので、アンテナユニットは、筐体構造によって保護され、車両が使用される環境で損傷されにくい。アンテナに対向する対向領域は、通気性を有するので、筐体構造内の空気は、対向領域を通じて外部に放出され、筐体構造内の圧力も適切な状態になる。したがって、無線送信装置は、様々な使用環境下において、信号を高い信頼性で送信することができる。加えて、対向領域は、水密性を有するので、車両が、水が存在する環境下で走行しても、アンテナユニットは、水に曝されにくい。したがって、アンテナユニットは、水が存在する環境下においても損傷されにくい。腐食センサは、車両に生じた腐食に関連するパラメータを検出し、且つ、アンテナから送信される信号は、腐食に関連するパラメータを表すので、車両に生じた腐食に関するデータが、取得される。
上記の構成に関して、前記アンテナユニットは、前記アンテナから信号を出力するための処理を実行する基板を含んでもよい。前記筐体構造は、前記基板を部分的に被覆し、且つ、前記対向領域において開口部を形成する誘電性の樹脂成型部と、前記開口部を被覆するカバーと、を含んでもよい。前記カバーは、前記通気性及び前記水密性を有してもよい。
上記の構成によれば、アンテナから信号を出力するための処理を実行する基板は、誘電性の樹脂成型部によって被覆されるので、車両が使用される環境で損傷されにくい。したがって、アンテナから信号を出力するために処理は、信頼性高く実行される。樹脂成型部が対向領域において形成した開口部は、通気性を有するカバーによって覆われるので、筐体構造内の空気は、対向領域を通じて外部に放出され、筐体構造内の圧力も適切な状態になる。したがって、無線送信装置は、様々な使用環境下において、信号を高い信頼性で送信することができる。加えて、カバーは、水密性を有するので、車両が、水が存在する環境下で走行しても、アンテナユニットは、水に曝されにくい。したがって、アンテナユニットは、水が存在する環境下においても損傷されにくい。
上記の構成に関して、前記樹脂成型部は、前記開口部から連なる空房部を形成してもよい。前記アンテナは、前記空房部内で前記基板によって支持されてもよい。
上記の構成によれば、アンテナは、開口部から連なる空房部内で基板によって支持されるので、信号は、筐体構造によってほとんど妨げられることなく、アンテナから送信される。
上記の構成に関して、前記カバーは、前記空房部内の内圧の上昇に応じて、前記外表面から膨出してもよい。
上記の構成によれば、空房部内の空気が膨張し、空房部の内圧が、一時的に増加しても、内圧の上昇に応じて、カバーは、外表面から膨出するので、樹脂成型部は、過度に大きな内圧に曝されない。したがって、割れや変形といった損傷は、樹脂成型部に生じにくくなる。
上記の構成に関して、前記腐食センサは、前記車両の車室の外に配置されてもよい。
上記の構成によれば、基板は、樹脂成型部によって被覆され、且つ、樹脂成型部が形成した開口部を覆うカバーは、水密性を有するので、腐食センサが、車両の車室の外に配置されても、車室外の水に起因する損傷は、無線送信装置に生じにくい。
上記の構成に関して、前記アンテナユニットは、3mW以下の送出電力を有する送信機であってもよい。前記信号は、前記アンテナから前記車両の内部に配置された受信機へ送信されてもよい。
上記の構成によれば、信号は、アンテナから車両の内部に配置された受信機へ送信されるので、アンテナユニットが、3mW以下の送出電力を有する送信機であっても、送信機から受信機への信号伝達は信頼性高く行われる。アンテナユニットは、3mW以下の送出電力を有する送信機であるので、アンテナユニットは、過度に大きな電力を消費しない。したがって、腐食に関するデータは、長期間に亘って採取され得る。
上記の構成に関して、前記アンテナは、チップアンテナであってもよい。
上記の構成によれば、アンテナは、チップアンテナであるので、信号の指向性は、ほとんど生じない。したがって、無線送信装置は、信号を受け取る受信機の位置に制約を受けることなく、車両の様々な位置に取り付けられる。
上記の構成に関して、前記アンテナは、チップアンテナであってもよい。前記開口部は、前記チップアンテナよりも広くてもよい。
上記の構成に関して、アンテナは、チップアンテナであるので、信号の指向性は、ほとんど生じない。したがって、無線送信装置は、信号を受け取る受信機の位置に制約を受けることなく、車両の様々な位置に取り付けられる。通気性を有するカバーによって覆われる開口部は、チップアンテナよりも広いので、空房部もチップアンテナよりも十分に広く形成され得る。この結果、樹脂成型部は、チップアンテナから十分に離れ、アンテナの共振周波数にズレを生じさせにくくなる。したがって、無線送信装置は、効率的な通信を実行することができる。
上述の無線送信装置は、車両が使用される環境に十分に耐え、且つ、信頼性の高い通信を行うことができる。
第1実施形態の無線送信装置の概略的な断面図である。 図1に示される無線送信装置の概略的な平面図である。 第2実施形態の測定システムの概略的なブロック図である。
<第1実施形態>
車両の開発現場において、車両に取り付けられた多数のセンサを用いて、車両の性能評価が行われることがある。無線通信技術が、これらのセンサからデータ収集装置までの信号(データ)の送信に適用されるならば、センサから延びる信号線の配設作業は、簡素化される。しかしながら、車両は、多様な環境下で用いられるので、信号(データ)の送信に利用される無線送信装置は、様々な使用環境(たとえば、無線送信装置が水に曝されるような環境や、気圧変動が大きい環境)に耐え、且つ、信号(データ)を信頼性高く送信する構造を有する必要がある。第1実施形態において、車両の性能評価に好適に利用可能な例示的な無線送信装置が説明される。
図1は、第1実施形態の無線送信装置100の概略的な断面図である。図1を参照して、無線送信装置100が説明される。
無線送信装置100は、アンテナユニット200と、筐体構造300と、を備える。アンテナユニット200は、筐体構造300内に収容される。
アンテナユニット200は、アンテナ210と、基板220と、を含む。アンテナ210は、基板220に搭載される。アンテナ210に加えて、端子やバッテリといった様々な電子部品が、基板220に搭載されてもよい。したがって、本実施形態の原理は、基板220に搭載される特定の電子部品に限定されない。
本実施形態に関して、アンテナ210として、一般的なチップアンテナが用いられる。代替的に、他の種類のアンテナ部品が、アンテナ210として用いられてもよい。本実施形態の原理は、アンテナ210として用いられる特定のアンテナ部品に限定されない。
基板220は、第1基板231と、第1基板231よりも小さな第2基板232と、を含む。第1基板231は、第2基板232に電気的に接続されている。第2基板232は、無線送信を実行するための機能全てを担うように形成されてもよい。一方、第1基板231は、無線送信以外の機能を担うように形成されてもよい。
第1基板231及び第2基板232それぞれは、略矩形状の板部品である。第1基板231は、第1面221と、第2面222と、周縁面223と、を含む。第2基板232は、第1面221上で支持される。端子やバッテリといった様々な電子部品は、第1面221に固定される。第2面222は、第1面221とは反対側を向く。周縁面223は、第1面221と第2面222との間に位置し、第1基板231の矩形状の輪郭を形成する。
筐体構造300は、樹脂成型部310と、カバー320と、を含む。樹脂成型部310は、樹脂部311と堰部312とを含む。樹脂部311は、誘電性の樹脂材料(たとえば、ABS樹脂)を用いて、一般的な成型技術によって形成される。樹脂部311は、第1基板231の第2面222及び周縁面223を全体的に被覆する。樹脂部311は、第1基板231の第1面221を部分的に被覆する。樹脂部311及び/又は堰部312には、多数の気泡が形成されてもよい。この場合、樹脂部311及び/又は堰部312は、アンテナ210からの信号の送信に悪影響をほとんど与えない。
樹脂部311と同様に、堰部312は、誘電性の樹脂から形成される。堰部312は、立設壁313と蓋壁314とを含む。立設壁313は、第1基板231の第1面221上に設定された所定の矩形領域の輪郭から立設される。立設壁313は、第1端縁面315と、第1端縁面315とは反対側の第2端縁面316と、を含む。第1端縁面315は、第1基板231の第1面221に当接される。蓋壁314は、第2端縁面316に当接し、第1基板231、立設壁313及び蓋壁314によって囲まれた空房部317を形成する。アンテナ210は、第2基板232に実装され、基板220によって支持されている。
堰部312は、樹脂部311の成型の間、樹脂部311を形成する誘電性の樹脂材料が、空房部317へ流入することを防ぐ。したがって、樹脂材料は、アンテナ210や第2基板232に付着しない。
蓋壁314は、第1面331と、第2面332と、凸リング333と、を含む。蓋壁314の第1面331は、第1基板231の第1面221に対向する。蓋壁314の第1面331は、立設壁313の第2端縁面316に当接される。蓋壁314の第2面332は、第1面331とは反対方向を向く。樹脂部311が成型されると、樹脂部311を形成する樹脂材料の薄い層が、蓋壁314の第2面332上に形成される。
蓋壁314には、第2面332から第1面331に向けて延び、空房部317に連なる開口部334が形成される。開口部334は、アンテナ210に対向する位置に形成される。凸リング333は、第2面332から突出し、開口部334を取り囲む。樹脂部311の成型の間、凸リング333は、蓋壁314の第2面332上で流動する溶融樹脂材料を堰き止める。したがって、樹脂部311を形成する樹脂材料は、開口部334を通じて、空房部317へ流入しにくい。凸リング333及び樹脂部311は、無線送信装置100の外表面を形成する。本実施形態に関して、対向領域は、開口部334が形成された第2面332の領域によって例示される。
カバー320は、凸リング333によって囲まれた領域内で、蓋壁314の第2面332に取り付けられ、開口部334を閉じる。カバー320は、通気性及び水密性を有する薄膜材料から形成される。カバー320は、通気性を有するので、空房部317内の空気は、カバー320を通じて放出され得る。空房部317内の圧力は、周囲の環境に適合することができるので、無線送信装置100は、様々な使用下において、高い信頼性での送信動作を実行することができる。
通気性に関して、多数の微小孔が、カバー320に形成される。たとえば、1平方センチメートル当たり10億個を超える微小孔が、カバー320に形成されてもよい。微小孔は、水の通過を許容しない大きさに設定される。たとえば、カバー320として用いられる薄膜材料は、「6級」以上の防水等級(JIS IPX6)を満たしてもよい。薄膜材料として、ゴアテックス(登録商標)が、好適に利用可能である。
たとえば、無線送信装置100が使用される環境の気圧変動によって、空房部317内の空気が膨張することがある。この場合、空房部317の内圧は、一時的に増加する。上述の薄膜材料は、内圧の上昇に応じて、樹脂部311が形成する外表面から膨出するように変形してもよい。この結果、樹脂部311は、過度に大きな内圧に曝されない。したがって、割れや変形といった損傷は、樹脂部311に生じにくくなる。
図2は、無線送信装置100の概略的な平面図である。図1及び図2を参照して、無線送信装置100が更に説明される。
図2に示されるように、開口部334は、アンテナ210の主面(上面)よりも広い面積を有する。したがって、空房部317もアンテナ210よりも充分広く形成される。樹脂部311及び堰部312は、アンテナ210に過度に近接しないので、アンテナ210の共振周波数に影響しにくく、且つ、アンテナ210の抵抗を増加させにくい。この結果、無線送信装置100は、効率的な送信(すなわち、長い通信距離)を達成することができる。無線送信装置100の効率的な送信のために、カバー320もアンテナ210の主面から充分に離れた位置に配置される。
アンテナ210から信号を出力するための処理を実行する回路は、第2基板232に形成される。図2に示される如く、第2基板232は、空房部317内に収容される。したがって、樹脂部311の成型の間、第2基板232は、堰部312によって、溶融樹脂から隔離され、熱的損傷は、第2基板232に生じにくくなる。
<第2実施形態>
第1実施形態に関連して説明された無線送信装置は、車両の耐腐食性能を測定するための測定システムに好適に利用可能である。第1実施形態に説明された如く、無線送信装置のアンテナ及び回路基板は、通気性及び水密性を有するカバーによって閉じられた空房部内に配置されるので、無線送信装置が、車室外に配置され、水に曝されることもある腐食センサとともに用いられても、水に起因する損傷は、無線送信装置に生じにくく、且つ、無線送信装置は、腐食を表す信号(データ)を、信頼性高く送信することができる。第2実施形態において、例示的な測定システムが説明される。
図3は、第2実施形態の測定システム400の概略的なブロック図である。図1及び図3を参照して、測定システム400が説明される。
測定システム400は、車両VCLの耐腐食性能を測定するために用いられる。測定システム400は、4つの無線送信装置101,102,103,104と、4つの腐食センサ411,412,413,414と、受信アンテナ420と、データ収集装置430と、を備える。第1実施形態に関連して説明された無線送信装置100は、無線送信装置101,102,103,104それぞれとして利用可能である。無線送信装置100に関する説明は、無線送信装置101,102,103,104それぞれに援用される。
腐食センサ411,412,413,414は、車両VCLの腐食に関するパラメータを検出する。測定システム400を構築する作業者は、車両VCL中において腐食の測定が必要とされる部位と同じ数の腐食センサを用意することができる。したがって、測定システムは、4未満の腐食センサを有してもよいし、4を超える腐食センサを有してもよい。本実施形態の原理は、測定システムが、いくつの腐食センサを含むかによっては何ら限定されない。
腐食センサ411,412,413,414は、車両VCLの外面に取り付けられる。したがって、腐食センサ411,412,413,414は、車両VCLの外の水に曝されることもある。作業者は、車両VCLの耐腐食性能の測定の目的に適合するように、腐食センサ411,412,413,414の取り付け位置を決定してもよい。したがって、本実施形態の原理は、腐食センサ411,412,413,414の特定の取り付け位置に限定されない。
腐食センサ411,412,413,414それぞれは、車両VCLの腐食を検出することができる一般的なセンサ素子であってもよい。たとえば、ACM(Atmospheric Corrosion Monitor)型腐食センサが、腐食センサ411,412,413,414それぞれとして利用可能である。本実施形態の原理は、腐食センサ411,412,413,414それぞれとして用いられる特定のセンサ素子に限定されない。
無線送信装置101は、腐食センサ411の近くに配置される。無線送信装置102は、腐食センサ412の近くに配置される。無線送信装置103は、腐食センサ413の近くに配置される。無線送信装置104は、腐食センサ414の近くに配置される。したがって、腐食センサ411,412,413,414と同様に、無線送信装置101,102,103,104は、車両VCLの外の水に曝されることもある。第1実施形態に関連して説明された如く、第2基板232及びアンテナ210は、水密性を有するカバー320(図1を参照)によって塞がれた空房部317内に配置されるので、車両VCLの外の水に起因する損傷は、無線送信装置101,102,103,104に生じにくい。
腐食センサ411から延びる短い信号線は、無線送信装置101に接続される。腐食センサ412から延びる短い信号線は、無線送信装置102に接続される。腐食センサ413から延びる短い信号線は、無線送信装置103に接続される。腐食センサ414から延びる短い信号線は、無線送信装置104に接続される。上述の如く、無線送信装置101,102,103,104は、腐食センサ411,412,413,414の近くにそれぞれ配置されるので、無線送信装置101,102,103,104と腐食センサ411,412,413,414との間の電気的な接続は、多大な労力を必要としない。
腐食センサ411,412,413,414それぞれは、対応する測定部位における車両VCLの腐食のレベルを表す検出信号を生成する。検出信号は、信号線を通じて、無線送信装置101,102,103,104それぞれの基板220に伝達される。基板220の第2基板232に形成された回路は、検出信号を処理し、腐食のレベルを表す無線信号を生成する。無線信号は、アンテナ210から受信アンテナ420へ送信される。
受信アンテナ420は、車両VCLの車室内に配置される。受信アンテナ420は、一般的なUSBアンテナであってもよいし、他のアンテナ部品であってもよい。本実施形態の原理は、受信アンテナ420として用いられる特定のアンテナ部品に限定されない。本実施形態に関して、受信機は、受信アンテナ420によって例示される。
第1実施形態に関連して説明された如く、アンテナ210としてチップアンテナが用いられるので、無線送信装置101,102,103,104の配置位置とは無関係に、受信アンテナ420は、無線送信装置101,102,103,104それぞれから無線信号を受け取ることができる。したがって、無線信号は、無線送信装置101,102,103,104と受信アンテナ420との間で信頼性高く伝達される。
上述の如く、受信アンテナ420は、車両VCLの車室内に配置されるので、受信アンテナ420は、無線送信装置101,102,103,104それぞれから過度に離れていない。したがって、アンテナユニット200の送出電力は、3mW以下であってもよい。この場合、無線送信装置101,102,103,104それぞれは、過度に大きな電力を消費しないので、無線送信装置101,102,103,104と受信アンテナ420との間での通信は、バッテリの交換を要することなく長期間に亘って実行され得る。
データ収集装置430は、車両VCLのトランクルーム内に配置されてもよい。トランクルームは、一般的に大きな容積を有するので、一般的なパーソナルコンピュータが、データ収集装置430として好適に利用可能である。データ収集装置430は、信号線によって、受信アンテナ420に電気的に接続される。受信アンテナ420が受け取った無線信号は、信号線を通じて、データ収集装置430に伝達される。この結果、データ収集装置430は、車両VCLの様々な位置において測定された腐食に関するデータを格納することができる。
設計者は、上述の実施形態の原理を利用して、様々な無線送信装置や様々な測定システムを設計することができる。
上述の実施形態の原理は、車両の開発現場に好適に利用される。
100〜104・・・・・・・・・・・・・・・・無線送信装置
200・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アンテナユニット
210・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アンテナ
220・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・基板
300・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・筐体構造
310・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・樹脂成型部
317・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・空房部
320・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カバー
334・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・開口部
411〜414・・・・・・・・・・・・・・・・腐食センサ
420・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・受信アンテナ(受信機)
VCL・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車両

Claims (8)

  1. アンテナを有するアンテナユニットと、
    前記アンテナユニットが収容される筐体構造と、を備え、
    前記筐体構造は、前記アンテナに対向する対向領域を含む外表面を形成し、
    前記対向領域は、通気性及び水密性を有し、
    前記アンテナユニットは、車両の腐食に関連するパラメータを検出する腐食センサに接続された基板を含み、
    前記基板は、前記パラメータを表す信号を前記アンテナから出力するための処理を実行する
    無線送信装置。
  2. 前記筐体構造は、前記基板を部分的に被覆し、且つ、前記対向領域において開口部を形成する誘電性の樹脂成型部と、前記開口部を被覆するカバーと、を含み、
    前記カバーは、前記通気性及び前記水密性を有する
    請求項1に記載の無線送信装置。
  3. 前記樹脂成型部は、前記開口部から連なる空房部を形成し、
    前記アンテナは、前記空房部内で前記基板によって支持される
    請求項2に記載の無線送信装置。
  4. 前記カバーは、前記空房部内の内圧の上昇に応じて、前記外表面から膨出する
    請求項3に記載の無線送信装置。
  5. 前記腐食センサは、前記車両の車室の外に配置される
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の無線送信装置。
  6. 前記アンテナユニットは、3mW以下の送出電力を有する送信機であり、
    前記信号は、前記アンテナから前記車両の内部に配置された受信機へ送信される
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の無線送信装置。
  7. 前記アンテナは、チップアンテナである
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の無線送信装置。
  8. 前記アンテナは、チップアンテナであり、
    前記開口部は、前記チップアンテナよりも広い
    請求項2に記載の無線送信装置。
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