JP2018069157A - 静電噴霧装置、飛行体、及び静電噴霧方法 - Google Patents

静電噴霧装置、飛行体、及び静電噴霧方法 Download PDF

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慎二 八塚
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Abstract

【課題】安定した噴霧動作を行なうことができ、作物に薬液をムラなく付着させることができる静電噴霧装置、飛行体、及び静電噴霧方法を提供する。【解決手段】本実施の形態に係る静電噴霧装置1は、帯電した液体を噴霧する静電噴霧装置1において、液体を噴霧する複数の噴霧ノズル21と、一の噴霧ノズル21の周辺に配され、正に帯電し、前記一の噴霧ノズル21から噴霧される液体を負に帯電させるための一の帯電部22と、他の噴霧ノズル21の周辺に配され、負に帯電し、前記他の噴霧ノズル21から噴霧される液体を正に帯電させるための他の帯電部22と、前記一の帯電部22及び前記他の帯電部22を帯電させる電源部15とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、帯電した液体を噴霧する静電噴霧装置、飛行体、及び静電噴霧方法に関する。
従来、圃場に薬液(液体)を散布するために、静電噴霧装置が用いられる(例えば特許文献1参照)。
この静電噴霧装置は、薬液を噴霧する噴霧ノズルと、噴霧ノズルの周辺に配された電極(帯電部)と、電極に高電圧を印加する電源部とを備えている。噴霧ノズルから噴霧される薬液は、電極に印加された電圧の極性とは逆の極性に帯電する。帯電した薬液は圃場に向けて噴霧され、静電効果により、圃場に植えられた作物にムラなく付着する。
特開2008−194673号公報
以上の如き静電噴霧装置に安定した噴霧動作を行なわせるためには、電源部の接地が必要である。電源部は、アース線を介して電源部のアース端子と圃場とを接続することによって接地される。
しかしながら、例えば静電噴霧装置が作業者に背負われて、又は飛行体に搭載されて、移動しながら薬液を噴霧する場合、電源部を圃場に接地できないことがある。また、絶縁性を有するシートで覆われた圃場(いわゆるマルチを引いた圃場)に静電噴霧装置が薬液を噴霧する場合も、電源部を圃場に接地できないことがある。
一方、例えばポット栽培されている作物のように、接地されていない状態にある作物の場合、作物に付着した薬液によって、薬液の極性と同じ極性の電荷が作物に溜まる。すると、静電効果が損なわれるので、作物に薬液をムラなく付着させることができない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、安定した噴霧動作を行なうことができ、作物に液体をムラなく付着させることができる静電噴霧装置、飛行体、及び静電噴霧方法を提供することにある。
本実施の形態に係る静電噴霧装置は、帯電した液体を噴霧する静電噴霧装置において、液体を噴霧する複数の噴霧ノズルと、一の噴霧ノズルの周辺に配され、正に帯電し、前記一の噴霧ノズルから噴霧される液体を負に帯電させるための一の帯電部と、他の噴霧ノズルの周辺に配され、負に帯電し、前記他の噴霧ノズルから噴霧される液体を正に帯電させるための他の帯電部と、前記一の帯電部及び前記他の帯電部を帯電させる電源部とを備えることを特徴とする。
本実施の形態に係る静電噴霧装置は、前記電源部は、正電圧を出力する出力端子が前記一の帯電部に接続され、アース端子が前記他の帯電部に接続された正電源装置、及び負電圧を出力する出力端子が前記他の帯電部に接続され、アース端子が前記一の帯電部に接続された負電源装置の何れか一方であることを特徴とする。
本実施の形態に係る静電噴霧装置は、前記電源部は、正電圧を出力する出力端子が前記一の帯電部に接続された正電源装置、及び負電圧を出力する出力端子が前記他の帯電部に接続された負電源装置を有し、前記正電源装置及び前記負電源装置夫々のアース端子が互いに接続されていることを特徴とする。
本実施の形態に係る静電噴霧装置は、前記一の帯電部に印加される正電圧の絶対値と前記他の帯電部に印加される負電圧の絶対値とが等しいことを特徴とする。
本実施の形態に係る飛行体は、本実施の形態に係る静電噴霧装置を備えることを特徴とする。
本実施の形態に係る静電噴霧方法は、帯電した液体を噴霧する静電噴霧方法において、正に帯電した液体及び負に帯電した液体を噴霧する静電噴霧装置を用い、前記正に帯電した液体及び前記負に帯電した液体を、同じ圃場の異なる位置に向けて噴霧することを特徴とする。
本実施の形態にあっては、一の噴霧ノズル及び他の噴霧ノズルから、同じ圃場の異なる位置に向けて、液体が噴霧される。
一の噴霧ノズルの周辺に配された一の帯電部は、電源部によって正に帯電する。故に、一の噴霧ノズルから噴霧される液体は負に帯電する。一方、他の噴霧ノズルの周辺に配された他の帯電部は、電源部によって負に帯電する。故に、他の噴霧ノズルから噴霧される液体は正に帯電する。
噴霧ノズルからの噴霧により、同じ圃場に植えられている一の作物に正に帯電した液体が付着し、他の作物に負に帯電した液体が付着する。これは、一の帯電部から他の作物へ負の電荷が移動し、他の帯電部から一の作物へ正の電荷が移動したことに相当する。
以上の結果、静電噴霧装置に形成されている電気回路では、他の帯電部から一の帯電部へ正の電荷が移動する。これと共に、他の帯電部から一の作物へ正の電荷が移動し、一の作物から圃場を通って他の作物へ正の電荷が移動し、他の作物から一の帯電部へ正の電荷が移動する、仮想的な電気回路が生じる。
故に、電源部の接地を省略したとしても、静電噴霧装置に安定した噴霧動作を行なわせることができる。
また、異なる極性に帯電した作物同士の間で電荷がやり取りされるので、各作物に、液体の極性と同じ極性の電荷が溜まる虞がない。従って、静電効果により、作物に液体をムラなく付着させることができる。
本実施の形態にあっては、電源部が正電源装置及び負電源装置の何れか一方なので、電源部の構成は簡易である。
正電源装置のアース端子は他の帯電部に接続されている。又は、負電源装置のアース端子は一の帯電部に接続されている。即ち、アース端子に発生する電圧が有効利用される。故に、アース線を介してアース端子と圃場とを接続する必要がない。
本実施の形態にあっては、電源部が正電源装置及び負電源装置を有する。
正電源装置のアース端子と負電源装置のアース端子とは互いに接続されている。故に、正電源装置のアース端子に発生する負電圧と負電源装置のアース端子に発生する正電圧とが互いに打ち消し合う。故に、アース線を介してアース端子と圃場とを接続する必要がない。
本実施の形態にあっては、一の帯電部及び他の帯電部夫々に印加される電圧の絶対値が等しい。故に、前述した電気回路において、特段の問題なく電荷が移動する。
本実施の形態にあっては、静電噴霧装置が備える電源部の接地を省略したとしても、飛行体を用いて液体の空中散布を行なうことができる。
本実施の形態の静電噴霧装置、飛行体、及び静電噴霧方法による場合、安定した噴霧動作を行なうことができ、作物に液体をムラなく付着させることができる。
実施の形態1に係る静電噴霧装置の要部を示すブロック図である。 実施の形態1に係る飛行体の外観を略示する斜視図である。 実施の形態2に係る静電噴霧装置の要部を示すブロック図である。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態 1.
図1は、実施の形態1に係る静電噴霧装置の要部を示すブロック図である。
図中1は静電噴霧装置であり、静電噴霧装置1は、第1ノズルユニット11、第2ノズルユニット12、タンク13、ポンプ14、及び電源部15を備える。
第1ノズルユニット11は、噴霧ノズル21及び帯電部22を備える。
噴霧ノズル21の先端部には噴霧口が設けられている。噴霧ノズル21の基端部には、供給管を介して、タンク13が接続されている。供給管の中途にはポンプ14が設けられている。
タンク13には、薬液(液体)が貯留される。タンク13に貯留される薬液は、例えば液状の農薬である。タンク13に貯留されている薬液は、ポンプ14によって加圧されて噴霧ノズル21に供給される。噴霧ノズル21に供給された薬液は、噴霧ノズル21の噴霧口から噴霧される。
帯電部22は、噴霧ノズル21から適長離隔し、且つ、噴霧ノズル21から噴霧される薬液の噴霧領域に臨むように、噴霧ノズル21の周辺に配されている。図1に示す帯電部22は環状電極であり、噴霧領域を囲んでいる。
第2ノズルユニット12も、第1ノズルユニット11と同様に、噴霧ノズル21及び帯電部22を備える。第1ノズルユニット11と第2ノズルユニット12との差異は、後述するように帯電部22,22に印加される高電圧の極性が異なることである。
電源部15は、出力端子15a及びアース端子15bを有する正電源装置である。電源部15は、出力端子15aから正の高電圧を出力する。このとき、アース端子15bに負の高電圧が発生する。
出力端子15aは、導線を介して、第1ノズルユニット11の帯電部22に接続される。この結果、帯電部22に正の高電圧が印加されるので、帯電部22は正に帯電する(図中「+」)。第1ノズルユニット11の噴霧ノズル21及び帯電部22は、本実施の形態に係る一の噴霧ノズル及び一の帯電部として機能する。
アース端子15bは、導線を介して、第2ノズルユニット12の帯電部22に接続される。この結果、帯電部22に負の高電圧が印加されるので、帯電部22は負に帯電する(図中「−」)。第2ノズルユニット12の噴霧ノズル21及び帯電部22は、本実施の形態に係る他の噴霧ノズル及び他の帯電部として機能する。
第1ノズルユニット11の帯電部22に印加される正電圧の絶対値と第2ノズルユニット12の帯電部22に印加される負電圧とは互いに等しい。
電源部15は接地されていない。
なお、電源部15は負電源装置であってもよい。この場合、電源部15は出力端子15aから負の高電圧を出力する。アース端子15bには正の高電圧が発生する。故に、出力端子15aが第2ノズルユニット12の帯電部22に接続され、アース端子15bが第1ノズルユニット11の帯電部22に接続される。すると、第1ノズルユニット11の帯電部22に正の高電圧が印加され、第2ノズルユニット12の帯電部22に負の高電圧が印加される。
電源部15は正電源装置及び負電源装置の何れか一方なので、電源部15の構成は簡易である。
以上のような静電噴霧装置1を用いる場合、電源部15の作動に伴い、第1ノズルユニット11の帯電部22が正に帯電すると共に、第2ノズルユニット12の帯電部22が負に帯電する。また、ポンプ14の作動に伴い、第1ノズルユニット11及び第2ノズルユニット12の噴霧ノズル21,21夫々から薬液が噴霧される。この場合、第1ノズルユニット11の噴霧ノズル21から噴霧される薬液は負に帯電し、第2ノズルユニット12の噴霧ノズル21から噴霧される薬液は正に帯電する。この結果、第1ノズルユニット11及び第2ノズルユニット12から、負に帯電した薬液及び正に帯電した薬液が同時的に噴霧される。
静電噴霧装置1は、圃場3に向けて用いられる。
圃場3は、例えば一般的な田畑である。図1には、圃場3に、作物31,32が植えられている場合が例示されている。作物31は、圃場3の一部に植えられており、作物32は、圃場3の他の一部に植えられている。作物31,32は同じ種類の作物であってもよく、異なる種類の作物であってもよい。
次に、本実施の形態に係る静電噴霧方法について説明する。
第1ノズルユニット11の噴霧ノズル21は圃場3の一部に向けられ、第2ノズルユニット12の噴霧ノズル21は圃場3の他の一部に向けられる。そして、圃場3の一部に向けて負に帯電した薬液が噴霧され、圃場3の他の一部に向けて正に帯電した薬液が噴霧される。
この場合、圃場3の一部に植えられている作物31に、負に帯電した薬液が付着し、圃場3の他の一部に植えられている作物32に、正に帯電した薬液が付着する。このとき、負に帯電した薬液が付着した作物31は、負の電荷が溜まることによって負に帯電する。一方、正に帯電した薬液が付着した作物32は、正の電荷が溜まることによって正に帯電する。故に、第1ノズルユニット11の噴霧ノズル21から噴霧された薬液が作物31に付着することは、第1ノズルユニット11の帯電部22から作物31へ負の電荷が移動することに相当する。換言すれば、これは、作物31から第1ノズルユニット11の帯電部22へ正の電荷が移動することに相当する。一方、第2ノズルユニット12の噴霧ノズル21から噴霧された薬液が作物32に付着することは、第2ノズルユニット12の帯電部22から作物32へ正の電荷が移動することに相当する。
圃場3に植えられている作物31,32は、何れも接地された状態にある。また、作物31,32は同じ圃場3に植えられているので、土を介して互いに電気的に接続されている。故に、作物32から土へ正の電荷が移動し、土から作物31へ正の電荷が移動する(図1中に示す二点鎖線で描かれた矢符参照)。
ところで、第1ノズルユニット11の帯電部22と第2ノズルユニット12の帯電部22とは、電源部15及び導線を介して接続されている。故に、負に帯電されている帯電部22から正に帯電されている帯電部22へ正の電荷が移動する。
以上の結果、静電噴霧装置1に形成されている電気回路では、電源部15の働きにより、第2ノズルユニット12の帯電部22から第1ノズルユニット11の帯電部22に正の電荷が移動する。これに伴い、第2ノズルユニット12の帯電部22から作物32へ正の電荷が移動し、作物32から圃場3を介して作物31へ正の電荷が移動し、作物31から第1ノズルユニット11の帯電部22へ正の電荷が移動する、仮想的な電気回路が生じる。
故に、電源部15の接地を省略したとしても、第1ノズルユニット11の帯電部22は安定して正に帯電し、第2ノズルユニット12の帯電部22は安定して負に帯電する。従って、静電噴霧装置1に安定した噴霧動作を行なわせることができる。アース端子15bに発生する高電圧は第2ノズルユニット12の帯電部22にて有効利用されるので、アース線を介してアース端子15bと圃場3とを接続する必要はない。
また、作物31,32間で電荷がやり取りされるので、作物31,32夫々に、薬液の極性と同じ極性の電荷が溜まる虞がない。従って、静電効果により、作物31,32夫々に薬液をムラなく付着させることができる。
帯電部22,22夫々に印加される高電圧の絶対値は等しいので、静電噴霧装置1に形成されている電気回路、及び、前述の仮想的な電気回路夫々において、特段の問題なく電荷が移動する。
なお、静電噴霧装置1は第1ノズルユニット11及び第2ノズルユニット12を複数個ずつ備えていてもよい。
ここで、静電噴霧装置1が飛行体に搭載されている場合に着いて述べる。
図2は、実施の形態1に係る飛行体の外観を略示する斜視図である。
図中4は飛行体であり、飛行体4は、筐体41、複数の腕部42,42,…、複数の回転翼43,43,…、複数の脚部44,44,…、複数の支持杆45,45,…、及び静電噴霧装置1を備える。
筐体41には、静電噴霧装置1のタンク13、ポンプ14、及び電源部15が収容されている。
腕部42,42,…夫々は、筐体41の天部から横向きに突出している。図2には、4本の腕部42,42,…が、筐体41の天部を中心に十字状に配されている場合が示されている。
各腕部42の先端部には、回転翼43が設けられている。回転翼43,43,…の回転によって、飛行体4は飛行する。
脚部44,44,…夫々は、筐体41の底部から下向きに突出している。図2には、4本の脚部44,44,…が、腕部42,42,…の下方に配されている場合が示されている。飛行体4が着陸した場合、脚部44,44,…は地面に接触する。
各脚部44からは、支持杆45が横向きに突出している。図2には、4本の支持杆45,45,…が、筐体41を中心に十字状に配されている場合が示されている。
支持杆45には、第1ノズルユニット11及び第2ノズルユニット12の何れか一方が、支持杆45の長さ方向に複数個ずつ並設されている。4本の支持杆45,45,…の内、一方の隣り合う2本の支持杆45,45には第1ノズルユニット11,11,…が設けられており、他方の隣り合う2本の支持杆45,45には第2ノズルユニット12,12,…が設けられている。支持杆45,45,…夫々は、飛行体4の脚部44,44,…が地面に接触している場合でも各第1ノズルユニット11及び第2ノズルユニット12が地面から離隔するよう、脚部44,44,…に配されている。
脚部44,44,…及び支持杆45,45,…には、各噴霧ノズル21とタンク13とを接続する供給管及び各帯電部22と電源部15とを接続する導線とが内蔵されている。
なお、支持杆45は筐体41から突出していてもよい。
各第1ノズルユニット11及び第2ノズルユニット12は、噴霧ノズル21の噴霧口が下向きになるように、支持杆45に設けられている。故に、噴霧ノズル21に供給された薬液は、噴霧ノズル21の噴霧口から下向きに噴霧される。
静電噴霧装置1は、飛行体4の飛行中に、正に帯電した薬液及び負に帯電した薬液を、同じ圃場3の異なる位置に向けて噴霧する。即ち、飛行体4に搭載された静電噴霧装置1は、薬液を空中散布することができる。
なお、静電噴霧装置1は飛行体4に搭載されている構成に限定されない。例えば、静電噴霧装置1は、背負い式噴霧機、自走式噴霧機、又は手押し式噴霧機として構成されてもよい。
圃場3の表面は、絶縁性を有するシートに覆われていてもよい。
また、圃場3は、絶縁性を有するポットに土が収容されたものでもよい。このような圃場3に植えられている作物31,32は、何れも接地されていない状態にある。しかしながら、作物31,32は同じ圃場3に植えられているので、ポットに収容されている土を介して互いに電気的に接続されている。故に、作物32から作物31へ正の電荷が移動する。従って、作物31,32夫々に、薬液の極性と同じ極性の電荷が溜まる虞がない。
圃場3は土耕栽培の圃場に限定されず、水耕栽培の圃場でもよい。
帯電部22は環状電極に限定されない。例えば帯電部22は2本の平行な被覆導線でもよい。この場合、帯電部22は、噴霧ノズル21から噴霧される薬液の噴霧領域を挟むように、噴霧ノズル21の周辺に配される。
実施の形態 2.
図3は、実施の形態2に係る静電噴霧装置1の要部を示すブロック図である。
本実施の形態の静電噴霧装置1は、実施の形態1の静電噴霧装置1と略同様の構成である。本実施の形態の静電噴霧装置1は、実施の形態1の静電噴霧装置1と略同様の作用効果を奏する。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
電源部15は、正電源装置151及び負電源装置152を有する。
正電源装置151は、出力端子15c及びアース端子15dを有する。正電源装置151は出力端子15cから正の高電圧を出力する。アース端子15dには負の高電圧が発生する。正電源装置151が出力端子15aから出力した正の高電圧は、第1ノズルユニット11の帯電部22に印加される。この結果、第1ノズルユニット11の帯電部22が正に帯電する。
負電源装置152は、出力端子15e及びアース端子15fを有する。負電源装置152は出力端子15eから負の高電圧を出力する。アース端子15fには正の高電圧が発生する。負電源装置152が出力端子15eから出力した負の高電圧は、第2ノズルユニット12の帯電部22に印加される。この結果、第2ノズルユニット12の帯電部22が負に帯電する。
正電源装置151が出力する正電圧と負電源装置152が出力する負電圧とは、互いに絶対値が等しい。
正電源装置151のアース端子15dと負電源装置152のアース端子15fとは、導線を介して互いに接続されている。故に、アース端子15dに発生する負電圧とアース端子15fに発生する正電圧とが互いに打ち消し合うので、アース線を介してアース端子15d,15fと圃場3とを接続する必要はない。
なお、電源部15が備える正電源装置151,151,…の個数と負電源装置152,152,…の個数との合計は3個以上であってもよい。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
各実施の形態に開示されている構成要件(技術的特徴)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせによって新しい技術的特徴を形成することができる。
1 静電噴霧装置
15 電源部
151 正電源装置
152 負電源装置
15a,15c,15e 出力端子
15b,15d,15f アース端子
21 噴霧ノズル
22 帯電部
3 圃場
4 飛行体

Claims (6)

  1. 帯電した液体を噴霧する静電噴霧装置において、
    液体を噴霧する複数の噴霧ノズルと、
    一の噴霧ノズルの周辺に配され、正に帯電し、前記一の噴霧ノズルから噴霧される液体を負に帯電させるための一の帯電部と、
    他の噴霧ノズルの周辺に配され、負に帯電し、前記他の噴霧ノズルから噴霧される液体を正に帯電させるための他の帯電部と、
    前記一の帯電部及び前記他の帯電部を帯電させる電源部と
    を備えることを特徴とする静電噴霧装置。
  2. 前記電源部は、
    正電圧を出力する出力端子が前記一の帯電部に接続され、アース端子が前記他の帯電部に接続された正電源装置、及び
    負電圧を出力する出力端子が前記他の帯電部に接続され、アース端子が前記一の帯電部に接続された負電源装置
    の何れか一方であることを特徴とする請求項1に記載の静電噴霧装置。
  3. 前記電源部は、
    正電圧を出力する出力端子が前記一の帯電部に接続された正電源装置、及び
    負電圧を出力する出力端子が前記他の帯電部に接続された負電源装置
    を有し、
    前記正電源装置及び前記負電源装置夫々のアース端子が互いに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の静電噴霧装置。
  4. 前記一の帯電部に印加される正電圧の絶対値と
    前記他の帯電部に印加される負電圧の絶対値とが等しいことを特徴とする請求項2又は3に記載の静電噴霧装置。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載の静電噴霧装置を備えることを特徴とする飛行体。
  6. 帯電した液体を噴霧する静電噴霧方法において、正に帯電した液体及び負に帯電した液体を噴霧する静電噴霧装置を用い、前記正に帯電した液体及び前記負に帯電した液体を、同じ圃場の異なる位置に向けて噴霧することを特徴とする静電噴霧方法。
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