JP2018070229A - 吐出キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】容器本体を鉛直方向に対して大きく傾けても、内容物をむらなく散布する。【解決手段】キャップ本体20の天壁部には、内容物が吐出される流出開口と、流出開口の開口周縁部からキャップ径方向の外側に向けて延びる下側仕切壁と、が形成され、下側仕切壁は、周方向に間隔をあけて複数形成され、互いに隣り合う下側仕切壁同士の間が流出路とされ、囲繞壁部、および蓋体10の周壁部のうちの少なくともいずれか一方に、複数の流出路に各別に連通する複数の吐出孔50が形成されるとともに、他方が吐出孔50を開閉し、囲繞壁部、および蓋体10の周壁部のうちのいずれか一方に、他方に形成された第1係合部61に、キャップ本体20および蓋体10の上下方向の相対変位に伴って係合することで、吐出孔50の開口高さを変更する第2係合部62が形成されている。【選択図】図8

Description

本発明は、吐出キャップに関するものである。
従来から、下記特許文献1に示されるようなキャップが知られている。このキャップは、容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体の流出口を開閉する蓋体と、を備えている。キャップ本体の天壁部には、内容物が吐出される吐出孔と、吐出孔の開口周縁部からキャップ径方向の外側に向けて延びる複数の仕切壁と、が形成されている。互いに隣り合う仕切壁同士の間は、内容物の流出路とされており、複数の流出路に沿って内容物を各別に流出させることで、内容物を広範囲に散布させる。
実用新案登録第3200479号公報
ところで、上記特許文献1に記載のキャップでは、容器本体を鉛直方向に対して大きく(例えば90°以上)傾けた場合に、内容物を仕切壁に確実に接触させて、内容物をむらなく分散させることについて更なる改良が求められていた。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、容器本体を鉛直方向に対して大きく傾けても、内容物をむらなく散布することができるキャップを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るキャップは、容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、有頂筒状の蓋体と、を備え、前記キャップ本体は、前記容器本体の口部を覆う天壁部と、前記天壁部の外周縁部から上方に向けて延びる囲繞壁部と、を備え、前記キャップ本体の天壁部には、内容物が吐出される流出開口と、前記流出開口の開口周縁部からキャップ径方向の外側に向けて延びる下側仕切壁と、が形成され、前記下側仕切壁は、上面視において前記流出開口の開口周縁部周りに沿う周方向に間隔をあけて複数形成され、互いに隣り合う前記下側仕切壁同士の間が流出路とされ、前記囲繞壁部、および前記蓋体の周壁部のうちの少なくともいずれか一方に、複数の前記流出路に各別に連通する複数の吐出孔が形成されるとともに、他方が前記吐出孔を開閉し、前記囲繞壁部、および前記蓋体の周壁部のうちのいずれか一方に、他方に形成された第1係合部に、前記キャップ本体および前記蓋体の上下方向の相対変位に伴って係合することで、前記吐出孔の開口高さを変更する第2係合部が形成されていることを特徴とする。
本発明のキャップによれば、第2係合部が第1係合部にキャップ本体および蓋体の上下方向の相対変位に伴って係合する。したがって、キャップ本体および蓋体の上下方向の相対変位を伴って吐出孔の開口高さを変更する過程において、蓋体の周壁部における下端が囲繞壁部の上端を上方に超え、蓋体と囲繞壁部との間に隙間が吐出孔とは別途、設けられることを、第1係合部と第2係合部とが互いに係合して抑止することができる。これにより、下側仕切壁に接触して流出路を通過した内容物を、吐出孔を通して確実に流出させることが可能になり、容器本体を鉛直方向に対して大きく傾けても内容物をむらなく散布することができる。
また、第2係合部が第1係合部に係合することで、吐出孔の開口高さを変更する。これにより、吐出孔から吐出される内容物の吐出量を調整することが可能になり、キャップの利便性を向上させることができる。
前記天壁部における前記流出開口の開口周縁部に、前記流出開口からの内容物を前記流出路に導く有頂筒状の誘導部材が立設され、前記誘導部材の周壁部に、複数の前記流出路に向けて各別に開口する連絡孔が、前記周方向に間隔をあけて複数形成されていてもよい。
この場合、誘導部材の周壁部に、連絡孔が周方向に間隔をあけて複数形成されている。したがって、容器本体を鉛直方向に対して大きく傾けたときに、流出開口を通過した内容物を、誘導部材の頂壁部から周壁部に向けて誘導し、連絡孔を導くことができる。これにより、例えば、誘導部材がなく、流出開口を通過した内容物が蓋体の頂壁部に至るまで流通するような構成に比べて、内容物を流出路に円滑に誘導することができる。その結果、内容物の流通性を確保しつつ、例えば、蓋体や囲繞壁部を上下方向に高くして吐出孔を上下方向に大きく形成することが可能になり、吐出孔の開口高さを変更する範囲を広げること等ができる。
前記誘導部材は、前記誘導部材の下端から前記流出開口の径方向の外側に突出する鍔部を介して前記天壁部における前記流出開口の開口周縁部に連結され、前記連絡孔は、前記誘導部材および前記鍔部に連続して形成されていてもよい。
この場合、連絡孔が、誘導部材および鍔部に連続して形成されている。したがって、例えば、連絡孔の開口面積を大きく確保すること等が可能になり、内容物を流出路に円滑に流通させることができる。
前記蓋体の頂壁部には、前記誘導部材の周壁部と複数の前記下側仕切壁との間に位置する中壁が配設されていてもよい。
この場合、蓋体の頂壁部に中壁が配設されている。したがって、内容物が連絡孔を通して流出路を通過したときに、蓋体の頂壁部へ向けた内容物の過度な移動を中壁によって抑制することができる。これにより、内容物を流出路に円滑に流通させることができる。
前記吐出孔は、前記蓋体の周壁部に形成されて前記囲繞壁部によって開閉される外側吐出孔を備え、前記外側吐出孔は、前記蓋体の周壁部において、前記蓋体の頂壁部との連結部分を含む部分に形成されていてもよい。
この場合、外側吐出孔が、蓋体の周壁部において、蓋体の頂壁部との連結部分を含む部分に形成されている。したがって、外側吐出孔を通過する内容物が、例えば、蓋体において、周壁部と頂壁部との間に形成される角部に引っかかること等を抑制することが可能になり、内容物の意図しない漏出を抑えることができる。すなわち、前記角部に内容物が引っかかると、傾けた容器本体を正立させたとき等に、前記角部に引っかかった内容物が意図せず漏れ出すおそれがある。
前記第2係合部は、前記蓋体の上方への更なる移動を規制する上端係合部を備え、前記蓋体の周壁部には、下方に向けて窪む凹部が形成され、前記上端係合部は、前記凹部の底面であってもよい。
この場合、上端係合部が、凹部の底面なので、キャップの構造の簡素化を図ることができる。
前記第2係合部は、前記凹部の側面に設けられた中間係合部を備えていてもよい。
この場合、中間係合部が、凹部の側面に設けられているので、キャップの構造の更なる簡素化を図ることができる。
本発明によれば、容器本体を鉛直方向に対して大きく傾けた際に、散布された内容物の量にむらが生じるのを抑制可能なキャップを提供することができる。
第1実施形態のキャップを備える吐出容器の側面図である。 図1に示す吐出容器の一部縦断面図である。 図1に示す吐出容器を正面から見た図であり、左側半分は正面図であり、右側半分は一部縦断面図である。 図1に示す吐出容器の上面図であり、上側半分は蓋体をキャップ本体から開放した状態を示し、下側半分は蓋体をキャップ本体に被せた状態を示す。 図1に示す吐出容器を構成するキャップにおいて、蓋体を規制片に組み付ける状態を説明する縦断面図である。 図1に示す吐出容器において、規制片を離脱させた状態を示す側面図である。 図6に示す吐出容器の正面図である。 図1に示す吐出容器におけるキャップのうち蓋体をヒンジ部回りに回動させ、中間係合部を第1係合部に係合させた状態を示す側面図である。 図8に示す吐出容器の一部縦断面図である。 図8に示す吐出容器を正面から見た図であり、左側半分は正面図であり、右側半分は一部縦断面図である。 図8に示す吐出容器から内容物を吐出する状態を示す一部縦断面図である。 図1に示す吐出容器におけるキャップのうち蓋体をヒンジ部回りに回動させ、上端係合部を第1係合部に係合させた状態を示す側面図である。 図12に示す吐出容器の一部縦断面図である。 図12に示す吐出容器を正面から見た図であり、左側半分は正面図であり、右側半分は一部縦断面図である。 図12に示す吐出容器から内容物を吐出する状態を示す一部縦断面図である。 第2実施形態のキャップを備える吐出容器の側面図である。 図16に示す吐出容器の一部縦断面図である。 図16に示す吐出容器を正面から見た図であり、左側半分は正面図であり、右側半分は一部縦断面図である。 図16に示す吐出容器の上面図であり、上側半分は蓋体をキャップ本体から開放した状態を示し、下側半分は蓋体をキャップ本体に被せた状態を示す。 図16に示す吐出容器において、規制片を離脱させた状態を示す側面図である。 図20に示す吐出容器の正面図である。 図16に示す吐出容器におけるキャップのうち蓋体をヒンジ部回りに回動させ、中間係合部を第1係合部に係合させた状態を示す側面図である。 図22に示す吐出容器を正面から見た図であり、左側半分は正面図であり、右側半分は一部縦断面図である。 図22に示す吐出容器から内容物を吐出する状態を示す一部縦断面図である。 図16に示す吐出容器におけるキャップのうち蓋体をヒンジ部回りに回動させ、上端係合部を第1係合部に係合させた状態を示す側面図である。 図25に示す吐出容器を正面から見た図であり、左側半分は正面図であり、右側半分は一部縦断面図である。 図25に示す吐出容器から内容物を吐出する状態を示す一部縦断面図である。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態に係るキャップの構成を、図1〜図15を参照しながら説明する。
図1〜図7に示すように、キャップ1は、粉状あるいは顆粒状などの内容物を収容する容器本体2に装着されるキャップであり、例えば合成樹脂などからなる。キャップ1および容器本体2は、内容物を吐出する吐出容器を構成する。キャップ1は、容器本体2の口部3に装着される有頂筒状のキャップ本体20と、操作部18が形成された有頂筒状の蓋体10と、蓋体10およびキャップ本体20を互いに連結するヒンジ部30と、キャップ本体20に連結された規制片40と、を備える。図示の例では、キャップ本体20、蓋体10、ヒンジ部30および規制片40は、一体に成形されている。
ここで本実施形態では、キャップ本体20の中心軸線(以下、キャップ軸Oという)に沿う方向を上下方向といい、上下方向の容器本体2側を下側といい、キャップ1側を上側という。また、上下方向に沿う上側から見た上面視において、キャップ軸Oに直交する方向をキャップ径方向といい、キャップ軸O周りに周回する方向をキャップ周方向という。
図2に示すように、操作部18とヒンジ部30とは、キャップ軸Oを挟んでキャップ径方向で互いに対向している。キャップ径方向のうち、操作部18とヒンジ部30とが互いに対向する方向を前後方向といい、前後方向のうち操作部18側を前側といい、その反対側を後側という。また、上下方向および前後方向に直交する方向を左右方向という。
キャップ本体20は、容器本体2の口部3を覆う天壁部21を有する。天壁部21は、容器本体2の口部3における上端開口縁に接触し、この口部3を閉塞している。図4に示すように、天壁部21は上面視で、短辺が前後方向に延び、かつ長辺が左右方向に延びる矩形状に形成されている。
図2に示すように、天壁部21には、天壁部21から下方に向けて延びる外嵌筒部22および内側筒部27と、内容物が吐出される流出開口23と、天壁部21から上方に向けて突出する下側仕切壁24および後側仕切壁26と、天壁部21から上方に向けて突出する囲繞壁部(外周部)29および誘導部材31と、が形成されている。
外嵌筒部22は、口部3に外嵌している。内側筒部27は、外嵌筒部22のキャップ径方向内側に形成され、口部3内に嵌合している。外嵌筒部22および内側筒部27は、いずれも円筒状に形成されている。
流出開口23は、天壁部21を上下方向に貫通する。流出開口23は、キャップ軸Oより前側に位置している。図4に示すように、流出開口23は、上面視で前後方向よりも左右方向に長く、前側に向けて膨出するD字状に形成されている。流出開口23の開口周縁部は、直線部23aおよび曲線部23bを有する。直線部23aは、左右方向に沿って延びている。曲線部23bは、直線部23aより前側に配設され、かつ前側に向けて凸に形成されている。直線部23aと曲線部23bの左右方向の長さは、互いに同等である。
図2および図4に示すように、囲繞壁部29は、天壁部21の外周縁部から上方に向けて延びている。囲繞壁部29は、キャップ周方向の全周にわたって連続して延びている。囲繞壁部29は、前側に位置する前壁部29aと、後側に位置する後壁部29bと、左右方向の両側に位置する一対の側壁部29cと、を備えている。
後側仕切壁26は、左右方向に沿って延在している。後側仕切壁26は、流出開口23よりも後側に配置されている。後側仕切壁26の左右方向の両端部26aは、囲繞壁部29に連結されている。前記両端部26aは、一対の側壁部29cに各別に連結されている。後側仕切壁26は、囲繞壁部29のキャップ径方向内側の空間を、前後方向に区画する。
後側仕切壁26の左右方向の両端部26aは、左右方向の中央部26bよりも前側に位置している。後側仕切壁26の前記両端部26aと前記中央部26bとは、前後方向に延びる段差壁26cを介して連結されている。前記両端部26aは、前記中央部26bよりも前後方向に大きい。
後側仕切壁26には、摺動面26dが形成されている。摺動面26dは、後側仕切壁26の前記両端部26aの前面および前記中央部26bの前面にそれぞれ設けられている。摺動面26dは、下方から上方に向かうに従い漸次、後側に向けて延びている。摺動面26dは、側面視で前側に向けて突となる湾曲形状に形成されている。
下側仕切壁24は、流出開口23の開口周縁部における曲線部23bからキャップ径方向の外側に向けて延びている。下側仕切壁24におけるキャップ径方向の外側の端部は、前壁部29aに連結されている。下側仕切壁24は、上面視において、曲線部23b周りに沿う周方向に間隔をあけて複数形成され、互いに隣り合う下側仕切壁24同士の間が内容物の流出路25とされている。なお、本実施形態では、前記周方向の最も外側に位置する下側仕切壁24と、後側仕切壁26と、の間も内容物の流出路25とされている。
誘導部材31は、天壁部21における流出開口23の開口周縁部に立設されている。誘導部材31は、流出開口23からの内容物を流出路25に導く。誘導部材31は、有頂筒状に形成されている。誘導部材31の頂壁部31aは、上面視で流出開口23と相似形状に形成されている。頂壁部31aの上面視形状は、流出開口23の上面視形状よりも小さい。誘導部材31の下端は、天壁部21よりも下方に位置している。
誘導部材31は、鍔部35を介して天壁部21における流出開口23の開口周縁部に連結されている。鍔部35は、誘導部材31の下端から、流出開口23の径方向の外側に突出している。鍔部35は、環状に形成されている。鍔部35は、前記径方向の外側に向かうに従い上方に延びている。鍔部35における前記径方向の外側の端部が、前記開口周縁部に連結されている。
誘導部材31の周壁部31bには、連絡孔36が形成されている。連絡孔36は、前記周方向に間隔をあけて複数形成されている。複数の連絡孔36は、複数の流出路25に向けて各別に開口する。複数の連絡孔36は、複数の流出路25と前記周方向に沿って同等の位置に配置されている。各連絡孔36は、誘導部材31および鍔部35に連続して形成されている。連絡孔36は、誘導部材31の周壁部31bにおける上端と、鍔部35における上端と、を結ぶように連続して形成されている。
複数の連絡孔36では、連絡孔36の前記周方向の大きさ(幅)が、前記周方向の中央に位置する連絡孔36から前記周方向の外側に位置する連絡孔36の順に、漸次大きくなっている。これにより、前記周方向の中央に位置する連絡孔36を内容物が集中して通過することを抑え、内容物を前記周方向に分散させ易くすることができる。
蓋体10は、キャップ本体20に対してヒンジ部30周りに上方に回動可能である。ヒンジ部30は、流出開口23をキャップ径方向に挟んだ下側仕切壁24の反対側に配設されている。蓋体10は、キャップ軸Oと直交する平面内に延在する板状の頂壁部11と、頂壁部11の外周縁から下方に向けて延びる周壁部12と、を有する。
頂壁部11は、上面視において前後方向に延びる短辺と左右方向に延びる長辺とを有する矩形の板状に形成されている。周壁部12は、前側に位置する前周壁12aと、後側に位置する後周壁12bと、左右方向の両側に位置する一対の側周壁12cと、を備えている。
蓋体10は、頂壁部11から下方に向けて突出する中壁14、および前側仕切壁16と、先述の操作部18と、を有する。
中壁14は、頂壁部11に一体に配設されている。中壁14は、誘導部材31の周壁部31bと複数の下側仕切壁24との間に位置する。中壁14の外周面は、上面視で流出開口23と同様のD字状に形成されており、流出開口23の直線部23aに沿う平面部14aと、流出開口23の曲線部23bに沿う曲面部14bと、を有する。中壁14は、筒状に形成され、誘導部材31を外側から覆っている。中壁14の下端部は、流出開口23内に嵌合されている。
前側仕切壁16は、前後方向において中壁14と後側仕切壁26との間に配設されており、左右方向に沿って延びている。頂壁部11からの下方に向けた突出量については、中壁14よりも前側仕切壁16の方が小さい。前側仕切壁16は、蓋体10がヒンジ部30周りに回動するときに、摺動面26d上を摺動する。
操作部18は、周壁部12の前周壁12aの下端部のうち、左右方向における中央部に形成されている。操作部18は、周壁部12から前方に向けて突出する板状に形成されている。
図1から図4に示すように、規制片40は、キャップ本体20に離脱可能に連結されている。規制片40は、キャップ本体20に対する蓋体10の上方への移動を規制する。規制片40は、キャップ周方向に延びる帯状に形成されている。規制片40は、上面視でC字状に形成されている。規制片40は、前周壁12aを前側から覆っている。規制片40は、一対の側周壁12cを左右方向から覆っている。規制片40は、弱化部41を介してキャップ本体20に連結されている。弱化部41は、規制片40の下端部と天壁部21の外周縁とを連結している。
規制片40には、係止舌部42が設けられている。係止舌部42は、規制片40における左右方向の中央部に設けられている。前記中央部には、左右方向に間隔をあけて設けられた一対の縦孔43が設けられている。縦孔43は、規制片40を前後方向に貫通している。縦孔43は、下方に向けて開口している。係止舌部42は、一対の縦孔43の間に設けられている。係止舌部42の下端には、操作部18が下方から係止している。
なお本実施形態では、図5に示すように、キャップ1の成型後に蓋体10をキャップ本体20に対してヒンジ部30周りに前側に回転させ、操作部18が、係止舌部42を弾性変形させながら係止舌部42を上方から下方に乗り越えることで、操作部18が、係止舌部42に下方から係止する。
図1から図4に示すように、囲繞壁部29、および蓋体10の周壁部12のうちの少なくともいずれか一方には、複数の流出路25に各別に連通する複数の吐出孔50が形成されるとともに、他方が吐出孔50を開閉する。本実施形態では、吐出孔50は、蓋体10の周壁部12に形成された外側吐出孔51を備えている。外側吐出孔51は、囲繞壁部29によって開閉される。外側吐出孔51は、キャップ周方向に間隔をあけて複数配置されている。各外側吐出孔51は、複数の流出路25とキャップ周方向(前記周方向)に同等の位置に配置されている。外側吐出孔51は、前周壁12aおよび一対の側周壁12cに設けられている。外側吐出孔51が一対の側周壁12cに設けられていることにより、キャップ1が左右方向に振られたときにも内容物が外側吐出孔51から吐出される。
外側吐出孔51は、蓋体10の周壁部12において、蓋体10の頂壁部11との連結部分を含む部分に形成されている。外側吐出孔51は、左右方向よりも上下方向に長い長穴状に形成されている。外側吐出孔51は、蓋体10の頂壁部11および周壁部12に連続して形成されている。外側吐出孔51は、上方から下方に向かうに従い漸次、キャップ周方向に小さくなっている。
図4および図6に示すように、囲繞壁部29、および蓋体10の周壁部12のうちのいずれか一方に、他方に形成された第1係合部61に各別に係合する複数の第2係合部62が形成されている。複数の第2係合部62は、第1係合部61にキャップ本体20および蓋体10の上下方向の相対変位に伴って各別に係合することで、吐出孔50の開口高さを変更する。
本実施形態では、第1係合部61が囲繞壁部29に形成され、第2係合部62が周壁部12に形成されている。第1係合部61および第2係合部62は、正面視において操作部18の右側および左側にそれぞれ配設されている。各第1係合部61および各第2係合部62は、前後方向において互いに同等の位置に配設されている。各第1係合部61および第2係合部62は、前後方向においてキャップ軸Oと同等の位置に配設されている。
第1係合部61は、囲繞壁部29の外周面からキャップ径方向の外側に向けて突出する。第1係合部61は、一対の側壁部29cの上端部から左右方向の外側に向けて突出している。側壁部29cにおいて第1係合部61よりも下方に位置する部分には、切り欠き部63が形成されている。切り欠き部63は、下方に向けて開口している。
図6に示すように、蓋体10の周壁部12には、下方に向けて窪む凹部64が形成されている。凹部64は、囲繞壁部29を左右方向に貫通している。凹部64内には、第1係合部61が配置されている。第1係合部61の前後両端部は、凹部64の側面64bに対してそれぞれ前後方向に離間している。
凹部64の底面64aは、上方を向いて前後方向に延びている。凹部64の側面64bは、底面64aにおける前後方向の両端部から上方に向けて延びている。一対の側面64bのうち、前側に位置する前側面64cは、上下方向に真直に延び、後側に位置する後側面64dは、上方に向かうに従い漸次、後側に向けて延びている。後側面64dは、側面視で前側に向けて突となる湾曲形状に形成されている。
第2係合部62は、上端係合部62aと、中間係合部62bと、を備える。上端係合部62aは、凹部64の底面64aであり、中間係合部62bは、凹部64の側面64bに設けられている。
上端係合部62aは、蓋体10の上方への更なる移動を規制する。上端係合部62aは、第1係合部61の下方に配設され、かつ第1係合部61と上下方向で対向している。
中間係合部62bは、後側面64dに設けられている。中間係合部62bは、後側面64dから前方に向けて突出する突起である。中間係合部62bは、第1係合部61に上下方向に係止する。中間係合部62bは、第1係合部61を上下方向に乗り越え可能である。
次に、以上のように構成されたキャップ1の作用について説明する。
図2に示すように、蓋体10の移動が規制片40によって規制されている未開封状態では、外側吐出孔51が前壁部29aによってキャップ径方向の内側から覆われている。またこのとき、流出開口23内に中壁14が嵌合され、流出開口23が閉塞されている。
キャップ1を使用するときには、まず、規制片40をキャップ本体20から引き離して弱化部41を破断させ、規制片40をキャップ本体20から離脱させる。これにより、図6および図7に示すように、キャップ1が開封され、キャップ本体20からの蓋体10の離脱の規制が解除される。
図6に示す状態から、操作部18を操作して蓋体10をキャップ本体20に対して上方に移動させると、図8に示すように、第1係合部61と中間係合部62bとが上下方向で互いに当接する。この状態では、図9および図10に示すように、蓋体10の外側吐出孔51の下端が、前壁部29aの上端よりも下方に位置し、外側吐出孔51が半開となっている。また、中壁14が流出開口23から離脱し、中壁14の前側部分の下端が、誘導部材31の上端よりも下方に位置している。その結果、連絡孔36のうち、上下方向の中央部よりも上側に位置する部分が、中壁14によってキャップ径方向の外側から覆われており、連絡孔36は半開となっている。また、前側仕切壁16の下端部が、後側仕切壁26の摺動面26d上を摺動している。
図11に示すように、第1係合部61と中間係合部62bとが互いに当接した状態で、容器本体2を傾けると、内容物が、連絡孔36および流出路25を通して外側吐出孔51から吐出される。
その後、蓋体10をキャップ本体20に対して更に上方に移動させて第1係合部61に中間係合部62bを乗り越えさせると、図12に示すように、第1係合部61と上端係合部62aとが上下方向で互いに当接する。これにより、蓋体10がキャップ本体20に対して更に上方移動するのが抑制される。この状態では、図13および図14に示すように、蓋体10の外側吐出孔51の下端が、前壁部29aの上端よりも上方に位置し、外側吐出孔51が全開となっている。前周壁12aの下端は、前壁部29aの上端よりも下方に位置している。また、上下方向において、中壁14の前側部分の下端の位置が、誘導部材31の上端の位置と同等となっている。連絡孔36は、中壁14によってキャップ径方向の外側から覆われておらず、連絡孔36が全開となっている。また、前側仕切壁16の下端部が、後側仕切壁26の摺動面26d上を継続して摺動しており、前側仕切壁16の下端部と、後側仕切壁26の上端部とが、前後方向で近接若しくは当接している。
図15に示すように、第1係合部61と上端係合部62aとが当接した状態で、容器本体2を傾けると、内容物が、連絡孔36および流出路25を通して外側吐出孔51から吐出される。このとき、第1係合部61と中間係合部62bとが互いに当接した状態に比べて、内容物の吐出量が多くなる。
以上説明したように、本実施形態によるキャップ1によれば、第2係合部62が第1係合部61にキャップ本体20および蓋体10の上下方向の相対変位に伴って係合する。したがって、キャップ本体20および蓋体10の上下方向の相対変位を伴って吐出孔50の開口高さを変更する過程において、蓋体10の周壁部12における下端が囲繞壁部29の上端を上方に超え、蓋体10と囲繞壁部29との間に隙間が吐出孔50とは別途、設けられることを、第1係合部61と第2係合部62とが互いに係合して抑止することができる。これにより、下側仕切壁24に接触して流出路25を通過した内容物を、吐出孔50を通して確実に流出させることが可能になり、容器本体2を鉛直方向に対して大きく傾けても内容物をむらなく散布することができる。
また、複数の第2係合部62が第1係合部61に各別に係合することで、吐出孔50の開口高さを変更する。これにより、吐出孔50から吐出される内容物の吐出量を調整することが可能になり、キャップ1の利便性を向上させることができる。
また、誘導部材31の周壁部31bに、連絡孔36が前記周方向に間隔をあけて複数形成されている。したがって、容器本体2を鉛直方向に対して大きく傾けたときに、流出開口23を通過した内容物を、誘導部材31の頂壁部31aから周壁部31bに向けて誘導し、連絡孔36を導くことができる。これにより、例えば、誘導部材31がなく、流出開口23を通過した内容物が蓋体10の頂壁部11に至るまで流通するような構成に比べて、内容物を流出路25に円滑に誘導することができる。その結果、内容物の流通性を確保しつつ、例えば、蓋体10や囲繞壁部29を上下方向に高くして吐出孔50を上下方向に大きく形成することが可能になり、吐出孔50の開口高さを変更する範囲を広げること等ができる。
また、連絡孔36が、誘導部材31および鍔部35に連続して形成されている。したがって、例えば、連絡孔36の開口面積を大きく確保すること等が可能になり、内容物を流出路25に円滑に流通させることができる。
また、蓋体10の頂壁部11に中壁14が配設されている。したがって、内容物が連絡孔36を通して流出路25を通過したときに、蓋体10の頂壁部11へ向けた内容物の過度な移動を中壁14によって抑制することができる。これにより、内容物を流出路25に円滑に流通させることができる。
また、外側吐出孔51が、蓋体10の周壁部12において、蓋体10の頂壁部11との連結部分を含む部分に形成されている。したがって、外側吐出孔51を通過する内容物が、例えば、蓋体10において、周壁部12と頂壁部11との間に形成される角部に引っかかること等を抑制することが可能になり、内容物の意図しない漏出を抑えることができる。すなわち、前記角部に内容物が引っかかると、傾けた容器本体2を正立させたとき等に、前記角部に引っかかった内容物が意図せず漏れ出すおそれがある。
また、上端係合部62aが、凹部64の底面64aなので、キャップ1の構造の簡素化を図ることができる。
また、中間係合部62bが、凹部64の側面64bに設けられているので、キャップ1の構造の更なる簡素化を図ることができる。
また、正面視において、第1係合部61および第2係合部62が左右両側にそれぞれ配設されているため、操作部18を操作して蓋体10をキャップ本体20に対して上方に回動させた際、例えば、蓋体10がキャップ本体20に対して所定量を超えて上方に回動すること等を、第1係合部61および第2係合部62が左右両側で係合して抑制する。これにより、蓋体10をキャップ本体20に対して上方に回動させた際の蓋体10の姿勢が安定し、下側仕切壁24と蓋体10の周壁部12との上下方向における位置関係が安定することで、流出開口23から吐出された内容物が下側仕切壁24に接触せずに流出するのをより確実に防止することができる。
また、第1係合部61と第2係合部62が係合して蓋体10の上方への回動を抑制した状態で、前側仕切壁16の下端部と、後側仕切壁26の上端部とが、前後方向で近接若しくは当接するため、流出開口23から吐出された内容物が後側仕切壁26の後側の空間に入り込むのを防止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態のキャップ70を、図16〜図27を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図16から図21に示すように、本実施形態に係るキャップ70では、吐出孔50は、囲繞壁部29、および蓋体10の周壁部12の両方に設けられている。吐出孔50は、前記外側吐出孔51と、囲繞壁部29に形成された内側吐出孔52と、を備えている。内側吐出孔52は、蓋体10の周壁部12によって開閉される。
内側吐出孔52は、前壁部29aにおいて、下側仕切壁24が連結されていない部分(以下、「非連結部分」という。)に形成されている。内側吐出孔52は、前記非連結部分の上下方向の全域にわたって形成されている。なお外側吐出孔51は、前壁部29aにおいて、下側仕切壁24が連結されている部分と、キャップ周方向(前記周方向)に同等の位置に配置されている。また本実施形態では、外側吐出孔51の開口面積が、内側吐出孔52の開口面積よりも小さい。
図17および図19に示すように、蓋体10は、頂壁部11から下方に向けて突出する上側仕切壁15を更に有する。上側仕切壁15は複数形成されている。各上側仕切壁15は、中壁14の外周面における曲面部14bからキャップ径方向の外側に向けて延びている。各上側仕切壁15は、上面視において、中壁14の曲面部14bから前方に向けて放射状に延びる上側放射状部15aと、上側放射状部15aの前端部から前方に向けて延び、かつ前後方向に沿って延びる上側平行部15bと、を有する。各上側仕切壁15は、隣接する各下側仕切壁24に周方向で各別に当接若しくは近接している。
前記キャップ70の未開封状態では、外側吐出孔51が前壁部29aによってキャップ径方向の内側から覆われ、内側吐出孔52が前周壁12aによってキャップ径方向の外側から覆われている。
図22から図24に示すように、キャップ70を開封して第1係合部61と中間係合部62bとを上下方向で互いに当接させると、外側吐出孔51が全開となる一方、内側吐出孔52は半開となっている。この状態で、容器本体2を傾けると、内容物が、連絡孔36および流出路25を通して外側吐出孔51および内側吐出孔52それぞれから吐出される。この状態から蓋体10をキャップ本体20に対して上昇させ、図25から図27に示すように、第1係合部61と上端係合部62aとを上下方向で互いに当接させると、内側吐出孔52の開口高さが大きくなる。なお本実施形態では、内容物は、主に内側吐出孔52から吐出され、外側吐出孔51から補助的に吐出される。このキャップ70において、外側吐出孔51がなくてもよい。
以上説明したように、本実施形態によるキャップ70によれば、蓋体10に下側仕切壁24に前記周方向で各別に当接若しくは近接する複数の上側仕切壁15が形成されているため、下側仕切壁24より上方に移動した内容物の流動方向の乱れを、上側仕切壁15により整えることができる。さらに、第1係合部61と第2係合部62とが互いに係合して、上側仕切壁15の下端が下側仕切壁24の上端よりも上方に移動するのを抑止することで、上側仕切壁15と下側仕切壁24とが上下方向に連続して配設され、より確実に内容物の流動方向の乱れを整えることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態ではキャップ本体20に対してヒンジ部30周りに回動する蓋体10を用いたが、これに限られず、蓋体10とキャップ本体20とを別体に形成し、蓋体10をキャップ本体20に対して上方にスライド移動させてもよい。
また、前記実施形態では第1係合部61と第2係合部62とが係合することで、蓋体10のキャップ本体20に対する所定量以上の上方移動を抑制したが、蓋体10またはキャップ本体20を弾性変形させることで第1係合部61と第2係合部62との係合を解除して、蓋体10をキャップ本体20の上方から大きく退避させて用いてもよい。
また、前記実施形態では、第1係合部61および第2係合部62が正面視で操作部18の左右両側に1つずつ配設されていたが、第1係合部61および第2係合部62は右側あるいは左側のどちらか一方にのみ配設されていてもよい。あるいは、3つ以上の第1係合部61および第2係合部62を配設してもよい。
また、第1係合部61および第2係合部62の形態は上記に限られない。例えば、囲繞壁部29を左右方向に貫通する貫通孔を係合部とし、蓋体10の周壁部12からキャップ径方向の内側に向けて突出する突部を第2係合部として、貫通孔である係合部に突部である第2係合部を挿通させて蓋体10の所定量以上の上方移動を規制する等してもよい。
また、中壁14や上側仕切壁15、誘導部材31がなくてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1、70 キャップ
2 容器本体
3 口部
10 蓋体
11 頂壁部
12 周壁部
14 中壁
20 キャップ本体
21 天壁部
23 流出開口
24 下側仕切壁
25 流出路
29 囲繞壁部
31 誘導部材
31a 頂壁部
31b 周壁部
35 鍔部
36 連絡孔
50 吐出孔
51 外側吐出孔
61 第1係合部
62 第2係合部
62a 上端係合部
62b 中間係合部
64 凹部
64a 底面
64b 側面

Claims (7)

  1. 容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、
    有頂筒状の蓋体と、を備え、
    前記キャップ本体は、前記容器本体の口部を覆う天壁部と、前記天壁部の外周縁部から上方に向けて延びる囲繞壁部と、を備え、
    前記キャップ本体の天壁部には、内容物が吐出される流出開口と、前記流出開口の開口周縁部からキャップ径方向の外側に向けて延びる下側仕切壁と、が形成され、
    前記下側仕切壁は、上面視において前記流出開口の開口周縁部周りに沿う周方向に間隔をあけて複数形成され、互いに隣り合う前記下側仕切壁同士の間が流出路とされ、
    前記囲繞壁部、および前記蓋体の周壁部のうちの少なくともいずれか一方に、複数の前記流出路に各別に連通する複数の吐出孔が形成されるとともに、他方が前記吐出孔を開閉し、
    前記囲繞壁部、および前記蓋体の周壁部のうちのいずれか一方に、他方に形成された第1係合部に、前記キャップ本体および前記蓋体の上下方向の相対変位に伴って係合することで、前記吐出孔の開口高さを変更する第2係合部が形成されていることを特徴とするキャップ。
  2. 前記天壁部における前記流出開口の開口周縁部に、前記流出開口からの内容物を前記流出路に導く有頂筒状の誘導部材が立設され、
    前記誘導部材の周壁部に、複数の前記流出路に向けて各別に開口する連絡孔が、前記周方向に間隔をあけて複数形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記誘導部材は、前記誘導部材の下端から前記流出開口の径方向の外側に突出する鍔部を介して前記天壁部における前記流出開口の開口周縁部に連結され、
    前記連絡孔は、前記誘導部材および前記鍔部に連続して形成されていることを特徴とする請求項2に記載のキャップ。
  4. 前記蓋体の頂壁部には、前記誘導部材の周壁部と複数の前記下側仕切壁との間に位置する中壁が配設されていることを特徴とする請求項2または3に記載のキャップ。
  5. 前記吐出孔は、前記蓋体の周壁部に形成されて前記囲繞壁部によって開閉される外側吐出孔を備え、
    前記外側吐出孔は、前記蓋体の周壁部において、前記蓋体の頂壁部との連結部分を含む部分に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のキャップ。
  6. 前記第2係合部は、前記蓋体の上方への更なる移動を規制する上端係合部を備え、
    前記蓋体の周壁部には、下方に向けて窪む凹部が形成され、
    前記上端係合部は、前記凹部の底面であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のキャップ。
  7. 前記第2係合部は、前記凹部の側面に設けられた中間係合部を備えていることを特徴とする請求項6に記載のキャップ。
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