JP2018072021A - 回転検出装置、ギアシフトユニット及びトランスミッションシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】コスト削減を実現し得る回転検出装置、ギアシフトユニット及びトランスミッションシステムを提案する。
【解決手段】回転軸(2124)の端部に設置される磁界発生部(M1)と、磁界発生部(M1)の近傍に配置される磁界検出部(M2)とを備える回転検出装置(322)において、磁界発生部(M1)は、強磁性体(M11)及び軟磁性体(M12)を備え、回転軸(2124)の回転動作に伴い回転し、磁界検出部(M2)は、磁界発生部(M1)が回転することに伴い変化する磁界を検出することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】回転軸(2124)の端部に設置される磁界発生部(M1)と、磁界発生部(M1)の近傍に配置される磁界検出部(M2)とを備える回転検出装置(322)において、磁界発生部(M1)は、強磁性体(M11)及び軟磁性体(M12)を備え、回転軸(2124)の回転動作に伴い回転し、磁界検出部(M2)は、磁界発生部(M1)が回転することに伴い変化する磁界を検出することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、回転検出装置、ギアシフトユニット及びトランスミッションシステムに関し、特に磁界発生部及び磁界検出部を備える回転検出装置、ギアシフトユニット及びトランスミッションシステムに適用して好適なものである。
特許文献1には、回転軸の端部に永久磁石を配置し、この永久磁石に磁界センサを対向配置して構成される回転検出装置が開示されている。より具体的には回転軸の端部に永久磁石を固定する固定部材を設け、この固定部材に凹み部を設ける等して永久磁石が回転軸の端部に設置されたときの突出量を抑制する構成が開示されている。これにより回転検出装置が設置されたときの回転軸全体の軸方向の長さを短くすることができるとしている。
ところで特許文献1に記載の回転検出装置は、永久磁石を用いることにしている。この場合、比較的高価な永久磁石によって回転検出装置全体のコストが増加する。そしてこの回転検出装置を備えるギアシフトユニット及びトランスミッションシステムのコストも増加する。特に大量に製造する場合にコストの増加が顕著になる。
本発明は以上の点を考慮してなされたものであり、コスト削減を実現し得る回転検出装置、ギアシフトユニット及びトランスミッションシステムを提案する。
かかる課題を解決するため、本発明においては、回転軸(2124)の端部に設置される磁界発生部(M1)と、磁界発生部(M1)の近傍に配置される磁界検出部(M2)とを備える回転検出装置(222)において、磁界発生部(M1)は、強磁性体(M11)及び軟磁性体(M12)を備え、回転軸(2124)の回転動作に伴い回転し、磁界検出部(M2)は、磁界発生部(M1)が回転することに伴い変化する磁界を検出することを特徴とする回転検出装置を提案する。
本発明によれば、コスト削減を実現することができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。なお以下に記載の実施の形態は本発明の一実施の形態にすぎず、本発明がこれに限定されることはない。
(1)トランスミッションシステムの全体構成
図1は、本実施の形態におけるトランスミッションシステム1の全体構成を示す。トランスミッションシステム1は、車両の変速に関する動作を制御するシステムであり、例えばドライバのクラッチ操作によらずに自動的にクラッチを接続又は切断し、変速処理するAMT(Automated Manual Transmission)システムである。
図1は、本実施の形態におけるトランスミッションシステム1の全体構成を示す。トランスミッションシステム1は、車両の変速に関する動作を制御するシステムであり、例えばドライバのクラッチ操作によらずに自動的にクラッチを接続又は切断し、変速処理するAMT(Automated Manual Transmission)システムである。
トランスミッションシステム1は、トランスミッションコントロールユニット(TCU:Transmission Control Unit)10、ギアシフトユニット(GSU:Gear Shift Unit)20及びトランスミッション30等を備える。
TCU10は、CPU(Central Processing Unit)及びメモリ等を備える。TCU10は、CLU(Change Lever Unit)等の電子機器からの変速要求を入力すると、この変速要求と、車速及びアクセル開度等の他の情報とに基づいて、目標変速段を算出する。そしてTCU10は、算出した目標変速段に切り換えるように指示する信号を切換要求(S1)としてGSU20に出力する。
GSU20は、モータ式のギアシフトユニットであり、アクチュエータ21及びセンサ22等を備える。なおGSU20は、ここではモータ式のギアシフトユニットを想定して説明するが必ずしもこれに限らず、例えば空圧式や液圧式のギアシフトユニットであってもよい。
アクチュエータ21は、セレクトモータ、シフトモータ、回転軸及びストライカ等を備える。アクチュエータ21は、TCU10からの切換要求(S1)を入力すると、セレクトモータ及びシフトモータを動作させる。回転軸にはストライカが軸方向に移動可能かつ回転軸と一体回転可能に結合されており、ストライカはセレクトモータの動作に伴い軸方向に移動し(セレクト動作)、またシフトモータの動作に伴い所定距離だけ回転する(シフト動作)。
このセレクト動作及びシフト動作により、ストライカの位置に応じて変速段のギアが係合し、トランスミッション30内で変速処理が行われる。その結果、変速要求を満たす所望の駆動トルクがトランスミッション30から出力される。
センサ22は、GSU20のストライカの位置を常時監視する装置である。すなわちセンサ22は、トランスミッション30により係合されている実際のギアを監視するものであり、実際の変速段を監視する。
具体的にセンサ22は、GSU20がセレクトモータ及びシフトモータを動作させたことに伴い移動するストライカの位置を検出し、検出情報(S2)を取得する。そしてセンサ22は、取得したこの検出情報(S2)をTCU10が読み取り可能な電気信号である検出信号(S3)に変換して、TCU10に出力する。
なおTCU10は、検出信号(S3)を読み取ることで現時点のストライカの位置を把握することができる。そしてこの検出信号(S3)により示される現在の変速段と、ここでは図示しない車速の情報等に基づいて、更なる切換要求(S1)をGSU20に出力し、アクチュエータ21を動作させることができる。その際にTCU10は、ここでは図示しないクラッチアクチュエータを動作させてクラッチの切断又は接続を行う。これにより車速に適した変速段に自動的に制御することができる。
トランスミッション30は、1速〜6速及びリバースの各変速段に対応する複数のギアを備える。TCU10の制御によりGSU20においてセレクト動作及びシフト動作が行われ、またクラッチの接続又は切断が自動的に行われることにより、所望の変速段のギアを係合させてエンジンからの駆動トルクを出力する。
(2)GSUの構成
図2は、GSU20の全体構成を示す。GSU20は、アクチュエータ21及びセンサ22を備えて構成される。まずアクチュエータ21について説明する。
図2は、GSU20の全体構成を示す。GSU20は、アクチュエータ21及びセンサ22を備えて構成される。まずアクチュエータ21について説明する。
アクチュエータ21は、セレクトモータ211及びシフトモータ212を備える。セレクトモータ211には回転軸(セレクトシャフト)2111が回転可能に接続されており、セレクトモータ211が動作すると、セレクトシャフト2111が回転動作する。
セレクトシャフト2111の外周上にはねじが形成されており、ねじには第1のボールスクリュー2112が螺合している。よってセレクトモータ211が動作し、セレクトシャフト2111が回転すると、第1のボールスクリュー2112がセレクトシャフト2111上を軸方向D1に移動する。
一方で他の回転軸(ストライカ回転軸)2124がこのセレクトシャフト2111と並行かつ回転可能に配置される。ストライカ回転軸2124の外周上にはスプラインが形成されており、このスプラインにストライカ2125が嵌合されている。
ストライカ2125は、第1のボールスクリュー2112と係合するように配置されており、軸方向D2に移動可能である。
よってセレクトモータ211が動作し、セレクトシャフト2111が回転すると、第1のボールスクリュー2112がセレクトシャフト2111上を軸方向D1に移動し、この第1のボールスクリュー2112の軸方向D1の移動に伴い、第1のボールスクリュー2112に係合するストライカ2125が軸方向D2に移動する(セレクト動作)。
シフトモータ212はストライカ回転軸2124と高さを異ならせて直交する方向に配置される。シフトモータ212にも回転軸(シフトシャフト)2121が回転可能に接続されており、シフトモータ212が動作すると、シフトシャフト2121が回転動作する。
シフトシャフト2121の外周上にはねじが形成されており、ねじには第2のボールスクリュー2122が螺合している。よってシフトモータ212が動作し、シフトシャフト2121が回転すると、第2のボールスクリュー2122が軸方向D3に移動する。
第2のボールスクリュー2122にはピン2122Aが形成されており、このピン2122Aはレバー2123の端部に形成されている切欠き2123Aと係合している。切欠き2123Aが形成されている側とは反対側のレバー2123の端部は、ストライカ回転軸2124の端部が固定されている。
よってシフトモータ212が動作し、シフトシャフト2121が回転すると、第2のボールスクリュー2122がシフトシャフト2121上を軸方向D3に移動し、このときピン2122Aが切欠き2123Aを介してレバー2123の端部を軸方向D3に押圧し、レバー2123が回転方向D4に回転する。
レバー2123が回転方向D4に回転すると、ストライカ回転軸2124及びこのストライカ回転軸2124上にスプライン結合されたストライカ2125が回転方向D5に一体的に回転する(シフト動作)。その結果、トランスミッション30内の所望のギアが係合する。
次いでセンサ22について説明する。センサ22は、位置検出装置221及び回転検出装置222を備える。位置検出装置221は、例えばストライカ2125の側部に配置される。そしてストライカ2125の軸方向D2の位置(セレクト位置)を検出し、検出情報(S2)を検出信号(S3)に変換して、TCU10に出力する。
回転検出装置222は、例えばストライカ回転軸2124の先端部に対向設置される。そしてストライカ回転軸2124の回転角度を検出し、この回転角度に応じて定まるストライカ2125の回転方向D5における回転角度(シフト位置)を検出情報(S2)として算出する。そしてこれを検出信号(S3)に変換して、TCU10に出力する。
ここで本実施の形態における回転検出装置222は、磁界発生部及び磁界検出部を備えて構成される。本実施の形態ではこの回転検出装置222のコスト削減を実現しようとするものである。詳細については以下の図3〜図6を参照して説明する。
(3)回転検出装置の構成
図3は、回転検出装置222の正面構成及び断面構成を示す。正面構成は、図3の上段に示される構成であり、図2のストライカ回転軸2124の軸方向(X方向)から見た場合の構成である。また断面構成は図3の下段に示される構成であり、回転検出装置222を直線Y1の位置で垂直に切断した場合にY2方向から見た場合の構成である。
図3は、回転検出装置222の正面構成及び断面構成を示す。正面構成は、図3の上段に示される構成であり、図2のストライカ回転軸2124の軸方向(X方向)から見た場合の構成である。また断面構成は図3の下段に示される構成であり、回転検出装置222を直線Y1の位置で垂直に切断した場合にY2方向から見た場合の構成である。
回転検出装置222は、磁界発生部M1及び磁界検出部M2を備えて構成される。磁界発生部M1は、永久磁石等の強磁性体M11及び鉄等の軟磁性体M12から構成される。なお軟磁性体M12は、鉄以外にもコバルト、ニッケル又は合金から構成されるとしてもよい。磁界発生部M1に軟磁性体M12を使用することで、比較的高価な磁石の使用量を削減し、磁界発生部M1全体のコスト削減を図ることができる。
回転検出装置222は、強磁性体M11及び軟磁性体M12がともに円柱又は四角形である。また軟磁性体M12の2つの四角形の1面を強磁性体M11の長手方向の両端部にそれぞれ接着させた場合に2つの軟磁性体M12が強磁性体M11の長手方向に延在するように配置される。
この場合、磁界発生部M1は、強磁性体M11の直下の空間においてN極からS極に磁束Bが向かう磁界を形成する。
一方磁界検出部M2は、強磁性体M11の直下で強磁性体M11に対向するように配置される。この場合、磁束Bの向きと磁界検出部M2の中心線C1とが直交し、例えば磁界検出部M2が磁束Bのうちの直交成分だけを検出するものであっても、磁界の変化を適切に検出することができる。そして磁界検出部M2は、適切に検出した検出情報を検出信号(S2)としてTCU10に出力することができる。
このように構成される回転検出装置222は、磁界発生部M1における構造が簡易であり、かつ、磁界発生部M1における軟磁性体M12の占める割合が多いため、製造にかかるコストを大きく削減することができる。
(4)回転検出装置の他の構成
図4は、他の回転検出装置222Aの正面構成及び断面構成を示す。正面構成は、図4の上段に示される構成であり、図2のX方向から見た場合の構成である。また断面構成は図4の下段に示される構成であり、回転検出装置222Aを直線Y1の位置で垂直に切断した場合にY2方向から見た場合の構成である。
図4は、他の回転検出装置222Aの正面構成及び断面構成を示す。正面構成は、図4の上段に示される構成であり、図2のX方向から見た場合の構成である。また断面構成は図4の下段に示される構成であり、回転検出装置222Aを直線Y1の位置で垂直に切断した場合にY2方向から見た場合の構成である。
以下図4の回転検出装置222Aの構成について、図3の回転検出装置222と比較して異なる構成のみ説明する。
回転検出装置222Aは、強磁性体M11Aの2つの四角形の1面を軟磁性体M12Aの長手方向の両端部にそれぞれ接着させた場合に2つの強磁性体M11Aが軟磁性体M12Aの長手方向に延在するように配置される点で、図3の回転検出装置222とは異なる。
この場合であっても、磁界発生部M1Aは、軟磁性体M12Aの直下の空間においてN極からS極に磁束Bが向かう磁界を形成することができる。そして磁界検出部M2は、磁束Bの直交成分を検出することで磁界の変化を適切に検出することができる。
またこのように構成される回転検出装置222Aは、図3に示す回転検出装置222と同様、磁界発生部M1Aにおける構造が簡易かつ磁界発生部M1における軟磁性体M12Aの占める割合が多いため、製造にかかるコストを大きく削減することができる。
図5は、回転検出装置222Bの正面構成及び断面構成を示す。正面構成は、図5の上段に示される構成であり、図5のX方向から見た場合の構成である。また断面構成は図5の下段に示される構成であり、回転検出装置222Bを直線Y1の位置で垂直に切断した場合にY2方向から見た場合の構成である。
以下図5の回転検出装置222Bの構成について、図3の回転検出装置222と比較して異なる構成のみ説明する。
強磁性体M11Bは、円中心部に円形の穴が形成された円環形状である。一方、軟磁性体M12Bは弓形状を有する。軟磁性体M12Bは、2つの弓形状の弧の面を強磁性体M11Bの穴のN極側及びS極側の内壁にそれぞれ接着した場合に2つの弓形状の弦が対向するように配置される。
この場合、磁界発生部M1Bは、N極に磁化された軟磁性体M12BからS極に磁化された軟磁性体M12Bに磁束Bが向かう磁界を形成する。シフトモータ212が動作し、レバー2123が回転動作すると、これに伴い磁界発生部M1Bも回転方向D6に回転する。このとき磁界に変化が生じる。この磁界の変化を磁界検出部M2が検出することにより、レバー2123が回転動作した際の回転角度を検出することができる。
磁界検出部M2は、強磁性体M11Bの穴の内部に配置される。ここで磁束Bは上記の通り、N極に磁化された軟磁性体M12BからS極に磁化された軟磁性体M12Bに向かっており、磁界発生部M1B近傍では穴内部の磁束密度が最も大きい(磁界が最も強い)。よってこの穴内部に磁界検出部M2を配置することにより、検出精度を向上させることができる。
また磁界検出部M2は、軟磁性体M12Bの2つの弦に対向するように配置される。この場合、磁束Bの向きと磁界検出部M2の中心線C1とが直交し、例えば磁界検出部M2が磁束Bのうちの直交成分だけを検出するものであっても、磁界の変化を適切に検出することができる。そして磁界検出部M2は、精度良く適切に検出した検出情報を検出信号(S2)としてTCU10に出力することができる。
更に磁界検出部M2が強磁性体M11Bの穴の内部に配置されることから、磁界発生部M1Bと、磁界検出部M2との間の軸方向の距離は0である。よって回転検出装置222B全体として更なる小型化を実現することができる。
図6は、他の回転検出装置222Cの正面構成及び断面構成を示す。正面構成は、図6の上段に示される構成であり、図6のX方向から見た場合の構成である。また断面構成は図6の下段に示される構成であり、回転検出装置222Cを直線Y1の位置で垂直に切断した場合にY2方向から見た場合の構成である。
以下図6の回転検出装置222Cの構成について、図5の回転検出装置222と比較して異なる構成のみ説明する。
回転検出装置222Cは、強磁性体M11Cが四角形であり、中心部には外周よりも小さい四角形の穴が形成された形状を有する点で、図5の回転検出装置222Bとは異なる。また軟磁性体M12Cも四角形であり、2つの四角形の3面を強磁性体M11Cの穴のN極側及びS極側の内壁にそれぞれ接着させた場合に2つの四角形の1面同士が互いに対向するように配置される点で、図5の回転検出装置222Bとは異なる。
このように構成される回転検出装置222Cの場合であっても、図5の回転検出装置222Bと同様に回転検出装置222Cのコストを削減し、検出精度を向上しつつ更なる小型化を実現することができる。
(5)本実施の形態による効果
以上のように本実施の形態によれば、磁界発生部M1(M1A、M1B、M1C)に強磁性体M11(M11A、M11B、M11C)及び軟磁性体M12(M12A、M12B、M12C)を採用し、磁界発生部M1の近傍で磁界の最も強い位置に磁界検出部M2を配置し、回転角度を検出することによりストライカ2125のシフト位置を検出するようにしたので、コスト削減を図るとともに、検出精度の向上及び小型化を実現することができる。
以上のように本実施の形態によれば、磁界発生部M1(M1A、M1B、M1C)に強磁性体M11(M11A、M11B、M11C)及び軟磁性体M12(M12A、M12B、M12C)を採用し、磁界発生部M1の近傍で磁界の最も強い位置に磁界検出部M2を配置し、回転角度を検出することによりストライカ2125のシフト位置を検出するようにしたので、コスト削減を図るとともに、検出精度の向上及び小型化を実現することができる。
1・・・トランスミッションシステム、20・・・GSU(ギアシフトユニット)、322・・・回転検出装置、M1(M1A、M1B、M1C)・・・磁界発生部、M11(M11A、M11B、M11C)・・・強磁性体、M12(M12A、M12B、M12C)・・・軟磁性体、M2・・・磁界検出部
Claims (7)
- 回転軸(2124)の端部に設置される磁界発生部(M1)と、該磁界発生部(M1)の近傍に配置される磁界検出部(M2)とを備える回転検出装置(222)において、
前記磁界発生部(M1)は、強磁性体(M11)及び軟磁性体(M12)を備え、前記回転軸(2124)の回転動作に伴い回転し、
前記磁界検出部(M2)は、前記磁界発生部(M1)が回転することに伴い変化する磁界を検出する
ことを特徴とする回転検出装置。 - 前記強磁性体(M11)及び前記軟磁性体(M12)は、円柱形状又は四角形状であり、
前記軟磁性体(M12)は、前記強磁性体(M11)の長手方向の両端部であって、かつ、前記強磁性体(M11)の長手方向に延在するように配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の回転検出装置。 - 前記強磁性体(M11A)及び前記軟磁性体(M12A)は、円柱形状又は四角形状であり、
前記強磁性体(M11A)は、前記軟磁性体(M12A)の長手方向の両端部であって、かつ、前記軟磁性体(M12A)の長手方向に延在するように配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の回転検出装置。 - 前記磁界検出部(M2)は、
前記磁界発生部(M1)の直下かつ回転軸線上に配置される
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の回転検出装置。 - 前記強磁性体(M11)は、前記軟磁性体(M12)よりも小さい
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の回転検出装置。 - 回転検出装置(222)を備えるギアシフトユニット(20)において、
前記回転検出装置(222)は、
回転軸(2124)の端部に設置される磁界発生部(M1)と、該磁界発生部(M1)の近傍に配置される磁界検出部(M2)とを備え、
前記磁界発生部(M1)は、
強磁性体(M11)及び軟磁性体(M12)を備え、
前記回転軸(2124)の回転動作に伴い回転し、
前記磁界検出部(M2)は、
前記磁界発生部(M1)が回転することに伴い変化する磁界を検出する
ことを特徴とするギアシフトユニット。 - ギアシフトユニット(20)を備えるトランスミッションシステム(1)において、
前記ギアシフトユニット()は、回転検出装置(222)を備え、
前記回転検出装置(222)は、
回転軸(2124)の端部に設置される磁界発生部(M1)と、該磁界発生部(M1)の近傍に配置される磁界検出部(M2)とを備え、
前記磁界発生部(M1)は、
強磁性体(M11)及び軟磁性体(M12)を備え、
前記回転軸(3124)の回転動作に伴い回転し、
前記磁界検出部(M2)は、
前記磁界発生部(M1)が回転することに伴い変化する磁界を検出する
ことを特徴とするトランスミッションシステム。
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