JP2018071807A - 蒸発式バーナ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃焼室(110)内に配設された仕切部材(150)を備える蒸発式バーナ(100)において、燃焼室を画定する内側ハウジング(113)の軸方向及び/又は軸方向に直交する方向において互いに間隙を空けて配設された複数の仕切要素(151a等)によって仕切部材が構成されている。燃焼室において仕切部材よりも上流側に位置する着火空間(110a)と下流側に位置する燃焼空間(110b)とが、複数の仕切要素の間に形成された間隙の少なくとも一部を介して連通している。
【選択図】図7
Description
以下、本発明の第1実施形態に係る蒸発式バーナ(以下、「第1バーナ」と称される場合がある。)の構成の一例につき、図面を参照しながら、より詳しく説明する。
図1は、燃焼室を画定する内側ハウジングの軸を含む平面による第1バーナの模式的な断面図である。以下の説明においては、第1バーナが使用される状態(例えば、車両に搭載される状態等)における鉛直方向上側(図1の紙面の上側)を「上方」、その反対側である下側を「下方」とする。更に、図1の紙面に向かって左側(含浸部材側)を「上流側」、その反対側である右側を「下流側」とする。
前述したように、従来技術に係る蒸発式バーナ(以降、「従来バーナ」と称される場合がある。)においては、一体的に形成された部材によって仕切部材が構成されていることが一般的である。このような従来技術に係る仕切部材の具体例としては、例えば、図2の(a)及び(b)に示すような複数の貫通孔が形成された1枚の板状の部材等を挙げることができる。
上記のような構成を有する第1バーナ100においては、含浸部材120及び仕切部材150を下流側から観察した場合、複数の仕切要素151a乃至151cによって含浸部材120の下流側の主面が部分的に覆われており、含浸部材120の露出面積が低減されている。その結果、例えば、前述したように内燃機関の出力変動等に伴う排気の圧力変動の影響により燃焼ガスが燃焼室110内にある含浸部材120の近傍にまで逆流して失火及び/又は燃焼不良等の問題を招く可能性を低減することができる。
上記のように、第1バーナ100においては、大きさの異なる複数種の円盤状の仕切要素151a乃至151cによって仕切部材150が構成されている。しかしながら、個々の仕切要素の形状は円盤状に限定されず、例えば図4に示す仕切要素152のように、同一の大きさを有する多角形(図4においては正六角形)の平板状であってもよい。更に、複数の仕切要素の大きさ及び形状は全て同じであってもよく、或いは、複数の仕切要素のうち少なくとも一部の仕切要素の大きさ及び/又は形状が他の仕切要素の大きさ及び/又は形状と異なっていてもよい。
以下、本発明の第2実施形態に係る蒸発式バーナ(以下、「第2バーナ」と称される場合がある。)の構成の一例につき、図面を参照しながら、より詳しく説明する。
第2バーナの構成は、図1を参照しながら説明した第1バーナ100の構成と基本的に同様であるので、ここでは説明を割愛する。
第2バーナにおいては、複数の仕切要素のうち少なくとも一部の仕切要素が、内側ハウジングの軸方向に延在する柱状の形状を有する部分である支持部を備えており、且つ、当該支持部が含浸部材に挿入されることにより燃焼室における所定の位置にそれぞれ独立に固定されている。
上記のような構成を有する第2バーナによれば、上述した第1バーナ100と同様の効果を達成することができる。加えて、第2バーナにおいては、仕切要素151a乃至151cの支持部151sが含浸部材120に挿入されている。その結果、仕切部材150の構造における自由度を高めることができる。
第1バーナ100に関して上述したように、個々の仕切要素の大きさ及び形状並びに仕切要素の間に形成される間隙の大きさ等は、例えば、含浸部材から蒸発する燃料の蒸気と空気との混合気の着火空間から燃焼空間への流れ易さと含浸部材の近傍への燃焼ガスの逆流し難さとのバランス等を考慮して、適宜定めることができる。
以下、本発明の第3実施形態に係る蒸発式バーナ(以下、「第3バーナ」と称される場合がある。)の構成の一例につき、図面を参照しながら、より詳しく説明する。
第3バーナの構成もまた、図1を参照しながら説明した第1バーナ100及び上述した第2バーナの構成と基本的に同様であるので、ここでは説明を割愛する。
第3バーナにおいては、複数の仕切要素のうち少なくとも一部の仕切要素が、隣接する他の仕切要素と互いに係合されている。
上記のような構成を有する第3バーナにおいては、隣接する仕切要素154の相対位置がある程度は固定される。しかしながら、貫通孔154aと連結部材155との間には微小な間隙(遊び)が存在する。これにより、温度上昇及び/又は温度斑に起因する個々の仕切要素154の変形を当該遊び(間隙)によって吸収して、仕切部材150全体としての変形を低減することができる。
上述したように、個々の仕切要素の大きさ及び形状並びに仕切要素の間に形成される間隙の大きさ等は、例えば、含浸部材から蒸発する燃料の蒸気と空気との混合気の着火空間から燃焼空間への流れ易さと含浸部材の近傍への燃焼ガスの逆流し難さとのバランス等を考慮して、適宜定めることができる。
以下、本発明の第4実施形態に係る蒸発式バーナ(以下、「第4バーナ」と称される場合がある。)の構成の一例につき、図面を参照しながら、より詳しく説明する。
第4バーナの構成もまた、上述した第1バーナ100乃至第3バーナの構成と基本的に同様であるので、ここでは説明を割愛する。
第4バーナにおいては、仕切部材を構成する複数の仕切要素のうち内側ハウジングの周壁に隣接する仕切要素の少なくとも一部の仕切要素が、上記周壁に固定又は係合されている。例えば、上述した第3バーナに関する説明においては言及しなかったが、図9に示した例においては、仕切部材150を構成する複数の仕切要素154のうち内側ハウジング113の周壁113aに隣接する仕切要素154が、連結部材155を介して、枠160に係合されている。この枠160は周壁113aに固定されている。従って、周壁113aに隣接する仕切要素154は、連結部材155(及び枠160)を介して、周壁113aに係合されている。
上記のような構成を有する第4バーナによれば、内側ハウジングの周壁に隣接する仕切要素のうち少なくとも一部の仕切要素を当該周壁に固定又は係合させることにより、燃焼室における仕切部材の位置を確実に定めることができる。
以下、本発明の第5実施形態に係る蒸発式バーナ(以下、「第5バーナ」と称される場合がある。)の構成の一例につき、図面を参照しながら、より詳しく説明する。
第5バーナの構成もまた、上述した第1バーナ100乃至第3バーナの構成と基本的に同様であるので、ここでは説明を割愛する。
これまで説明してきた本発明の種々の実施形態においては、例えば円形及び多角形の主面を有する平面板状の形状を有する仕切要素(係合のための貫通孔及び/又は係合部を備える仕切要素を含む)を例示してきた。しかしながら、上述したように、個々の仕切要素の大きさ及び形状並びに仕切要素の間に形成される間隙の大きさ等は、例えば、含浸部材から蒸発する燃料の蒸気と空気との混合気の着火空間から燃焼空間への流れ易さと含浸部材の近傍への燃焼ガスの逆流し難さとのバランス等を考慮して適宜定めることができる。
上記のような構成を有する第5バーナによれば、着火空間110aから燃焼空間110bへと向かう燃料の蒸気と空気との混合気の流れと比べて、燃焼空間110bから着火空間110aへと向かう燃焼ガスの流れ(逆流)が流れにくくなる。その結果、燃焼器としての性能を維持・向上しつつ、燃焼ガスの逆流に起因する失火及び/又は燃焼不良を更に低減することができる。
第5バーナにおいては、上述したように、少なくとも一部の仕切要素が、内側ハウジング113の軸方向において第1端部側(上流側)に凸状の曲面板状の形状を有している。しかしながら、これとは逆に、少なくとも一部の仕切要素が、内側ハウジング113の軸方向において第2端部側(下流側)に凸状の曲面板状の形状を有していてもよい。
Claims (13)
- 底壁と周壁とからなる有底筒状の容器である内側ハウジングによって画定される空間である燃焼室と、
前記燃焼室における前記内側ハウジングの前記底壁側の端部である第1端部に配設され且つ毛細管構造及び/又は多孔質構造を有する部材である含浸部材と、
前記含浸部材に燃料を供給して前記含浸部材に前記燃料を含浸させる燃料供給部と、
前記含浸部材から蒸発する前記燃料の蒸気を加熱して着火させる着火装置と、
前記燃焼室内において前記含浸部材よりも前記燃焼室の前記第1端部とは反対側の端部である第2端部側に前記含浸部材と所定の間隔を空けて配設された仕切部材と、
を備える蒸発式バーナであって、
前記仕切部材は、前記内側ハウジングの軸方向及び/又は前記内側ハウジングの軸方向に直交する方向において互いに間隙を空けて配設された複数の構成要素である仕切要素によって構成されており、
前記燃焼室において前記仕切部材よりも前記第1端部側に位置する空間である着火空間と、前記燃焼室において前記仕切部材よりも前記第2端部側に位置する空間である燃焼空間と、が前記複数の仕切要素の間に形成された前記間隙の少なくとも一部を介して連通している、
蒸発式バーナ。 - 請求項1に記載の蒸発式バーナであって、
前記内側ハウジングの軸方向に直交する平面への前記仕切部材の投影図において、前記複数の仕切要素が重ならない、
蒸発式バーナ。 - 請求項1に記載の蒸発式バーナであって、
前記内側ハウジングの軸方向に直交する平面への前記仕切部材の投影図において、前記複数の仕切要素のうち少なくとも一部の仕切要素が部分的に重なる、
蒸発式バーナ。 - 請求項3に記載の蒸発式バーナであって、
前記内側ハウジングの軸方向に直交する平面への前記仕切部材の投影図において、前記仕切要素が存在しない領域である貫通領域が存在する、
蒸発式バーナ。 - 請求項1乃至4の何れか1項に記載の蒸発式バーナであって、
前記複数の仕切要素のうち少なくとも一部の仕切要素は、前記内側ハウジングの軸方向に延在する柱状の形状を有する部分である支持部を備えており、且つ、前記支持部が前記含浸部材に挿入されることにより前記燃焼室における所定の位置にそれぞれ独立に固定されている、
蒸発式バーナ。 - 請求項5に記載の蒸発式バーナであって、
前記支持部は、前記含浸部材を貫通して前記着火空間に露出している露出部を有しており、且つ、前記含浸部材の前記第1端部側の表面において前記露出部がかしめられることにより前記含浸部材に係止されている、
蒸発式バーナ。 - 請求項1乃至6の何れか1項に記載の蒸発式バーナであって、
前記複数の仕切要素のうち少なくとも一部の仕切要素は、隣接する他の仕切要素と互いに係合されている、
蒸発式バーナ。 - 請求項7に記載の蒸発式バーナであって、
前記複数の仕切要素のうち少なくとも一部の仕切要素は、連結部材を介して、隣接する他の仕切要素と互いに係合されている、
蒸発式バーナ。 - 請求項1乃至8の何れか1項に記載の蒸発式バーナであって、
前記複数の仕切要素のうち前記周壁に隣接する仕切要素の少なくとも一部の仕切要素は、前記周壁に固定又は係合されている、
蒸発式バーナ。 - 請求項9に記載の蒸発式バーナであって、
前記複数の仕切要素のうち前記周壁に隣接する仕切要素の少なくとも一部の仕切要素は、連結部材を介して、前記周壁に係合されている、
蒸発式バーナ。 - 請求項1乃至10の何れか1項に記載の蒸発式バーナであって、
前記複数の仕切要素のうち少なくとも一部の仕切要素は、前記内側ハウジングの軸方向と交差する主面を有する平面板状又は曲面板状の形状を有する、
蒸発式バーナ。 - 請求項11に記載の蒸発式バーナであって、
前記複数の仕切要素のうち少なくとも一部の仕切要素は、前記内側ハウジングの軸方向と直交する主面を有する平面板状の形状を有する、
蒸発式バーナ。 - 請求項11に記載の蒸発式バーナであって、
前記複数の仕切要素のうち少なくとも一部の仕切要素は、前記内側ハウジングの軸方向において前記第1端部側又は前記第2端部側に凸状の曲面板状の形状を有する、
蒸発式バーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016208274A JP2018071807A (ja) | 2016-10-25 | 2016-10-25 | 蒸発式バーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016208274A JP2018071807A (ja) | 2016-10-25 | 2016-10-25 | 蒸発式バーナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018071807A true JP2018071807A (ja) | 2018-05-10 |
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JP2016208274A Pending JP2018071807A (ja) | 2016-10-25 | 2016-10-25 | 蒸発式バーナ |
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2016
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